JPH0657284A - 等速ジョイント用グリース組成物 - Google Patents
等速ジョイント用グリース組成物Info
- Publication number
- JPH0657284A JPH0657284A JP20904092A JP20904092A JPH0657284A JP H0657284 A JPH0657284 A JP H0657284A JP 20904092 A JP20904092 A JP 20904092A JP 20904092 A JP20904092 A JP 20904092A JP H0657284 A JPH0657284 A JP H0657284A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- grease
- weight
- constant velocity
- fatty acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑箇所に適用して効率よく潤滑し、有効に
摩擦を低減し、更に振動を防止し得る等速ジョイント用
グリース組成物を得る。 【構成】 潤滑油とウレア系増ちょう剤から成るグリー
スに、(A) 硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデ
ンと、(B) 特定のジチオリン酸亜鉛化合物から成る極圧
添加剤と、(C) エポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキ
シ化脂肪酸グリセライドが必須成分として含有された等
速ジョイント用グリース組成物であって、(A) 成分の含
有量が 0.5〜5重量%、(B) の含有量が 0.5〜5重量
%、(C) 成分が{ (A)+(B) }の含有量を1とすると、
混合比が重量率で、0.04を越え1未満である。
摩擦を低減し、更に振動を防止し得る等速ジョイント用
グリース組成物を得る。 【構成】 潤滑油とウレア系増ちょう剤から成るグリー
スに、(A) 硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデ
ンと、(B) 特定のジチオリン酸亜鉛化合物から成る極圧
添加剤と、(C) エポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキ
シ化脂肪酸グリセライドが必須成分として含有された等
速ジョイント用グリース組成物であって、(A) 成分の含
有量が 0.5〜5重量%、(B) の含有量が 0.5〜5重量
%、(C) 成分が{ (A)+(B) }の含有量を1とすると、
混合比が重量率で、0.04を越え1未満である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の等速ジョイン
ト(CVJ)用グリースに関する。等速ジョイントの潤
滑条件はきわめて高面圧であり、その結果異常摩耗や異
常振動が発生する場合が多い。本発明はかような潤滑箇
所に適用して効率よく潤滑し、有効に摩擦を低減し更に
振動を防止し得る等速ジョイント用グリース組成物に関
するものである。
ト(CVJ)用グリースに関する。等速ジョイントの潤
滑条件はきわめて高面圧であり、その結果異常摩耗や異
常振動が発生する場合が多い。本発明はかような潤滑箇
所に適用して効率よく潤滑し、有効に摩擦を低減し更に
振動を防止し得る等速ジョイント用グリース組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような等速ジョイントに用い
られている潤滑グリースとしては、硫黄−リン系極圧添
加剤を含有するリチウム系極圧グリース、二硫化モリブ
デンを含有するリチウム系極圧グリース等が使用されて
いる。また、特開昭62-207397号公報には、硫化ジアル
キルジチオカルバミン酸モリブデンと硫化油脂、硫化オ
レフィン、トリクレジルフォスフェート、ジアルキルジ
チオリン酸亜鉛からなる群から選択された1種または2
種以上の組合せよりなる硫黄−リン系極圧添加剤が必須
成分として含有された極圧グリース組成物が適している
ことが開示されている。しかしながら、近年の自動車に
要求されている、より快適な走行の為には、これらの等
速ジョイント用グリースでは、必ずしも満足されなくな
っている。
られている潤滑グリースとしては、硫黄−リン系極圧添
加剤を含有するリチウム系極圧グリース、二硫化モリブ
デンを含有するリチウム系極圧グリース等が使用されて
