JPH0664960B2 - 耐弧金属付接触子 - Google Patents
耐弧金属付接触子Info
- Publication number
- JPH0664960B2 JPH0664960B2 JP60252579A JP25257985A JPH0664960B2 JP H0664960 B2 JPH0664960 B2 JP H0664960B2 JP 60252579 A JP60252579 A JP 60252579A JP 25257985 A JP25257985 A JP 25257985A JP H0664960 B2 JPH0664960 B2 JP H0664960B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力用開閉装置の遮断器に使用する接触子の改
良に関する。
良に関する。
〔従来の技術〕 第2図はこの種遮断器としてパッファ形ガス遮断器の一
例を示し、1は絶縁ガスを充填し密封された消弧室筒、
2は小孔2aを有する取付台、3は固定側コンタクトで
投入時の衝撃吸収用のバネ4を備え、かつ摺動コンタク
ト5により上部導体6に接続されている。7は外部の操
作器から絶縁棒(いずれも図示せず)を介して消弧室筒
1内に気密かつ摺動可能に導入された導電棒で、小孔8
aと逆止弁8bおよびノズル9を備えた可動ピストン8
を上部に、また先端に可動側コンタクト10をそれぞれ
取付け、かつ摺動コンタクトにより下部導体(いずれも
図示せず)に接続された外部に導出されている。なお1
1は固定側コンタクト3,導電棒7および可動側コンタ
クト10を通じて軸方向に設けたガス通路、12は消弧
室筒1の内壁に取付けた固定ピストンである。
例を示し、1は絶縁ガスを充填し密封された消弧室筒、
2は小孔2aを有する取付台、3は固定側コンタクトで
投入時の衝撃吸収用のバネ4を備え、かつ摺動コンタク
ト5により上部導体6に接続されている。7は外部の操
作器から絶縁棒(いずれも図示せず)を介して消弧室筒
1内に気密かつ摺動可能に導入された導電棒で、小孔8
aと逆止弁8bおよびノズル9を備えた可動ピストン8
を上部に、また先端に可動側コンタクト10をそれぞれ
取付け、かつ摺動コンタクトにより下部導体(いずれも
図示せず)に接続された外部に導出されている。なお1
1は固定側コンタクト3,導電棒7および可動側コンタ
クト10を通じて軸方向に設けたガス通路、12は消弧
室筒1の内壁に取付けた固定ピストンである。
次に、これに使用される接触子の従来の構造の一例を第
3図に示す。ここで、21は耐弧金属よりなり相手方接
触子(図示せず)と接,離して回路の開閉を行なう接触
部、22は蝋付面、23はクロム銅よりなり接触子の先
端に設けた台金、24はガス通路である。
3図に示す。ここで、21は耐弧金属よりなり相手方接
触子(図示せず)と接,離して回路の開閉を行なう接触
部、22は蝋付面、23はクロム銅よりなり接触子の先
端に設けた台金、24はガス通路である。
すなわち、銅は高導電度ではあるが機械的強度が低いた
め、導電度が高く機械的強度も大きい銅−クローム合金
のクロム銅により台金23を形成し、その頭部に耐弧金
属よりなる接触部21を蝋付けしたものである。
め、導電度が高く機械的強度も大きい銅−クローム合金
のクロム銅により台金23を形成し、その頭部に耐弧金
属よりなる接触部21を蝋付けしたものである。
なお、蝋付面22は蝋付面積を広くするため、かつ後述
するようにクロム銅は熱膨張係数が耐弧金属よりはるか
に大きいため蝋付後のクロム銅の熱収縮を考慮して、ク
ロム銅の先端が耐弧金属の外側になるようにテーパを付
け、下方に突出した円錐状に加工し、耐弧金属よりなる
接触部21をクロム銅よりなる台金23で締め付けるよ
うにされている。
するようにクロム銅は熱膨張係数が耐弧金属よりはるか
に大きいため蝋付後のクロム銅の熱収縮を考慮して、ク
ロム銅の先端が耐弧金属の外側になるようにテーパを付
け、下方に突出した円錐状に加工し、耐弧金属よりなる
接触部21をクロム銅よりなる台金23で締め付けるよ
うにされている。
ここで、耐弧金属はタングステン−銅合金よりなり熱膨
張係数は銅の1/3である。またクロム銅は蝋付時の温
度ではまだ軟化しないため、導電度の点から銅を用いた
場合、蝋付時に変形するおそれがあるとき銅の代用とし
て用いられる。すなわち蝋付前後の硬度は、 銅:HRF80→HRF45 クロム銅:HRF90→HRF89 のように変化し、銅は蝋付後に硬度がほぼ半減するのに
対し、クロム銅は蝋付後も十分な硬度を保つことによ
る。
張係数は銅の1/3である。またクロム銅は蝋付時の温
度ではまだ軟化しないため、導電度の点から銅を用いた
場合、蝋付時に変形するおそれがあるとき銅の代用とし
て用いられる。すなわち蝋付前後の硬度は、 銅:HRF80→HRF45 クロム銅:HRF90→HRF89 のように変化し、銅は蝋付後に硬度がほぼ半減するのに
対し、クロム銅は蝋付後も十分な硬度を保つことによ
る。
上記第3図のように耐弧金属とクロム銅とを蝋付,接合
した場合、蝋付温度でもクロム銅は硬度がわずか低下す
るのみで塑性域までには至らない。このため、熱膨張の
差によって台金(クロム銅)に発生する収縮応力が残っ
ており、この残留応力のため第4図に示すように、蝋付
面22の外周に隙間25が発生する。
した場合、蝋付温度でもクロム銅は硬度がわずか低下す
るのみで塑性域までには至らない。このため、熱膨張の
差によって台金(クロム銅)に発生する収縮応力が残っ
ており、この残留応力のため第4図に示すように、蝋付
面22の外周に隙間25が発生する。
遮断器を投入する場合、投入速度が高速であり、上記の
状態で遮断器が投入されると、相手方接触子との面接触
により接触面26に矢印で示すように大きな衝撃力Fが
加わる。このため多数回の開閉が行なわれると、耐弧金
属部分に上記の隙間25よりクラック27が入り、逐に
は耐弧金属よりなる接触部21が脱落し遮断能力が極め
て低下する等の事故を生じることになる。
状態で遮断器が投入されると、相手方接触子との面接触
により接触面26に矢印で示すように大きな衝撃力Fが
加わる。このため多数回の開閉が行なわれると、耐弧金
属部分に上記の隙間25よりクラック27が入り、逐に
は耐弧金属よりなる接触部21が脱落し遮断能力が極め
て低下する等の事故を生じることになる。
〔問題点を解決するための手段〕〕 本発明はこの欠点を解消するためになされたもので、耐
弧金属とクロム銅との間に銅よりなる中間層を設けてク
ロム銅の収縮応力を吸収させ、耐弧金属の割れを防止す
るようにする。この場合、銅は耐弧金属およびクロム銅
に対する蝋付特性の点や機械的強度等の点から最適なも
のである。
弧金属とクロム銅との間に銅よりなる中間層を設けてク
ロム銅の収縮応力を吸収させ、耐弧金属の割れを防止す
るようにする。この場合、銅は耐弧金属およびクロム銅
に対する蝋付特性の点や機械的強度等の点から最適なも
のである。
第1図(a)は本発明による接触子の実施例を示す断面
図、同(b)は正面図で、耐弧金属よりなる接触子部2
1と接触子先端のクロム銅の台金23との間に銅よりな
る中間層28を設け、接触部21との間を蝋付面22−
1により、また台金23との間を蝋付面22−2によ
り、それぞれ接合したものである。
図、同(b)は正面図で、耐弧金属よりなる接触子部2
1と接触子先端のクロム銅の台金23との間に銅よりな
る中間層28を設け、接触部21との間を蝋付面22−
1により、また台金23との間を蝋付面22−2によ
り、それぞれ接合したものである。
台金23の先端が外に開いた形のテーパ状とされ、中間
層28は下端が下に挟まった形のテーパ状とされ、両テ
ーパ状の部分がロー付接合されている。又、中間層28
の先端が外に開いた形のテーパ状とされ、耐弧金属の下
端が下に挟まった形のテーパ状とされ、両テーパ状の部
分がロー付接合されている。
層28は下端が下に挟まった形のテーパ状とされ、両テ
ーパ状の部分がロー付接合されている。又、中間層28
の先端が外に開いた形のテーパ状とされ、耐弧金属の下
端が下に挟まった形のテーパ状とされ、両テーパ状の部
分がロー付接合されている。
中間層28を構成する銅は台金23を構成するクロム銅
とは異なり、熱膨張率は同様であるが耐弧金属との蝋付
温度で軟化し塑性域に入る。よって、上記の構成とする
ことにより耐弧金属との熱膨張の差は中間層28により
吸収されてクロム銅の収縮応力は残留せず、従来の構造
における隙間25やクラック27が生じるおそれはな
い。また銅とクロム銅とは熱膨張係数が等しいため、当
然蝋付部22−2にクロム銅の収縮応力は生じない。
とは異なり、熱膨張率は同様であるが耐弧金属との蝋付
温度で軟化し塑性域に入る。よって、上記の構成とする
ことにより耐弧金属との熱膨張の差は中間層28により
吸収されてクロム銅の収縮応力は残留せず、従来の構造
における隙間25やクラック27が生じるおそれはな
い。また銅とクロム銅とは熱膨張係数が等しいため、当
然蝋付部22−2にクロム銅の収縮応力は生じない。
このため、遮断器の開閉が多数回行なわれ、そのたびに
相手方接触子との面接触による衝撃力が加わっても、耐
弧金属が割れる等のおそれは生じない。実験結果による
と、従来の構造の接触子では耐弧金属の割れが、1,000
回前後の開閉動作で生じたのに対し、本実施例の構造の
接触子では10,000回の開閉動作後でも異常は生じなかっ
た。
相手方接触子との面接触による衝撃力が加わっても、耐
弧金属が割れる等のおそれは生じない。実験結果による
と、従来の構造の接触子では耐弧金属の割れが、1,000
回前後の開閉動作で生じたのに対し、本実施例の構造の
接触子では10,000回の開閉動作後でも異常は生じなかっ
た。
以上説明したように、クロム銅よりなる台金に耐弧金属
よりなる接触部を蝋付,接合した構成の接触子におい
て、耐弧金属とクロム銅との間に銅よりなる中間層を設
け、テーパ状の部分をそれぞれ蝋付により接合すること
により、クロム銅と耐弧金属との熱膨張の差によりクロ
ム銅に発生する収縮応力を吸収し、耐弧金属の割れ等の
生じる欠点を解消することができる。
よりなる接触部を蝋付,接合した構成の接触子におい
て、耐弧金属とクロム銅との間に銅よりなる中間層を設
け、テーパ状の部分をそれぞれ蝋付により接合すること
により、クロム銅と耐弧金属との熱膨張の差によりクロ
ム銅に発生する収縮応力を吸収し、耐弧金属の割れ等の
生じる欠点を解消することができる。
なお本発明は固定側接触子,可動側接触子のいずれにも
適用できる。また上記実施例は軸方向にガス通路を設け
た筒状の接触子について説明したが、本発明はこれに限
定されることなく、クロム銅よりなる台金に耐弧金属よ
りなる接触部を蝋付し、相手方接触子に圧接し面接触に
より通電を行なうバット形接触子一般に適用することが
できる。
適用できる。また上記実施例は軸方向にガス通路を設け
た筒状の接触子について説明したが、本発明はこれに限
定されることなく、クロム銅よりなる台金に耐弧金属よ
りなる接触部を蝋付し、相手方接触子に圧接し面接触に
より通電を行なうバット形接触子一般に適用することが
できる。
第1図(a)および(b)は本発明の実施例による接触
子の断面図および正面図、第2図はこの種接触子を使用
する遮断器の一例を示す断面図、第3図は従来の接触子
を示す断面図、第4図は従来の接触子に隙間およびクラ
ックを生じた状態を示す断面図である。 21…接触部(耐弧金属)、23…台金(クロム銅)、
28…中間層(銅)。
子の断面図および正面図、第2図はこの種接触子を使用
する遮断器の一例を示す断面図、第3図は従来の接触子
を示す断面図、第4図は従来の接触子に隙間およびクラ
ックを生じた状態を示す断面図である。 21…接触部(耐弧金属)、23…台金(クロム銅)、
28…中間層(銅)。
Claims (1)
- 【請求項1】先端が外に開いた形のテーパ状としたクロ
ム銅より成る台金と、 この台金の前記テーパ状の部分に下端が狭まった形のテ
ーパ状とした部分がロー付接合された銅より成る中間層
と、 この中間層の先端が外に開いた形のテーパ状とした部分
に下端が狭まった形のテーパ状とした部分がロー付接合
された耐弧金属とより成ることを特徴とする耐弧金属付
接触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60252579A JPH0664960B2 (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | 耐弧金属付接触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60252579A JPH0664960B2 (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | 耐弧金属付接触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62113311A JPS62113311A (ja) | 1987-05-25 |
| JPH0664960B2 true JPH0664960B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=17239333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60252579A Expired - Fee Related JPH0664960B2 (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | 耐弧金属付接触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664960B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01283222A (ja) * | 1988-05-10 | 1989-11-14 | Tokai Kapuseru Kk | ピコスルフアートナトリウム軟カプセル剤 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5935320A (ja) * | 1982-08-23 | 1984-02-27 | 株式会社東芝 | 耐弧金属付接触子 |
-
1985
- 1985-11-11 JP JP60252579A patent/JPH0664960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62113311A (ja) | 1987-05-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |