JPH0663236U - 組オイルリング用スペーサリングの供給装置 - Google Patents

組オイルリング用スペーサリングの供給装置

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JPH0663236U
JPH0663236U JP516793U JP516793U JPH0663236U JP H0663236 U JPH0663236 U JP H0663236U JP 516793 U JP516793 U JP 516793U JP 516793 U JP516793 U JP 516793U JP H0663236 U JPH0663236 U JP H0663236U
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修三 藤本
弘 江尻
聡 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンに積層状態で保持される組オイルリ
ング用のスペーサリングを下側のものから順に確実に切
出し得るようにする。 【構成】 マガジン4に保持される最下側のスペーサリ
ングSを支持する受け片6と、該リングSを下方に押圧
する切出し片7とを設ける。切出し片7を(b)の如く
突出させた後に受け片6を(c)の如く没入させて、最
下側のスペーサリングSと共に上層のスペーサリングを
落下させる。そして、下から2番目のスペーサリング
S′を切出し片7に衝突させ、この衝撃で該リングS′
から下のリングSを切離して下方に切出す。受け片を不
動にしても、最下側のスペーサリングを切出し片で受け
片の外方に押出すようにすれば、スペーサリングの切出
しを行い得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ピストンのオイルリング溝に装着される組オイルリング用スペーサ リングの供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
組オイルリングは、図12(a)に示す如くスペーサリングSと上下1対のサ イドレールリングR、Rとで構成されている。スペーサリングSは周方向に波形 に屈曲成形されており、上向き及び下向きの各波頂部の内径側端部に図12(b )に示す如く小凸起S1を形成して、スペーサリングSを図12(c)に示す如 くピストンPのオイルリング溝Gに組付けたとき該リングSと該リング溝Gの上 下の溝面との間に夫々サイドレールリングRの装着スペースが確保されるように している。 従来、かかるスペーサリングの組付装置として、特開昭58−181525号 公報により、ピストンの外径より大径な径拡ガイドにスペーサリングを落し込み 、該ガイドにピストンを嵌合セットした状態でスペーサリングを拡径ガイドから 押出してオイルリング溝に組付けるようにしたものが知られており、更に、この ものでは拡径ガイドにスペーサリングを自動的に供給するために、拡径ガイドに 隣接配置した架台にスペーサリングを積層状態で保持するマガジンを搭載し、架 台上にマガジンの直下位置から拡径ガイドの上方位置に向かって水平方向に進退 される切出し片を設け、マガジンに保持されるスペーサリングを切出し片により 下側のものから順に水平方向に切出して拡径ガイドに落し込むようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、スペーサリングは波形に曲成されているため、マガジンにスペーサ リングを積層すると、スペーサリングの上向きの波頂部間にその上のスペーサリ ングの下向きの波頂部が食い込んでしまうことがあり、上記の如く水平方向にス ペーサリングを切出す場合には、切出すべき最下側のスペーサリングにその上の スペーサリングが引掛って切出しミスを生ずることがある。 本考案は、以上の点に鑑み、マガジンに積層保持されるスペーサリングが相互 に食い込んでも、スペーサリングを下側のものから順に確実に切出し得るように した供給装置を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1の考案は、組オイルリング用のスペーサリン グを積層状態で保持するマガジンと、該マガジンに保持されるスペーサリングを 下側のものから順に切出す切出し機構とを備える供給装置において、該切出し機 構を、最下側のスペーサリングを支持する支持位置と該スペーサリングの落下を 許容する逃げ位置とに進退自在な受け片と、該受け片の上側に設けられる、最下 側のスペーサリングの内周面に対向して径方向外方に進退自在な切出し片と、こ れら受け片と切出し片とを交互に進退させる駆動手段とで構成したことを特徴と する。
【0005】 また、請求項2の考案では、切出し機構を、最下側のスペーサリングを該スペ ーサリングの内周側から張出して支持する受け片と、該受け片の上側に設けられ る、最下側のスペーサリングの内周面に対向して径方向外方に進退自在で該スペ ーサリングを前記受け片から離脱するように径方向外方に押し出す切出し片と、 該切出し片を進退させる駆動源とで構成した。
【0006】
【作用】
請求項1の考案によるスペーサリングの切出しに際しては、支持位置に存する 受け片によって支持される最下側のスペーサリングを切出し片の径方向外方への 進出動作で拡径させ、次いで受け片を退避位置に退去させる。この際、最下側の スペーサリングと共にその上方に積層されるスペーサリングが落下するが、落下 途中で下から2番目のスペーサリングが径方向外方の進出位置に存する切出し片 に当接して上層のスペーサリングのそれ以上の落下が規制され、最下側のスペー サリングのみが慣性力で切出し片の下方に押し出されて落下する。かくて、最下 側のスペーサリングにその上のスペーサリングが食い込んでいても、最下側のス ペーサリングは上のスペーサリングから切離されて下方に確実に切出される。 次に、受け片を支持位置に進出させて切出し片を径方向内方に退去させ、切出 し片で支持されていたスペーサリングを落下させて受け片に支持させ、1回の切 出し動作を完了する。
【0007】 請求項2の考案においては、切出し片の径方向外方への進出動作で最下側のス ペーサリングが受け片から離脱したとき、該スペーサリングと共に上層のスペー サリングが落下し、下から2番目のスペーサリングが切出し片に衝突したところ で該スペーサリングから最下側のスペーサリングが切離されて落下する。
【0008】
【実施例】
図1及び図2を参照して、1はスペーサリングSの組付けに用いる拡径ガイド であり、該ガイド1のセット場所の後側部に支柱2を立設し、該支柱2の上端の 支持板3に、スペーサリングSを積層状態で外挿保持する筒状のマガジン4を拡 径ガイド1の直上部に臨むように取付け、マガジン4に保持されるスペーサリン グSを切出し機構5により下側のものから順に切出して拡大ガイド1に落し込み 方式で供給するようにした。
【0009】 マガジン4の外径はスペーサリングSを少許拡径した状態で保持するような大 きさになっており、また、マガジン4の後側部にスペーサリングSの合い口部S 2に係合する上下方向に長手の合い口ガイド4aを取付け、該ガイド4aの途中 に後方に膨出する係合ブロック4bを突設すると共に、前記支持板3に図3に示 す如く1対の支持ブロック3a、3aを立設し、該両支持ブロック3a、3a間 に上方から係合ブロック4bを差し込んでマガジン4を支持板3に着脱自在に取 付けられるようにした。
【0010】 前記切出し機構5は、マガジン4の下端に設けられた、最下側のスペーサリン グSを支持する前後1対の受け片6、6と、その上側に設けられた、最下側のス ペーサリングSを径方向外方に押圧する左右1対の切出し片7、7とで構成され ている。これを詳述するに、マガジン4の下端を下方に開口するカップ状部4c に形成し、該カップ状部4cの上底面に締着される上面の突起部8aを有するホ ルダ8を該カップ状部4cの開口端を閉塞するように取付け、該ホルダ8の下面 に、図4に示す如く、左右1対の押え板9、9で下方に抜け止めして前後1対の 受け片6、6を前後方向に摺動自在に組付け、更に、該両受け片6、6をホルダ 8の下面中央部に突設したボス部8bに枢支される1対のリンク6a、6aから 成るX形リンクを介して連結して、該両受け片6、6がスペーサリングSを支持 する外方の支持位置と該リングSの落下を許容する内方の退避位置とに互いに連 動して進退されるようにした。そして、前記両リンク6a、6aの一端間にばね 6bを張設して、常時は両受け片6、6が支持位置に付勢されるようにし、更に 、後側の受け片6に操作子6cを取付けると共に、前記支柱2に該操作子6cに 対向する押圧子10aを備えるシリンダ10を取付け、該押圧子10aの前進に よれば両受け片6、6が退避位置に退去されるようにした。
