JPH0659496B2 - 連続圧延機におけるミルスプリング定数及び材料塑性係数推定装置 - Google Patents

連続圧延機におけるミルスプリング定数及び材料塑性係数推定装置

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JPH0659496B2
JPH0659496B2 JP59091753A JP9175384A JPH0659496B2 JP H0659496 B2 JPH0659496 B2 JP H0659496B2 JP 59091753 A JP59091753 A JP 59091753A JP 9175384 A JP9175384 A JP 9175384A JP H0659496 B2 JPH0659496 B2 JP H0659496B2
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stand
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/58Roll-force control; Roll-gap control
    • B21B37/64Mill spring or roll spring compensation systems, e.g. control of prestressed mill stands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は連続圧延機におけるミルスプリング定数及び
材料塑性係数推定装置に関し、特に各スタンドのミルス
プリング定数及び材料塑性係数を精度よく推定する装置
に関するものである。
[従来の技術] 初めに、連続圧延機の一般的な動作について、図を用い
て説明する。
図2は各スタンドの圧延のようすを説明する説明図であ
る。図において、(1a)、(2a)及び(3a)は各スタンドの上
作業ロールであり、総称して以下単に上作業ロールとい
う。(1b)、(2b)及び(3b)は各スタンドの下作業ロールで
あり、総称して以下単に下作業ロールという。
hは各スタンドの圧延後の板厚、Sは上及び下作業ロー
ルに対して荷重されていないときの上作業ロールと下作
業ロールとの間隙(これを無負荷ロール間隙という)で
ある。つまり、無負荷ロール間隙Sというのは、荷重さ
れていないときのスタンド自身が受ける圧延反力Fが零
のときの間隙である。
同図に示すように、無負荷ロール間隙Sであるとき、板
厚Hの材料(10)が搬送されると、上作業ロール及び下作
業ロールは押上げられて間隙Sも変化する。この間隙S
が変化したとき、上作業ロール及び下作業ロールにスタ
ンドが荷重をかけて圧延する。
このとき、スタンド自身が受ける反力を圧延反力とい
う。
この圧延反力F、無負荷ロール間隙S及び圧延機を出た
板厚hとの関係を以下に説明する。
第3図は圧延反力F、圧延機を出た板厚h及び塑性の関
係を説明する説明図である。
図において、曲線(a) は圧延反力Fが大きいほど圧延機
出側の板厚hが厚みを増すことを示している。この曲線
(a) の動作点付近での傾きMをミルスプリング定数と呼
び、圧延機制御において、重要な特性定数の一つであ
る。
このミルスプリング定数Mを用いると、一般には圧延機
出側の板厚h(以下出側板厚という)はh=S+F/M で示されるものである。
そして、ロール間隙は一般的に圧下シリンダ(以下圧下
スクリュウという)の油柱高さや圧下ねじの移動量で検
出するものであり、また、ミルスプリング定数Mは第3
図からも明らかのように圧延反力Fにより変化してい
る。
従って、上記の板厚hの式は、ある時点での板厚を基準
として、(1)式に示すように、それからの、変動量を
取扱う微分量の式に変形して使用されるものである。
また、目的とする板厚hを得るためには、無負荷ロール
間隙Sから間隙S′にする。
そして、圧下スクリュウが材料を圧下したときの、この
圧下スクリュウの所定箇所を圧下位置と呼び、圧下スク
リュウが材料を圧下すると圧下スクリューウの所定箇所
が変動する。つまり、圧下スクリュウの圧下位置が変動
し、この変動量を圧下位置変化量ΔSと呼び、所定時間
