JPH0667608B2 - エラストマー積層体 - Google Patents

エラストマー積層体

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JPH0667608B2
JPH0667608B2 JP63056048A JP5604888A JPH0667608B2 JP H0667608 B2 JPH0667608 B2 JP H0667608B2 JP 63056048 A JP63056048 A JP 63056048A JP 5604888 A JP5604888 A JP 5604888A JP H0667608 B2 JPH0667608 B2 JP H0667608B2
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elastomer
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武雄 近藤
治郎 宮川
勝明 篠原
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用ホースやダイヤフラム等の素材に用
いられる、耐久性に富んだエラストマー積層体及びその
原料組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来より、耐油性と耐久性を要求される分野には、ニト
リルゴム(以下、NBRという)とクロロプレンゴム(以
下、CRという)の積層体が用いられてきたが、近年の産
業の発展、特に自動車産業における種々の技術革新は、
NBRとCRの積層体に対しより高い耐久性を求めるように
なり、NBRの層はこれより耐熱性の高い耐油ゴムである
アクリル系エラストマー(以下ACMという)を、CRの層
はこれより耐熱性、耐オゾン性の高いクロロスルホン化
ポリエチレン(以下、CSMという)を用いることが必要
となつてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、NBRとCRの組成物を積層し、加硫接着して積
層体を作る場合には、NBRとCRが共に主鎖に二重結合を
持つことにより加硫剤を共有することができるため、強
固な積層体は比較的容易に得ることができていたが、AC
MとCSMの場合では、両者共に主鎖に二重結合を含まず、
それぞれ異なつた加硫剤により加硫を行うため、積層体
界面の接着力が低く、真に耐久性に富んだ積層体を得る
ことが困難であつた。
本発明の目的は、真に耐久性に富んだACMとCSMとを含有
するエラストマー積層体、及びその原料組成物を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明はエラストマー積層体に関
する発明であつて、ACM及び過酸化物を含有する配合材
と、CSMエラストマー、多官能性単量体及び加硫剤を含
有する配合材とが積層して加硫接着されてなることを特
徴とする。
本発明におけるACMとは、アクリル系単量体のホモ重合
体又は重合体、あるいはアクリル系単量体を主成分と
し、それとエチレン性不飽和化合物との共重合体のいず
れかのエラストマーをいう。
アクリル系単量体の例としては、アクリル酸アルキルエ
ステル、アクリル酸アルコキシ置換アルキルエステルが
挙げられる。
アクリル酸アルキルエステルの例としては、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、n-プロピルアクリレー
ト、n-ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、
n-ペンチルアクリレート、イソアミルアクリレート、n-
ヘキシルアクリレート、2-メチルペンチルアクリレー
ト、n-オクチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリ
レート、n-デシルアクリレート、n-ドデシルアクリレー
ト、n-オクタデシルアクリレートなどが挙げられる。
アクリル酸アルコキシ置換アルキルエステルとしては、
例えば2-メトキシエチルアクリレート、2-エトキシエチ
ルアクリレート、2-(n-プロポキシ)エチルアクリレー
ト、2-(n-ブトキシ)エチルアクリレート、3-メトキシ
プロピルアクリレート、3-エトキシプロピルアクリレー
ト、2-(n-プロポキシ)プロピルアクリレート、2-(n-
ブトキシ)プロピルアクリレートなどが挙げられる。
前記エチレン性不飽和化合物としては、必要に応じ種々
の化合物を使用することができるが、この中でアクリロ
ニトリル、エチレン、酢酸ビニルが好ましい。
通常のACMは、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n-ブチル、アクリル酸メトキシエチルから選
