JPH0663240U - ナット螺合装置 - Google Patents

ナット螺合装置

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JPH0663240U
JPH0663240U JP1130193U JP1130193U JPH0663240U JP H0663240 U JPH0663240 U JP H0663240U JP 1130193 U JP1130193 U JP 1130193U JP 1130193 U JP1130193 U JP 1130193U JP H0663240 U JPH0663240 U JP H0663240U
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nut
bolt
air motor
piston rod
cylinder
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JP1130193U
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Inventor
昭 春原
国夫 井嶋
Original Assignee
日産車体株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルトの一定位置に予めナットを螺合させて
おくことができるナット螺合装置を提供する。 【構成】 エアモータ73の後方には、エアモータオペ
レートシリンダ82が配置されている。エアモータオペ
レートシリンダ82に設けられているピストンロッド8
3の先端部は、エアモータ73の後面に当接している。
したがって、エアモータオペレートシリンダ82のピス
トンロッド83が伸長することにより、エアモータ73
がナット4方向に押圧されて、ソケット75の嵌合穴7
6がナット4に嵌合するようになっている。また、ナッ
ト4に螺合してナット4を一面側に突出したボルト1の
端部が前記ストッパ78に圧接した場合には、その圧接
力を受けてピストンロッド70が収縮する。これにより
エアモータ73が後退して、凸部79がリミットスイッ
チ80の接触子80a接触すると、エアモータ73は回
転を停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バッテリフィックスボルト等の各種ボルトに予めナットを螺合させ ておく際に用いられるナット螺合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンルーム内に配置されるバッテリの固定には、図16に示したバ ッテリフィックスボルト(以下、単にボルトという。)及びナットが用いられて いる。すなわち、ボルト1の一端部にはねじ部2が設けられており、他端部には フック部3が設けられている。前記ねじ部2には、ナット4が螺合されており、 該ナット4の一端面側の周部にはフランジ5が設けられている。
【0003】 そして、バッテリの固定には2本のボルト1を用い、オフラインにて各ボルト 1のねじ部2に予めナット4を螺合しておく。組立ライン上で車体にバッテリを 固定するに際しては、該バッテリが載置されたトレーの両側部に各ボルト1のフ ック部3を係止するとともに、バッテリ上に配置されたステイの両端部に設けら れている切欠部にボルト1のナット4より下部側(フック部4側)を挿入する。 しかる後に、ナット4を下方に螺進させて、前記ステイの上面に圧接させること により、該ステイと前記トレイと間にバッテリを挾持して、これを固定するので ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、組立ライン上でバッテリを固定にするに際しては、オフラインに て予めナット4をボルト2のねじ部2に螺合させておく必要があり、このナット 4の螺合作業は従来一般的に手作業で行われている。このため、オフラインでの ナット4の螺合位置が各ボルト2ごとに異なってしまい、ナット4が必要以上に フック部3側まで螺進されていた場合には、前記ステイの両端部に設けられてい る切欠部にボルト1のナット4より下部側を挿入することが不可能となる。した がって、組立ライン上で再度ナット4を螺退させて、ナット4の螺合位置を変更 しなければならず、組立ライン上での作業が遅延してまう。