JPH066217B2 - 鋳物用粘結剤組成物 - Google Patents

鋳物用粘結剤組成物

Info

Publication number
JPH066217B2
JPH066217B2 JP16726585A JP16726585A JPH066217B2 JP H066217 B2 JPH066217 B2 JP H066217B2 JP 16726585 A JP16726585 A JP 16726585A JP 16726585 A JP16726585 A JP 16726585A JP H066217 B2 JPH066217 B2 JP H066217B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin component
mold
composition
phenol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16726585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6228041A (ja
Inventor
春水 高橋
益男 澤
一彦 木内
洋治 宮端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP16726585A priority Critical patent/JPH066217B2/ja
Publication of JPS6228041A publication Critical patent/JPS6228041A/ja
Publication of JPH066217B2 publication Critical patent/JPH066217B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自硬性鋳型及び酸硬性コールドボックス鋳型に
おける粘結剤組成物に関するものである。更に詳しく
は、フェノール系樹脂もしくはフェノールフラン系樹脂
を主体とする改良された鋳物用粘結剤組成物に関するも
のであり、特に酸硬化性コールドボックス鋳型に適した
粘結剤組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
有機粘結剤を用いて主型や中子のような鋳型を製造する
造型法として、自硬性鋳型法、コールドボックス鋳型
法、クローニング法(シェル法)は公知である。特に有
機自硬性鋳型は機械鋳物分野を中心に生産性、鋳物品
質、安全衛生上の観点から無機系に代わり既に汎用的な
造型法となっている。
一方、従来、中、高速で鋳型を製造するにはフェノール
樹脂を粒状耐火物に被覆した所謂コーテッドサンドを加
熱硬化して鋳型を製造するクローニング法が巾広く使用
されている。
しかし、鋳型製造時の省エネルギー、鋳型生産速度、更
に鋳型、鋳物の品質を改善するため、ガス状又はエロゾ
ル状物質で常温硬化させるコールドボックス鋳型製造法
が、クローニング法を代替する鋳型の製造法として鋳物
業界で真剣に導入試みられて来ている。
コールドボックス法にはフラン系樹脂を代表とする酸硬
化性樹脂を過酸化物を酸化剤として二酸化硫黄により硬
化させる酸硬化コールドボックスと、ポリオールとポリ
イソシアネートとをエロゾル状の第3級アミンを触媒と
して硬化するウレタンコールドボックスがある。
この中でウレタンコールドボックスを使用した鋳型は、
鋳物製造時の鋳砂の崩壊性が悪いとか、砂かみ、すくわ
れ、ピンホール、すす欠陥等の鋳造欠陥が発生し易い等
の欠点がある。
それに対して酸硬化コールドボックスは前記の難点を解
決する方法として近年急速に注目を集めている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
少量多品種を中心とした鋳物分野における自硬性鋳型法
で使用される粘結剤として、従来よりフェノール系樹
脂、フラン系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂又はそ
の変性物が用いられてきた。しかし、鋳型特性及び鋳物
品質上の理由で、最近はフラン系樹脂を主体とする粘結
剤が広く用いられるのが現状である。特にフェノール系
樹脂はフラン系樹脂に比べ、低廉であるが、貯蔵安定性
や初期強度等に問題があるため、十分に実用化されるに
は至っておらず、更に改良が望まれている。
又、少品種多量の鋳型を中、高速で製造する酸硬化性コ
ールドボックスにおいても、酸硬化性樹脂としてフラン
系樹脂、フェノール系樹脂、尿素系樹脂及びこれらの変
性樹脂が挙げられるが、その中でも特にフラン系樹脂の
みが実用化されつつあるのが現状である。即ち、コール
ドボックス法により、中、大量の鋳型を製造するには自
動造型機が使用されており、耐火性粒状材料に酸硬化性
樹脂と過酸化物が添加混練されて耐火性粒状材料表面を
被覆し、空気圧等によって自動的に充填成型、硬化、取
り出しが1分以内のサイクルで連続的に行われている。
特にフェノール系樹脂はフラン系樹脂に比べ低廉ではあ
るが、種々の問題、特に初期強度が著しく低下する為、
このような高速の鋳型製造を要求される酸硬化性コール
ドボックス法ではフェノール系樹脂は未だ実用化には至
っていない。
本発明は特に鋳型の初期強度及び貯蔵安定性を改良した
フェノール系樹脂もしくはフェノールフラン系樹脂を主
体とする鋳物用粘結剤樹脂組成物に関するものであり、
特に高速の鋳型製造を要求される酸硬化性コールドボッ
クスにも実用化され得る、大幅に鋳型の初期強度及び貯
蔵安定性を改良したフェノール系樹脂もしくはフェノー
ルフラン系樹脂を主体とする鋳物用粘結剤樹脂組成物を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意研究の結果、適正な範囲の重量平均
分子量を有するフェノール系樹脂もしくはフェノールフ
ラン系樹脂を主体とする樹脂成分Aと、特に選ばれたフ
ェノール化合物もしくはフェノール系樹脂を主体とする
樹脂成分Bの2液からなる粘結剤組成物により、貯蔵安
定性を悪化させることなく、鋳型の初期強度を大幅に向
上せしめることを見出した。
即ち、フェノール系樹脂もしくはフェノールフラン系樹
脂を主体とする酸硬化性樹脂の重量平均分子量が300〜5
000、好ましくは400〜3000であることによって鋳型の初
期強度が向上し、特に酸硬化性コールドボックス法にお
いてその効果が著しいことを見出した。しかし、鋳型の
生産性という面から鋳型の初期強度を更に改善させるこ
とが必要である。特に酸硬化性コールドボックス法にお
いてその必要性は大きい。鋳型の初期強度を改善させる
方法の一つとして、レゾルシンやカテコール等の予め水
酸基に対してオルト位又はパラ位の電化密度を高める置
換基を有するフェノール化合物を、特に自硬性鋳型法に
おける酸硬化性樹脂もしくは硬化剤に添加混合すること
は公知である。一方、本発明者らは、予め水酸基に対し
てオルト位又はパラ位の電化密度を高める置換基を有す
るフェノール化合物のみならず、適正な範囲の分子量を
持つフェノール系樹脂もしくはフェノールフラン系樹脂
に、次の(a)、(b)、(c)の少なくとも一種を組み合わせ
ることによっても鋳型の初期強度が向上することを見出
した。
(a) 非置換或いは置換一価又は二価フェノール化合物
の一種又は二種以上の混合物 (b) (a)のフェノール化合物をフェノール化合物に対す
るモル比が1.0以下のアゾデヒドと縮合反応させて得ら
れるレゾール型フェノール樹脂 (c) ノボラック型フェノール樹脂 しかし、これらのフェノール化合物やフェノール系樹脂
を単に樹脂に混合した場合は、樹脂組成物の貯蔵中の経
時的増粘が著しく、それが為に濡れ性の悪化等で著しく
その効果が減少する。特に酸硬化性コールドボックス法
でその傾向が著しい。一方、硬化剤にこれらフェノール
化合物を添加した場合は、化合物によっては極めて溶解
が困難であったり、結晶が析出することもある。特に、
酸硬化性コールドボックス法では酸化剤としての過酸化
物にこれらフェノール化合物を添加し貯蔵すると過酸化
物の安定性が極めて低下する。
本発明者らはかかる知見に基づき種々検討の結果、本発
明を完成するに至った。
即ち、本発明は、非置換或いは置換一価又は二価フェノ
ール化合物の単独もしくは二種以上の混合物とフェノー
ル化合物に対するモル比が1.3以上のアルデヒドを縮合
反応させて得られるレゾール型樹脂単独或いはフラン系
樹脂との混合物もしくは共縮合物を主体とする樹脂成分
Aと、下記(a)、(b)、(c)の少なくとも一種を主体とす
る樹脂成分Bの2液からなり、更に樹脂成分Aにおける
重量平均分子量が300〜5000、好ましくは400〜3000であ
ることを特徴とする鋳物用粘結剤組成物に係わるもので
ある。
(a) 非置換或いは置換一価又は二価フェノール化合物
の一種又は二種以上の混合物 (b) (a)のフェノール化合物をフェノール化合物に対す
るモル比が1.0以下のアゾデヒドと縮合反応させて得ら
れるレゾール型フェノール樹脂 (c) ノボラック型フェノール樹脂 本発明の粘結剤組成物により、貯蔵安定性等の他の性能
を低下させることなく、鋳型の初期強度を大幅に改善
し、鋳型の生産性を著しく向上させることができる。特
に酸硬化性コールドボックス法においてその効果は顕著
である。
鋳型の初期強度に対して粘結剤組成物の重量平均分子量
は、硬化速度、濡れ性、充填性、硬化剤の分散性など、
それらの相互作用を含めた複雑な要因のバランスと密接
に関係していると思われる。特にコールドボックス法に
おいては、粘結剤を混練した鋳物砂を加圧空気で複雑な
形状の金型へ吹き込むため、前記関係は特に密接であ
る。それ故、樹脂成分Aの重量平均分子量を適正な範囲
に調整することは極めて重要である。即ち本発明におけ
る樹脂成分Aの重量平均分子量を300〜5000、好ましく
は400〜3000にすることにより、鋳型の初期強度は大幅
に改善される。分子量がこの範囲を外れると初期強度は
著しく低下する。
尚、組成物の重量平均分子量はGPC(ゲルパーミェーシ
ョンクロマトグラフィー)により求められる。但し、カ
ラム条件、標準物質等の測定条件の違いにより平均分子
量は異なる数値を示すこともあるので、その条件を規定
しておくことは重要である。本発明における測定条件は
下記の実施例に示した。
また、樹脂成分Aと樹脂成分Bの混合比を適正にするこ
とにより、その効果を一層向上ならしめることができ
る。その樹脂成分Aと樹脂成分Bの混合比は重量比で10
0:1〜100:200が好ましく、更に好ましくは100:3〜10
0:100である。この混合比未満では鋳型の硬化初期強度
の向上の効果は小さく、上記混合比を越えると添加量に
伴う分だけの効果が認められなくなる。
本発明の樹脂成分Aに用いられる非置換或いは置換一価
又は二価フェノール化合物を具体的に例示すれば、フェ
ノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシン、メチ
レンビスフェノール、カテコール等であり、好ましくは
フェノール、クレゾール、キシレノールから選ばれる少
なくとも一種である。
又、本発明の樹脂成分Bに用いられる非置換或いは置換
一価又は二価フェノール化合物を具体的に例示すれば、
フェノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシン、
メチレンビスフェノール、カテコール、アルキルレゾル
シン等であり、好ましくは予め水酸基に対してオルト位
又はパラ位の電荷密度を高める置換基を有するフェノー
ル化合物、例えばキシレノール、レゾルシン、カテコー
ル、アルキルレゾルシン等の少なくとも一種である。
本発明の樹脂成分A及び樹脂成分Bにおいてフェノール
化合物と縮合せしめるアルデヒドとしては、芳香族アル
デヒド、脂肪族アルデヒド等が用いられるが、好ましく
は脂肪族アルデヒドである。脂肪族アルデヒドとしては
好ましいものは、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデ
ヒド、グリオキザール、アセトアルデヒドの少なくとも
一種であり、更に好ましいものは、パラホルムアルデヒ
ド、ホルムアルデヒドの少なくとも一種又はそれらの一
部をグリオキザール、アセトアルデヒド等の他のアルデ
ヒドで変性したアルデヒドである。
本発明におけるフラン系樹脂とは、フルフリルアルコー
ル、フルフリルアルコール/アルデヒド縮合物、フルフ
リルアルコール縮合物、フルフリルアルコール/尿素/
アルデヒド縮合物、フルフリルアルコール/メラミン/
アルデヒド縮合物等を主体とする酸硬化性樹脂であり、
特に限定されるものではない。
本発明の樹脂成分Aはフェノール系樹脂又はフラン系樹
脂を混合もしくは共縮合せしめたフェノール系樹脂を主
体とするが、変性剤として例えば、尿素や尿素/アルデ
ヒド縮合物と混合もしくは共縮合させることもできる
し、また、従来公知の変性剤の少なくとも一種を混合も
しくは共縮合させることもできる。従来公知の変性剤を
具体的に例示すれば、クマロン・インデン樹脂、石油樹
脂、ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリビニルアルコ
ール、エポキシ樹脂、エチレン・ビニルアセテート、ポ
リビニルアセテート、ポリブタジエン、ポリエーテル、
ポリエチレンイミン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸
エステル、ポリビニルブチラール、フェノキシ樹脂、酢
酸セルロース、キシレン樹脂、トルエン樹脂、ポリアミ
ド、スチレン樹脂、ポリビニルホルマール、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、ナイロン等のポリマー及びオリゴマ
ーや、リグニン、リグニングスルホン酸、ロジン、エス
テルガム、植物油、ビチューメン、重油、カシューナッ
ト殻液、バニリン、タンニン類等の天然物や、澱粉、コ
ーンスターチ、グルコース、デキストリン等の糖類及び
その誘導体や、レゾルシン残渣、クレゾール残渣、2,2,
4-トリメチル-4-(ヒドロキシフェニル)クロマンとイ
ソプロペニルフェノールの反応副生物、テレフタル酸と
エチレングリコールの反応副生物等の反応残渣及び副生
物や、ポリエチレングリコール等の多価アルコールや、
アセトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン等のケト
ン類及びアルデヒドとの縮合物や、ジシアンジアミド、
アクリルアミド、チオ尿素等のアミノもしくはイミノ化
合物及びそれらのアルデヒド縮合物や、フルフラール、
グリオキザール等のアルデヒド化合物や、イソシアヌル
酸エステル、不飽和脂肪酸エステル等のエステル化合物
などである。これら変性剤の変性率は20%以下であるこ
とが好ましい。
更に、本発明における樹脂成分A及び樹脂成分Bの粘度
を反応条件のコントロールや希釈剤により25℃で1〜10
00cpsにすることで尚一層鋳型の初期強度を向上させる
ことができる。粘度が小さすぎると砂粒表面のミクロな
孔中への樹脂の吸着のため、有効に砂粒表面への樹脂の
コーティングが阻害される。粘度が大きすぎると鋳物砂
への濡れ性、樹脂成分Bの樹脂成分A中への均一分散性
が低下する。
上記目的に使用できる希釈剤を具体的に例示すれば、ベ
ンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素、メタノール、エ
タノール、フルフリルアルコール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、アニソール、アセタール等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等の複素環炭化水素、酢酸
メチル、酢酸エチル等のエステル類、エチレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコール類、2-メトキシエ
タノール、2-エトキシエタノール等のセロソルブ類、
2-メトキシエチルアセテート、2-エトキシエチルアセ
テート、2-ブトキシエチルアセテート、2-フェノキシ
エチルアセテート等のセロソルブアセテート類、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテルアセテート等のカル
ビトールアセテート類の少なくとも一種が挙げられる。
尚、希釈剤は予め樹脂成分A又は/及び樹脂成分Bに、
又は鋳物砂混練直前に樹脂成分A又は/及び樹脂成分
B、又は樹脂成分Aと樹脂成分Bの混合物に混合しても
差支えない。その配合量は組成物に対し20%以下である
ことが好ましい。
又、本発明における組成物中に含まれる水分の量は10%
以下であることが好ましい。それ以上の水分を含む場合
は、本発明の効果は著しく低下する。更に未反応物等と
して含まれるモノマーフェノール化合物の量も10%以下
であることが好ましい。それ以上のモノマーフェノール
化合物を含む場合は、著しく初期強度が低下するか、も
しくは貯蔵安定性が悪化する。更に未反応物等として含
まれるモノマーアルデヒドの量も10%以下であることが
好ましい。それ以上のモノマーアルデヒドを含む場合
は、モノマーアルデヒドに起因する臭気により著しく作
業性が悪化する。
更に、鋳型の強度をより向上させる目的でシランカップ
リング剤を加えても差支えない。シランカップリング剤
としては、例えば、γ-(2-アミノ)アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ-アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン、γ-メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
本発明において自硬性鋳型法の硬化剤としては、パラト
ルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸等の有機スルホ
ン酸や、リン酸、硫酸等の無機酸やこれらの混合物が使
用されるが、特に限定されるものではない。また、酸硬
化性コールドボックス法の過酸化物としては、ケトン
系、芳香族系等の有機過酸化物及び過酸化水素等の無機
過酸化物が使用されるが、特に限定されるものではな
い。
鋳型を製造するには、本発明に係る粘結剤と共に、耐火
性粒状材料として、石英質を主成分とする硅砂の他、ジ
ルコン砂、クロマイト砂、オリビン砂等が使用される
が、特に限定されるものではない。
尚、鋳物砂に対する樹脂成分A及び樹脂成分Bの混練順
序は樹脂成分A又は樹脂成分Bのいずれが先でも、また
予め樹脂成分Aと樹脂成分Bを鋳物砂への混練直前に混
合して鋳物砂へ添加しても良い。又、樹脂成分A及び樹
脂成分Bの添加混練は硬化剤もしくは過酸化物を鋳物砂
に混練する前でも後でも差支えないが、混練砂の可使時
間がより長い点から、自硬性の場合は硬化剤添加後、
又、酸硬化性コールドボックス法の場合は過酸化物添加
混練前の方が好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例をもって本発明の詳細を説明するが、本発
明は本実施例のみに限定されるものではない。
尚、本発明における重量平均分子量とは、GPCにより下
記条件で測定し、水に起因する負のピークより高分子側
の領域における重量平均分子量である。
(a)サンプル調製: 組成物を何ら特別な処理をすることなくTHF溶剤に溶解
する。濃度;1%。不溶物;シリンジに0.5μmのメンブラ
ンフィルター(テフロン製)を装着し、濾過。注入量;
20μl。
(b)カラム: ガードカラムTSK(東洋曹達工業(株)製)HXL(6.5mmφ×
4cm)1本とTSK3000HXL(7.8mmφ×30cm)1本とTSK2500H
XL(7.8mmφ×30cm)1本。
注入口側よりガードカラム→3000HXL→2500HXL接続。
(c)標準物質: ポリスチレン((東洋曹達工業(株)製) (d)溶出液: THF。流速;1ml/min(圧力40〜70kg/cm2)。
(e)カラム温度: 室温(20〜25℃) (f)検出器: RI(示差屈折計) (g)分子量計算の為の分割法: 時間分割(2秒) 但し、RI検出器の場合、第1図の如く水に起因する負の
ピークが現れ、ホルムアルデヒド等の低分子化合物のピ
ークもこの負のピークに含まれてしまう。本発明におけ
る樹脂成分Aの重量平均分子量とは、第1図に示す負の
ピーク(B領域)を除いた、高分子側の正のピーク(A
領域)の重量平均分子量である。
尚、GPC測定に際し、使用した測定機器及び接続法は第
2図の通りである。図中、1は溶媒、2はポンプ、3は
試料注入バルブ、4は脈動・圧力・流量制御回路、5は
ガードカラム、6は3000HXLカラム、7は2500HXLカラ
ム、8はRI検出器、9はデーター処理装置、10は廃液で
ある。
製造例1〜4及び比較製造例1〜2 常法によりフェノール及びパラホルムアルデヒドをNaOH
塩基性触媒下、所定時間反応させ、反応終了後パラトル
エンスルホン酸水溶液で中和し、メタノール10%を加
え、表-1に示す種々の重量平均分子量の樹脂成分Aを
得た。
製造例5〜8及び比較製造例3〜4 常法によりフェノール、フルフリルアルコール及びパラ
ホルムアルデヒドをNaOH塩基性触媒下、所定時間反応さ
せ、反応終了後パラトルエンスルホン酸水溶液で中和
し、メタノール10%を加え、表-2に示す種々の重量平
均分子量の樹脂成分Aを得た。
製造例9〜14 種々フェノール化合物を同量のメタノールで希釈し、表
-3の製造例9〜12の欄に示す樹脂成分Bを得た。又、
クレゾールとホルムアルデヒドのモル比1:0.5で常法
により反応させたレゾール型樹脂を40%のテトラヒドロ
フランで希釈し、表-3の製造例13の欄に示す樹脂成分
Bを得た。又、市販のノボラック型フェノール樹脂を40
%のメタノールで希釈し、表-3の製造例14の欄に示す
樹脂成分Bを得た。
実施例1〜13及び比較例1〜5 上記製造例及び比較製造例で得られた種々の樹脂成分A
及び樹脂成分Bを用いて、次の方法により酸硬化性コー
ルドボックス法における初期強度及び自硬性鋳型法にお
ける初期強度を測定した。
酸硬化性コールドボックス法の初期強度はオーストラリ
ア産フラタリー硅砂100重量部に樹脂成分Aを1.0重量
部、樹脂成分Bを0.4重量部及びMEKPO系過酸化物を0.5
重量部添加混練した混合物を25×25×250m/mの型枠内へ
加圧空気と共に吹き込んで充填し、次いで二酸化硫黄ガ
スを型枠内へ吹き込んで鋳型を成型し、二酸化硫黄ガス
吹き込み後30秒後の鋳型曲げ強度を測定した。
自硬性鋳型法の初期強度は、フリーマントル硅砂100重
量部に対し、硬化剤としてパラトルエンスルホン酸75%
水溶液を0.5重量部、樹脂成分Aを1.0重量部、樹脂成分
Bを0.4重量部添加混練した混合物を直ちに50m/mφ×50
mmhのテストピース模型に充填し、30分後の圧縮強度を
測定した。
結果を表-4に示す。
実施例14〜18及び比較例6 オーストラリア産フラタリー硅砂100重量部に対して、
樹脂成分Aとして製造例2で得られた樹脂、樹脂成分B
として製造例11で得られた化合物を用い、表-5に示す
混合比で樹脂成分Aの添加量と樹脂成分Bの有効分の合
計が1.4重量部になるように添加し、更にMEKPO系過酸化
物を0.4重量部添加混練した混合物を25×25×250m/mの
型枠内へ加圧空気と共に吹き込んで充填し、次いで二酸
化硫黄ガスを混合物が充填された型枠内へ吹き込んで鋳
型を成型し、二酸化硫黄ガスを吹き込んだ後30秒後の鋳
型曲げ強度を測定した。
結果を表-5に示す。
実施例19〜22及び比較例7 オーストラリア産フラタリー硅砂100重量部に対して、
樹脂成分Aとして製造例2で得られた樹脂を1重量部、
樹脂成分Bとして表-6に示す配合比のアルキルレゾル
シン/ブチルセロソルブアセテート溶液を0.3重量部及
びMEKPO系過酸化物を0.4重量部添加混練した混合物を25
×25×250m/mの型枠内へ加圧空気と共に吹き込んで充填
し、次いで二酸化硫黄ガスを混合物が充填された型枠内
へ吹き込んで鋳型を成型し、二酸化硫黄ガスを吹き込み
後30秒後の鋳型曲げ強度に対する樹脂成分Bの粘度の影
響を測定した。
結果を表-6に示す。
実施例23及び比較例8 樹脂成分Aとして製造例2で得られた樹脂、樹脂成分B
としてのレゾルシン/エタノール(60:40)溶液を50℃
で所定日数放置後、その粘度変化及び実施例1〜13で示
したと同様の方法により酸硬化性コールドボックス法で
鋳型テストピースを成型し、30秒後の曲げ強度を観察し
た。
比較例として樹脂成分Aに用いられた製造例2で得られ
た樹脂とレゾルシンの配合物(100/18)も同様に観察し
た。
結果を表−7に示す。
〔発明の効果〕 本実施例で明白な様に、本発明により、粘結剤としてフ
ェノール系樹脂もしくはフェノールフラン系樹脂を主体
とする酸硬化性樹脂を用いる自硬性鋳型法及び酸硬化性
コールドボックス法において、経時的増粘による鋳型強
度の低下等他の性能を低下させることなく、大幅に鋳型
の初期強度を向上させることができる。特に酸硬化性コ
ールドボックス法ではその効果が顕著であり、鋳型の生
産性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で用いた分子量測定法により得られた樹
脂成分Aの代表的なGPCチャートであり、第2図は本発
明におけるGPCによる分子量測定の際使用した測定機器
及び接続法を示す工程図である。 尚、図中、1は溶媒、2はポンプ、3は試料注入バル
ブ、4は脈動・圧力・流量制御回路、5はガードカラ
ム、6は3000HXLカラム、7は2500HXLカラム、8はRI検
出器、9はデーター処理装置、10は廃液である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非置換或いは置換一価又は二価フェノール
    化合物の単独もしくは二種以上の混合物とフェノール化
    合物に対するモル比が1.3以上のアルデヒドを縮合反応
    させて得られるレゾール型樹脂単独或いはフラン系樹脂
    との混合物もしくは共縮合物を主体とする樹脂成分A
    と、下記(a)、(b)、(c)の少なくとも一種を主体とする
    樹脂成分Bの2液からなり、更に樹脂成分Aにおける重
    量平均分子量が300〜5000であることを特徴とする鋳物
    用粘結剤組成物。 (a) 非置換或いは置換一価又は二価フェノール化合物
    の一種又は二種以上の混合物 (b) (a)のフェノール化合物をフェノール化合物に対す
    るモル比が1.0以下のアルデヒドと縮合反応させて得ら
    れるレゾール型フェノール樹脂 (c) ノボラック型フェノール樹脂
  2. 【請求項2】樹脂成分Aの重量平均分子量が400〜3000
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】樹脂成分Aと樹脂成分Bの重量比が100:1
    〜100:200である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. 【請求項4】樹脂成分Aと樹脂成分Bの重量比が100:3
    〜100:100である特許請求の範囲第3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】樹脂成分Aに用いられるフェノール化合物
    がフェノール、クレゾール、キシレノールの少なくとも
    一種である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】樹脂成分A及び樹脂成分Bに用いられるア
    ルデヒドが脂肪族アルデヒドである特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。
  7. 【請求項7】脂肪族アルデヒドがホルムアルデヒド、パ
    ラホルムアルデヒド、グリオキザール、アセトアルデヒ
    ドの少なくとも一種である特許請求の範囲第6項記載の
    組成物。
JP16726585A 1985-07-29 1985-07-29 鋳物用粘結剤組成物 Expired - Lifetime JPH066217B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16726585A JPH066217B2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29 鋳物用粘結剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16726585A JPH066217B2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29 鋳物用粘結剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6228041A JPS6228041A (ja) 1987-02-06
JPH066217B2 true JPH066217B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=15846528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16726585A Expired - Lifetime JPH066217B2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29 鋳物用粘結剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066217B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102470363B1 (ko) * 2022-09-26 2022-11-25 주식회사 아이원코퍼레이션 나노셀룰로스 및 퍼퓨릴 알콜을 포함하는 주물사용 퓨란 점결제 조성물 및 주물사용 점결제 제조방법

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2905205B2 (ja) * 1988-04-20 1999-06-14 花王株式会社 鋳物製造法
US5043412A (en) * 1988-06-23 1991-08-27 Borden, Inc. Ambient temperature curing, high carbon contributing compositions
US4994505A (en) * 1988-11-15 1991-02-19 Borden, Inc. Binder compositions comprising low molecular weight poly(orthomethylolated) phenolic compound and novolac resin
US4939188A (en) * 1988-12-22 1990-07-03 Borden, Inc. Lithium-containing resole composition for making a shaped refractory article and other hardened articles
JP2019107668A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 花王株式会社 鋳型造型用硬化促進剤
JP7266394B2 (ja) * 2018-11-22 2023-04-28 群栄化学工業株式会社 粘結剤組成物、砂組成物および鋳型の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102470363B1 (ko) * 2022-09-26 2022-11-25 주식회사 아이원코퍼레이션 나노셀룰로스 및 퍼퓨릴 알콜을 포함하는 주물사용 퓨란 점결제 조성물 및 주물사용 점결제 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6228041A (ja) 1987-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4495316A (en) Acid-curable fluoride-containing no-bake foundry resins
WO1995009892A1 (en) Ester cured no-bake foundry binder system
KR920004449B1 (ko) 주형 점결제 조성물 및 주조용 주형의 제조방법
JPH0656949A (ja) ジアルデヒド変性フェノール樹脂系鋳物用砂中子結合剤樹脂、該結合剤樹脂の製造方法、および該結合剤樹脂を用いる鋳物用中子および鋳型の製造方法
JPH0733464B2 (ja) フエノール系レゾール樹脂の水性塩基溶液用改質剤
JP2831794B2 (ja) 鋳物用砂型の製造方法
AU670988B2 (en) Ester cured no-bake foundry binder system
JP2665492B2 (ja) バインダー組成物、そのバインダー組成物を含む鋳型造形用組成物及びそのバインダー組成物を使用する鋳物用中子又は金型の製造方法
JPS6228041A (ja) 鋳物用粘結剤組成物
JP2532705B2 (ja) アルカリ性のフェノ―ル性レゾ―ル樹脂バインダ―を含む鋳型造形用組成物
JP6627012B1 (ja) 鋳型造型用粘結剤組成物
EP0398463B1 (en) Ester hardeners for phenolic resin binder systems
JPS6228042A (ja) 鋳型用粘結剤樹脂組成物
JPS6228043A (ja) 鋳物用粘結剤樹脂組成物
JPH0569619B2 (ja)
JPS6216841A (ja) 鋳物砂用粘結剤組成物
JPS6216842A (ja) 鋳型用粘結剤組成物
JPH062297B2 (ja) 鋳型用粘結剤組成物
JPS6216843A (ja) 鋳物砂用粘結剤組成物
JP2831830B2 (ja) 鋳物砂用粘結剤組成物
US4971132A (en) Alkaline phenolic resole resin binders
JPS6216840A (ja) 鋳物砂用粘結剤樹脂組成物
JP2892469B2 (ja) 鋳物砂用粘結剤組成物
JP2810651B2 (ja) ガス硬化性鋳型造型法
JP2831825B2 (ja) 鋳物砂用粘結剤組成物