JPH0659216B2 - 新規ウレア−ゼおよびその製造法 - Google Patents
新規ウレア−ゼおよびその製造法Info
- Publication number
- JPH0659216B2 JPH0659216B2 JP60099249A JP9924985A JPH0659216B2 JP H0659216 B2 JPH0659216 B2 JP H0659216B2 JP 60099249 A JP60099249 A JP 60099249A JP 9924985 A JP9924985 A JP 9924985A JP H0659216 B2 JPH0659216 B2 JP H0659216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- urease
- optimum
- urea
- phosphate buffer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規ウレアーゼおよびその製造法に関する。さ
らに詳しくは極めて耐熱性で安定性がよく、かつ尿素に
対するKm値が小さい新規ウレアーゼおよびシュードモナ
ス属またはノカルデイア属に属する菌株によるその製造
法に関する。
らに詳しくは極めて耐熱性で安定性がよく、かつ尿素に
対するKm値が小さい新規ウレアーゼおよびシュードモナ
ス属またはノカルデイア属に属する菌株によるその製造
法に関する。
ウレアーゼは一般に植物、動物、微生物などに広く分布
しているが、特にナタマメに多量に含まれている故、現
在ではナタマメ由来のウレアーゼが工業生産され、尿素
態窒素の測定のための臨床診断試薬としてあるいは人工
腎臓装置などに広く利用されている。
しているが、特にナタマメに多量に含まれている故、現
在ではナタマメ由来のウレアーゼが工業生産され、尿素
態窒素の測定のための臨床診断試薬としてあるいは人工
腎臓装置などに広く利用されている。
しかしながらナタマメ由来のウレアーゼは、尿素に対す
るKm値が1.05×10−2Mと大きく、反応終了に長
時間を要するため臨床診断試薬として用いる場合、エン
ドポイント法での測定には難点があり、初速度法でしか
用いることができない。また、熱に対しても50℃まで
しか安定でない。一方微生物起源のウレアーゼに関して
は、報告は多いが酵素の性質あるいは応用に関する研究
は少ない。最近、コリネバクテリウム属、プレビバクテ
リウム属、アースロバクター属、プロテウス属、ミクロ
バクテリウム属、ボルデテア属(特開昭58−8608
1)およびバチルス属(特開昭59−17987)など
の微生物が臨床診断試薬として使用可能なウレアーゼを
生産するとの報告がある。しかし、これらの菌株の生産
するウレアーゼもいずれも尿素に対するKm値が大きいた
め、初速度法しか適用できない。また、45〜50℃ま
での温度、pH7〜10までのpHに安定であると記載され
ており、やや安定性に欠ける故、ウレアーゼの工業生産
には有利であるといい難い。そこで、臨床診断試薬とし
て初速度法にもエンドポイント法にも適用可能であり、
かつ極めて安定であるウレアーゼを生産する微生物の検
索が望まれている。
るKm値が1.05×10−2Mと大きく、反応終了に長
時間を要するため臨床診断試薬として用いる場合、エン
ドポイント法での測定には難点があり、初速度法でしか
用いることができない。また、熱に対しても50℃まで
しか安定でない。一方微生物起源のウレアーゼに関して
は、報告は多いが酵素の性質あるいは応用に関する研究
は少ない。最近、コリネバクテリウム属、プレビバクテ
リウム属、アースロバクター属、プロテウス属、ミクロ
バクテリウム属、ボルデテア属(特開昭58−8608
1)およびバチルス属(特開昭59−17987)など
の微生物が臨床診断試薬として使用可能なウレアーゼを
生産するとの報告がある。しかし、これらの菌株の生産
するウレアーゼもいずれも尿素に対するKm値が大きいた
め、初速度法しか適用できない。また、45〜50℃ま
での温度、pH7〜10までのpHに安定であると記載され
ており、やや安定性に欠ける故、ウレアーゼの工業生産
には有利であるといい難い。そこで、臨床診断試薬とし
て初速度法にもエンドポイント法にも適用可能であり、
かつ極めて安定であるウレアーゼを生産する微生物の検
索が望まれている。
本発明者らは、上記現状に鑑み非常に安定性に優れたウ
レアーゼを生産する微生物について鋭意検討を重ねた結
果、ある種の微生物が培養物中に極めて安定でかつKm値
が小さく臨床診断試薬として使用可能な優れた性質を有
するウレアーゼを著量生産することを見出し、本発明を
完成した。従つて本発明の目的は微生物を培養して、極
めて安定でかつKm値が小さく臨床診断試薬として優れた
性質を有するウレアーゼを工業的に安価に製造する方法
を提供することにある。
レアーゼを生産する微生物について鋭意検討を重ねた結
果、ある種の微生物が培養物中に極めて安定でかつKm値
が小さく臨床診断試薬として使用可能な優れた性質を有
するウレアーゼを著量生産することを見出し、本発明を
完成した。従つて本発明の目的は微生物を培養して、極
めて安定でかつKm値が小さく臨床診断試薬として優れた
性質を有するウレアーゼを工業的に安価に製造する方法
を提供することにある。
本発明を概説すれば、本発明は新規ウレアーゼおよびそ
の製造法に関するものであつて、更に詳細には本発明は
下記の理化学的性質を有する新規ウレアーゼに関する。
の製造法に関するものであつて、更に詳細には本発明は
下記の理化学的性質を有する新規ウレアーゼに関する。
(1)作用: 1モルの尿素と1モルの水から、2モルのアンモニアと
1モルの炭酸ガスを生成する。
1モルの炭酸ガスを生成する。
(2)基質特異性: 尿素に最もよく作用するが、ビウレツトおよびアラント
インにも若干作用する。
インにも若干作用する。
(3)至適pHおよびpH安定性: 至適pHが7.5〜8.5であり、37℃、60分間処理
ではpH5.0〜8.0の間で安定である。
ではpH5.0〜8.0の間で安定である。
(4)至適温度および熱安定性: 至適温度が70℃〜80℃であり、pH8.0、10分間
処理では70℃まで安定である。
処理では70℃まで安定である。
(5)分子量: ゲル過法で測定した分子量が約280000である。
(6)等電点: 5.5〜5.6 (7)阻害剤: Ag+、Cu2+、Hg2+、Ni2+およびZn2+
などの金属塩によつて阻害される。
などの金属塩によつて阻害される。
(8)Km値: 1.5×10−3M(pH8.0 リン酸緩衝液) また本発明はシュードモナス属またはノカルデイア属の
属する新規ウレアーゼ生産菌を培養し、培養物より上記
新規ウレアーゼを採取することからなる新規ウレアーゼ
の製造法にある。
属する新規ウレアーゼ生産菌を培養し、培養物より上記
新規ウレアーゼを採取することからなる新規ウレアーゼ
の製造法にある。
本発明方法で得られる新規ウレアーゼは極めて安定性が
よいので培養物より高収率で生産することができ、また
後記するごとく非常に優れた性質を有するので臨床診断
試薬等に使用できる。
よいので培養物より高収率で生産することができ、また
後記するごとく非常に優れた性質を有するので臨床診断
試薬等に使用できる。
本発明に使用される微生物にはシュードモナス属または
ノカルデイア属に属する新規ウレアーゼ生産菌株があげ
られる。具体的菌株の例としてシュードモナス・エルギ
ノサ(Pseudomomasaeruginosa)IAM1156またはノカ
ルデイア・エリスロポリス(Nocardia erythropolis)I
AM1399などがある。
ノカルデイア属に属する新規ウレアーゼ生産菌株があげ
られる。具体的菌株の例としてシュードモナス・エルギ
ノサ(Pseudomomasaeruginosa)IAM1156またはノカ
ルデイア・エリスロポリス(Nocardia erythropolis)I
AM1399などがある。
本発明方法を更に詳しく説明すれば、培地に加える栄養
源は使用する菌株が利用し、新規ウレアーゼを生産する
ものであればよく、炭素源としては例えばグルコース、
グリセロール、シユークロース、マルトース、ラクトー
ス、デンプン、デキストリン、油脂類などが利用でき、
窒素源としては酵母エキス、ペプトン、コーンスチープ
リカー、肉エキス、硫安、尿素などが適当である。その
他にリン酸塩、カリウム塩、マグネシウム塩、ニツケル
塩などの無機質および金属塩類を加えてもよく、更には
ビタミン類、生長促進因子を加えてもよい。
源は使用する菌株が利用し、新規ウレアーゼを生産する
ものであればよく、炭素源としては例えばグルコース、
グリセロール、シユークロース、マルトース、ラクトー
ス、デンプン、デキストリン、油脂類などが利用でき、
窒素源としては酵母エキス、ペプトン、コーンスチープ
リカー、肉エキス、硫安、尿素などが適当である。その
他にリン酸塩、カリウム塩、マグネシウム塩、ニツケル