また、逆に、ナット 4が螺進量が少ない場合には、ステイの切欠部にボルト1のナット4よりフック 部3側を挿入した後、ステイとトレイ間にバッテリが挾持されるまでに、多数回 に亙ってナット4を回転操作しなければならず、同様に組立ライン上での作業が 遅延してしまうものであった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ボルトの一定 位置に予めナットを螺合させておくことができるナット螺合装置を提供すること を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、供給されたナットを位置決めす る位置決め部材と、この位置決めされたナットと螺合し得る状態にボルトを給送 するボルト給送装置と、前記状態に給送されたボルトの軸方向に沿って前進及び 後退自在であって、前進して前記ナットに嵌合するソケットを有し、該ソケット を回転させて前記ナットをボルトに螺合させるナット回転装置と、前記ソケット 内に設けられ、螺合に伴ってナットの一面側から他面側に突出するボルトの端部 が圧接する圧接部材と、前記ナット回転装置を前進駆動するとともに、前記ボル トの端部が前記圧接部材に圧接することによって、前記ナット回転装置の後退を 許容する押圧装置と、前記状態へのボルトの給送を感知して、前記ナット回転装 置と押圧装置とを作動させる起動用スイッチと、前記後退を許容されたナット回 転装置が所定位置まで後退したとき、これを感知して前記ナット回転装置と押圧 装置とを停止させる停止用スイッチとを備えている。
【0007】
【作用】
前記構成において、供給されたナットは位置決め部材により位置決めされ、ボ ルトはボルト給送装置により前記位置決めされたナットに螺合し得る状態に給送 される。すると、起動用スイッチがこれを感知して、ナット回転装置と押圧装置 とを作動させる。これにより、ナット回転装置は作動してソケットを回転させ、 また、押圧装置はナット回転装置を前進駆動し、該ナット回転装置のソケットを ナットに嵌合させる。したがって、ナットはソケットの回転により駆動されてボ ルトに螺合し、ボルトは螺合に伴って軸方向に移動する。
【0008】 そして、螺合に伴ってボルトがナットの一面側から他面側に突出し、ソケット 内に設けられている圧接部材に圧接すると、これによりソケットを介してナット 回転装置が後退方向に押圧される。押圧装置はナット回転装置の後退を許容する 。この後退を許容されたナット回転装置が所定位置まで後退すると、停止用スイ ッチがこれを感知して、ナット回転装置と押圧装置とを停止させる。つまり、ナ ットの一面側から他面側に突出したボルトにより押圧されて、ナット回転装置が 所定位置まで後退した時点でナットの回転が停止され、よってボルトの一定位置 にナットが螺合される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図にしたがって説明する。すなわち、図2に 示したように、全体フレーム10は、手前側に位置する前部縦フレーム11、中 央に位置する中央縦フレーム12、及び後部側に位置する後部縦フレーム11を 各々複数有しており、各縦フレーム11,12,13間には、図1にも示したよ うに複数の横フレーム14が架橋されている。前記全体フレーム10の中央であ って、前部縦フレーム13と中央縦フレーム12間には、ボルト収納ボックス1 5が水平方向に振動自在な状態で架装されいる。
【0010】 該ボルト収納ボックス15は、図3に示したように、平面長方形状の箱体であ って内部中央には、短辺に沿った方向に仕切板16が設けられている。また、ボ ルト収納ボックス15の内部には、図4に示したように、長辺側の一側面18に 沿ってボルト長さ調整板17が水平移動可能に配置されており、前記一側面18 にはその先端端がボルト長さ調整板17に当接する調整ねじ19が螺合されてい る。したがって、調整ねじ19を回転させてボルト収納ボックス15内への突出 量を変化させることにより、ボルト調整板17とボルト収納ボックス15の他側 面20間の長さを収容するボルト1の長さに応じて変更し得る。なお、このボル ト1は、図16に示したバッテリフィックスボルトであって、一端部にはねじ部 2が設けられており、他端部にはフック部3が設けられている。
