JP2000219067A - 電動シ−ト - Google Patents

電動シ−ト

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JP2000219067A
JP2000219067A JP11024071A JP2407199A JP2000219067A JP 2000219067 A JP2000219067 A JP 2000219067A JP 11024071 A JP11024071 A JP 11024071A JP 2407199 A JP2407199 A JP 2407199A JP 2000219067 A JP2000219067 A JP 2000219067A
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木 甲 次 青
Koichi Hirota
田 功 一 廣
Hidetoshi Nakane
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Tsutomu Asao
生 強 浅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドレスト自動調整の利点は活しつつ、不
必要なヘッドレスト自動調整は回避。位置デ−タが不正
確なときのヘッドレスト自動調整を回避。 【解決手段】 スライド位置RPAに対応付けた適正高
さPBoにヘッドレスト3を上/下自動駆動する自動調
整を行なう、制御手段10,9a,9b;を備える電動
シ−トにおいて:スイッチ入力対応の上/下駆動あり,
登録姿勢の設定あり,シ−トバック2の過傾斜,禁止/
許可スイッチSEが禁止指示,着座なし、等のときは、
自動調整を禁止。その後スライド駆動量が設定値ΔPA
p以上,スライド駆動時間がTh以上,ドア開,シ−ト
バック2の立上り,スイッチSEが許可指定,着座者あ
り、等になるとヘッドレスト3を自動調整。スライド位
置RPA&ヘッドレスト高さRPBを不揮発メモリ17
に書込み、電源オン時に読出す。駆動開始時に駆動中を
メモリ17に書込み駆動終了時にそれを消去し、この情
報で位置デ−タの正誤を判定。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者又はその一
部を支持する部材を電動機構で駆動する電動シ−トに関
し、特に、これに限定する意図ではないが、着座者から
見て前後方向にシ−トを駆動する電動駆動機構Aおよび
ヘッドレストを上下方向に駆動する電動駆動機構Bを含
み、乗物に装備される電動シ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両上のドライバシ−トや、その
隣りのシ−ト(前部シ−ト)には、この種の電動シ−ト
が用いられる。駆動機構には位置検出器が結合され、着
座者が設定したシ−ト前後位置がメモリに記憶される。
いったんメモリに記憶すると、自動設定指示キ−を押す
だけで、記憶位置が再現される。位置検出器は例えば、
機構の移動限界点を検出するリミットスイッチと、機構
に連結されたロ−タリエンコ−ダで構成され、シ−ト姿
勢コントロ−ラの主体であるCPUが、リミットスイッ
チによる限界位置検知が成立したときに、位置デ−タ
を、限界位置に割り付けられたデ−タに更新する。例え
ば、下限位置を検知したときには、位置デ−タを0を示
すデ−タに初期化し、上限位置を検知したときには、位
置デ−タを、上限位置Pmaxを示すものに更新する。下
限位置から上限位置に向かう方向の機構駆動中にCPU
は、ロ−タリエンコ−ダが発生する移動同期パルスをカ
ウントアップし、逆方向の機構駆動中にはカウントダウ
ンして、位置デ−タを更新する。通常の場合、駆動モ−
タの過電流を検出する過負荷検出器を備えて、それが過
電流を検出すると、機構トラブル又は限界位置到達と見
なして機構駆動を停止する。これを利用して、機構の下
限位置到達,上限位置到達を認知する位置検出も知られ
ている。
【0003】記憶位置への位置設定(自動姿勢設定)が
指示されるとCPUは、メモリの記憶位置を目標位置と
して、保持している位置デ−タ(現在位置)を目標位置
と比較して機構駆動方向(電気モ−タの回転方向)を定
めて機構を駆動し、位置デ−タが目標位置になると機構
駆動を停止する。
【0004】移動同期パルスのカウンアップ/ダウンで
位置デ−タを更新する位置把握では、電源オフによって
位置デ−タが消失すると、電源オンに復帰したときに、
位置デ−タが存在しない。すなわちシ−ト位置が分から
ない。そこで電源オン直後に、下限位置(又は上限位
置)に向かう方向にシ−トを駆動して下限位置(上限位
置)に達したときに、位置デ−タを下限位置(上限位
置)を表わすものに初期化することにより、位置デ−タ
を正しく定める。この作業には時間がかかるので、不揮
発性メモリをシ−ト姿勢コントロ−ラに備えて該メモリ
に位置デ−タを書込んで電源オフ時も保存し、電源オン
になると該位置デ−タを読出し、これをシ−トの現在位
置を表わすものとして使用することも行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで不揮発性メモ
リを用いる場合でも、位置デ−タの更新,不揮発性メモ
リへの位置デ−タの更新書込み、および、電源オフ、の
各タイミングの相対的な関係によって、不揮発性メモリ
に保存している位置デ−タが不正確なものとなる。例え
ば、シ−ト駆動を開始すると、それが終了したときの位
置デ−タを不揮発性メモリに書込む態様の場合には、シ
−ト駆動中に電源オフになると、メモリの位置デ−タは
シ−ト駆動を開始する直前のものに留まる。これを避け
るために、位置デ−タが変化する毎にメモリに位置デ−
タを書込むようにしても、シ−ト駆動中(移動同期パル
スのカウント中)に電源オフになると、機構の動作停止
の前にロ−タリエンコ−ダや入力回路がダウンし、パル
スカウントエラ−を生じる、あるいは、不揮発性メモリ
への位置デ−タの書込みが正常に完了しない、等が発生
し、不揮発性メモリの位置デ−タと実際のシ−ト位置の
間にズレが生じる可能性がある。さらに、不揮発性メモ
リのデ−タが正常かどうかを判断できない。
【0006】最近は、シ−トの前後位置(スライド位
置)からヘッドレストの目標位置を算出して、シ−ト位
置対応で自動的にヘッドレストの上下位置を定める、ヘ
ッドレスト自動調整も提示されている(例えば独国実用
新案第9421781号公報)。 これによれば、シ−
トのスライド位置を調整するとこれに連動してヘッドレ
ストの高さが、スライド位置対応の適正高さ(標準値)
に設定されるため、着座者は個々の体形に合せてヘッド
レストを微小量調整すればよい。
【0007】しかし、自分の好み(又は体形)に合わせ
てヘッドレストの高さ調整をした後にスライド調整を行
なうと、せっかく調整したヘッドレスト高さが、スライ
ド調整に連動して変わってしまい、再度ヘッドレスト高
さを自分の好みに合わせて調整しなければならなくな
る。また、床に落した小銭を探そうとシ−トをスライド
駆動すると、それに伴って不必要にヘッドレストが上下
動する。更には、休憩しようとリクライニングを倒しス
ライドを後方に操作した場合、後方スライドに伴ってヘ
ッドレストが上昇する(突出される)ので、後部座席の
チャイルドシ−トや荷物と干渉するおそれもある。した
がって、電動シ−トの使用態様に適切に対応した、ヘッ
ドレスト自動調整のコントロ−ルが望まれる。
【0008】また、上述のように不揮発性メモリに位置
デ−タを保存する態様では、前回の電源オフ時にシ−ト
駆動中であった場合、電源オンに復帰したときに不揮発
性メモリの位置デ−タが正常かどうかを判断できず、ズ
レた位置でヘッドレストを自動調整する可能性が考えら
れる。
【0009】本発明は、ユ−ザにとって不必要なヘッド
レスト自動調整を可及的に防止することを第1の目的と
し、これを、ヘッドレスト自動調整の利点を極力減殺し
ないで実現することを第2の目的とする。位置デ−タ保
存のために不揮発性メモリを用いる場合には、不揮発性
メモリの位置デ−タの信頼性の評価を可能にすることを
第3の目的とし、不揮発性メモリの位置デ−タの誤りに
よるヘッドレスト自動調整の誤りを防止することを第4
の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)着座者から見て前
後方向にシ−ト(1〜3)を駆動する電動駆動機構A;該前
後方向のシ−ト位置(RPA)を検出する前後位置検出手段
(A2,A3,6a,9a,10);前記シ−トのヘッドレスト(3)を上
下駆動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向
の位置(RPB)を検出するヘッドレスト位置検出手段(B2,B
3,6b,9b,10);駆動指示を入力する手段(SB,SC);およ
び、該入力手段による駆動指示に応答して電動駆動機構
AまたはBの少なくともいずれかを制御し、前後方向の
シ−ト位置(RPA)に対応付けられた上下位置(PBo)に前記
電動駆動機構Bを介して前記ヘッドレスト(3)を駆動す
るヘッドレスト自動調整(図7の54〜60)を行なう、制御
手段(10,9a,9b);を備える電動シ−トにおいて:前記ヘ
ッドレスト(3)を前記入力手段(SB,SC)による駆動指示に
応じて駆動したとき、前記ヘッドレスト自動調整を禁止
する手段(CPU10;図8の79,図6の51-52-54-図7のArP、に
よる57〜63のバイパス);を備えることを特徴とする。
【0011】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対
応事項を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0012】これによれば、ユ−ザが、前記入力手段(S
B,SC)によってシ−トの前後(スライド)駆動を指示す
ると、シ−トが前後方向に移動し、これに連動して自動
的に、シ−ト前後位置対応の高さ(PBo)にヘッドレスト
が移動する。すなわち制御手段(10,9a,9b)がヘッドレス
ト自動調整を実行する。
【0013】ユ−ザは、該標準高さ(PBs)が合わないと
思うときには、前記入力手段(SB,SC)によってヘッドレ
ストの上下駆動を指示してヘッドレスト位置を調整す
る。すると、そこでヘッドレスト自動調整が禁止され、
前記入力手段(SB,SC)による駆動指示に応じたシ−トの
スライド駆動(前,後方向への駆動)があっても、それ
に連動してヘッドレストが動くことがない。不必要なヘ
ッドレスト自動調整が機能する確率が低減する。ヘッド
レストの上下位置調整の後の、シ−ト前後位置の再調整
のときには、ヘッドレストがシ−トのスライド移動に連
動しないので、ユ−ザの先のヘッドレスト位置調整が無
駄にならない。シ−トのスライド移動後にヘッドレスト
上下位置を再調整したいときには、入力手段(SB,SC)に
よってヘッドレスト駆動指示を与えればよい。このよう
に、ヘッドレストの上下位置調整をした後は、シ−ト前
後位置の調整およびヘッドレスト上下位置の調整を、相
互に無関係に調整しうるので、同一ユ−ザが精細に自分
好みのシ−ト位置,ヘッドレスト高さを設定しうる。
【0014】
【発明の実施の形態】(2)着座者から見て前後方向に
シ−ト(1〜3)を駆動する電動駆動機構A;該前後方向の
シ−ト位置(RPA)を検出する前後位置検出手段(A2,A3,6
a,9a,10);前記シ−トのヘッドレスト(3)を上下駆動す
る電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位置(R
PB)を検出するヘッドレスト位置検出手段(B2,B3,6b,9b,
10);駆動指示,登録指示および登録位置への自動設定
の指示、を入力する手段(SB,SD,SC);および、該入力手
段による駆動指示に応答して電動駆動機構AまたはBの
少なくともいずれかを制御し、前後方向のシ−ト位置(R
PA)に対応付けられた上下位置(PBo)に前記電動駆動機構
Bを介して前記ヘッドレスト(3)を駆動するヘッドレス
ト自動調整(図6,7の57〜63)を行ない、登録指示に応答
してそのときの前後方向のシ−ト位置(RPA)およびヘッ
ドレストの上下方向の位置(RPB)をメモリに登録し、登
録位置への自動設定の指示に応答してメモリに登録した
位置にシ−トおよびヘッドレストを駆動する、制御手段
