JPH0667775U - 自動車用ドアロックの閉鎖装置 - Google Patents

自動車用ドアロックの閉鎖装置

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JPH0667775U JP1269893U JP1269893U JPH0667775U JP H0667775 U JPH0667775 U JP H0667775U JP 1269893 U JP1269893 U JP 1269893U JP 1269893 U JP1269893 U JP 1269893U JP H0667775 U JPH0667775 U JP H0667775U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ドアが急閉した場合には、クロージャーを作
動させないようにすることにより、品質感を向上させ、
かつ無駄な電力消費を防止する。 【構成】 ラッチ3がハーフラッチ領域に達するまでド
アを閉じると、ハーフラッチ検知スイッチ18が作動し、
制御装置がハーフラッチ検知スイッチ18の作動時間とタ
イマーの設定時間とを比較して、作動時間が設定時間よ
り長い場合は、クロージャーを作動させ、ラッチ3をハ
ーフラッチ領域からフルラッチ位置に向けて強制的に回
動させるが、ドアの急閉時のように、ハーフラッチ検知
スイッチ18の作動時間がタイマーの設定時間より短い
と、制御装置により、クロージャーの作動が不能とさ
れ、閉扉後にクロージャーが作動するという不都合は解
消される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車におけるドアの閉力を軽減するため、ドアロックがハーフラ ッチ領域に達したとき、クロージャーによりドアロックをフルラッチ位置まで、 強制的に移動させるようにした自動車用ドアロックの閉鎖装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアロックの閉鎖装置は、ドアをオープン領域から閉じた場合に、ドア ロック本体がハーフラッチ領域(ドアロックに設けたラッチが車体側に固着され たストライカと辛うじて係合した状態)になると、ハーフラッチ検知スイッチが ドアロックのハーフラッチ領域を検知して、ドアロック本体のラッチに連係され たクロージャーのモータを作動させ、ドアロック本体をシール反力に抗して強制 的にハーフラッチ領域からフルラッチ位置まで閉めるようになっている(例えば 、特開平3-161673号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の装置は、ドアをオープン領域から閉じた際 に、ドアがオープン領域からハーフラッチ領域に達すると、ドアがハーフラッチ 領域に一旦停止した場合だけでなく、ハーフラッチ領域に停止することなく一気 にフルラッチ位置まで移動して閉扉した場合にも必ずクロージャーが作動してし まい、ドア閉扉後に作動音が発生して品質感を損ねたり、無駄な電力を消費して しまう問題点を有する。 本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ドアが勢いよくフ ルラッチ位置まで急閉した場合には、クロージャーを作動させないようにするこ とにより、品質感を向上させ、かつ無駄な電力消費を防止した自動車用ドアロッ クの閉鎖装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するため、本考案の装置は、車体側またはドア側の何れか一方 に設けられたドアロック本体に枢着されたラッチが、他方に設けられたストライ カと離脱したオープン領域から、ストライカと辛うじて係合したハーフラッチ領 域に移動することにより、ラッチに連係されたクロージャーにより、ラッチをハ ーフラッチ領域からストライカと完全に係合し、かつドアを閉止位置で拘束しう るフルラッチ位置に強制的に移動させるようにした自動車用ドアロックの閉鎖装 置において、ラッチがハーフラッチ領域にあるときに作動し、ラッチがフルラッ チ位置に達することにより不作動となるハーフラッチ検知スイッチと、ハーフラ ッチ検知スイッチの作動開始から予め設定した時間を計時するタイマー、及びハ ーフラッチ検知スイッチの作動時間とタイマーの設定時間とを比較する比較回路 を有し、ハーフラッチ検知スイッチの作動時間がタイマーの設定時間より短いと 判断したとき、クロージャーの作動を不能にする制御装置とを備えたことを特徴 としている。
【0005】
【作用】
ラッチがハーフラッチ領域に達するまでドアを閉じると、ハーフラッチ検知ス イッチが作動し、制御装置がハーフラッチ検知スイッチの作動時間とタイマーの 設定時間とを比較して、作動時間が設定時間より長い場合は、ラッチがハーフラ ッチ領域で一旦止まったと判断して、クロージャーを作動させ、ラッチをハーフ ラッチ領域からフルラッチ位置に向けて強制的に回動させるが、ドアの急閉時の ように、ラッチがオープン領域からフルラッチ位置まで一気に移動して、ハーフ ラッチ検知スイッチの作動時間がタイマーの設定時間より短い場合は、制御装置 により、クロージャーの作動が不能とされ、閉扉後にクロージャーが作動すると いう不都合は解消される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づいて説明する。 図5に示す(A)は、自動車のドアに固着されたドアロック本体、図6に示す( B)は、ドアロック本体(A)に連結されたクロージャーで、ドアの閉扉動作時に 、ドアの閉力を軽減するため、ドアが後述するハーフラッチ領域に達すると、ク ロージャー(B)が作動させられて、ドアをシール反力に抗して強制的にフルラッ チ位置まで移動させ得るようになっている。
【0007】 ドアロック本体(A)のボディ(1)の内部には、車体側に固着されたストライカ (2)と係脱可能なラッチ(3)及びラッチ(3)に係脱可能なロッキングプレート( 4)が枢着され、ドアの閉扉動作時に、ラッチ(3)の係合溝(3a)に相対的に進入 してくるストライカ(2)が係合することにより、ドアを閉扉状態に保持するとと もに、ラッチ(3)の係合溝(3a)からストライカ(2)が離脱することにより、ド アを開放し得るようになっている。
【0008】 ラッチ(3)は、ボディ(1)にラッチ軸(5)をもって枢着され、係合溝(3a)が 、ストライカ(2)の進入方向を向いてストライカ(2)の相対的な進入を待機する 図2に示すオープン位置と、係合溝(3a)にストライカ(2)が辛うじて係合し、 かつロッキングプレート(4)の爪部(4a)がラッチ(3)のハーフラッチ係合部(3 b)に係合する図3に示すハーフラッチ位置と、ストライカ(2)が係合溝(3a)の 奥部まで完全に係合し、かつロッキングプレート(4)の爪部(4a)がフルラッチ 係合部(3c)に係合してオープン位置方向への回動を阻止し、ドアを閉扉状態に 保持する図4に示すフルラッチ位置とに回動することができる。なお、オープン 領域とは、図2に示す位置からロッキングプレート(4)の爪部(4a)がラッチ(3 )のハーフラッチ係合部(3b)に係合するまでの領域を意味し、また、ハーフラッ チ領域とは、図3に示す位置からロッキングプレート(4)の爪部(4a)がラッチ( 3)のフルラッチ係合部(3c)に係合するまでの領域を意味する。また、ラッチ( 3)がオープン領域からハーフラッチ領域を経てフルラッチ位置に達するまでは 、ドアと同期して移動するので、ラッチ(3)の上記各領域及び位置に対応するド アの各位置を、ラッチ(3)と同様にそれぞれオープン領域、ハーフラッチ領域及 びフルラッチ位置と呼ぶ。
【0009】 また、ボディ(1)には、第1、第2クローズレバー(6)(7)が同軸(8)をもっ てそれぞれ独立して回動可能に枢着されており、第1クローズレバー(6)は、リ ンク(9)を介して、ラッチ(3)の連結部(3d)に連結され、また、第2クローズ レバー(7)の当接部(7a)は、図5に示すようにボディ(1)の側面に軸(10)をも って枢着された第3クローズレバー(11)の一端に形成された押動部(11a)に当接 可能に延出している。第3クローズレバー(11)は、他端に形成された連結部(11b )がワイヤー(12)を介してクロージャー(B)に連結され、クロージャー(B)の駆 動により、図5に示す不作動位置から矢示方向に回動した作動位置との間を往復 運動することができる。
【0010】 ラッチ(3)がハーフラッチ領域にあるとき、クロージャー(B)の作動により第 3クローズレバー(11)が不作動位置から作動位置に移動することにより、第3ク ローズレバー(11)の押動部(11a)が第2クローズレバー(7)の当接部(7a)を押し て、第2クローズレバー(7)を図3において時計方向に回動させ、この第2クロ ーズレバー(7)の回動により、第2クローズレバー(7)の押動部(7b)が第1ク ローズレバー(6)の当接部(6b)に当接して、第1クローズレバー(6)を時計方 向に回動させて、ラッチ(3)をリンク(9)を介してハーフラッチ領域からフルラ ッチ位置に強制的に回動させるようになっている。
【0011】 (18)は、ボディ(1)に固定されたハーフラッチ検知スイッチで、ラッチ(3)に 連動して回動する第1クローズレバー(6)のカム部(6a)に当接することにより 、図7に示すタイムチャートのように、ハーフラッチ領域にあるときのみオンす るように設定され、オン状態にあるとき作動信号を出力する。
【0012】 クロージャー(B)は、ハウジング(13)内に、正逆回転可能なモータ(14)と、モ ータ(14)の回転を減速して正逆回転可能で、中央に雌ネジ部(15a)が穿設された 駆動歯車(15)と、駆動歯車(15)の雌ネジ(15a)に螺合する雄ネジ部(16a)が形成さ れ、駆動歯車(15)の回転により減速されて軸線方向に往復移動可能であって、図 6に示す中立位置と中立位置から左方に移動した作動位置との間を往復運動可能 なネジ部材(16)と、ネジ部材(16)の中立位置を検出する中立スイッチ(17)とを有 する。ネジ部材(16)の先端に形成された連結部(16a)には、ワイヤー(12)の他端 が連結され、ネジ部材(16)が中立位置から作動位置に移動することにより、ワイ ヤー(12)を牽引して第3クローズレバー(7)を不作動位置から作動位置に移動さ せるようになっている。
【0013】 図10は、本考案の実施例における回路図である。 (19)は、ハーフラッチ検知スイッチ(18)に直列に接続され、ドア開扉操作をな すドアハンドル(図示略)の操作でオフするハンドルスイッチ、(20)は、ドアの開 閉状態を検出してドアが閉じたときオフするドアスイッチ、(21)は、クロージャ ー(B)のモータ(14)駆動用の正転用リレー、(22)は、中立スイッチ(17)に直列に 接続されたモータ(14)駆動用の逆転用リレー、(23)は、ハーフラッチ検知スイッ チ(18)がオンした時点から、予め設定した時間(dt)を計時するタイマー(24)及び 後述する比較回路(25)を備えた制御装置で、ハーフラッチ検知スイッチ(18)、ド アスイッチ(20)、電源(26)、各リレー(21)(22)にそれぞれ接続され、以下のよう にしてクロージャー(B)を制御する。
【0014】 制御装置(23)は、ハーフラッチ検知スイッチ(18)がラッチ(3)のオープン領域 からハーフラッチ領域に移動したことを検出して作動信号を出力することにより 、タイマー(24)が予め設定した時間(dt)を計時するとともに、比較回路(25)が、 ハーフラッチ検知スイッチ(18)がオンしている作動時間(t)と設定時間(dt)とを 比較して、図8に示すように、作動信号が出力されている作動時間(t)が設定時 間(dt)より長いと判断した場合は、制御装置(23)のポート(23a)(23b)間を導通し て正転用リレー(21)をオン状態にしてモータ(14)を正転させ、続いて、ラッチ( 3)がハーフラッチ領域からフルラッチ位置に移動して、ハーフラッチ検知スイ ッチ(18)がオンからオフに切り替わることにより、制御装置(23)のポート間(23a )(23c)を導通して逆転用リレー(22)をオン状態にして、モータ(14)を逆転制御し 、中立スイッチ(17)がオフになることにより、モータ(14)の回転を停止させる。 また、逆に、図9に示すように、作動信号が出力されている作動時間(t)が設定 時間(dt)より短いと判断した場合は、ドアを閉じた際に、ラッチ(3)が極めて短 い時間でハーフラッチ領域を通過したことになるから、ドアが急閉された判断し 、この場合は、クロージャー(B)のモータ(14)が作動しないように制御する。
【0015】 なお、ドアスイッチ(20)は、ドアが開いてオフからオンに切り替わることによ り、制御装置(23)をリセットして初期状態に復帰させ、また、ハンドルスイッチ (19)は、クロージャー(B)の作動中にドアハンドルの操作によりオフになること により、モータ(14)の回転を停止させ、逆転制御させ、安全性が考慮されている 。
【0016】 次に、図1に示すフローチャートをも参照して、本考案の動作について説明す る。 ドアが開いているときは、図2に示すようにラッチ(3)がオープン領域にあっ て、ドアスイッチ(20)がオン、ハーフラッチ検知スイッチ(18)がオフしている。 なお、中立スイッチ(17)は、クロージャー(B)のネジ部材(16)が中立位置にある のでオフしている。
【0017】 この状態からドアを閉じると、ラッチ(3)の係合溝(3a)にストライカ(2)が 係合して、図3に示すようにラッチ(3)がハーフラッチ領域に回動することによ り、ハーフラッチ検知スイッチ(18)が第1クローズレバー(6)のカム部(6a)に 当接してオンするため、作動信号がオン状態になる(ステップS1)。
【0018】 次にステップS2に進み、制御装置(23)の比較回路(25)が作動時間(t)とタイマ ー(24)の設定時間(dt)とを比較して、作動時間(t)>設定時間(dt)の関係になっ た場合は、ラッチ(3)、即ちドアがハーフラッチ領域で一旦止まったと判断して 、制御装置(23)のポート(23a)(23b)間を導通し、正転用リレー(21)を作動させ、 ステップS3でクロージャー(B)のモータ(14)が正転する。
【0019】 モータ(14)の正転により、ネジ部材(16)が図6において左方に移動して、ケー ブル(12)を介してラッチ(3)をハーフラッチ領域からフルラッチ位置に向けて強 制的に回動させる。
【0020】 ラッチ(3)がフルラッチ位置に移動すると、ハーフラッチ検知スイッチ(18)が カム部(6a)から外れてオンからオフに切り替わることにより、ステップS4で作 動信号がオフになる。
【0021】 これにより、制御装置(23)のポート(23a)(23b)間がオフになるとともにポート (23b)(23c)間がオンになり、逆転用リレー(22)の作動により、ステップS5でモー タ(14)が逆転して、ネジ部材(16)が中立位置に移動する。続いて、ステップS6で 中立スイッチ(17)がネジ部材(16)の中立位置を検出してオフすると、モータ(14) への電源供給が停止される。
【0022】 また、ステップS2において、作動時間(t)がタイマー(23)の設定時間(dt)より 短い場合は、ドアを閉じた際に、ラッチ(3)がオープン領域からフルラッチ位置 に一気に移動して、ハーフラッチ検知スイッチ(18)の作動時間(t)が極めて短時 間であることから、急閉されたと判断して、ステップS3に進むことがない。従っ て、この場合は、ドアを閉じた場合であっても、クロージャー(B)が作動するこ とがない。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、ハーフラッチ検知スイッチがハーフラッチ領域を検 出している作動時間とタイマーの設定時間とを比較し、ハーフラッチ検知スイッ チの作動時間がタイマーの設定時間より短いときは、ドア閉扉時にドアが急閉さ れたと判断して、クロージャーを作動させないように制御するので、ドア閉扉後 の作動音を除去して品質感を向上させることができるとともに、電力の浪費を防 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の作動状態を示すフローチャ
ートである。
【図2】オープン領域にあるドアロック本体の作動説明
図である。
【図3】ハーフラッチ領域にあるドアロック本体の作動
説明図である。
【図4】フルラッチ位置にあるドアロック本体の正面図
である。
【図5】ドアロック本体の要部の縦断面図である。
【図6】クロージャーの一部を断面した正面図である。
【図7】ハーフラッチ検知スイッチのタイムチャートで
ある。
【図8】ハーフラッチ検知スイッチとタイマーとの関係
を示すタイムチャートである。
【図9】急閉された場合の、ハーフラッチ検知スイッチ
とタイマーとの関係を示すタイムチャートである。
【図10】制御回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
(A)ドアロック本体 (B)クロー
ジャー (2)ストライカ (3)ラッチ (4)ロッキングプレート (6)第1ク
ローズレバー (6a)カム部 (7)第2ク
ローズレバー (9)リンク (11)第3ク
ローズレバー (14)モータ (17)中立ス
イッチ (18)ハーフラッチ検知スイッチ (23)制御装
置 (24)タイマー (25)比較回

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側またはドア側の何れか一方に設け
    られたドアロック本体に枢着されたラッチが、他方に設
    けられたストライカと離脱したオープン領域から、スト
    ライカと辛うじて係合したハーフラッチ領域に移動する
    ことにより、ラッチに連係されたクロージャーにより、
    ラッチをハーフラッチ領域からストライカと完全に係合
    し、かつドアを閉止位置で拘束しうるフルラッチ位置に
    強制的に移動させるようにした自動車用ドアロックの閉
    鎖装置において、ラッチがハーフラッチ領域にあるとき
    に作動し、ラッチがフルラッチ位置に達することにより
    不作動となるハーフラッチ検知スイッチと、ハーフラッ
    チ検知スイッチの作動開始から予め設定した時間を計時
    するタイマー、及びハーフラッチ検知スイッチの作動時
    間とタイマーの設定時間とを比較する比較回路を有し、
    ハーフラッチ検知スイッチの作動時間がタイマーの設定
    時間より短いと判断したとき、クロージャーの作動を不
    能にする制御装置とを備えたことを特徴とする自動車用
    ドアロックの閉鎖装置。
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