【0011】 さらに、ボルト収納ボックス15の底面21には、前記他側面20の下端に沿 って切欠穴22が設けられている。そして、ボルト収納ボックス15は、図2に 示したように、この切欠穴22が中央縦フレーム12側に位置するように、該中 央縦フレーム12と前部縦フレーム11間に配置されている。また、図1に示し たように、ボルト収納ボックス15の左側方には、横フレーム14に固定された 加振シリンダ23が配置されており、該加振シリンダ23のピストンロッド24 はボルト収納ボックス15の左側部に結合されている。
【0012】 したがって、ピストンロッド24が伸縮を繰り返すことにより、ボルト収納ボ ックス15が左右方向に振動し、該ボルト収納ボックス15に収納されているボ ルト1が躍動する。その結果、最も下層に位置しフック部3が前記切欠穴22上 にある複数のボルト1がフック部3を切欠部22から下方に突出させる方向に回 転し、これにより下層に位置する複数のボルト1のフック部3が切欠部22から 外部に突出するようになっている。
【0013】 前記ボルト収納ボックス15の下部には、その底面21に沿った水平状の板体 からなるピックアップ25が配置されている。該ピックアップ25には、図5に 示したように前記切欠穴22に沿った先端部に樹脂製の先端刃26が固定されて いる。また、このピックアップ25は、図2に示したように、ピックアップシリ ンダ27のピストンロッド28により駆動されるようになっており、該ピストン ロッド28が伸縮することにより、ボルト収納ボックス15下方の待機位置から 、中央縦フレーム12を通過したピックアップ終了位置まで移動し得るように構 成されている。したがって、ピックアップ25が前記待機位置からピックアップ 終了位置まで移動すると、前記切欠穴22から突出している複数のボルト1のフ ック部3に前記先端刃26係合し、図6に示したように、複数ボルト1がピック アップ25上に引き出される。
【0014】 また、図6,7に示したように、ピックアップ終了位置にあるピックアップ2 5の一側部には、送り出しシリンダ29が配置されている。該シリンダ29は、 前記ピックアップ25上に引き出されたボルト1と直交する方向に伸縮するピス トンロッド30を有し、該ピストンロッド30の先端には前記ピックアップ25 の表面に摺接する第1スライドブロック31が固着されている。したがって、ピ ストンロッド30が伸長して、第1スライドブロック31がピックアップ25上 を摺動することにより、該ピックアップ25上のボルト1が他側部に配置された 水平状の乗り継ぎ板32に押し出されるように構成されている。なお、乗り継ぎ 板32とピックアップ25との間隙は、ボルト1が落下しないように該ボルト1 の直径より小さく設定されている。
【0015】 前記乗り継ぎ板32のピックアップ25側寄りの一端部側には、上下方向に伸 縮するピストンロッド34を有するクランプシリンダ33が配置されており、前 記ピストンロッド34の下端部には、ボルト1と直交する方向に延在するボルト クランパー35が固定されている。したがって、ピックアップ25側から乗り継 ぎ板32上に送り出された複数のボルト1は、ボルトクランパー35の長さ範囲 内において、該ボルトクランパー35と乗り継ぎ板32間に押さえ込まれる。該 乗り継ぎ板32には、図7に示したように、ボルトクランパー35の一端部から ボルト1の半径長さ離れた位置に在席検知スイッチ36が配置されている。よっ て、該在席検知スイッチ36によりボルトクランパー35と乗り継ぎ板32間に 押さえ込まれない先頭のボルト1の存在が検知される。
【0016】 また、乗り継ぎ板32の他端部側には、1本取りシリンダ37が配置されてい る。該1本取りシリンダ37は、乗り継ぎ板32上のボルト1と直交する方向に 伸縮するピストンロッド38を有し、該ピストンロッド38の先端には、前記ボ ルト1に沿った方向に延在し乗り継ぎ板32上を摺動する第2スライドブロック 39が設けられている。該第2スライドブロック39の先端部には、図6に示し たように、切欠部40、40が設けられており、先端面にはラバーマグネット4 1が貼設されている。そして、前記1本取りシリンダ37のピストンロッド38 が伸縮することにより、前記ラバーマグネット41が在席検知スイッチ36上の ボルト1に接触する磁着位置と、該磁着位置から離間したグリップ位置まで移動 するようになっている。
【0017】 なお、前記記乗り継ぎ板32には、前記グリップ位置における第2スライドブ ロック39の切欠部40に対応する部位に矩形状の貫通穴42,42が設けられ ており、該貫通孔42の上方には、図7に示したように、下端部に一対のチャッ ク43を有するグリッパ44が位置している。
【0018】 図8,9は、前記グリッパ44が設けられているボルト給送装置としてのスラ イドユニット45の構成を示すものであり、該スライドユニット45は周知のプ レート固定型であって、プレート51の上縁部は支点47を介して垂下フレーム 49に支持されている。前記プレート51には、水平方向(乗り継ぎ板32上の ボルト1に沿った方向)に延在するロッドレスシリンダ49と、該ロッドレスシ リンダ49と平行なガイドバー50の両端部が固定されている。
【0019】 前記ロッドレスシリンダ49とガイドバー50間には、ボディ52が架装され ており、よってボディ52はロッドレスシリンダ49内に供給されるエアーの方 向に応じて、該ロッドレスシリンダ49に沿って、前進及び後退移動し得るよう に構成されている。また、前記ボディ52には、上下方向に伸縮するピストンロ ッド53が設けられており、該ピストンロッド53の下端部に前記グリッパ44 が装着されている。
【0020】 さらに、前記垂下フレーム46の下端部にはスイング用エアシリンダ54が装 着されており、該スイング用エアシリンダ54のピストンロッド55は、前記プ レート51の下端部に枢支されている。したがって、スイング用エアシリンダ5 4のピストンロッド55が伸縮することにより、図8に示したように、プレート 51が支点47を中心に回動し、これに伴ってボディ52及びグリップ44も同 方向に回動するようになっている。
【0021】 前記ボディ52の前進方向側には、上下方向に延在するシュート55が配置さ れている。該シュート55は、図10に示したようにシュート本体56と、該シ ュート本体56にねじ止めされたカバー57とから構成されており、前記シュー ト本体56には、一端面側の周部にフランジ5が設けられたナット4の断面形状 と略相似形のガイド溝58が設けられている。
【0022】 前記シュート55の下端部には、図11に示したように、前記ガイド溝58の 下端部を閉鎖するように座面部材59が配置されている。そして、該座面部材5 9の直上において、前記シュート本体56の背面には前記ナット4のフランジ5 に対応する円形であって、前記ガイド溝58に連通する孔60が形成されている 。また、同図に示したように、カバー57の下端部は切除されて開口部57aが 設けられており、開口部57aはナット押さえプレート61により閉鎖されてい る。該押さえプレート61の一端部側には、図12に示したように、溝62が水 平方向に形成されており、該溝62は同図に示したようにナット押さえプレート 61が開口部57aを閉鎖した押さえ位置にある状態で、座面部材59上のナッ ト4の螺孔を露呈させ得る長さを有している。
【0023】 また、ナット押さえプレート61の他端部端面には、押さえプレート用エアシ リンダ63のピストンロッド64が固定されている。したがって、ナット押さえ プレート61は、前記ピストンロッド64の伸長に伴って、図12に示したよう にカバー57の開口部57aを覆う前記押さえ位置に到来し、ピストンロッド6 4の収縮に伴って開口部57aから退避した位置に到来するようになっている。 なお、図13に示したように押さえプレート61の下部には、溝62内にボルト 1の先端が遊挿されたときこれを感知してオンとなる起動用スイッチとしての在 席検知光電スイッチ65が設けられている。また、押さえプレート61と前記座 面部材59とで、本実施例におけるナット4を位置決めする位置決め部材を構成 している。
【0024】 他方、シュート55の前記孔60より上方には、図14に示したように、1個 落とし機構66が設けられている。この1個落とし機構66には、図15に示し たように、上下方向で対向する下部水平板67と上部水平板68とを有し、この 両水平板67,68の異なる部位には前記ナット4が通過可能な穴A,Bが設け られている。この両水平板67,68は、前記シュート55に摺動可能な状態で 直交する方向に挿通されており、端部には1個落とし用シリンダ69のピストン ロッド70が結合されている。そして、ピストンロッド70の伸縮状態に応じて 、穴Aをシュート55のガイド溝58に合致させると、この穴Aを通過してナッ ト4が1個のみ下部水平板67上に落下する。
