JPH0666209B2 - 磁性コアの製造方法 - Google Patents
磁性コアの製造方法Info
- Publication number
- JPH0666209B2 JPH0666209B2 JP61055242A JP5524286A JPH0666209B2 JP H0666209 B2 JPH0666209 B2 JP H0666209B2 JP 61055242 A JP61055242 A JP 61055242A JP 5524286 A JP5524286 A JP 5524286A JP H0666209 B2 JPH0666209 B2 JP H0666209B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic core
- gap
- magnetic
- resin
- core
- Prior art date
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は磁性コアの製造方法に係り、特に磁性体薄板を
積層・巻回して構成され、かつ積層方向に貫通するギャ
ップを有した磁性コアの製造方法に関する。
積層・巻回して構成され、かつ積層方向に貫通するギャ
ップを有した磁性コアの製造方法に関する。
(従来の技術) スイッチング電源における出力チョークコイル等におい
ては、第4図に示すようにアモルファス合金等からなる
磁性体薄板を積層して巻回し、積層方向に貫通するギャ
ップ2を形成した磁性コア1が使用される。このような
磁性コアは通常、磁性体薄板を積層・巻回した後、層間
に樹脂を含浸させ、しかる後にギャップ形成を行なうと
いう工程によって製造される。
ては、第4図に示すようにアモルファス合金等からなる
磁性体薄板を積層して巻回し、積層方向に貫通するギャ
ップ2を形成した磁性コア1が使用される。このような
磁性コアは通常、磁性体薄板を積層・巻回した後、層間
に樹脂を含浸させ、しかる後にギャップ形成を行なうと
いう工程によって製造される。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の磁性コアでは、例えばスイッチング電源
における出力チョークコイルのように、電流が周期的に
オン,オフされる状態の下で使用すると、スイッチング
周波数が数KHzというような可聴周波数の場合、コアが
振動して耳障りな騒音を発生するという問題があった。
における出力チョークコイルのように、電流が周期的に
オン,オフされる状態の下で使用すると、スイッチング
周波数が数KHzというような可聴周波数の場合、コアが
振動して耳障りな騒音を発生するという問題があった。
本発明者らは上述した騒音の発生メカニズムについて検
討したところ、コイルを介してコアに印加された磁場に
より、磁路方向にコアの伸縮(磁歪)が生じ、その伸縮
運動が、磁性体薄板がフリーの状態にあるギャップ部分
で積層方向の振動に交換されることが騒音発生の要因で
あることを究明した。
討したところ、コイルを介してコアに印加された磁場に
より、磁路方向にコアの伸縮(磁歪)が生じ、その伸縮
運動が、磁性体薄板がフリーの状態にあるギャップ部分
で積層方向の振動に交換されることが騒音発生の要因で
あることを究明した。
本発明はこのような従来の問題点を解決すべくなされた
もので、可聴周波数でコイルの電流がオン,オフされる
ような場合でも、不快な騒音の発生が少ない磁性コアの
製造方法を提供することを目的とする。
もので、可聴周波数でコイルの電流がオン,オフされる
ような場合でも、不快な騒音の発生が少ない磁性コアの
製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は磁性体薄板を積層に巻回してなる磁性コアの層
間に樹脂を含浸させ、積層方向に貫通するギャップを形
成した後、該磁性コアのギャップ近傍部分を固定するこ
とを特徴とする。
間に樹脂を含浸させ、積層方向に貫通するギャップを形
成した後、該磁性コアのギャップ近傍部分を固定するこ
とを特徴とする。
ここで、磁性コアのギャップ近傍部分を固定する方法と
しては、例えば磁性コアの層間に再度樹脂を含浸させる
ことが有効である。
しては、例えば磁性コアの層間に再度樹脂を含浸させる
ことが有効である。
磁性コアのギャップ近傍部分を固定する他の方法として
は、ギャップ近傍部分に接着剤を塗布する方法、あるい
はギャップ近傍部分を磁性体薄板の積層方向両側から非
磁性体の固定部材で挟む方法が挙げられる。
は、ギャップ近傍部分に接着剤を塗布する方法、あるい
はギャップ近傍部分を磁性体薄板の積層方向両側から非
磁性体の固定部材で挟む方法が挙げられる。
(作用) 磁性体薄板を積層・巻回した磁性コアの層間に樹脂を含
浸させた後、積層方向に貫通するするギャップを形成す
ると、ギャップ近傍部分の層間の樹脂が剥離してしま
い、磁性体薄板がフリーの状態となって振動を起こし易
くなるが、本発明に基づいて該磁性コアのギャップ近傍
部分を強制的に固定すると、コアに印加された磁場によ
る磁路方向のコアの伸縮があっても、騒音発生の要因と
なる磁性体薄板のギャップ部分で積層方向における振動
が抑制される。
浸させた後、積層方向に貫通するするギャップを形成す
ると、ギャップ近傍部分の層間の樹脂が剥離してしま
い、磁性体薄板がフリーの状態となって振動を起こし易
くなるが、本発明に基づいて該磁性コアのギャップ近傍
部分を強制的に固定すると、コアに印加された磁場によ
る磁路方向のコアの伸縮があっても、騒音発生の要因と
なる磁性体薄板のギャップ部分で積層方向における振動
が抑制される。
(実施例) 第1図を参照して本発明の一実施例に係る磁性コアの製
造方法を説明する。まず、第1図(a)に示すようにア
モルファス合金等からなる磁性体薄板11を積層し、例
えば第4図に示したようなトロイダル形状に巻回した
後、樹脂含浸を施す。樹脂含浸とは負圧を利用して間隙
内部に樹脂を含浸させる方法であり、この工程により第
1図(a)に示すように磁性体薄板11の層間に樹脂1
2が一様に含浸される。
造方法を説明する。まず、第1図(a)に示すようにア
モルファス合金等からなる磁性体薄板11を積層し、例
えば第4図に示したようなトロイダル形状に巻回した
後、樹脂含浸を施す。樹脂含浸とは負圧を利用して間隙
内部に樹脂を含浸させる方法であり、この工程により第
1図(a)に示すように磁性体薄板11の層間に樹脂1
2が一様に含浸される。
次に、第1図に(b)に示すように、磁性薄板11の積
層方向に貫通するギャップ13を形成する。ギャップ1
3の形成は、例えば適当なカッターを使用して行なえば
よい。ここで、ギャップ13を形成した後の状態を見る
と、含浸した樹脂12はギャップ13の近傍部分におけ
る磁性薄板11の層間では、第1図(b)の14に示し
たように剥離し脱落している。
層方向に貫通するギャップ13を形成する。ギャップ1
3の形成は、例えば適当なカッターを使用して行なえば
よい。ここで、ギャップ13を形成した後の状態を見る
と、含浸した樹脂12はギャップ13の近傍部分におけ
る磁性薄板11の層間では、第1図(b)の14に示し
たように剥離し脱落している。
次に、第1図(c)に示すように、ギャップ13内に薄
い非磁性体板からなるスペーサ15を挿入し、接着剤1
6により固定する。従来の磁性体コアの製造工程は、こ
の第1図(c)の工程までであったが、本実施例では樹
脂含浸を再度行う。この2度目の樹脂含浸の結果、第1
図(d)に示すように、第1図(b)(c)における樹
脂12の脱落部14にも樹脂が含浸されることにより、
磁性体薄板11のギャップ13の近傍部分が磁性体薄板
11の積層方向において強固に固定される。
い非磁性体板からなるスペーサ15を挿入し、接着剤1
6により固定する。従来の磁性体コアの製造工程は、こ
の第1図(c)の工程までであったが、本実施例では樹
脂含浸を再度行う。この2度目の樹脂含浸の結果、第1
図(d)に示すように、第1図(b)(c)における樹
脂12の脱落部14にも樹脂が含浸されることにより、
磁性体薄板11のギャップ13の近傍部分が磁性体薄板
11の積層方向において強固に固定される。
従って、磁性コアに巻かれたコイルに通電を断続的に行
なった場合に、コアが磁場の印加により磁路方向に伸縮
を生じても、それに伴なうギャップ13の近傍における
磁性薄板11の振動は効果的に抑制され、騒音の発生が
著しく減少する。実験によると、樹脂含浸が最初の1回
のみの従来技術に基づく磁性コアが発生する騒音の大き
さは約70dBであったのに対して、上述したギャップ
13の形成後に再度樹脂含浸を行なった本発明に基づく
磁性コアが発生する騒音の大きさは、同じ動作条件下で
約45dBと、大きく低減した。
なった場合に、コアが磁場の印加により磁路方向に伸縮
を生じても、それに伴なうギャップ13の近傍における
磁性薄板11の振動は効果的に抑制され、騒音の発生が
著しく減少する。実験によると、樹脂含浸が最初の1回
のみの従来技術に基づく磁性コアが発生する騒音の大き
さは約70dBであったのに対して、上述したギャップ
13の形成後に再度樹脂含浸を行なった本発明に基づく
磁性コアが発生する騒音の大きさは、同じ動作条件下で
約45dBと、大きく低減した。
上記実施例ではギャップ形成後、再度樹脂含浸を行なう
ことにより、コアのギャップ近傍部分を固定したが、他
の実施例として第2図に示すようにコアのギャップ近傍
部分に、第1図におけるスペーサ15を固定するための
接着剤16とは別に接着剤18(例えば樹脂系接着剤)
を塗布してもよい。
ことにより、コアのギャップ近傍部分を固定したが、他
の実施例として第2図に示すようにコアのギャップ近傍
部分に、第1図におけるスペーサ15を固定するための
接着剤16とは別に接着剤18(例えば樹脂系接着剤)
を塗布してもよい。
また、他の実施例として第3図に示すようにコアのギャ
ップ近傍部分を、例えばアルミニウムのような非磁性体
からなる板状の固定部材19により、磁性体薄板の積層
方向両側から挟むようにしてもよい。
ップ近傍部分を、例えばアルミニウムのような非磁性体
からなる板状の固定部材19により、磁性体薄板の積層
方向両側から挟むようにしてもよい。
これらいずれの実施例によっても、前記実施例と同様の
騒音低減効果が得られる。本発明はその他、要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
騒音低減効果が得られる。本発明はその他、要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
[発明の効果] 本発明に係る磁性コアの製造方法によれば、コイルの電
流が可聴周波数でオン,オフされるようなスイッチング
電源等に使用しても、騒音の発生が少ない磁性コアを得
ることができる。
流が可聴周波数でオン,オフされるようなスイッチング
電源等に使用しても、騒音の発生が少ない磁性コアを得
ることができる。
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例に係る磁性コ
アの製造方法を説明するための工程図、第2図(a)
(b)は本発明の他の実施例を説明するための平面図お
よびギャップ近傍部分を拡大して示す図、第3図は同じ
く本発明の他の実施例を説明するための平面図およびギ
ャップ近傍部分を拡大して示す図、第4図は本発明が対
象とする磁性コアを説明するための平面図である。 1…磁性コア、2…ギャップ、11…磁性体薄板、12
…樹脂、13…ギャップ、14…樹脂の脱落部、15…
スペーサ、16…接着剤、17…樹脂、18…接着剤、
19…固定部材。
アの製造方法を説明するための工程図、第2図(a)
(b)は本発明の他の実施例を説明するための平面図お
よびギャップ近傍部分を拡大して示す図、第3図は同じ
く本発明の他の実施例を説明するための平面図およびギ
ャップ近傍部分を拡大して示す図、第4図は本発明が対
象とする磁性コアを説明するための平面図である。 1…磁性コア、2…ギャップ、11…磁性体薄板、12
…樹脂、13…ギャップ、14…樹脂の脱落部、15…
スペーサ、16…接着剤、17…樹脂、18…接着剤、
19…固定部材。
Claims (4)
- 【請求項1】磁性体薄板を積層し巻回してなる磁性コア
の層間に樹脂を含浸させ、積層方向に貫通するギャップ
を形成した後、該磁性コアのギャップ近傍部分を固定す
ることを特徴とする磁性コアの製造方法。 - 【請求項2】前記磁性コアのギャップ近傍部分を固定す
るために、前記磁性コアの層間に再度樹脂を含浸させる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁性コア
の製造方法。 - 【請求項3】前記磁性コアのギャップ近傍部分を固定す
るために、ギャップ近傍部分に接着剤を塗布することを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁性コアの製造
方法。 - 【請求項4】前記磁性コアのギャップ近傍部分を固定す
るために、ギャップ近傍部分を前記磁性体薄板の積層方
向両側から非磁性体の固定部材で挟むことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の磁性コアの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61055242A JPH0666209B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 磁性コアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61055242A JPH0666209B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 磁性コアの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62211910A JPS62211910A (ja) | 1987-09-17 |
| JPH0666209B2 true JPH0666209B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=12993124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61055242A Expired - Lifetime JPH0666209B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 磁性コアの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666209B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01145114U (ja) * | 1988-03-30 | 1989-10-05 | ||
| JP5426356B2 (ja) * | 2009-12-22 | 2014-02-26 | タカオカ化成工業株式会社 | 巻鉄心及びその組み立て方法 |
| JP5700757B2 (ja) * | 2010-05-19 | 2015-04-15 | タカオカ化成工業株式会社 | 巻鉄心 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5849010B2 (ja) * | 1976-08-31 | 1983-11-01 | 三菱電機株式会社 | ギヤツプ付き巻鉄心 |
| JPS59189610A (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-27 | Hitachi Metals Ltd | アモルフアス巻磁心 |
| JPS61204908A (ja) * | 1985-03-08 | 1986-09-11 | Hitachi Metals Ltd | 磁心 |
| JPS61157313U (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-30 | ||
| JPS61174718U (ja) * | 1985-04-22 | 1986-10-30 |
-
1986
- 1986-03-13 JP JP61055242A patent/JPH0666209B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62211910A (ja) | 1987-09-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |