JPH06645U - 異種ピッチ搬送装置 - Google Patents

異種ピッチ搬送装置

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JPH06645U
JPH06645U JP3935292U JP3935292U JPH06645U JP H06645 U JPH06645 U JP H06645U JP 3935292 U JP3935292 U JP 3935292U JP 3935292 U JP3935292 U JP 3935292U JP H06645 U JPH06645 U JP H06645U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工ラインにおけるアイドルステーションを
省略でき、無駄の無い加工ラインをレイアウトできる異
種ピッチ搬送装置を提供すること。 【構成】 ワーク搬送方向に移動可能にされた複数のサ
ドル21, 22と、各サドル21, 22を夫々異なる搬送ピッチ
で駆動する搬送方向駆動機構10と、各サドル21,22に夫
々ワーク搬送方向の直交方向に移動可能にされた複数の
移動体41, 42と、各移動体41, 42にそれぞれ連結されワ
ークを支持搬送する長尺の複数本のトランスファバー4
5, 46と、トランスファバー45, 46をワーク搬送方向の
直交方向に駆動する直交方向駆動機構60と、直交方向駆
動機構60と搬送方向駆動機構10との動作タイミングを制
御する制御手段70とを具備する異種ピッチ搬送装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランスファマシンやフレキシブルトランスファライン、その他の 加工ラインにおいて、被加工物(ワーク)を異なるピッチで搬送できる異種ピッ チ搬送装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、フレキシブルトランスファライン等において、加工機ユニットの大きさ の違いや、刃具の交換等のメンテナンス、更には同種の加工の数が異なること( 例えば、多数の近接したドリル加工と一箇所の平面加工)に基づき、加工ステー ションのピッチが異なることがある。この場合、従来は、最小の加工ステーショ ンピッチに合わせて搬送ピッチを決定し、広いピッチのところは、中間にアイド ルステーションを設けてワークを一時仮置きしている。
【0003】 図13には、上述のような異なる加工ステーションピッチを有するフレキシブ ルトランスファラインの模式図が示されている。 図において、ワークは、矢印Pに示されるように左から右方向に搬送される。 この加工ラインには、左から右に向かって第1〜第6加工機ユニット201〜2 06が配置されている。第1,4,6加工機ユニット201,204,206は 、それぞれ1本の加工軸211,216,219を有し、第2,3,5加工機ユ ニット202,203,205は、それぞれ2本の加工軸212,213,21 4,215,217,218を有している。これらの第2,3,5加工機ユニッ ト202,203,205の各二軸間のピッチはそれぞれaとされている。一方 、第1加工機ユニット201の加工軸211と第2加工機ユニット202の一方 の加工軸212との間、第2加工機ユニット202の他方の加工軸213と第3 加工機ユニット203の一方の加工軸214との間、第3加工機ユニット203 の他方の加工軸215と第4加工機ユニット204の加工軸216との間、第4 加工機ユニット204の加工軸216と第5加工機ユニット205の一方の加工 軸217との間、並びに第5加工機ユニット205の他方の加工軸218と第6 加工機ユニット206の加工軸219との間のピッチは、それぞれ3aとされて いる。
【0004】 各加工機ユニット201〜206の各加工軸211〜219に対応して加工ス テーションST1 〜ST9 が設けられている。この際、実際の加工ラインでは、 図13中最上位置に示されるように、3aのピッチを有する各加工ステーション ST1 〜ST2 ,ST3 〜ST4 ,ST5 〜ST6 ,ST6 〜ST7 ,ST8 〜 ST9 間には、それぞれ各2つのアイドルステーションASTが設けられ、各ス テーション間ピッチは、それぞれaとされている。従って、図示しない搬送装置 による送りピッチはaとされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、従来の搬送手段では、その搬送ピッチが加工機ユニット201 〜206のうちの最小の軸間ピッチであるaに設定されているため、アイドルス テーションASTに置かれている加工作業のない無駄なワークが数多くなり、仕 掛かり品が多くなるという問題点がある。しかも、加工中に不良が発生すると、 検査工程に至るまでのアイドルステーションASTを含む全ての仕掛かり品が不 良となり、多数の不良仕掛かり品を発生するという問題点もある。