当たりの圧下スクリュウの圧下位置の変化量であり、前
の圧下位置を基準とし、この基準値と今回の圧下位置と
の変化量としたものであり、以下の式で示される。
S′−S=ΔS(以下圧下位置の変化量という)とさ
れ、さらに板厚Hからhにする過程では、圧延反力Fか
ら圧延反力F′に変化していくものであり、その変化
は、 F′−F=ΔF(以下圧延反力Fの変化量という)とし
て示され、このときの板厚hの変化量Δhは、 Δh=ΔS+(ΔF/M)………………(1) で示され、ゲージメータ式と呼ばれるものである。
また、曲線(b) は、板厚を薄くしていくと圧延反力Fが
増大することを示している。これは、板厚を薄くするに
従って、材料が塑性しようとする力が増大するためであ
る。また、この曲線(b) の動作点付近の傾きQを、特に
材料塑性係数と呼んでおり、一般に以下の式で示される
ものである。
Q=ΔF/(ΔH−Δh)……………(2) ΔH;圧延機入側板厚の変化量 そして、第4図が示すように、無負荷ロール間隙Sと圧
延前の板厚Hが与えられたとき、圧延反力Fと圧延後の
板厚hが曲線(a) と曲線(b) との交点(釣り合い点)で
決まる。
このため、圧延材の板厚制御において、ミルスプリング
定数Mと、材料塑性係数Qとを精度良く推定することが
必要となる。
そこで、従来は、ミルスプリング定数Mと材料塑性係数
Qを知る手法として、実測する手法あるいは試圧延作業
によっていたが、該圧延のための時間が必要であるうえ
に経費上の無駄も多く、精度上の問題的もあった。
これに対して、圧延状態での計測信号に基づいて、ミル
スプリング定数M、材料塑性係数Qを同時に推定する装
置として以下に説明する装置があった。
第4図は従来の連続圧延機の概略構成図である。同図に
おいては圧延機が3台として説明する。
図において、(1) は第1スタンド、(2) は第2スタン
ド、(3) は第3スタンド、(1a)は第1スタンド(1) の圧
延機の上作業ロール、(1b)は第1スタンド(1) の圧延機
の下作業ロール、(2a)は第2スタンド(2) の圧延機の上
作業ロール、(2b)は第2スタンド(2) の圧延機の下作業
ロール、(3a)は第3スタンド(3) の圧延機の上作業ロー
ル、(3b)は第3スタンド(3) の圧延機の下作業ロールで
ある。
(1c)〜(3c)は各スタンドの下作業ローラ側に配置され、
それぞれのスタンドにおける圧延反力の変化量を検出す
る圧延反力検出装置、7は後述する出側板厚検出装置か
らの板厚変化量Δhに基づいて、連続圧延機におけるミ
ルスプリング定数及び材料塑性係数を推定する推定装置
である。
(10)は連続圧延機によって圧延された圧延材料、(40)は
最終スタンドとなる第3スタンドから出た圧延材料の板
厚を検出し、検出毎に板厚変化量を出力する出側板厚検
出装置(以下板厚検出装置という)である。
Hは連続圧延機で圧延される前の材料の板厚、h1 は第
1スタンド(1) の圧延機によって圧延された後の板厚、
h2 は第2スタンド(2) の圧延機によって圧延された後
の板厚、h3 は最終スタンドである第3スタンド(3) の
圧延機によって圧延された後の板厚である。
上記のような連続圧延機は、ゲージメータ方式というも
のであり、ゲージメータ方式は圧延後の板厚は圧延中の
ロール間隙によって定まり、圧延中のロール間隙は無負
荷ロール間隔と負荷時の圧延機の変形量によって決まる
ものとするものである。
また、圧延機の変形量は圧延荷重により決まり、圧延機
の変形は弾性変形であるから圧延荷重に比例するとする
ものである。
このような、連続圧延機では最終スタンドである第3ス
タンド(3) での圧延中における板厚変化量Δh3 は、 Δh3 =ΔS3 +ΔF3 /M3 ……………(3) ΔS3 :第3スタンド(3) の圧下位置変化量 ΔF3 ;第3スタンド(3) の圧延反力変化量 M3 :第3スタンド(3) の圧延機のミルスプリング定数 また、圧延中における第3スタンド(3) の圧延反力変化
量ΔF3 は ΔF3 =Q3 (Δh2 −Δh1 )………(4) Δh2 ;第3スタンド(3) に入る入側板厚変化量 Q3 ;第3スタンド(3) で圧延するときの材料塑性係数 として示されるものである。
また、第2スタンド(2) においては、 Δh2 =ΔS2 +ΔF2 /M2 …………(5) ΔS2 :第2スタンド(2) の圧下位置変化量 ΔF2 :第2スタンド(2) の圧延反力変化量 M2 ;第2スタンド(2) の圧延機のミルスプリング定数 ΔF2 =Q2 (Δh1 −Δh2 )………(6) Δh1 ;第2スタンド(2) に入る入側板厚変化量 Q2 ;第2スタンド(2) で圧延するときの材料塑性係数 として示されるものである。
さらに、第1スタンド(1) においては、 Δh1 =ΔS1 +ΔF1 /M1 …………(7) ΔS1 :第1スタンド(1) の圧下位置変化量 ΔF1 :第1スタンド(1) の圧延反力変化量 M2 ;第1スタンド(1) の圧延機のミルスプリング定数 ΔF1 =Q1 (ΔH−Δh1 )………(8) ΔH;第1スタンド(1) に入る入側板厚変化量 Q1 ;第1スタンド(1) で圧延するときの材料塑性係数 として示されるものである。
次に、実際の各スタンドのミルスプリング定数M及び材
料塑性係数Qを求める場合について以下に説明する。
例えば、材料(10)の中心線上のある点(以下注目点とい
う)に注目し、この注目点が第1スタンド(1) を通過す
る時点の第1スタンドにおける圧延反力値F1 ′とし、
このときの圧延反力F1 の圧延反力変化量をΔF1 ′と
する。
また、圧延前の上及び下作業ロールの計測した実際の間
隙S1 ′とし、このときの圧下位置変化量をΔS1 ′と
し、そして、同じ点が第2スタンド(2) を通過する時点
の圧延反力値をF2 ′とし、このF2 ′の圧延反力変化
量をΔF2 ′とし、また圧延前の上及び下作業ロールの
実際の間隙S2 ′とし、このスタンドにおける圧下位置
変化量をΔS2 ′とし、さらに第3スタンド(3) を通過
する時点の圧延反力値F3 ′の圧延反力変化量をΔF3
′とし、圧延前の上及び下作業ロールの間隙S3 ′と
し、このスタンドにおける圧下位置変化量をΔS3 ′と
する。
この場合の圧延反力変化量ΔF′とは、圧下スクリュウ
が材料を圧下したときの、この圧下スクリュウの所定箇
所を圧下位置と呼び、圧下スクリュウが材料を圧下する
と圧下スクリューウの所定箇所が変動する。つまり、圧
下スクリュウの圧下位置が変動する。そして、この変動
に伴って、圧延反力が変動する。従って、圧延反力の変
化量ΔF′とは、所定時間当たりの圧延反力の変化量で
あり、前の圧延反力を基準とし、この基準値と今回の圧
延反力との変化量である。
そして、最終スタンドである第3スタンド(3) の出側の
所定位置に配置されている板厚検出装置(40)が、圧延材
料がこの位置に到達するに伴って、板厚hx′を検出
し、前回の板厚検出値hx′を基準板厚とし、この基準
板厚と今回の板厚検出値hx′から圧延材料の板厚変動
量Δhx′を順次求める。
つまり、Δhx′は、板厚検出装置(40)の位置における
圧延材料の前の板厚と今回の板厚との変化量であり、 Δhx′=Δhx1 ′、Δhx2 ′………………Δhx
m ′である。
また、Δhx′は、 Δhx′=(ΔFx′/M)+ΔSx′ ………………(D) が成立するものである。
そして板厚検出装置(40)が板厚変化量Δhx′を測定し
た時点での測定点が第3スタンド(3) 直下にあったとき
の、そのスタンドにおける板厚変化量Δh3 ′は、 Δh3 ′=(ΔF3 ′/M3)+ΔS′3 ………(9) であり、このときの圧延反力変化量は、 ΔF3 ′= Q3 {[(ΔF2 ′/M2)+ΔS2 ′] −Δh′3 ………(10) また、第2スタンド(2) を通過したときは、 ΔF2 ′=Q2 {[(ΔF1 ′/M2)+ΔS1 ′] −Δh′2 ………(11) が成立し、第1スタンド(1) を通過したときは、 ΔF1 ′=Q1 (ΔH′−Δh′1 ) ………(12) の各式が成立することは明らかである。
これらの関係から推定装置(7) は、まず第3スタンド
(3) における{Δhx′、ΔF3 x′、ΔS3 x′}が
計測されたとき、上記(D)式に基づいて、ミルスプリ
ング定数M3 を推定し、この結果を とする。
そして、上記(9)式に、この推定した の値を代入して、第3スタンド(3) が上記の圧延材料の
注目点を圧延するときの第3スタンド(3) 直下における
