JPH0657126A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0657126A JPH0657126A JP20902392A JP20902392A JPH0657126A JP H0657126 A JPH0657126 A JP H0657126A JP 20902392 A JP20902392 A JP 20902392A JP 20902392 A JP20902392 A JP 20902392A JP H0657126 A JPH0657126 A JP H0657126A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- weight
- component
- polyamide
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)共役ジエン化合物単位及びビニル芳香
族化合物単位を含有し、かつビニル芳香族化合物と共役
ジエン化合物の重量比が60/30を超え97/3以下
である組成のブロック共重合体樹脂、(B)ポリフェニ
レンエーテル、(C)ポリアミド、(D)ゴム状重合体
および(E)分子内にカルボン酸基、酸無水物基、エポ
キシ基、アミノ基または水酸基を有する化合物を溶融混
練した樹脂組成物であって、連続相中に(B)成分が平
均粒子径0.1〜2μmの分散相として存在し、かつ積
算粒子量の80%が粒子径3μm以下である事を特徴と
する樹脂組成物。 【効果】 本発明の樹脂組成物は、本来のポリフェニレ
ンエーテル、ポリアミドおよびゴム状重合体からなる組
成物の優れた耐熱性、成形加工性、耐油性、機械的特性
を、さらに向上させることが出来る。さらに成形機内滞
留時の物性低下や、再生による物性低下のない材料を提
供する事が出来る。
族化合物単位を含有し、かつビニル芳香族化合物と共役
ジエン化合物の重量比が60/30を超え97/3以下
である組成のブロック共重合体樹脂、(B)ポリフェニ
レンエーテル、(C)ポリアミド、(D)ゴム状重合体
および(E)分子内にカルボン酸基、酸無水物基、エポ
キシ基、アミノ基または水酸基を有する化合物を溶融混
練した樹脂組成物であって、連続相中に(B)成分が平
均粒子径0.1〜2μmの分散相として存在し、かつ積
算粒子量の80%が粒子径3μm以下である事を特徴と
する樹脂組成物。 【効果】 本発明の樹脂組成物は、本来のポリフェニレ
ンエーテル、ポリアミドおよびゴム状重合体からなる組
成物の優れた耐熱性、成形加工性、耐油性、機械的特性
を、さらに向上させることが出来る。さらに成形機内滞
留時の物性低下や、再生による物性低下のない材料を提
供する事が出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的性質、耐熱性、
成形加工性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
成形加工性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテル樹脂は、寸法安
定性、電気的特性、高荷重下での耐熱変形性、耐水性な
どに優れた樹脂であり、工業的にはポリスチレン系樹脂
とブレンドされた形で幅広く利用されているが、耐油性
および成形加工性に劣るという大きな欠点を有してい
る。
定性、電気的特性、高荷重下での耐熱変形性、耐水性な
どに優れた樹脂であり、工業的にはポリスチレン系樹脂
とブレンドされた形で幅広く利用されているが、耐油性
および成形加工性に劣るという大きな欠点を有してい
る。
【0003】これに対し、ポリアミド樹脂は、機械的強
度、耐油性、耐熱性等に優れ、最も代表的なエンジニア
リングプラスチックの1つとして、多量に利用されてい
る。しかしながら、このポリアミド樹脂は寸法安定性、
吸湿性、高荷重下での耐熱変形性、乾燥時の耐衝撃性な
どの性質が他のプラスチックに比べて低いという欠点を
有している。
度、耐油性、耐熱性等に優れ、最も代表的なエンジニア
リングプラスチックの1つとして、多量に利用されてい
る。しかしながら、このポリアミド樹脂は寸法安定性、
吸湿性、高荷重下での耐熱変形性、乾燥時の耐衝撃性な
どの性質が他のプラスチックに比べて低いという欠点を
有している。
【0004】このため、前記の両樹脂のそれぞれの長所
を生かし、両者の欠点を相補うことを目的として、両樹
脂をブレンドすることが試みられ、これまで種々の組成
物が提案されている。例えば両樹脂を単純にブレンドし
たもの、特に溶融混合したブレンド樹脂が開示されてい
る(特公昭45−997号公報、特公昭59−4166
3号公報)。しかしながら、ポリフェニレンエーテルと
ポリアミドとは本来相溶しにくく、このような単純にブ
レンドしたものでは、機械的強度に優れた成形品を得る
ことができない。
を生かし、両者の欠点を相補うことを目的として、両樹
脂をブレンドすることが試みられ、これまで種々の組成
物が提案されている。例えば両樹脂を単純にブレンドし
たもの、特に溶融混合したブレンド樹脂が開示されてい
る(特公昭45−997号公報、特公昭59−4166
3号公報)。しかしながら、ポリフェニレンエーテルと
ポリアミドとは本来相溶しにくく、このような単純にブ
レンドしたものでは、機械的強度に優れた成形品を得る
ことができない。
【0005】そのために、ポリフェニレンエーテル及び
ポリアミドと共に、相溶性改良剤としてスチレン系化合
物とα、β−不飽和ジカルボン酸無水物との共重合体を
配合し、さらに耐衝撃改良剤としてゴム状物質を添加し
た組成物(特公昭59−33614号公報)やポリフェ
ニレンエーテル及びポリアミドと共に、他の成分として
分子内に、(a) 炭素−炭素二重結合または三重結合
及び(b) カルボキシル基や酸無水物基などの官能基
を有する化合物を添加し、溶融混練りして得られた組成
物(特公昭60−11966号公報)さらに、ゴム状物
質を添加した組成物(特公昭56−49753号公報)
が提案されている。しかしながら、これらの方法によっ
て得られた組成物においても、十分な衝撃強度が得られ
ない。一方、耐衝撃性を改良する方法として、分子内に
炭素−炭素二重結合および酸無水物、カルボン酸、アミ
ノ基、ヒドロキシ基を有する化合物により官能化された
ポリフェニレンエーテルとポリアミドを溶融混合するこ
とからなる方法(特開昭63−500803号公表)が
提案されている。しかしながら、この方法によって得ら
れた樹脂組成物は、耐衝撃性が向上する反面、成形流動
性が劣り、また成形機内に滞留することにより、耐衝撃
性が低下するという欠点を有している。
ポリアミドと共に、相溶性改良剤としてスチレン系化合
物とα、β−不飽和ジカルボン酸無水物との共重合体を
配合し、さらに耐衝撃改良剤としてゴム状物質を添加し
た組成物(特公昭59−33614号公報)やポリフェ
ニレンエーテル及びポリアミドと共に、他の成分として
分子内に、(a) 炭素−炭素二重結合または三重結合