塩などの無機質および金属塩類を加えてもよく、更には
ビタミン類、生長促進因子を加えてもよい。
新規ウレアーゼ生産菌を培養するに当り、新規ウレアー
ゼの生産量は培養条件により大きく変動するが、一般に
培養温度は20〜40℃、培地のpH6〜8が良く、1〜
5日間の通気攪拌培養で新規ウレアーゼの生産は最高に
達する。培養条件は使用する菌株、培地組成などに応
じ、新規ウレアーゼの生産量が最大になるように設定す
るのは当然である。本発明の菌株によつて生成された新
規ウレアーゼは主に菌体中にあるので、培養液を遠心分
離などして菌体を分離する。得られた菌体を超音波処理
など適当な手段で破砕し、遠心分離後上澄液を得る。こ
の上澄液に沈澱剤例えば硫安を20〜80w/v%加えるこ
とにより、あるいは有機溶媒例えばアルコール、アセト
ンなどを50〜80v/v%加えることにより沈澱として分
離される。得られた沈殿物を限外過、透析あるいはセ
フアデツクス処理などによつて脱塩し、粗酵素液を得
る。得られた粗酵素液を精製するには、予め0.05M
リン酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアロース
(OL-6B)のカラムに粗酵素液を吸着させ、吸着物を
0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.3Mリン酸緩
衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集める。次にこの
活性区分を限外過で濃縮し、脱塩液、0.05Mリン
酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアデツクス
(A−50)のカラムに吸着させ、吸着物を0.1Mリン
酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.2Mリン酸緩衝液(pH8.
0)で溶出して活性区分を集める。この活性区分をコロ
ジオン膜で濃縮後、予め0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で
緩衝化したセフアクリルS−300のカラムでゲル過
を行ない、活性区分を得る。この活性区分を0.1Mリン
酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したフエニル−セフアロー
ス(OL-6B)のカラムに吸着させ、0.03Mリン酸緩衝
液(pH8.0)で洗浄後、0.01Mリン酸緩衝液(pH8.0)で
溶出して活性区分を集める。この活性区分を凍結乾燥し
て、精製酵素粉末を得る。
ゼの生産量は培養条件により大きく変動するが、一般に
培養温度は20〜40℃、培地のpH6〜8が良く、1〜
5日間の通気攪拌培養で新規ウレアーゼの生産は最高に
達する。培養条件は使用する菌株、培地組成などに応
じ、新規ウレアーゼの生産量が最大になるように設定す
るのは当然である。本発明の菌株によつて生成された新
規ウレアーゼは主に菌体中にあるので、培養液を遠心分
離などして菌体を分離する。得られた菌体を超音波処理
など適当な手段で破砕し、遠心分離後上澄液を得る。こ
の上澄液に沈澱剤例えば硫安を20〜80w/v%加えるこ
とにより、あるいは有機溶媒例えばアルコール、アセト
ンなどを50〜80v/v%加えることにより沈澱として分
離される。得られた沈殿物を限外過、透析あるいはセ
フアデツクス処理などによつて脱塩し、粗酵素液を得
る。得られた粗酵素液を精製するには、予め0.05M
リン酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアロース
(OL-6B)のカラムに粗酵素液を吸着させ、吸着物を
0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.3Mリン酸緩
衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集める。次にこの
活性区分を限外過で濃縮し、脱塩液、0.05Mリン
酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアデツクス
(A−50)のカラムに吸着させ、吸着物を0.1Mリン
酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.2Mリン酸緩衝液(pH8.
0)で溶出して活性区分を集める。この活性区分をコロ
ジオン膜で濃縮後、予め0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で
緩衝化したセフアクリルS−300のカラムでゲル過
を行ない、活性区分を得る。この活性区分を0.1Mリン
酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したフエニル−セフアロー
ス(OL-6B)のカラムに吸着させ、0.03Mリン酸緩衝
液(pH8.0)で洗浄後、0.01Mリン酸緩衝液(pH8.0)で
溶出して活性区分を集める。この活性区分を凍結乾燥し
て、精製酵素粉末を得る。
本発明の新規ウレアーゼの酵素化学的および理化学的性
質は次のとおりである。
質は次のとおりである。
(1)作用: 本酵素は下記反応式のごとく、1モルの尿素と1モルの
水から、2モルのアンモニアと1モルの炭酸ガスを生成
する。
水から、2モルのアンモニアと1モルの炭酸ガスを生成
する。
H2NCONH2+H2O→2NH3+CO2 (2)基質特異性: 本酵素は尿素に最もよく作用するが、ビウレツトやアラ
ントインにも若干作用する(第1表)。
ントインにも若干作用する(第1表)。
(3)至適pHおよびpH安定性: 本酵素の至適pHは第1図の曲線で表わされるごとく、pH
7.5〜8.5に高い活性を有している。本酵素を37
℃においてそれぞれのpHで60分間処理したときのpH安
定性を第2図に示した。第2図より明らかなように本酵
素はpH5.0〜8.0の間で安定である。
7.5〜8.5に高い活性を有している。本酵素を37
℃においてそれぞれのpHで60分間処理したときのpH安
定性を第2図に示した。第2図より明らかなように本酵
素はpH5.0〜8.0の間で安定である。
(4)至適温度および熱安定性: 本酵素の至適温度は第3図の曲線で表わされるごとく、
70℃〜80℃に至適温度を有している。本酵素をpH
8.0においてそれぞれの温度で10分間処理したとき
の熱安定性を第4図に示した。本酵素は70℃まで安定
であつた。
70℃〜80℃に至適温度を有している。本酵素をpH
8.0においてそれぞれの温度で10分間処理したとき
の熱安定性を第4図に示した。本酵素は70℃まで安定
であつた。
(5)分子量: 本酵素の分子量は、セフアクリルS−300(フアルマ
シア製)によるゲル過法では約280000であつ
た。
シア製)によるゲル過法では約280000であつ
た。
(6)等電点: ポリアクリルアミドゲルを用いた等電点電気泳動法によ
り求めた本酵素の等電点は5.5〜5.6であつた。
り求めた本酵素の等電点は5.5〜5.6であつた。
(7)金属イオンの影響: 本酵素はAg+、Cu2+、Hg2+、Ni2+および
Zn2+などの金属塩によつて阻害される(第2表)。
Zn2+などの金属塩によつて阻害される(第2表)。
(8)Km値: ラインウイバー−バーク(Lineweaver-Burk)プロツト
により本酵素の尿素に対するKm値を求めたところ、1.5
×10−3Mであつた。この値は従来のウレアーゼに比
し、約1/10である。
により本酵素の尿素に対するKm値を求めたところ、1.5
×10−3Mであつた。この値は従来のウレアーゼに比
し、約1/10である。
(9)酵素活性測定法: 新規ウレアーゼ活性の測定は次のようにして求めた。即
ち、300mM尿素溶液1.0ml、80mMリン酸緩衝液(pH
8.0)1.0ml、25mMα−ケトグルタール酸溶液0.1ml、
10mM NADPH溶液0.1ml、グルタミン酸脱水素酵素溶液
〔75単位/ml、東洋紡(株)製〕0.1ml、水0.6mlおよ
び適当に希釈した酵素液0.1ml、反応液量3.0mlで37
℃、10分間反応させた後、340nmの吸光度(ODサン
プル)を測定する。別に対照として尿素溶液の代わりに
水を1.0ml加え同様の操作によつて吸光度(ODブラン
ク)を測定し、△OD340(ODブランク−ODサンプル)を
求めた。新規ウレアーゼ活性は下記の計算式によつて求
められる。
ち、300mM尿素溶液1.0ml、80mMリン酸緩衝液(pH
8.0)1.0ml、25mMα−ケトグルタール酸溶液0.1ml、
10mM NADPH溶液0.1ml、グルタミン酸脱水素酵素溶液
〔75単位/ml、東洋紡(株)製〕0.1ml、水0.6mlおよ
び適当に希釈した酵素液0.1ml、反応液量3.0mlで37
℃、10分間反応させた後、340nmの吸光度(ODサン
プル)を測定する。別に対照として尿素溶液の代わりに
水を1.0ml加え同様の操作によつて吸光度(ODブラン
ク)を測定し、△OD340(ODブランク−ODサンプル)を
求めた。新規ウレアーゼ活性は下記の計算式によつて求
められる。
Vt:反応液量(3.0ml) Vs:酵素液(0.1ml) t:反応時間(10分間) df:希釈率 〔実施例〕 以下に、本発明による新規ウレアーゼの製造方法を実施
例をもつて示すが、本発明が以下の実施例に限定される
ものではない。なお、%は他に特記せぬ限りw/v%であ
る。
例をもつて示すが、本発明が以下の実施例に限定される
ものではない。なお、%は他に特記せぬ限りw/v%であ
る。
実施例1 シュードモナス・エルギノサIAM1156をグルコース
2%、酵母エキス0.3%、ペプトン1%、K2HPO4 0.1
%、KH2PO4 0.1%およびMgSO4・7H2O 0.05%、pH7.0か
らなる培地100mlを分注して殺菌(120℃、20分
間)した500mlの三角フラスコに接種し、30℃で2
4時間培養して種培養液とした。グルコース2%、コー
ンスチープリカー6v/v%、(NH4)2SO4 0.2%、Nacl 0.