いる。また、特開昭62-207397号公報には、硫化ジアル
キルジチオカルバミン酸モリブデンと硫化油脂、硫化オ
レフィン、トリクレジルフォスフェート、ジアルキルジ
チオリン酸亜鉛からなる群から選択された1種または2
種以上の組合せよりなる硫黄−リン系極圧添加剤が必須
成分として含有された極圧グリース組成物が適している
ことが開示されている。しかしながら、近年の自動車に
要求されている、より快適な走行の為には、これらの等
速ジョイント用グリースでは、必ずしも満足されなくな
っている。
【0003】また、特公昭51-5409 号公報には、鉱油又
は合成油をベースとする潤滑剤ないし潤滑剤濃縮物にお
いて、該潤滑剤ないし潤滑剤濃縮物がエポキシド化脂肪
酸エステル及び付加的な硫黄/燐化合物を含有し、その
場合によっては公知潤滑剤添加物が存在していてもよい
ことを特徴とする潤滑剤ないし潤滑剤濃縮物が知られて
いる。
は合成油をベースとする潤滑剤ないし潤滑剤濃縮物にお
いて、該潤滑剤ないし潤滑剤濃縮物がエポキシド化脂肪
酸エステル及び付加的な硫黄/燐化合物を含有し、その
場合によっては公知潤滑剤添加物が存在していてもよい
ことを特徴とする潤滑剤ないし潤滑剤濃縮物が知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車においては軽量
化、居住空間の確保の点からFF車が急激に増加し、不
可欠な等速ジョイント(CVJ)が広く用いられてい
る。このCVJの中で、特に、スライドタイプのプラン
ジングジョイントとして用いられているダブルオフセッ
トジョイント(DOJ)、トリポードジョイント(T
J)等は、回転時複雑なころがりすべり運動により、軸
方向に抵抗を生じる為、アイドリング時の振動、発進お
よび加速時の車体の横揺れ、特定速度でのビート音・こ
もり音の起振源となっている。この問題の解決には、等
速ジョイント(CVJ)自体の構造の改良もなされてい
るが、スペース、重さ、コスト面で難しい。前記特開昭
62-207397号公報に記載されているグリースにより、発
生する振動を低減することはできるが、不十分である。
化、居住空間の確保の点からFF車が急激に増加し、不
可欠な等速ジョイント(CVJ)が広く用いられてい
る。このCVJの中で、特に、スライドタイプのプラン
ジングジョイントとして用いられているダブルオフセッ
トジョイント(DOJ)、トリポードジョイント(T
J)等は、回転時複雑なころがりすべり運動により、軸
方向に抵抗を生じる為、アイドリング時の振動、発進お
よび加速時の車体の横揺れ、特定速度でのビート音・こ
もり音の起振源となっている。この問題の解決には、等
速ジョイント(CVJ)自体の構造の改良もなされてい
るが、スペース、重さ、コスト面で難しい。前記特開昭
62-207397号公報に記載されているグリースにより、発
生する振動を低減することはできるが、不十分である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は等速ジョイ
ントの摩耗を低減し、振動を防止すべく種々研究を行う
過程において、上記のような高面圧であり摩耗し易く、
かつ振動の発生し易い潤滑条件で使用するグリースの性
能評価について、振動条件下でころがりすべり試験方法
(特開平 2-213748 号公報) を新規に用いた。つまり、
等速ジョイントを起振源とした振動と、ころがりすべり
潤滑条件下の摩擦係数に関係があることを見い出し、各
種極圧添加剤、油性剤、固体潤滑剤単体または各添加剤
の組合せによる摩擦係数について検討した。この結果、
(A) 硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンと
(B)ジチオリン酸亜鉛化合物と (C)エポキシ化脂肪酸エ
ステルまたはエポキシ化脂肪酸グリセライドの3種の組
合せにより、それぞれ単独または3種の内のいずれか2
種の組合せでは認められない、より大きな摩擦係数低減
効果を認識した。さらに、実際の等速ジョイントを用い
ての試験においても、顕著に振動が防止されることを認
知し、本発明を達成するに至った。すなわち本発明は、
潤滑油とウレア系増ちょう剤から成るグリースに、(A)
硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンと、(B)
次式
ントの摩耗を低減し、振動を防止すべく種々研究を行う
過程において、上記のような高面圧であり摩耗し易く、
かつ振動の発生し易い潤滑条件で使用するグリースの性
