JPH06608U - チャック爪カセット交換用のロボットハンド - Google Patents

チャック爪カセット交換用のロボットハンド

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JPH06608U
JPH06608U JP4667192U JP4667192U JPH06608U JP H06608 U JPH06608 U JP H06608U JP 4667192 U JP4667192 U JP 4667192U JP 4667192 U JP4667192 U JP 4667192U JP H06608 U JPH06608 U JP H06608U
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JP
Japan
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cassette
claw
pin
cylinder
chuck
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JP4667192U
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栄一 森崎
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロボットの三次元移動自在なロボットアーム
513の先端に設けられたロボットハンド60を、前方
に伸びる一対の支持腕61の先端に、カセット39の係
止部58に係合する上下の係合片62と、これらの係合
片62の係合状態でカセット下面を支持する下面支持片
63とを形成し、上係合片62をカセット39の挿入溝
57に挿入可能な大きさに設定した。 【効果】 爪交換装置−カセットストッカー間のカセッ
トの入換を簡易な構成で確実に行ない得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、使用済の爪を係止したカセットと交換用の爪を係止したカセットと を、爪交換装置とカセットストッカーとの間で交換し、爪交換装置のカセット載 置位置に位置するカセットとチャックとの間で爪を交換するようにしたチャック 爪自動交換装置に関するるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のチャック爪自動交換装置として、本出願人により特開平2−26 2906号公報に開示されたものがあり、これは、爪交換装置とは別個に配設し たカセットストッカーに、このストッカーを上下左右に移動させ、所定の位置に 位置決め可能な割出装置を設け、また、爪交換装置とカセットストッカーとの間 に、反転テーブル及びピストンロッドの先端でカセットを引掛け保持可能な移送 シリンダを設け、この移送シリンダの作用により所定の位置に位置決めされたカ セットストッカーと爪交換装置との間で反転テーブルを介してカセットを搬送す るものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のチャック爪自動交換装置では、カセット交換時にカセットストッカ ーは所定の位置に位置決めされるように、割出装置の作用で上下左右方向に移動 される必要があり、複雑な構造のものとなっていた。また、上下左右に移動する カセットストッカーの設置スペースは大きく、装置全体として大型化する問題が あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するため本考案では、使用済の爪を係止したカセットと交換 用の爪を係止したカセットとを、爪交換装置とカセットストッカーとの間で交換 し、爪交換装置のカセット載置位置に位置するカセットとチャックとの間で爪を 交換するようにしたチャック爪自動交換装置において、少なくとも上下方向を含 む二次元移動自在なロボットアームの先端に設けられるロボットハンドであって 、前記カセット前面の長手方向の両端部に形成した上下方向に伸びる一対の係止 部と対応して少なくとも一対の支持腕を備え、各支持腕の先端に、カセットの係 止部に係合して前後左右の位置決めを行なう係合片と、この係合片の係合状態で カセット下面を支持する下面支持片とを設けて成ることを特徴とする。
【0005】
【作用】
爪交換装置とカセットストッカーとの間でのカセットの交換時に、ロボットア ームの少なくとも上下方向を含む二次元移動によりロボットハンドは、その係合 片がカセットの係止部と係合し、前後左右の位置決めを行なうとともに、その下 面支持片がカセットの下面を支持した状態でカセットを持上げ搬送する。
【0006】
【実施例】
次に、本願実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は周知の工作 機械例えばNC旋盤、2はその上面で後記する爪交換装置を取付ける主軸台とな っている。主軸3の先端には、本出願人の出願による特開昭59−30605号 公報で開示したような外周部よりの操作でジョーが円周方向に抜けるクイックチ ェンジチャック6(以下チャック6と記す)が取付けられ、その構成は以下の通 りである。チャック6内の中心部には図10に示すように楔ピース7がチャック 6の回転軸線方向へ摺動可能に嵌装され、楔ピース7は主軸3の後端に取付けら れた回転シリンダ(図示なし)のピストンロッドにドローバー8によって連結さ れている。また上記チャック6に形成された半径方向の摺動溝9と爪装着溝10 (図面では3つ爪の場合を示すが本願の適用は3つ爪チャックに限定されるもの ではない)内には滑子部材11と爪12の摺動部13とが夫々半径方向へ摺動可 能に嵌装され、滑子部材11の中心側端部に形成された断面T字形の楔部14が 上記楔ピース7に形成された断面T字形の楔溝7aに嵌合されている。