(10,9a,9b);を備える電動シ−トにおいて:前記制御手
段(10,9a,9b)が、登録位置への自動設定の指示(SCオン)
に応答してメモリに登録した位置にシ−トおよびヘッド
レストを駆動したとき、前記ヘッドレスト自動調整を禁
止する手段(CPU10;図8の79,図6の51-52-54-図7のArP、
による57〜63のバイパス);を備えることを特徴とす
る。
【0015】上記登録姿勢にシ−ト姿勢を定める自動姿
勢設定を実行した場合、電動シ−トの姿勢が、ユ−ザが
適として登録している姿勢であるので、少々のシ−ト前
後位置調整にヘッドレストが連動して登録位置からずれ
ることは、該自動姿勢設定の利点を損うことがありう
る。
【0016】本実施態様では、該自動姿勢設定を行なっ
たときにはヘッドレスト自動調整を禁止するので、該自
動姿勢設定の利点が活かされる。 (3−1)前記禁止手段(CPU10)は、前記ヘッドレスト
自動調整を禁止(FHB=1)している間に、前記制御手段(1
0,9a,9b)が前記シ−トを前後方向に設定値(ΔPAp)より
大きく駆動したときに、前記ヘッドレスト自動調整の禁
止を解除(FHB=0)する(図6の52,53)。
【0017】ところで、例えば車両上のドライバシ−ト
に本電動シ−トを使用している場合、ドライバ(着座
者)の変更がありうる。この変更があるときには、入力
手段(SB,SC)によってシ−ト前後駆動指示が与えられる
可能性が高い。このときヘッドレスト位置調整が禁止で
あると、交替した着座者は、シ−ト前後駆動の後に、ヘ
ッドレスト上下駆動をしなければならず、不便である。
本実施態様では、これを改善するために、シ−ト前後駆
動量が設定値(ΔPAp;例えば2cm)より多くなったとき
に、ヘッドレスト自動調整の禁止を解除する。したがっ
て、シ−ト前後駆動量が設定値(ΔPAp)を越えた時点
に、ヘッドレストがシ−ト前後位置対応の高さ(PBo)に
駆動され、それからシ−ト前後駆動が継続している間、
シ−ト前後移動に連動してヘッドレストの高さが変わ
る。 (3−2)前記禁止手段(CPU10)は、前記ヘッドレスト
自動調整を禁止(FHB=1)している間に、前記制御手段(1
0,9a,9b)が前記シ−トを前後方向に設定時間(Th)以上駆
動したときに、前記ヘッドレスト自動調整の禁止を解除
(FHB=0)する(図6の54,53)。
【0018】本実施態様では、シ−ト前後駆動時間が設
定時間(Th;例えば2cm駆動するに要する時間)に達し
たときに、ヘッドレスト自動調整の禁止を解除する。し
たがって、シ−ト前後駆動時間が設定時間(Th)になっ
た時点に、ヘッドレストがシ−ト前後位置対応の高さ(P
Bo)に駆動され、それからシ−ト前後駆動が継続してい
る間、シ−ト前後移動に連動してヘッドレストの高さが
変わる。 (4)着座者から見て前後方向にシ−ト(1〜3)を駆動す
る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置(RPA)を検
出する前後位置検出手段(A2,A3,6a,9a,10);前記シ−ト
のヘッドレスト(3)を上下駆動する電動駆動機構B;該
ヘッドレストの上下方向の位置(RPB)を検出するヘッド
レスト位置検出手段(B2,B3,6b,9b,10);駆動指示を入力
する手段(SB,SC);および、該入力手段による駆動指示
に応答して電動駆動機構AまたはBの少なくともいずれ
かを制御し、前後方向のシ−ト位置(RPA)に対応付けら
れた上下位置(PBo)に前記電動駆動機構Bを介して前記
ヘッドレスト(3)を駆動するヘッドレスト自動調整(図7
の54〜60)を行なう、制御手段(10,9a,9b);を備え、車
両に搭載された電動シ−トにおいて:この電動シ−トに
着座しそれから退出するときに開閉されるドアの開閉を
検出する手段(SF)が、ドアの閉を示す状態のときに、前
記ヘッドレスト(3)を前記入力手段(SB,SC)による駆動指
示に応じて駆動したとき、前記ヘッドレスト自動調整を
禁止する手段(CPU10;図8の79,図6の51-52-54-図7のAr
P、による57〜63のバイパス);を備えることを特徴とす
る。
【0019】この実施態様は、上記(1)に規定する電
動シ−トを車両上に設置する態様であり、例えばドライ
バ席に用いられる。本実施態様によれば、上記(1)の
項で説明した作用,効果が、同様に車両上にて得られ
る。 (5)着座者から見て前後方向にシ−ト(1〜3)を駆動す
る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置(RPA)を検
出する前後位置検出手段(A2,A3,6a,9a,10);前記シ−ト
のヘッドレスト(3)を上下駆動する電動駆動機構B;該
ヘッドレストの上下方向の位置(RPB)を検出するヘッド
レスト位置検出手段(B2,B3,6b,9b,10);前記シ−トのシ
−トバック(2)を前後方向に回動駆動する電動駆動機構
E;該シ−トバック(2)の回動角(RPE)を検出するシ−ト
バック角度検出手段(E,Ed,10);駆動指示を入力する手
段(SB,SC);および、該入力手段による駆動指示に応答
して電動駆動機構A,B,Eの少なくともいずれかを制
御し、前後方向のシ−ト位置(RPA)に対応付けられた上
下位置(PBo)に前記電動駆動機構Bを介して前記ヘッド
レスト(3)を駆動するヘッドレスト自動調整(図7の57〜6
3)を行なう、制御手段(10,9a,9b);を備える電動シ−ト
において:前記シ−トバック(2)の回動角(RPE)が、シ−
トバックの傾斜設定値(PEref)よりも大きい後方への傾
斜を表わすものであるときは、前記ヘッドレスト自動調
整を禁止する手段(CPU10;図6の55-図7のArP、による57
〜63のバイパス);を備えることを特徴とする。
【0020】シ−トバック(2)が後方に大きく倒れた姿
勢でシ−トが後方スライドされたときに、ヘッドレスト
自動調整によってヘッドレストが上昇する(突出され
る)と、後部座席のチャイルドシ−トや荷物と干渉する
おそれがある。本実施態様では、シ−トバック(2)が後
方に大きく倒れた姿勢ではヘッドレスト自動調整が禁止
されるので、このような問題が解消する。 (6)着座者から見て前後方向にシ−ト(1〜3)を駆動す
る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置(RPA)を検
出する前後位置検出手段(A2,A3,6a,9a,10);前記シ−ト
のヘッドレスト(3)を上下駆動する電動駆動機構B;該
ヘッドレストの上下方向の位置(RPB)を検出するヘッド
レスト位置検出手段(B2,B3,6b,9b,10);駆動指示を入力
する手段(SB,SC);および、該入力手段による駆動指示
に応答して電動駆動機構AまたはBの少なくともいずれ
かを制御し、前後方向のシ−ト位置(RPA)に対応付けら
れた上下位置(PBo)に前記電動駆動機構Bを介して前記
ヘッドレスト(3)を駆動するヘッドレスト自動調整(図7
の57〜63)を行なう、制御手段(10,9a,9b);を備える電
動シ−トにおいて:前記ヘッドレスト自動調整の許可/
禁止を指定する手段(SE);を備え、前記制御手段(10,9
a,9b)は、該指定手段(SE)によって許可が指定されてい
る(SEオン)とき、前記ヘッドレスト自動調整を実行し
(図6の50-51-55-56-57)、禁止が指定されている(SEオ
フ)ときには、前記ヘッドレスト自動調整の実行は保留
する(図6の50-図7のArP、による57〜63のバイパス);こ
とを特徴とする。
【0021】ユ−ザが、前記指定手段(SE)にてヘッドレ
スト自動調整可否を選択しうる。例えば、ヘッドレスト
自動調整に設定されている、シ−ト前後位置対ヘッドレ
スト高さの関係すなわち標準特性に適合性が高いユ−ザ
は、指定手段(SE)にてヘッドレスト自動調整可を指定し
て、その利点を活すことができる。標準特性に適合性が
低いユ−ザは、指定手段(SE)にてヘッドレスト自動調整
禁止を指定して、意に沿わないヘッドレスト自動駆動を
避けることができる。
【0022】また、着座予定者が数人の特定人に限定さ
れ、それぞれ対応のシ−ト最適姿勢をメモリに登録する
使用態様では、各人宛てのシ−ト最適姿勢を登録した後
は、ヘッドレスト自動調整は実質上不要であり、この場
合、指定手段(SE)にてヘッドレスト自動調整禁止を指定
しておくことにより、不要なヘッドレスト自動移動が避
けられる。新規使用者に適したシ−ト姿勢を設定し登録
する場合、あるいは、登録姿勢を更新する場合に、指定
手段(SE)にてヘッドレスト自動調整可を指定してシ−ト
姿勢を調整し、シ−ト前後位置調整を終えると指定手段
(SE)にてヘッドレスト自動調整禁止を指定するのが好ま
しい。 (7)着座者から見て前後方向にシ−ト(1〜3)を駆動す
る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置(RPA)を検
出する前後位置検出手段(A2,A3,6a,9a,10);前記シ−ト
のヘッドレスト(3)を上下駆動する電動駆動機構B;該
ヘッドレストの上下方向の位置(RPB)を検出するヘッド
レスト位置検出手段(B2,B3,6b,9b,10);駆動指示を入力
する手段(SB,SC);および、該入力手段による駆動指示
に応答して電動駆動機構AまたはBの少なくともいずれ
かを制御し、前後方向のシ−ト位置(RPA)に対応付けら
れた上下位置(PBo)に前記電動駆動機構Bを介して前記
ヘッドレスト(3)を駆動するヘッドレスト自動調整(図7
の57〜63)を行なう、制御手段(10,9a,9b);を備える電
動シ−トにおいて:シ−トクッション(1)に着座者が居
るか否を検出する着座センサ(SG);を備え、前記制御手
段(10,9a,9b)は、着座センサ(SG)が着座者を検出してい
るときに前記ヘッドレスト自動調整を実行し(図6,7の56
〜63)、着座者を検出していないときは前記ヘッドレス
ト自動調整を保留する(図6の56-図7のArPによる57〜63
のバイパス);ことを特徴とする。
【0023】例えば本電動シ−トを、乗用車の前部座席
シ−トに用いており、後部座席に対する荷物の積み降ろ
し又は人の乗降を助けるために、着座者のない前部シ−
トすなわち本実施態様の電動シ−トを前方向に駆動する
とき、ヘッドレスト自動調整が行なわれないので、ヘッ
ドレストは動かない。すなわち無駄な動きをすることが
ない。前部シ−トを元位置に戻すために、着座者なしで
後方向に駆動するときも同様である。 (8)着座者を支持するための部材(1/3)を駆動する電
動駆動機構(A/B);それに連結され部材移動同期パルス
を発生するパルス発生器(A2/B2)および該パルスをカウ
ントして部材位置デ−タ(RPA/RPB)を更新するデ−タ処
理手段(10,9a/9b)を含む位置検出手段(10,A2,A3,6a,9a/
B2,B3,6b,9b);電源オフ時も部材位置デ−タを保持する
ための不揮発性メモリ手段(17);駆動指示を入力する手
段(SB,SC);および、電源オフからオンの切換わりの直
後に不揮発性メモリ手段(17)の部材位置デ−タ(EPA/EP
B)を読出してデ−タ処理手段の処理対象デ−タ(RPA/RP
B)に設定し(図3の4,IVD A/IVD A)、前記入力手段による
駆動指示に応答して電動駆動機構(A/B)を駆動しデ−タ
処理手段が更新した部材位置デ−タ(RPA/RPB)を不揮発
性メモリ手段(17)に書込む(図5の45,図7の76) 制御手段
(10,9a/9b);を備える電動シ−トにおいて:前記制御手
段(10,9a/9b)は、電動駆動機構の駆動開始時には駆動中
を表わす情報(ERA=0/ERB=0)を、終了時には停止中を表
わす情報(ERA=1/ERB=1)を、不揮発性メモリ手段(17)に
書込み(図5の36,47/図7の68,76)、電源オフからオンの
切換わりの直後に不揮発性メモリ手段から該情報を読出
して(図3の4)それが駆動中を表わすもの(ERA=0/ERB=0)
であるときには、部材位置デ−タエラ−対応の処理(図3
の7A,8A/7B,8Bおよび図6の49-図7のArPによる57〜63の
バイパス、すなわちヘッドレスト自動調整の禁止又は保
留。および、図3の9A〜12A/9B〜12Bによる位置レジスタ
RPA/RPBへの仮位置デ-タの設定)を行なう;ことを特徴
とする電動シ−ト。
【0024】これによれば、電源ダウンのあと電源が正
常状態に復帰したときに不揮発性メモリ手段(17)より上
