JPH0662178B2 - 合成樹脂製シートとこのシート製容器 - Google Patents
合成樹脂製シートとこのシート製容器Info
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- JPH0662178B2 JPH0662178B2 JP18694784A JP18694784A JPH0662178B2 JP H0662178 B2 JPH0662178 B2 JP H0662178B2 JP 18694784 A JP18694784 A JP 18694784A JP 18694784 A JP18694784 A JP 18694784A JP H0662178 B2 JPH0662178 B2 JP H0662178B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、破断帯を有する合成樹脂製シートと、この合
成樹脂製シートにより成形されたシート製容器に関する
もので、さらに詳言すれは、破断帯によるシートの分断
が円滑にかつきれいに達成できるようにすることを目的
としたものである。
成樹脂製シートにより成形されたシート製容器に関する
もので、さらに詳言すれは、破断帯によるシートの分断
が円滑にかつきれいに達成できるようにすることを目的
としたものである。
共押出し成形手段により、シート主体と破断帯とを、シ
ート主体を破断帯が左右に分断した形態で一体成形した
合成樹脂製シートがあり、このシートにより袋とかチュ
ーブ容器とかの容器を成形していた。
ート主体を破断帯が左右に分断した形態で一体成形した
合成樹脂製シートがあり、このシートにより袋とかチュ
ーブ容器とかの容器を成形していた。
この種の破断帯付き合成樹脂製シートは、破断帯による
シート主体の分断を行うまでのシート全体の機械的強度
を充分に高い状態に保持することができるように、シー
ト主体と破断帯との間の接着強度を充分に高い値にする
必要が有り、反対に破断帯によるシート主体の分断動作
が円滑にかつ確実に達成されるように、シート主体と破
断帯との間の接着強度を大きくすることができないと云
う相矛盾する機能が要求されている。
シート主体の分断を行うまでのシート全体の機械的強度
を充分に高い状態に保持することができるように、シー
ト主体と破断帯との間の接着強度を充分に高い値にする
必要が有り、反対に破断帯によるシート主体の分断動作
が円滑にかつ確実に達成されるように、シート主体と破
断帯との間の接着強度を大きくすることができないと云
う相矛盾する機能が要求されている。
このため、従来のこの種の破断帯付き合成樹脂製シート
は、上記した相矛盾する要求事項を満たすべく、シート
主体と破断帯との間の接着強度を比較的大きくするが、
破断帯自体の硬さをシート主体に比べて大きくし、もっ
てシート全体としての機械的強度を高めると共に、曲げ
る等の特定された取扱によって破断帯とシート主体との
間の接合を破壊し、もってシート主体の分断を達成する
ようにしていた。
は、上記した相矛盾する要求事項を満たすべく、シート
主体と破断帯との間の接着強度を比較的大きくするが、
破断帯自体の硬さをシート主体に比べて大きくし、もっ
てシート全体としての機械的強度を高めると共に、曲げ
る等の特定された取扱によって破断帯とシート主体との
間の接合を破壊し、もってシート主体の分断を達成する
ようにしていた。
しかしながら、上記した従来例の場合、シート主体と破
断帯との間の接着を引き剥がすには、かなり大きな力を
必要とし、このためシート全体の分断操作が極めて行い
難いものとなっており、かつ破断帯を引き剥がしたシー
ト主体の端面に糸状の不要な合成樹脂片が多数成形され
ることになって、使用者に不快を与えていた。
断帯との間の接着を引き剥がすには、かなり大きな力を
必要とし、このためシート全体の分断操作が極めて行い
難いものとなっており、かつ破断帯を引き剥がしたシー
ト主体の端面に糸状の不要な合成樹脂片が多数成形され
ることになって、使用者に不快を与えていた。
また、破断帯は、その機械的強度を充分に高めるため
に、その硬度が高くなっているが、このため機械的に脆
い物となってしまっているので、破断帯を引っ張っての
シート全体の分断操作時において、この破断帯が曲がり
過ぎて切断し、以後のシート全体の分断を達成すること
ができなくなる不都合の生じることがあった。
に、その硬度が高くなっているが、このため機械的に脆
い物となってしまっているので、破断帯を引っ張っての
シート全体の分断操作時において、この破断帯が曲がり
過ぎて切断し、以後のシート全体の分断を達成すること
ができなくなる不都合の生じることがあった。
さらに、この破断帯付き合成樹脂製シートを使用して真
空成形とか圧空成形等の熱成形方法によってシート容器
を成形しようとすると、この熱成形時におけるシートに
作用する熱の作用により、シート主体と破断帯との間の
接着強度が大幅に高められ、これによってシート主体と
破断帯との間を人手で引き剥がすことはほとんど不可能
となるので、従来はこの破断帯付き合成樹脂製シートを
使用しての熱成形容器を成形することができなかった。
空成形とか圧空成形等の熱成形方法によってシート容器
を成形しようとすると、この熱成形時におけるシートに
作用する熱の作用により、シート主体と破断帯との間の
接着強度が大幅に高められ、これによってシート主体と
破断帯との間を人手で引き剥がすことはほとんど不可能
となるので、従来はこの破断帯付き合成樹脂製シートを
使用しての熱成形容器を成形することができなかった。
本発明は、上記した従来例における問題点および不都合
そして欠点を解消すべく創案されたもので、破断帯を、
シート主体成形用のポリプロピレン樹脂である第1の合
成樹脂材料を主体とし、この第1の合成樹脂材料に、第
1の合成樹脂材料と接着不可能なエチレン・ビニールア
ルコール共重合樹脂もしくはナイロンである第2の合成
樹脂材料と、この第2の合成樹脂材料を前記第1の合成
樹脂材料に接着可能にするための接着性ポリマーである
第3の合成樹脂材料と、そして破断帯全体を柔らかくす
るためのエチレン−メタクリル酸共重合樹脂である第4
の合成樹脂材料を混合して成形することによって、シー
ト主体と破断帯との間の接着力を適当な値に設定するこ
とができるようにすると共に、外部からの加熱があって
もシート主体と破断帯との間の接着力が変化しないよう
にしたものである。
そして欠点を解消すべく創案されたもので、破断帯を、
シート主体成形用のポリプロピレン樹脂である第1の合
成樹脂材料を主体とし、この第1の合成樹脂材料に、第
1の合成樹脂材料と接着不可能なエチレン・ビニールア
ルコール共重合樹脂もしくはナイロンである第2の合成
樹脂材料と、この第2の合成樹脂材料を前記第1の合成
樹脂材料に接着可能にするための接着性ポリマーである
第3の合成樹脂材料と、そして破断帯全体を柔らかくす
るためのエチレン−メタクリル酸共重合樹脂である第4
の合成樹脂材料を混合して成形することによって、シー
ト主体と破断帯との間の接着力を適当な値に設定するこ
とができるようにすると共に、外部からの加熱があって
もシート主体と破断帯との間の接着力が変化しないよう
にしたものである。
以下、本発明による合成樹脂製シートとこのシートを使
用したシート容器を、その一実施例を示す図面に従って
説明する。
用したシート容器を、その一実施例を示す図面に従って
説明する。
本発明による合成樹脂製シート1は、シート主体2と、
このシート主体2を左右に分断した細帯状の破断帯3と
を、一体に共押出しで成形した合成樹脂製シートであっ
て、前記破断帯3を、前記シート主体2の成形材料と同
じポリプロピレン樹脂である第1の合成樹脂材料30〜
50%(重量%、以下同じ)と、この第1の合成樹脂材
料と接着不可能なエチレン・ビニーアルコール共重合樹
脂もしくはナイロンである第2の合成樹脂材料3〜20
%と、この第2の合成樹脂材料と前記第1の合成樹脂材
料とを接着可能にするための接着性ポリマーである第3
の合成樹脂材料30〜50%と、そして成形された前記
破断帯3に柔らかさを出させるためのエチレン−メタク
リル酸共重合樹脂である第4の合成樹脂材料5〜20%
との混合樹脂材料により成形し、前記シート主体と破断
帯との間の接着力を、前記第1、第2、第3の合成樹脂
材料の混合重量比率により設定し、前記破断帯3のメル
トインデックス値Tをシート主体2のメルトインデック
ス値Mと同じか少し低い値に設定すると共に、前記破断
帯3の軟化温度点T′を前記シート主体2の軟化温度点
M′と同じか少し高い値に設定して構成されたものであ
る。
このシート主体2を左右に分断した細帯状の破断帯3と
を、一体に共押出しで成形した合成樹脂製シートであっ
て、前記破断帯3を、前記シート主体2の成形材料と同
じポリプロピレン樹脂である第1の合成樹脂材料30〜
50%(重量%、以下同じ)と、この第1の合成樹脂材
料と接着不可能なエチレン・ビニーアルコール共重合樹
脂もしくはナイロンである第2の合成樹脂材料3〜20
%と、この第2の合成樹脂材料と前記第1の合成樹脂材
料とを接着可能にするための接着性ポリマーである第3
の合成樹脂材料30〜50%と、そして成形された前記
破断帯3に柔らかさを出させるためのエチレン−メタク
リル酸共重合樹脂である第4の合成樹脂材料5〜20%
との混合樹脂材料により成形し、前記シート主体と破断
帯との間の接着力を、前記第1、第2、第3の合成樹脂
材料の混合重量比率により設定し、前記破断帯3のメル
トインデックス値Tをシート主体2のメルトインデック
ス値Mと同じか少し低い値に設定すると共に、前記破断
帯3の軟化温度点T′を前記シート主体2の軟化温度点
M′と同じか少し高い値に設定して構成されたものであ
る。
また、本発明による容器4は、シート主体2と、このシ
ート主体2を左右に分断した細帯状の破断帯3とを、一
体に共押出しして形成され、前記破断帯3を、前記シー
ト主体2の成形材料と同じポリプロピレン樹脂である第
1の合成樹脂材料40〜45%と、この第1の合成樹脂
材料と接着不可能なエチレン・ビニールアルコール共重
合樹脂もしくはナイロンである第2の合成樹脂材料5〜
10%と、この第2の合成樹脂材料と前記第1の合成樹
脂材料とを接着可能にするための接着性ポリマーである
第3の合成樹脂材料30〜40%と、そして成形された
前記破断帯3に柔らかさを出させるためのエチレン−メ
タクリル酸共重合樹脂である第4の合成樹脂材料5〜20
%との混合樹脂材料により成形し、前記シート主体と破
断帯との間の接着力を、前記第1、第2、第3の合成樹
脂材料の混合重量比率により設定し、前記破断帯3のメ
ルトインデックス値Tをシート主体のメルトインデック
ス値Mと同じか少し低い値に設定すると共に、前記破断
帯3の軟化温度点T′を前記シート主体2の軟化温度点
M′と同じか少し高い値に設定した合成樹脂製シート1
を、真空成形とか圧空成形等の熱成形手段により所望形
状の容器本体5に成形し、この容器本体5の一端に前記
破断帯3の端部を摘み片10として突出付設して構成され
ている。
ート主体2を左右に分断した細帯状の破断帯3とを、一
体に共押出しして形成され、前記破断帯3を、前記シー
ト主体2の成形材料と同じポリプロピレン樹脂である第
1の合成樹脂材料40〜45%と、この第1の合成樹脂
材料と接着不可能なエチレン・ビニールアルコール共重
合樹脂もしくはナイロンである第2の合成樹脂材料5〜
10%と、この第2の合成樹脂材料と前記第1の合成樹
脂材料とを接着可能にするための接着性ポリマーである
第3の合成樹脂材料30〜40%と、そして成形された
前記破断帯3に柔らかさを出させるためのエチレン−メ
タクリル酸共重合樹脂である第4の合成樹脂材料5〜20
%との混合樹脂材料により成形し、前記シート主体と破
断帯との間の接着力を、前記第1、第2、第3の合成樹
脂材料の混合重量比率により設定し、前記破断帯3のメ
ルトインデックス値Tをシート主体のメルトインデック
ス値Mと同じか少し低い値に設定すると共に、前記破断
帯3の軟化温度点T′を前記シート主体2の軟化温度点
M′と同じか少し高い値に設定した合成樹脂製シート1
を、真空成形とか圧空成形等の熱成形手段により所望形
状の容器本体5に成形し、この容器本体5の一端に前記
破断帯3の端部を摘み片10として突出付設して構成され
ている。
すなわち、本発明によるシート1は、シート主体2を左
右に分断した形態で一体に共押出し成形される破断帯3
を、シート主体2の成形材料である第1の合成樹脂材料
を主体として、この第1の合成樹脂材料に、第1の合成
樹脂材料と接着不可能な第2の合成樹脂材料と、この第
2の合成樹脂材料を第1の合成樹脂材料に接着可能にす
るための第3の合成樹脂材料とを混合添加し、もってこ
の第2の合成樹脂材料と第3の合成樹脂材料との相反す
る特性を利用して、シート主体2に対する破断帯3の接
着力を所望する値に設定することができるものとなって
いるのである。
右に分断した形態で一体に共押出し成形される破断帯3
を、シート主体2の成形材料である第1の合成樹脂材料
を主体として、この第1の合成樹脂材料に、第1の合成
樹脂材料と接着不可能な第2の合成樹脂材料と、この第
2の合成樹脂材料を第1の合成樹脂材料に接着可能にす
るための第3の合成樹脂材料とを混合添加し、もってこ
の第2の合成樹脂材料と第3の合成樹脂材料との相反す
