JPH0664120B2 - サイリスタのdv/dt耐量測定方法 - Google Patents

サイリスタのdv/dt耐量測定方法

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JPH0664120B2
JPH0664120B2 JP59272937A JP27293784A JPH0664120B2 JP H0664120 B2 JPH0664120 B2 JP H0664120B2 JP 59272937 A JP59272937 A JP 59272937A JP 27293784 A JP27293784 A JP 27293784A JP H0664120 B2 JPH0664120 B2 JP H0664120B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はサイリスタの誤動作を検出してそのサイリスタ
のdv/dt耐量を測定するサイリスタのdv/dt耐量測定方
法に関するものである。
〔発明の背景〕
第6図はサイリスタの層構成を示す説明図であり、図中
GKはショート・エミッタ用の抵抗である。第6図に示
すサイリスタのアノードAとカソードKとの間に、第7
図に示すような一定の傾斜の立上りをもつ電圧V(以
下、ランプ電圧と称する)を印加すると、サイリスタの
中央のPN接合が示す接合容量の充電電流がサイリスタに
流れ、ゲートGとカソードKとの間に第7図に示す電圧
GKが発生する。そして、ランプ電圧Vの傾斜を変化
させると電圧VGKのピーク電圧値が増減し、それがトラ
ンジスタのベース・エミッタ順方向電圧Vbe(通常、約
0.7V)を越えると、ゲートGを外部から制御していない
にもかかわらずサイリスタは点弧する。このときのラン
プ電圧Vの単位時間当りの電圧変化量dv/dtは、サイ
リスタの誤動作耐量を示すものであり、dv/dt耐量ある
いは順方向臨界電圧上昇率と呼ばれている。
サイリスタのdv/dt耐量を測定するためには、サイリス
タに傾斜の異なるランプ電圧パルスを順次印加してゆ
き、サイリスタが誤動作するランプ電圧の傾斜、すなわ
ちdv/dt値を見つけ出すことが必要である。このためサ
イリスタが誤動作したかどうかを検出する手段が必要と
なるが、この誤動作検出手段としては、例えば、特公昭
54−3348号公報に示されているように、サイリスタ両端
電圧の観測波形の変化からサイリスタが誤動作した時点
を検出する方法がある。
しかしながら上述測定方法では、サイリスタが誤動作す
る前後の両端電圧が不安定であることから、特に高電圧
の測定において精度が低い上に安定性に欠け、また波形
観測による誤動作検出なので自動化しにくいという問題
点があった。
〔発明の目的〕
本発明は上記のような問題点を解消するためになされた
もので、特に高電圧でのサイリスタのdv/dt耐量をも精
度よく、かつ安定に測定できると共に、測定の自動化に
好適なサイリスタのdv/dt耐量測定方法を提供すること
を目的とする。
〔発明の概要〕
本発明回路は、誤動作検出手段として光結合素子を用い
たもので、その受光部を、測定対象であるサイリスタに
直列接続された負荷抵抗に直列に接続し、同受光部から
誤動作検出情報を得るようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下第1図〜第5図を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図は本発明によるサイリスタのdv/dt耐量測定
方法を実現する一実施例回路図で、光結合素子として光
結合トランジスタを用いた場合を例示したものである。
この第1図において、1は測定対象であるサイリスタ
で、このサイリスタ1のアノードAには負荷抵抗R
光結合素子3の発光部である発光ダイオードDが直列
に接続され、それらを介してさらにランプ電圧発生器2
が接続されている。また、上記サイリスタ1のゲートG
とカソードKとの間には抵抗RGKが接続され、かつカソ
ードKは接地されている。一方、光結合素子3の受光部
である受光トランジスタQのエミッタは接地され、コ
レクタは抵抗Rを介して電源Eに接続されている。
第1図の回路構成において、サイリスタ1のdv/dt耐量
測定は次のように行なわれる。まず、ランプ電圧発生器
2によってランプ電圧パルスVを周期的に発生させ、
サイリスタ1に印加する。このとき第2図に示すように
ランプ電圧パルスVを、その傾斜が緩やかなものから
急なものへと変化させてゆく。その結果、ついにはサイ
リスタ1が点弧してしまうが、サイリスタ1が点弧する
とその特性上インピーダンスが急減するためオン電流が
流れ、そのアノード・カソード間電圧VAKは第2図のよ
うな変化を示す。また、サイリスタ1にオン電流が流れ
ることによって発光ダイオードDからは光を発する
が、この光で受光トランジスタQはオン状態となり、
その出力電圧Vは図4に示す如くEから0Vへ変化す
る。
本発明はこのときの出力電圧Vの変化をサイリスタ1
の誤動作検出情報として用いるものである。サイリスタ
1のdv/dt耐量は、上記誤動作が検出された時点でのラ
ンプ電圧パルスVの傾斜が示す単位時間当りの電圧変
化量(V/t)で示される。ここで、サイリスタ1
の上記誤動作はその両端電圧VAKの変化からも検出され
るが、点弧寸前のVAKは非常に不安定であるため検出情
報として確実でない。また、一般にサイリスタのdv/dt
耐量はランプ電圧パルス(V)の最高到達電圧
(V)に依存し、その電圧値は重要な測定条件であ
り、従ってこの最高到達電圧(V)を変化させてdv/
dt耐量を測定することが多い。そこで、高電圧のdv/dt
耐量測定において、電圧VAKの変化からサイリスタ1の
誤動作を検出することを考えたときに、電圧VAKが高電
圧であるからその検出情報を論理回路レベルの情報とし
て扱うことは難しい。しかし本発明では、サイリスタ1
のオン電流から誤動作検出情報を得るためその情報の取
扱いは簡単,確実であり、また光結合で上記情報を伝達
していることから、dv/dt耐量の測定電圧にかかわらず
測定系と電気的に分離された状態で論理回路レベルの検
出電圧が得られることになる。この結果、高電圧のdv/
dt耐量測定においても安定に、かつ精度良くその測定を
行うことができる。また、誤動作の検出情報が論理回路
レベルの信号として得られるためdv/dt耐量測定の自動
化に好適である。
なお、ランプ電圧発生器2は種々の構成例が考えられる
が、その一例を第3図に示す。第3図はトランジスタと
容量との組合せによって構成したランプ電圧発生器2の
例を示す回路図である。すなわち、パルス発生器4が発
生する信号を、抵抗Rを介してトランジスタQのエ
ミッタ・ベース間に印加し、トランジスタQのコレク
タ電流で容量Cを充電して端子Vに出力ランプ電圧
を得るものである。このランプ電圧発生器2において、
出力ランプ電圧の周期はパルス発生器4によって決ま
り、立上りの傾斜はパルス発生器4の出力パルス振幅と
の抵抗値およびCの容量値によって変化し、さら
に最高到達電圧(V)は電源Eとほぼ等しくなる。
従って、これらの値を変化させることによって所望のラ
ンプ電圧パルス(V)を発生させることができる。
第1図に説明を戻すと、同図において、負荷抵抗R
サイリスタ1が点弧したときにそのオン電流を制限する
ためのものであり、その抵抗値は印加するランプ電圧の
最高到達電圧(V)とサイリスタ1の電流容量もしく
はランプ電圧発生器2の最大出力電流によって決まる。
この抵抗Rの存在のためにランプ電圧発生器2の出力
電圧Vが示すdv/dtと実際にサイリスタ1に加わるdv
/dtとに差を生じ、測定誤差となる場合がある。この誤
差の大きさは、抵抗Rとサイリスタ1のオフ時インピ
ーダンスとの比によって決まる。測定誤差が生じるよう
な場合には、第4図に示すように、抵抗Rと発光ダイ
オードDとの直列回路と並列に容量Cを接続した構
成をとることで問題が解消される。第4図において、容
量Cの値をサイリスタ1のオフ時インピーダンスに対
して充分に低いインピーダンスとなるように設定すれ
ば、測定誤差は無視できることになるら精度良くdv/dt
耐量を測定でき、かつ安定した誤動作検出情報を取出せ
ることに変わりはない。
第5図は本発明を実現する他の実施例回路図であり、こ
こでは、サイリスタ1のアノードAを接地し、カソード
Kの電位を下降させてdv/dt耐量を測定する場合を示し
たものである。第5図の回路構成は、ランプ電圧発生器
2および負荷抵抗R,発光ダイオードDの位置と、
発生するランプ電圧の極性とが第1図に示した実施例と
異なるが、dv/dt耐量を測定する手順は第1図に示した
実施例と同様である。第5図の実施例では第1図の場合
と異なってランプ電圧が負極性となるが、サイリスタ1
の誤動作検出情報としての受光トランジスタQの出力
電圧Vの電圧レベルは第1図の場合と同じになり、安
定かつ正確にdv/dt耐量を測定できる。
なお、上述実施例では、光結合素子として光結合トラン
ジスタを用いた場合について説明したが、例えば光結合
サイリスタなど、他の光結合素子を用いても上述実施例
と同様の効果が得られることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、特に高電圧でのサイ
リスタのdv/dt耐量測定においても、その誤動作検出情
報を確実に取出せるため、より高精度で安定な測定を行
うことができる。また、その誤動作検出情報は、ランプ
電圧の最高到達電圧や極性にかかわらず、測定系とは分
離された電圧レベルで得られるため、dv/dt耐量測定の
自動化に好適するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実現する一実施例回路図、第2図は第
1図に示した回路の各部電圧波形図、第3図は第1図中
のランプ電圧発生器の一例を示す回路図、第4図は第1
図中の要部回路の他の例を示す図、第5図は本発明を実
現する他の実施例回路図、第6図はサイリスタの層構成
を示す図、第7図はランプ電圧とサイリスタのゲート・
カソード間電圧の波形図である。 1……サイリスタ、2……ランプ電圧発生器、3……光
結合素子、D……発光ダイオード、Q……受光トラ
ンジスタ、R,RGK,R……抵抗、E……直流電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイリスタに直列接続された負荷抵抗と、
    上記サイリスタの誤動作を検出する誤動作検出手段と、
    任意に設定した傾斜のランプ電圧を周期的に発生して上
    記サイリスタと負荷抵抗の直列回路に印加するランプ電
    圧発生器とからなり、上記誤動作検出手段により上記サ
    イリスタの誤動作を検出してそのサイリスタのdv/dt耐
    量を測定する方法において、上記誤動作検出手段は発光
    部が上記負荷抵抗に直列接続された光結合素子であり、
    かつ上記負荷抵抗と光結合素子発光部の直列回路と並列
    に容量素子を接続し、該容量素子のインピーダンスを上
    記サイリスタのオフ時インピーダンスより充分低い値に
    設定したことを特徴とするサイリスタのdv/dt耐量測定
    方法。
JP59272937A 1984-12-26 1984-12-26 サイリスタのdv/dt耐量測定方法 Expired - Lifetime JPH0664120B2 (ja)

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