及び(b) カルボキシル基や酸無水物基などの官能基
を有する化合物を添加し、溶融混練りして得られた組成
物(特公昭60−11966号公報)さらに、ゴム状物
質を添加した組成物(特公昭56−49753号公報)
が提案されている。しかしながら、これらの方法によっ
て得られた組成物においても、十分な衝撃強度が得られ
ない。一方、耐衝撃性を改良する方法として、分子内に
炭素−炭素二重結合および酸無水物、カルボン酸、アミ
ノ基、ヒドロキシ基を有する化合物により官能化された
ポリフェニレンエーテルとポリアミドを溶融混合するこ
とからなる方法(特開昭63−500803号公表)が
提案されている。しかしながら、この方法によって得ら
れた樹脂組成物は、耐衝撃性が向上する反面、成形流動
性が劣り、また成形機内に滞留することにより、耐衝撃
性が低下するという欠点を有している。
【0006】これらの方法によって得られたポリフェニ
レンエーテル系樹脂とポリアミド系樹脂より成る樹脂組
成物は、優れた耐熱性、成形加工性、耐油性、耐有機溶
剤性、寸法安定性を有し、自動車部品、電気・電子部
品、機械部品等広い分野で使用されてきた。しかしなが
ら、このように、ポリフェニレンエーテルとポリアミド
を成分とする従来の組成物は、物性上なんらかの欠点を
有し、成形流動性と耐衝撃性のバランスのとれた物性を
もつ樹脂組成物は、これまで見い出されていなかった。
さらに、樹脂組成物は多くの場合、成形機内で加熱溶融
されたのち、成形され、実用に供せられるので、成形機
内に滞留することにより、物性低下、特に耐衝撃性の低
下が生じないような安定性を有する樹脂組成物を開発す
る事は、工業的に極めて重要である。一方、これらの目
的を改良するため、特開昭64−79258号公報に、
ゴム状物質として特定の水添ブロック共重合体を含む組
成物および、さらに特定の変性ブロック共重合体を含む
組成物が提案されている。しかし、このような方法で得
られた組成物は、成形機内滞留時の物性低下の改良は十
分ではない。また、このような樹脂組成物は、その成形
品を使用した後、粉砕され押出機などにより再度ペレッ
ト状の樹脂組成物としてリサイクル使用される事が多
く、再生による物性低下のない材料を提供する事が望ま
れている。
レンエーテル系樹脂とポリアミド系樹脂より成る樹脂組
成物は、優れた耐熱性、成形加工性、耐油性、耐有機溶
剤性、寸法安定性を有し、自動車部品、電気・電子部
品、機械部品等広い分野で使用されてきた。しかしなが
ら、このように、ポリフェニレンエーテルとポリアミド
を成分とする従来の組成物は、物性上なんらかの欠点を
有し、成形流動性と耐衝撃性のバランスのとれた物性を
もつ樹脂組成物は、これまで見い出されていなかった。
さらに、樹脂組成物は多くの場合、成形機内で加熱溶融
されたのち、成形され、実用に供せられるので、成形機
内に滞留することにより、物性低下、特に耐衝撃性の低
下が生じないような安定性を有する樹脂組成物を開発す
る事は、工業的に極めて重要である。一方、これらの目
的を改良するため、特開昭64−79258号公報に、
ゴム状物質として特定の水添ブロック共重合体を含む組
成物および、さらに特定の変性ブロック共重合体を含む
組成物が提案されている。しかし、このような方法で得
られた組成物は、成形機内滞留時の物性低下の改良は十
分ではない。また、このような樹脂組成物は、その成形
品を使用した後、粉砕され押出機などにより再度ペレッ
ト状の樹脂組成物としてリサイクル使用される事が多
く、再生による物性低下のない材料を提供する事が望ま
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
フェニレンエーテル、ポリアミドを基本成分とする樹脂
組成物において、成形流動性と耐衝撃性のバランスを大
幅に向上せしめ、かつ成形時の熱安定性および再生使用
時に物性低下の少ない優れた樹脂組成物を提供すること
である。
フェニレンエーテル、ポリアミドを基本成分とする樹脂
組成物において、成形流動性と耐衝撃性のバランスを大
幅に向上せしめ、かつ成形時の熱安定性および再生使用
時に物性低下の少ない優れた樹脂組成物を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発発明者らは、上記課
題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ポリフェニ
レンエーテル、ポリアミド及びゴム状重合体の特定の割
合の樹脂成分にたいし、ポリフェニレンエーテル、特定
の脂肪族化合物および特定のブロック共重合体樹脂を溶
融混合したのち、ポリアミドを溶融混合する方法により
得られた樹脂組成物が、その目的を達成し得る事を見い
出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ポリフェニ
レンエーテル、ポリアミド及びゴム状重合体の特定の割
合の樹脂成分にたいし、ポリフェニレンエーテル、特定
の脂肪族化合物および特定のブロック共重合体樹脂を溶
融混合したのち、ポリアミドを溶融混合する方法により
得られた樹脂組成物が、その目的を達成し得る事を見い
出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、(A)共役ジエン化合物
を主体とする重合体ブロックを少なくとも1個、および
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックを少な
くとも、1個含有し、かつビニル芳香族化合物と共役ジ
エン化合物の重量比が60/30を超え97/3以下で
ある組成のブロック共重合体樹脂を 0.1〜10重量
%と(B)ポリフェニレンエーテル25〜70重量%、
(C)ポリアミド 25〜70重量%、および(D)ゴ
ム状重合体 1〜35重量%とからなる樹脂組成物 1
00重量部に、(E)分子内にカルボン酸基、酸無水物
基、エポキシ基、アミノ基または水酸基を有する化合物
0.05〜5重量部 を含む混合物を溶融混練してな
る樹脂組成物であって、(A)ブロック共重合体樹脂、
(B)ポリフェニレンエーテル、(E)分子内にカルボ
ン酸基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ基または水酸
基を有する化合物を同時に溶融混練し前段樹脂組成物を
生成させ、次いで該前段樹脂組成物を(C)ポリアミド
と溶融混練した樹脂組成物であって、(D)ゴム状重合
体を前段樹脂組成物製造時および/または(C)ポリア
ミドと同時に配合し溶融混練する事を特徴とし、(C)
成分が連続相を形成し、この連続相中に(B)成分が平
均粒子径0.1〜2μmの分散相として存在し、かつ積
算粒子量の80%が粒子径 3μm以下である事を特徴
とする樹脂組成物を提供する事である。
を主体とする重合体ブロックを少なくとも1個、および
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックを少な
くとも、1個含有し、かつビニル芳香族化合物と共役ジ
エン化合物の重量比が60/30を超え97/3以下で
ある組成のブロック共重合体樹脂を 0.1〜10重量
%と(B)ポリフェニレンエーテル25〜70重量%、
(C)ポリアミド 25〜70重量%、および(D)ゴ
ム状重合体 1〜35重量%とからなる樹脂組成物 1
00重量部に、(E)分子内にカルボン酸基、酸無水物
基、エポキシ基、アミノ基または水酸基を有する化合物
0.05〜5重量部 を含む混合物を溶融混練してな
る樹脂組成物であって、(A)ブロック共重合体樹脂、
(B)ポリフェニレンエーテル、(E)分子内にカルボ
ン酸基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ基または水酸
基を有する化合物を同時に溶融混練し前段樹脂組成物を
生成させ、次いで該前段樹脂組成物を(C)ポリアミド
と溶融混練した樹脂組成物であって、(D)ゴム状重合
体を前段樹脂組成物製造時および/または(C)ポリア
ミドと同時に配合し溶融混練する事を特徴とし、(C)
成分が連続相を形成し、この連続相中に(B)成分が平
均粒子径0.1〜2μmの分散相として存在し、かつ積
算粒子量の80%が粒子径 3μm以下である事を特徴
とする樹脂組成物を提供する事である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて(A)成分として用いられる ブロック共重合体
樹脂とは、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロッ
クを少なくとも1個、およびビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックを少なくとも、1個含有し、かつ
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物の重量比が60
/30を超え97/3以下である組成のブロック共重合
体樹脂である。
おいて(A)成分として用いられる ブロック共重合体
樹脂とは、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロッ
クを少なくとも1個、およびビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックを少なくとも、1個含有し、かつ
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物の重量比が60
/30を超え97/3以下である組成のブロック共重合
体樹脂である。
【0011】該ブロック共重合体樹脂を構成する共役ジ
エン化合物単位としては、例えばブタジエン単位、イソ
プレン単位、1、3−ペンタジエン単位などが挙げら
れ、これらの単位は1種類含まれてもよいが、特にブタ
ジエン単位が好適である。また、このブロック共重合体
樹脂を構成するビニル芳香族化合物単位としては、例え
ば、スチレン単位、α−メチルスチレン単位、ビニルト
ルエン単位などが挙げられ、これらの単位は1種含まれ
ていてもよいし、2種含まれてもよいが、特にスチレン
単位が好ましい。このブロック共重合体樹脂の分子構造
については特に制限はなく、例えば直鎖状、分岐状、放
射状、あるいはこれらの任意の組合せのいずれであって
もよい。さらに、該ブロック共重合体樹脂に関してはビ
ニル芳香族化合物単位の含有率の平均値が前記範囲内で
あれば、ビニル芳香族化合物単位の含有率が異なる2種
以上のブロック共重合体樹脂を使用する事もできる。
エン化合物単位としては、例えばブタジエン単位、イソ
プレン単位、1、3−ペンタジエン単位などが挙げら
れ、これらの単位は1種類含まれてもよいが、特にブタ
ジエン単位が好適である。また、このブロック共重合体
樹脂を構成するビニル芳香族化合物単位としては、例え
ば、スチレン単位、α−メチルスチレン単位、ビニルト
ルエン単位などが挙げられ、これらの単位は1種含まれ
ていてもよいし、2種含まれてもよいが、特にスチレン
単位が好ましい。このブロック共重合体樹脂の分子構造
については特に制限はなく、例えば直鎖状、分岐状、放
射状、あるいはこれらの任意の組合せのいずれであって
もよい。さらに、該ブロック共重合体樹脂に関してはビ
ニル芳香族化合物単位の含有率の平均値が前記範囲内で
あれば、ビニル芳香族化合物単位の含有率が異なる2種
以上のブロック共重合体樹脂を使用する事もできる。
【0012】ブロック共重合体樹脂中のビニル芳香族化
合物単位の含有率が60重量%未満であったり97重量
%を超えた場合、粒子径を小さくかつ安定化させる効果
がほとんど発揮されない。(A)成分のブロック共重合
体樹脂の役割は、連続相である(C)成分のポリアミド
中に分散している(B)成分のポリフェニレンエーテル
粒子を小さくする事と、粒径分布がそろった樹脂組成物
が得られる事にある。さらに(A)成分により、成形機
内滞留時やさらに該樹脂組成物を再生使用する際に分散
相の粒子径の安定化効果を高める事が電子顕微鏡による
観察結果から確認されている。
合物単位の含有率が60重量%未満であったり97重量
%を超えた場合、粒子径を小さくかつ安定化させる効果
がほとんど発揮されない。(A)成分のブロック共重合
体樹脂の役割は、連続相である(C)成分のポリアミド
中に分散している(B)成分のポリフェニレンエーテル
粒子を小さくする事と、粒径分布がそろった樹脂組成物
が得られる事にある。さらに(A)成分により、成形機
内滞留時やさらに該樹脂組成物を再生使用する際に分散
相の粒子径の安定化効果を高める事が電子顕微鏡による
観察結果から確認されている。
【0013】本発明に従って得られた組成物が、かかる
顕著な効果の発現する理由は、明確ではないが、ポリフ
ェニレンエーテルとポリアミドとの間の(E)成分を介
した反応生成物に加えて(E)成分を介したブロック共
重合体−ポリアミド反応生成物が、分散相を小さく、さ
らに安定化しているのではないかと推定される。すなわ
ち、この(A)成分の分散剤としての作用によりポリフ
ェニレンエーテルとポリアミドとからなる組成物の優れ
た性能が発現するだけでなく、さらに分散粒子径の安定
化効果により諸性能の安定性が増大するものと信じられ
る。
顕著な効果の発現する理由は、明確ではないが、ポリフ
ェニレンエーテルとポリアミドとの間の(E)成分を介
した反応生成物に加えて(E)成分を介したブロック共
重合体−ポリアミド反応生成物が、分散相を小さく、さ
らに安定化しているのではないかと推定される。すなわ
ち、この(A)成分の分散剤としての作用によりポリフ
ェニレンエーテルとポリアミドとからなる組成物の優れ
た性能が発現するだけでなく、さらに分散粒子径の安定
化効果により諸性能の安定性が増大するものと信じられ
る。
【0014】本発明において(B)成分として用いられ
るポリフェニレンエーテルは、下記一般式(1)、
るポリフェニレンエーテルは、下記一般式(1)、
【0015】
【化1】
【0016】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、同一
または異なるアルキル基、アリール基、ハロゲン、水素
などの残基を示し、nは重合度を表す。)で示される繰
り返し単位からなる重合体である。その具体例として
は、ポリ(2、6−ジメチル−1、4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−エチルーフェニレン)
エーテル、ポリ(2、6−ジエチル−1、4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−nプロピル−
1、4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−nブチル−1、4−フェニレン)エーテル、ポリ(2
−エチル−6−イソプロピル−1、4−フェニン)エー
テル、ポリ(2−メチル−6−クロル−1、4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ヒドロキシエ
チル−1、4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−クロロエチル−1、4−フェニレン)エーテル
などの単独重合体及び、それらの繰り返し単位からなる
共重合体などがあげられる。
または異なるアルキル基、アリール基、ハロゲン、水素
などの残基を示し、nは重合度を表す。)で示される繰
り返し単位からなる重合体である。その具体例として
は、ポリ(2、6−ジメチル−1、4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−エチルーフェニレン)
エーテル、ポリ(2、6−ジエチル−1、4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−nプロピル−
1、4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−nブチル−1、4−フェニレン)エーテル、ポリ(2
−エチル−6−イソプロピル−1、4−フェニン)エー
テル、ポリ(2−メチル−6−クロル−1、4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ヒドロキシエ
チル−1、4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−クロロエチル−1、4−フェニレン)エーテル
などの単独重合体及び、それらの繰り返し単位からなる
共重合体などがあげられる。
【0017】又、これらのポリフェニレンエーテルは、
その重合度が単独重合体、共重合体ともに固有粘度
〔η〕(クロロホルム溶液、30℃)で0.30〜1.
5、好ましくは0.40〜1.0の範囲のものが好適に
用いられる。本発明において(C)成分として用いられ
るポリアミドは、ポリマー主鎖にアミド結合{ −NH
−C(=0)− }を有するものであって、加熱溶融
出来る物であれば、いずれも使用可能である。
その重合度が単独重合体、共重合体ともに固有粘度
〔η〕(クロロホルム溶液、30℃)で0.30〜1.
5、好ましくは0.40〜1.0の範囲のものが好適に
用いられる。本発明において(C)成分として用いられ
るポリアミドは、ポリマー主鎖にアミド結合{ −NH
−C(=0)− }を有するものであって、加熱溶融
出来る物であれば、いずれも使用可能である。
【0018】その代表的なものとしては、4−ナイロ
ン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、12−ナイロ
ン、6,10−ナイロン、テレフタル酸とヘキサメチレ
ンジアミンからのポリアミド、アジピン酸とメタキシル
レンジアミンからのポリアミド、アジピン酸とアゼライ
ン酸及び2,2’−ビス(p−アミノシクロヘキシル)
−プロパンからのポリアミド、テレフタル酸と4,4’
−ジアミノジシクロヘキシルメタンかたのポリアミドお
よびこれらの共重合ナイロンがあげられる。これらの中
で、6−ナイロン、6,6−ナイロン、6−6,6共重
合ナイロンの単独使用または併用が好ましい。
ン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、12−ナイロ
ン、6,10−ナイロン、テレフタル酸とヘキサメチレ
ンジアミンからのポリアミド、アジピン酸とメタキシル
レンジアミンからのポリアミド、アジピン酸とアゼライ
ン酸及び2,2’−ビス(p−アミノシクロヘキシル)
−プロパンからのポリアミド、テレフタル酸と4,4’
−ジアミノジシクロヘキシルメタンかたのポリアミドお
よびこれらの共重合ナイロンがあげられる。これらの中
で、6−ナイロン、6,6−ナイロン、6−6,6共重
合ナイロンの単独使用または併用が好ましい。
【0019】本発明において(D)成分として用いられ
るゴム状重合体としては、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、水素化スチレン−ブタジエンブロック共重
合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、水素化
スチレン−イソプレンブロック共重合体、エチレン−プ
ロピレンエラストマー、エチレン系アイオノマー樹脂、
ゴム状のコアと非ゴム状ポリマーのシェルからなるコア
・シェルポリマー等であり、特にスチレン−ブタジエン
ブロック共重合体、及びブタジエン部分の一部又は全て
が水素化されたスチレン−ブタジエンブロック共重合体
が好ましい。また、これらのゴム状重合体を、エポキシ
化合物や不飽和カルボン酸およびその誘導体などで変性
したものを用いることもできる。
るゴム状重合体としては、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、水素化スチレン−ブタジエンブロック共重
合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、水素化
スチレン−イソプレンブロック共重合体、エチレン−プ
ロピレンエラストマー、エチレン系アイオノマー樹脂、
ゴム状のコアと非ゴム状ポリマーのシェルからなるコア
・シェルポリマー等であり、特にスチレン−ブタジエン
ブロック共重合体、及びブタジエン部分の一部又は全て
が水素化されたスチレン−ブタジエンブロック共重合体
が好ましい。また、これらのゴム状重合体を、エポキシ
化合物や不飽和カルボン酸およびその誘導体などで変性
したものを用いることもできる。
【0020】本発明組成物における(A)ブロック共重
合体樹脂、(B)ポリフェニレンエーテル、(C)ポリ
アミド、(D)ゴム状重合体の配合割合については、前
記(A)、(B)、(C)および(D)成分の合計量に
基づき、(A)ブロック共重合体樹脂が0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲で(B)ポリ