る特性を利用して、シート主体2に対する破断帯3の接
着力を所望する値に設定することができるものとなって
いるのである。
このように、本発明によるシート1のシート主体2と破
断帯3との間の接着力は、シート主体2および破断帯3
を成形する合成樹脂材料の物性により設定されるものと
なっているので、このシート1に対して外部から熱処理
を加えたからと言って、シート主体2と破断帯3との間
の接着力が変化することは全くない。
断帯3との間の接着力は、シート主体2および破断帯3
を成形する合成樹脂材料の物性により設定されるものと
なっているので、このシート1に対して外部から熱処理
を加えたからと言って、シート主体2と破断帯3との間
の接着力が変化することは全くない。
また、破断帯3のメルトインデックス値Tは、シート主
体2のメルトインデックス値Mと等しいかわずかに小さ
い値に設定されているので、成形されたシート1の取扱
に際して、破断帯3のために曲げ変形を良好に達成する
ことができない等の不都合の生じることがなく、通常の
合成樹脂製シートと殆ど変わりなく取り扱うことができ
る。
体2のメルトインデックス値Mと等しいかわずかに小さ
い値に設定されているので、成形されたシート1の取扱
に際して、破断帯3のために曲げ変形を良好に達成する
ことができない等の不都合の生じることがなく、通常の
合成樹脂製シートと殆ど変わりなく取り扱うことができ
る。
さらに、破断帯3の軟化温度点T′は、シート主体2の
軟化温度点M′と等しいかわずかに高い値に設定されて
いるので、このシート1に成形のための何等かの加熱を
外部から加えたとしても、破断帯3は、長さ方向に沿っ
た湾曲および屈曲変形をすることはあっても、その細帯
形状を崩すことはない。
軟化温度点M′と等しいかわずかに高い値に設定されて
いるので、このシート1に成形のための何等かの加熱を
外部から加えたとしても、破断帯3は、長さ方向に沿っ
た湾曲および屈曲変形をすることはあっても、その細帯
形状を崩すことはない。
そして、成形された容器4には摘み片10が付設されてい
るので、この摘み片10を指先で摘んで、ほぼ破断帯3に
沿って引張上げることによって、シート主体2と破断帯
3との間が剥離し、この剥離によって容器4の解放を達
成することができることになる。
るので、この摘み片10を指先で摘んで、ほぼ破断帯3に
沿って引張上げることによって、シート主体2と破断帯
3との間が剥離し、この剥離によって容器4の解放を達
成することができることになる。
本発明によるシート1は、シート主体2と破断帯3とを
共押出しにより一体に押出して成形されるのであるが、
シート主体2はポリプロピレン樹脂で成形されており、
破断帯3を成形する第1の合成樹脂材料はポリプロピレ
ン樹脂であり、第2の合成樹脂材料はこのポリプロピレ
ン樹脂と接着不可能な合成樹脂であるエチレン・ビニー
ルアルコール共重合樹脂もしくはナイロンであり第3の
合成樹脂材料はこの第2の合成樹脂材料とポリプロピレ
ン樹脂とを接着可能にする接着性ポリマーであり、そし
て第4の合成樹脂材料はエチレン−メタクリル酸共重合
体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂であるとする組
合せとなる。
共押出しにより一体に押出して成形されるのであるが、
シート主体2はポリプロピレン樹脂で成形されており、
破断帯3を成形する第1の合成樹脂材料はポリプロピレ
ン樹脂であり、第2の合成樹脂材料はこのポリプロピレ
ン樹脂と接着不可能な合成樹脂であるエチレン・ビニー
ルアルコール共重合樹脂もしくはナイロンであり第3の
合成樹脂材料はこの第2の合成樹脂材料とポリプロピレ
ン樹脂とを接着可能にする接着性ポリマーであり、そし
て第4の合成樹脂材料はエチレン−メタクリル酸共重合
体の分子間を金属イオンで架橋した樹脂であるとする組
合せとなる。
そして、この破断帯3を形成する上記した各合成樹脂材
料の混合重量比率は、要求されるシート主体2と破断帯
3との間の接着強度、成形されたシート1もしくは容器
4の使用目的および使用条件等に応じて異なるのである
が、多くの実験の結果によれば、第1の合成樹脂材料で
あるポリプロピレン樹脂は30〜50%、第2の合成樹脂材
料である接着不可能材料のエチレン・ビニールアルコー
ル共重合樹脂もしくはナイロンは3〜20%、第3の合成
樹脂材料である接着性ポリマーは30〜50%、そして第4
の合成樹脂材料であるエチレン−メタクリル酸共重合樹
脂は5〜20%が適当である。また本発明による容器4を
構成する合成樹脂材料も前記シート1の場合と同様であ
るが、破断帯3を成形する樹脂材料の混合重量比率は、
第1の合成樹脂材料であるポリプロピレン樹脂は40〜45
%、第2の合成樹脂材料である接着不可能材料のエチレ
ン・ビニールアルコール共重合樹脂もしくはナイロンは
5〜10%、第3の合成樹脂材料である接着性ポリマーは
30〜40%、そして第4の合成樹脂材料であるエチレン−
メタクリル酸共重合樹脂は、5〜20%が適当である。
料の混合重量比率は、要求されるシート主体2と破断帯
3との間の接着強度、成形されたシート1もしくは容器
4の使用目的および使用条件等に応じて異なるのである
が、多くの実験の結果によれば、第1の合成樹脂材料で
あるポリプロピレン樹脂は30〜50%、第2の合成樹脂材
料である接着不可能材料のエチレン・ビニールアルコー
ル共重合樹脂もしくはナイロンは3〜20%、第3の合成
樹脂材料である接着性ポリマーは30〜50%、そして第4
の合成樹脂材料であるエチレン−メタクリル酸共重合樹
脂は5〜20%が適当である。また本発明による容器4を
構成する合成樹脂材料も前記シート1の場合と同様であ
るが、破断帯3を成形する樹脂材料の混合重量比率は、
第1の合成樹脂材料であるポリプロピレン樹脂は40〜45
%、第2の合成樹脂材料である接着不可能材料のエチレ
ン・ビニールアルコール共重合樹脂もしくはナイロンは
5〜10%、第3の合成樹脂材料である接着性ポリマーは
30〜40%、そして第4の合成樹脂材料であるエチレン−
メタクリル酸共重合樹脂は、5〜20%が適当である。
なお、上記第2の合成樹脂材料の混合比率は、容器4に
おける破断帯3の方をシート1における破断帯3の場合
よりも少くする方が好ましい。その理由は、第2の合成
樹脂材料を減らすことによって破断帯3のメルトインデ
ックス値Tがより小さくなり、これによりシート主体2
と破断帯3との接合面が、破断帯3側へ若干凹んだ円弧
形状となるため、破断帯3の引き剥がし時の引っ掛かり
が少くなり、熱成形後も引き剥がしが容易に行えるため
である。
おける破断帯3の方をシート1における破断帯3の場合
よりも少くする方が好ましい。その理由は、第2の合成
樹脂材料を減らすことによって破断帯3のメルトインデ
ックス値Tがより小さくなり、これによりシート主体2
と破断帯3との接合面が、破断帯3側へ若干凹んだ円弧
形状となるため、破断帯3の引き剥がし時の引っ掛かり
が少くなり、熱成形後も引き剥がしが容易に行えるため
である。
この容器4における破断帯3のメルトインデックス値T
は0.55〜0.60が好適である。
は0.55〜0.60が好適である。
第2図および第3図に示した容器4は、熱成形方法によ
って成形されたもので、椀形状をした容体6と蓋体7と
をヒンジ9により結合し、容体6および蓋体7の外周端
に接合フランジ8をそれぞれ周設し、そしてヒンジ9を
通って容体6および蓋体7を横断する形態で破断帯3を
位置させて容器本体5を構成し、ヒンジ9とは反対側の
蓋体7の周端に位置した破断帯3の端部をそのまま延長
して摘み片10に形成した構成となっている。
って成形されたもので、椀形状をした容体6と蓋体7と
をヒンジ9により結合し、容体6および蓋体7の外周端
に接合フランジ8をそれぞれ周設し、そしてヒンジ9を
通って容体6および蓋体7を横断する形態で破断帯3を
位置させて容器本体5を構成し、ヒンジ9とは反対側の
蓋体7の周端に位置した破断帯3の端部をそのまま延長
して摘み片10に形成した構成となっている。
摘み片10はフック状に形成されていて、容器4の取扱が
便利となるようにしていると共に、指先で摘み片10を摘
み易くしている。
便利となるようにしていると共に、指先で摘み片10を摘
み易くしている。
この容器4は、平坦なシート1を熱成形方法によって所
望の形状に成形すると同時に、第2図に示す如く、シー
ト1から切断してその成形が完了する。
望の形状に成形すると同時に、第2図に示す如く、シー
ト1から切断してその成形が完了する。
このようにして成形された容器4は、目的とする内容物
を収納した状態で、第3図の如く、ヒンジ9で折り曲げ
て両接合フランジ8を重合わせた状態で、この両接合フ
ランジ8を適当な手段で密に接着固定することとによっ
て内容物の密封収納を達成する。
を収納した状態で、第3図の如く、ヒンジ9で折り曲げ
て両接合フランジ8を重合わせた状態で、この両接合フ
ランジ8を適当な手段で密に接着固定することとによっ
て内容物の密封収納を達成する。
この内容物を密封収納した容器4の開放は、第3図に示
す如く、摘み10を引き上げてシート主体2と破断帯3と
の間を剥離することによって達成されるが、この際、破
断帯3は密封状態となった容器4の全周に巻回位置して
いるので、この破断帯3を完全に剥離して取り去ること
によって、容器4はその中央部で2分割された状態で開
放されることになる。
す如く、摘み10を引き上げてシート主体2と破断帯3と
の間を剥離することによって達成されるが、この際、破
断帯3は密封状態となった容器4の全周に巻回位置して
いるので、この破断帯3を完全に剥離して取り去ること
によって、容器4はその中央部で2分割された状態で開
放されることになる。
所で、シート1を熱成形方法によって容器4に成形する
際、シート1を構成するシート主体2と破断帯3とは、
熱成形方法の熱の作用によって軟化し、もって所望形状
の容器4に成形されるのであるが、破断帯3の軟化温度
点T′はシート主体2の軟化温度点M′と同じかわずか
に高いので、破断帯3はシート主体2ほどには変形する
ことなく容器4の一部として成形されることになる。
際、シート1を構成するシート主体2と破断帯3とは、
熱成形方法の熱の作用によって軟化し、もって所望形状
の容器4に成形されるのであるが、破断帯3の軟化温度
点T′はシート主体2の軟化温度点M′と同じかわずか
に高いので、破断帯3はシート主体2ほどには変形する
ことなく容器4の一部として成形されることになる。
しかしながら、シート主体2と破断帯3との接着部分の
接着力は、当然のことながらシート主体2単体の引張力
よりもはるかに弱いので、シート1から容器4を熱成形
方法によって成形する際には、その成形の手法および成
形される容器4の構造さらには成形される容器4におけ
る破断帯3の位置を考慮して、破断帯3に、この破断帯
3の幅方向に引張力が作用しないようにすることが必要
である。
接着力は、当然のことながらシート主体2単体の引張力
よりもはるかに弱いので、シート1から容器4を熱成形
方法によって成形する際には、その成形の手法および成
形される容器4の構造さらには成形される容器4におけ
る破断帯3の位置を考慮して、破断帯3に、この破断帯
3の幅方向に引張力が作用しないようにすることが必要
である。
例えば、図示実施例の場合、破断帯3は容器4の中央部
を横断する形態で位置しているので、この破断帯3に
は、その熱成形時に、長さ方向に沿った引張力は作用す
るが、幅方向にはほとんど引張力は作用しないことにな
っている。
を横断する形態で位置しているので、この破断帯3に
は、その熱成形時に、長さ方向に沿った引張力は作用す
るが、幅方向にはほとんど引張力は作用しないことにな
っている。
(実施例1) シート主体2用としてポリプロピレン樹脂(三菱油化製
EX−8)を使用し、破断帯3用として下記配合のもの
をルーダー加工により同一形状のペレット状とし、これ
らのものを共押出しにより第1図のシート1に成形し
た。
EX−8)を使用し、破断帯3用として下記配合のもの
をルーダー加工により同一形状のペレット状とし、これ
らのものを共押出しにより第1図のシート1に成形し
た。
第1の樹脂材料 45% ポリプロピレン樹脂(三菱油化製 EX−8) 第2の樹脂材料 15% エチレン・ビニールアルコール共重合樹脂(クラレ製
EP−E105) 第3の樹脂材料 35% ポリタック(出光石油化学製 E−110) 第4の樹脂材料 5% エチレン−メタクリル酸共重合樹脂 (三井ポリケミカル製 ハイミラン 1706) (実施例2) シート主体2用としてポリプロピレン樹脂(三菱油化製
EX−8)を使用し、破断帯3用として下記配合のもの
をルーダー加工により同一形状のペレット状とし、これ
らのものを共押出しにより平坦なシート1に成形した。
EP−E105) 第3の樹脂材料 35% ポリタック(出光石油化学製 E−110) 第4の樹脂材料 5% エチレン−メタクリル酸共重合樹脂 (三井ポリケミカル製 ハイミラン 1706) (実施例2) シート主体2用としてポリプロピレン樹脂(三菱油化製
EX−8)を使用し、破断帯3用として下記配合のもの
をルーダー加工により同一形状のペレット状とし、これ
らのものを共押出しにより平坦なシート1に成形した。
次いで、このシート1を熱成形方法により第2図の形状
の容器4に成形した。
の容器4に成形した。
本実施例における破断帯3のメルトインデックス値は0.
58であった。
58であった。
第1の樹脂材料 40% ポリプロピレン樹脂(三菱油化製 EX−8) 第2の樹脂材料 5% エチレン・ビニールアルコール共重合樹脂(クラレ製
EP−E105) 第3の樹脂材料 40% ポリタック(出光石油化学製 E−110) 第4の樹脂材料 15% エチレン−メタクリル酸共重合樹脂 (三井ポリケミカル製 ハイミラン1706) 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかな如く、本発明による合成樹脂製
シートは、シート主体と破断帯との間の接着力を自由に
設定することができるので、シート主体と破断帯との間
の接着力を、シートの使用目的および使用条件等に合わ
せて最適な値に設定することができ、また破断帯の成形
材料中にシート主体を成形する合成樹脂材料に対して接
着不可能な材料を混ぜているので、シート主体の破断帯
との剥離端面に多数の糸状の合成樹脂片が生じることが
なく、このシート主体の剥離端面をきれいなものとする
ことができ、さらにシート主体と破断帯との接着強度は
成形材料の物性に従って決定されるので、シートを熱成
形によって容器に成形してもシート主体と破断帯との間
の接着強度が強化されると云う不都合の生じることがな
い。
EP−E105) 第3の樹脂材料 40% ポリタック(出光石油化学製 E−110) 第4の樹脂材料 15% エチレン−メタクリル酸共重合樹脂 (三井ポリケミカル製 ハイミラン1706) 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかな如く、本発明による合成樹脂製
シートは、シート主体と破断帯との間の接着力を自由に
設定することができるので、シート主体と破断帯との間
の接着力を、シートの使用目的および使用条件等に合わ
せて最適な値に設定することができ、また破断帯の成形
材料中にシート主体を成形する合成樹脂材料に対して接
着不可能な材料を混ぜているので、シート主体の破断帯
との剥離端面に多数の糸状の合成樹脂片が生じることが
なく、このシート主体の剥離端面をきれいなものとする
ことができ、さらにシート主体と破断帯との接着強度は
成形材料の物性に従って決定されるので、シートを熱成
形によって容器に成形してもシート主体と破断帯との間
の接着強度が強化されると云う不都合の生じることがな
い。
また、破断帯のメルトインデックス値は、シート主体の
メルトインデックス値と等しいかわずかに小さい値に設
定されているので、成形されたシートの取扱に際して、
破断帯のために曲げ変形を良好に達成することができな
い等の不都合の生じることがなく、通常の合成樹脂製シ
ートと殆ど変わりなく取り扱うことができる。
メルトインデックス値と等しいかわずかに小さい値に設
定されているので、成形されたシートの取扱に際して、
破断帯のために曲げ変形を良好に達成することができな
い等の不都合の生じることがなく、通常の合成樹脂製シ
ートと殆ど変わりなく取り扱うことができる。
なおまた、容器の破断帯における第2の合成樹脂材料の
混合比率を減らすことによりメルトインデックス値をよ
り小さくすれば、破断帯の引き剥がし時の引っ掛かりが
少い形状の接合面となり、熱成形後も引き剥がしを容易
に行うことができる。
混合比率を減らすことによりメルトインデックス値をよ
り小さくすれば、破断帯の引き剥がし時の引っ掛かりが
少い形状の接合面となり、熱成形後も引き剥がしを容易
に行うことができる。
また、シートを熱成形によって容器に成形した場合、シ
ート主体に比べて破断帯の方が変形し難いので、シート
主体に比べて破断帯の厚さがわずかに大きくなる傾向が
あり、これによって破断帯によるシート主体の分断動作
はより円滑にかつ良好に達成されるものとなる等多くの
優れた効果を発揮するものである。
ート主体に比べて破断帯の方が変形し難いので、シート
主体に比べて破断帯の厚さがわずかに大きくなる傾向が
あり、これによって破断帯によるシート主体の分断動作
はより円滑にかつ良好に達成されるものとなる等多くの
優れた効果を発揮するものである。
第1図は、本発明による合成樹脂製シートの要部拡大斜
視図である。 第2図はシートを熱成形した後、シートから切断した展
開状態の容器の一例を示す図である。 第3図は、第2図に示した容器の組立全体斜視図であ
る。 符号の説明 1……シート、2……シート主体、3……破断帯、4…
…容器、5……容器本体、6……容体、7……蓋体、8
……接合フランジ、9……ヒンジ、10……摘み片。
視図である。 第2図はシートを熱成形した後、シートから切断した展
開状態の容器の一例を示す図である。 第3図は、第2図に示した容器の組立全体斜視図であ
る。 符号の説明 1……シート、2……シート主体、3……破断帯、4…
…容器、5……容器本体、6……容体、7……蓋体、8
……接合フランジ、9……ヒンジ、10……摘み片。
Claims (2)
- 【請求項1】シート主体と、該シート主体を左右に分断
した細帯状の破断帯とを、一体に共押出しで成形した合
成樹脂製シートであって、前記破断帯を、前記シート主
体の成形材料と同じポリプロピレン樹脂である第1の合
成樹脂材料30〜50重量%と、該第1の合成樹脂材料
と接着不可能なエチレン・ビニールアルコール共重合樹
脂もしくはナイロンである第2の合成樹脂材料3〜20
重量%と、該第2の合成樹脂材料と前記第1の合成樹脂
材料とを接着可能にするための接着性ポリマーである第
3の合成樹脂材料30〜50重量%と、そして成形され
た前記破断帯に柔らかさを出させるためのエチレン−メ
タクリル酸共重合樹脂である第4の合成樹脂材料5〜2
0重量%との混合樹脂材料により成形し、前記シート主
体と破断帯との間の接着力を、前記第1、第2、第3の
合成樹脂材料の混合重量比率により設定し、前記破断帯
のメルトインデックス値をシート主体のメルトインデッ
クス値と同じか少し低い値に設定すると共に、前記破断
帯の軟化温度点を前記シート主体の軟化温度点と同じか
少し高い値に設定した合成樹脂製シート。 - 【請求項2】シート主体と、該シート主体を左右に分断
した細帯状の破断帯とを、一体に共押出しして成形さ
れ、前記破断帯を、前記シート主体の成形材料と同じポ
リプロピレン樹脂である第1の合成樹脂材料40〜45
重量%と、該第1の合成樹脂材料と接着不可能なエチレ
ン・ビニールアルコール共重合樹脂もしくはナイロンで
ある第2の合成樹脂材料5〜10重量%と、該第2の合
成樹脂材料と前記第1の合成樹脂材料とを接着可能にす
るための接着性ポリマーである第3の合成樹脂材料30
〜40重量%と、そして成形された前記破断帯に柔らか
さを出させるためのエチレン−メタクリル酸共重合樹脂
である第4の合成樹脂材料5〜20重量%との混合樹脂
材料により成形し、前記シート主体と破断帯との間の接
着力を前記第1、第2、第3の合成樹脂材料の混合重量
比率により設定し、前記破断帯のメルトインデックス値
をシート主体のメルトインデックス値と同じか少し低い
値に設定すると共に、前記破断帯の軟化温度点を前記シ
ート主体の軟化温度点と同じか少し高い値に設定した合
成樹脂製シートを、真空成形とか圧空成形等の熱成形手
段により所望形状の容器本体に成形し、該容器本体の一
端に前記破断帯の端部を摘み片として突出付設して成る
シート製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18694784A JPH0662178B2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | 合成樹脂製シートとこのシート製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18694784A JPH0662178B2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | 合成樹脂製シートとこのシート製容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6169571A JPS6169571A (ja) | 1986-04-10 |
| JPH0662178B2 true JPH0662178B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=16197507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18694784A Expired - Fee Related JPH0662178B2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | 合成樹脂製シートとこのシート製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662178B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0751494Y2 (ja) * | 1987-01-21 | 1995-11-22 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製包装袋 |
| JPH0720017Y2 (ja) * | 1988-02-04 | 1995-05-10 | 雪印乳業株式会社 | 帯状のカット部を設けた成形容器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58177343A (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-18 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製シ−ト体 |
| JPS60163261U (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-30 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製包装容器 |
-
1984
- 1984-09-06 JP JP18694784A patent/JPH0662178B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6169571A (ja) | 1986-04-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |