JPH0660264B2 - 合成樹脂フィルム用防曇防霧剤、並びに、該防曇防霧剤を添加してなる合成樹脂フィルム - Google Patents

合成樹脂フィルム用防曇防霧剤、並びに、該防曇防霧剤を添加してなる合成樹脂フィルム

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JPH0660264B2
JPH0660264B2 JP11914692A JP11914692A JPH0660264B2 JP H0660264 B2 JPH0660264 B2 JP H0660264B2 JP 11914692 A JP11914692 A JP 11914692A JP 11914692 A JP11914692 A JP 11914692A JP H0660264 B2 JPH0660264 B2 JP H0660264B2
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synthetic resin
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olefin oxide
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英二 上領
正雄 佐々木
一臣 石丸
徹 伏見
秀暢 赤井
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Okamoto Industries Inc
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Okamoto Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル、ポリ
オレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹
脂フィルムに添加することによってそのフィルム表面に
極めて優れた防曇・防霧性を付与できる合成樹脂フィル
ム用防曇防霧剤、並びに、該防曇防霧剤を添加してなる
合成樹脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】合成樹脂フィルムは、疎水
性が強く、成型加工中あるいは成型品が静電気を帯びや
すく、種々の障害の原因となる。例えば包装用フィル
ム,農業用フィルムは水滴により曇りや霧が生じて不透
明となり、商品価値を落としたり、作物の減収の原因と
なる事はよく知られている。農業用フィルムの場合、か
かる欠点を改良する方法としては、コーティングにより
フィルム表面を親水性にする方法、或は樹脂中に界面活
性剤を練り込み親水性を持たせる方法が一般的である。
【0003】前者の方法に用いる添加物としては、ジメ
チルアルキルアンモニウムクロライド,ポリオキシエチ
レンアルキルフェノールエーテル,ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステルが挙げられ、後者の方法にお
ける界面活性剤としては、ソルビタンモノパルミレー
ト,ソルビタンモノベフェネート等のソルビタン系界面
活性剤、グリセリンモノラウレート,ジグリセリンモノ
ラウレート等のグリセリン系界面活性剤、ポリエチレン
グリコールモノステアレート等のポリエチレングリコー
ル系界面活性剤、トリメチロールプロパンモノステアレ
ート等のトリメチロールプロパン系界面活性剤、ペンタ
エリスリトールモノパルミテート等のペンタエリスリト
ール系界面活性剤が挙げられる。
【0004】しかしながら前者の方法を採用して作成し
た農業用フィルムの場合、展張初期における防曇効果
(速効性)は有するものの、長期の使用における防曇効
果(持続性)に欠ける欠点があり、また後者の方法を採
用して作成した農業用フィルムの場合、ある程度の防曇
持続性は有するものの速効性に欠け、且つその持続性も
十分ではないといった欠点を有していた。
【0005】また、上記した防曇・防霧剤に比べ速効
性,持続性の双方に優れるものとしてα−オレフィンオ
キシド誘導体が知られているが、低温時における防曇効
果等において未だ十分な効果を得られてはいなかった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、この様
な従来事情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、合成樹脂に
α−オレフィンオキシド誘導体を添加した配合系に、さ