フェニレンエーテルが25〜70重量%、好ましくは3
0〜60重量%、(C)ポリアミドが25〜70重量
%、好ましくは30〜60重量%、(D)ゴム状重合体
が1〜35重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲に
なるように選ぶ必要がある。
合体樹脂、(B)ポリフェニレンエーテル、(C)ポリ
アミド、(D)ゴム状重合体の配合割合については、前
記(A)、(B)、(C)および(D)成分の合計量に
基づき、(A)ブロック共重合体樹脂が0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲で(B)ポリ
フェニレンエーテルが25〜70重量%、好ましくは3
0〜60重量%、(C)ポリアミドが25〜70重量
%、好ましくは30〜60重量%、(D)ゴム状重合体
が1〜35重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲に
なるように選ぶ必要がある。
【0021】また、本発明において、(A)、(B)、
(C)および(D)の四成分を、前記の配合割合にする
のは、ブロック共重合体樹脂が、0.1重量%より少な
い場合は、分散粒径を小さくする効果ならびに成形機内
滞留時や該樹脂組成物を再生使用する際の粒子径の安定
化効果が発揮されず、10重量%より多い場合も、それ
による効果の増大は見られず、経済的に不利である。ま
たポリフェニレンエーテルが70重量%を超えるり、ま
たはポリアミドが25重量%未満では、ポリアミドの特
徴である耐油性、成形加工性などを損なうためである。
またゴム状重合体は、耐衝撃性向上のために必要であ
り、要求に応じて配合量を増やせばよいが、35重量%
を超えると、剛性および耐熱性が低下し好ましくない。
(C)および(D)の四成分を、前記の配合割合にする
のは、ブロック共重合体樹脂が、0.1重量%より少な
い場合は、分散粒径を小さくする効果ならびに成形機内
滞留時や該樹脂組成物を再生使用する際の粒子径の安定
化効果が発揮されず、10重量%より多い場合も、それ
による効果の増大は見られず、経済的に不利である。ま
たポリフェニレンエーテルが70重量%を超えるり、ま
たはポリアミドが25重量%未満では、ポリアミドの特
徴である耐油性、成形加工性などを損なうためである。
またゴム状重合体は、耐衝撃性向上のために必要であ
り、要求に応じて配合量を増やせばよいが、35重量%
を超えると、剛性および耐熱性が低下し好ましくない。
【0022】本発明において(E)成分として用いられ
る、分子内にカルボン酸基、酸無水物基、エポキシ基、
アミノ基または水酸基を有する化合物とは、不飽和ジカ
ルボン酸及びその誘導体であり、マレイン酸、フマル
酸、クロロマレイン酸、シス−4−シクロヘキセン−
1、2−ジカルボン酸及びこれらの酸無水物、エステ
ル、半アルキルエステル、アミド、イミドなどがあげら
れるが、特に、α、β−不飽和ジカルボン酸およびその
誘導体、具体的には、マレイン酸及び無水マレイン酸が
好適である。不飽和ジカルボン酸およびその誘導体は、
それぞれ単独で用いても良いし2種以上を組み合わせて
用いても良い。(E)成分の添加量は、前記(A)、
(B)、(C)及び(D)成分の合計量100重量部に
対して、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜1重
量部の範囲で選ぶ事が望ましい。この添加量が、0.0
5重量部未満では、ポリフェニレンエーテルの平均分散
粒径を3μm以下にしにくいし、また5重量部を超える
添加量を用いてもそれによる効果の増大はみられず、経
済的に不利である。
る、分子内にカルボン酸基、酸無水物基、エポキシ基、
アミノ基または水酸基を有する化合物とは、不飽和ジカ
ルボン酸及びその誘導体であり、マレイン酸、フマル
酸、クロロマレイン酸、シス−4−シクロヘキセン−
1、2−ジカルボン酸及びこれらの酸無水物、エステ
ル、半アルキルエステル、アミド、イミドなどがあげら
れるが、特に、α、β−不飽和ジカルボン酸およびその
誘導体、具体的には、マレイン酸及び無水マレイン酸が
好適である。不飽和ジカルボン酸およびその誘導体は、
それぞれ単独で用いても良いし2種以上を組み合わせて
用いても良い。(E)成分の添加量は、前記(A)、
(B)、(C)及び(D)成分の合計量100重量部に
対して、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜1重
量部の範囲で選ぶ事が望ましい。この添加量が、0.0
5重量部未満では、ポリフェニレンエーテルの平均分散
粒径を3μm以下にしにくいし、また5重量部を超える
添加量を用いてもそれによる効果の増大はみられず、経
済的に不利である。
【0023】次に、本発明の樹脂組成物の一般的な製造
方法について説明する。本発明組成物は、(A)成分の
ブロック共重合体樹脂、(B)成分のポリフェニレンエ
ーテル、(C)成分のポリアミド、(D)成分のゴム状
重合体および(E)成分の分子内にカルボン酸基、酸無
水物基、エポキシ基、アミノ基または水酸基を有する化
合物を溶融混練する事により得られる。混練方法は、
(A)成分のブロック共重合体樹脂、(B)成分のポリ
フェニレンエーテル、(E)成分の分子内にカルボン酸
基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ基また水酸基を有
する化合物を同時に溶融混練した後、ついで(C)成分
のポリアミドと溶融混練する事により得られる。(D)
成分であるゴム状重合体は、(A)成分、(B)成分お
よび(E)成分を溶融混練する際、全量を同時に配合す
るか、その一部を(C)成分と同時に分割して溶融混練
するか、もしくは(D)成分の全量を(C)成分ととも
に配合しても良い。
方法について説明する。本発明組成物は、(A)成分の
ブロック共重合体樹脂、(B)成分のポリフェニレンエ
ーテル、(C)成分のポリアミド、(D)成分のゴム状
重合体および(E)成分の分子内にカルボン酸基、酸無
水物基、エポキシ基、アミノ基または水酸基を有する化
合物を溶融混練する事により得られる。混練方法は、
(A)成分のブロック共重合体樹脂、(B)成分のポリ
フェニレンエーテル、(E)成分の分子内にカルボン酸
基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ基また水酸基を有
する化合物を同時に溶融混練した後、ついで(C)成分
のポリアミドと溶融混練する事により得られる。(D)
成分であるゴム状重合体は、(A)成分、(B)成分お
よび(E)成分を溶融混練する際、全量を同時に配合す
るか、その一部を(C)成分と同時に分割して溶融混練
するか、もしくは(D)成分の全量を(C)成分ととも
に配合しても良い。
【0024】後の実施例からも明かになるが、(A)成
分のブロック共重合体樹脂、(B)成分のポリフェニレ
ンエーテル、(E)成分の分子内にカルボン酸基、酸無