【0007】 前記爪12の上面には、図4に示すように取付ブロック27が固定され、この 取付ブロック27の中央部には、後述のフィンガ136が係合する引掛溝28が 形成されている。また取付ブロック27の図面上左端部下面と左側の摺動部13 上面との間には、後述の爪係止ピン51が係合する引掛空間29が形成されてい る。また爪12の後面にはラック歯16が形成され、ラック歯16には次に示す 爪係脱装置17により下記の噛合部材18が係合、離脱するようになっており、 爪係脱装置17は図10に示すように次のように構成されている。滑子部材11 内に前後方向への摺動のみ可能に嵌装された噛合部材18と、滑子部材11内に 半径方向への移動のみ可能に嵌装された操作ピン19とを備えており、この噛合 部材18の前面にはラック歯20が刻設され、付勢ばね21のばね力によって上 記爪12のラック歯16と係合するようになっている。また噛合部材18と操作 ピン19とは傾斜する係合面によって互いに係合しており、この係合により操作 ピン19をチャック本体6の中心に向かって押し込むと、噛合部材18は付勢ば ね21を圧しながら後退して両ラック歯16,20の係合は脱し、操作ピン19 が原位置に復帰すると噛合部材18は付勢ばね21によって前進し、係合を脱し た両ラック歯16,20が再び係合することは前記特開昭59−30605号と 同様である。次に操作ピン19は、その端部が前記楔ピース7の外周面に設けた 凹部22に対向し、操作ピン19を押し込むと端部が凹部22に入り込み、また 楔ピースが後方に移動すると凹部22から押し出されて、両ラック歯16,20 の噛合を確実なものとするようになっている。又噛合部材18内にはノッチピン 方式のセットピン23が前後方向へ摺動可能に嵌合され、ばね24によって前方 に付勢されるとともにピン25によって抜止めされ、その先端が爪12後面のラ ック歯16に係合し、常に爪12を係止するようになされている。以上の如く構 成されたチャック6は図示を省略した近接スイッチ、NC装置等で制御される割 出装置により爪装着溝10を所定の爪交換位置B(図面では回転中心の上方とな っているがこれに限るものでなく、必要に応じ適宜他の場所に設定し得る)に割 り出し、当該割出位置にチャック6を停止するようになっている。
【0008】 次に、爪交換装置31について説明する。図1,2,3において工作機械1の 主軸台2には、案内ベース32が前後方向(図2において左右方向)に延設され 、この案内ベース32には、滑子又はベアリング等の摺動部材33を介してテー ブル34が摺動可能に嵌合されている。35は前後動シリンダで、そのシリンダ 本体35bはブラケット36を介して前後案内ベース32に取付けられ、このシ リンダ35のピストンロッド35a先端はブラケット37を介して前記テーブル 34と一体の支持板38に固定されている。従って、前後動シリンダ35の作動 によってテーブル34は所定ストロークの前後動を行なうようになっている。尚 図3において実線は、テーブル34が前進端にある場合を示し、仮想線は、テー ブル34が後退端にある場合を示す。
【0009】 次に、図5,6,7においてチャック6の爪装着溝10から抜き取った使用済 の爪12及び次工程用の爪12を着脱可能に係止して貯蔵するカセット39につ いて説明する。このカセット39下面には、その長手方向全長にわたって摺動溝 40が形成され、この摺動溝40は、図1に示すようにテーブル34幅の略全長 にわたって伸び、後述の爪外しシリンダ91のシリンダ本体92に固定されたカ セット案内レール41に嵌合し、カセット39は、カセット案内レール41上を 左右方向に摺動自在となっている。また、カセット39は、その前面及び上下両 面に開放する三本の保持溝43が等間隔に設けられ、各保持溝43を形成する左 右の対向面には、カセット39前面に取付けた4つの取付片44を利用して爪1 2の摺動部13を案内し、爪12の前後方向と左右方向の位置決めを行なう案内 溝45が形成されている。またカセット39の両端付近には、前後面に貫通し、 後述の位置決めピン76が嵌入し、カセット案内レール41上においてカセット 39を位置決めロックする位置決め孔46が設けられている。またカセット39 上面には、各保持溝43と対応する位置に後述の作用で説明するように上引掛位 置Dから移送体126が下降するときフィンガ136と係合しフィンガ136を 引掛方向に前進させる案内傾斜面47が形成されている。
【0010】 次に、前記保持溝43に挿入された爪12が、保持溝43より脱落しないよう に係止する係止機構49は次の如くで、夫々の保持溝43に対応して設けられて いる。図5においてカセット39の上面には、仮想線で示す爪12の右側の摺動 部13と対応する位置に、摺動溝50が形成され、この摺動溝50には前後方向 に摺動自在に爪係止ピン51が嵌め込められ、この爪係止ピン51は、その上面 の低段部が、カセット39上面に取付けられた押え板52と当接してカセット3 9の上下方向に抜け止めされている。この爪係止ピン51の先端部には、その左 側下面が切欠かれ前記爪12の引掛空間29に入り込み得る係止片53が形成さ れている。また、爪係止ピン51の後端部下面には、後述の作動片104と係合 する係合溝54が設けられている。尚、爪交換位置A以外の位置にある爪12と 対応する爪係止ピン51の係合溝54は、図9に示すように後述の作動片104 と対応する部分を切欠いてテーブル34幅の略全長にわたって伸びるピン案内レ ール55と係合し、爪係止ピン51が前進位置に位置し爪保持状態を保つように なっている。尚ピン案内レール55は、後述の爪外しシリンダ91のシリンダ本 体92上面に固定されている。また、前記4つの取付片44のうち左右両端のも のには、後述のロボットハンド60が挿入し得る挿入溝57が切欠かれ、また、 左右両端の取付片44の後面とカセット39前面との間には係止部58が設けら れている。
【0011】 次に図19において爪交換装置31とは別個に配設されたカセットストッカー 500及びロボット501について説明する。先ず、交換用の爪を保持した複数 のカセット39が載置貯蔵されるカセットストッカー500について説明する。 カセットストッカー本体502上面には、カセット39の下面を支持する複数の 高さの異なるカセット載置ブロック503が階段状に取付けられている(図7) 。各カセット載置ブロック503の上面には、カセット39の長手方向長さと略 等しい長さを有し、カセット39の摺動溝40が嵌合する嵌合レール505が取 付けられている。また、カセット載置ブロック503上面には、嵌合レール50 5を挾んで対向する左右のコ字形ガイド650(図5,7,19に示す)が取付 けられ、これらのコ字形ガイド650にはカセット39の長手方向両端部が上下 方向に嵌合案内され、カセット39は、カセット載置ブロック503上に保持さ れるようになっている。尚、このカセットストッカー500は階段状のものとし たが棚状であったり、例えばパレット等の移動可能な載置台であってもよい。ま た、コ字形ガイド650をやめ、カセット39の両端部に上下方向の縦孔を穿設 し、この縦孔に嵌入する一対の嵌入ガイド棒をカセット載置ブロック503上に 設けて構成してもよい。