能評価について、振動条件下でころがりすべり試験方法
(特開平 2-213748 号公報) を新規に用いた。つまり、
等速ジョイントを起振源とした振動と、ころがりすべり
潤滑条件下の摩擦係数に関係があることを見い出し、各
種極圧添加剤、油性剤、固体潤滑剤単体または各添加剤
の組合せによる摩擦係数について検討した。この結果、
(A) 硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンと
(B)ジチオリン酸亜鉛化合物と (C)エポキシ化脂肪酸エ
ステルまたはエポキシ化脂肪酸グリセライドの3種の組
合せにより、それぞれ単独または3種の内のいずれか2
種の組合せでは認められない、より大きな摩擦係数低減
効果を認識した。さらに、実際の等速ジョイントを用い
ての試験においても、顕著に振動が防止されることを認
知し、本発明を達成するに至った。すなわち本発明は、
潤滑油とウレア系増ちょう剤から成るグリースに、(A)
硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンと、(B)
次式
【化2】 (式中のRはアルキル基またはアリール基を示す)で表
されるジチオリン酸亜鉛化合物から成る極圧添加剤と、
(C) エポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキシ化脂肪酸
グリセライドが必須成分として含有され、かつ (A)成分
の含有量が 0.5〜5重量%、 (B)成分の含有量が0.5〜
5重量%であり、 (C)成分は、{ (A)+(B) }の含有量
を1とすると、混合比が重量比率で、0.04を越え1未満
であることを特徴とする等速ジョイント用グリース組成
物に関するものである。
されるジチオリン酸亜鉛化合物から成る極圧添加剤と、
(C) エポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキシ化脂肪酸
グリセライドが必須成分として含有され、かつ (A)成分
の含有量が 0.5〜5重量%、 (B)成分の含有量が0.5〜
5重量%であり、 (C)成分は、{ (A)+(B) }の含有量
を1とすると、混合比が重量比率で、0.04を越え1未満
であることを特徴とする等速ジョイント用グリース組成
物に関するものである。
【0006】
【作用】本発明に使用するウレアグリースは、基油とし
て鉱物油、エステル系合成油、エーテル系合成油、炭化
水素系合成油等の潤滑油またはそれらの混合油を用い、
増ちょう剤として脂肪族系アミン、脂環式系アミン、芳
香族系アミン等と各種イソシアネート化合物の反応によ
って得られるウレア化合物を用いたグリースであり、特
に限定するものではない。
て鉱物油、エステル系合成油、エーテル系合成油、炭化
水素系合成油等の潤滑油またはそれらの混合油を用い、
増ちょう剤として脂肪族系アミン、脂環式系アミン、芳
香族系アミン等と各種イソシアネート化合物の反応によ
って得られるウレア化合物を用いたグリースであり、特
に限定するものではない。
【0007】本発明に使用する(A) 成分である硫化ジア
ルキルジチオカルバミン酸モリブデンは、次式
ルキルジチオカルバミン酸モリブデンは、次式
【化3】 (式中のR1,R2は炭素数1〜24のアルキル基を表し、ま
たm+n=4で、かつmは0〜3、nは4〜1であ
る。)で示される化合物で公知の固体潤滑剤である。
〔化3〕の化合物は、例えば特公昭45-24562号公報に開
示されているが、これはmは2.35〜3、n は1.65〜1で
あり、特公昭51-964号公報に開示されているものはmは
0、nは4であり、また特公昭53-31646号公報にはmは
0.5〜2.3 、nは3.5 〜1.7 のものが開示されている。
本発明において使用する〔化3〕の化合物は上述の開示
されたものすべてを含むものである。
たm+n=4で、かつmは0〜3、nは4〜1であ
る。)で示される化合物で公知の固体潤滑剤である。
〔化3〕の化合物は、例えば特公昭45-24562号公報に開
示されているが、これはmは2.35〜3、n は1.65〜1で
あり、特公昭51-964号公報に開示されているものはmは
0、nは4であり、また特公昭53-31646号公報にはmは
0.5〜2.3 、nは3.5 〜1.7 のものが開示されている。
本発明において使用する〔化3〕の化合物は上述の開示
されたものすべてを含むものである。
【0008】さらに本発明に使用する(B) 成分は、前記
〔化2〕で表されるジチオリン酸亜鉛化合物から成る極