水物基、エポキシ基、アミノ基また水酸基を有する化合
物を同時に溶融混練する事が重要であり、(C)成分の
ポリアミドをこれらの成分と同時に配合したり、一成分
でも欠けた場合は、本発明の目的が達成されない。
分のブロック共重合体樹脂、(B)成分のポリフェニレ
ンエーテル、(E)成分の分子内にカルボン酸基、酸無
水物基、エポキシ基、アミノ基また水酸基を有する化合
物を同時に溶融混練する事が重要であり、(C)成分の
ポリアミドをこれらの成分と同時に配合したり、一成分
でも欠けた場合は、本発明の目的が達成されない。
【0025】(A)成分、(B)成分および(E)成分
を溶融混練する温度および時間は、通常、240℃〜3
70℃、好ましくは280℃〜340℃の範囲の温度
が、また0.1〜10分、好ましくは0.3〜3分程度
の混練時間が用いられる。さらに、前記(A)成分、
(B)成分および(E)成分を溶融混練した前段樹脂組
成物と(B)ポリアミドとを溶融混練する温度および時
間は、通常、240℃〜370℃、好ましくは250℃
〜320℃の範囲の温度が、また0.1〜10分、好ま
しくは0.3〜3分程度の混練時間が用いられる。さら
に最初に成分(A)、成分(B)および成分(E)を配
合して押出し、最初の配合操作から下流の押出機中の第
2の地点で成分(C)を導入する事により、一つの押出
機で連続して行う事は、工程の簡略化の観点から好まし
い。
を溶融混練する温度および時間は、通常、240℃〜3
70℃、好ましくは280℃〜340℃の範囲の温度
が、また0.1〜10分、好ましくは0.3〜3分程度
の混練時間が用いられる。さらに、前記(A)成分、
(B)成分および(E)成分を溶融混練した前段樹脂組
成物と(B)ポリアミドとを溶融混練する温度および時
間は、通常、240℃〜370℃、好ましくは250℃
〜320℃の範囲の温度が、また0.1〜10分、好ま
しくは0.3〜3分程度の混練時間が用いられる。さら
に最初に成分(A)、成分(B)および成分(E)を配
合して押出し、最初の配合操作から下流の押出機中の第
2の地点で成分(C)を導入する事により、一つの押出
機で連続して行う事は、工程の簡略化の観点から好まし
い。
【0026】本発明組成物には、所望に応じ他の添加
剤、ポリマー、可塑剤、滑剤、難燃剤、あるいはガラス
繊維、カーボン繊維などの無機フィラーなどを添加する
事ができる。本発明組成物における分散粒子径は、電子
顕微鏡写真法により確認する事ができ、また該分散粒子
径の平均径は、次のようにして算出する事ができる。
剤、ポリマー、可塑剤、滑剤、難燃剤、あるいはガラス
繊維、カーボン繊維などの無機フィラーなどを添加する
事ができる。本発明組成物における分散粒子径は、電子
顕微鏡写真法により確認する事ができ、また該分散粒子
径の平均径は、次のようにして算出する事ができる。
【0027】成形品より作成した超薄切片の透過型電子
顕微鏡写真(10,000倍)を調整し、分散粒子径d
iおよび粒子径diを持つ粒子数niを求め、分散相の
平均径を下記式により算出する。
顕微鏡写真(10,000倍)を調整し、分散粒子径d
iおよび粒子径diを持つ粒子数niを求め、分散相の
平均径を下記式により算出する。
【0028】
【数1】
【0029】この場合、粒子形状が球形とみなせない場
合には、その短径と長径を測定し、両者の和の1/2を
粒子径とした。また、平均粒子径の算出には最低200
0個の粒子の径を測定する。粒度分布測定において、粒
子径の測定範囲での粒子径の小さい値のものから大きな
値の順に積算し、積算粒子量を各粒子区分において求め
た。
合には、その短径と長径を測定し、両者の和の1/2を
粒子径とした。また、平均粒子径の算出には最低200
0個の粒子の径を測定する。粒度分布測定において、粒
子径の測定範囲での粒子径の小さい値のものから大きな
値の順に積算し、積算粒子量を各粒子区分において求め
た。
【0030】
【実施例】つぎに、実施例により本発明を具体的に説明
する。以下の実施例は、いずれも例示的なものであっ
て、本発明の内容を限定するものではない。実施例およ
び比較例において使用した成分は以下のものである。 (A)成分;ブロック共重合体樹脂 A−1;スチレン単位70重量%を含有するスチレン−
ブタジエンブロック共重合体。
する。以下の実施例は、いずれも例示的なものであっ
て、本発明の内容を限定するものではない。実施例およ
び比較例において使用した成分は以下のものである。 (A)成分;ブロック共重合体樹脂 A−1;スチレン単位70重量%を含有するスチレン−
ブタジエンブロック共重合体。
【0031】A−2;スチレン単位85重量%を含有す
るスチレン−ブタジエンブロック共重合体。 (B)成分:ポリフェニレンエーテル B−1;固有粘度が0.62(30℃、クロロホルム
中)であるポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル B−2;固有粘度が0.54(30℃、クロロホルム
中)であるポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル (C)成分:ポリアミド C−1;6−ナイロン(旭化成工業(株)製、ナイロン
SBR) C−2;6,6−ナイロン(旭化成工業(株)製、レオ
ナ1300) (D)成分:ゴム状重合体 D−1;スチレン−ブタジエン共重合体(旭化成工業
(株)製、タフプレン200) D−2;スチレン−ブタジエン共重合体の水素化品(シ
ェル社製、クレイトンG−1650) D−3;エチレン−プロピレン共重合体の無水マレイン
酸変性品(エクソン化学社製、エグゼロ−VA−180
3) また、得られた樹脂組成物については、次の方法に従っ
て評価した。
るスチレン−ブタジエンブロック共重合体。 (B)成分:ポリフェニレンエーテル B−1;固有粘度が0.62(30℃、クロロホルム
中)であるポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル B−2;固有粘度が0.54(30℃、クロロホルム
中)であるポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル (C)成分:ポリアミド C−1;6−ナイロン(旭化成工業(株)製、ナイロン
SBR) C−2;6,6−ナイロン(旭化成工業(株)製、レオ
ナ1300) (D)成分:ゴム状重合体 D−1;スチレン−ブタジエン共重合体(旭化成工業
(株)製、タフプレン200) D−2;スチレン−ブタジエン共重合体の水素化品(シ
ェル社製、クレイトンG−1650) D−3;エチレン−プロピレン共重合体の無水マレイン
酸変性品(エクソン化学社製、エグゼロ−VA−180
3) また、得られた樹脂組成物については、次の方法に従っ
て評価した。
【0032】射出成形機(東芝機械(株)製IS80E
PN、シリンダー温度280℃、成形サイクル1分)で
試験片を作成し、次の物性測定ならびに試験を実施し