【0011】 前記カップ状部4c内には、図1及び図5に示す如く、左右1対の切出し片7 、7が夫々カップ状部4cの上底面に螺着される支軸11により横方向に揺動自 在に枢支されており、各切出し片7の下縁に図6に示す如く外方に屈曲する爪部 7aを突設して、該爪部7aをカップ状部4cの下端とホルダ8との間に形成さ れた隙間を介して最下側のスペーサリングSの内周面に対向させ、切出し片7の 支軸11回りの揺動で爪部7aがホルダ8の径方向外方に出没されるようにした 。両切出し片7、7は、夫々の前端に突設した突起7b、7b間に張設されるば ね7cにより、常時は爪部7aがホルダ8の外方に突出するように付勢されてお り、更に、両切出し片7、7に後方に向かって内方に屈曲してのびるレバー部7 d、7dを形成し、該両レバー部7d、7dに後方から当接する操作子7eを設 けて、前記支柱2に該操作子7eに対向する押圧子12aを備えるシリンダ12 を取付け、該押圧子12aの前進によれば両切出し片7、7が横方向内方に揺動 されて爪部7aがホルダ4cの内方に没入されるようにした。 尚、前記操作子6c、7eは何れも合い口ガイドaの下部に形成したスリット を通してその後方に突出されており、スペーサリングSがこれら操作子6c、7 eに引掛ることはない。
【0012】 次に上記実施例の作用を図7を参照して説明する。 尚、受け片6と切出し片7とは配設位置が異なるため実際には重ならないが、 分かり易くするために図7では両者が重なるように描いた。また、マガジン4に 積層保持されるスペーサリングの上に環状錘り等の押圧部材13を載せて、スペ ーサリングを最後のものまで切出せるようにしている。
【0013】 スペーサリングの切出し前は、図7(a)に示す如く受け片6が支持位置に進 出し、一方、切出し片7(正確には爪部7a)はシリンダ12の作動で没入して おり、この状態ではマガジン4に積層されたスペーサリングがその最下側のリン グSにおいて受け片6に着座して支持される。また、スペーサリングの上向きの 波頂部間にその上のスペーサリングの下向きの波頂部が入り込んでスペーサリン グ同士が上下に食い込むようにして積層されている。
【0014】 スペーサリングの切出しに際しては、先ず図7(b)に示す如く切出し片7が 突出して最下側のスペーサリングSが径方向下方に押され、次に図7(c)に示 す如く受け片6がシリンダ10の作動で退避位置に退去する。これによれば、最 下側のスペーサリングSと共にその上層のスペーサリングS′、S″が落下して 、下から2番目のスペーサリングS′が切出し片7に衝突し、このときの衝撃で 該スペーサリングS′から最下側のスペーサリングSが切離され、該スペーサリ ングSは慣性力で切出し片7の下方に押出されて落下し拡径ガイド1に落し込ま れる。
【0015】 次に図7(d)に示す如く受け片6を支持位置に進出させた後、図7(e)に 示す如く切出し片7を没入させ、切出し片7に支持されていたスペーサリングS ′をその上のスペーサリングS″と共に落下させて受け片6に支持させる。 このようにして受け片6と切出し片7とを交互に進退させることにより、スペ ーサリングを下側のものから順に下方に切出す。
【0016】 尚、上記実施例では、受け片6をマガジン4の下端に外方の支持位置と内方の 退避位置とに進退されるように組付けたが、支柱2等に支持枠を取付け、該支持 枠にマガジン寄りの支持位置とマガジンの外方に離間した退避位置とに進退され るように受け片を組付けても良い。
【0017】 また、スペーサリングが縮径力の弱いものであれば受け片を固定しても良く、 以下にその実施例を図8以下を参照して説明する。 この実施例においては、マガジン4の下端のカップ状部4cに取付けたホルダ 8の下面に図8に示す如く横方向に長手の受け片6が固定されており、該受け片 6の左右両端部をマガジン4の外径よりも少許外方に張出させて、最下側のスペ ーサリングSをその左右2箇所において受け片60に支持させるようにした。ま た、受け片6の左右両端部はホルダ8の上面と面一になっており、ホルダ8の上 面に各支軸11で揺動自在に枢支した左右1対の切出し片7、7の各爪部7aが 受け片6の各端部上面に摺接しつつ径方向外方に出没されるようにした。
【0018】 尚、本実施例では、図10に示す如く、両切出し片7、7に形成した内方にの びるレバー部7d、7dに後方から当接する操作子7eに前方にのびる軸部を延 設し、該軸部に、レバー部7d、7dに前方から当接する当片7fをばね7gで 後方に付勢して外挿し、該ばね7gにより常時は両切出し片7、7をその爪部7 a、7aが内方に没入されるように付勢し、操作子7eの前方への押動で両切出 し片7、7が外方に揺動されて爪部7a、7aが前記受け片6の両端部の少許外 方位置まで突出されるようにした。該操作子7eはマガジン4の後側部に取付け た合い口ガイド4aを貫通して後方に突出しており、この場合切出し片用の駆動 シリンダ12をこれに連結した押圧子12aが操作子7eに対向するように配置 しても良いが、本実施例では、図9に示す如く、合い口ガイド4aに後方に張り 出すガイドブロック4dを取付けてこれに環状片7hを外挿し、該環状片7hの 下辺部に前記操作子7eを連結すると共に、該環状片7hの上辺部に後方にのび るロッド7iを連結して該ロッド7iをばね7jで後方に付勢し、シリンダ12 を押圧子12aが該ロッド7iに対向するように配置し、押圧子12aの前進に よればロッド7iと環状片7hとを介して操作子7eが前方に押動されるように した。
【0019】 次に、図11を参照して上記実施例の作用を説明する。 スペーサリングの切出しに際しては、先ずシリンダ12を作動させて切出し片 7(正確には爪部7a)を外方に突出させるもので、これによれば受け片6によ り図11(a)に示す如く支持されていた最下側のスペーサリングSが受け片6 の外方に押し出され、該スペーサリングSと共にその上層のスペーサリングS′ 、S″が落下し、下から2番目のスペーサリングS′が図11(b)に示す如く 切出し片7に衝突する。このときの衝撃で該スペーサリングS′から最下側のス ペーサリングSが切離され、該スペーサリングSは慣性力で切出し片7から落下 し、受け片6を通過して拡径ガイド1に落し込まれる。次に、図11(c)に示 す如く切出し片7を内方に没入させ、切出し片7に支持されていたスペーサリン グS′をその上のスペーサリングS″と共に落下させて受け片6に支持させ、1 回の切出し作業を完了する。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、マガジンに積層保持される スペーサリング同士の食い込みを生じてもスペーサリングを下側のものから順に 確実に切出すことができ、信頼性の高い供給装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案装置の第1実施例の正面図
【図2】 図1のII−II線截断側面図
【図3】 図1の装置の平面図
【図4】 図1の矢印IVから見たマガジンの底面図
【図5】 図1のV−V線截断平面図
【図6】 切出し片の斜視図
【図7】 第1実施例の作用を示す工程図
【図8】 本案装置の第2実施例の正面図
【図9】 図8のIX−IX線截断側面図
【図10】 図9のX−X線截断平面図
【図11】 第2実施例の作用を示す工程図
【図12】 (a)は組オイルリングの分解斜視図、
(b)はスペーサリングの部分拡大斜視図、(c)は組
オイルリングの組付状態を示す断面図
【符号の説明】
S スペーサリング 4 マガジン 5 切出し機構 6 受け片 7 切出し片 10、12 シリンダ(駆動手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永田 直史 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組オイルリング用のスペーサリングを積
    層状態で保持するマガジンと、該マガジンに保持される
    スペーサリングを下側のものから順に切出す切出し機構
    とを備える供給装置において、該切出し機構を、最下側
    のスペーサリングを支持する支持位置と該スペーサリン
    グの落下を許容する逃げ位置とに進退自在な受け片と、
    該受け片の上側に設けられる、最下側のスペーサリング
    の内周面に対向して径方向外方に進退自在な切出し片
    と、これら受け片と切出し片とを交互に進退させる駆動
    手段とで構成したことを特徴とする組オイルリング用ス
    ペーサリングの供給装置。
  2. 【請求項2】 組オイルリング用のスペーサリングを積
    層状態で保持するマガジンと、該マガジンに保持される
    スペーサリングを下側のものから順に切出す切出し機構
    とを備える供給装置において、該切出し機構を、最下側
    のスペーサリングを該スペーサリングの内周側から張出
    して支持する受け片と、該受け片の上側に設けられる、
    最下側のスペーサリングの内周面に対向して径方向外方
    に進退自在で該スペーサリングを前記受け片から離脱す
    るように径方向外方に押し出す切出し片と、該切出し片
    を進退させる駆動源とで構成したことを特徴とする組オ
    イルリング用スペーサリングの供給装置。
JP1993005167U 1993-02-18 1993-02-18 組オイルリング用スペーサリングの供給装置 Expired - Fee Related JP2597874Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6274928U (ja) * 1985-10-30 1987-05-13

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