圧添加剤である。ジチオリン酸亜鉛化合物は、〔化2〕
のR基が、用いるアルコールの種類により、一級(プラ
イマリー)アルキル、二級(セカンダリ−)アルキル、
アリールの3種に分類できるが、いずれも適用できる。
特に一級(プライマリー)アルキルタイプとの組合せが
最も効果が大きい。次に本発明に使用する(C) 成分であ
るエポキシ化脂肪酸エステルは、一般には、オレイン酸
エステルをエポキシ化して製造されたもので、エポキシ
ステアリン酸メチル、エポキシステアリン酸ブチル、エ
ポキシステアリン酸オクチル等が適用される。また、エ
ポキシ化脂肪酸グリセライドは、同様に、大豆油、アマ
ニ油、ヒマシ油等をエポキシ化して製造されたもので、
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ヒ
マシ油等が適用される。いずれも、ゴムやプラスチック
の可塑剤、安定剤として知られている。
〔化2〕で表されるジチオリン酸亜鉛化合物から成る極
圧添加剤である。ジチオリン酸亜鉛化合物は、〔化2〕
のR基が、用いるアルコールの種類により、一級(プラ
イマリー)アルキル、二級(セカンダリ−)アルキル、
アリールの3種に分類できるが、いずれも適用できる。
特に一級(プライマリー)アルキルタイプとの組合せが
最も効果が大きい。次に本発明に使用する(C) 成分であ
るエポキシ化脂肪酸エステルは、一般には、オレイン酸
エステルをエポキシ化して製造されたもので、エポキシ
ステアリン酸メチル、エポキシステアリン酸ブチル、エ
ポキシステアリン酸オクチル等が適用される。また、エ
ポキシ化脂肪酸グリセライドは、同様に、大豆油、アマ
ニ油、ヒマシ油等をエポキシ化して製造されたもので、
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ヒ
マシ油等が適用される。いずれも、ゴムやプラスチック
の可塑剤、安定剤として知られている。
【0009】本発明においては、(A) 成分の硫化ジアル
キルジチオカルバミン酸モリブデンと (B)成分のジチオ
リン酸亜鉛化合物と (C)成分のエポキシ化脂肪酸エステ
ルまたはエポキシ化脂肪酸グリセライドを特定量比に組
合せグリース中に含有させる事が特徴であって、これに
よって(A) 成分、(B) 成分、(C) 成分単独含有の場合お
よび3種の内のいずれの2種を組合せた場合より格段の
優れた効果を発揮して目的を達成するものである。
キルジチオカルバミン酸モリブデンと (B)成分のジチオ
リン酸亜鉛化合物と (C)成分のエポキシ化脂肪酸エステ
ルまたはエポキシ化脂肪酸グリセライドを特定量比に組
合せグリース中に含有させる事が特徴であって、これに
よって(A) 成分、(B) 成分、(C) 成分単独含有の場合お
よび3種の内のいずれの2種を組合せた場合より格段の
優れた効果を発揮して目的を達成するものである。
【0010】この効果について次のように考えられる。
ウレアグリースの増ちょう剤成分であるウレア化合物お
よび(C) 成分のエポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキ
シ化脂肪酸グリセライドが、金属表面に吸着し、均一な
保護膜を形成しながら、潤滑部を平滑化し、さらに平滑
にされた面に (B)成分のジアルキルジチオリン酸亜鉛に
よる反応膜が形成される。その反応膜上に(A) 成分の硫
化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンが作用す
る。すなわち、これらの三層状態にて、せん断応力の低
い層または界面を形成し、摩擦係数を下げる働きが生じ
るものと推定される。
ウレアグリースの増ちょう剤成分であるウレア化合物お
よび(C) 成分のエポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキ
シ化脂肪酸グリセライドが、金属表面に吸着し、均一な
保護膜を形成しながら、潤滑部を平滑化し、さらに平滑
にされた面に (B)成分のジアルキルジチオリン酸亜鉛に
よる反応膜が形成される。その反応膜上に(A) 成分の硫
化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンが作用す
る。すなわち、これらの三層状態にて、せん断応力の低
い層または界面を形成し、摩擦係数を下げる働きが生じ
るものと推定される。
【0011】前記(A) 成分の 0.5重量%未満、(B) 成分
の0.5 重量%未満、(C) 成分の{ (A)+(B) }の混合比