た。 (1) アイゾット衝撃強さ:JIS K−7110、
23℃、ノッチ付き (2) 加熱変形温度:JIS K−7207、4.6
kg/荷重 (3) 成形機内滞留試験:東芝機械(株)製IS80
EPN射出成形機を用いシリンダー温度を310℃、成
形サイクルを10分とし、成形機内に滞留させたのち、
試験片を作成し、この試験片より作成した超薄切片の透
過型電子顕微鏡写真より分散粒子径の平均径を求めた。
PN、シリンダー温度280℃、成形サイクル1分)で
試験片を作成し、次の物性測定ならびに試験を実施し
た。 (1) アイゾット衝撃強さ:JIS K−7110、
23℃、ノッチ付き (2) 加熱変形温度:JIS K−7207、4.6
kg/荷重 (3) 成形機内滞留試験:東芝機械(株)製IS80
EPN射出成形機を用いシリンダー温度を310℃、成
形サイクルを10分とし、成形機内に滞留させたのち、
試験片を作成し、この試験片より作成した超薄切片の透
過型電子顕微鏡写真より分散粒子径の平均径を求めた。
【0033】(4) 再生試験:射出成形機で得られた
試験片を粉砕機にかけ、この粉砕物を押出機にて280
℃で再度ペレット化し、射出成形機で試験片を作成し
た。同様に、この試験片より分散粒子径の平均径を求め
た。
試験片を粉砕機にかけ、この粉砕物を押出機にて280
℃で再度ペレット化し、射出成形機で試験片を作成し
た。同様に、この試験片より分散粒子径の平均径を求め
た。
【0034】
【実施例1および3】固有粘度が0.62(30℃、ク
ロロホルム中)であるポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレン)エーテル(PPE)、無水マレイン酸、
およびブロック共重合体樹脂A−1(表1、A成分;前
記A−1)をそれぞれ表1に示す配合割合で、二軸押出
機(Werner&Pfleiderer社製ZSK−
25)に供給し、300℃、300rpmで押出混練
し、ペレット化し一段目の組成物を得た。ついでこの組
成物とともに、6−ナイロン、C−1(表1、C成分;
前記C−1)、スチレン−ブタジエン共重合体、D−1
(表1、D成分;前記D−1)を同様に、二軸押出機に
供給し、同条件にて押出混練し、ペレット化した。つい
で前記した方法により各種試験を行った。評価結果を表
1に示す。
ロロホルム中)であるポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレン)エーテル(PPE)、無水マレイン酸、
およびブロック共重合体樹脂A−1(表1、A成分;前
記A−1)をそれぞれ表1に示す配合割合で、二軸押出
機(Werner&Pfleiderer社製ZSK−
25)に供給し、300℃、300rpmで押出混練
し、ペレット化し一段目の組成物を得た。ついでこの組
成物とともに、6−ナイロン、C−1(表1、C成分;
前記C−1)、スチレン−ブタジエン共重合体、D−1
(表1、D成分;前記D−1)を同様に、二軸押出機に
供給し、同条件にて押出混練し、ペレット化した。つい
で前記した方法により各種試験を行った。評価結果を表
1に示す。
【0035】
【実施例2】実施例1において、ブロック共重合体樹脂
をA−1からA−2に変え、同条件にて押出混練し、ペ
レット化した。
をA−1からA−2に変え、同条件にて押出混練し、ペ
レット化した。
【0036】
【比較例1】実施例1において、全成分を同時に二軸押
出機に供給し、押出混練した。
出機に供給し、押出混練した。
【0037】
【比較例2】実施例1において、ブロック共重合体樹脂
のかわりに、ポリスチレンを配合し、同様に押出した。
のかわりに、ポリスチレンを配合し、同様に押出した。
【0038】
【比較例3】実施例1において、ブロック共重合体樹脂
を二段目に配合した。
を二段目に配合した。
【0039】
【比較例4】実施例1において、ブロック共重合体樹脂
を配合せず、同様に押出した。評価結果を表1に示す。
を配合せず、同様に押出した。評価結果を表1に示す。
【0040】
【実施例4】実施例1において、(B)成分を固有粘度
が0.54(30℃、クロロホルム中)のPPE、B−
2にかえ、表2に示す配合割合で、第一原料フィード口
から(B)成分、(A)成分、(E)成分を、さらに第
一フィード口の下流に設けた第二フィード口から(C)
成分、(D)成分を二軸押出機(Werner&Pfl
eiderer社製ZSK−25)に供給し、300
℃、300rpmで押出混練し、ペレット化した。
が0.54(30℃、クロロホルム中)のPPE、B−
2にかえ、表2に示す配合割合で、第一原料フィード口
から(B)成分、(A)成分、(E)成分を、さらに第
一フィード口の下流に設けた第二フィード口から(C)
成分、(D)成分を二軸押出機(Werner&Pfl
eiderer社製ZSK−25)に供給し、300
℃、300rpmで押出混練し、ペレット化した。
【0041】
【実施例5】実施例4において、(A)成分をA−2の
ブロック共重合体樹脂に、(C)成分をC−2に、
(D)成分をD−2にかえ同様に押出混練し、ペレット
化した。
ブロック共重合体樹脂に、(C)成分をC−2に、
(D)成分をD−2にかえ同様に押出混練し、ペレット
化した。
【0042】
【比較例5】実施例5において、(A)成分を第二原料
フィード口より供給し、同様に押出混練し、ペレット化
した。
フィード口より供給し、同様に押出混練し、ペレット化
した。
【0043】
【実施例6】実施例5において、(D)成分をD−3に
かえ、表2の配合割合にて同様に押出混練し、ペレット
化した。
かえ、表2の配合割合にて同様に押出混練し、ペレット
化した。
【0044】
【比較例6】実施例6において、(A)成分を抜き、同
様に押出混練し、ペレット化した。評価結果を表2に示
す。
様に押出混練し、ペレット化した。評価結果を表2に示
す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、本来のポリフェ
ニレンエーテル、ポリアミドおよびゴム状重合体からな
る組成物の優れた耐熱性、成形加工性、耐油性、機械的
特性を、さらに向上させることが出来る。さらに成形機
内滞留時の物性低下や、再生による物性低下のない材料
を提供する事が出来る。
ニレンエーテル、ポリアミドおよびゴム状重合体からな
る組成物の優れた耐熱性、成形加工性、耐油性、機械的
特性を、さらに向上させることが出来る。さらに成形機
内滞留時の物性低下や、再生による物性低下のない材料
を提供する事が出来る。
【0048】したがって、本発明の樹脂組成物は、自動
車、電気・電子部品等の各種用途に有用であり、さらに
用途の拡大が期待出来る。
車、電気・電子部品等の各種用途に有用であり、さらに
用途の拡大が期待出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/17 C08L 21/00 LBX 8218−4J 53/02 LLZ 7142−4J 77/00 LQS 9286−4J LQV 9286−4J
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)共役ジエン化合物を主体とする重
合体ブロックを少なくとも1個、およびビニル芳香族化
合物を主体とする重合体ブロックを少なくとも、1個含
有し、かつビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物の重
量比が60/30を超え97/3以下である組成のブロ
ック共重合体樹脂 0.1〜10重量%と(B)ポリフ
ェニレンエーテル 25〜70重量%、(C)ポリアミ
ド 25〜70重量%、および(D)ゴム状重合体 1
〜35重量%、とからなる樹脂組成物 100重量部
に、(E)分子内にカルボン酸基、酸無水物基、エポキ
シ基、アミノ基または水酸基を有する化合物 0.05
〜5重量部を含む混合物を溶融混練してなる樹脂組成
物。 - 【請求項2】 (A)ブロック共重合体樹脂、(B)ポ
リフェニレンエーテル、(E)分子内にカルボン酸基、
酸無水物基、エポキシ基、アミノ基または水酸基を有す
る化合物を同時に溶融混練し前段樹脂組成物を生成さ
せ、次いで該前段樹脂組成物を(C)ポリアミドと溶融
混練した樹脂組成物であって、(D)ゴム状重合体を前
段樹脂組成物製造時および/または(C)ポリアミドと
同時に配合し溶融混練する事を特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 (C)成分が連続相を形成し、この連続
相中に(B)成分が平均粒子径0.1〜2μmの分散相
として存在し、かつ積算粒子量の80%が粒子径3μm
以下である事を特徴とする特許請求の範囲第1項および
第2項記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20902392A JPH0657126A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20902392A JPH0657126A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657126A true JPH0657126A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16565991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20902392A Withdrawn JPH0657126A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657126A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002544308A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 組成により体積抵抗率を制御した導電性組成物 |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP20902392A patent/JPH0657126A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002544308A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 組成により体積抵抗率を制御した導電性組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2641507B2 (ja) | 新規な熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH04300956A (ja) | 帯電防止性樹脂組成物 | |
| JPH06287446A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH02201811A (ja) | 導電性樹脂混合物 | |
| US6946084B2 (en) | Thermoplastic resin composition and moldings of the same | |
| JPH0258563A (ja) | 耐低温衝撃性に優れたポリフェニレンエーテル及びポリアミドを含む樹脂組成物 | |
| JP3111625B2 (ja) | リサイクル性が改良された樹脂組成物 | |
| JPH09169903A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 | |
| JP3504342B2 (ja) | 耐熱樹脂組成物 | |
| JPS62270654A (ja) | ポリフエニレンエ−テル−ポリアミド組成物およびその製造方法 | |
| JPH0737562B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3127518B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP4162201B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2007154127A (ja) | ポリアミド−ポリフェニレンエーテル樹脂組成物 | |
| JP2002206054A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法及び熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0657125A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3171428B2 (ja) | ナチュラル色相の優れたポリフェニレンエーテル系熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0657126A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3029287B2 (ja) | ポリフェニレンエーテル組成物 | |
| JP4159339B2 (ja) | 導電性樹脂組成物 | |
| JPH06240130A (ja) | 強化樹脂組成物 | |
| JPH06145495A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH06157895A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3406033B2 (ja) | ホイールキャップ用樹脂組成物 | |
| JPH0737565B2 (ja) | 射出成形用熱可塑性樹脂組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |