JPH0659635U - 2方向差動クラッチ - Google Patents
2方向差動クラッチInfo
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- JPH0659635U JPH0659635U JP648493U JP648493U JPH0659635U JP H0659635 U JPH0659635 U JP H0659635U JP 648493 U JP648493 U JP 648493U JP 648493 U JP648493 U JP 648493U JP H0659635 U JPH0659635 U JP H0659635U
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- Japan
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- sprag
- cylindrical surface
- gear
- clutch
- input gear
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- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 6
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Landscapes
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイル粘度が高く、スプラグと回転軸の相対
スピードが大の条件下でも、良好にスプラグをクランプ
させて確実なクラッチ作動状態を得ることのできる2方
向差動クラッチの提供を目的とする。 【構成】 回転軸1側の円筒面17とインプットギヤ2
側の円筒面18とを隙間を持たせて相対回転可能に配設
し、該隙間に複数のスプラグ6を介装し、該各スプラグ
6を、前記回転軸1側の円筒面17と前記インプットギ
ヤ2側の円筒面18に係合しない中立位置から、前記両
円筒面17,18に係合するクラッチ作動位置に亘り傾
動し得るように構成した2方向差動クラッチにおいて、
前記スプラグ6の円弧面6aと前記回転軸1の円筒面1
7の少なくとも一方の面粗度を3S〜12Sの範囲に形
成する。
スピードが大の条件下でも、良好にスプラグをクランプ
させて確実なクラッチ作動状態を得ることのできる2方
向差動クラッチの提供を目的とする。 【構成】 回転軸1側の円筒面17とインプットギヤ2
側の円筒面18とを隙間を持たせて相対回転可能に配設
し、該隙間に複数のスプラグ6を介装し、該各スプラグ
6を、前記回転軸1側の円筒面17と前記インプットギ
ヤ2側の円筒面18に係合しない中立位置から、前記両
円筒面17,18に係合するクラッチ作動位置に亘り傾
動し得るように構成した2方向差動クラッチにおいて、
前記スプラグ6の円弧面6aと前記回転軸1の円筒面1
7の少なくとも一方の面粗度を3S〜12Sの範囲に形
成する。
Description
【0001】
この考案は、2方向差動クラッチの改良に関するものである。
【0002】
従来、2方向差動クラッチは、図1に縦断面図を、図2に図1のA−A線断面 図を、図3,図4には作用説明図を、図5には要部拡大図を示すような構造に構 成されている。 図1において、1は回転軸で、外周面には種々の段差部を有している。4はア ウトプットギヤで、回転軸1の一つの段差部にスプライン4bにより結合されて いる。4aはアウトプットギヤ4の外周に設けられた歯で、出力側のギヤ(図示 せず)と噛み合う。17は外周円筒面で、回転軸1の外周の別の段差部にインプ ットギヤ2と並列に形成されている。インプットギヤ2は、内周円筒面18を持 ち、外周円筒面17の外周に隙間を有して外挿されている。2bはインプットギ ヤ2の外周に形成された歯で、エンジン側のギヤ(図示せず)と噛み合う。
【0003】 図5の要部拡大図に見られるように、インプットギヤ2の内周円筒面18と回 転軸1の外周円筒面17間には、複数のスプラグ6が円周方向に所定間隔で配設 されている。 このスプラグ6が対向する円筒面17,18間に起立する中立状態において、 スプラグ6の外径側円弧面及び内径側円弧面と上記円筒面17,18間にラジア ルスキマが形成される。又、中立状態から円筒面17,18の周方向に倒れると 、外径側円弧面及び内径側円弧面が対向する円筒面17,18に係合する。 上記スプラグ6の外径側端部は、インプットギヤ2の内周円筒面18に圧入等 の方法で固定した外側保持部材9のポケット9aに填まり込み、内径側端部は、 外側保持部材9と回転軸1間にインプットギヤ2に対し摺動可能に挿入された内 側保持部材10のポケット10aに填まり込んでいる。外側保持部材9における ポケット9aの周方向で対向する側面間の寸法は、内側保持部材10におけるポ ケット10aの周方向で対向する側面間の寸法より小さくなっている。又、内側 保持部材10におけるポケット10aの周方向で対向する側面の中央部には凹部 10bが形成され、その凹部10b内に組み込んだ一対の弾性体7はスプラグ6 の内径側端部を両側から押圧し、図5に示したように、スプラグ6を中立状態に 保持している。ここで、弾性体7として板バネ,コルイスプリング等を用いるこ とができる。尚、図中Hは、鉄粉等の排出用孔である。
【0004】 図1に戻り、図中8はサブギヤで、インプットギヤ2に並設されている。8a はサブギヤ8の外周に設けられた歯で、インプットギヤ2と同じくエンジン側の ギヤと噛み合う。サブギヤ8の内周側には前記内側保持部材10がインプットギ ヤ2の内周に摺動可能に挿入されている。サブギヤ8は内側保持部材10に取り 付けた止め輪20と内側保持部材10の段差部側面の間に皿バネ19により圧接 されている。外側保持部材9の内周側は一部が切り欠かれて切欠11が設けられ 、一方、内側保持部材10には切欠11に対面する位置にストッパ1aが突設さ れている。12,14は回転軸1を支持するベアリングで、13はインプットギ ヤ2を、15は内側保持部材10を支持するベアリングである。
【0005】 以上のように構成された2方向差動クラッチの作用を説明すると、前記エンジ ン側のギヤの回転はこれと噛み合っているインプットギヤ2とサブギヤ8に伝達 される。しかしながらインプットギヤ2の歯2bは、例えば歯数が53であるの に対し、サブギヤ8の歯8aは、例えば歯数が54と設定されており、同一駆動 軸の回転によりサブギヤ8の回転はインプットギヤ2の回転より遅れることにな る。 従って、図4に見られるように、サブギヤ8に圧接されている内側保持部材1 0は、インプットギヤ2の回転に対して差速を有してストッパ1aが外側保持部 材9の切欠11の端面に当接するまで相対回転する。そして、内側保持部材10 のポケット10a内に収容されたスプラグ6は、内側保持部材10の回転方向に 倒れる。このため、図4に示すように、スプラグ6の内径側円弧面6a及び外径 側円弧面6bが対向する円筒面17,18に係合し、クラッチ作動可能状態にな る。
【0006】 ここで、車両が高速走行状態にある時は、アウトプットギヤ4、即ち回転軸1 の回転はインプットギヤ2の回転より早く回転するように設定されているので、 スプラグ6は起立する方向に摩擦力を受け空転し、円筒面17,18に噛み込む ことはない。これに対し、駆動輪にスリップがあると駆動側の回転数が上がるの で、インプットギヤ2の回転がアウトプットギヤ4、即ち回転軸1の回転より速 くなり、前記クラッチが作動し、インプットギヤ2の回転力を回転軸1に伝達す るようになる。尚、ストッパ1aが切欠11の壁面に当接した後、サブギヤ8に 対して内側保持部材10は空転するので、サブギヤ8が破損することはない。 このようにサブギヤ8の差速によるスプラグ6のクラッチ作動原理は、インプ ットギヤ2の回転の方向には係わらないので、車両の後進時においても、この2 方向差動クラッチは有効に機能するように構成されている。
【0007】 このような2方向差動クラッチにおいて、スプラグ6が傾動してクラッチ作動 位置にある状態で、油温が低くオイル粘度が高い状態にあり、回転軸1とスプラ グ6の噛み込み相対速度が大きい場合、回転軸1とスプラグ6間の噛み合い面に おける潤滑状態は摩擦係数が極めて小さい流体潤滑となってしまう。そのため回 転軸1とスプラグ6が噛みにくく、クラッチが作動しにくい状態が生ずるという 問題点があった。 尚、スプラグ6は、インプットギヤ2に固定された外側保持部材9のポケット 9aに填まり込んでいるため、インプットギヤ2とスプラグ6の滑りは問題ない 。
【0008】
本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、オイル粘度が高く、 回転軸とスプラグの相対速度が大きい条件下でも良好にクラッチ作動することの できる2方向差動クラッチを提供せんことを目的とし、その要旨は、回転軸側の 円筒面とインプットギヤ側の円筒面とを隙間を持たせて相対回転可能に配設し、 該隙間に複数のスプラグを介装し、該各スプラグを、前記回転軸側の円筒面と前 記インプットギヤ側の円筒面に係合しない中立位置から、前記両円筒面に係合す るクラッチ作動位置に亘り傾動し得るように構成した2方向差動クラッチにおい て、前記スプラグの円弧面と前記回転軸の円筒面の少なくとも一方の面粗度を3 S〜12Sの範囲に形成したことである。
【0009】
回転軸の円筒面とスプラグの円弧面との面粗度を3S〜12Sの範囲としたた め、オイル粘度が高い状態でも両者間の潤滑状態は境界潤滑となりやすく、空転 状態から噛み合い状態へ確実に移行することができる。
【0010】
以下、本考案の実施例を前記図1〜図5において説明する。 尚、前記従来例で述べたように、内側保持部材10が差速により相対回転する と、内側保持部材10のポケット10a内に収容されている各スプラグ6は内側 保持部材10の回転方向に倒れ、図4に示すように、各スプラグ6の円弧面6a 及び6bが対向する円筒面17,18に係合し、クラッチ作動可能状態となるが 、スプラグ6が円筒面17,18間にクランプするには、スプラグ6の円弧面6 aと回転軸1の円筒面17間の潤滑状態が流体潤滑から境界潤滑に移行していな ければならず、油温が低く潤滑オイルの粘度が高い状態、及び回転軸1とスプラ グ6の相対スピードが大である場合には、流体潤滑になりやすく、回転軸1とス プラグ6の噛み合い面の摩擦係数は極めて小さくなり、クラッチ作動可能姿勢と なってもスプラグ6のクランプが行われにくいので、このような条件において境 界潤滑となるように、本例ではスプラグ6の円弧面6aと回転軸1の円筒面17 の面粗度は3S〜12Sの範囲となるように仕上げ加工されており、このような 面粗度の範囲内で仕上げられていれば、オイル粘度が高く、かつ相対スピードの 大の条件下でも、潤滑状態が境界潤滑となりやすく、良好に各スプラグ6がクラ ンプ状態となり、インプットギヤ2の回転力を各スプラグ6を介し回転軸1に良 好に伝達することができる。 尚、円弧面6aと円筒面17の少なくとも一方の面粗度を3S〜12Sの範囲 にする場合も、潤滑状態は境界潤滑となりやすく、良好なクランプ状態を得るこ とができる。
【0011】
本考案は、スプラグの円弧面と回転軸の円筒面の少なくとも一方の面粗度を3 S〜12Sの範囲に形成したことにより、オイル粘度が高く、スプラグと回転軸 との相対スピードが大の条件下でも、潤滑状態が境界潤滑となりやすく、スプラ グは良好なクランプ状態を呈して、2方向差動クラッチが確実に作動される効果 を有する。
【図1】2方向差動クラッチの縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】2方向差動クラッチの作用説明図である。
【図4】2方向差動クラッチの作用説明図である。
【図5】図2の要部拡大図である。
1 回転軸 2 インプットギヤ 4 アウトプットギヤ 6 スプラグ 6a,6b 円弧面 8 サブギヤ 9 外側保持部材 10 内側保持部材 17 外周円筒面 18 内周円筒面
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸1側の円筒面17とインプットギ
ヤ2側の円筒面18とを隙間を持たせて相対回転可能に
配設し、該隙間に複数のスプラグ6を介装し、該各スプ
ラグ6を、前記回転軸1側の円筒面17と前記インプッ
トギヤ2側の円筒面18に係合しない中立位置から、前
記両円筒面17,18に係合するクラッチ作動位置に亘
り傾動し得るように構成した2方向差動クラッチにおい
て、前記スプラグ6の円弧面6aと前記回転軸1の円筒
面17の少なくとも一方の面粗度を3S〜12Sの範囲
に形成したことを特徴とする2方向差動クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993006484U JP2586856Y2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 2方向差動クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993006484U JP2586856Y2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 2方向差動クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659635U true JPH0659635U (ja) | 1994-08-19 |
| JP2586856Y2 JP2586856Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11639758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993006484U Expired - Fee Related JP2586856Y2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 2方向差動クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586856Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0314923A (ja) * | 1989-06-08 | 1991-01-23 | Aichi Mach Ind Co Ltd | 2方向差動クラッチ |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP1993006484U patent/JP2586856Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0314923A (ja) * | 1989-06-08 | 1991-01-23 | Aichi Mach Ind Co Ltd | 2方向差動クラッチ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2586856Y2 (ja) | 1998-12-14 |
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Legal Events
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