JPH0664946B2 - 電導性物質形成性透明母液 - Google Patents
電導性物質形成性透明母液Info
- Publication number
- JPH0664946B2 JPH0664946B2 JP9687786A JP9687786A JPH0664946B2 JP H0664946 B2 JPH0664946 B2 JP H0664946B2 JP 9687786 A JP9687786 A JP 9687786A JP 9687786 A JP9687786 A JP 9687786A JP H0664946 B2 JPH0664946 B2 JP H0664946B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mother liquor
- conductive substance
- lead
- transparent mother
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電導性物質を利用できる種々のデバイスへ、
塗布等の方法で応用できる、電導性物質を形成できる透
明な母液に関するものである。
塗布等の方法で応用できる、電導性物質を形成できる透
明な母液に関するものである。
従来の技術 従来から電導性物質は、溶媒に不溶であるか、または極
めて低濃度の溶解度しか有しないため、電導性物質の溶
液をデバイスに応用する場合には、塗布回数を多くせね
ばならず、そしてそのための乾燥回数も多くなるため、
基材が劣化するという問題がある。また、テトラシアノ
キノジメタンとキノリンの塩のような低分子化合物の溶
液から低温にして得られる電導性物質においても、溶液
の濃度は極めて低いため、前記と同様な問題がある。さ
らに、従来の方法で得られる電導性物質の溶液は、多く
の場合、黒色に着色しているため、デバイス上に付着す
る電導性物質の形態を観察することができず不都合であ
った。
めて低濃度の溶解度しか有しないため、電導性物質の溶
液をデバイスに応用する場合には、塗布回数を多くせね
ばならず、そしてそのための乾燥回数も多くなるため、
基材が劣化するという問題がある。また、テトラシアノ
キノジメタンとキノリンの塩のような低分子化合物の溶
液から低温にして得られる電導性物質においても、溶液
の濃度は極めて低いため、前記と同様な問題がある。さ
らに、従来の方法で得られる電導性物質の溶液は、多く
の場合、黒色に着色しているため、デバイス上に付着す
る電導性物質の形態を観察することができず不都合であ
った。
このような欠点を解決するために、本発明者等は、先に
極めて濃度の高い鉛イオンと過硫酸イオンを含んだ電導
性物質形成性透明母液を提案した(特願昭60-193186
号)。しかしながら、この電導性物質形成性透明母液
は、室温での安定性が数分間しかなく、必ずしも十分満
足すべき安定性を有していなかった。
極めて濃度の高い鉛イオンと過硫酸イオンを含んだ電導
性物質形成性透明母液を提案した(特願昭60-193186
号)。しかしながら、この電導性物質形成性透明母液
は、室温での安定性が数分間しかなく、必ずしも十分満
足すべき安定性を有していなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上述した従来の欠点を解決し、室温で
長時間安定であり、しかも無色透明な電導性物質形成性
透明母液を提供することにある。
長時間安定であり、しかも無色透明な電導性物質形成性
透明母液を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、上記従来技術の欠点を解決すべく鋭意研
究した結果、鉛イオンに対する過硫酸イオンのモル比を
特定の範囲内にすれば、安定性の極めて向上した電導性
物質形成性透明母液が得られることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
究した結果、鉛イオンに対する過硫酸イオンのモル比を
特定の範囲内にすれば、安定性の極めて向上した電導性
物質形成性透明母液が得られることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
即ち、本発明に従えば、電導性物質を化学的に析出させ
る反応母液が、0.1モル/から飽和溶解度を与える濃
度範囲にある鉛イオンと該鉛イオンに対するモル比が0.
05以上0.5未満の範囲にある過硫酸イオンを含んだ水溶
液であることを特徴とする電導性物質形成性透明母液が
提供される。
る反応母液が、0.1モル/から飽和溶解度を与える濃
度範囲にある鉛イオンと該鉛イオンに対するモル比が0.
05以上0.5未満の範囲にある過硫酸イオンを含んだ水溶
液であることを特徴とする電導性物質形成性透明母液が
提供される。
本発明において使用される鉛イオン種および過硫酸イオ
ン種を与える化合物には特に制限はなく、鉛イオン種を
与える化合物の代表例としては、例えばクエン酸鉛、酢
酸鉛、塩基性酢酸鉛、塩化鉛、臭化鉛、過塩素酸鉛、塩
素酸鉛、リードサルファメイト、六フッ化ケイ素鉛、臭
素酸鉛、ホウフッ化鉛、酢酸鉛水和物、硝酸鉛等があげ
られる。一方、過硫酸イオン種を与える化合物の代表例
としては、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ、過
硫酸ナトリウム等があげられる。これらの鉛イオン種お
よび過硫酸イオン種を与える化合物は、それぞれを二種
以上混合して使用してもよい。
ン種を与える化合物には特に制限はなく、鉛イオン種を
与える化合物の代表例としては、例えばクエン酸鉛、酢
酸鉛、塩基性酢酸鉛、塩化鉛、臭化鉛、過塩素酸鉛、塩
素酸鉛、リードサルファメイト、六フッ化ケイ素鉛、臭
素酸鉛、ホウフッ化鉛、酢酸鉛水和物、硝酸鉛等があげ
られる。一方、過硫酸イオン種を与える化合物の代表例
としては、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ、過
硫酸ナトリウム等があげられる。これらの鉛イオン種お
よび過硫酸イオン種を与える化合物は、それぞれを二種
以上混合して使用してもよい。
母液中の鉛イオン濃度は、0.1モル/から飽和溶解度
を与える濃度まで、好ましくは0.5モル/から飽和溶
解度を与える濃度範囲までである。鉛イオンの濃度が0.
1モル/より低い場合には、母液中の鉛イオン濃度が
薄すぎるため基材への塗布回数を多くしなければならな
いという難点がある。また、鉛イオンの濃度が飽和溶解
度を与える濃度を越える場合には、増量添加によるメリ
ットは認められない。一方、母液中の過硫酸イオン濃度
は、鉛イオンに対してモル比で0.05以上0.5未満の範囲
内である。過硫酸イオンの濃度が鉛イオンに対してモル
比で0.5以上であると、母液の安定性が数分間しかな
く、導電性物質の沈澱が析出してくるため好ましくな
い。また、過硫酸イオンの濃度が鉛イオンに対してモル
比で0.05より少ない場合は、母液の安定性は良好である
が、電導性物質の析出量が少なくなるので好ましくな
い。
を与える濃度まで、好ましくは0.5モル/から飽和溶
解度を与える濃度範囲までである。鉛イオンの濃度が0.
1モル/より低い場合には、母液中の鉛イオン濃度が
薄すぎるため基材への塗布回数を多くしなければならな
いという難点がある。また、鉛イオンの濃度が飽和溶解
度を与える濃度を越える場合には、増量添加によるメリ
ットは認められない。一方、母液中の過硫酸イオン濃度
は、鉛イオンに対してモル比で0.05以上0.5未満の範囲
内である。過硫酸イオンの濃度が鉛イオンに対してモル
比で0.5以上であると、母液の安定性が数分間しかな
く、導電性物質の沈澱が析出してくるため好ましくな
い。また、過硫酸イオンの濃度が鉛イオンに対してモル
比で0.05より少ない場合は、母液の安定性は良好である
が、電導性物質の析出量が少なくなるので好ましくな
い。
本発明の電導性物質形成性透明母液は、鉛イオン種を与
える化合物と過硫酸イオン種を与える化合物を同時に水
に溶解させて使用してもよく、または予め鉛イオン種を
与える化合物と過硫酸イオン種を与える化合物の水溶液
をそれぞれ別個に調製しておいて使用直前に混合して使
用してもよい。
える化合物と過硫酸イオン種を与える化合物を同時に水
に溶解させて使用してもよく、または予め鉛イオン種を
与える化合物と過硫酸イオン種を与える化合物の水溶液
をそれぞれ別個に調製しておいて使用直前に混合して使
用してもよい。
本発明の透明母液は、室温で数時間から数日間安定であ
るため、例えばデバイスへ応用する場合、極めて利用価
値が高い。本発明の透明母液から電導性物質を析出する
には、室温でもよいが、析出を容易にするためには加温
することが好ましい。また、本発明の電導性物質形成性
透明母液は、他の物質、例えばポリビニルアルコール等
の水溶性ポリマーと混合して使用してもよい。
るため、例えばデバイスへ応用する場合、極めて利用価
値が高い。本発明の透明母液から電導性物質を析出する
には、室温でもよいが、析出を容易にするためには加温
することが好ましい。また、本発明の電導性物質形成性
透明母液は、他の物質、例えばポリビニルアルコール等
の水溶性ポリマーと混合して使用してもよい。
発明の効果 本発明の電導性物質形成性透明母液は、室温で極めて長
時間安定であり、しかも無色透明であるため透明母液か
ら析出する電導性物質の形態を観察できる。また、生成
する電導性物質の電導度が10-2から3×100S・cm-1で
あるため、種々のデバイスに応用可能である。
時間安定であり、しかも無色透明であるため透明母液か
ら析出する電導性物質の形態を観察できる。また、生成
する電導性物質の電導度が10-2から3×100S・cm-1で
あるため、種々のデバイスに応用可能である。
実施例 以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 酢酸鉛三水和物の濃度が1.5モル/の水溶液と、酢酸
鉛三水和物に対してモル比で0.2倍の過硫酸アンモニウ
ムの水溶液を混合して電導性物質形成性透明母液を調製
した。この母液は、室温で1時間放置しても安定であっ
た。次いで、この母液をガラス基板上に塗布し、80℃に
加温して電導性物質をガラス基板上に析出させた後、水
洗して120℃で1時間減圧乾燥を行なった。生成した電
導性物質層の電導度は、2×10-1S・cm-1であった。
鉛三水和物に対してモル比で0.2倍の過硫酸アンモニウ
ムの水溶液を混合して電導性物質形成性透明母液を調製
した。この母液は、室温で1時間放置しても安定であっ
た。次いで、この母液をガラス基板上に塗布し、80℃に
加温して電導性物質をガラス基板上に析出させた後、水
洗して120℃で1時間減圧乾燥を行なった。生成した電
導性物質層の電導度は、2×10-1S・cm-1であった。
実施例2 塩素酸鉛の濃度が1.0モル/の水溶液と、塩素酸鉛に
対してモル比で0.13倍の過硫酸カリの水溶液を混合して
電導性物質形成性透明母液を調製した。この母液は、室
温で1時間放置しても安定であった。この母液を実施例
1と同様にしてガラス基板上に塗布し、80℃に加温して
電導性物質を析出させた後、水洗して120℃で1時間減
圧乾燥した。生成した電導性物質層の電導度は、8×10
-1S・cm-1であった。
対してモル比で0.13倍の過硫酸カリの水溶液を混合して
電導性物質形成性透明母液を調製した。この母液は、室
温で1時間放置しても安定であった。この母液を実施例
1と同様にしてガラス基板上に塗布し、80℃に加温して
電導性物質を析出させた後、水洗して120℃で1時間減
圧乾燥した。生成した電導性物質層の電導度は、8×10
-1S・cm-1であった。
比較例1 実施例1で過硫酸アンモニウムの量を酢酸鉛三水和物に
対してモル比で0.8倍にした以外は実施例1と同様にし
て母液を調製したが、3分以内に沈澱が析出し、母液の
安定性が不充分であることが確認した。
対してモル比で0.8倍にした以外は実施例1と同様にし
て母液を調製したが、3分以内に沈澱が析出し、母液の
安定性が不充分であることが確認した。
Claims (1)
- 【請求項1】電導性物質を化学的に析出させる反応母液
が、0.1モル/から飽和溶解度を与える濃度範囲にあ
る鉛イオンと該鉛イオンに対するモル比が0.05以上0.5
未満の範囲にある過硫酸イオンを含んだ水溶液であるこ
とを特徴とする電導性物質形成性透明母液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9687786A JPH0664946B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 電導性物質形成性透明母液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9687786A JPH0664946B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 電導性物質形成性透明母液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62254301A JPS62254301A (ja) | 1987-11-06 |
| JPH0664946B2 true JPH0664946B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=14176646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9687786A Expired - Lifetime JPH0664946B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 電導性物質形成性透明母液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664946B2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP9687786A patent/JPH0664946B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62254301A (ja) | 1987-11-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE3544957C2 (ja) | ||
| JPH0564970B2 (ja) | ||
| JP4113938B2 (ja) | 酸化タングステンの製造方法 | |
| US4427267A (en) | Metal diphthalocyanine electrochromic displays and electrolytes therefor | |
| CN109148737A (zh) | 前驱体、钙钛矿材料的制备方法、太阳能电池以及提高钙钛矿前驱体稳定性的方法 | |
| US4061588A (en) | Catalyst composition and method of preparation | |
| JPH0664946B2 (ja) | 電導性物質形成性透明母液 | |
| Gong et al. | Preparation of polymeric metal‐tetracyanoquinodimethane film and its bistable switching | |
| US4720393A (en) | Method of manufacturing a layer with electrical conductivity | |
| JPS6021553B2 (ja) | 白色導電性被覆粉末およびその製造法 | |
| JPH0250992B2 (ja) | ||
| JPH0694373B2 (ja) | 電導性物質形成性透明母液 | |
| US4131334A (en) | Light polarizing materials, suspensions thereof, and process for manufacturing such suspensions | |
| JPH071644B2 (ja) | 電導性物質形成性透明母液 | |
| Van Tassel et al. | The Chemistry of the Solvated Metal Chelates. IV. 8-Quinolinol Chelates of Scandium (III), Thorium (IV) and Uranium (VI) 1-3 | |
| US3547818A (en) | Alcoholic ionic compositions containing a metal selected from hg (ii),cu (ii),ag (i),cd (ii),ni (ii),zn (ii),and co (ii) | |
| GB1528221A (en) | Process for manufacturing enamels of polyester-polyimide resins particularly for coating electrical conductors | |
| Lingane | Chronopotentiometric study of the redox characteristics of PtCl62− and PtCl42− at a platinum electrode | |
| Kutner et al. | Electrode reactions of nickel (II) at mercury electrodes in aqueous solutions of azides | |
| JP2759470B2 (ja) | 錫酸ゾル及びその製造方法 | |
| Saito | Precipitation of some nonionic polymers by octylammonium thiocyanate | |
| US3594207A (en) | Cathode ray tube manufacture | |
| Triaca et al. | Electrochemical oxidation of iodide dissolved in sodium-nitrate-potassium-nitrate eutectic melt on a platinum rotating disk electrode | |
| JPS61168625A (ja) | ポリトリフエニルアミンの製膜方法 | |
| JPH036288A (ja) | イリジウム酸化物電析膜 |