【0025】 この状態から、ピストンロッド70を伸長して穴Bをガイド溝58に合致させ ると、下部水平板67の摺動に伴って該下部水平板67上のナット4が相対移動 する。そして、下部水平板67の穴Bがガイド溝58に合致すると、穴Bを介し てガイド溝58内にナット4が落下し、前記座面部材59上に到来する。このと き、穴Bの上方は上部水平板68により閉鎖されていることから、単一のナット 4のみが座面部材59上に落下する。したがって、ピストンロッド70を伸縮作 動させて、交互に穴Aと穴Bとをガイド溝58に合致させることにより、順次1 個ずつナット4を座面部材59上に供給することができる。
【0026】 なお、シュート55の上部にはドラムフィーダ71が配置されており、該ドラ ムフィーダ71は市販されている公知の構造であって、投入された複数個のナッ トを整列状態にしてシュート55内に供給するものである。
【0027】 他方、図11に示したように、シュート55の下部側方に設けられた水平面7 2上には、ナット回転装置としてのエアモータ73が移動可能に配置されている 。該エアモータ73の一側面には、回転軸74が突設されており、該回転軸74 の先端にはソケット75が設けられている。該ソケット75の先端部には、ナッ ト4に外嵌する周面が多角形状の嵌合穴76が設けられている。該嵌合穴76の 奥壁中央には、小径穴77が形成されており、該小径穴77の奥方には圧接部材 としてのストッパ78が収容配置されている。また、エアモータ73の上面には 凸部79が設けられており、該凸部79の近傍には停止用スイッチとしてのリミ ットスイッチ80が配置されている。該リミットスイッチ80は、接触子80a を有し、常時はオン状態であって接触子80に前記凸部79が接触することによ りオフとなる常閉型であり、このオン・オフ信号は前記在席検知光電スイッチ6 5の検出信号とともに制御装置81に入力される。
【0028】 また、エアモータ73の後方には、押圧装置としてのエアモータオペレートシ リンダ82が配置されている。該エアモータオペレートシリンダ82に設けられ ているピストンロッド83の先端部は、前記エアモータ73の後面に当接してい る。したがって、エアモータオペレートシリンダ82のピストンロッド83が伸 長することにより、エアモータ73が前記位置決めされているナット4方向に押 圧されて、ソケット75の嵌合穴76がナット4に嵌合するようになっている。
【0029】 なお、エアモータオペレートシリンダ82の加圧力は比較的弱く、ナット4に 螺合して該ナット4の一面側に突出したボルト1の端部が前記ストッパ78に圧 接した場合には、その圧接力を受けてピストンロッド83が収縮し得る程度の加 圧力である。また、エアモータ73は、図11に示したように、ソケット75の 先端部がナット4と非接触状態でシュート55の孔60内に到達している状態が 初期状態である。さらに、エアモータオペレートシリンダ82も図示したピスト ンロッド83の伸長状態が初期状態であり、エアモータ73とエアモータオペレ ートシリンダ82の作動は、前記制御装置81により制御される。
【0030】 以上の構成にかかる本実施例において、ドラムフィーダ71内に投入されたナ ット4は整列した状態でシュート55内に供給され、前記1個落とし機構66に により、単一のナット4のみがシュート55の下端部に移送される。このとき、 押さえプレート用エアシリンダ63はピストンロッド64を伸長させて、ナット 押さえプレート61を前記シュート55の下端部に設けられた開口部57aを閉 鎖する状態に維持している。したがって、1個落とし機構66から落下したナッ ト4は、図11に示したように、フランジ5をナット押さえプレート61の内面 に接面させるとともに、フランジ5の下端を座面部材59に当接させて位置決め される。したがって、この位置決めされた状態では、ナット4の螺孔は水平方向 に向いているとともに、該ナット4の螺孔はナット押さえプレート61に設けら れている溝62の基端部に合致している。
【0031】 一方、このナット4と螺合されるべきボルト1は、図1に示したように段ボー ル箱84内に詰められており、この段ボール箱84内に詰められたボルト1を複 数本(例えば250本以下)ボルト収納ボックス15内に投入する。このとき、 ボルト1はフック部3がボルト収納ボックス15に設けられている前記切欠穴2 2側となるように投入する。
【0032】 そして、投入後加振シリンダ23を作動させてピストンロッド24を繰り返し 伸縮させると、ボルト収納ボックス15が振動し、該ボルト収納ボックス15に 収納されているボルト1が躍動する。その結果、最も下層に位置しフック部3が 前記切欠穴22上にある複数のボルト1がフック部3を切欠部22から下方に突 出させる方向に回転し、これにより下層に位置する複数のボルト1のフック部3 が切欠部22から外部に突出する。
【0033】 他方、前記ピックアップ25は、ボルト収納ボックス15が加振されている状 態では、ボルト収納ボックス15下方の待機位置にある。そして、加振シリンダ 23を停止させた後、ピックアップシリンダ27を作動させてそのピストンロッ ド24を伸長させると、ピックアップ25は待機位置からピックアップ終了位置 まで移動する。これにより、切欠穴22から突出している複数のボルト1のフッ ク部3に先端刃26係合し、図6に示したように、複数ボルト1がピックアップ 25上に引き出される。
【0034】 前記ピックアップ終了位置にピックアップ25を停止させた状態で、送り出し シリンダ29を作動させて、そのピストンロッド30を伸長させると、第1スラ イドブロック31がピックアップ25上を摺動する。したがって、該ピックアッ プ25上のボルト1は押圧されて、他側部に配置された水平状の乗り継ぎ板32 に押し出される。これにより、ピックアップ25上にはボルト1がなくなくると 、送り出しシリンダ29はピストンロッド30を収縮させて第1スライドブロッ ク31を元の位置に復帰させるとともに、引き続きピックアップシリンダ27も ピストンロッド28を収縮させてピックアップ25をボルト収納ボックス15下 面の待機位置に帰還させる。
【0035】 次に、クランプシリンダ33を作動させて、そのピストンロッド34を伸長さ せると、乗り継ぎ板32上に送り出されている複数のボルト1は、ボルトクラン パー35の長さ範囲内において、該ボルトクランパー35と乗り継ぎ板32間に 押さえ込まれる。しかし、ボルトクランパー35により押さえ込まれない先頭の ボルト1はフリーの状態にあり、このフリーの状態にあるボルト1の存在は在席 検知スイッチ36により検知される。
【0036】 そして、在席検知スイッチ36が前記フリーの状態にあるボルト1の存在を検 知すると、該1本取りシリンダ37が作動して、そのピストンロッド38を伸長 させる。これにより、該ピストンロッド38の先端に設けられている第2スライ ドブロック39が乗り継ぎ板32上を摺動し、前記磁着位置まで移動する。該磁 着位置まで第2スライドブロック38が移動すると、該スライドブロック38の の先端面に張設されているラバーマグネット41に前記フリーの状態にあるボル ト1が磁着する。しかる後に、1本取りシリンダ37がピストンロッド38を収 縮させると、第2スライドブロック39がラバーマグネット41にボルト1を磁 着させた状態で、前記磁着位置からグリップ位置まで戻る。
【0037】 一方、スライドユニット45のボディ52は、予め前記乗り継ぎ板32に設け られている貫通穴42の上方に待機しており、よって、グリッパ44も前記貫通 穴42の上方に位置している。また、スイング用エアシリンダ54は、収縮状態 にある。この状態で、ボディ52のピストンロッド53を伸長させると、グリッ パ44は垂直下降し、該グリッパ44の下面に設けられているチャック43が前 記ラバーマグネット41に磁着しているボルト1を摘持する。このとき、乗り継 ぎ板32には、前記貫通穴42が設けられており、かつ、第2スライドブロック 39の先端部には、この貫通穴42に合致する切欠部40が設けられていること から、チャック43は乗り継ぎ板32や第2スライドブロック39に干渉するこ となく、ラバーマグネット41に磁着しているボルト1を摘持することができる 。そして、チャック43がボルト1を摘持すると、ボディ52のピストンロッド 53が収縮し、これによりチャック43に摘持されているボルト1は、ねじ部2 側の端面が前記ナット押さえプレート61と座面部材59とにより位置決めされ ているナット4の螺孔に対向する位置まで上動する。
【0038】 この状態で、ロッドレスシリンダ49を作動させてボディ52を図9に示した 前進方向に移動させると、ボルト1はその軸方向に沿ってねじ部2がナット押さ えプレート61に近接する方向に移動し、やがてボルト1のねじ部2がナット押 さえプレート61に設けられている溝62の基端部に突入する。すると、在席検 知光電スイッチ65が、ボルト1の在席を感知して信号を制御装置81に送出す し、該制御装置81はエアモータ73とエアモータオペレートシリンダ82とを 作動させる。
【0039】 これによりソケット75は回転しながら、エアモータオペレートシリンダ82 により押圧されるエアモータ73の移動に伴って孔60方向に移動し、前述の状 態に位置決めされているナット4に外嵌する。したがって、ナット4が回転駆動 されて、前述のようにチャック43に摘持されて前進方向に押圧されているボル ト1のねじ部2に螺合して行く。この螺合に伴って、ボルト1のねじ部2は、ナ ット4の一面側から他面側に突出し、突出した端部がソケット75内のストッパ 78に圧接する。これにより、エアモータ73はエアモータオペレートシリンダ 82の加圧力に抗して後退し、ボルト1のねじ部2が所定長突出したして時点で 、エアモータ73の上面に設けられている凸部79がリミットスイッチ80の接 触子80に当接する。
【0040】 これにより、該リミットスイッチ80がオフとなって、オフ信号が制御装置8 1に入力され、該制御装置81はエアモータ73とエアモータオペレートシリン ダ82とを停止させる。したがって、ボルト1にはねじ部2がナット4の他面側 から突出してリミットスイッチ80がオフとなるまでに、ねじ部2が設けられた 端部から一定の距離L(図16参照)をもってナット4が螺合される。
【0041】 そして、このようにエアモータ73とエアモータオペレートシリンダ82とが 停止して、ボルト1の一定位置にナット4が螺合させると、押さえプレート用エ アシリンダ63が作動して、そのピストンロッド64を伸縮させる。これにより 、ナット押さえプレート61が前記開口部57aを閉鎖している位置から退避し 、ナット4が螺合された状態のボルト1をソケット75から抜き出すことが可能 となる。
【0042】 したがって、引き続きロッドレスシリンダ49を作動させて、ボディ52を後 退方向に移動させると、グリッパ44のチャック43に摘持されているナット4 が螺合された状態のボルト1が引き出される。そして、このナットが螺合された 状態のボルト1を引き出した後、スイング用エアシリンダ63を作動させてその ピストンロッド53を伸長させると、図4に示したように、スライドユニット4 5全体が支点47を中心にスイングする。この状態で、グリッパ44を作動させ て、チャック43を開駆動すると、該チャック43に摘持されていたナット4が 螺合されているボルト1は完成品収納ボックス86内に落下して収納される。
【0043】 この完成品収納ボックス86内に収納されたボルト1において、ナット4は前 記一定の距離Lの位置に螺合されている。したがって、従来のようにナット4が 必要以上にフック部3側まで螺進されていることがなく、バッテリ上に配置され たステイの両端部に設けられている切欠部に、支障なくボルト1のナット4より 下部側を挿入することができる。また、逆にナット4が螺進量が少ない場合もな く、ステイの切欠部にボルト1のナット4よりフック部3側を挿入した後、ステ イとトレイ間にバッテリが挾持されるまでに、多数回に亙ってナット4を回転操 作する必要もない。よって、ライン上でのバッテリ固定作業を迅速化して、生産 効率を高めることが可能となる。