板厚変化量Δh3 ′を求める。つまり、第3スタンド
(3) で圧延材料の注目点を圧延するときの{Δh3 ′、
ΔF3 ′、ΔS3 ′}が求まったことになる。
また、計測値{ΔF2 ′、ΔS2 ′}を用いて、上記
(10)式に基づいて、第3スタンド(3) における材料
塑性係数Q3 と第2スタンドにおけるミルスプリング定
数M2 推定する。
この求め方は、上記(9)式に基づいて、上記注目点を
第3スタンド(3) が圧延するときのΔh3 ′が求めら
れ、このときの第3スタンド(3) における圧延反力変化
量がΔF3 ′であるとすると、(10)式に示すよう
に、 ΔF3 ′= Q3 {[(ΔF2 ′/M2)+ΔS2 ′] −Δh3 ′ であるから、(4)式より、 ΔF3 ′=Q3 (Δh2 ′−Δh3 ′) であるため、経験、統計的なデータ等によって、前段の
スタンド直下におけるΔh2 ′及び第3スタンドにおけ
を推定する。
そして、推定値 を用いて、上記(5)式に基づき第2スタンド(2) が上
記注目点を圧延したときの計測値{ΔF1 ′、ΔS1
′}より、第1スタンド(1) でのΔh1 ′を求め、第
2スタンド(2) での材料塑性係数Q2 と第1スタンドで
のミルスプリング定数M1 を推定する。。
以下同様にして、全スタンドのミルスプリング定数と材
料塑性係数を推定するものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来装置においては、あるス
タンドでのミルスプリング定数Mi、材料塑性係数Qi
を知ろうとすると、そのスタンドでの入側板厚を精度よ
く知る必要があり、上記装置のように各スタンドの入側
に板厚計測器が設置されていない場合は、さらに前段の
スタンドにおけるミルスプリング定数が知られていなけ
ればならない。
このため、各スタンドの入側に板厚計測器が設置されて
いない場合は、最終スタンドの出側に配置された板厚検
出装置の計測値と、最終スタンドにおける圧延反力変化
量ΔF′及び圧下位置変化量ΔS′によって、最終スタ
ンドのミルスプリング定数Mを推定し、この推定結果か
ら経験等によって、最終スタンドに入る入側板厚を推定
し、複雑な計算式からこのスタンドの材料塑性係数Qと
前段のミルスプリング定数を求め、以下同様にして各前
段のスタンドのミルスプリング定数と材料塑性係数を推
定していたので、推定精度に問題があるという問題点が
あった。
そして、この未知パラメータであるミルスプリング定数
と材料塑性係数Qは、応答性を高めるために同時に推定
する必要があり、一般には同時推定は複雑な行列式によ
って推定できるものであり、例えば(10)式における
{Q3 ,M2 }の同時推定には{ΔF 3′、ΔF 2′}
の相互独立性が強く要求されるが、実際には上記各式に
示すように板上の同一点に対応する第2のスタンドでの
ΔF 2′と第3スタンドでのΔF 3′は互いに強く影響
しあっている。
このため、最終スタンドでの計測値に基づいて推定した
各スタンドのミルスプリング定数と材料塑性係数の推定
値は互いの誤差が累積しあった推定値となってしまい、
圧延精度が劣化するという問題点があった。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、各圧延機のミルスプリング定数及び材料塑性係数の
誤差が累積することがなく、簡単な演算で圧延精度を向
上させることができる連続圧延機におけるミルスプリン
グ定数及び材料塑性係数推定装置を得ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明の連続圧延機におけるミルスプリング定数及び
材料塑性係数推定装置は、最終スタンド出側に板厚検出
装置を備えると共に、各スタンドに圧下位置測定装置及
び圧延反力測定装置を備えた連続圧延機のミルスプリン
グ定数及び材料塑性係数を推定するものにおいて、各圧
下位置測定装置からの材料圧延中における圧下位置変化
信号と圧延反力測定装置からの圧延中における圧延反力
変化信号を記憶する記憶装置と、板厚測定装置により測
定された板厚変化信号と、この板厚測定装置によって測
定されたときの圧延材料上の板厚測定点が最終スタンド
の直下にあったときの、記憶されている最終スタンドの
圧下位置変化信号、圧延反力変化信号とにより、最終ス
タンドのミルスプリング定数を算出する第1の手段と、
この第1手段の算出した最終スタンドのミルスプリング
定数に予め定められた前段の各圧延機毎の比率を乗じ
て、各圧延機のミルスプリング定数を推定する第2手段
と、この第2手段が推定した前段の各圧延機のミルスプ
リング定数と、板厚測定点が各スタンドの直下にあった
ときの、記憶されている各スタンドにおける圧下位置変
化信号、圧延反力変化信号とにより、当該スタンドの出
側板厚変化量を算出する第3の手段と、板厚測定装置あ
るいは第3の手段により得られる当該スタンド入側及び
出側板厚変化量と、板厚測定点が当該スタンド直下にあ
ったときの記憶されている圧延反力変化信号とにより当
該スタンドの材料塑性係数を算出する第4の手段とを備
えたものである。
[作用] この発明は、各スタンドに備えられた圧下位置測定装置
からの圧延中における圧下位置変化信号及び圧延反力変
化信号を記憶させる。
また、最終スタンドの出側に配置された板厚検出装置に
より測定された板厚変化信号と、この板厚検出装置が板
厚を検出したときの材料上の板厚測定点が最終スタンド
直下にあったときの、記憶された最終スタンドの圧下位
置変化信号と圧延反力変化信号とにより最終スタンドの
ミルスプリング定数を算出する。
そして、この最終スタンドのミルスプリング定数に予め
定められた前段の各圧延機毎の比率を乗じて各圧延機の
ミルスプリング定数を推定し、推定した前段の各圧延機
のミルスプリング定数と板厚測定点が各スタンドの直下
にあったときの、圧下位置変化信号と圧延反力変化信号
とにより、当該スタンドの出側板厚変化量を算出し、こ
の出側板厚変化量及び入側板厚変化量と、板厚測定点が
当該スタンド直下にあたときの圧延反力変化信号とによ
り、当該スタンドの材料塑性係数を算出する。
[実施例] 第1図はこの発明の装置の概略構成図である。同図にお
いては、スタンド数を6個として説明する。図におい
て、1〜3、1a〜3a、1b〜3b、1c〜3c、1
0、(40)は上記と同様なものである。
4は第4スタンド、5は第5スタンド、6は第5スタン
ド、1d〜6dは各スタンドに備えられた圧下位置測定
装置である。
圧下位置測定装置1d〜6dは、それぞれのスクリュウ
の前の圧下位置を基準値とし、今回の圧下位置との変化
量を圧下位置変化量ΔSとし、それぞれ圧下位置変化信
号ΔS1 、ΔS2 、…………ΔS6 として出力する。
圧延反力検出装置(1c)〜(6c)は、それぞれスタンドに配
置され、それぞれ、圧延中における圧延反力変化量を、
圧延反力変化信号ΔF1 、ΔF2 ……………ΔF6 とし
て順次出力する。
(70)は推定装置である。推定装置(70)は各圧下位置測定
装置からの材料圧延中における圧下位置変化信号と圧延
反力測定装置からの圧延中における圧延反力変化信号を
記憶する記憶手段(71)と、板厚測定装置により測定され
た板厚変化信号と、この板厚測定装置によって測定され
た圧延材料上の板厚測定点が最終スタンドの直下にあっ
たときの、記憶されている最終スタンドの圧下位置変化
信号、圧延反力変化信号とにより、最終スタンドのミル
スプリング定数を算出する第1の手段と、この第1手段
の算出した最終スタンドのミルスプリング定数に予め定
められた前段の各圧延機毎の比率を乗じて、各圧延機の
ミルスプリング定数を推定する第2手段と、この第2手
段が推定した前段の各圧延機のミルスプリング定数と、
上記板厚測定点が各スタンドの直下にあったときの、記
憶されている各スタンドにおける最終スタンドの圧下位
置変化信号、圧延反力変化信号とにより、当該スタンド
の出側板厚変化量を算出する第3の手段と、板厚測定装
置あるいは第3の手段により得られる当該スタンド入側
及び出側板厚変化量と、板厚測定点が当該スタンド直下
にあったときの記憶されている圧延反力変化信号とによ
り当該スタンドの材料塑性係数を算出する第4の手段と
を少なくとも備えた推定手段(72)からなっている。
上記のように構成された装置について以下に動作を説明
する。
例えば、各スタンドにおけるミルスプリング定数をMi
(i=1.2.3……6)、材料塑性係数をQi(i=
1.2.3……6)とし、そして下流側の3つの第4ス
タンド(4) 、第5スタンド(5) 及び第6スタンド(6) に
着目すれば、次の格式が成立している。
ΔF4 =−Q4 Δh4 ……………………(13) ΔF5 =Q5 (Δh4 −Δh5 )………(14) ΔF6 =Q6 (Δh5 −Δh6 )………(15) が成立し、また各スタンドにおける圧延中における板厚
変化量は Δh4 =ΔS4 +ΔF4 /M4 …………(16) Δh5 =ΔS5 +ΔF5 /M5 …………(17) Δh6 =ΔS6 +ΔF6 /M6 …………(18) さらに、第6スタンド(6) の直下において、注目点が圧
延され、その注目点が板厚測定装置(40)に来たとすれ
ば、この場合は、注目点を板厚測定点とする。
Δh6 =Δhx…………………………(19) であることが明らかである。
このようなことから各スタンドにおけるミルスプリング
定数Miは以下の関係があることが分かる。
例えば、第5スタンド(5) における板厚変化量Δh5 の
式(17)及び第6スタンド(6) における板厚変化量Δ
h6 の式(18)を以下のように変形すると、 (ΔF5 /M5 )=Δh5 −ΔS5 ……(A) (ΔF6 /M6 )=Δh6 −ΔS6 ……(B) となり、(B)式を(A)式で割ると、 (ΔF6 /M6 )・(ΔF5 /M5 ) =(Δh6 −ΔS6 )/(Δh5 /ΔS5 ) で示され、この式よりミルスプリング定数M5 は、 M5 = [(Δh6 −ΔS6 )/(Δh5 −ΔS5 )] ×(Δh5 /ΔF6 )・M6 で示され、この [(Δh6 −ΔS6 )/(Δh5 −ΔS5 )] × (Δh5 /ΔF6 )=a5 とすると、 M5 =a5 ・M6 ………………………(20) a5 =(M5 /M6 ) が成立し、また同様にM4 は、 (ΔF4 /M4 )=Δh4 −ΔS4 ……(C) となり、(C)式を(A)式で割ると、 (ΔF6 /M6 )・(ΔF4 /M4 ) =(Δh6 −ΔS6 )/(Δh4 −ΔS4 ) で示され、 M4 = [(Δh6 −ΔS6 )/(Δh4 −ΔS4 )] ×(ΔF4 /ΔF6 )・M6 で示され、 [(Δh6 −ΔS6 )/(Δh4 −ΔS4 )] ×(ΔF4 /ΔF6 )=a4 とすると、 M4 =a4 ・M6 ………………………(21) a4 =M4 /M6 となる。つまり、各スタンドのミルスプリング定数は最
終スタンドのミルスプリング定数に依存していることが
分かる。
そして、このスタンド毎の各定数aは以下に説明するよ
うにして予め得るものである。
一般に板幅は連続圧延機においては、一本の圧延中はほ
とんど変わらない。また、連続圧延機の各スタンドのロ
ール速度はほぼ一定に保たれているものである。
例えば、第1スタンドのロール速度は860(fp
m)、第2スタンドのロール速度は1300(fp
m)、第3スタンドのロール速度は1840(fp
m)、第4スタンドのロール速度は2460(fp
m)、第5スタンドのロール速度は3120(fp
m)、第6スタンドのロール速度は3720(fpm)
という具合に保たれている。
このような連続圧延機において、上記説明のように板厚
変化量Δh、圧延反力変化量ΔF、圧下位置変化量ΔS
を測定して、(1)を変形し、 M=ΔF/(Δh/ΔS) とする。
そして、例えば、板幅600(mm)、板幅800(m
m)、板幅1000(mm)、板幅1200(mm)、
板幅1350(mm)の材料を圧延したときの各スタン
ドのミルスプリング定数は以下の第2図に示す関係とな
ったことが分かった。
同図に示すように、板幅1000mmでは第1のミルス
プリング定数M1 は81、第2のミルスプリング定数M
2 は78、第3のミルスプリング定数M3 は76、第4
のミルスプリング定数M4 は74、第5のミルスプリン
グ定数M5 は73、第6のミルスプリング定数M6 は7
2となっている。
従って、板幅1000mmでの第5スタンドのa5 は a5 =M5 /M6 =73/72=1.013 また、第4スタンドでのa4 は a4 =M4 /M5 =74/72=1.027 である。
そして、例えば第2図に示すように、最低の板幅が60
0(mm)で最大の板幅が1360(mm)を圧延する
ときのa5 の範囲は、 板幅600(mm)のときの第6スタンドのミルスプリ
ング定数M6 は64で、第5スタンドのミルスプリング
定数M5 は65であるから、板幅600(mm)のとき
のa5 は a5 =65/64=1.015 また、板幅1360(mm)を圧延するときのa5 は、
第6スタンドのミルスプリング定数M6 は75で、第5
スタンドのミルスプリング定数M5 は76であるから、
板幅13560(mm)のときのa5 は a5 =76/75=1.013 である。従って、最低の板幅が600(mm)で最大の
板幅が1360(mm)を圧延するときのa5 の範囲
は、約1.015〜1.013の範囲となる。
同様にa4 の範囲は、板幅600(mm)のときの第6
スタンドのミルスプリング定数M6 は64で、第4スタ
ンドのミルスプリング定数M4 は66であるから、板幅
600(mm)のときのa4 は a4 =66/64=1.031 また、板幅1360(mm)を圧延するときのa4 は、
第6スタンドのミルスプリング定数M6 は75で、第4
スタンドのミルスプリング定数M4 は78であるから、
板幅13560(mm)のときのa4 は a4 =78/75=1.04 である。従って、最低の板幅が600(mm)で最大の
板幅が1360(mm)を圧延するときのa4 の範囲
は、約1.04〜1.031の範囲となる。
このような関係から各スタンドにおける比率aを予め決
めるのである。
そして、推定装置(70)は、最終スタンドの板厚変化量Δ
h6 、圧延反力F6 の圧延反力変化量ΔF6 、圧下位置
変化量ΔS6 を用いて次のように各スタンドのミルスプ
リング定数Mi(i=1.2…6)と材料塑性係数Qi
(i=1.2…6)を推定する。
これは、材料上の注目点が第6スタンドで圧延され、こ
の注目点が板厚検出装置(40)に到達すると、このときの
板厚変動量Δhxは上記(19)式で示すように、 Δhx=Δh6 である。
また、このとき検出される圧延反力変化量ΔF6 と、圧
下位置変化量ΔS6 とにより、上記(18)式によっ
て、従来と同様に第6スタンドのミルスプリング定数M
6 を求め、この値をM6 とする。
そして、このM6 を用いて上記(20)式から第5スタ
ンドのミルスプリング定数M5 を容易に求めることがで
きる。
また、ミルスプリング定数M5 が求められると、上記
(17)式によって、注目点を第5スタンドが圧延した
ときの第5スタンドの板厚変化量Δh5 が求められるか
ら、このときの第6スタンドの圧延反力変化量ΔF6 を
用いると、上記(15)式によって、第6スタンドでの
材料塑性係数Q6 が決定する。この結果をQ6 とする。
同様に(21)式より、第4スタンドでのミルスプリン
グ定数M4 が容易に決定する。
そして、このM4 が求まると、材料上の注目点が第4ス
タンドで圧延されたときの、圧延反力変化量ΔF4 と圧
下位置変化量ΔS4 とを用いて(16)式によって、こ
のスタンドにおける板厚変化量Δh4 を求める。
そして、求めた板厚変化量Δh4 、板厚変化量Δh5 及
び圧延反力変化量ΔF5 から(14)式により第5スタ
ンドの材料塑性係数Q5 を決定する。
以下全く同様な手続きにより、第4スタンドでの材料塑
性係数Q4 についても、その推定計算が可能である。
また、一本の材料を圧延中に上記推定演算を任意の回数
実行して平均等をすることによって、その変数推定結果
をより、確実なものにするかとができる。
第1図の装置において、推定装置内の記憶手段は各スタ
ンドでの圧延スクリュウの圧下位置の変化量である圧下
位置変化号ΔS1 、ΔS2 …………ΔS6 及び圧延反力
の変化量である圧延反力変化信号ΔF1 、ΔF2 ………
…ΔF6 を記憶し、推定手段は圧延材上の同一点(注目
点)が板厚検出装置(40)に到達した時点に、出画側板厚
測定結果Δhxと記憶手段での各種記憶信号及び対応デ
ータ(定数a)を用い、前記した各式による演算を実施
して、各スタンドでのミルスプリング定数Mと材料塑性
係数Qとを推定する。
なお、上記の説明では6台の圧延スタンドを用いる場合
において、下流側3台のスタンドでの各定数、係数を推
定するようにしたものであるが、スタンドの台数は他の
数であってもよいし、全てのスタンドについての各定数
M、係数Qを測定するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、最終スタンドにおける
ミルスプリング定数と予め定められた前段の各圧延機の
比率を乗じて、各圧延機のミルスプリング定数を求める
と共に、その各圧延機のミルスプリング定数に基づい
て、各圧延機のスタンドにおける圧延中の材料塑性係数
を推定するようにしたことにより、行列形で各圧延機の
ミルスプリング定数及び材料塑性係数を求めなくともよ
いので、各圧延機の最適な圧延力を算出するための処理
スピードが速くなるから、圧延処理が速くなり、圧延精
度が向上するという効果が得られている。
また、予め定められた比率定数に基づいて、前段の各圧
延機のミルスプリング定数を求めると共に、その各圧延
機のミルスプリング定数に基づいて、前段の材料塑性係
数を推定するようにしたことにより、後段の板厚変化
量、圧延反力変化量及び圧下位置変化量等の検出データ
を用いる必要がないので、前段のミルスプリング定数と
材料塑性係数の累積誤差がなくなるという効果が得られ
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の装置の概略構成図、第2図は材料を
圧延したときの各スタンドのミルスプリング定数とロー
ル速度の説明図、第3図は各スタンドの圧延のようすを
説明する説明図、第4図は圧延反力F、圧延機を出た板
厚h及び塑性の関係を説明する説明図、第5図は従来の
連続圧延機の概略構成図である。 図において、(1) は第1スタンド、(2) は第2スタン
ド、(3) は第3スタンド、(4) は第4スタンド、(5) は
第5スタンド、(6) は第6スタンド、(1a)〜(6a)は圧延
機の上作業ロール、(1b)〜(6b)は圧延機の下作業ロー
ル、(1c)〜(3c)は圧延反力検出装置、(70)は推定装置、
(10)は圧延材料、(40)は板厚検出装置である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最終スタンド出側に板厚検出装置を備える
    と共に、各スタンドに圧下位置測定装置及び圧延反力測
    定装置を備えた連続圧延機のミルスプリング定数及び材
    料塑性係数を推定するものにおいて、 上記各圧下位置測定装置からの材料圧延中における圧下
    位置変化信号と上記圧延反力測定装置からの圧延中にお
    ける圧延反力変化信号を記憶する記憶装置と、 上記板厚測定装置により測定された板厚変化信号と、こ
    の板厚測定装置によって測定されたときの圧延材料上の
    板厚測定点が上記最終スタンドの直下にあったときの、
    記憶されている最終スタンドの圧下位置変化信号、圧延
    反力変化信号とにより、最終スタンドのミルスプリング
    定数を算出する第1の手段と、 この第1手段の算出した最終スタンドのミルスプリング
    定数に予め定められた前段の各圧延機毎の比率を乗じ
    て、各圧延機のミルスプリング定数を推定する第2手段
    と、 この第2手段が推定した前段の各圧延機のミルスプリン
    グ定数と、上記板厚測定点が各スタンドの直下にあった
    ときの、記憶されている各スタンドにおける圧下位置変
    化信号、圧延反力変化信号とにより、当該スタンドの出
    側板厚変化量を算出する第3の手段と、 上記板厚測定装置あるいは第3の手段により得られる当
    該スタンド入側及び出側板厚変化量と、上記板厚測定点
    が当該スタンド直下にあったときの記憶されている圧延
    反力変化信号とにより当該スタンドの材料塑性係数を算
    出する第4の手段とを備えたことを特徴とする連続圧延
    機におけるミルスプリング定数及び材料塑性係数推定装
    置。
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JP5251427B2 (ja) * 2008-10-29 2013-07-31 新日鐵住金株式会社 金属板材の板厚制御装置及び塑性係数推定用関数設定方法

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