【0012】 次に、ロボット501について説明すると、前記カセットストッカー500に そって平行に案内レール507が配設され、この案内レール507上には、支持 台508が長手方向に摺動自在に嵌合載置されている。この支持台508は、移 動用モータM1によってボールネジ機構509を介して移動するようになってい る。この支持台508には、一対のガイドバー510が垂設され、このガイドバ ー510には昇降体511が昇降自在に支持されている。昇降体511は昇降用 モータM2によってボールネジ機構512を介して昇降されるようになっている 。この昇降体511には水平方向のロボットアーム513が回動することなく摺 動自在に取付けられ、伸縮用モータM3によって長手方向へ摺動されるようにな っている。またロボットアーム513の先端には、後述するロボットハンド60 が取付けられている。従ってこのロボットハンド60はモータM1〜M3を駆動 してロボット501を制御することにより、三次元移動自在とされている。尚こ のロボット501は、上記のものに限定される必要はなく、例えば特公平4−7 99号公報に開示された産業用ロボットの手首にロボットハンド60を取付けて 構成してもよい。
【0013】 次に図8において前記カセットストッカー500と爪交換装置31との間でカ セット39の搬送入換えを行なうロボットハンド60について説明する。このロ ボットハンド60は、その先端に設けた一対の支持腕61の先端には、夫々内側 に突出する上下の係合片62及び下部より前方に突出する下面支持片63が形成 されている。このロボットハンド60は、その支持腕61を前記カセット39の 前面と対向させ上係合片62とカセット39の挿入溝57との高さ位置を合わせ てカセット39の正面に向かって進んでいき、上係合片62が挿入溝57を通過 し係止部58に至った後ロボットハンド60は上方に移動し、上下係合片62が 係止部58に入り込み前後左右に位置決めを行ない下面支持片63で両側のカセ ット39下面39a(図12に示す)を持ち上げカセット39を搬送するように なっている。
【0014】 次にテーブル34上のカセット39後方に設けられたトラバース装置65につ いて説明する。このトラバース装置65は、図1,2,3に示すようにトラバー スシリンダ66、ロックシリンダ67及びストッパシリンダ68を備え、本出願 人による特願昭63−124368号公報に開示されたトラバース装置と略同じ 構造となっている。
【0015】 まずトラバースシリンダ66について説明すると、テーブル34と一体の支持 板38に取付た左右の側板70間に固定されたピストンロッド66aには、中央 部にピストン室71が設けられたシリンダバレル72が摺動自在に嵌装されてい る。シリンダバレル72のピストン室71は、ピストンロッド66aの中央に設 けたピストン73によって2つに区画されている。この区画されたピストン室7 1には、ピストンロッド66aの中心部に互いに反対方向から穿設された圧流体 供給路(図示せず)を介して圧流体が供給されるようになっており、シリンダバ レル72はピストンロッド66aに沿ってトラバースする。このシリンダバレル 72のトラバース量(シリンダバレルの最大ストローク量)は、カセット39の 保持溝43間のピッチの2倍以上となるように、ピストンロッド66aの長さが 設定されている。
【0016】 次にロックシリンダ67について説明する。ロックシリンダ67は二本一対の シリンダからなり、両ロックシリンダ67のシリンダ本体74は、前記トラバー スシリンダ66のシリンダバレル72下面に左右方向に並設され、その取付間隔 は、前記カセット39の位置決め孔46の間隔とピストンロッド67aの間隔が 同一となるように設定されている。また、各ピストンロッド67aの先端には、 位置決め孔46に嵌入可能な位置決めピン76が取付けられている。また、両ロ ックシリンダ67のシリンダ本体74下面にわたってスライド体77が固着され 、このスライド体77は、前記左右の側板70間に取付けられた一対の回り止め ロッド78に摺動自在に嵌装されている。この両回り止めロッド78及びスライ ド体77には、ロックシリンダ67のシリンダ本体74内に設けられ、ピストン により2つに区画されたピストン室に連通する供給路(図示せず)が穿設され、 この供給路に圧流体が供給されると、ピストンロッド67aが前後方向に出没し 、ピストンロッド67a先端に取付けられた位置決めピン76が、ロボットハン ド60によりカセット案内レール41上に載置されたカセット39の位置決め孔 46と嵌脱するようになっている。
【0017】 次いで、ストッパシリンダ68について説明する。先ず、前記トラバースシリ ンダ66のシリンダバレル72の後面下部から後方に伸びる取付部上には、当接 部材80が固定されている。また、前記左右の側板70にはこの当接部材80と 対向する位置に、左右のストッパボルト81,82(図3に示す)が夫々固定さ れている。ストッパシリンダ68は、テーブル34と一体の天板83にブラケッ ト84を介して下向きに固定されている。このストッパシリンダ68のピストン ロッド68a先端にはストッパブロック85が取付けられ、所望時にストッパシ リンダ68を作用させピストンロッド68aを突出させると、ストッパブロック 85が当接部材80と右ストッパボルト82間に入り込み(図1,2,9に仮想 線で示す状態)トラバースシリンダ66の右方へのトラバースを制するようにな っている。
【0018】 次に、ガイドブロック87と爪外し装置88について説明する。ガイドブロッ ク87は図1,2に示すようにテーブル34に取付られた左右のブロック89よ り構成され、両ブロック89の対向面にはガイド溝90が設けられている。この ガイド溝90はテーブル34が前記の如く最前進端に至った時に、爪交換位置B に割り出されたチャック6の爪装着溝10と爪交換位置Aに位置決めされたカセ ット39の保持溝43の案内溝45との間に位置し、両者を一直線に連続させて 交換される爪12の摺動部13を案内する。
【0019】 また、前記チャック6に内蔵された爪係脱装置17の操作ピン19を押込み操 作する爪外し装置88は以下の通りである。爪外しシリンダ91は、そのシリン ダ本体92が前記ガイドブロック87と一体に固定され、シリンダ本体92下面 より突出する下ピストンロッド91b下端には、取付板93が固着され、この取 付板93の下面には、爪交換位置Bに割出されたチャック6の操作ピン19に正 対するようにして押込ピン94が突設され、爪外しシリンダ91を爪外し作動し て図11に示すように下ピストンロッド91bを下降させると、押込ピン94が 操作ピン19を押込んで噛合部材18のラック歯20と爪12のラック歯16と の噛合を外すようになっている。また、前記取付板93下面には、押込ピン94 と共に位置決めピン(図示せず)が並設され、上記のように下ピストンロッド9 1bが下降したとき、チャック6に穿設された位置決め孔(図示せず)に嵌入し 、割り出されたチャック6をより正確に位置決めするようになっている。