【0044】 なお、実施例においては、バッテリフィックスボルトにナットを螺合させる場 合を示したが、これに限ることなく他のボルトであっても所定の位置にナットを 予め螺合しておくことが可能である。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ナットをソケットに嵌合させて回転駆動すると ともに、螺合に伴ってナットの一面側から他面側に突出するボルトの端部がソケ ット内の圧接部材に圧接し、これによりナット回転装置が所定位置まで後退した 時点で、該ナットの回転を停止させる構成とした。したがって、供給される各ボ ルトの一定位置にナットを螺合させることができ、その結果ナットが螺合された 状態のボルトを用いて各種部品の組み付け等を行う際の作業効率を向上させるこ とができる。よって、組立ライン上でナットが螺合されたボルトを用いて部品組 み付け行う際の作業の迅速化を可能にして、ラインスピードを高めることにより 生産効率を向上させることができる。また、ボルトにナットを螺合させるオフラ イン作業における人員の削減を図ることができるとともに、人員による作業スペ ースを不要にして、オフラインの必要面積を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す正面図であ
る。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】ボルト収納ボックスの平面図である。
【図4】図3のa−a線に沿う断面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】ピックアップが乗り継ぎ板の側方に位置した状
態の斜視図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】スライドユニット側面図である。
【図9】スライドユニットの正面図である。
【図10】図9のb−b線に沿う断面図である。
【図11】シュートの下端部の構成とエアモータの配置
関係を示す一部破断断面図である。
【図12】シュートの下端部の構成とナット押さえプレ
ートの配置関係を示す図である。
【図13】ナット押さえプレートを示す斜視図である。
【図14】1個落とし機構の配置構成を示す模式図であ
る。
【図15】1個落とし機構の要部を示す斜視図である。
【図16】バッテリフィックスボルトと該バッテリフィ
ックスボルトに螺合されたナットとを示す図である。
【符号の説明】
1 バッテリフィックスボルト 2 ねじ部 4 ナット 45 スライドユニット(ボルト供給装置) 59 座面部材(位置決め部材) 61 ナット押さえプレート(位置決め部材) 65 在席感知光電スイッチ(起動スイッチ) 75 ソケット 75 ストッパ(圧接部材) 73 エアモータ(ナット回転装置) 82 エアモータオペレートシリンダ(押圧装置)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されたナットを位置決めする位置決
    め部材と、 この位置決めされたナットと螺合し得る状態にボルトを
    給送するボルト給送装置と、 前記状態に給送されたボルトの軸方向に沿って前進及び
    後退自在であって、前進して前記ナットに嵌合するソケ
    ットを有し、該ソケットを回転させて前記ナットをボル
    トに螺合させるナット回転装置と、 前記ソケット内に設けられ、螺合に伴ってナットの一面
    側から他面側に突出するボルトの端部が圧接する圧接部
    材と、 前記ナット回転装置を前進駆動するとともに、前記ボル
    トの端部が前記圧接部材に圧接することによって、前記
    ナット回転装置の後退を許容する押圧装置と、 前記状態へのボルトの給送を感知して、前記ナット回転
    装置と押圧装置とを作動させる起動用スイッチと、 前記後退を許容されたナット回転装置が所定位置まで後
    退したとき、これを感知して前記ナット回転装置と押圧
    装置とを停止させる停止用スイッチと、 を備えたことを特徴とするナット螺合装置。
JP1130193U 1993-02-19 1993-02-19 ナット螺合装置 Pending JPH0663240U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101534162B1 (ko) * 2015-03-05 2015-07-07 주식회사 대원에스디 팝너트 체결구
CN109894833A (zh) * 2018-10-19 2019-06-18 江苏中伟业通讯设备有限公司 一种c型卡自动装配用螺栓自动装配系统

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