JPH0665107B2 - 多芯ケーブルの布線装置 - Google Patents

多芯ケーブルの布線装置

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JPH0665107B2
JPH0665107B2 JP18237590A JP18237590A JPH0665107B2 JP H0665107 B2 JPH0665107 B2 JP H0665107B2 JP 18237590 A JP18237590 A JP 18237590A JP 18237590 A JP18237590 A JP 18237590A JP H0665107 B2 JPH0665107 B2 JP H0665107B2
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core
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wire
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晴夫 広川
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株式会社トータルサウンドスタック
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、多芯ケーブルの芯線を圧接コネクタに結線す
る際に、芯線を圧接治具に所定の間隔及び配列で保持さ
せるための多芯ケーブルの布線装置に関する。
「従来の技術」 近年、電子機器間の接続、例えばパソコンとプリンター
などの接続には、両端にコネクタを有する多芯ケーブル
が用いられている。このコネクタとしては、芯線をUコ
ンタクトに押し込むだけで結線が可能な圧接型コネクタ
が用いられているが、芯線の数が増加するのに伴って、
コネクタの本体の両面に多数のUコンタクトが配置され
た両面コネクタが用いられるようになってきた。
第8図には、多芯ケーブルの芯線を両面コネクタに接続
した構造の一例が示されている。図において、1は多芯
ケーブル、2は金属メッシュからなるシールド線、3は
それ自身絶縁被覆された芯線である。コネクタ4は、芯
線3を所定間隔で保持するための串歯状の保持溝5と、
個々の芯線3を所定の端子に接続するためのUコンタク
ト6とが、合成樹脂からなるフレーム7の両面に配設さ
れている。この列では、芯線3のビッチをできるだけ蜜
にして接続できるようにするため、Uコンタクト6は、
上下2列にして交互に配置されている。なお、8は、コ
ネクタ4に取付けられた芯線3を覆うように被せられる
押え板であり、被せられたときにUコンタクト6が突出
する透孔9が多数形成されている。
このような両面コネクタに多芯ケーブルの芯線を接続す
るには、芯線を所定間隔で保持する串歯状の保持溝と、
芯線をコネクタのUコンタクトに押付けるための圧接刃
とを有する治具に、芯線を所定の配列で取付け、この治
具を両面コネクタのUコンタクトを有する面に押付け
て、個々の芯線を対応するUコンタクトに押し込むこと
によって行なわれている。また、芯線を串歯状の保持溝
を有するプロテクタ(絶縁カバー)に所定の配列で取付
けた後、このプロテクタを両面コネクタのUコンタクト
を有する面に押付けて、個々の芯線の接続とプロテクタ
の取付けとを同時に行なう方法も採用されている。
いずれにしても、芯線を両面コネクタに結線させる前
に、圧接治具の布線面に所定の間隔及び配列で保持させ
る必要がある。このような布線装置としては、装置フレ
ーム内部に圧接治具を保持して移動させる機構を設け、
装置フレーム上面に芯線を所定位置に落すガイド溝を設
け、上記圧接治具を移動させてその布線面の所定箇所が
上記ガイド溝の下方に位置するように位置決めし、その
状態で芯線をガイド溝を通して下方に押し下げることに
より、芯線を圧接治具の所定箇所に保持させる構造のも
のが採用されている。
この場合、多芯ケーブルの一方の端部の芯線を予めコネ
クタにランダムに接続しておき、このコネクタを芯線の
位置検出装置に接続して他方の端部の芯線の布線を行な
う。すなわち、他方の端部の芯線を一本ずつ手でピック
アップし、位置検出装置との間で人体を通して微弱な電
流を流し、その芯線の圧接治具の布線面に配置されるべ
き位置を検出する。この信号に基づいて、圧接治具を移
動させて布線面の所定箇所をガイド溝の下方に正確に位
置させる。この状態で、芯線をガイド溝を通して下方に
押し込むことにより、圧接治具の布線面のその芯線が配
置されるべき箇所に布線がなされるようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の多芯ケーブルの布線装置で
は、多芯ケーブルの芯線の束から芯線を一本ずつ手でピ
ックアップし、位置検出装置との間で人体を通して微弱
な電流を流し、その芯線の圧接治具の布線面に配置され
るべき位置を検出するようにしているので、布線作業を
全自動化して生産効率を高めることが困難であり、ま
た、人体を通して通電するため位置検出ミスが生じて不
良品の発生数が多いという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、布線作業を自動化しやす
くして生産効率を高めることができ、芯線の位置検出精
度を高めて不良品の発生を防止できるようにした多芯ケ
ーブルの布線装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明は、 多芯ケーブルの芯線を圧接治具の布線面に所定の間隔及
び配列で保持させる多芯ケーブルの布線装置において、 装置フレーム内部に、圧接治具のホルダと、このホルダ
の移動機構とが設けられ、 装置フレーム上面に、下方に配置された圧接治具の所定
の位置に芯線を導くガイド溝と、このガイド溝近傍にお
いて芯線を一本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられ
ており、 前記芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして
狭持するガイド板と、 このガイド板にスライド可能に装着され、前記ガイド板
の端部に向けて芯線を押す第1プッシャと、 前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺接面に1本
の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板から押し出
される芯線を、前記段部に係合させて方向を変えて押し
出す第2プッシャと、 この第2プッシャの移動経路側方に配置され、前記第2
プッシャとの間に芯線を保持する絶縁部材と、 この絶縁部材の芯線と接触する部分に取付けられ、前記
芯線の絶縁被覆を切って通電を行なう通電刃とを備えて
いることを特徴とする。
本発明の好ましい態様においては、前記第2プッシャと
前記絶縁部材との間に保持された芯線を開閉自在に把持
するクランプと、このクランプを移動させて芯線を前記
ガイド溝に挿入するクランプ移動機構とが設けられてい
る。
「作用」 本発明の布線装置においては、芯線は予めガイド板に狭
持されて一列に配列される。そして、ガイド板に沿って
移動する第1プッシャが芯線をガイド板の端部に向けて
押す。この場合、ガイド板の端部に第2プッシャが摺接
しているので、芯線はそのままでは押し出されず、第2
プッシャが作動したときにその摺接面に形成された段部
に引掛かって一本ずつ押し出される。
第2プッシャの移動方向側方には、絶縁部材が設置され
ており、芯線は、第2プッシャと絶縁部材との間に保持
される。このとき同時に、絶縁部材に取付けられた通電
刃が芯線の絶縁被覆を切って内部導線に接触し、多芯ケ
ーブルの他端が接続されている位置検出装置との間で芯
線に通電を行なう。そして、位置検出装置が、その芯線
が保持されるべき圧接治具の布線面上の位置を検出し、
圧接治具の移動機構に信号を送って、圧接治具の布線面
の対応する位置がガイド溝の真下に位置するように、圧
接治具を移動させる。
その後、第2プッシャと絶縁部材との間に保持された芯
線をガイド溝を通して下方に押し込むことにより、圧接
治具の布線面の対応する位置に正確に芯線を保持させる
ことができる。このような操作を繰り返すことにより、
多芯ケーブルの芯線を圧接治具の布線面に所定の間隔及
び配列で保持させることができ、その後、圧接治具をコ
ネクタに押し付けることによってコネクタへの結線がな
される。
このように、本発明によれば、多芯ケーブルの芯線を一
本ずつ所定の位置に供給することができ、芯線のハンド
リングが容易となるので、例えばクランプで芯線を把持
してガイド溝に押し下げるようにすれば、布線作業を全
自動化することができる。また、位置検出装置との間の
通電は、人体を通すことなく、通電刃によって直接芯線
に通電するので、位置検出ミスが生じることは殆どなく
なり、不良品の発生を大幅に低減できる。
「実施例」 第4図及び第5図には、多芯ケーブル1の芯線3を両面