【0020】 次に、前記カセット39に設けた係止機構49の爪係止ピン51を前後動させ るピン作動装置96について説明する。前記爪外しシリンダ91のシリンダ本体 92上面より突出する上ピストンロッド91a上端部には、大径部97が形成さ れている。この大径部97には、図10,13に示すように上ピストンロッド9 1aに対して間隔Sだけ上下方向移動自在に筒部材98が嵌合されている。この 筒部材98の下面後部には、爪外しシリンダ91のシリンダ本体92に固着した 当接部材99と間隔Hをもって対向する規制ボルト100が設けてある。
【0019】 この間隔Hと前記筒部材98内の間隔Sとの和が爪外しシリンダ91のストロ ークであり、図10に示す上昇状態の爪外しシリンダ91を作動して上ピストン ロッド91aを下降させると筒部材98はその自重により上ピストンロッド91 aの大径部97とともに下降し、上ピストンロッド91aが前記間隔H分下降し たとき筒部材98は、その規制ボルト100が当接部材99と当接することによ り下降を規制され位置決めされる。その後上ピストンロッド91aのみが筒部材 98内の間隔S分下降して図11に示すように下降端に至るようになっている。 つまり筒部材98は、爪外しシリンダ91の作動によりピストンロッド91a, 91bの1ストローク長さ(H+S)より筒部材98内の間隔Sだけ短いストロ ークHで上下動するようになっている。
【0020】 図13,16に示すように前記爪外しシリンダ91のシリンダ本体92には、 支持片102が取付けられ、この支持片102上部には、摺動溝103が切欠か れている。この摺動溝103には前後方向に摺動自在に作動片104が嵌装され 、作動片104は押え板105により上方への抜け止めがなされている。この作 動片104は、図10に示すようにその前面に前記カセット39の係止ピン51 の係合溝54と係合するカギ状の係止部106が形成され、また、作動片104 の左側面には、案内ピン107が植設されている。
【0021】 前記筒部材98の下面の一部には切欠部108が形成され、この部分に案内バ ー109が取付けられている。この案内バー109には、作動片104と対向す る側面に傾斜案内溝110が形成され、この傾斜案内溝110には作動片104 の案内ピン107が係合している。従って前記のように爪外しシリンダ91を作 動して筒部材98が間隔H昇降すると、作動片106は、その案内ピン107が 案内バー109の傾斜案内溝110に案内され前後動し、この作動片104と係 合する爪係止ピン51は、図10,16に示すようにその先端の係止片53が爪 12の引掛空間29に入り込み爪12を引掛け保持する前進位置と、図11,1 7に示すように係止片53が引掛空間29より退出する後退位置とに前後動する ようになっている。
【0022】 また、筒部材98の周面の前方部には、図14に示すように切欠いて形成され た案内面111が設けられ、この案内面111には、後述の左右可動ブロック1 27の案内ピン150が係合する傾斜案内溝112が形成されている。また案内 面111の左右両端は、後述の支持ブラケット143に摺動自在に係合するよう に切欠かれている。
【0023】 次に、爪交換位置Aに割出されたカセット39の保持溝43とチャック6の爪 装着溝10との間で爪12の移送を行なう爪移送装置114について説明する。
【0024】 先ず、図1,2,3に示すように天板83上面には移送用シリンダ115が取 付けられ、この移送用シリンダ115のシリンダ本体116下面より下方に突出 するピストンロッド117下端には、後述の移送体126がねじ止めされている 。この移送用シリンダ115は、移送体126を上引掛位置D、下引掛位置E及 び待避位置F(図12)との3位置に移動させるためにダブルシリンダに構成さ れている。すなわちシリンダ本体116内には、ピストンロッド117上端に取 付られた第1ピストン118が摺動する第1ピストン室119と、この第1ピス トン室119に連続し、第1ピストン室119より大径の第2ピストン室120 が形成され、この第2ピストン室120には、第2ピストン121が摺動自在に 嵌装されている。
【0025】 また、図2において給排ポート122は第1ピストン118により区画された 第1ピストン室119の下側の部屋に連通し、給排ポート123は第2ピストン 121により区画させた第2ピストン室120の上側の部屋に連通し、また給排 ポート124は第1ピストン室119の上側の部屋及び第2ピストン室120の 下側の部屋に連通している。従って給排ポート122と給排ポート123から同 じ圧力の圧流体を供給すると図2に示すように第2ピストン121は下降端に、 第1ピストン118は第2ピストン121の下端面に当接する位置に夫々位置し 、移送体126は図10,11に示す上引掛位置Dに位置する。また、給排ポー ト124からのみ圧流体を供給すると第1ピストン118は下降端に至り、移送 体126は下引掛位置Eに位置する。さらに、給排ポート122からのみ圧流体 を供給すると、第1,2ピストン118,121は一体として夫々上昇端に至り (図2中仮想線で示す)、移送体126は図12に示す待避位置Fに位置する。 このとき移送体126とカセット39との間には、前記ロボットハンド60によ りカセット39をカセット案内レール41上より持ち上げることができる空間1 13が存在するようになっている。
【0026】 次に、図10,14,15において爪移送装置114を成す移送体126、左 右可動ブロック127及び上下可動ブロック128について説明する。先ず、移 送体126について説明すると、この移送体126には、略中央部に左右側面に 貫通して支持孔130が穿設され、この支持孔130には、その両端部に夫々上 下の傾斜面131を形成した可動ピン132が摺動自在に嵌装されている。また 、可動ピン132の周面の下部は切欠かれ平面に形成され、この平面には傾斜案 内溝133が形成されている。
【0027】 また、移送体126には、前後面に貫通する十字型の支持溝134が形成され 、この支持溝134には、フィンガ136が摺動自在に嵌装されている。このフ ィンガ136の上面には案内ピン137が植設され、この案内ピン137は前記 可動ピン132の傾斜案内溝133と係合している。またフィンガ136の下部 は、前記爪12の引掛溝28と係合するカギ片138に形成され、このカギ片1 38の後部には、前記カセット39に設けた案内傾斜面47と係合する係合部1 39が形成されている。以上より可動ピン132が、後述の左右可動ブロック1 27または、上下可動ブロック128によって案内され移送体126に対して、 左右方向(図10において底面の奥、手前方向)に移動すると、フィンガ136 は、その案内ピン137が可動ピン132の傾斜案内溝133に案内され移送体 126に対して前後方向に移動し、フィンガ136のカギ片138が爪12の引 掛溝28と係脱するようになっている。
【0028】 次に上引掛位置Dに対応して設けた左右可動ブロック127について説明する と、前記天板83の下面には、左右の側壁141及び後壁142を組合せて成り (一体形成としてもよい)、前記移送用シリンダ115のピストンロッド117 を囲むようにして支持ブラケット143が取付けられている。この支持ブラケッ ト143の左右の側壁141の夫々の対向面は、前記移送体126側面を摺動自 在に案内する摺動面144となっている。また、支持ブラケット143の後壁1 42後面は前記筒部材98に設けた案内面111が摺動する摺動面145となっ ている。さらに支持ブラケット143には、その左右側壁141に形成された支 持溝146と、これらの支持溝146と連続して後壁142に形成された支持溝 147とでブロック支持溝が構成されている。このブロック支持溝には、その前 面に前記可動ピン132の長さと略同一の間隔をもって一対の突出部149が設 けられた左右可動ブロック127が左右方向に摺動自在に嵌装されている。
【0029】 この左右可動ブロック127の取付高さ位置は前記移送体126が図10に示 すように上引掛位置Dに位置するとき、可動ピン132が左右可動ブロック12 7の突出部149間に挾まれた状態となる高さ位置に設定されている。また、左 右可動ブロック127後面には、後方に突出した案内ピン150が植設され、こ の案内ピン150は前記筒部材98の傾斜案内溝112と係合している。また、 左右可動ブロック127の右側の突出部149の隅部には、後述の作用で説明す るように可動ピン132の右上側の傾斜面131を案内する傾斜面151が形成 されている。以上より、移送体126が上引掛位置Dに位置しているとき、爪外 しシリンダ91を作動させると、上ピストンロッド91aに設けた筒部材98が 上下動し、この上下動により左右可動ブロック127は、その案内ピン150が 筒部材98の傾斜案内溝112に案内され支持ブラケット143に対して左右方 向に移動する。そしてこの左右可動ブロック127の移動とともに、突出部14 9間に挾まれた可動ピン132が左右方向に移動し、前記の如くフィンガ136 が前後動するようになっている。
【0030】 次に図1,10,18において下引掛位置Eに対応して設けた上下可動ブロッ ク128について説明する。左右の側壁153及び後壁154より成る上下可動 ブロック128は、前記爪外しシリンダ91の下ピストンロッド91bに設けた 取付板93前面に取付けられ、爪外しシリンダ91の作動により図18に実線で 示す上昇位置と仮想線で示す下降位置とに移動するようになっている。この上下 可動ブロック128の左右の側壁153の夫々の対向面は、前記可動ピン132 の長さと略同じ間隔をもって上下の垂直面155及び両垂直面155を連続させ る斜面156とが構成されている。従って、この上下可動ブロック128と前記 移送体126との相対的な移動により可動ピン132は、上下可動ブロック12 8の斜面156間に案内され左右方向に移動し、下引掛位置Eにおいてフィンガ 136が前後動するようになっている。
【0031】 次に、以上のように構成されたチャック爪自動交換装置による爪交換作用につ いて説明する。先ず爪交換前の準備状態について説明する。工作機械1がワーク を加工している間テーブル34は図3に仮想線で示すように後退端位置に位置し ており、爪交換装置31は、工作機械1の主軸台2上に位置しており、加工中に 発生する切粉等に影響を受けることはない。図2に示すように移送用シリンダ1 15は、その給排ポート122,123から同じ圧力の圧流体が供給され、移送 体126は上引掛位置Dに位置しており、爪外しシリンダ91は上昇端状態であ る。
【0032】 また、トラバース装置65においてはロックシリンダ67はそのピストンロッ ド67aが突出状態であり、ピストンロッド67a先端に取付けた位置決めピン 76が、カセット案内レール41上に載置され、すべての保持溝43に爪12が 装着されていない空のカセット39後面に設けた位置決め孔46内に嵌入してい る。またストッパシリンダ68のピストンロッド68aは突出状態であり、図1 ,2及び図9に仮想線で示すようにピストンロッド68a先端に取付けたストッ パブロック85は当接部材80と右ストッパボルト82との間に位置し、さらに トラバースシリンダ66はシリンダバレル72を右方に移動させる如く作用して おり、カセット39は、その真中の保持溝43がガイドブロック87の真上に位 置するように正確に位置決めされている。また、カセット39の真中の保持溝4 3と対応して設けた爪係止ピン51はピン作動装置96の作動片104と係合し ており、他の爪係止ピン51はピン案内レール55と係合した状態を保ち(図9 に示す)、すべての爪係止ピン51は図16に示すように爪12の引掛空間29 と係合可能な前進状態となっている。
【0033】 次に、加工するワークの変更その他により図示しない指令装置から爪交換指令 が発せられると、この指令により主軸3が減速回転を行ないながら停止し、チャ ック6に取付けられている爪12の一本を爪交換位置Bに割出した後、回転シリ ンダ(図示せず)が作動して楔ピース7を前方に移動させ、三本の爪12を交換 可能位置(ワークの把持を開放する位置)にする。
【0034】 前記のようにチャック6が所定の位置に割り出されると前後動シリンダ35が 作動して図3に仮想線で示す後退端位置に待機していたテーブル34が図中実線 で示す前進端位置まで移動する。これにより空のカセット39の真中の保持溝4 3は、ガイドブロック87のガイド溝90とともに爪交換位置Aに位置決めされ 、両溝43,90は爪交換位置Bに割り出されたチャック6の爪装着溝10と一 直線上に並んだ状態となる。
【0035】 今、図10に実線で示すように移送体126は、上引掛位置Dに位置し、この 移送体126内に設けたフィンガ136の係合部139は、カセット39上面に 設けた案内傾斜面47と対向している。このとき可動ピン132は左右可動ブロ ック127の突出部149間に挾まれている(図20Aに示す。)この状態より 移送用シリンダ115の給排ポート124(図2に示す)から圧流体を供給し移 送体126を下降させると、この下降の途中でフィンガ136の係合部139が カセット39の案内傾斜面47と係合し、フィンガ136は前進される。このフ ィンガ136の前進とともに可動ピン132は、その傾斜案内溝133とフィン ガ136の案内ピン137との係合によりフィンガ136の中心にして対して右 方に移動する(図20Bに示す)。