ばれた1種以上の単量体を主成分とする重合体若しくは
共重合体、又は、これらの単量体とエチレン、酢酸ビニ
ル、アクリロニトリルから選ばれた1種以上のエチレン
性単量体とを共重合したものである。
本発明におけるACM含有配合材に含有させる過酸化物と
しては、一般にゴムの架橋に用いられるものが使用で
き、特に制限しないが例えばジ‐t-ブチルパーオキシ
ド、t-ブチルクミルパーオキシド、ジクミルパーオキシ
ド、m-ジ(α‐t-ブチルパーオキシイソプロピル)ベン
ゼン、2,5-ジメチル‐2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、2,5-ジメチル‐2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)
ヘキシン‐3、1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)‐3,3,
5-トリメチルシクロヘキサン、n-ブチル4,4-ビス(t-ブ
チルパーオキシ)バレレート、2,2-ビス(t-ブチルパー
オキシ)ブタン、2,2-ビス(t-ブチルパーオキシ)オク
タン等が挙げられる。
過酸化物の量は、ACMの加硫に必要な量であることはい
うまでもないことであるが、その量は通常、ACM100重量
部に対し1重量部以上が必要であり、好ましくは2重量
部以上6重量部であり、それ以上の添加はかえつて加硫
物の機械的性質を損うことがある。
CSMエラストマーは、ポリエチレンの骨格に‐SO2Cl基と
Cl基が置換したエラストマーを指し、市販のCSMとして
は、デンカCSM(電気化学社製)、トーソーCSM(トーソ
ー社製)、ハイパロン(デユポン社製)がある。
本発明におけるCSMエラストマー含有配合材に含有され
る多官能性単量体としはトリメチロールプロパントリメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
トが最も効果的であるが、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアリルシアヌレート、トリアリルトリメリテー
ト、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、ジアリルフタレート等も適用可能であ
る。
これらの多官能性単量体の量は、CSMエラストマー100重
量部に対して1重量部以上であることが望ましい。1重
量部未満では、積層体の界面の接着強度が次第に減少す
る。更に望ましいのは2〜10重量部である。
多官能性単量体のCSMエラストマーへの添加方法は、ゴ
ム工業で行われる混練方法を用いるのが一般的である
が、ポリマー溶液に添加後ポリマー溶液を乾燥する方
法、及びポリマーに直接添加する方法を採用してもよ
い。
多官能性単量体の多くは融点が80℃以下であるので、ゴ
ムの混練方法を用いる場合には、他の粉末状の配合剤と
共に添加するのが最も効果的である。
本発明におけるCSMエラストマー含有配合材に用いる加
硫剤は、通常用いられるものでよく、その例としては、
前記したACM含有配合材に用いられる過酸化物のほか、
マグネシア、リサージ、三塩基性マレイン酸鉛、又は二
塩基性リン酸鉛等の金属酸化物、ビスフエノール系エポ
キシ樹脂、ペンタエリトリトール、N,N′‐m-フエニレ
ンジマレイミド等のマレイミド、メルカプトトリアジン
化合物類がある。
また本発明におけるCSMエラストマー含有配合材には加
硫促進剤を用いてもよく、その例としては、ジペンタメ
チレンチウラムテトラスルフイド、テトラメチルチウラ
ムジスルフイド及びジベンゾチアジルジスルフイド等が
挙げられる。
本発明におけるACM含有配合材には、過酸化物のほか
に、個々の積層体に所期の性能を具備させる目的で種々
の配合剤を加えることはもちろん可能であり、特に過酸
化物の作用を調整するために、本発明におけるCSMエラ
ストマー含有配合材に用いられる前記の多官能性単量
体、チオ尿素誘導体、ラジカル重合禁止剤等を添加する
ことも有効である。
また、ACMの耐油性を更に向上させる目的で、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、フツ化ビニリデン樹脂、
酢酸ビニル樹脂、水素添加NBR、フツ素ゴム等を配合し
てもよい。
本発明におけるCSMエラストマー含有配合材には、常法
と同じくCSMより発生する酸性物質を捕える酸受容剤を
用いることが好ましく、その他前記ACM含有配合材にお
けると同様に、積層体に所期の性能を具備させる目的で
種々の配合剤を配合してよい。
また、CSMエラストマーの耐油性を向上させる目的で、N
BR、水素添加NBR、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、フツ化ビニリデン樹脂及び酢酸ビニル樹脂等を配合
してもよい。
また、1,2-ポリブタジエン及び液状ポリブタジエン等を
配合してもよい。
更に、これら両配合材には、常用のカーボンブラツク、
シリカ、クレー、炭酸カルシウム、タルク等の充てん
剤、増量剤及び各種の可塑剤、加工助剤、老化防止剤、
粘着防止剤、滑剤、顔料等を配合してもよい。
積層体を得る方法としては、シート状材料をカレンダー
により貼り合せる方法、また押出機により複合化する方
法等の一般的方法が採用される。
加硫接着は、十分な架橋が行われる時間と温度が必要で
ある以外に何らの制限もない。
本発明の積層体は、実用上ホースの形のものが特に有用
である。ACMを内管とし、CSMエラストマーを外管とする
ホースは、耐油性と耐熱性とを必要とする自動車用潤滑
油ホース、自動変速機油ホース、燃料油系のホースに特
に有効な素材である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1〜12、比較例1及び2 ACMとして下記のアクリル酸エステル共重合体エラスト
マー(エラストマーA又はB)を用い、CSMエラストマ
ーとしてデンカCSM340(電気化学社製)を用い、下記の
配合処方により8インチロールで配合物を作製し、シー
テイングし、両者の未加硫配合材を貼合せた後、170
℃、20分のプレス加硫を行つて積層体を作製した。
積層体の接着強度はJIS K 6301により測定した。
(エラストマーAの調製) オートクレーブに水43kg、アクリロニトリル4kg、アク
リル酸メトキシエチル36kg、ポリビニルアルコールとし
て電気ポバールB-05とB-17各700g、酢酸ナトリウム60
g、硫酸第二鉄2g、エチレンジアミン四酢酸4g、助触媒9
0gを入れてかくはん混合し、オートクレーブの内温を45
℃とした。オートクレーブ上部の空気を窒素置換した。
別途注入口より重合開始剤水溶液を注入して、重合を進
行させ12時間で注入を終了した。生成した重合体乳化液
に芒硝水溶液を添加して重合体を凝固させ、これを水
洗、脱水乾燥した重合体をアクリル酸エステル共重合体
として試験した。
(エラストマーBの調製) オートクレーブに水43kg、アクリル酸エチル40kg、ポリ
ビニルアルコールとして電化ポバールB-05とB-17各700
g、酢酸ナトリウム60g、硫酸第二鉄2g、エチレンジアミ
ン四酢酸4g、助触媒90gを入れてかくはん混合し、オー
トクレーブの内温を45℃とした。オートクレーブ上部の
空気を窒素置換した。
別途注入口より重合開始剤水溶液を注入して、重合を進
行させ12時間で注入を終了した。生成した重合体乳化剤
に芒硝水溶液を添加して重合体を凝固させ、これを水
洗、脱水乾燥した重合体をアクリル酸エステル共重合体
として試験した。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明のエラストマー積層体は、
従来品と異なり、接着強度が高く、従つて真に耐久性に
富んだものである点で顕著な効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−51439(JP,A) 特開 昭62−156155(JP,A) 特開 昭62−79247(JP,A) 特開 昭61−179735(JP,A) 特公 昭58−3485(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル系エラストマー及び過酸化物を含
    有する配合材と、ケロロスルホン化ポリエチレンエラス
    トマー、多官能性単量体及び加硫剤を含有する配合材と
    が積層して加硫接着されてなることを特徴とするエラス
    トマー積層体。
JP63056048A 1988-03-11 1988-03-11 エラストマー積層体 Expired - Lifetime JPH0667608B2 (ja)

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JPS583485A (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 Toshiba Corp カラ−撮像装置
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JPS62156155A (ja) * 1985-12-28 1987-07-11 Denki Kagaku Kogyo Kk ゴム組成物

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