コネクタに圧接するため、芯線3を所定の間隔及び配列
で保持する圧接治具の一例が示されている。
この圧接治具11は、中央部に多芯ケーブルの芯線を挿
通させるための切欠き12が形成された全体としてU字
形の基板13を有している。この基板13の対向する辺
部に沿って細長い一対の保持部材14がそれぞれ取付け
られている。この保持部材14は、断面コ字状に形成さ
れた外枠部材15と、この外枠部材15の中央部の溝に
配置された圧接部材16とで構成されている。そして、
外枠部材15の両端部を一対の軸19によって基板13
上にて回動自在に支持されている。
外枠部材15には、芯線を所定の間隔で保持するための
串歯状の保持溝17が形成されている。また、圧接部材
16には、芯線を両面コネクタの対応するUコンタクト
に押し込むための多数の圧接刃18が形成されている。
保持部材14における外枠部材15の保持溝17及び圧
接部材16の圧接刃18が形成された面が、本発明にお
ける布線面(芯線を所定の配列で保持させる面)を構成
している。そして、保持部材14は、上記布線面が上方
を向いた状態と、内方を向いた状態との間で、軸19を
介して回動可能となっている。
一対の圧接部材16の背面側には、この例の場合、それ
ぞれ2つずつのピン20が突設され、これらのピン20
は、外枠部材15の背面を貫通して後方に延出されてい
る。更に、ピン20の頭部20aと外枠部材15の背面
との間にスプリング21が装着されている。このスプリ
ング21によって、圧接部材16は、常時は外枠部材1
5の底部に当接するように、すなわち、外枠部材15の
内部に引っ込むように付勢されている。また、保持部材
14の回動を妨げないように、基板13のピン20が設
けられた部分には、透孔22が形成されている。
この圧接治具11の使用に際しては、芯線保持部材14
の布線面を上方に向けた状態で、後述する本発明の布線
装置により、多芯ケーブルの芯線を上記布線面に所定の
配列及び間隔で保持させる。この状態で、圧接治具11
の芯線保持部材14を回動させ、それらの布線面を互い
に内側に向ける。次に、両面コネクタを一対の芯線保持
部材14の間に挿入する。そして、図示しないプレス装
置によって圧接治具11のピン20を内側に押し込み、
圧接部材16を内側に押す。その結果、圧接治具11の
芯線保持部材14の布線面に保持された個々の芯線が、
圧接部材16の圧接刃18によって、両面コネクタの対
応するUコンタクトに押し込まれて結線がなされる。
第6図及び第7図には、本発明による布線装置で用いら
れる芯線供給ガイト治具の一例が示されている。
すなわち、芯線供給ガイド治具31は、比較的長尺な板
材からなる一対のガイド板32を有しており、これらの
ガイド板32は、それらの一端をヒンジ機構によって開
閉自在に連結されている。ガイド板32の一辺には、外
側角部をL字状に切り欠いた段部32aが形成されてい
る。
この芯線供給ガイド治具31には、第1プッシャ35が
取付けられる。この第1プッシャ35は、角柱状のブロ
ック36と、このブロック36の両側に取付けられた一
対の押え板37と、ブロック36の中央部にリブ状に突
設された押し刃38と、ブロック36の一端に形成され
た蟻溝39とで構成されている。この場合、押し刃38
の厚さは、多芯ケーブルの芯線の径とほぼ同じにされて
いる。
多芯ケーブルの芯線は、ローラ等で平らにならして一列
に並列した状態とした後、上記一対のガイド板32に挟
む。そして、第7図に示すように、このガイド板32に
上記第1プッシャ35を装着して、その押え板37によ
りガイド板32を閉じた状態に維持する。このとき、第
1プッシャ35の押し刃38はガイド板32の間隙に挿
入される。したがって、第1プッシャ35をガイド板3
2に沿って移動させると、押し刃38によってガイド板
32に挟持された芯線が、ガイド板32の端部に向けて
押されるようになっている。
第1図、第2図及び第3図には、本発明による多芯ケー
ブルの布線装置の一実施例が示されている。
第3図に示すように、この布線装置は、箱形の装置フレ
ーム61を有している。装置フレーム61の上面には、
前記芯線供給ガイド治具31に保持された多芯ケーブル
1の芯線3を挿通させるための開口62が形成され、こ
の開口62から装置フレーム61の手前に向かって、芯
線3を前記圧接治具11の所定の保持溝17に案内する
ガイド溝63が形成されている。また、このガイド溝6
3に芯線3を導くため、一対のインサータ64が取付け
られている。
また、装置フレーム61の上面手前側には、プッシャ装