【0006】 本考案の目的は、加工ラインにおけるアイドルステーションを無くし、加工ラ イン中に存在するワーク数を減少させることができる搬送装置を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、異種ピッチでワークを搬送可能な搬送装置を案出することにより、 加工ラインにおけるアイドルステーションを無くすことができることに着目して なされたものである。
【0008】 具体的には、本考案は、ワーク搬送方向に移動可能に設けられた複数のサドル と、これらの各サドルをそれぞれ異なる搬送ピッチで駆動する搬送方向駆動機構 と、前記各サドルにそれぞれワーク搬送方向と直交する方向に移動可能に支持さ れた複数の移動体と、これらの各移動体にそれぞれ連結されるとともにワーク搬 送方向に延長され、ワークを支持搬送する長尺の複数本のトランスファバーと、 これらのトランスファバーをワーク搬送方向と直交する方向に駆動する直交方向 駆動機構と、この直交方向駆動機構と前記搬送方向駆動機構との動作タイミング を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする異種ピッチ搬送装置である 。
【0009】 本考案において、搬送方向駆動機構は、各サドルにそれぞれ係合されるととも に各サドルを異なる搬送距離で送る複数本の送りねじ軸と、これらの送りねじ軸 を同時に回転駆動する回転駆動機構とを含んで構成されることが好ましい。 この場合、各サドルの搬送距離の相違は、送りねじ軸のリード角と、送りねじ 軸を回転させるギヤ変速機の変速比との組合せにより構成されることがより好ま しい。
【0010】
【作用】
本考案における搬送動作は、次のとおりである。 各サドルは、搬送方向駆動機構により異なる搬送ピッチで駆動されるため、各 サドルに支持された移動体及びこの移動体に連結されたトランスファバーも当該 サドルの搬送ピッチと同一ピッチで搬送方向に搬送される。
【0011】 一方、各トランスファバーは、直交方向駆動機構により、ワーク搬送方向と直 交する方向、例えば上下方向に駆動される。この際、トランスファバーの動きは 、トランスファバーが支持される移動体がサドルに対して搬送方向と直交する方 向に移動可能になっているため、サドルの搬送方向への移動と干渉することはな い。
【0012】 搬送方向駆動機構と直交方向駆動機構との動作は、制御手段で制御される。こ の制御は、例えば、搬送方向を左右方向(一方向を前進、逆方向を後退とする) とし、直交方向を上下方向とすると、搬送方向駆動機構によりサドル延いてはト ランスファバーを前進させた後、直交方向駆動機構で下降させ、次いで搬送方向 駆動機構で後退させた後、直交方向駆動機構で上昇させる。
【0013】 これにより、トランスファバーに支持されるワークもトランスファバーの動き に応じて移動するが、トランスファバーの上昇時に、所定の加工ステーションか らトランスファバーがワークを受け取って前進させ、下降時に次の加工ステーシ ョンにワークを受け渡すようにすれば、ワークは、所定のトランスファバーの搬 送方向の移動ピッチづつ移送されることとなる。ワークを加工ステーションに受 け渡したトランスファバーは、搬送方向駆動機構で後退され、初期位置に戻され 、以下同様な動作を繰り返す。
【0014】 従って、搬送すべき加工ステーション間の距離(ピッチ)に見合った搬送ピッ チを有するトランスファバーによりワークを支持させれば、加工ステーション間 のピッチが異なるものであっても、ワークを順次加工ステーション毎に搬送して いくことができる。
【0015】 なお、本考案において、搬送ピッチは、最小搬送ピッチの必ずしも整数倍であ る必要はなく、しかも、異なる搬送ピッチは、2種以上の適宜な種類を設定可能 である。これらは、搬送方向駆動機構の搬送系列及び搬送ピッチを任意に設定す ることにより選択できる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図10に基づいて説明する。
【0017】 本実施例は、異なる2種の搬送ピッチを有する装置である。 図1には、本実施例に係る異種ピッチ搬送装置1における搬送方向駆動機構1 0の具体的構成と、直交方向駆動機構60及び制御手段70の概略構成とが示さ れている。
【0018】 図1並びに搬送方向駆動機構10の詳細構造を示す図2〜図6において、搬送 方向駆動機構10は、左右一対のサイドブラケット11,12及び1つの中間ブ ラケット13を備えている。一対のサイドブラケット11,12の上部間には、 一対のガイド軸14と1本の第1送りねじ軸15とが掛け渡されるとともに、一 方(左方)のサイドブラケット11の下部と中間ブラケット13との間には、一 対のガイド軸16と、1本の第2送りねじ軸17とが掛け渡されている。 この際、第2送りねじ軸17は、中間ブラケット13を貫通して右方のサイド ブラケット12まで延長されている。また、第2送りねじ軸17は、サイドブラ ケット11と中間ブラケット13との間のみがねじ部とされている。 上方の一対のガイド軸14には、ベアリング18を介して第1サドル21が、 下方の一対のガイド軸16には、ベアリング19を介して第2サドル22がそれ ぞれワーク搬送方向に移動自在に支持されている。第1サドル21の図1中、後 部側はボールナット23を介して第1送りねじ軸15に、第2サドル22の図1 中、後部側はボールナット24を介して第2送りねじ軸17にそれぞれ螺合され ている。これにより、各送りねじ軸15,17の回転に伴い、各サドル21,2 2はガイド軸14,16に沿ってワーク搬送方向に移動されるようになっている 。
【0019】 第1、第2送りねじ軸15,17の一端は、右方のサイドブラケット12から それぞれ突出され、これらの突出部には第1、第2出力ギヤ26,27がそれぞ れ固定されている。第1、第2出力ギヤ26,27には、サイドブラケット12 に回転自在に支持された中間ギヤ28を介して駆動ギヤ29が噛合されている。 これらの第1、第2出力ギヤ26,27、中間ギヤ28及び駆動ギヤ29により 、ギヤトレイン25が構成され、このギヤトレイン25はカバーで覆われてギヤ ボックス31が構成されている。
【0020】 駆動ギヤ29は、回転駆動源としてのサーボモータ32の出力軸にカップリン グ33(図3参照)を介して連結されている。これにより、サーボモータ32の 回転に伴い第1、第2送りねじ軸15,17は、ギヤトレイン25を介して同時 に回転されるようになっている。この際、本実施例では、第1出力ギヤ26と第 2出力ギヤ27との歯数比は1対1.5 とされ、かつ、第1送りねじ軸15と第2 送りねじ軸17とのリード比は1対2とされているため、第1送りねじ軸15に よる第1サドル21の搬送ピッチと第2送りねじ軸17による第2サドル22の 搬送ピッチとは、3対1とされている。 なお、サーボモータ32及びギヤボックス31により回転駆動機構30が構成 されており、この回転駆動機構30と、各ブラケット11〜13、ガイド軸14 ,16及び第1、第2送りねじ軸15,17とにより搬送方向駆動機構10が構 成されている。
【0021】 通常、第1、第2サドル21,22は、制御手段70に組み込まれたプログラ ムによりその移動距離すなわち搬送ピッチを規制されている。 しかし、機械的安全性のため、図2に示されるように、第1サドル21は、左 右のサイドブラケット11,12に設けられたストッパ34,35により、また 、第2サドル22は左方のサイドブラケット11及び中間ブラケット13にそれ ぞれ設けられたストッパ36,37により停止されるようにされている。
【0022】 第1、第2サドル21,22にはそれぞれワーク搬送方向と直交する方向に延 長された第1、第2ガイドレール38,39が設けられている。これらの第1、 第2ガイドレール38,39にはそれぞれ第1、第2移動体41,42が各4つ のローラ43,44を介してワーク搬送方向と直交する方向に移動可能に係合、 支持されている。 第1移動体41の下部には、2本の第1トランスファバー45が、第2移動体 42の上部には、1本の第2トランスファバー46がそれぞれ固定されている。 これらの第1、第2トランスファバー45,46は、ワーク搬送方向に延長され た長尺部材から構成されている。
【0023】 図4に示されるように、第2トランスファバー46は、2本の第1トランスフ ァバー45の中間に位置するとともに、第1、第2トランスファバー45,46 は同一高さ位置に配置されている。 第1、第2トランスファバー45,46には、後に詳述する直交方向駆動機構 60が係合、関与され、この直交方向駆動機構60の作動に伴い第1、第2トラ ンスファバー45,46がワーク搬送方向と直交する方向、すなわち、本実施例 では上下方向に移動するようになっている。
【0024】 直交方向駆動機構60と、搬送方向駆動機構10のサーボモータ32とは、制 御手段70にそれぞれ接続され、制御手段70によりその動作タイミングが制御 されている。
【0025】 直交方向駆動機構60は、図7〜図10に示されるように、第1、第2トラン スファバー45,46のそれぞれに下方から係合する3つのローラ61を一端に 回転自在に支持する一対の揺動アーム62を所定間隔を置いて複数対備え、この 揺動アーム62は、その途中を支軸63に回動自在に支持されている。揺動アー ム62の他端は、駆動バー64に回動自在に連結されている。この際、駆動バー 64には所定間隔毎に揺動アーム62の一端が連結され、長尺の第1、第2トラ ンスファバー45,46を全長に亘り同時に上下動させるようになっている。
【0026】 駆動バー64の一端には、駆動源としてのシリンダ65のピストンロッド66 が連結され、このシリンダ65は図示しないブラケットによりトラニオン形式で 揺動自在に機台(図示せず)に支持されている。従って、直交方向駆動機構60 は、ローラ61を有する揺動アーム62、駆動バー64及びシリンダ65を主構 成要素として構成され、シリンダ65の作動が制御手段70により制御されてい る。
【0027】 図8において、ワーク搬送方向すなわち水平方向に延長された第1、第2トラ ンスファバー45,46に沿って、所定ピッチ(ここで言うピッチは必ずしも同 一ピッチを意味しない)で所定数、例えば、3つの加工ステーション51,52 ,53が配置されている。加工ステーション51と52との間は、本実施例では 距離3Aとされ、加工ステーション52,53との間は、距離Aとされる。 なお、加工ステーションの数は、実際はもっと多数存在するが、説明の便宜上 3つとして説明する。
【0028】 各加工ステーション51,52,53に対向する位置において、ワーク搬送台 54,55,56がそれぞれ配置されている。これらのうち、両側のワーク搬送 台54,56は第1トランスファバー45に、中央のワーク搬送台55は第2ト ランスファバー46にそれぞれ連結されている。従って、両側のワーク搬送台5 4,56は第1のトランスファバー45と、中央のワーク搬送台55は第2トラ ンスファバー46と、それぞれ一緒に搬送方向及びこれと直交する方向に移動さ れることとなる。図8中、二点鎖線で示す符号100は、ワークである。
【0029】 なお、図2中、符号48は搬送方向駆動機構10の各ブラケット11〜13が 取り付けられる機台であり、符号49は左右のサイドブラケット11,12の上 端間を連結する上部連結板である。 また、第1、第2送りねじ軸15,17のねじの周囲において、第1サドル2 1と左右のサイドブラケット11,12との間、並びに、第2サドル22と左方 のサイドブラケット11及び中間ブラケット13との間には、それぞれ、図示し ないテレスコピックばねが必要に応じて介装され、各送りねじ軸15,17によ るサドル21,22の移送がバックラッシュ等を生ずることなく、スムースに行 われるようになっている。この際、テレスコピックばねとは、外観を円錐状にさ れた板ばね(竹の子ばね)であるが、実施に当たっては必ずしもテレスコピック ばねである必要はない。しかし、テレスコピックばねとすれば、縮小時の全長を 短くできるという利点がある。
【0030】 次に、本実施例の作用について説明する。 ワーク100の搬送動作は、制御手段70により、搬送方向駆動機構10のサ ーボモータ32及び直交方向駆動機構60のシリンダ65を適宜に制御すること により行われる。 動作開始に当り、第1、第2サドル21,22は図1中、矢印Lで示す左方に 移動されて図1,2中、実線で示す状態に位置され、かつ、直交方向駆動機構6 0のシリンダ65のピストンロッド66が没入する方向に駆動され、駆動バー6 4が図7中、矢印Lで示す右方に移動されて揺動アーム62が図7中、反時計方 向に回動され、揺動アーム62に支持された第1、第2トランスファバー45, 46が図4中、矢印Dで示す下方に移動されて、図4中、二点鎖線で示す状態に 位置されている。
【0031】 次いで、シリンダ65はピストンロッド66が突出方向に駆動され、駆動バー 64を図7中、矢印Rで示す左方に移動させ、揺動アーム62を時計方向に回動 させて第1、第2トランスファバー45,46を矢印Uで示す上方に移動し、図 4中、実線で示す状態に位置させる。
【0032】 この第1、第2トランスファバー45,46の上昇に伴い、各加工ステーショ ン51,52,53上に支持されていたワーク100は、それぞれワーク搬送台 54,55,56上に移載される。 第1、第2トランスファバー45,46の上下動時には、第1、第2トランス ファバー45,46が支持される第1、第2移動体41,42は、ローラ43, 44の作用により、第1、第2ガイドレール38,39に沿ってスムースに移動 する。
【0033】 各ワーク100が各ワーク搬送台54〜56上に移載され、この状態が制御手 段70のプログラム、もしくは、図示しないリミットスイッチ、近接スイッチ等 のセンサにより検出されると、第1、第2トランスファバー45,46の上昇位 置が維持されたまま、サーボモータ32が駆動されて第1、第2送りねじ軸15 ,17が同時に回転される。この回転に伴い、第1、第2サドル21,22は、 図1,2中、矢印Rで示される右方へと移動される。この際、ギヤトレイン25 の歯車比及び第1、第2送りねじ軸15,17のリード差により、第1サドル2 1は第2サドル22の3倍移動し、図2中それぞれ二点鎖線で示す位置へと移動 される。
【0034】 従って、第1、第2サドル21,22にそれぞれ第1、第2ガイドレール38 ,39及び移動体41,42を介して連結された第1、第2トランスファバー4 5,46も3対1の移動量で移動される。このため、第1トランスファバー45 に固定されたワーク搬送台54,56は距離3Aだけ移動し、ワーク搬送台54 は図8中、図示の位置から移動して中央の加工ステーション52の位置に位置し 、ワーク搬送台56は図示しない次の加工ステーションの位置に位置して停止さ れることとなる。一方、第2のトランスファバー46に接続された中央のワーク 搬送台55は、距離Aだけ移動して加工ステーション53の位置に位置して停止 される。
【0035】 この状態が制御手段70のプログラム、もしくは、図示しないセンサで検知さ れると、サーボモータ32は、その位置で停止され、この状態のまま、シリンダ 65はピストンロッド66が没入する方向に駆動され、駆動バー64が矢印R方 向に移動される。これにより、揺動アーム62が反時計方向に回動され、第1、 第2トランスファバー45,46は同時に下降する。このため、各ワーク搬送台 54,55,56上に載置されたワーク100は、それぞれ加工ステーション5 2,53及び図示しない次の加工ステーション上に移載されて同じく図示しない ワークロック手段でロックされ、次の加工に備えられる。
【0036】 次に、第1、第2トランスファバー45,46の下降が終了し、制御手段70 のプログラム、もしくは、図示しないセンサでこの状態が検知されると、シリン ダ65はその状態を維持したまま、サーボモータ32が前述とは逆方向に回転さ れ、第1、第2サドル21,22は図2中、二点鎖線で示す位置から矢印L方向 に移動し、実線で示す初期状態へと復帰する。
【0037】 以下、前述と同様な動作を繰り返すことにより、ワーク100は、距離3Aま たはAづつ移動され、順次、次の加工ステーションへと移送されて所定の加工が なされることとなる。
【0038】 前述のような本実施例によれば、次のような効果がある。 すなわち、1台の装置により、ワーク100を異なるピッチで移送できるため 、大きなピッチで設置された加工ステーション51,52間にも何らアイドルス テーションを設ける必要がなく、無駄のない加工ラインのレイアウトができ、不 要な在庫や不良品を作ることがないという効果がある。 しかも、第1、第2サドル21,22は1つのサーボモータ32で駆動される ため、装置を簡易かつ小型に製作でき、安価に提供できるという効果もある。
【0039】 また、第1、第2サドル21,22の移送量の差をギヤトレイン25の歯数差 と送りねじ軸15,17のリード差とにより形成したから、小さなギヤボックス 31とでき、この点からも装置を小型化できる。 更に、第1トランスファバー45を2本とし、第2トランスファバー46を1 本として、この第2トランスファバー46を2本の第1トランスファバー45の 中央に配置したから、各ワーク搬送台54〜56を両端若しくは中央でバランス 良く支持でき、大重量のワーク100であってもスムースに移送できるという効 果もある。
【0040】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の目的を達成で きる範囲での改良、変形等は、本考案に含まれるものである。
【0041】 例えば、本考案による異種ピッチ搬送装置により、ワーク100を搬送するピ ッチは、前記実施例のように2種に限らず、3種以上のピッチでもよく、この場 合は、送りねじ軸からトランスファバーに至る系統を必要なピッチ数だけ設けれ ばよい。
【0042】 図11には、4種の搬送ピッチで送る場合におけるワーク搬送台部分の例が示 されている。 図11において、左右両側には、搬送台ガイド81,82が設けられるととも に、これらの搬送台ガイド81,82間には、異なる移動量で進退される4本の トランスファバー83〜86が配置されている。 各トランスファバー83〜86には、それぞれワーク搬送台91〜94がその 一部で連結され、これらのワーク搬送台91〜94の両端は、それぞれ搬送台ガ イド81,82に摺動自在に支持されている。この際、搬送台ガイド81,82 は、トランスファバー83〜86と一緒に上下動し、かつ、搬送方向には、移動 しないようにされている。但し、搬送台ガイド81,82が搬送方向に移動して も、動作上は差し支えない。 このような構成において、所定のワーク搬送台91〜94によりワークを搬送 するようにすれば、当該ワーク搬送台91〜94が連結されたトランスファバー 83〜86の移動量に従って異なる4種の搬送ピッチでワークを搬送できる。
【0043】 また、前記実施例では、ワーク搬送方向は水平方向、直交方向は上下方向とし て説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、ワーク搬送方向が上下 方向、直交方向が水平面内の一方向でもよく、更には搬送方向が水平方向の一方 向で、直交方向が水平面内のこれと直交する方向であってもよい。
【0044】 更に、トランスファバー45,46,83〜86によるワーク100の搬送は 、ワーク搬送台54〜56,91〜94によるものに限らず、図12に示される ように、トランスファバー96に設けられた起伏あるいは突没可能な一対の係止 爪97,98、あるいはトランスファバー45,46,83〜86と一緒に移動 する図示しない把持手段等他の手段でもよい。
【0045】 また、搬送方向駆動機構10及び直交方向駆動機構60の駆動手段は、サーボ モータ32、ギヤトレイン25、第1、第2送りねじ軸15,17、または、シ リンダ65及び揺動アーム62等によるものに限らず、他の構成でもよい。例え ば、搬送方向駆動機構10をシリンダまたはラック・ピニオン等で構成し、直交 方向駆動機構60をサーボモータまたはラック・ピニオン等で構成してもよい。
【0046】
【考案の効果】
前述のように本考案によれば、加工ラインにおける不要なアイドルステーショ ンを無くし、無駄のない加工ラインのレイアウトができて、不要な在庫及び不良 品を排除できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係る搬送方向駆動機構の正面図であ
る。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】本実施例に係る直交方向駆動機構の正面図であ
る。
【図8】図7の要部の拡大斜視図である。
【図9】図7の要部の拡大正面図である。
【図10】図9のX−X線に沿った断面図である。
【図11】本考案の他の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図12】本考案の更に他の実施例を示す要部の正面図
である。
【図13】従来の加工ラインを示す説明図である。
【符号の説明】
1 異種ピッチ搬送装置 10 搬送方向駆動機構 15 第1送りねじ軸 17 第2送りねじ軸 21 第1サドル 22 第2サドル 25 ギヤトレイン 30 回転駆動機構 32 回転駆動源としてのサーボモータ 38 第1ガイドレール 39 第2ガイドレール 41 第1移動体 42 第2移動体 45 第1トランスファバー 46 第2トランスファバー 51〜53 加工ステーション 54〜56 ワーク搬送台 60 直交方向駆動機構 70 制御手段 83〜86 トランスファバー 91〜94 ワーク搬送台 96 トランスファバー 100 ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 孝太郎 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送方向に移動可能に設けられた
    複数のサドルと、 これらの各サドルをそれぞれ異なる搬送ピッチで駆動す
    る搬送方向駆動機構と、 前記各サドルにそれぞれワーク搬送方向と直交する方向
    に移動可能に支持された複数の移動体と、 これらの各移動体にそれぞれ連結されるとともにワーク
    搬送方向に延長され、ワークを支持搬送する長尺の複数
    本のトランスファバーと、 これらのトランスファバーをワーク搬送方向と直交する
    方向に駆動する直交方向駆動機構と、 この直交方向駆動機構と前記搬送方向駆動機構との動作
    タイミングを制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする異種ピッチ搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の異種ピッチ搬送装置に
    おいて、前記搬送方向駆動機構は、各サドルにそれぞれ
    係合されるとともに各サドルを異なる搬送距離で送る複
    数本の送りねじ軸と、これらの送りねじ軸を同時に回転
    駆動する回転駆動機構とを含んで構成されたことを特徴
    とする異種ピッチ搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の異種ピッチ搬送装置に
    おいて、各サドルの搬送距離の相違は、送りねじ軸のリ
    ード角と、送りねじ軸を回転させるギヤ変速機の変速比
    との組合せにより構成されることを特徴とする異種ピッ
    チ搬送装置。
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