1%、K2HPO4 0.4%、KH2PO4 0.1%、MgSO4・7H2O 0.2
%、NiSO4 10ppmおよび消泡剤(日本油脂社製CB-4
42)0.02v/v%、pH7.0からなる培地20を30
容のジヤーフアーメンターに入れ、120℃で20分
間殺菌した。冷却後、上記の種培養液100mlを接種
し、30℃で72時間毎分20の通気量と毎分300
回転の攪拌速度の条件で培養した。培養終了後、培養液
を遠心分離して菌体を集め、0.01Mリン酸緩衝液(pH8.
0)1に懸濁した後、超音波処理で菌体を破砕した。
菌体破砕液を遠心分離して上澄液1.1を得た。この上
澄液の新規ウレアーゼ活性は360単位/mlであつた。
この上澄液1.1に硫酸アンモニウムを50%飽和にな
るように加えて、一昼夜放置後得た硫安沈殿物を約50
0mlの0.01Mリン酸緩衝液(pH8.0)に溶解した。この
粗酵素液を限外過で濃縮、脱塩後、予め0.05Mリン酸
緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアロース(OL-
6B)のカラム(直径5.0cm×長さ50cm)に吸着さ
せ、吸着物を0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.
3Mリン酸緩衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集め
た。次にこの活性区分を限外過で濃縮、脱塩後、0.05
Mリン酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアデツ
クス(A−50)のカラム(直径5.0cm×長さ40cm)
に吸着させ、0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.
2Mリン酸緩衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集め
た。この活性区分をコロジオン膜で濃縮後、予め0.1M
リン酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したセフアクリルS−
300のカラム(直径3.5cm×長さ100cm)でゲル
過を行なつた。さらに、この活性区分を0.1Mリン酸緩
衝液(pH8.0)で緩衝化したフエニル−セフアロース(O
L-6B)のカラム(直径2.5cm×長さ10cm)に吸着さ
せ、0.03Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.01Mリ
ン酸緩衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集めた。こ
の活性区分を凍結乾燥して、精製酵素粉末261mgを得
た。この粉末の比活性は912単位/mgであつた。これ
らの結果を第3表に示す。
2%、酵母エキス0.3%、ペプトン1%、K2HPO4 0.1
%、KH2PO4 0.1%およびMgSO4・7H2O 0.05%、pH7.0か
らなる培地100mlを分注して殺菌(120℃、20分
間)した500mlの三角フラスコに接種し、30℃で2
4時間培養して種培養液とした。グルコース2%、コー
ンスチープリカー6v/v%、(NH4)2SO4 0.2%、Nacl 0.
1%、K2HPO4 0.4%、KH2PO4 0.1%、MgSO4・7H2O 0.2
%、NiSO4 10ppmおよび消泡剤(日本油脂社製CB-4
42)0.02v/v%、pH7.0からなる培地20を30
容のジヤーフアーメンターに入れ、120℃で20分
間殺菌した。冷却後、上記の種培養液100mlを接種
し、30℃で72時間毎分20の通気量と毎分300
回転の攪拌速度の条件で培養した。培養終了後、培養液
を遠心分離して菌体を集め、0.01Mリン酸緩衝液(pH8.
0)1に懸濁した後、超音波処理で菌体を破砕した。
菌体破砕液を遠心分離して上澄液1.1を得た。この上
澄液の新規ウレアーゼ活性は360単位/mlであつた。
この上澄液1.1に硫酸アンモニウムを50%飽和にな
るように加えて、一昼夜放置後得た硫安沈殿物を約50
0mlの0.01Mリン酸緩衝液(pH8.0)に溶解した。この
粗酵素液を限外過で濃縮、脱塩後、予め0.05Mリン酸
緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアロース(OL-
6B)のカラム(直径5.0cm×長さ50cm)に吸着さ
せ、吸着物を0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.
3Mリン酸緩衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集め
た。次にこの活性区分を限外過で濃縮、脱塩後、0.05
Mリン酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したDEAE-セフアデツ
クス(A−50)のカラム(直径5.0cm×長さ40cm)
に吸着させ、0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.
2Mリン酸緩衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集め
た。この活性区分をコロジオン膜で濃縮後、予め0.1M
リン酸緩衝液(pH8.0)で緩衝化したセフアクリルS−
300のカラム(直径3.5cm×長さ100cm)でゲル
過を行なつた。さらに、この活性区分を0.1Mリン酸緩
衝液(pH8.0)で緩衝化したフエニル−セフアロース(O
L-6B)のカラム(直径2.5cm×長さ10cm)に吸着さ
せ、0.03Mリン酸緩衝液(pH8.0)で洗浄後、0.01Mリ
ン酸緩衝液(pH8.0)で溶出して活性区分を集めた。こ
の活性区分を凍結乾燥して、精製酵素粉末261mgを得
た。この粉末の比活性は912単位/mgであつた。これ
らの結果を第3表に示す。
実施例2 ノカルデイア・エリスロポリスIAM1399を、グリセ
ロール2%、酵母エキス0.8%、ペプトン1.2%、(NH4)2
SO4 0.5%、Nacl 0.3%、K2HPO4 0.5%、KH2PO4 0.
1%、MgSO4・7H2O 0.3%およびNiSO4 10ppm、pH7.0
からなる培地100mlを分注して殺菌(120℃、20
分間)した500mlの三角フラスコに接種して、30℃
で48時間培養した。この培養物中の新規ウレアーゼ活
性は16.8単位/mlであつた。
ロール2%、酵母エキス0.8%、ペプトン1.2%、(NH4)2
SO4 0.5%、Nacl 0.3%、K2HPO4 0.5%、KH2PO4 0.
1%、MgSO4・7H2O 0.3%およびNiSO4 10ppm、pH7.0
からなる培地100mlを分注して殺菌(120℃、20
分間)した500mlの三角フラスコに接種して、30℃
で48時間培養した。この培養物中の新規ウレアーゼ活
性は16.8単位/mlであつた。
以上詳細に説明したとおり、本発明により臨床診断試薬
として有用な新規ウレアーゼおよびその製造法が提供さ
れた。本発明の新規ウレアーゼは、尿素に対するKm値が
小さく、かつ耐熱性が高いというすぐれた性質を有す
る。
として有用な新規ウレアーゼおよびその製造法が提供さ
れた。本発明の新規ウレアーゼは、尿素に対するKm値が
小さく、かつ耐熱性が高いというすぐれた性質を有す
る。
第1図は本発明により得られる新規ウレアーゼのpHと活
性の関係を表わし、第2図は本発明による酵素を37℃
においてそれぞれのpHで60分間処理した後のpHと活性
の関係を表わす。第3図は本発明による酵素の温度と活
性の関係を表わし、第4図はpH8.0においてそれぞれの
温度で10分間処理した後の温度と活性の関係を表わ
す。
性の関係を表わし、第2図は本発明による酵素を37℃
においてそれぞれのpHで60分間処理した後のpHと活性
の関係を表わす。第3図は本発明による酵素の温度と活
性の関係を表わし、第4図はpH8.0においてそれぞれの
温度で10分間処理した後の温度と活性の関係を表わ
す。
Claims (2)
- 【請求項1】次の理化学的性質を有する新規ウレアー
ゼ。 (1)作用: 1モルの尿素と1モルの水から、2モルのアンモニアと
1モルの炭酸ガスを生成する。 (2)基質特異性: 尿素に最もよく作用するが、ビウレツトおよびアラント
インにも若干作用する。 (3)至適pHおよびpH安定性: 至適pHが7.5〜8.5であり、37℃、60分間処理
ではpH5.0〜8.0の間で安定である。 (4)至適温度および熱安定性: 至適温度が70℃〜80℃であり、pH8.0、10分間
処理では70℃まで安定である。 (5)分子量: ゲル濾過法で測定した分子量が約280000である。 (6)等電点: 5.5〜5.6 (7)阻害剤: Ag+,Cu2+,Hg2+,Ni2+およびZn2+
などの金属塩によって阻害される。 (8)Km値: 1.5×10−3M(pH8.0 リン酸緩衝液) - 【請求項2】シュードモナス属またはノカルデイア属に
属する新規ウレアーゼ生産菌を培養し、該培養物より下
記の理化学的性質を有する新規ウレアーゼを採取するこ
とを特徴とする新規ウレアーゼの製造法。 (1)作用: 1モルの尿素と1モルの水から、2モルのアンモニアと
1モルの炭酸ガスを生成する。 (2)基質特異性: 尿素に最もよく作用するが、ビウレツトおよびアラント
インにも若干作用する。 (3)至適pHおよびpH安定性: 至適pHが7.5〜8.5であり、37℃、60分間処理
ではpH5.0〜8.0の間で安定である。 (4)至適温度および熱安定性: 至適温度が70℃〜80℃であり、pH8.0、10分間
処理では70℃まで安定である。 (5)分子量: ゲル濾過法で測定した分子量が約280000である。 (6)等電点: 5.5〜5.6 (7)阻害剤: Ag+,Cu2+,Hg2+,Ni2+およびZn2+