らにフッ素系界面活性剤を添加する事で、防霧効果、展
張初期の防曇効果(速効性)、長期の使用における防曇
効果(持続性)を得ると同時に、低温での防曇性(冬場
12〜2月での防曇性)が著しく改善されるという事実を
見いだし、本発明を完成させるに至ったのである。
【0007】すなわち本発明は、請求項1によれば、上
記化1または化2または化3で示されるα−オレフィン
オキシド誘導体の何か一種、若しくは前記夫々のα−オ
レフィンオキシド誘導体のブレンド物と、フッ素系界面
活性剤とを必須成分として含むことを特徴とする合成樹
脂フィルム用防曇防霧剤である。
【0008】また請求項2によれば、合成樹脂100重
量部に、上記化1または化2または化3で示されるα−
オレフィンオキシド誘導体の何か一種を0.6〜3.0
重量部、若しくは前記夫々のα−オレフィンオキシド誘
導体のブレンド物を0.6〜3.0重量部添加してなる
樹脂組成物に、さらにフッ素系界面活性剤を0.01〜
1.0重量部添加してなる合成樹脂フィルムである。
【0009】尚、好ましくは前記夫々のα−オレフィン
オキシド誘導体のブレンド物を1.0〜2.0重量部、
フッ素系界面活性剤を0.01〜0.5重量部の添加が
最も有効である。
【0010】ここに言う合成樹脂とは塩化ビニル系樹
脂、さらに詳しくは、ポリ塩化ビニル,塩化ビニルと他
の単量体,エチレン,酢酸ビニル,ビニルエーテル,マ
レイン酸エステル等の共重合を含み、ポリ塩化ビニルと
他のポリマーのブレンドされたものを含む。また、塩化
ビニル系樹脂には、必要に応じて通常の各種の樹脂添加
剤を、例えば,可塑剤,滑剤,熱安定剤,帯電防止剤,
紫外線吸収剤,顔料等を通常の量で含む事ができる。
【0011】可塑剤としては、例えばジ−n−オクチル
フタレート,ジ−2−エチルヘキシルフタレート等のフ
タル酸誘導体、ジイソオクチルイソフタレート等のイソ
フタル酸誘導体、ジオクチルアジペート等のアジピン酸
誘導体、その他としては、トリクレジルフォスフェー
ト,エポキシ化樹脂等があげられる。
【0012】また、滑剤,安定剤とポリエチレンワック
ス,ビスアマイド,ステアリン酸,ステアリン酸バリウ
ム,ステアリン酸カリウム,ステアリン酸亜鉛等があげ
られる。
【0013】紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾー
ル系,ベンゾエート系,ベンゾフェノン系,シアノアク
リレート系等があげられる。
【0014】また、フッ素系界面活性剤は周知のもので
あり、非イオン系、陰イオン系、陽イオン系、両性イオ
ン系、いずれも用いることが可能である。
【0015】
【作用】上述の構成によれば、上記化1または化2また
は化3で示されるα−オレフィンオキシド誘導体の何か
一種、若しくは前記夫々のα−オレフィンオキシド誘導
体のブレンド物の添加により、所定の防霧効果に加え
て、展張初期の防曇効果(速効性)と、長期の使用にお
ける防曇効果(持続性)を得ると共に、フッ素系界面活
性剤の同時添加により、低温時の防曇効果を著しく改善
し得る。
【0016】尚、請求項2においては、α−オレフィン
オキシド誘導体の添加量が0.6未満では前述の効果を
得られず、同添加量が3.0を越えるとブリードの発生
が著しいので好ましくない。且つ、フッ素系界面活性剤
の添加量が0.01未満では防霧効果を得られず、1.
0を越えるとブリ−ドの発生が著しいと同時に防曇持続
性が得られないため、両添加剤の配合量を上述の範囲に
限定した。
【0017】
【実施例】次に、実施例を示し、本発明を詳しく説明す
る。実施例1〜7、比較例1〜7は、 PVC(p=1300) 100 重量部 DOP 45 〃 TCP 5 〃 Ba−Zn系複合安定剤 3.0 〃 エポキシ樹脂 2.0 〃 亜リン酸エステル系キレーター 0.8 〃 のベース配合に、表1に示した添加剤を添加し、通常の
手段で混合した後、カレンダー加工により0.1mmの
フイルムを作成した。このようにして得られた各フィル
ム(実施例1〜7、比較例1〜7)について、防曇性,
ブリード,霧の発生(防霧性)を下記の方法にて試験・
評価した。結果を表1中に示す。
【0018】(防曇性)図1に示す様な高さH(50c
m)・奥行きL(100cm)・屋根勾配θ(5゜)程
度のハウス形のワク組を作り、それを地面に固定し、そ
の上に各フィルムのサンプルを展張し密閉する。(展張
場所 静岡県清水市) 尚、これは平成2年10月より平成3年6月まで展張し、
便宜的に、10月〜11月での防曇性を防曇性初期、12月〜
2月での防曇性を低温防曇性、4月〜6月での防曇性を