置65が設置されている。このプッシャ装置65は、先
端に芯線3をガイド溝63を通して押し下げる押下刃6
6を有している。プッシャ装置65は、装置フレーム6
1の上面と平行に移動して押下刃66をガイド溝63の
真上に位置させる動作、及び押下刃66をガイド溝63
を通して押し下げる動作を行なう。したがって、インサ
ータ64によってガイド溝63に導かれた芯線3は、プ
ッシャ装置65の押下刃66によつて圧接治具11の所
定の保持溝17に押し込まれるようになっている。
圧接治具11は、装置フレーム61内に配置された平歯
車67に立設されたホルダ68に挿入、保持されるよう
になっている。平歯車67は、前面側に切り欠き部67
aが形成され、この切欠き部67aに多芯ケーブル1が
挿通されるようになっている。平歯車67の下部は円筒
部69をなし、この円筒部69外周に複数個のバックア
ップローラ70が当接して、平歯車67を回転自在に保
持している。なお、平歯車67及びバックアップローラ
70は、装置フレーム61内にスライドウェイ71にブ
ロック72を介して支持されたスライドベース73に設
置されている。このスライドベース73には、図示しな
いステップモータに連接された平歯車74が取付けら
れ、この平歯車74が平歯車67に噛合し、平歯車67
が所定の角度で回動するようになっている。更に、スラ
イドベース73は、軸受75に支持されたボールネジ7
6に螺合しており、図示しない別のステップモータによ
りボールネジ76が回転することにより、第3図中左右
方向に任意の距離で移動できるようになっている。
したがって、ホルダ68に保持される圧接治具11を平
歯車67により回動させ、また、スライドベース73に
より移動させることにより、圧接治具11の所定の保持
溝17をガイド溝63の真下に位置させることができる
ようになっている。なお、第3図中、77は芯線3がガ
イド溝63を通して下方に押し下げられたことを検出し
てプッシャ装置65を作動させる揺動センサである。ま
た、78は装置フレーム61の下部に配置された基台で
ある。
なお、多芯ケーブル1の他端部の芯線3は予め両面コネ
クタ4にランダムに接続しておき、この両面コネクタ4
を位置検出装置80のコネクタ79に接続しておく。位
置検出装置80は、後述する通電試験によって圧接治具
11に保持しようとする芯線3がどの位置に挿入される
べきかを検出し、平歯車67の回転機構及びスライドベ
ース73の移動機構に作動信号を送り、圧接治具11の
対応する保持溝17がガイド溝63の真下にくるように
圧接治具11の位置決めを行なう。
第1図に示すように、装置フレーム61上面のインサー
タ64の近傍には、芯線3をインサータ64に一本ずつ
供給するための、芯線供給装置81が配置されている。
この芯線供給装置81は、台82に平行に設置された一
対のブロック83を有しており、このブロック83の間
に芯線3を保持したガイド板32が挿入設置されるよう
になっている。このため、芯線3は、ガイド板32に挟
まれて端部を上方に向けて一列に配列される。そして、
ガイド板32に装着された第1プッシャ35の後端部に
は、台82に支持板84を介して取付けられたエアシリ
ンダ85の作動ロッド86が連結されている。そして、
エアシリンダ85の作動によって、第1プッシャ35
は、ガイド板32に保持された芯線3を、ガイド板32
の右側端部方向に押すようになっている。
第2図を併せて参照すると、芯線供給装置81の台82
には、ガイド板32と直交してスライドウェイ91が取
付けられている。このスライドウェイ91には、スライ
ドベース92がガイド板32の端部においてそれと直交
する方向に移動可能に支持されている。スライドベース
92は、台82に支持板93を介して取付けられたエア
シリンダ94の作動ロッド95に連結され、エアシリン
ダ94の作動によってスライドウェイ91に沿って移動
する。また、スライドベース92には、エアシリンダ9
6が設置され、このエアシリンダ96の作動ロッド97
に、第2プッシャ98が連結されている。第2プッシャ
98は、エアシリンダ96の作動により、ガイド板32
の端部に摺接してそれと直交する方向に往復動作する。
第2プッシャ98のガイド板32の端部に摺接する面に
は、ガイド板32の端面との間に芯線3が一本分入る切
欠き段部99が形成されている。
したがって、ガイド板32に一列にして挟まれた芯線3
は、第1プッシャ35によってガイド板32の端部方向
におされ、次いで第2プッシャ98の段部99に一本ず
つ係合して方向を変えて押し出されるようになってい