が重量比で0.04未満ではいずれも効果がなく、一方(A)
成分を、5重量%より多く、(B) 成分を5重量%より多
く、(C) 成分を、{ (A)+(B) }の混合比が重量比で1
以上添加しても、より効果の増大がなく、(A) 成分 0.5
〜5重量%、(B) 成分0.5 〜5重量%、(C) 成分は、
{ (A)+(B) }の含有量を1とすると、混合比率が重量
比で、0.04を越え1未満の範囲が必要な範囲である。な
お、この (A) (B) (C)成分のほか、必要に応じて酸化防
止剤、防蝕剤などを含有させることができる。
の0.5 重量%未満、(C) 成分の{ (A)+(B) }の混合比
が重量比で0.04未満ではいずれも効果がなく、一方(A)
成分を、5重量%より多く、(B) 成分を5重量%より多
く、(C) 成分を、{ (A)+(B) }の混合比が重量比で1
以上添加しても、より効果の増大がなく、(A) 成分 0.5
〜5重量%、(B) 成分0.5 〜5重量%、(C) 成分は、
{ (A)+(B) }の含有量を1とすると、混合比率が重量
比で、0.04を越え1未満の範囲が必要な範囲である。な
お、この (A) (B) (C)成分のほか、必要に応じて酸化防
止剤、防蝕剤などを含有させることができる。
【0012】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により説明
する。 実施例1〜8、比較例1〜10 表4および表5に示す配合でグリースに添加剤を添加
し、三段ロールミルにてちょう度No.2グレードに調整
し、実施例1〜8、比較例1〜10のグリースを得た。尚
グリースの基油は以下のものを使用した。
する。 実施例1〜8、比較例1〜10 表4および表5に示す配合でグリースに添加剤を添加
し、三段ロールミルにてちょう度No.2グレードに調整
し、実施例1〜8、比較例1〜10のグリースを得た。尚
グリースの基油は以下のものを使用した。
【表1】
【0013】これ等のグリースにつき次に示す試験方法
で物性の評価を行い、得た結果を表4および表5に併記
する。 <ちょう度> JIS K 2220 5.3による。 <滴点> JIS K 2220 5.4による。 <SRV ニードル試験>
で物性の評価を行い、得た結果を表4および表5に併記
する。 <ちょう度> JIS K 2220 5.3による。 <滴点> JIS K 2220 5.4による。 <SRV ニードル試験>
【0014】SRV 試験機として知られている振動摩擦摩
耗試験機を用いて、複雑なころがりすべり運動を再現
し、等速ジョイント用グリースの摩擦特性を評価する試
験方法について説明する。試験装置の概略を図1に示
す。2枚の円筒プレート1,2の間に長方形の窓のある
ホルダー4を任意の角度で入れ、ホルダーの中に複数本
(3本)のニードル3を隣接させて挿入し、任意の負荷
条件で一方の円筒プレート1を往復動させ、複数のニー
ドル間の摩擦とニードルと上下2枚の円筒プレート間の
摩擦による、摩擦係数を計測し評価した。以上 SRVニー
ドル試験と呼ぶ。
耗試験機を用いて、複雑なころがりすべり運動を再現
し、等速ジョイント用グリースの摩擦特性を評価する試
験方法について説明する。試験装置の概略を図1に示
す。2枚の円筒プレート1,2の間に長方形の窓のある
ホルダー4を任意の角度で入れ、ホルダーの中に複数本
(3本)のニードル3を隣接させて挿入し、任意の負荷
条件で一方の円筒プレート1を往復動させ、複数のニー
ドル間の摩擦とニードルと上下2枚の円筒プレート間の
摩擦による、摩擦係数を計測し評価した。以上 SRVニー
ドル試験と呼ぶ。
【0015】各テストピ−スのサイズは、円筒プレート
1(直径20mm×厚さ13mm) 、円筒プレート2(直径24mm
×厚さ7.85mm) 、ホルダー(直径20mm×厚さ2.5 mm、穴
の大きさ14mm×10mm) 、ニードル(直径3mm×厚さ13.8
mm) であり、いずれも材質はSUJ −2(軸受鋼)。
1(直径20mm×厚さ13mm) 、円筒プレート2(直径24mm
×厚さ7.85mm) 、ホルダー(直径20mm×厚さ2.5 mm、穴
の大きさ14mm×10mm) 、ニードル(直径3mm×厚さ13.8
mm) であり、いずれも材質はSUJ −2(軸受鋼)。
【0016】
【表2】 評価条件 荷重 1000 N 周波数 40 Hz 振幅 3000μm 時間 10 min 試験温度 室温 ホルダー角度 30゜(振幅方向に対し直角方向を 0゜) 測定項目 10分後の摩擦係数
【0017】<軸力測定試験>実ジョイントでの振動測
定は、トリポード型ジョイントにおける回転時の軸方向
へのスライド抵抗を軸力として測定した。結果は比較例
1のベースグリースを基準に軸力低減率で示した。
定は、トリポード型ジョイントにおける回転時の軸方向
へのスライド抵抗を軸力として測定した。結果は比較例
1のベースグリースを基準に軸力低減率で示した。
【表3】測定条件 回転数 150 rpm トルク 300 N・m ジョイント角度 7゜ 測定時間 10分間運転後
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の等速
ジョイント用グリース組成物は、潤滑油とウレア系増ち
ょう剤から成るグリースに、(A) の硫化ジアルキルジチ
オカルバミン酸モリブデンと(B) のジチオリン酸亜鉛化
合物と(C) のエポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキシ
化脂肪酸グリセライドを規定量配合したことにより、表
4および表5に示す実施例および比較例の試験結果から
もわかるように、著しい摩擦係数低減効果および振動防
止効果が得られる。
ジョイント用グリース組成物は、潤滑油とウレア系増ち
ょう剤から成るグリースに、(A) の硫化ジアルキルジチ
オカルバミン酸モリブデンと(B) のジチオリン酸亜鉛化
合物と(C) のエポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキシ
化脂肪酸グリセライドを規定量配合したことにより、表
4および表5に示す実施例および比較例の試験結果から
もわかるように、著しい摩擦係数低減効果および振動防
止効果が得られる。
【図1】SRV ニードル試験装置の概略図である。
1 円筒プレート 2 円筒プレート 3 ニードル 4 ホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 135:18) C10N 10:04 10:12 30:06 40:04 50:10 70:00
Claims (1)
- 【請求項1】潤滑油とウレア系増ちょう剤から成るグリ
ースに、(A) 硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブ
デンと、(B) 次式 【化1】 (式中のRはアルキル基またはアリール基を示す) で表
されるジオチリン酸亜鉛化合物から成る極圧添加剤と、
(C) エポキシ化脂肪酸エステルまたはエポキシ化脂肪酸
グリセライドが必須成分として含有され、かつ(A) 成分
の含有量が 0.5〜5重量%、(B) 成分の含有量が0.5 〜
5重量%、(C) 成分は、{ (A)+(B) }の含有量を1と
すると混合比が重量比率で、0.04を越え1未満であるこ
とを特徴とする等速ジョイント用グリース組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20904092A JPH0657284A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 等速ジョイント用グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20904092A JPH0657284A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 等速ジョイント用グリース組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657284A true JPH0657284A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16566264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20904092A Pending JPH0657284A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 等速ジョイント用グリース組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657284A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1992
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