【0036】 さらに移送体126が下降すると、右方に移動した可動ピン132は、上昇位 置の上下可動ブロック128の斜面156に案内され左方に移動し、この可動ピ ン132の左方移動によりフィンガ136は後退し、その後移送体126は下引 掛位置Eに至る。このときフィンガ136のカギ片138は図10の仮想線にて 示すようにチャック6に保持された使用済の爪12の引掛溝28とわずかな隙間 をもって対向した状態となり、また可動ピン132は上下可動ブロック128の 下垂直面155間に挾まれている(図20Cに示す)。
【0037】 その後、図10に示すように上昇状態の爪外しシリンダ91を爪外し作動させ ると、下ピストンロッド91bの下降と共に取付板93及び取付板93に取付け られた上下可動ブロック128が下方に移動し、上下可動ブロック128の下降 により可動ピン132は上下可動ブロック128の斜面156に案内され、フィ ンガ136中心に対して右方に移動し(図20Dに示す)、図11の仮想線にて 示すようにフィンガ136は前進し、そのカギ片138がチャック6に保持され た爪12の引掛溝28内に入り込み爪12を引掛け保持する。このフィンガ13 6による爪12の引掛け保持の直後に爪外しシリンダ91の下ピストンロッド9 1bとともに下降している取付板93の下面に設けた押込ピン94が爪係脱装置 17の操作ピン19をチャック6の中心側に押し込み、噛合部材18を非噛合方 向に後退させ噛合部材18と爪12との夫々のラック歯16,20の係合を開放 する。
【0038】 また爪外しシリンダ91の前記作動により上ピストンロッド91aとともに筒 部材98が間隔Hだけ下降し、この下降の途中で、左右可動ブロック127は、 その案内ピン150が筒部材98の傾斜案内溝112に案内されることによりフ ィンガ136中心に対して右方に移動する(図20Dに示す)。さらに筒部材9 8とともに筒部材98と一体の案内バー109も下降し、この案内バー109の 傾斜案内溝110に作動片104の案内ピン107が案内されるので、作動片1 04は後退し、この作動片104と係合する爪係止ピン51は非係止方向に後退 する。この爪係止ピン51の後退端状態、左右可動ブロック127の右移動状態 及び上下可動ブロック128の下降端状態は爪外しシリンダ91を前記と逆に作 動させるまで維持される。
【0039】 その後、移送用シリンダ115の給排ポート122,123より同じ圧力の圧 流体を供給し、移送体126を再び上引掛位置Dまで移動させる。この移動によ りフィンガ136によって引掛保持された爪12は、チャック6の爪装着溝10 より抜き取られ、さらにガイドブロック87のガイド溝90にその摺動部13が 案内された後、前記したように爪係止ピン51が後退状態であるカセット39の 真中の保持溝43内に位置される。このときフィンガ136は図11の実線で示 す状態であり、右移動した可動ピン132は右移動した左右可動ブロック127 の突出部149間に挾まれた状態となっている(図20Eに示す)。
【0040】 その後、爪外しシリンダ91を前記作用とは逆に上昇作動させると、上ピスト ンロッド91aとともに筒部材98が上昇し、この上昇により、先ず作動片10 4とともに爪係止ピン51が係止方向に前進し、カセット39の真中の保持溝4 3内に位置し、フィンガ136に引掛け保持された爪12の引掛空間29に爪係 止ピン51先端の係止片53が嵌入し、保持溝43内に爪12が保持される。次 に、この爪12の保持の直後には、筒部材98の上昇により左右可動ブロック1 27が左方に移動し、この移動で左右可動ブロック127の突出部149間に挾 まれた可動ピン132が左方に移動し(図20Aに示す)、フィンガ136は図 10の実線で示すようにそのカギ片138が爪12の引掛溝28から抜き出て爪 12の引掛保持を止め、爪12は爪係止ピン51にのみ保持された状態となる。 尚この爪外しシリンダ91の逆作動により上下可動ブロック128はもとの上昇 端位置にもどり、噛合部材18は噛合方向に前進している。
【0041】 以上のように1本目の爪12がチャック6より抜き取られ、カセット39の真 中の保持溝43に保持されると、以下のようにして2本目の爪12を抜き取る準 備が行なわれる。即ち、チャック6を所定角度回転させ次に抜き取る爪12を爪 交換位置Bに割り出す。次にカセット39をカセット案内レール41上でトラバ ースさせ、次に爪12を装着する左端の保持溝43を爪交換位置Aに位置決めす る。この割り出しは、図9において先ず、トラバースシリンダ66への加圧を止 めた後、ストッパシリンダ68を作動して右ストッパボルト82と当接部材80 との間に入り込んでいるストッパブロック85を退去させ、次にトラバースシリ ンダ66を作動してシリンダバレル72を、当接部材80が右ストッパボルト8 2に当接するまで右方に移動させ、この移動とともに位置決めピン76によりロ ックされたカセット39も右方に移動し、カセット39の左端の保持溝43が爪 交換位置Aに位置決めされる。また、このトラバースにより左端の保持溝43と 対応する爪係止ピン51はピン作動装置96の作動片104と係合し、他の爪係 止ピン51はピン案内レール55と係合し、すべての爪係止ピン51は、図16 に示すようにその先端の係止片53が爪12の引掛空間29と係合可能な前進状 態となっている。
【0042】 左端の保持溝43を前記のようにして位置決めすると、1本目の爪12と同様 にしてチャック6の爪装着溝10から使用済の爪12を抜き取り、この爪12を カセット39の左端の保持溝43に装着し、最後に3本目の爪を右端の保持溝4 3に装着するためにトラバースシリンダ66のシリンダバレル72を、当接部材 80が左ストッパボルト81と当接するまで左方に移動させ、右端の保持溝43 を爪交換位置Aに割り出す。その後、この右側の保持溝43に3本目の爪12を 装着した後、再びカセット39を中間位置(真中の保持溝43が爪交換位置Aに 割り出される位置)にもどすため、ストッパシリンダ68を作動してストッパブ ロック85を右ストッパボルト82と当接部材80との間に位置させてから、ト ラバースシリンダ66を作動してシリンダバレル72を、当接部材80がストッ ッパブロック85と当接するまで右方に移動して、カセット39を中間位置に位 置させる。尚前記トラバースの順序はこれに限るものではなく適宜に変更可能で ある。
【0043】 以上のように3本の爪12をチャック6から抜き取りカセット39への装着を 終えると、この使用済の爪12が装着されたカセット39と次工程用の爪12が 装着されたカセット39とをロボットハンド60によって以下の如くに交換する 。先ず移送用シリンダ115の給排ポート122(図2に示す)からのみ圧流体 を供給すると、第2ピストン121及び第1ピストン118は仮想線で示す上昇 端まで移動し、ピストンロッド117先端に設けた移送体126は、図12に示 す待避位置Fに位置する。このとき移送体126に設けたフィンガ136とカセ ット39上面との間には、カセット39を持ち上げ可能な空間113が形成され ている。
【0044】 そしてロボット501の作用によりカセット39の正面に向かってロボットハ ンド60が、その上係合片62とカセット39の挿入溝57との高さ位置を合わ せ、前進していき、上係合片62が挿入溝57を通過し、係止部58に至った後 、ロボットハンド60を下面支持片63がカセット39の下面39aに近接する まで上昇させる。すなわち上下の係合片62は係止部58内を上昇しカセット3 9はロボットハンド60により前後左右方向に位置決めされる。この状態でロッ クシリンダ67を作動してカセット39の位置決め孔46より位置決めピン76 を退出させ、カセット39の位置決めを解除する。その後ロボットハンド60が 上昇し、その下面支持片63によりカセット39の下面39aを持ち上げ、カセ ット案内レール41よりカセット39を持ち上げる。このとき真中の保持溝43 の爪係止ピン51は作動片104との係合を止め他の爪係止ピン51はピン案内 レール55との係合を止める。
【0045】 その後、上下の係合片62及び下面支持片63によりカセット39を持上げ保 持したロボットハンド60は、後退していき、カセットストッカー500のカセ ット39が載置されていないカセット載置ブロック503の真上まで移動し(図 19において仮想線で示す)、下降してコ字形ガイド650間にカセット39を 挿入してカセット載置ブロック503上に載置貯蔵した後、次工程用の爪12が 装着されたカセット39を前記と同様の作用で他のカセット載置ブロック503 から持ち上げ保持し再び爪交換装置31まで移動され、前記したカセット取出作 業とは逆の動作でカセット案内レール41上の中間位置に新しいカセット39を 載置する。それからこの新しいカセット39の位置決めを行なうため、移送用シ リンダ115の給排ポート122,123(図2に示す)から圧流体を供給し、 移送体126を図10に示すように上引掛位置Dまで移動させ、ロックシリンダ 67を作動して位置決めピン76を位置決め孔46に嵌入させ、次いで、ロボッ トハンド60を待機位置までもどし、カセット39の交換作業を終える。
【0046】 尚前記ロボットハンド60によるカセット39の取り出し動作は、ロボットハ ンド60の前進−上昇−再上昇−後退動作で行なわれるようにしたが、ロボット ハンド60を、前進−上昇動作の後に左右方向(図2において紙面の奥あるいは 手前方向)のどちらかに移動させ、ロボットハンド60の上下の係合片62でカ セット39の側面を引掛けカセット39の摺動溝40がカセット案内レール41 上を摺動し、カセット案内レール41より抜き出された後にロボットハンド60 を後退させるようにしてもよく、この場合移送体126とカセット39との間に 持ち上げ空間113を形成するため移送体126を待避位置Fまで上昇させる必 要はなく、移送用シリンダ115をタブルシリンダで構成する必要がなくなる。 また、前記実施例のロボットハンド60は、一対の支持腕61より成る門型に形 成されていたが、これの代わりに、図22に示すように一対の支持腕61を前後 に備えたH型のロボットハンド60とし、このロボットハンド60を少なくとも 二次元移動自在なロボットアーム513の先端にモータMにより垂直軸線回りに 旋回可能に設けてもよく、この場合、あらかじめ一方の支持腕61間には、次工 程用の爪を係止した交換用のカセット39を保持させておけば、爪交換装置31 でロボットハンド60の他方の支持腕61間にカセット案内レール41上のカセ ットを保持した後ロボットハンド60を180°旋回してすぐに交換用のカセッ ト39をカセット案内レール41上に載置できるので、爪交換動作をより短時間 で行ない得る。
【0047】 以上のようにしてロボットハンドにより次工程用の爪12を装着したカセット 39がカセット案内レール41上に位置されると、以下のようにしてチャック6 の爪装着溝10に爪12が装着される。先ず、チャックを所定の爪交換位置に割 り出した後、爪12の装着の場合は図10に示すように上昇状態の爪外しシリン ダ91を爪外し作動させ、チャック6の爪装着溝10の位置決めと噛合部材18 の非噛合方向への後退を行なうとともに上下可動ブロック128は下降端に至る 。また、爪外しシリンダ91の作動により筒部材98が下降し左右可動ブロック 127及び突出部149に挾まれた可動ピン132がフィンガ136の中心に対 して右方に移動し(図21Bに示す)、フィンガ136のカギ片138が爪12 の引掛溝28内に入り込み爪12を引掛け保持する(図11に実線で示す)。さ らに筒部材98の下降により、このフィンガ136による引掛け保持の直後に、 作動片104及び爪係止ピン51が非係止方向に後退し、爪係止ピン51による 爪12の係止が解除される。
【0048】 その後移送用シリンダ115を作動して移送体126とともに爪12を下引掛 位置Eまで移送する。この移送の途中において爪12の摺動部13がガイドブロ ック87に案内された後、移送体126の可動ピン132は、下降端位置に位置 する上下可動ブロック128の垂直面155に案内されるが斜面156とは係合 せず(図21Cに示す)、可動ピンが左右方向に移動されることはないので、フ ィンガ136が爪12を保持したまま、移送体126は下引掛位置Eに至る(図 11において仮想線で示す)。
【0049】 次に、爪外しシリンダ91を上昇作動させると、取付板93の上昇により先ず チャック6の位置決め解除を行なうとともに噛合部材18は噛合方向へ前進し、 噛合部材18により爪12が保持される。次にこの噛合部材18による爪12の 保持の直後に上下可動ブロック128の上昇により、この上下可動ブロック12 8の斜面156が可動ピン132を左方へ案内するので、フィンガ136は後退 し爪12の保持を止め、爪12は噛合部材18にのみ保持された状態となる。ま た、爪外しシリンダ91の上昇作動により筒部材98は上昇し、この上昇により 左右可動ブロック127は左方に移動し(図21Dに示す)、また爪係止ピン5 1は係止方向に前進するが、このとき保持溝43内には爪12は存在しないので 直接的に爪交換動作に関与しない。
【0050】 その後移送体126を上引掛位置Dまで上昇させるため移送用シリンダ115 を作動させると、移送体126の上昇により可動ピン132は下降状態の上下可 動ブロック128の斜面156に案内され右方に移動し、フィンガ136は前進 状態となり、このフィンガ136の前進状態のまま移送体126は上昇していき 、上引掛位置Dに到る直前に、可動ピン132の右端に設けた傾斜面131が左 方に移動している左右可動ブロック127の傾斜面151と係合して(図20E に示す)可動ピン132が左方に移動され(図21Aに示す)、フィンガ136 が再び後退状態となって移送体126は上引掛位置Dに到り1本目の爪12のチ ャック6への装着を終える。
【0053】 以上のように1本目の爪12が交換されると、以後はトラバース装置65を作 動させ前記爪12の抜き取りの場合と同様に順次カセット39をトラバースさせ 、左側次は右側の保持溝43を爪交換位置Aに割出し、上記と同様にしてチャッ ク6の爪装着溝10への爪12の装着を行ない、全てが終了するとトラバース装 置65が旧に復し、又前後動シリンダ35も旧に復して爪自動交換装置31全体 を図3に仮想線で示す後退端位置に後退させ、次の爪交換まで待機する。
【0054】 以上のように本実施例では、爪交換装置−カセットストッカー間のカセット3 9の搬送において、ロボットハンド60は、その上下の係合片62がカセット3 9の係止部58に係合し前後左右の位置決めを行ない、下面支持片63がカセッ ト39下面を支持しているので、搬送途中にカセット39が落下することなく確 実に搬送を行ない得る。また、カセット案内レール41上に載置されたカセット 39をロボットハンド60が受け取に行くとき、ロボットハンド60は、その上 係合片62がカセット39の挿入溝57と高さ位置を合わせてカセット39に向 かって前進して、上係合片62が挿入溝57を通過して係止部58に到った後に 、ロボットハンド60を上昇させカセット39を持ち上げ保持するようになって いるので、カセット39の持ち上げ保持時に、ロボットハンド60の上下のスト ロークを短くでき、爪交換装置上でのカセット交換スペースがきわめて狭くても 交換を行ない得る。尚、本実施例のロボット501は三次元移動自在なもので説 明したが、このロボット501を上下方向及び左右方向(又は前後方向)にのみ 移動自在とし、このロボットの左右方向(又は前後方向)の延長線上にカセット ストッカー501を配置しておけば、本考案のロボットハンドは二次元移動のロ ボットでも支障なく使用できる。
【0055】
【考案の効果】
以上のように本考案では、ロボットの三次元移動自在なロボットアームの先端 に設けたロボットハンドを、カセット前面の長手方向の両端部に形成した上下方 向に伸びる一対の係止部と対応して少なくとも一対の支持腕を備え、各支持腕の 先端に、カセットの係止部に係合して前後左右の位置決めを行なう係合片と、こ の係合片の係合状態でカセット下面を支持する下面支持片とを設けて構成したの で、爪交換装置−カセットストッカー間でのカセット搬送を簡易な構成で確実に 行なうことができ、また、従来のようにカセットストッカーを上下左右に移動自 在とする必要はなく、カセットストッカーの設置スペースを必要最少とすること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】爪交換装置の正面図である。
【図2】図1の縦断面側面図である。
【図3】図1の一部を断面とした平面図である。
【図4】爪の斜視図である。
【図5】カセットの平面図である。
【図6】図5の一部を破断表示した正面図である。
【図7】図5の左側面図である。
【図8】ロボットハンドの斜視図である。
【図9】トラバース装置の作用説明図である。
【図10】図2の要部拡大図である。
【図11】図10の爪外しシリンダ下降時を示す作用説
明図である。
【図12】図10の移送体が待避位置に位置する作用説
明図である。
【図13】図3のXIII−XIII断面拡大図である。
【図14】図2のXIV−XIV断面拡大図である。
【図15】移送体の斜視図である。
【図16】ピン作動装置の作用説明図である(爪係止ピ
ンが係止方向に前進した状態)。
【図17】ピン作動装置の作用説明図である(爪係止ピ
ンが非係止方向に後退した状態)。
【図18】上下可動ブロックの作用説明図である。
【図19】爪交換装置、カセットストッカー及びロボッ
トの配置関係を示す平面図である。
【図20】フィンガがカセットの爪をチャックに搬送す
るときの作用説明図である。
【図21】フィンガがチャックの爪をカセットに搬送す
るときの作用説明図である。
【図22】ロボットハンドの他の実施例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
12 爪、 31 爪交換装置、 39 カセット、
58 係止部、60 ロボットハンド、 61 支持
腕、 62 係合片、63 下面支持片、 513 ロ
ボットアーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済の爪を係止したカセットと交換用
    の爪を係止したカセットとを、爪交換装置とカセットス
    トッカーとの間で交換し、爪交換装置のカセット載置位
    置に位置するカセットとチャックとの間で爪を交換する
    ようにしたチャック爪自動交換装置において、少なくと
    も上下方向を含む二次元移動自在なロボットアームの先
    端に設けられるロボットハンドであって、前記カセット
    前面の長手方向の両端部に形成した上下方向に伸びる一
    対の係止部と対応して少なくとも一対の支持腕を備え、
    各支持腕の先端に、カセットの係止部に係合して前後左
    右の位置決めを行なう係合片と、この係合片の係合状態
    でカセット下面を支持する下面支持片とを設けて成るこ
    とを特徴とするチャック爪カセット交換用のロボットハ
    ンド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154826U (ja) * 1982-04-09 1983-10-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の吸気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58154826U (ja) * 1982-04-09 1983-10-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の吸気装置

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