などの金属塩によって阻害される。 (8)Km値: 1.5×10−3M(pH8.0 リン酸緩衝液)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60099249A JPH0659216B2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 新規ウレア−ゼおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60099249A JPH0659216B2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 新規ウレア−ゼおよびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61257183A JPS61257183A (ja) | 1986-11-14 |
| JPH0659216B2 true JPH0659216B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=14242430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60099249A Expired - Fee Related JPH0659216B2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 新規ウレア−ゼおよびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659216B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0657149B2 (ja) * | 1986-01-13 | 1994-08-03 | サッポロビール株式会社 | ウレア−ゼ及びその製造法 |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP60099249A patent/JPH0659216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61257183A (ja) | 1986-11-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0109083B1 (en) | Method for cultivation of pseudomonas bacteria | |
| JPH0653069B2 (ja) | 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法 | |
| US4420562A (en) | Method for producing creatinase | |
| CA1285896C (en) | .alpha.-1, 6-GLUCOSIDASE AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME | |
| Kaplan et al. | Creatinine hydrolase and creatine amidinohydrolase: II. Partial purification and properties | |
| JPH04365491A (ja) | 4−ハロ−3−ヒドロキシブチルアミドの製造法 | |
| JPH0659216B2 (ja) | 新規ウレア−ゼおよびその製造法 | |
| JP3635133B2 (ja) | トレハロースホスホリラーゼおよびその調製法 | |
| JP3235904B2 (ja) | 耐熱性マンノースイソメラーゼ及びその製造法並びにこれを用いたマンノースの製造法 | |
| US4463095A (en) | Process for producing α-glycerophosphate oxidase | |
| JPH0440988B2 (ja) | ||
| JP3602162B2 (ja) | 3−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素の製造法 | |
| JPH0761265B2 (ja) | サ−マス属に属する新菌株、新規なβ−ガラクトシダ−ゼ及びその製造法 | |
| GB2195630A (en) | Method for producing carnitine, l-carnitineamide hydrolase and method for producing same | |
| JP3152855B2 (ja) | 新規なソルビトールデヒドロゲナーゼ、その製造方法並びに該酵素を用いたソルビトールの定量のための試薬及び方法 | |
| JPH0361481A (ja) | ギ酸脱水素酵素及びその製造方法 | |
| JP3027449B2 (ja) | 新規シクロマルトデキストリナーゼ、その製造法及び該酵素を生産する微生物 | |
| JP3735956B2 (ja) | キサンチンデヒドロゲナーゼ及び該酵素の製造方法 | |
| JP3055041B2 (ja) | α−1,2−マンノシダーゼ、その製造方法およびその生産菌 | |
| JP2530998B2 (ja) | サ―マス(Thermus)属に属する新菌株 | |
| JPS59156281A (ja) | N−アセチルヘキソサミン酸化酵素及びその製造法 | |
| JPH0127714B2 (ja) | ||
| JPH05236955A (ja) | 耐熱性アルカリホスファターゼの製造法 | |
| EP0079792A2 (en) | Process for production of urease | |
| KR790001592B1 (ko) | 크레아티닌. 데스이미다아제의 제조법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |