JPH0657923B2 - 道路橋継目部の堅型伸縮装置及びその接合構造 - Google Patents

道路橋継目部の堅型伸縮装置及びその接合構造

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JPH0657923B2 JP20139188A JP20139188A JPH0657923B2 JP H0657923 B2 JPH0657923 B2 JP H0657923B2 JP 20139188 A JP20139188 A JP 20139188A JP 20139188 A JP20139188 A JP 20139188A JP H0657923 B2 JPH0657923 B2 JP H0657923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、橋梁、高速道路等の道路橋の継目部に設置さ
れる伸縮装置、特に、所定の遊隙を介して対向する一対
の端面板の対向面に弾性シート材よりなる伸縮部材を接
着することにより形成した堅型伸縮装置及びその接合構
造に関する。
(従来の技術) 上記の堅型伸縮装置を道路橋に設置する場合には、通
常、道路橋の幅員よりも短い長さのものを複数個準備
し、その端面同士を突き合せるようにして接合した後、
道路橋の床版の端部に取付ける。しかる後、第7図に示
すように、隣接する堅型伸縮装置同士の伸縮部材a1,a2
の内面に別体のシート状の継手部材bを貼着することに
より伸縮部材a1,a2同志を接合している。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記のようにして堅型伸縮装置を接合する
と、伸縮部材aと継手部材bとは現場で接着せざるを得
ないので充分な接着強度が得られない。しかも、この接
着部分には床版の伸縮に伴って接着箇所を剥す方向の力
が働くので伸縮部材aと継手部材bとが剥離し易く、両
者が剥離するとその間から水が浸透し、漏水のおそれが
ある。
また、伸縮部材aの内部に石等の堅い異物が浸入すると
道路橋の継目部の伸縮性が阻害されるので、予め伸縮部
材aの内部に鉱滓を砕いたブラックサンドcを充填する
ことが多いが、このブラックサンドcが雨等によって勾
配の低い方へ流されてしまったり、また、代わりに液状
シール材を充填する場合にも充填時に低い方へ流れてし
まうという問題もある。
上記に鑑みて本発明は、接合部から漏水のおそれがな
く、かつ、伸縮部材内部のブラックサンドやシール材等
の充填物が流れることがない道路橋継目部の堅型伸縮装
置及びその接合構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため請求項(1)及び(2)の発明は、
道路橋継目部の堅型伸縮装置の道路幅員方向の各端部に
充填物流出防止壁を兼ねる接合部を予め設けておき、こ
の接合部同士を道路幅員方向で接合するものである。
具体的に請求項(1)の発明の講じた解決手段は、所定の
遊隙を介して対向する一対の端面板の対向面間に、弾性
シート材よりなり当該対向面間を閉塞する伸縮部を有す
る伸縮部材を介装接着することにより構成される道路橋
継目部の堅型伸縮装置であって、前記伸縮装置は、その
道路幅員方向一端部に外方へ突出する凸状の壁体と前記
伸縮部に連なって該伸縮部より外方へ突出し当該壁体に
よって囲まれた空間の下面を閉塞する底部とよりなる凸
状接合部を、道路幅員方向他端部に前記凸状接合部の前
記壁体と密嵌するように内方へ窪み且つ前記伸縮部上に
充填される充填物が外方へ流出しないよう該伸縮部に連
なって堰を形成した凹状の壁体よりなる凹状接合部をそ
れぞれ有する構成としたものである。
また、請求項(2)の発明の講じた解決手段は、所定の遊
隙を介して対向する一対の端面板の対向面間に弾性シー
ト材よりなり当該対向面間を閉塞する伸縮部を有する伸
縮部材を介装接着することにより構成される道路橋継目
部の堅型伸縮装置を道路幅員方向に接合する接合構造で
あって、一方の堅型伸縮装置の伸縮部材における道路幅
員方向の端部に外方へ突出する凸状の壁体と前記伸縮部
に連なって該伸縮部より外方へ突出し当該壁体によって
囲まれた空間の下面を閉塞する底部とよりなる凸状接合
部が設けられ、他方の堅型伸縮装置の伸縮部材における
道路幅員方向の端部に前記凸状接合部の前記壁体と密嵌
するように内方へ窪み且つ前記伸縮部上に充填される充
填物が外方へ流出しないような該伸縮部に連なって堰を
形成した凹状の壁体よりなる凹状接合部が設けられ、前
記凸状接合部と凹状接合部とが密嵌合されて両堅型伸縮
装置が接合される構成としたものである。
(作用) 請求項(1)及び(2)の構成により、道路橋継目部の堅型伸
縮装置を道路橋に設置する前に、予め凸状接合部及び凹
状接合部が伸縮部材の道路幅員方向の各端部に設けられ
ており、設置後は床版の伸縮によっては剥離され難い方
向、すなわち道路の幅員方向に凸状接合部と凹状接合部
とを接合するだけでよい。また、この接合は凸状の壁体
をこの壁体と密嵌可能な凹状の壁体に密嵌合するもので
あるから接着強度の向上が図れる。
さらに、この凸状接合部は凸状の壁体と上記伸縮部材の
伸縮部に連なり且つ当該壁体によって囲まれた空間の下
面を閉塞する底部とより構成され、凹状接合部は上記凸
状接合部の壁体と密嵌するように内方へ窪み且つ前記伸
縮部上に充填される充填物が外方へ流出しないよう該伸
縮部に連なって堰を形成した凹状の壁体により構成され
ており、この凸状接合部と凹状接合部とは伸縮部材の内
部の充填物が伸縮部材外へ流出することを阻止する。
(実施例) 第1図〜第3図は本発明に係る堅型伸縮装置Aの一実施
例を示し、道路橋の橋長方向の所定の遊隙1を介して一
対の端面板2,2が対向している。この端面板2は道路
の幅員方向及び斜め方向に順次屈折した歯形状であっ
て、橋長方向に突出した凸部21とその方向に窪んだ凹
部22とが交互に形成され、対向する端面板2同士の凸
部21と凹部22とが対応している。また、端面板2の
道路幅員方向の両端部には橋長方向へ突出したプレート
23が取付けられており、設置時に隣接する端面板2の
プレート23をボルトにより連結することによって幅員
方向に配置された端面板2同士が接合される。
対向する端面板2,2の間にはゴムや合成樹脂などの弾
性を有するシート材により形成された断面U字状の伸縮
部材3が取付けられている。この伸縮部材3は、遊隙1
を介して対向する端面板2に接着された直線状の取付部
31とこれらの取付部31の下端を一体に連結し上記両
端面板2,2間を閉塞する円弧状の伸縮部32とからな
り、道路橋本体の伸縮に伴う対向する端面板2同士の接
近、離反をこの伸縮部32が変形することにより吸収す
る。
伸縮部材3の道路幅員方向の一端(第1図における右
端)における取付部31の対向面に、道路幅員方向外方
へU字状に突出する壁体41の両端部がそれぞれ接着さ
れていると共に、この壁体41の下端は伸縮部32が壁
体41の突出方向へ延伸してなる底部42に接続されて
いて、壁体41によって囲まれた空間の下面は底部42
によって閉塞されている。この壁体41は伸縮部材3と
同じ弾性シート状材料により形成されており、この壁体
41と底部42とによって凸状接合部4が構成されてい
る。
伸縮部材3の他端(第1図における左端)における取付
部31及び伸縮部32は若干切欠され、これらの切欠端
面に伸縮部材3と同じ弾性シート状材料よりなるU字状
の壁体51が連なっている。すなわち、この壁体51
は、その内面が凸状接合部4の壁体41と密嵌可能な形
状に内方へ窪んでおり、且つ前記伸縮部32上に充填さ
れる充填物が外方へ流出しないよう取付部31及び伸縮
部32に連なって堰を形成しており、この壁体51によ
り凹状接合部5が構成されている。
このような凸状接合部4及び凹状接合部5を伸縮部材3
の両端に設けるには、これらを同時に成形し得る金型、
すなわち、伸縮部材3の一端に凸状接合部4の壁体41
と底部42とが連設され、他端に凹状接合部5の壁体5
1が設けられている形状の金型を準備し、1回の成形に
より両方の接合部を同時に形成してもよいし、または、
予め取付部31と伸縮部32とからなる伸縮部材3を金
型により成形し、この伸縮部材3の一端に凸状接合部4
の壁体41、他端に凹状接合部5の壁体51をそれぞれ
接着してもよい。
以上のような構造の堅型伸縮装置A同士を接合するに
は、第2図の矢印に示すように、凹状接合部5の壁体5
1の内部に凸状接合部4の壁体41を嵌入し、壁体51
の内面と壁体41の外面とを密接させて凹状接合部5と
凸状接合部4とを密嵌合する。その後、第3図に示すよ
うにプレート23同士をボルトで連結して長尺状になっ
た堅型伸縮装置Aを道路橋の床版の端部に取付ける。
第4図は凹状接合部5の変更例を示す。この変形例では
前記実施例と異なり伸縮部材3の伸縮部32のみが切欠
され、前記実施例よりも薄い弾性シート状材料よりなる
壁体51の両端部が取付部31の内面に接着されてい
る。この場合において凸状接合部4の壁体41が凹状接
合部5の壁体51にスムーズに嵌入できるように、壁体
51の両端部は取付部31の端面よりも若干後退してい
る。
第5図(イ)および(ロ)は他の変更例を示し、第7図
に示すような従来の堅型伸縮装置に凸状接合部4及び凹
状接合部5を新たに取付けたものである。つまり、伸縮
部材3の取付部31の内面及び伸縮部32の上面におい
て、一端部では壁体41と底部42とからなる凸状接合
部4が接着され、他端部では薄い弾性シート材をU字状
に曲げた壁体51よりなる凹状接合部5が接着されてい
る。
第6図(イ)及び(ロ)も他の変更例を示し、凸状接合
部4は、伸縮部材3の取付部31の両端が延伸してなる
U字状の壁体41と、伸縮部32が延伸してなる底部4
2とにより構成されており、凹状接合部5は、端面板2
の端部より若干内方へ後退した個所において取付部31
及び伸縮部32に連続して設けられた壁体51により構
成されている。
なお、前記実施例及び変更例においては凸状接合部4は
壁体41と底部42とによって構成されていたが、これ
に代えて、凸状接合部を、伸縮部材3の取付部31,3
1に連なる壁体と、伸縮部32に連なる底部とによって
下端を頂点とする略半円錐状に形成してもよい。この場
合には、凹状接合部も当該凸状接合部に対応するよう略
半円錐状に形成する。
また、前記実施例及び変更例においては、堅型伸縮装置
Aの一端に凸状接合部4が、他端に凹状接合部5がそれ
ぞれ設けられていたが、これに代えて、両端に凸状接合
部4が設けられた堅型伸縮装置Aと、両端に凹状接合部
5が設けられた堅型伸縮装置Bとを適宜組合わせて接合
してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように請求項(1)及び(2)の発明によると、
予め設けられた凸状接合部と凹状接合部とを剥離され難
い道路幅員方向に接合するものであり、しかも凸状の壁
体と凹状の壁体とを密嵌合するものであるから、伸縮部
材同士の接合が強固となって伸縮部材同士の接合部から
漏水するおそれがなくなる。
また、凸状接合部の壁体及び底部と凹状接合部の壁体と
が伸縮部材内のブラックサンドやシール材等の充填物の
流出を阻止するので、これら充填物が勾配の低い方へ流
れてしまうというおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は請求項(1)及び(2)の発明に係る道路橋
継目部の堅型伸縮装置及びその接合構造の一実施例を示
し、第1図は上記堅型伸縮装置の斜視図、第2図は凸状
接合部と凹状接合部とを密嵌合する前の状態を示す斜視
図、第3図はそれらを密嵌合した状態を示す斜視図、第
4図〜第6図は上記道路橋継目部の堅型伸縮装置及びそ
の接合構造の各変更例を示す平面図、第7図は従来の道
路橋継目部の堅型伸縮装置の斜視図である。 A…道路橋継目部の堅型伸縮装置、1…遊隙、2…端面
板、3…伸縮部材、4…凸状接合部、5…凹状接合部、
41…壁体、42…底部、51…壁体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の遊隙を介して対向する一対の端面板
    の対向面間に、弾性シート材よりなり当該対向面間を閉
    塞する伸縮部を有する伸縮部材を介装接着することによ
    り構成される道路橋継目部の堅型伸縮装置であって、前
    記伸縮装置は、その道路幅員方向一端部に外方へ突出す
    る凸状の壁体と前記伸縮部に連なって該伸縮部より外方
    へ突出し当該壁体によって囲まれた空間の下面を閉塞す
    る底部とよりなる凸状接合部を、道路幅員方向他端部に
    前記凸状接合部の前記壁体と密嵌するように内方へ窪み
    且つ前記伸縮部上に充填される充填物が外方へ流出しな
    いよう該伸縮部に連なって堰を形成した凹状の壁体より
    なる凹部接合部をそれぞれ有することを特徴とする道路
    橋継目部の堅型伸縮装置。
  2. 【請求項2】所定の遊隙を介して対向する一対の端面板
    の対向面間に弾性シート材よりなり当該対向面間を閉塞
    する伸縮部を有する伸縮部材を介装接着することにより
    構成される道路橋継目部の堅型伸縮装置を道路幅員方向
    に接合する接合構造であって、一方の堅型伸縮装置の伸
    縮部材における道路幅員方向の端部に外方へ突出する凸
    状の壁体と前記伸縮部に連なって該伸縮部より外方へ突
    出し当該壁体によって囲まれた空間の下面を閉塞する底
    部とよりなる凸状接合部が設けられ、他方の堅型伸縮装
    置の伸縮部材における道路幅員方向の端部に前記凸状接
    合部の前記壁体と密嵌するように内方へ窪み且つ前記伸
    縮部上に充填される充填物が外方へ流出しないよう該伸
    縮部に連なって堰を形成した凹状の壁体よりなる凹状接
    合部が設けられ、前記凸状接合部と凹状接合部とが密嵌
    合されて両堅型伸縮装置が接合されることを特徴とする
    道路橋継目部の堅型伸縮装置の接合構造。
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