る。また、芯線3を保持したガイド板32を一対のブロ
ック83の間にセットするときには、エアシリンダ94
の作動によりスライドベース92を後退させて、ガイド
板32を挿入しやすくしている。
第2プッシャ98の移動経路側方には、絶縁部材100
が配置されている。この絶縁部材100は、ガイド板3
2に隣接するブロック83に取付けられ、ガイド板32
の端面と一致し、第2プッシャ98と摺接する面101
を有している。また、摺接面101を弾性的に第2プッ
シャ98と接触させるため、スリット102が形成され
ている。また、摺接面101の端の方には、芯線3が係
合する凹溝103が形成されている。更に、摺接面10
1には、前述した位置検出装置80との間で芯線3に通
電を行なう通電刃104が取付けられている。
再び第1図を参照すると、装置フレーム61の上方に
は、図示しない支柱に延設されたフレーム110が配設
されている。このフレーム110には、第1クランプ1
11と、第2クランプ112が取付けられている。第1
クランプ111は、第2プッシャ98と絶縁部材100
との摺接面の上方に配置され、エアシリンダ113の作
動で開閉動作を行なうと共に、フレーム110に固定さ
れたエアシリンダ114の作動で昇降動作を行なう。ま
た、第2クランプ112は、芯線供給装置81に対して
ガイド溝63を挟んで反対方向に配置され、複数のエア
シリンダによって、開閉動作と、水平移動と、昇降動作
とを行なうようになっている。第2クランプ112が水
平方向に前進するとき、その先端は、第2プッシャ98
の切欠き溝98aと、絶縁部材100の切欠き溝100
aとで形成される空間に挿入されるようになっている。
次に、この布線装置の動作について説明する。
第3図に示すように、圧接治具11は、保持部材14の
布線面を上方に向けて(第4図に示す状態)、ホルダ6
8に挿入、保持する。多芯ケーブル1は、その一方の端
部における芯線3を予めランダムに両面コネクタ4に結
線し、位置検出装置80のコネクタ79に接続してお
く。多芯ケーブル1の他端の芯線3は、一列に配列した
状態でガイド治具31のガイド板32に狭持させる。
第1図及び第2図に示すように、ガイド板32を芯線供
給装置81のブロック83の間に設置して、芯線3がガ
イド板32に挟まれて端部を上方に向けて一列に配列し
た状態とする。また、第1プッシャ35をエアシリンダ
85の作動ロッド86と連結し、エアシリンダ85によ
り第1プッシャ35で芯線3をガイド板32の右側端部
方向に押す。
この状態で布線作業が開始される。まず、芯線3が第1
プッシャ35で押されてガイド板32の端部から一本押
し出され、ガイド板32の端面と摺接する第2プッシャ
98の切欠き段部99に入り込む。次に、エアシリンダ
96の作動により、第2プッシャ98が前進して一本の
芯線3が方向を変えて押し出される。この芯線3は、第
2プッシャ98と絶縁部材100の摺接面101の間に
挟まれて移動し、そのとき通電刃104に接触して絶縁
被覆を切られ、位置検出装置80との間で瞬間的な通電
がなされる。位置検出装置80は、その芯線3が圧接治
具11の布線面上で配置されるべき位置を検出する。そ
して、ボールネジ76の回転機構と、平歯車67の回転
機構に信号を送り、圧接治具11を保持するホルダ68
を所定方向に回動させ、所定距離だけ水平移動させる。
こうして、圧接治具11の保持部材14の所定の保持溝
17が、ガイド溝63の真下にくるように、圧接治具1
1の位置が設定される。
第2プッシャ98で押し出された芯線3は、絶縁部材1
00の摺接面101の凹溝103に保持される。この状
態で、第1クランプ111が下降し、芯線3の上端を把
持し、再び上昇して芯線3を上方に引張ってそのたるみ
をなくす。次に、第2クランプ112が水平方向に前進
して先端を第2プッシャ98の切欠き溝98aと、絶縁
部材100の切欠き溝100aとで形成される空間に挿
入し、その部分の芯線3を把持する。このとき、第1ク
ランプ111は芯線3を開放して元の位置に復帰する。
更に、第2クランプ112が水平方向に後退して、芯線
3を第2プッシャ98と絶縁部材100との間から引き
出す。第2クランプ112は元の位置に復帰すると、今
度は下降して芯線3を押し下げる。その結果、芯線3
は、インサータ64に案内されてガイド溝63を通って
下方に押し付けられる。このとき、圧接治具11のホル
ダ68に設けられた揺動センサ77が芯線3を検知し、
プッシャ装置65を作動させる。プッシャ装置65は、
水平方向に移動し、更に下降して、押下刃66で芯線3
を圧接治具11の所定の溝に押し込む。それと同時に、
図には明確に示していないが、押下刃66と圧接治具1
1の圧接部材16とが摺接して、芯線3の余分な端部が
切断除去される。
このような作業を繰り返すことにより、多芯ケーブル1
の芯線3を、圧接治具11の対応する溝に順次押し込ん
で、布線作業を行なうことができる。こうして、芯線3
を圧接治具11の布線面に所定の間隔及び配列で保持さ
せた後、圧接治具11の布線面を前述した方法で両面コ
ネクタ4に圧接することにより、両面コネクタ4に多芯
ケーブルの芯線3を結線することができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、多芯ケーブルの
芯線を一列に配列してガイド板に挟持させ、第1プッシ
ャ及び第2プッシャで一本ずつ押し出すようにしたの
で、芯線を所定の位置に供給することができ、芯線のハ
ンドリングが容易となる。このため、クランプで芯線を
把持してガイド溝に押し下げるようにすれば、布線作業
を全自動化することができる。また、芯線を押し出すと
きに通電刃でその絶縁被覆を切り、芯線に直接通電して
位置を検出するようにしたので、位置検出ミスが生じる
ことは殆どなくなり、不良品の発生を大幅に低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の布線装置の一実施例を示す要部斜視
図、第2図は同布線装置における芯線供給装置を示す平
面図、第3図は同布線装置の圧接治具移動機構を示す斜
視図、第4図は本発明の布線装置で用いられる圧接治具
の一例を示す斜視図、第5図は同圧接治具の正面図、第
6図は本発明の布線装置で用いられる芯線供給ガイド治
具の一例を示す分解斜視図、第7図は同芯線供給ガイド
治具を組み付けた状態の斜視図、第8図は多芯ケーブル
の芯線を両面コネクタに結線した状態の一例を示す斜視
図である。 図中、1は多芯ケーブル、3は芯線、4は両面コネク
タ、11は圧接治具、14は保持部材、15は外枠部
材、16は圧接部材、17は保持溝、31は芯線供給ガ
イド治具、32はガイド板、35は第1プッシャ、61
は装置フレーム、63はガイド溝、64はインサータ、
65はプッシャ装置、66は押下刃、67は平歯車、6
8はホルダ、73はスライドベース、76はボールネ
ジ、81は芯線供給装置、98は第2プッシャ、99は
段部、100は絶縁部材、101は摺接面、104は通
電刃、111は第1クランプ、112は第2クランプで
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多芯ケーブルの芯線を圧接治具の布線面に
    所定の間隔及び配列で保持させる多芯ケーブルの布線装
    置において、 装置フレーム内部に、圧接治具のホルダと、このホルダ
    の移動機構とが設けられ、 装置フレーム上面に、下方に配置された圧接治具の所定
    の位置に芯線を導くガイド溝と、このガイド溝近傍にお
    いて芯線を一本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられ
    ており、 前記芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして
    挟持するガイド板と、 このガイド板にスライド可能に装着され、前記ガイド板
    の端部に向けて芯線を押す第1プッシャと、 前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺接面に1本
    の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板から押し出
    される芯線を、前記段部に係合させて方向を変えて押し
    出す第2プッシャと、 この第2プッシャの移動経路側方に配置され、前記第2
    プッシャとの間に芯線を保持する絶縁部材と、 この絶縁部材の芯線と接触する部分に取付けられ、前記
    芯線の絶縁被覆を切って通電を行なう通電刃とを備えて
    いることを特徴とする多芯ケーブルの布線装置。
  2. 【請求項2】前記第2プッシャと前記絶縁部材との間に
    保持された芯線を開閉自在に把持するクランプと、この
    クランプを移動させて芯線を前記ガイド溝に挿入するク
    ランプ移動機構とが設けられている請求項1記載の多芯
    ケーブルの布線装置。
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