防曇の持続性として評価した。
【0019】(ブリード)上記防曇性試験に用いた各サ
ンプルにおける防曇剤の吹き出しの程度について、経時
6ケ月後に評価した。
【0020】(霧の発生)12月〜2月の夕方に、上記防
曇性測定用ワク組の側面よりフレーム内を覗き内部の霧
の発生を観察した。
【0021】尚、表中における評価基準は以下の通りと
する。 防曇性: ◎…水滴の流れが非常に良い ○…水滴の流れが良い △…水滴の流れが悪い ×…水滴が付着している ブリード: ◎…吹き出しがない ○…吹き出しが少ない ×…吹き出しが多い 霧の発生: ○…キリの発生なし ×…キリの発生が認められる
【0022】
【表1】
【0023】尚、表中における*、即ち、α−オレフィ
ンオキシド誘導体1は、
【化7】 で表される化合物を主成分とするα−オレフィンオキシ
ドと水との反応生成物である。
【0024】また、表中における**、即ち、α−オレ
フィンオキシド誘導体2は、
【化8】 で表される化合物を主成分とするα−オレフィンオキシ
ドとエチレングリコールとの反応生成物である。
【0025】また、表中における***、即ち、α−オ
レフィンオキシド誘導体3は、
【化9】 で表される化合物を主成分とするα−オレフィンオキシ
ドとグリセリンとの反応生成物である。
【0026】また、表中のDS−404はダイキン製の
フッ素系界面活性剤、ソルビタンモノパルミレートは理
研ビタミン(株)の非イオン界面活性剤、ソルビタンモ
ノステアレートは理研ビタミン(株)の非イオン界面活
性剤である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、請求項1
によれば、一般式
【化10】 または、一般式
【化11】 または、一般式
【化12】 で示されるα−オレフィンオキシド誘導体の何か一種、
若しくは前記夫々のα−オレフィンオキシド誘導体のブ
レンド物と、フッ素系界面活性剤とを必須成分として含
むことを特徴としたので、所定の防霧効果、展張初期の
防曇効果(速効性)、長期の使用における防曇効果(持
続性)に加えて、低温時の防曇効果を著しく改善し得る
合成樹脂フィルム用防曇防霧剤を得られた発明である。
【0028】また請求項2では、上記化1または化2ま
たは化3で示されるα−オレフィンオキシド誘導体の何
か一種を0.6〜3.0重量部、若しくは前記夫々のα
−オレフィンオキシド誘導体のブレンド物を0.6〜
3.0重量部添加してなる樹脂組成物に、フッ素系界面
活性剤を0.01〜1.0重量部を添加した樹脂組成物
を製膜したので、所定の防霧効果、防曇効果における速
効性,持続性、低温時における防曇性の改善効果の全て
を同時に満足し得、主として農業用に用いるに極めて有
用な合成樹脂フィルムを得られた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂フィルムのサンプル試験用ハウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 LTA 7242−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 または、一般式 【化2】 または、一般式 【化3】 で示されるα−オレフィンオキシド誘導体の何か一種、
    若しくは前記夫々のα−オレフィンオキシド誘導体のブ
    レンド物と、フッ素系界面活性剤とを必須成分として含
    むことを特徴とする合成樹脂フィルム用防曇防霧剤。
  2. 【請求項2】合成樹脂100重量部に対して、一般式 【化4】 または、一般式 【化5】 または、一般式 【化6】 で示されるα−オレフィンオキシド誘導体の何か一種を
    0.6〜3.0重量部、若しくは前記夫々のα−オレフ
    ィンオキシド誘導体のブレンド物を0.6〜3.0重量
    部添加してなる樹脂組成物に、フッ素系界面活性剤を
    0.01〜1.0重量部添加してなる合成樹脂フィル
    ム。
JP11914692A 1992-05-12 1992-05-12 合成樹脂フィルム用防曇防霧剤、並びに、該防曇防霧剤を添加してなる合成樹脂フィルム Expired - Lifetime JPH0660264B2 (ja)

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JPH05310998A JPH05310998A (ja) 1993-11-22
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