記情報(ERA/ERB)を読出すことにより、不揮発性メモリ
手段(17)の部材位置デ−タ(EPA/EPB)がエラ−(信頼性
が低い)か否(信頼性が高い)かを判断できる。前回の
電源オフ時に電動駆動機構が駆動中であって、今回の電
源オン時の、不揮発性メモリ手段(17)の部材位置デ−タ
(EPA/EPB)がエラ−である可能性がある(ERA=0/ERB=0)と
きには、制御手段(10,9a/9b)が、部材位置デ−タエラ−
対応の処理を行ない、電動駆動の信頼性を確保しうる。 (9)上記(4)において禁止手段(CPU10)は、ドアの
開閉を検出する手段(SF)がドアの開を示す状態に切換わ
ると、ヘッドレスト自動調整の禁止を解除(FHB=0)する
(図10の92〜96)。
【0025】ドア開のときに着座者が交替する可能性が
ある。仮に交替があって、新たな着座者がシ−トを前後
駆動すると、本実施態様によれば、ドア開のときにヘッ
ドレスト自動調整禁止が解除されているので、シ−ト前
後移動に連動してヘッドレストがシ−ト前後位置対応の
位置(PBo)に移動する。新たな着座者は、ヘッドレスト
自動調整の利点を活かせる。 (10)前記(5)において禁止手段(CPU10)は、前記
シ−トバック(2)の回動角(RPE)が、シ−トバックの傾斜
設定値(PRref)よりも小さい傾斜になったときに、前記
ヘッドレスト自動調整を実行する(図10の101-103-104-
図6の57)。
【0026】これによれば、シ−トバック(2)が起立し
干渉の可能性がなくなった角度で、ヘッドレスト自動調
整が実行され、ヘッドレストが、そのときのシ−ト前後
位置対応の高さ(PBs)に自動的に駆動される。 (11)上記(6)において制御手段(10,9a,9b)は、指
定手段(SE)による指定が許可から禁止に切換わったとき
には、そこでヘッドレスト自動調整を停止する(図6の50
-図7のArP、による57〜63のバイパス)。
【0027】ユ−ザが入力手段(SB,SC)を操作してシ−
ト前後駆動をしているときヘッドレスト自動調整によっ
てヘッドレストが意に反して移動し、このヘッドレスト
自動調整を解除するためにユ−ザが指定手段(SE)をヘッ
ドレスト自動調整禁止に切換えると、そこでヘッドレス
ト自動移動が停止する。 (12)上記(6)において制御手段(10,9a,9b)は、指
定手段(SE)による指定が禁止から許可に切換わったとき
には、そこでヘッドレスト自動調整を実行する(図10の
97-99-100-図7の57)。
【0028】ユ−ザが指定手段(SE)をヘッドレスト自動
調整禁止から許可に切換えたときに、ヘッドレストの高
さ(RPB)がシ−ト前後位置(RPA)対応の高さ(PBo)からず
れていると、ヘッドレストがそのときのシ−ト前後位置
(RPA)対応の高さ(PBo)に自動的に駆動される。 (13)上記(7)において制御手段(10,9a,9b)は、着
座センサ(SG)の検出が着座者なしからありに切換わった
ときに、そこでヘッドレスト自動調整を実行する(図10
の105-107-108-図7の57)。
【0029】着座者なしからありに変化したときに、ヘ
ッドレストの高さ(RPB)がシ−ト前後位置(RPA)対応の高
さ(PBo)からずれていると、ヘッドレストがそのときの
シ−ト前後位置(RPA)対応の高さ(PBo)に自動的に駆動さ
れる。 (14)着座者から見て前後方向にシ−ト(1)を駆動す
る電動駆動機構A;それに連結されシ−ト移動同期パル
スを発生するパルス発生器(A2)および該パルスをカウン
トしてシ−ト位置デ−タ(RPA)を更新するデ−タ処理手
段(10,9a)を含む位置検出手段(10,A2,A3,6a,9a);前記
シ−ト(1)のヘッドレスト(3)を上下駆動する電動駆動機
構B;該ヘッドレストの上下方向の位置を検出するヘッ
ドレスト位置検出手段(10,B2,B3,6b,9b);駆動指示を入
力する手段(SB,SC);および、電源オフからオンの切換
わりの直後に不揮発性メモリ手段(17)のシ−ト位置デ−
タ(EPA)を読出してデ−タ処理手段(10,9a)の処理対象デ
−タ(RPA)に設定し、前記入力手段による駆動指示に応
答して電動駆動機構(A)を駆動し、前後方向のシ−ト位
置(RPA)に対応付けられた上下位置に前記電動駆動機構
Bを介して前記ヘッドレストを駆動するヘッドレスト自
動調整(図6,7の57〜63)を行ない、デ−タ処理手段(10,9
a)が更新したシ−ト位置デ−タ(RPA)を不揮発性メモリ
手段(17)に書込む制御手段(10,9a,9b);を備える電動シ
−トにおいて:前記制御手段(10,9a,9b)は、電動駆動機
構Aの駆動開始時には駆動中を表わす情報(ERA=0)を、
終了時には停止中を表わす情報(ERA=1)を、不揮発性メ
モリ手段(1)に書込み、電源オフからオンの切換わりの
直後に不揮発性メモリ手段(17)から該情報を読出してそ
れが駆動中を表わすもの(ERA=0)であるときには、前記
ヘッドレスト自動調整(図6,7の57〜63)の禁止(図3の7A,
図6の49-図7のArPによる57〜63のバイパス)を設定す
る;ことを特徴とする電動シ−ト。
【0030】これによれば、デ−タエラ−の可能性があ
るメモリデ−タを基点にして生成されるシ−ト位置デ−
タに基づいた、適位置からズレる可能性があるヘッドレ
スト自動調整が禁止されるので、ヘッドレスト自動調整
エラ−が防止される。 (15)位置検出手段(10,A2,A3,6a,9a)は、シ−ト(1)
が特定位置(PAmin,PAref,PAmax)に到達したことを検知
する手段(A3,6a)を含み、デ−タ処理手段(10,9a)は、そ
の検知に応答してシ−ト位置デ−タ(RPA)を該特定位置
に定められたもの(PAmin,PAref,PAmax)に更新する。
【0031】これにより、シ−ト位置デ−タ(RPA)の信
頼性が低くかった場合でも、特定位置到達検知をしたと
きからシ−ト位置デ−タの信頼性が高く、それに基づい
た機構駆動制御の信頼性と安定性が高くなる。 (16)制御手段(10,9a,9b)は、特定位置到達検知に応
答してシ−ト位置デ−タ(RPA)が更新されると、ヘッド
レスト自動調整の禁止を解除する(図5の34,35;40〜42で
FIA=0とし、図6の49から50-51-55-56を経て57〜63を実
行する)。
【0032】これにより、信頼性が高いシ−ト位置デ−
タ(RPA)に基づいたヘッドレスト自動調整が可能とな
る。 (17)制御手段(10,9a,9b)は、ヘッドレスト自動調整
の禁止から解除に切換わったときに、前後方向のシ−ト
位置に対応付けられた上下位置に電動駆動機構Bを介し
て前記ヘッドレストを駆動する(図10の109から図6,7の5
7〜63)。
【0033】これにより、信頼性が高いシ−ト位置デ−
タ(RPA)に基づいたヘッドレスト自動調整が実現する。
【0034】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0035】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の、機構概要を示
す。図1に示す電動シ−トは、ドライバシ−トであっ
て、シ−トクッション1(着座部),シ−トバック2お
よびヘッドレスト3から構成されるものであって、周知
の電動駆動機構A(スライド調整機構)を介して車両フ
ロアに対して、車両の前後軸が延びる方向(以下前後方
向)に移動自在に支持されている。シ−トクッション1
の前部および後部は、周知の電動駆動機構CおよびD
で、それぞれ上下駆動され、これによりシ−トクッショ
ン1の高さおよび前後方向の傾斜が調整される。
【0036】シ−トバック2は、周知の電動駆動機構E
(リクライニング機構)にてシ−トクッション1に対し
て前後方向に傾動可に結合されている。ヘッドレスト3
は、シ−トバック2の上部に、周知の電動駆動機構B
(昇降機構)を介して上下方向(正しくはシ−トバック
2の先端に対して接離する方向)に移動自在に支持され
ている。シ−トバック2には更に、水平軸廻りに回動す
ることによって着座者に対して突出し/退避するランバ
−サポ−トがあり、このランバサポ−トを周知の電動駆
動機構Fが回転(突出し/退避)駆動する。
【0037】図2に、上述の電動駆動機構A〜Fに組込
まれた電気要素と、各機構を駆動するシ−トECU(シ
−ト姿勢制御用の電子制御装置)の構成を示す。シ−ト
を前後方向に駆動する電動駆動機構Aの原動機である電
気モ−タA1は、逆転回路4aおよび正転回路5aに接
続されており、逆転回路4aは、モ−タコントロ−ラ9
aが逆転(後方へ駆動)を指示すると電気モ−タA1に
逆転用の通電をし、これにより電気モ−タA1が逆回転
して、シ−トが前方向(フロント方向)に移動する。正
転回路5aは、モ−タコントロ−ラ9aが正転(前方へ
駆動)を指示すると電気モ−タA1に正転用の通電を
し、これにより電気モ−タA1が正回転して、シ−トが
後方向(リア方向)に移動する。いずれの通電の場合
も、電流が過負荷検出用の抵抗器raに流れ、過負荷検
出器6aが抵抗器raの電圧降下(電流値)を監視し、
それが機構の移動限界位置到達に相当する高い値(過負
荷検出用の参照値以上の値)になると、過負荷信号(過
負荷であることを示す信号)を発生してモ−タコントロ
−ラ9aに与える。
【0038】電気モ−タA1の回転軸にはロ−タリエン
コ−ダA2が連結されており、電気モ−タA1のロ−タ
の所定小角度の回転につき1パルスの移動同期パルスを
発生し、パルス処理回路7aが、このパルスを増幅およ
び整形してモ−タコントロ−ラ9aに与える。電動駆動
機構Aのシ−ト駆動範囲(移動領域)の前側限界位置PA
min〜後側限界位置PAmaxの中程の基準点PArefを境
に、シ−トが前側から基準点PArefまでの前半範囲に
ある間はオン(スイッチ接)、基準点PArefおよびそれ
から後側の後半範囲にある間はオフ(スイッチ開)を維
持するシ−ト前後位置検出用のスイッチA3およびスイ
ッチ操作カム(図示せず)が電動駆動機構Aにあり、ス
イッチA3に接続された検出回路8aが、該スイッチA
3のオン/オフを表わす検出信号をモ−タコントロ−ラ
9aに与える。
【0039】電動シ−ト用の電源スイッチSPSが車上
バッテリBATに接続され、しかも電源スイッチSPS
が閉(オン)で、更には、自己保持リレ−PRYがオン
の間、電源回路PSCが、図2に示す電気回路各部に所
要の動作電圧のすべてを印加するが、電源スイッチSP
Sがオンであっても、自己保持リレ−PRYがオフの間
は、電源回路PSCは、CPU10,ROM11,RA
M12およびEEPROM17、ならびに、CPU10
による入力スイッチSA〜SEおよび検知スイッチS
F,SGの状態変化認知に所要のインタ−フェ−ス部分
に、位置デ−タ保持および入力検知に所要の微小電力を
常時供給する。
【0040】ここで、電源スイッチSPSがオフ又は車
上バッテリBATが非接続のときの、図2に示すシ−ト
ECU内電気回路のすべてが電源から遮断されている状
態を、「電源オフ状態」と称し、上述の微小電力のみ部
分的に供給している状態を「待機状態」と称し、電気回
路のすべてに所要の動作電圧を印加している状態を「活
性状態」と表現すると、EEPROM17は不揮発性メ
モリであるので、「電源オフ状態」でもそれに書込まれ
ているデ−タを保持(保存)するが、CPU10および
RAM12は、デ−タを保持しえない。「電源オフ状
態」では、電動駆動機構A〜Fが駆動するものの位置デ
−タは、EEPROM17のみが保持する。
【0041】車上バッテリBATに電源スイッチSPS
が接続されかつ電源スイッチSPSがオンになると、電
源回路PSCが微小電力の給電を開始し、これによりシ
−トECUは「待機状態」となるが、この「待機状態」
に入ったときに、CPU10が、自己保持リレ−PRY
をオンにしこれにより電源回路PSCが電気回路のすべ
てに所要の動作電圧を印加して、シ−トECUを「活性
状態」とし、I/Oポ−ト16を介して各部状態をチェ
ックして、各部が正常であると、EEPROM17より
保存デ−タを読出して、各機構宛ての位置レジスタRP
A〜RPFに、位置デ−タを設定する。この処理の内容
は、図3を参照して、後に詳細に説明する。
【0042】「活性状態」としてから、スイッチ入力又
は検出スイッチの状態変化が無い状態が設定時間Twの
間継続するとCPU10は、自己保持リレ−PRYをオ
フにして、シ−トECUを「待機状態」とする。これに
より、機構A〜Fおよび機構駆動装置Ad〜Fdの電源
が落ちる。「待機状態」のときにスイッチ入力又は検出
スイッチの状態変化があるとCPU10は、自己保持リ
レ−PRYをオンにして「活性状態」(Ad〜Fdへ電
源オン)とし、入力又は状態変化に対応した処理を実行
する。すなわち、入力又は状態変化をエンコ−ドして機
構駆動装置Ad〜Fdに対するコマンドを生成してそれ
らに与える。この処理の内容も、図4以下を参照して、
後に詳細に説明する。
【0043】機構駆動装置Adのモ−タコントロ−ラ9
aは、コマンドを実行し、電気モ−タA1を駆動してい
る間は、ロ−タリエンコ−ダA2が1パルス発生する毎
に、コントロ−ラ9aの内部メモリに割り宛てた前後位
置レジスタの位置デ−タを、インクレメント又はデクレ
メントして位置デ−タを更新し、スイッチA3にオン/
オフの切換わりがあると、そこで位置デ−タを基準点位
置を表わすPArefに更新し、過負荷検出回路6aが過
負荷を検出すると、モ−タ駆動を停止し、前方向に駆動
中であったときには前後位置レジスタに前側限界位置を
表わすPAminを、後方向に駆動中であったときには前
後位置レジスタに後側限界位置を表わすPAmaxを書込
み、位置デ−タを保持するが、「電源オフ状態」はもと
より「待機状態」でも、コントロ−ラ9aは電源オフで
ありそれ自身で位置デ−タを保持しえない。したがっ
て、各機構A〜Fの駆動中には、CPU10も同様に上
述の位置デ−タの更新を行なって保持し、「待機状態」
から「活性状態」に切換えた直後に、CPU10が、そ
れが保持する各機構A〜F宛ての位置デ−タRPA〜R
PFを、各機構駆動装置Ad〜Fdに転送する。
【0044】機構駆動装置Ad〜Fdは、ハ−ドウェア
構成は同一であり、機能も同様である。ただし、設定値
や定数等、機構A〜Fの個別特性に合せて設定するデ−
タは、個別に定められている。
【0045】操作表示パネルには、各種入力スイッチS
A〜SEおよび表示灯である発光ダイオ−ドLDがあ
り、CPU10は、パネルI/F14を介して入力スイ
ッチの状態変化すなわちドライバ(ユ−ザ)入力を読取
る。また、シ−トクッション1に装備された着座センサ
SGおよびドライバドア開閉検知スイッチSFの状態
も、外部I/F15を介して、CPU10が読取る。次
の表1に、図2に示す入力スイッチおよび検知スイッチ
に割り当てた符号と、機能を示す。
【0046】
【表1】
【0047】3個のスイッチSA1〜3でなるスイッチ
群SAは、シ−ト使用者識別用の開,閉スイッチであ
り、それらの中の1個SAi(i=1,2又は3)を押
すとそれが閉となって他の2つが機械的に開に強制され
る。すでに閉となっているスイッチを再度押すとそれが
開に切換わり、前スイッチ開となる。シ−トECUに対
しては、スイッチSA1〜3は、シ−ト姿勢デ−タ(前
後位置デ−タRPA,ヘッドレスト上下位置デ−タRP
B,クッション前部上下位置デ−タRPC,クッション
後部上下位置デ−タRPD,シ−トバック傾斜デ−タR
PE、および、ランバ−サポ−ト回動位置デ−タRP
F、の集合、すなわち位置デ−タ群)を、シ−トECU
(のEEPROM17)に登録し、それから読出す場合
の、アクセス先のデ−タテ−ブルの名宛て又は名指をす
るものである。
【0048】指で押している間のみオンとなるモ−メン
タリスイッチSBは、表1に示すように、各機構A〜F
に各1対割り当てられた、総計12個の手動駆動用の
往,復方向駆動指示スイッチであり、例えば1対である
SBAfとSBArの一方SBAfは、機構Aによるシ
−トの前方向への駆動を指示するスイッチ、SBArは
後方向への駆動を指示するスイッチであり、指で押され
ている間オンで、これが駆動を指示する。SBBuとS
BBdは、ヘッドレスト2の上駆動指示用および下駆動
指示用である。SBCuとSBCdは、シ−トクッショ
ン2の前部の上駆動指示用および下駆動指示用である。
SBDuとSBDdは、シ−トクッション2の後部の上
駆動指示用および下駆動指示用である。SBEfとSB
Erは、シ−トバック2の前方向への回動駆動指示用お
よび後方向への回動駆動指示用である。SBFfとSB
Frは、ランバ−サポ−トの前方向(着座者に向けて突
出す方向)への回動駆動指示用および後方向への回動駆
動指示用である。
【0049】自動姿勢設定スイッチSCは、メモリ(E
EPROM17)に登録しているシ−ト姿勢デ−タ又は
ROM11の標準姿勢デ−タを読出して、その姿勢にシ
−トを定めることを指示するものである。このスイッチ
SCがオンにされると、そのときSA1〜SA3のいず
れかSAiがオンであると、そのスイッチSAiに宛て
られた姿勢デ−タが、EEPROM17の姿勢デ−タテ
−ブルi(メモリの一領域)から読み出される。SA1
〜SA3すべてがオフであったときには、ROM11の
標準姿勢デ−タテ−ブル(メモリの一領域)に書込まれ
ている標準姿勢デ−タが読出される。
【0050】姿勢登録スイッチSDは、EEPROM1
7にシ−ト姿勢デ−タを登録することを指示するもので
あり、このスイッチSDがオンにされると、そのときS
A1〜SA3のいずれかSAiがオンであると、EEP
ROM17上の、そのスイッチSAiに宛てられた姿勢
デ−タテ−ブルiに、そのときのシ−ト姿勢デ−タ(R
PA〜RPFの集合)が書込まれる。SA1〜SA3す
べてがオフであったときには、この書込みは行なわれな
い。
【0051】ヘッドレスト連動許可スイッチSEは、開
閉スイッチであり、その閉(オン)は、シ−トの前後位
置RPAの変更に対応して、該位置RPAに対応した適
位置にヘッドレストの高さを自動調整するヘッドレスト
自動調整モ−ドを指定(許可)し、スイッチSEの開
(オフ)は、ヘッドレスト自動調整モ−ドを解除(禁
止)する。
【0052】ドア開閉検知スイッチSFは、ドライバ席
ドアの開閉を検出するものであり、スイッチSFの閉
(オン)はドア開を、開(オフ)はドア閉を意味する。
ドライバシ−ト(シ−トクッション1)の着座センサS
Gは、ドライバシ−トに着座者があるか否かを検出し、
着座センサSGのオン(閉)は着座者ありを、オフ
(開)は着座なしを意味する。操作表示パネルには9個
の発光ダイオ−ドLDが備わっている。その内訳を次の
表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】発光ダイオ−ドLD1〜LD3は、それぞ
れスイッチSA1〜SA3がオンのときに点灯するもの
で、EEPROM17上の、姿勢デ−タテ−ブル1〜3
のいずれが指定であるかを意味する。発光ダイオ−ドL
DA〜LDFのそれぞれは機構A〜Fのそれぞれに割り
当てられており、割り宛てられた機構対応の位置レジス
タの位置デ−タが、検出値でないとき、該機構が駆動中
のとき、ならびに、過負荷検出と位置レジスタの位置デ
−タとが解離している(機構異常が考えられる)ときに
点灯される。
【0055】図11の(a)に、機構Aによるシ−トの
前後駆動範囲と前後位置デ−タを横軸に、機構Bによる
ヘッドレストの上下移動範囲と上下位置デ−タを縦軸に
して、位置検出スイッチA3とB3のオン/オフで規定
される領域区分を示す。機構AのスイッチA3と図示し
ないスイッチ操作カムとの組合せにより、スイッチA3
は、シ−ト前後位置RPAが、基準点PAref(130m
m)より、移動領域の基点である前限界位置(PAmin=
0mm)側の間オン、基準点PArefおよびそれより移動
領域の終点である後限界位置(PAmax=240mm)側
の間オフとなる。機構BのスイッチB3と図示しないス
イッチ操作カムとの組合せにより、スイッチB3は、ヘ
ッドレスト上下位置RPBが、基準点PBref(35m
m)より基点である下限界位置(PBmin=0mm)側の間
オン、基準点PBrefおよびそれより終点である上限界
位置(PBmax=72mm)側の間オフとなる。すなわ
ち、位置検出スイッチA3,B3が切換わる基準点(P
Aref=130mm,PBref=35mmの点IPb)は、各
移動領域(PAmin=0mm〜PAmax=240mm,PBmi
n=0mm〜PBmax=72mm;中間点は120mm,36m
m)の中程(PAref=130mm,PBref35mm)に定め
られている。
【0056】他の機構C〜Fのそれぞれにも1個の、同
様な位置検出スイッチ(C3〜F3:図示せず)および
スイッチ操作カム(図示せず)があり、上述と同様に、
各移動領域の中程の一点PCref,PDref,PEref,
PFrefにて、該スイッチのオン/オフが切換わる。
【0057】図11上の太い左下り斜線は、シ−ト前後
位置に連動してヘッドレストの上下位置を自動調整する
場合の、シ−ト前後位置対応のヘッドレスト目標位置
(適位置)を示し、この自動調整モ−ドが指定されてい
るときには、シ−トの前後移動に伴って、ヘッドレスト
が該斜線の位置に自動的に駆動される。
【0058】図3〜図10に、図2に示すCPU10の
制御動作の概要を示す。まず図3を参照されたい。電動
シ−トの電源スイッチSPSが車上バッテリBATに接
続されて該電源スイッチSPSがオン(閉)になると、
電源回路PSCがCPU10等の待機監視要素に微小電
力を供給し、これによりシ−トECUが「待機状態」に
なる。CPU10は、この電源オン(微小電力の供給)
に応答して、その内部のレジスタ,カウンタ,タイマ等
を待機時の状態に設定し、入出力ポ−トを待機時の信号
レベルに定める(ステップ1)。なお、以下においてカ
ッコ内では、ステップという語を省略してステップN
o.数字,記号のみを記す。
【0059】この時点では、CPU10は、各機構A〜
Fの位置デ−タを保持していない。次にCPU10は、
自己保持リレ−PRYをオンにし、タイマTwをスタ−
トする(2,3)。リレ−PRYのオンにより電源回路
PSCが機構駆動装置Ad〜Fdに動作電圧を与え、シ
−トECUは「活性状態」になる。これにより、各駆動
装置Ad〜Fdのモ−タコントロ−ラ9a,9b,・・
・が、自身の電源オン応答の初期化を実行し、そしてC
PU10からのコマンドを待つ指令待機状態となり、位
置検出スイッチA3,B3,・・・の状態を読むことが
できる。また、CPU10も、I/O16および各モ−
タコントロ−ラ9a,9b,・・・を介して、位置検出
スイッチA3,B3,・・・の状態を知ることができ
る。しかしこの時点では、モ−タコントロ−ラ9a,9
b,・・・も現在位置デ−タを保持していないので、C
PU10およびモ−タコントロ−ラ9a,9b,・・・
共に、各機構A〜Fの現在位置(A〜Fの位置の集合を
シ−ト姿勢と称す)を知らない。 CPU10はここ
で、EEPROM17から、制御デ−タERA〜ERF
および機構位置デ−タEPA〜EPFを読出す(4)。
これらのデ−タの内容は次の通りである; ERA:前回の電源オフ直前に、機構A(のモ−タA
1)が駆動中であったか、停止中であったかを示す1ビ
ット。駆動中=「0」/停止中=「1」, ERB:ERAと同様で、機構Bに関して、駆動中=
「0」/停止中=「1」, ERC:ERAと同様で、機構Cに関して、駆動中=
「0」/停止中=「1」, ERD:ERAと同様で、機構Dに関して、駆動中=
「0」/停止中=「1」, ERE:ERAと同様で、機構Eに関して、駆動中=
「0」/停止中=「1」, ERF:ERAと同様で、機構Fに関して、駆動中=
「0」/停止中=「1」, EPA:前回の電源オフまでに、最後に書込まれたシ−
ト前後位置デ−タRPA,EPB:EPAと同様の、ヘ
ッドレスト上下位置デ−タRPB, EPC:EPAと同様の、シ−トクッション前部の上下
位置デ−タRPC, EPD:EPAと同様の、シ−トクッション後部の上下
位置デ−タRPD, EPE:EPAと同様の、シ−トバックの傾斜角度デ−
タRPE, EPF:EPAと同様の、ランバ−サポ−トの突出し位
置デ−タRPF。
【0060】なお、EEPROM17にデ−タ書込みが
行なわれていないとき(ならびにメモリクリアされたと
き)は、制御デ−タERA〜ERFはすべて「0」であ
る。 1.電源スイッチSPSのオン直後の、シ−ト姿勢初期
値の決定(IVD A〜F) 1A.シ−ト前後位置RPAの初期値の決定(IVD
A) ここでCPU10は、機構A宛ての制御デ−タERAを
チェックして(5A)、それが「1」であると、EEP
ROM17から読出した機構A宛ての位置デ−タEPA
が前回の電源オフ時のシ−ト前後位置(これに現在位置
が同じ)を正しく表わす可能性が高い(信頼性が高い)
ので、CPU10の内部メモリ又はRAM12に割り当
てた、機構A宛てのシ−ト前後位置レジスタRPAに、
EPAを書込み(6A)、位置レジスタRPAのデ−タ
RPAを機構Aの駆動装置Adのモ−タコントロ−ラ9
aに転送する(13A)。モ−タコントロ−ラ9aは、
受信した位置デ−タRPAを、その内部メモリに割り宛
てた位置レジスタに書込む。 しかし制御デ−タERA
が「0」であると、位置デ−タEPAの、現在のシ−ト
位置を正しく表わす信頼性が低い、すなわちデ−タエラ
−の可能性が高い、と考えられるので、CPU10は、
レジスタFIAに「1」(検出値に基づいた位置デ−タ
の設定は未完)を書込み(7A)、発光ダイオ−ドLD
Aを点灯し(8A)、機構駆動装置Ad(のモ−タコン
トロ−ラ9a)に状態情報を要求して、自己に読込む
(9A)。ここでは、読込んだ状態情報の中の、位置検
出スイッチA3の状態信号を摘出して、位置レジスタR
PAに、仮のものとして、所定の位置デ−タを書込む。
すなわち、位置検出スイッチA3がオフ(図11の
(a)に示すエリアA又はB)であるときは、位置レジ
スタRPAにPAmax=240mmを書込む。スイッチA
3がオン(エリアB又はC)であるときは、位置レジス
タRPAにPAref=130mmを書込む(10A〜12
A)。
【0061】1B.ヘッドレスト上下位置RPBの初期
値の決定(IVD B) ここでも、上記の処理(IVD A)と同様にして、制
御デ−タERBが「1」であると、機構B宛てのヘッド
レスト上下位置レジスタRPBに、EPBを書込み(6
B)、位置レジスタRPBのデ−タRPBを機構Bの駆
動装置Bdのモ−タコントロ−ラ9bに転送する(13
B)。モ−タコントロ−ラ9bは、受信した位置デ−タ
RPBを、その内部メモリに割り宛てた位置レジスタに
書込む。しかし制御デ−タERBが「0」であると、レ
ジスタFIBに「1」を書込み(7B)、発光ダイオ−
ドLDBを点灯し(8B)、機構駆動装置Bdに状態情
報を要求して、自己に読込む(9B)。ここでは、読込
んだ状態情報の中の、位置検出スイッチB3の状態信号
を摘出して、位置レジスタRPBに、仮のものとして、
所定の位置デ−タを書込む。すなわち、位置検出スイッ
チB3がオフ(図11の(a)に示すエリアA又はB)
であるときは、位置レジスタRPBにPBref=35mm
を書込み、スイッチB3がオン(エリアC又はD)であ
るときには位置レジスタRPBにPBmin=0mmを書込
む(10B〜12B)。
【0062】他の機構C〜Fのそれぞれ宛ての位置レジ
スタRPC〜RPFに各初期値を設定する、他の初期値
の決定IVD C〜Fの内容も、上述のIVD A,Bの
ものと同様である。 2.電源スイッチSPSのオン直後の、ヘッドレストの
自動調整(HRA) 図4を参照する。CPU10は次に、レジスタFIA,
FIBのデ−タをチェックして(15)、それらの少く
とも一方が「1」(検出値に基づいた位置デ−タの設定
は未完)であると、シ−ト前後位置デ−タRPA又はヘ
ッドレスト上下位置デ−タRPBが不正確であるので、
ヘッドレストを、着座者保護の信頼性が高い高位置に仮
設定する(16〜18)。すなわち、シ−トクッション
1に対するシ−トバック2の傾斜角度デ−タRPEを位
置レジスタRPEから読出して、それが基準角度(基準
点)PEref以下であるかをチェックする(16)。角
度デ−タRPEが表わす角度値の最低値(PEmin=0
°)は、シ−トバック2が前方向の限界位置に到れてシ
−トクッション1に対してシ−トバック2が略60度の
角度(車両の床面に対して60度)で前に到れた前傾姿
勢であり、角度デ−タRPEが表わす角度値の最高値
(PEmax=120°)では、シ−トバック2が車両の
床面と平行(水平)である。基準角度(基準点)PEre
f=50°(車両の床面に対しては110°)である。
【0063】ステップ16で、シ−トバック2の位置
(傾斜角度)デ−タRPEがPEref以下であると、す
なわち、シ−トバック2の、車両床面に対する角度が1
10°以下であると、シ−トバック2は実質上起立して
おりヘッドレスト3の上昇駆動すなわち押出しに問題が
ない。この場合にはCPU10は、位置レジスタRPA
のデ−タ(ここでは、PAref=130mm又はPAmax=
240mm)に対応する、ヘッドレスト目標位置(高さ)P
Bs(PAref=130mm対応のPBref=35mm又はP
Amax=240mm対応のPBmax=72mm)を算出して
(17)、コントロ−ラ9bに、PBsへのヘッドレス
ト駆動を指示する(18)。すなわち、コントロ−ラ9
bに、ヘッドレスト駆動目標位置としてPBsを与え、
目標位置への駆動を指示する。コントロ−ラ9bは、目
標位置PBs(=PBref又はPBmax)と、コントロ−
ラ9bの内部の位置レジスタRPBのデ−タRPB(こ
の時点では、RPB=PBref)とを比較して、ヘッド
レスト2の位置RPBが目標位置PBsに合致する方向
に、電気モ−タB1を駆動する。CPU10は、コント
ロ−ラ9bが、目標位置PBsへの駆動完了を報知して
来るまで、過負荷検出回路6b,パルス処理回路7bお
よび位置検出回路8bの出力信号を監視する。
【0064】例えば、電源スイッチSPSが車両バッテ
リBATに接続され、かつ電源スイッチSPSがオフか
らオンに切換わったときに、制御デ−タERA,ERB
共に「0」(位置デ−タEPA,EPB共に、信頼性が
低い)であった場合を考える。この場合に、シ−トの前
後位置RPAが、図11の(a)上のエリアA又はDで
あったときには、位置デ−タRPA=PAmax(240m
m)であるので、目標位置PBs=PBmax(72mm)と算
出される。この場合に、ヘッドレスト3がエリアA内
(例えば、図11の(b)に示す点a0)であったとき
には、位置デ−タRPB=PBref(35mm)であるの
で、コントロ−ラ9bが、PBmax(72mm)−PBref
(35mm)分の駆動が必要であるとして、ヘッドレスト
3を上駆動する。ヘッドレスト3の、この駆動前の実際
の位置はPBref(35mm)以上であるので、PBmax
(72mm)−PBref(35mm)分の駆動を完了するまで
に、あるいはその分の駆動をしたときに、ヘッドレスト
3が上限界位置PBmax(72mm)に到達して、過負荷検
出回路6aの出力信号が、過負荷なしを示すレベルか
ら、過負荷ありを示すレベルに切換わる。コントロ−ラ
9bはこの切換りに応答して電気モ−タB1の駆動を停
止する。コントロ−ラ9bおよびCPU10は、過負荷
ありに応答して、それぞれの位置レジスタRPBの位置
デ−タを、PBmaxに書替える。そしてCPU10は、
レジスタFIBをクリアして、発光ダイオ−ドLDBを
消灯する。以上により、ヘッドレスト3は、例えば図1
1の(b)に示す点a0からa1に移動する。すなわ
ち、電源オン応答の初期位置設定により、エリアAにあ
ったヘッドレスト3は、該エリアの上限位置PBmaxに
設定される。
【0065】電源スイッチSPSがオフからオンに切換
わったときに、シ−ト位置およびヘッドレスト位置がエ
リアD内(例えば、図11の(b)に示す点d0)にあ
って、目標位置PBs=PBmax(72mm)と算出した場
合には、ヘッドレスト位置デ−タRPB=PBmin(0m
m)であるので、コントロ−ラ9bが、PBmax(72mm)
−PBmin(0mm)分の駆動が必要であるとして、ヘッド
レスト3を上駆動する。ヘッドレスト3の、この駆動前
の実際の位置はPBmin(0mm)以上であるので、PBma
x(72mm)−PBmin(0mm)分の駆動を完了するまで
に、まず、位置検出スイッチB3がオンからオフに切換
わる。そのときヘッドレスト3は、基準点の位置RBre
fである。コントロ−ラ9bおよびCPU10は、この
切換りに応答して、それぞれの位置レジスタRPBの位
置デ−タを、PBrefに書替える。そしてCPU10
は、レジスタFIBをクリアして、発光ダイオ−ドLD
Bを消灯する。ここで、目標位置がPBmax(72mm)、
現在位置RPBがPBref(35mm)であるのでコントロ
−ラ9bはヘッドレスト3の上駆動を継続し、パルス処
理回路7bが移動同期パルスを出力する度に、コントロ
−ラ9bおよびCPU10は、割込処理により位置デ−
タレジスタRPBの位置デ−タRPBを最小単位更新す
る。すなわちヘッドレストの移動に伴って、位置デ−タ
RPBを更新する。そして、位置デ−タRPBがPBma
x(72mm)になるか、あるいは過負荷検出回路6aの出
力が過負荷を示すものに切換わったときに、コントロ−
ラ9bはヘッドレスト3の駆動を停止する。以上によ
り、ヘッドレスト3は、例えば図11の(b)に示す点
d0からd1を経て上限位置PBmaxに移動する。すな
わち、電源オン応答の初期位置設定により、シ−ト前後
位置RPAに対応する適正位置(太い実線)よりも低い
位置であるエリアDにあったヘッドレスト3は、上限位
置PBmaxに設定される。すなわち、追突された場合着
座者を保護する可能性が高い位置に自動的に設定され
る。
【0066】電源スイッチSPSがオフからオンに切換
わったときに、シ−トの前後位置RPAが、図11の
(a)上のエリアB又はCであったときには、位置デ−
タRPA=PAref(130mm)であるので、目標位置P
Bs=PBref(35mm)と算出される。この場合に、ヘ
ッドレスト3がエリアB内(例えば、図11の(c)に
示す点b0)であったときには、位置デ−タRPB=P
Bref(35mm)であるので、コントロ−ラ9bはヘッド
レスト3は駆動しない。ヘッドレスト3がエリアB内に
あるということは、ヘッドレスト3がシ−トの前後位置
RPDに対応するヘッドレスト適正位置PBs以上の位
置、すなわち追突された場合着座者を保護する可能性が
高い位置であることを意味する。今回電源オンになった
ときのドライバが、前回電源オフになったときのドライ
バと同一の可能性が高く、シ−ト位置(ヘッドレスト位
置)も、同一でよい可能性が高いので、エリアB内にあ
るときには、ヘッドレストを駆動しないのが望ましい。
【0067】シ−ト位置およびヘッドレスト位置がエリ
アC内(例えば、図11の(c)に示す点c0)にあっ
て、目標位置PBs=PBref(35mm)と算出した場合
には、ヘッドレスト位置デ−タRPB=PBmin(0mm)
であるので、コントロ−ラ9bが、PBref(35mm)−
PBmin(0mm)分の駆動が必要であるとして、ヘッドレ
スト3を上駆動する。ヘッドレスト3の、この駆動前の
実際の位置はPBmin(0mm)以上であるので、PBref
(35mm)−PBmin(0mm)分の駆動を完了するまで又
はその分の駆動をしたときに、位置検出スイッチB3が
オンからオフに切換わる。そのときヘッドレスト3は、
基準点の位置RBrefである。コントロ−ラ9bおよび
CPU10は、この切換りに応答して、それぞれの位置
レジスタRPBの位置デ−タを、PBrefに書替える。
そしてCPU10は、レジスタFIBをクリアして、発
光ダイオ−ドLDBを消灯する。ここで、目標位置PB
sがPBref(35mm)、現在位置RPB(位置レジスタ
RPBのデ−タ)がPBref(35mm)であるので、コン
トロ−ラ9bはヘッドレスト3の駆動を停止する。以上
により、ヘッドレスト3は、例えば図11の(c)に示
す点c0からc1に移動する。すなわち、電源オン応答
の初期位置設定により、シ−ト前後位置RPB対応の適
正位置RBsよりも低いエリアDにあったヘッドレスト
3は、適正位置又はそれより高い基準位置PBrefに設
定される。
【0068】3.定常時のシ−ト姿勢制御 図4を参照する。各機構A〜F宛ての各位置レジスタR
PA〜RPFに上述のように初期値を設定し(IVD
A〜F)、ヘッドレストの初期調整(HRA)を行なっ
た後は、所定周期でパネルI/F14および外部I/F
15に接続されたスイッチの状態読込み(24)を繰返
し、スイッチSBのすべてがオフ、しかも状態変化がな
く、タイマTwがタイムオ−バすると、自己保持リレ−
PRYをオフにする(19〜22)。これによりシ−ト
ECUは「待機状態」となり、機構駆動装置Ad〜Fd
が電源オフとなる。
【0069】しかしCPU10は、位置デ−タRPA〜
RPFを保持しており、状態読込み(19)を繰返す。
そしてスイッチSBの中の1つのスイッチのオン又は状
態変化があると、タイマTwをスタ−トして(23)、
自己保持リレ−PRYをオンにする(24)。これによ
りシ−トECUは「活性状態」となる。次にCPU10
は、その位置レジスタRPA〜RPBに保持する各位置
デ−タRPA〜RPBを、各機構駆動装置Ad〜Fdの
モ−タコントロ−ラに転送し、各モ−タコントロ−ラ9
a,9b,・・・は、受信した各位置デ−タRPA〜R
PBを、コントロ−ラ内部の位置レジスタに書込む。次
にレジスタFIA〜FIF(図3のステップ7A,7B
参照)のデ−タを参照して、それが1であると対応する
発光ダイオ−ドLDA〜LDFを点灯する。例えば、レ
ジスタFIAのデ−タが1であると、発光ダイオ−ドL
DAを点灯とする。そして、図5を参照すると、最新に
実行した「状態読込み」(19)で読込んだ状態デ−タ
を参照して、スイッチSA1〜SA3のいずれがオンか
をチェックして(25,27,29)、いずれかSAi
がオンであると、それに対応付けられている発光ダイオ
−ドLDiを点灯にする(26,28,30,31)。
【0070】3A.シ−トのスライド前進制御(Af
P) 図5を参照する。次にCPU10は、シ−ト前進指示ス
イッチSBAfがオンかをチエックして(32)、オン
であると、スライド前進制御(AfP)を実行する。こ
のスライド前進制御(AfP)では、EEPROM17
の制御デ−タERAを「0」(モ−タ駆動中)に書替え
(36)、シ−トを前方向に駆動し(39)、シ−トの
前駆動に伴って(移動同期パルスが発生する毎に)、C
PU10およびモ−タコントロ−ラ9aの、それぞれの
シ−ト前後位置レジスタRPAの位置デ−タRPAを更
新する(図6の48)。このシ−ト駆動中に、位置検出
スイッチA3がオフからオンに切換わると、CPU10
およびモ−タコントロ−ラ9aは、それぞれの位置レジ
スタRPAの位置デ−タを、PArefに書替え(40,
41)、レジスタFIAの、位置デ−タの正確な設定が
未完であることを示す「1」をクリアし(42)、該未
完を示す発光ダイオ−ドLDAを消灯にする(43)。
【0071】なお、移動同期パルスの発生に応答した位
置デ−タRPAの更新(48)によって、位置検出スイ
ッチA3がオフ(エリアA)からオン(エリアB)に切
換わる前に、位置レジスタRPAの位置デ−タRPA
が、移動同期パルスの発生に応答した位置デ−タRPA
のデクレメントにより、エリアA内の位置を示すものか
らエリアB内の位置を示すものに切換わる可能性があ
る。すなわち位置検出スイッチA3による領域検出と移
動同期パルスのアップ/ダウンカウントによる位置デ−
タとが不整合となることが考えられる。したがって、本
実施例では、図6を参照すると、位置検出スイッチA3
がオフ(エリアA)の間は、移動同期パルスのダウンカ
ウントにより位置デ−タRPAがエリアB内の位置を示
すものになるときには、位置デ−タRPAは、エリアA
の限界値(RPref=130mm)に留め(48a〜48c
−48f−48g)、デクレメント(カウントダウン;
位置デ−タの更新)は保留する(48f,48g)。ま
た、シ−ト位置が下限位置(基点;PAmin=0)に達
していない(過負荷を検知しない)のに位置デ−タRP
Aが下限位置を越える値(負値)になるときには、位置
デ−タRPAを下限位置(PAmin=0)に留める(4
8d,48e)。これはスライド後退制御(ArP)の
ときも同様であり、スライド後退駆動中に位置検出スイ
ッチA3がオン(エリアB)の間は、移動同期パルスの
アップカウントにより位置デ−タRPAがエリアA内の
位置を示すものになるときには、位置デ−タRPAは、
エリアBの限界値(RPref−1)に留め、インクレメ
ント(カウントアップ)は保留する。また、シ−ト位置
が上限位置(終点;PAmax)に達していない(過負荷
を検知しない)のに位置デ−タRPAが上限位置を越え
る値(PAmax+1)になるときには、位置デ−タRP
Aを上限位置(PAmax)に留める。
【0072】再度図5を参照する。電気モ−タA1が過
負荷(抵抗器raに流れるモ−タ電流値が設定値以上)
になると、シ−トの前方向駆動を停止し、位置レジスタ
RPAのデ−タを基点値PAmin(=0)に更新して、
レジスタFIAをクリアして発光ダイオ−ドLDAを消
灯する(33,34,35−44)。また、シ−ト前進
指示スイッチSBAfがオンからオフに戻ったときに
も、シ−トの前方向駆動を停止する(32−44)。モ
−タ駆動を停止すると、モ−タ駆動中にデ−タが更新さ
れた位置レジスタRPAのデ−タRPAを、EEPRO
M17のレジスタEPAに書込み(45)、レジスタF
IAのデ−タが「0」(デ−タRPAが検出値に基づい
た値であることを意味する)であると、EEPROM1
7に制御デ−タERA=「1」(モ−タ停止中:レジス
タEPAのデ−タEPAが正確な値であることを意味す
る)を書込む(47)。
【0073】仮に、モ−タA1の駆動中(ステップ36
でERA=0)に電源スイッチSPSが開いたとする
と、これによってシ−トECUが「電源オフ状態」とな
り、モ−タA1が電源オフによって停止しても、CPU
10はステップ34,35ならびに44〜47を実行し
ない。これによりEEPROM17の制御デ−タERA
は「0」に留まり、位置デ−タEPAは、モ−タA1の
駆動直前のシ−ト位置を表わすものに留まり、今回のモ
−タ駆動による位置変化を反映しないもの、となる。次
に電源オンになったときには、図3のステップ7A〜1
2Aが実行される。 モ−タA1の停止中(ステップ4
7でERA=1)に電源スイッチSPSが開いた場合
は、次に電源オンになったときには、図3のステップ6
Aが実行され、位置デ−タEPA(ステップ45で書込
んだRPA)が、シ−ト位置デ−タRPAに設定され、
これは現在のシ−ト位置を正しく表わす。
【0074】なお、シ−ト前進駆動を開始するときに
は、それからの駆動量と経過時間を監視するために、そ
のときの位置レジスタRPAの位置デ−タRPAをレジ
スタPRPAにセ−ブし(37)、タイマThをスタ−
トする(38)。CPU10は、これらの駆動量,経過
時間を、次に説明するヘッドレストの自動調整に関連す
る制御で参照する。
【0075】3B.ヘッドレストの自動調整 シ−トを前後方向に駆動している間、CPU10は、シ
−トの前後移動に連動したヘッドレスト自動調整を実施
すべき条件が整っているかをチェックする。条件は、 1)シ−ト前後位置デ−タRPAおよびヘッドレスト上
下位置デ−タRPBが、正確である(FIA=0&FI
B=0)、 2)ヘッドレスト自動調整モ−ド指示スイッチSEがオ
ン(許可),シ−トバック2の傾斜角度RPEが基準値
PRref以下,シ−トクッション1に着座者あり(SG
オン)、および(AND:論理積)、「活性状態」にな
ってから、ここまでに、ヘッドレスト上下駆動指示スイ
ッチSBBu,SBBdがオンになったことがない(F
EB=0)、 3)ヘッドレスト自動調整モ−ド指示スイッチSEがオ
ン(許可),シ−トバック2の傾斜角度RPEが基準値
PRref以下,シ−トクッション1に着座者あり(SG
オン)、および(AND:論理積)、シ−ト前後駆動量
が設定値ΔPAp以上となった、 4)ヘッドレスト自動調整モ−ド指示スイッチSEがオ
ン(許可),シ−トバック2の傾斜角度RPEが基準値
PRref以下,シ−トクッション1に着座者あり(SG
オン)、および(AND:論理積)、シ−ト前後駆動開
始から時間Thが経過した、又は、 5)ヘッドレスト自動調整モ−ド指示スイッチSEがオ
ン(許可),シ−トバック2の傾斜角度RPEが基準値
PRref以下,シ−トクッション1に着座者あり(SG
オン)、および(AND:論理積)、シ−ト姿勢をRA
M11に登録してからシ−ト前後駆動があり、その駆動
量が設定値ΔPAp以上となった又はシ−ト前後駆動開
始から時間Thが経過した、 の第一者1)が成立し、かつ、残り四者2)〜5)のい
ずれか一者が成立することである。
【0076】上記1)の成否は図6のステップ49およ
び図9のステップHCOでチェックする。上記2)〜
5)の各条件の成否を判定するためのレジスタFHBを
CPU10は有し、CPU10は、「活性状態」(自己
保持リレ−PRYをオン)にしたときにレジスタFHB
をクリアする。レジスタFHBのデ−タ「0」は、ヘッ
ドレスト自動調整可(許可)を意味し、デ−タ「1」は
不可(禁止)を意味する。ヘッドレスト上下駆動指示ス
イッチSBBu又はSBBdのオンに応答してヘッドレ
ストを駆動したときにCPU10は、レジスタFHBに
「1」(禁止)を書込む(図8の79)。また、EEP
ROM17に登録した姿勢にシ−ト姿勢を自動設定する
ことが指示されたときにもCPU10は、レジスタFH
Bに「1」(禁止)を書込む(図9の87−88)。こ
のFHB=「1」(禁止)は、ステップ37,38が実
行された後、ステップ52又は54が成立(YES)し
たときにクリアされる。すなわちFHB=「0」(許
可)に書替えられる。
【0077】ここで図6と図7を参照する。上記2)の
条件の成否をCPU10は、図6のステップ50,51
およびステップ55,56でチェックして、上記2)の
条件が成立(ヘッドレスト自動調整:許可)のときに
は、ステップ50−51−55−56と経て、ステップ
57に進む。また、上記3)の条件の成否をCPU10
は、ステップ50,51,52,55,56でチェック
して、成立しているときには、ステップ50−51−5
2−53−55−56と経て、ステップ57に進む。更
に、上記4)の条件の成否をCPU10は、ステップ5
0,51,52,54,55,56でチェックして、成
立しているときには、ステップ50−51−52−54
−53−55−56と経て、ステップ57に進む。上記
5)の条件の成否をCPU10は、ステップ88(図
9),37,38,50,51,52,54,55,5
6でチェックして、成立しているときには、ステップ5
0−51−52−54−53−55−56と経て、ステ
ップ57に進む。
【0078】ステップ57でCPU10は、そのときの
シ−ト前後位置RPA(位置レジスタRPAのデ−タ)
に割り付けられたヘッドレスト標準位置PBs(図11
上の太い左下りの斜線)を、 PBs=0.53×RPA−33.9 (mm) と算出する。ここで、PBs,RPA共に、単位はmmで
ある。そして、この標準位置PBsに、ユ−ザ個別のヘ
ッドレスト上下調整値PBaを加えた値をヘッドレスト
目標位置PBoとして算出し、PBo<0mmのときに
は、PBo=0mmと更新し、PBo>72mmのときに
は、PBo=72mmと更新して(59〜62)、駆動装
置Bdのモ−タコントロ−ラ9bに与えて、該目標位置
PBoへのヘッドレストの駆動を指示する(63)。な
お、ユ−ザ個別の調整値PBaとは、各スイッチSA1
〜3宛ての、EEPROM17上の各姿勢デ−タテ−ブ
ル1〜3に登録されている個別調整量であり、スイッチ
SA1〜3の内、現在オンのスイッチSAiに対応する
姿勢デ−タテ−ブルiから読出す値である。全スイッチ
SA1〜3がオフのときには、調整値PBaは0とする
(60)。
【0079】次に、スイッチSBAfがオン(他のスイ
ッチはオフ)であるのでCPU10は、他の制御Ar
P,BuP,BdP,・・・FrPを素通りし、図9お
よび図10のステップ81〜98又は81〜106を素
通りして、図4の「状態読込み」(19)に進み、そこ
でスイッチSBAfオンが継続していると、ステップ2
0から23〜31を経て、またスライド前進制御(Af
P)に進む。このようにして、スイッチSBAfオンが
継続している間は、実質上スライド前進制御(AfP)
のみを、CPU10が実行する。スイッチSBAfがオ
ンからオフに戻ると、シ−トの前方向への駆動を停止す
る(44)。
【0080】3C.スライド後退制御(ArP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トの後方向への駆
動を指示するスイッチSBArがオンであると、CPU
10は、「スライド後退制御」(ArP)で、シ−トを
後方向に駆動する。この制御の内容は、駆動方向は逆で
はあるが、前述の「スライド前進制御」(AfP)の内
容と同様である。
【0081】3D.ヘッドレスト上駆動制御(BuP) 「状態読込み」(19)のときにヘッドレスト上駆動指
示スイッチSBBuがオンであると、CPU10は、図
7および図8に示す、ヘッドレスト上駆動制御(Bu
P)を実行する。このヘッドレスト上駆動制御(Bu
P)では、EEPROM17に制御デ−タERB=0を
書込んで(68)、ヘッドレスト3を上方向に駆動し
(69)、ヘッドレストの上昇に伴って(移動同期パル
スが発生する毎に)、CPU10およびモ−タコントロ
−ラ9bは、それぞれのヘッドレスト上下位置レジスタ
RPBの位置デ−タRPBを更新する(74)。この位
置デ−タの更新処理の内容は、前述のスライド前進,後
退制御(AfP,ArP)の場合と同様である。
【0082】このヘッドレスト駆動中に、位置検出スイ
ッチB3がオンからオフに切換わると、CPU10およ
びモ−タコントロ−ラ9aは、それぞれの位置レジスタ
RPBの位置デ−タRPBを、PBrefに書替える(7
0,71)。そしてCPU10は、レジスタFIBをク
リアし、発光ダイオ−ドLDBを消灯する(72,7
3)。電気モ−タB1が過負荷(抵抗器rbに流れるモ
−タ電流値が設定値以上)になると、ヘッドレストの上
駆動を停止し、位置デ−タRPBを上限位置PBmaxに
書替え、レジスタFIBをクリアして発光ダイオ−ドL
DBを消灯し、位置レジスタRPBのデ−タRPBをE
EPROM17のレジスタEPBに書込む(65〜67
−75,76)。レジスタFIBのデ−タが「0」(デ
−タRPBが検出値に基づいた値であることを意味す
る)であると、EEPROM17に制御デ−タERB=
「1」(モ−タ停止中:レジスタEPBのデ−タEPB
が正確な値であることを意味する)を書込む(78)。
また、ヘッドレスト上駆動指示スイッチSBBuがオン
からオフに戻ったときにも、ヘッドレストの上駆動を停
止する(64−75)。
【0083】なお、ヘッドレスト上駆動指示スイッチS
BBuがオンからオフに戻った(ヘッドレストの上駆動
を停止した)ときに、ヘッドレストの駆動(手動調整)
があったこと(これによりしばらくは、ヘッドレスト自
動調整は禁止する)を示す「1」を、レジスタFHBに
書込む(79)。この「1」は、その後図6に示すステ
ップ37,38が実行され、ステップ52又は54の条
件が成立(YES)したときに消去(ヘッドレスト自動
調整の許可を示す0に更新)される。
【0084】3E.ヘッドレスト下駆動制御(BdP) 「状態読込み」(19)のときにヘッドレストの下駆動
を指示するスイッチSBBdがオンであると、CPU1
0は、ヘッドレスト下駆動制御(BdP)で、ヘッドレ
ストを下方向に駆動する。この制御の内容は、駆動方向
は逆ではあるが、前述の「ヘッドレスト上駆動制御」
(BuP)の内容と同様である。
【0085】3F.シ−トベ−ス前部の上駆動制御(C
uP) シ−トベ−スは、シ−トクッション1と一体のクッショ
ン支持フレ−ムであり、シ−トクッション1の駆動制御
に関しては、シ−トクッションと同体物である。「状態
読込み」(19)のときにシ−トクッション1の前部の
上駆動を指示するスイッチSBCuがオンであると、C
PU10は、シ−トベ−ス前部上駆動制御(CuP)
で、シ−トクッション1の前部を上駆動する。この制御
の内容は、前述の「ヘッドレスト上駆動制御」(Bu
P)の内容と同様である。ただし、ステップ79の処理
に相当する処理はない。
【0086】3G.シ−トベ−ス前部の下駆動制御(C
dP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トクッション1の
前部の下駆動を指示するスイッチSBCdがオンである
と、CPU10は、シ−トベ−ス前部下駆動制御(Cd
P)で、シ−トクッション1の前部を下駆動する。この
制御の内容は、「シ−トベ−ス前部の上駆動制御」(C
uP)の内容と同様であるが、駆動方向は逆である。
【0087】3H.シ−トベ−ス後部の上駆動制御(D
uP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トクッション1の
後部の上駆動を指示するスイッチSBDuがオンである
と、CPU10は、シ−トベ−ス後部上駆動制御(Du
P)で、シ−トクッション1の後部を上駆動する。この
制御の内容は、前述の「ヘッドレスト上駆動制御」(B
uP)の内容と同様である。ただし、ステップ79の処
理に相当する処理はない。
【0088】3I.シ−トベ−ス後部の下駆動制御(D
dP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トクッション1の
後部の下駆動を指示するスイッチSBDdがオンである
と、CPU10は、シ−トベ−ス後部下駆動制御(Dd
P)で、シ−トクッション1の後部を下駆動する。この
制御の内容は、「シ−トベ−ス後部の上駆動制御」(D
uP)の内容と同様であるが、駆動方向は逆である。
【0089】3J.シ−トバックの前向き回動駆動制御
(EfP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トバック2の前方
向への回動を指示するスイッチSBEfがオンである
と、CPU10は、シ−トバック前向き回動駆動制御
(EfP)で、シ−トバック2を前傾斜方向に回動駆動
する。この制御の内容は、前述の「ヘッドレスト下駆動
制御」(BdP)の内容と同様である。ただし、ステッ
プ79の処理に相当する処理はない。
【0090】3K.シ−トバックの後向き回動駆動制御
(ErP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トバック2の後方
向への回動を指示するスイッチSBErがオンである
と、CPU10は、シ−トバック後向き回動駆動制御
(ErP)で、シ−トバック2を後傾斜方向に回動駆動
する。この制御の内容は、「シ−トベ−ス後部の上駆動
制御」(DuP)の内容と同様である。ただし、ステッ
プ79の処理に相当する処理はない。
【0091】3L.ランバ−サポ−トの突出し回動駆動
制御(FfP) 「状態読込み」(19)のときにシ−トバック2に装備
したランバ−サポ−トを、着座者側に突出し回動駆動す
ることを指示するスイッチSBFfがオンであると、C
PU10は、ランバ−突出し駆動制御(FfP)で、ラ
ンバ−サポ−トを突出し方向に回動駆動する。この制御
の内容は、前述の「ヘッドレスト下駆動制御」(Bd
P)の内容と同様である。ただし、ステップ79の処理
に相当する処理はない。
【0092】3M.ランバ−サポ−トの退避回動駆動制
御(FrP) 「状態読込み」(19)のときにランバ−サポ−トを、
着座者から退避する方向に回動駆動することを指示する
スイッチSBFrがオンであると、CPU10は、ラン
バ−退避駆動制御(FrP)で、ランバ−サポ−トを退
避方向に回動駆動する。この制御の内容は、前述の「ヘ
ッドレスト上駆動制御」(BuP)の内容と同様であ
る。ただし、ステップ79の処理に相当する処理はな
い。
【0093】3N.シ−ト姿勢の登録 「状態読込み」(19)のときに、シ−ト姿勢の登録を
指示するスイッチSDがオンであると、CPU10は、
図9を参照すると、ユ−ザ指定用のスイッチSA1〜3
のいずれかSAiがオンであるかをチェックし(81,
82)、全スイッチSA1〜3がオフのときには、シ−
ト姿勢の登録をしない。スイッチSAi(i=1,2又
は3)がオンであると、各位置レジスタRPA〜RPF
の各位置デ−タRPA〜RPFを、EEPROM17上
の姿勢デ−タテ−ブルiの各登録位置レジスタMRPA
i〜MRPFiに書込み(83)、そのときのシ−ト前
後位置デ−タRPA対応の適正ヘッドレスト位置PBs
を算出し(84)、ユ−ザi(スイッチSAi)個別の
ヘッドレスト調整値PBa=RPB−PBsを算出し
て、この個別調整値PBaを、姿勢デ−タテ−ブルi
の、個別調整値レジスタMPBaiに書込み、スイッチ
SAi(ユ−ザi)宛てのシ−ト姿勢デ−タの登録があ
ることを示す「1」を、該スイッチSAi宛てのレジス
タFSDiに書込む(86)。なお、この個別調整値P
Baは、図7のステップ62で、スイッチSAi(ユ−
ザi)宛てのシ−ト姿勢に利用される。
【0094】3O.自動姿勢設定 「状態読込み」(19)のときに、自動姿勢設定を指示
するスイッチSCがオンであると、CPU10は、図9
を参照すると、まずレジスタFHBに、ヘッドレストの
自動調整の禁止を指定する「1」を書込む(87,8
8)。なお、この「1」は、シ−トECUが「待機状
態」から「活性状態」に変わったとき、ならびに、図6
のステップ53で消去される。次にCPU10は、ユ−
ザ指定用のスイッチSA1〜3のいずれかSAiがオン
であるかをチェックし(89)、全スイッチSA1〜3
がオフのときには、ROM11の標準シ−ト姿勢デ−タ
テ−ブル0の、各標準位置レジスタMRPA0〜MRP
F0の各位置デ−タを読出して、各機構A〜Fの目標位
置デ−タとし、各機構駆動装置Ad〜Fdのモ−タコン
トロ−ラに与え、その位置への駆動を指示する(9
1)。これにより、全スイッチSA1〜3をオフにして
自動姿勢設定を指示したときには、ROM11に格納し
ている標準シ−ト姿勢が自動的に設定される。
【0095】いずれかのスイッチSAi(i=1,2又
は3)がオンであったときには、レジスタFSDiのデ
−タをチェックして、それが「1」(シ−ト姿勢の登録
あり)であると、EEPROM17のシ−ト姿勢デ−タ
テ−ブルiの、各位置レジスタMRPAi〜MRPFi
の各位置デ−タを読出して、各機構A〜Fの目標位置デ
−タとし、各機構駆動装置Ad〜Fdのモ−タコントロ
−ラに与え、その位置への駆動を指示する(90)。こ
れにより、スイッチSA1〜3のいずれかSAiをオン
にして自動姿勢設定を指示したときには、EEPROM
17に格納しているシ−ト姿勢が自動的に設定される。
レジスタFSDiのデ−タをチェックしたとき、それが
「0」(シ−ト姿勢の登録なし)であったときには、E
EPROM17よりのデ−タ読出しを行なわず、シ−ト
姿勢の自動設定は行なわない。すなわちスイッチSCの
オン(自動姿勢設定の指示)を無視する。
【0096】3P.ヘッドレスト自動調整禁止の解除 図9のステップHCOで、レジスタFIAおよびFIB
のデ−タが共に0(位置デ−タRPA,RPBが共に正
しく現在位置を示す)であるかをチェックして、そうで
あると、以下の、ヘッドレスト自動調整禁止の解除およ
び自動調整の実行に進む。
【0097】まず図10を参照する。CPU10は、ド
ライバ席ドアスイッチSFのオン,オフを監視して(9
2〜95)、それが、ドライバ席ドアの閉から開への変
化に対応する変化を示したときに、ドライバ(着座者)
が変わりシ−ト姿勢が変更される可能性があるので、レ
ジスタFHBをクリアする(96)。すなわち、レジス
タFHBのデ−タを、ヘッドレスト自動調整可(許可)
を意味する0とする。 3Q.自動調整可否指示スイッチSEのオフ(否)から
オン(可)への切換り応答のヘッドレスト自動調整 CPU10は、ヘッドレスト自動調整許可/禁止を指定
するスイッチSEの、オフ(禁止指示)からオン(許可
指示)への切換わりを監視して(97〜90)、この切
換わりがあったときに、ステップ90から図7のステッ
プ57に進んで、ステップ57〜63の、シ−ト前後位
置RPAに対応付けられた適正位置PBoへのヘッドレ
スト駆動を行なう。
【0098】3R.シ−トバック2が、基準角度PFre
f以下の角度に立上ったときのヘッドレスト自動調整 ヘッドレスト自動調整許可/禁止を指定するスイッチS
Eがオン(自動調整許可指定)であるときでも、シ−ト
バック2が、基準角度PFrefを越える角度(例えばシ
−トバック2が床面に平行)である間は、図7のステッ
プ55でこれを認知してCPU10は、ヘッドレスト自
動調整を実行しない。基準角度PFref以下では、ヘッ
ドレストの移動に障害がないので、CPU10は、図1
0のステップ101〜104で、シ−トバック2が基準
角度PFref以下に立上ったかをチェックして、この立
上りがあると、ステップ104から図7のステップ57
に進んで、ステップ57〜63の、シ−ト前後位置RP
Aに対応付けられた適正位置PBoへのヘッドレスト駆
動を行なう。
【0099】3S.着座者なしからありに切換わったと
きのヘッドレスト自動調整 ヘッドレスト自動調整許可/禁止を指定するスイッチS
Eがオン(自動調整許可指定)であるときでも、着座者
がない(着座者センサSGがオフ)ときには、図7のス
テップ58でこれを認知してCPU10は、ヘッドレス
ト自動調整を実行しない。そこでCPU10は、図10
のステップ105〜108で、着座者なし(SGがオ
フ)から着座者あり(SGがオン)に切換わったかをチ
ェックして、この切換りがあると、ステップ108から
図7のステップ57に進んで、ステップ57〜63の、
シ−ト前後位置RPAに対応付けられた適正位置PBo
へのヘッドレスト駆動を行なう。
【0100】3T.位置デ−タRPA,RPBが共に検
出値に従った正確な値に定まったときのヘッドレスト自
動調整 レジスタFIA,FIBのデ−タの少くとも一方が1
(RPAあるいはRPBが不正確)であるとヘッドレス
ト自動調整を保留しているが、レジスタFIA,FIB
のデ−タが共に0(RPAおよびRPB共に正確)に切
換わるとCPU10は、これをステップ109で認知し
て、図7のステップ57に進んで、ステップ57〜63
の、シ−ト前後位置RPAに対応付けられた適正位置P
Boへのヘッドレスト駆動を行なう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機構概要を示す斜視図で
ある。
【図2】 図1に示す機構A〜Eに結合されたシ−トE
CUの構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の一
部分を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の他
の部分を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の他
の部分を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の他
の部分を示すフロ−チャ−トである。
【図7】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の他
の部分を示すフロ−チャ−トである。
【図8】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の他
の部分を示すフロ−チャ−トである。
【図9】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の他
の部分を示すフロ−チャ−トである。
【図10】 図2に示すCPU10の制御機能の概要の
残部を示すフロ−チャ−トである。
【図11】 図1に示すシ−トの前後位置を横軸に、ヘ
ッドレストの高さを縦軸にして示す、シ−ト位置および
ヘッドレスト高さの領域区分、ならびに、領域対応の位
置検出スイッチA3,B3のオン/オフを示すグラフで
あり、左下りの太い実線は、シ−ト位置に対応する適正
なヘッドレスト高さを示す。
【符号の説明】
1:シ−トクッション 2:シ−トバック 3:ヘッドレスト A〜F:電動駆動機構 A1,B1:電気モ−タ A2,B2:ロ−タリ
エンコ−ダ A3,B3:位置検出スイッチ Ad〜Fd:機構駆動
装置 ra,rb:抵抗器 SPS:電動シ−ト用
電源スイッチ BAT:車両バッテリ SA:ユ−ザ宛てスイ
ッチ群 SB:手動指示スイッチ群 SC:自動姿勢設定指
示スイッチ SD:姿勢登録指示スイッチ SE:ヘッドレスト自
動調整指示スイッチ SF:ドライバ席ドアスイッチ SG:着座者センサ LD:発光ダイオ−ド群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 根 秀 利 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 浅 生 強 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3B087 AA02 AA04 DC06 DE08 DE10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座者から見て前後方向にシ−トを駆動す
    る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置を検出する
    前後位置検出手段;前記シ−トのヘッドレストを上下駆
    動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位
    置を検出するヘッドレスト位置検出手段;駆動指示を入
    力する手段;および、該入力手段による駆動指示に応答
    して電動駆動機構A,Bを制御し、前後方向のシ−ト位
    置に対応付けられた上下位置に前記電動駆動機構Bを介
    して前記ヘッドレストを駆動するヘッドレスト自動調整
    を行なう、制御手段;を備える電動シ−トにおいて:前
    記ヘッドレストを前記入力手段による駆動指示に応じて
    駆動したとき、前記ヘッドレスト自動調整を禁止する手
    段;を備えることを特徴とする電動シ−ト。
  2. 【請求項2】着座者から見て前後方向にシ−トを駆動す
    る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置を検出する
    前後位置検出手段;前記シ−トのヘッドレストを上下駆
    動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位
    置を検出するヘッドレスト位置検出手段;駆動指示,登
    録指示および登録位置への自動設定の指示、を入力する
    手段;および、該入力手段による駆動指示に応答して電
    動駆動機構AまたはBの少なくともいずれかを制御し、
    前後方向のシ−ト位置に対応付けられた上下位置に前記
    電動駆動機構Bを介して前記ヘッドレストを駆動するヘ
    ッドレスト自動調整を行ない、登録指示に応答してその
    ときの前後方向のシ−ト位置およびヘッドレストの上下
    方向の位置をメモリに登録し、登録位置への自動設定の
    指示に応答してメモリに登録した位置にシ−トおよびヘ
    ッドレストを駆動する、制御手段;を備える電動シ−ト
    において:前記制御手段が、登録位置への自動設定の指
    示に応答してメモリに登録した位置にシ−トおよびヘッ
    ドレストを駆動したとき、前記ヘッドレスト自動調整を
    禁止する手段;を備えることを特徴とする電動シ−ト。
  3. 【請求項3】前記禁止手段は、前記ヘッドレスト自動調
    整を禁止している間に、前記制御手段が前記シ−トを前
    後方向に、設定値より大きくもしくは設定時間以上、駆
    動したときに、前記ヘッドレスト自動調整の禁止を解除
    する、請求項1又は請求項2記載の電動シ−ト。
  4. 【請求項4】着座者から見て前後方向にシ−トを駆動す
    る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置を検出する
    前後位置検出手段;前記シ−トのヘッドレストを上下駆
    動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位
    置を検出するヘッドレスト位置検出手段;駆動指示を入
    力する手段;および、該入力手段による駆動指示に応答
    して電動駆動機構AまたはBの少なくともいずれかを制
    御し、前後方向のシ−ト位置に対応付けられた上下位置
    に前記電動駆動機構Bを介して前記ヘッドレストを駆動
    するヘッドレスト自動調整を行なう、制御手段;を備
    え、車両に搭載された電動シ−トにおいて:この電動シ
    −トに着座しそれから退出するときに開閉されるドアの
    開閉を検出する手段が、ドアの閉を示す状態のときに、
    前記ヘッドレストを前記入力手段による駆動指示に応じ
    て駆動したとき、前記ヘッドレスト自動調整を禁止する
    手段;を備えることを特徴とする電動シ−ト。
  5. 【請求項5】着座者から見て前後方向にシ−トを駆動す
    る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置を検出する
    前後位置検出手段;前記シ−トのヘッドレストを上下駆
    動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位
    置を検出するヘッドレスト位置検出手段;前記シ−トの
    シ−トバックを前後方向に回動駆動する電動駆動機構
    E;該シ−トバックの回動角を検出するシ−トバック角
    度検出手段;駆動指示を入力する手段;および、該入力
    手段による駆動指示に応答して電動駆動機構A,B,E
    の少なくともいずれかを制御し、前後方向のシ−ト位置
    に対応付けられた上下位置に前記電動駆動機構Bを介し
    て前記ヘッドレストを駆動するヘッドレスト自動調整を
    行なう、制御手段;を備える電動シ−トにおいて:前記
    シ−トバックの回動角が、シ−トバックの傾斜設定値よ
    りも大きい後方への傾斜を表わすものであるときは、前
    記ヘッドレスト自動調整を禁止する手段;を備えること
    を特徴とする電動シ−ト。
  6. 【請求項6】着座者から見て前後方向にシ−トを駆動す
    る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置を検出する
    前後位置検出手段;前記シ−トのヘッドレストを上下駆
    動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位
    置を検出するヘッドレスト位置検出手段;駆動指示を入
    力する手段;および、該入力手段による駆動指示に応答
    して電動駆動機構AまたはBの少なくともいずれかを制
    御し、前後方向のシ−ト位置に対応付けられた上下位置
    に前記電動駆動機構Bを介して前記ヘッドレストを駆動
    するヘッドレスト自動調整を行なう、制御手段;を備え
    る電動シ−トにおいて:前記ヘッドレスト自動調整の許
    可/禁止を指定する手段;を備え、前記制御手段は、該
    指定手段によって許可が指定されているとき、前記ヘッ
    ドレスト自動調整を実行し、禁止が指定されているとき
    には、前記ヘッドレスト自動調整の実行は保留する;こ
    とを特徴とする電動シ−ト。
  7. 【請求項7】着座者から見て前後方向にシ−トを駆動す
    る電動駆動機構A;該前後方向のシ−ト位置を検出する
    前後位置検出手段;前記シ−トのヘッドレストを上下駆
    動する電動駆動機構B;該ヘッドレストの上下方向の位
    置を検出するヘッドレスト位置検出手段;駆動指示を入
    力する手段;および、該入力手段による駆動指示に応答
    して電動駆動機構AまたはBの少なくともいずれかを制
    御し、前後方向のシ−ト位置に対応付けられた上下位置
    に前記電動駆動機構Bを介して前記ヘッドレストを駆動
    するヘッドレスト自動調整を行なう、制御手段;を備え
    る電動シ−トにおいて:シ−トクッションに着座者が居
    るか否を検出する着座センサ;を備え、前記制御手段
    は、着座センサが着座者を検出しているときに前記ヘッ
    ドレスト自動調整を実行し、着座者を検出していないと
    きは前記ヘッドレスト自動調整を保留する;ことを特徴
    とする電動シ−ト。
  8. 【請求項8】着座者を支持するための部材を駆動する電
    動駆動機構;それに連結され部材移動同期パルスを発生
    するパルス発生器および該パルスをカウントして部材位
    置デ−タを更新するデ−タ処理手段を含む位置検出手
    段;電源オフ時も部材位置デ−タを保持するための不揮
    発性メモリ手段;駆動指示を入力する手段;および、電
    源オフからオンの切換わりの直後に不揮発性メモリ手段
    の部材位置デ−タを読出してデ−タ処理手段の処理対象
    デ−タに設定し、前記入力手段による駆動指示に応答し
    て電動駆動機構を駆動しデ−タ処理手段が更新した部材
    位置デ−タを不揮発性メモリ手段に書込む制御手段;を
    備える電動シ−トにおいて:前記制御手段は、電動駆動
    機構の駆動開始時には駆動中を表わす情報を、終了時に
    は停止中を表わす情報を、不揮発性メモリ手段に書込
    み、電源オフからオンの切換わりの直後に不揮発性メモ
    リ手段から該情報を読出してそれが駆動中を表わすもの
    であるときには、部材位置デ−タエラ−対応の処理を行
    なう;ことを特徴とする電動シ−ト。
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