JPH0668143B2 - 強化用筒状繊維成形体の製造方法 - Google Patents
強化用筒状繊維成形体の製造方法Info
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- JPH0668143B2 JPH0668143B2 JP22741286A JP22741286A JPH0668143B2 JP H0668143 B2 JPH0668143 B2 JP H0668143B2 JP 22741286 A JP22741286 A JP 22741286A JP 22741286 A JP22741286 A JP 22741286A JP H0668143 B2 JPH0668143 B2 JP H0668143B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、金属製部材等を繊維強化する場合に用いられ
る強化用筒状繊維成形体、特に、少なくとも炭素繊維お
よび無機バインダより構成される繊維成形体の製造方法
に関する。
る強化用筒状繊維成形体、特に、少なくとも炭素繊維お
よび無機バインダより構成される繊維成形体の製造方法
に関する。
(2)従来の技術 従来、この種繊維成形体は、通気性を有する筒状成形型
の両端開口部を密封し、その成形型を、少なくとも炭素
繊維および無機バインダを含む成形材料の水溶液中に浸
漬し、その成形型内に吸引作用を施すことにより成形材
料を成形型の外周面に付着させて成形体素材を成形する
工程、成形体素材を成形型に押圧して成形体素材の形状
を整える工程、成形型の両端開口部を開放し、また成形
型を成形体素材より引抜く工程、成形体素材を加熱乾燥
する工程および成形体素材を焼成して無機バインダによ
り炭素繊維を部分的に結合する工程を経て製造される。
の両端開口部を密封し、その成形型を、少なくとも炭素
繊維および無機バインダを含む成形材料の水溶液中に浸
漬し、その成形型内に吸引作用を施すことにより成形材
料を成形型の外周面に付着させて成形体素材を成形する
工程、成形体素材を成形型に押圧して成形体素材の形状
を整える工程、成形型の両端開口部を開放し、また成形
型を成形体素材より引抜く工程、成形体素材を加熱乾燥
する工程および成形体素材を焼成して無機バインダによ
り炭素繊維を部分的に結合する工程を経て製造される。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記のように成形体素材の加熱乾燥前に
成形型を成形体素材より引抜くと、その成形体素材は多
量の水分を含有し、保形性が悪いので、成形体素材が変
形して繊維成形体の寸法精度が悪化するという問題があ
る。
成形型を成形体素材より引抜くと、その成形体素材は多
量の水分を含有し、保形性が悪いので、成形体素材が変
形して繊維成形体の寸法精度が悪化するという問題があ
る。
本発明は前記問題を解決し得る前記製造方法を提供する
ことを目的とする。
ことを目的とする。
B.発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明は、通気性を有し、シエル砂を構成材料とする筒
状成形型の両端開口部を密封し、該形成型の外周面を通
気性を有する薄膜体で覆い、前記成形型を、少なくとも
炭素繊維および無機バインダを含む成形材料の水溶液中
に浸漬し、前記成形型内に吸引作用を施すことにより前
記成形材料を前記薄膜体を介し前記成形型の外周面に付
着させて成形体素材を成形する工程と;前記成形体素材
を前記成形型に押圧して該成形体素材の形状を整える工
程と;前記成形体素材を加熱乾燥する工程と;前記成形
型を空気雰囲気に保たれた焼結炉内に設置して炉内温度
を330〜480℃に設定することにより前記薄膜体を
完全に焼失させると共に該成形型を完全に崩壊する工程
と;前記成形体素材を不活性ガス雰囲気中にて焼成し、
前記無機バインダにより前記炭素繊維を部分的に結合す
る工程と;を用いることを特徴とする。
状成形型の両端開口部を密封し、該形成型の外周面を通
気性を有する薄膜体で覆い、前記成形型を、少なくとも
炭素繊維および無機バインダを含む成形材料の水溶液中
に浸漬し、前記成形型内に吸引作用を施すことにより前
記成形材料を前記薄膜体を介し前記成形型の外周面に付
着させて成形体素材を成形する工程と;前記成形体素材
を前記成形型に押圧して該成形体素材の形状を整える工
程と;前記成形体素材を加熱乾燥する工程と;前記成形
型を空気雰囲気に保たれた焼結炉内に設置して炉内温度
を330〜480℃に設定することにより前記薄膜体を
完全に焼失させると共に該成形型を完全に崩壊する工程
と;前記成形体素材を不活性ガス雰囲気中にて焼成し、
前記無機バインダにより前記炭素繊維を部分的に結合す
る工程と;を用いることを特徴とする。
(2)作用 前記のように成形体素材の加熱乾燥後成形型を完全に崩
壊すると、その成形体素材の変形を防止して繊維成形体
の寸法精度を良好にすることができ、また成形型の引抜
き工程を省くことができる。
壊すると、その成形体素材の変形を防止して繊維成形体
の寸法精度を良好にすることができ、また成形型の引抜
き工程を省くことができる。
成形体素材の加熱乾燥中に成形型が膨脹するが、その膨
脹量は薄膜体の緩衝作用によって吸収され、また成形型
の崩壊に先立ってその成形型が膨脹するが、その膨脹量
は薄膜体の完全焼失によって形成された空隙により吸収
されるので、成形体素材に、成形型の膨脹に起因したク
ラックが発生することがない。
脹量は薄膜体の緩衝作用によって吸収され、また成形型
の崩壊に先立ってその成形型が膨脹するが、その膨脹量
は薄膜体の完全焼失によって形成された空隙により吸収
されるので、成形体素材に、成形型の膨脹に起因したク
ラックが発生することがない。
さらに、成形体素材は薄膜体を介して成形型に接してい
るので、成形型の崩壊後その構成材料が成形体素材に付
着して残留することがなく、したがって成形体素材内周
面が平滑となる。
るので、成形型の崩壊後その構成材料が成形体素材に付
着して残留することがなく、したがって成形体素材内周
面が平滑となる。
前記成形型の崩壊処理時における炉内温度を330〜4
80℃に設定する理由は以下の通りである。
80℃に設定する理由は以下の通りである。
シエル砂を構成材料とする成形型はそれを450℃以上
に加熱すると完全に崩壊する。この場合、シエル砂に含
まれるフェノール系結合剤の分解温度は320〜360
℃であって、その分解は発熱反応であるから成形型の温
度は、炉内温度にフェノール系結合剤の分解に伴う発生
熱(90〜120℃)を加えた温度になる。
に加熱すると完全に崩壊する。この場合、シエル砂に含
まれるフェノール系結合剤の分解温度は320〜360
℃であって、その分解は発熱反応であるから成形型の温
度は、炉内温度にフェノール系結合剤の分解に伴う発生
熱(90〜120℃)を加えた温度になる。
一方、炭素繊維は、空気中にて600℃を上回る温度に
加熱されると酸化反応が活発となって減量する。
加熱されると酸化反応が活発となって減量する。
そこで、炭素繊維の酸化に伴う減量を防止するため、炉
内温度の上限を600℃−120℃=480℃に、また
成形型を崩壊するために必要な最低温度として、炉内温
度の下限を450℃−120℃=330℃にそれぞれ設
定する。
内温度の上限を600℃−120℃=480℃に、また
成形型を崩壊するために必要な最低温度として、炉内温
度の下限を450℃−120℃=330℃にそれぞれ設
定する。
前記成形体素材の焼成を不活性ガス雰囲気中で行うと、
炭素繊維の酸化に伴う減量を防止することができる。
炭素繊維の酸化に伴う減量を防止することができる。
(3)実施例 第1図は本発明により得られた強化用筒状繊維成形体1
を示し、その繊維成形体1は、強化繊維としての炭素繊
維およびアルミナ繊維の混合短繊維を、無機バインダと
してのシリカゾル、アルミナゾル、またはそれらの混合
ゾルにより部分的に結合したもので、マトリックスが浸
入し得る無数の空隙を有する。前記繊維成形体1におい
て、炭素繊維の繊維体積率(Vf)は、例えば6〜9%
に、またアルミナ繊維のそれは、例えば12〜19%に
それぞれ設定される。
を示し、その繊維成形体1は、強化繊維としての炭素繊
維およびアルミナ繊維の混合短繊維を、無機バインダと
してのシリカゾル、アルミナゾル、またはそれらの混合
ゾルにより部分的に結合したもので、マトリックスが浸
入し得る無数の空隙を有する。前記繊維成形体1におい
て、炭素繊維の繊維体積率(Vf)は、例えば6〜9%
に、またアルミナ繊維のそれは、例えば12〜19%に
それぞれ設定される。
この繊維成形体1は、例えばアルミニウム合金製シリン
ダブロックの鋳造時においてアルミニウム合金マトリッ
クスと複合して繊維強化複合シリンダスリーブを得るた
めに用いられる。この場合、炭素繊維は主としてその潤
滑能によりシリンダスリーブ内周面の摺動特性向上に、
またアルミナ繊維は主としてシリンダボア回りの強度向
上にそれぞれ寄与する。
ダブロックの鋳造時においてアルミニウム合金マトリッ
クスと複合して繊維強化複合シリンダスリーブを得るた
めに用いられる。この場合、炭素繊維は主としてその潤
滑能によりシリンダスリーブ内周面の摺動特性向上に、
またアルミナ繊維は主としてシリンダボア回りの強度向
上にそれぞれ寄与する。
成形型はシエル砂(粒度AFS35)を用いて通気性を
有する円筒状に形成される。この成形型の外径は75m
m、肉厚は約5mmで、圧環強さは65kg/cm2である。
有する円筒状に形成される。この成形型の外径は75m
m、肉厚は約5mmで、圧環強さは65kg/cm2である。
第2図は炉内温度と成形型の崩壊率との関係を示す。成
形型の崩壊率は、成形型の崩壊により生じた砂の重量を
w1に、また成形型の重量をw2として、’W1/
w2)×100で表してある。また、aは成形型を焼成
炉内に60分間保持した場合、一方、bは成形型を焼成
炉内に30分間保持した場合である。
形型の崩壊率は、成形型の崩壊により生じた砂の重量を
w1に、また成形型の重量をw2として、’W1/
w2)×100で表してある。また、aは成形型を焼成
炉内に60分間保持した場合、一方、bは成形型を焼成
炉内に30分間保持した場合である。
第2図より成形型を100%崩壊させるためには、炉内
温度を450℃以上に設定する必要がある。
温度を450℃以上に設定する必要がある。
この場合シエル砂に含まれるフェノール系結合剤の分解
温度は320〜360℃であって、その分解は発熱反応
であるから成形型の温度は、炉内温度にフェノール系結
合剤の分解に伴う発生熱(90〜120℃)を加えた温
度になる。
温度は320〜360℃であって、その分解は発熱反応
であるから成形型の温度は、炉内温度にフェノール系結
合剤の分解に伴う発生熱(90〜120℃)を加えた温
度になる。
第3図は炭素繊維を大気中で加熱した場合の加熱温度と
炭素繊維の酸化に伴う重量変化を示す。第3図より炭素
繊維が600℃を上回る温度に加熱されると、急激に減
量することが分かる。
炭素繊維の酸化に伴う重量変化を示す。第3図より炭素
繊維が600℃を上回る温度に加熱されると、急激に減
量することが分かる。
そこで、炭素繊維の酸化に伴う減量を防止するため、炉
内温度の上限は、600℃−120℃=480℃に、ま
た成形型を崩壊するために必要な最低温度として、炉内
温度の下限は、450℃−120℃=330℃にそれぞ
れ設定される。
内温度の上限は、600℃−120℃=480℃に、ま
た成形型を崩壊するために必要な最低温度として、炉内
温度の下限は、450℃−120℃=330℃にそれぞ
れ設定される。
次に第4,第5図により前記繊維成形体1の製造方法に
ついて説明する。
ついて説明する。
第4図(a)に示すように、成形型2の外周面全体を、通
気性を有し、且つ成形型2の崩壊温度では完全に焼失す
る薄膜体、例えば、6−ナイロンよりなる厚さ0.10mmで
メリヤス編の伸縮性薄布Fにより覆う。
気性を有し、且つ成形型2の崩壊温度では完全に焼失す
る薄膜体、例えば、6−ナイロンよりなる厚さ0.10mmで
メリヤス編の伸縮性薄布Fにより覆う。
第4図(b)に示すように、成形型2の両端開口部にそれ
ぞれホルダ31,32を接着、ボルト締め等により取付
けてそれら開口部を密封する。
ぞれホルダ31,32を接着、ボルト締め等により取付
けてそれら開口部を密封する。
第4図(c)に示すように、炭素繊維およびアルミナ繊維
の混合繊維とアルミナゾルを含む成形材料の水溶液4中
に成形型2を浸漬し、揚水ポンプ5により成形型2内に
吸引作用を施して成形材料を薄布Fを介し成形型2の外
周面に所定の厚さに付着させ、成形体素材6を成形す
る。この揚水ポンプ5による成形作業は略2分間に亘っ
て行われる。
の混合繊維とアルミナゾルを含む成形材料の水溶液4中
に成形型2を浸漬し、揚水ポンプ5により成形型2内に
吸引作用を施して成形材料を薄布Fを介し成形型2の外
周面に所定の厚さに付着させ、成形体素材6を成形す
る。この揚水ポンプ5による成形作業は略2分間に亘っ
て行われる。
第4図(d)に示すように、成形型2をラバープレスの耐
圧容器7内に設置し、空圧源8より加圧空気を耐圧容器
7内に供給してラバー9を介し成形体素材6を成形型2
の外周面に10kg/cm2の圧力を以て押圧し、これによ
り成形体素材6の形状を整え、同時に繊維体積率を決定
する。
圧容器7内に設置し、空圧源8より加圧空気を耐圧容器
7内に供給してラバー9を介し成形体素材6を成形型2
の外周面に10kg/cm2の圧力を以て押圧し、これによ
り成形体素材6の形状を整え、同時に繊維体積率を決定
する。
この場合、成形型2が前記押圧力により僅かに縮径する
が、その縮径動作には薄布Fがその収縮作用により追随
するので、薄布Fに皺が発生することがなく、したがっ
て皺の転写による成形体素材6内周面の粗面化を防止す
ることができる。前記押圧力が解除された後は、成形型
2が元の状態に復元するが、このときは薄布Fが伸張す
るので何等支障を来たすことはない。
が、その縮径動作には薄布Fがその収縮作用により追随
するので、薄布Fに皺が発生することがなく、したがっ
て皺の転写による成形体素材6内周面の粗面化を防止す
ることができる。前記押圧力が解除された後は、成形型
2が元の状態に復元するが、このときは薄布Fが伸張す
るので何等支障を来たすことはない。
第4図(e)に示すように、成形型2より両ホルダ31,
32を取外す。
32を取外す。
第4図(f)および第5図において線(I)に示すよう
に、成形型2を空気雰囲気に保たれた乾燥炉10内に設
置し、成形体素材6に炉内温度120℃にて60分間の
乾燥処理を施して水分を蒸発除去する。この加熱乾燥処
理中に薄布Fが焼失を開始する。また成形型2が膨脹す
るが、その膨脹量は薄布Fの一部焼失により生じた空隙
および残りの薄布Fの緩衝作用によって吸収されるの
で、成形体素材6に、成形型2の膨脹に起因したクラッ
クが発生することがない。
に、成形型2を空気雰囲気に保たれた乾燥炉10内に設
置し、成形体素材6に炉内温度120℃にて60分間の
乾燥処理を施して水分を蒸発除去する。この加熱乾燥処
理中に薄布Fが焼失を開始する。また成形型2が膨脹す
るが、その膨脹量は薄布Fの一部焼失により生じた空隙
および残りの薄布Fの緩衝作用によって吸収されるの
で、成形体素材6に、成形型2の膨脹に起因したクラッ
クが発生することがない。
第2図(g)および第5図において線(II)に示すように、
成形型2を、空気雰囲気に保たれた焼成炉11内に設置
し、成形型2に炉内温度450℃にて30分間の崩壊処
理を施し、その昇温過程で薄布Fを完全に焼失させる。
この崩壊処理により成形型2は100%崩壊する。
成形型2を、空気雰囲気に保たれた焼成炉11内に設置
し、成形型2に炉内温度450℃にて30分間の崩壊処
理を施し、その昇温過程で薄布Fを完全に焼失させる。
この崩壊処理により成形型2は100%崩壊する。
また、第5図において鎖線(III)は成形型2の温度変化
を示し、シエル砂中のフェノール系結合剤の分解に伴う
発生熱により成形型2の温度が炉内温度よりも上昇する
が、その温度は最高545℃程度であるから炭素繊維が
減量することはない。
を示し、シエル砂中のフェノール系結合剤の分解に伴う
発生熱により成形型2の温度が炉内温度よりも上昇する
が、その温度は最高545℃程度であるから炭素繊維が
減量することはない。
前記成形型2の崩壊に先立って成形型2が膨脹するが、
その膨脹量は薄布Fの焼失に伴って生じた空隙gにより
吸収され、したがって前記同様に成形体素材6にクラッ
クが発生することがない。
その膨脹量は薄布Fの焼失に伴って生じた空隙gにより
吸収され、したがって前記同様に成形体素材6にクラッ
クが発生することがない。
また成形体素材6は薄布Fを介して成形型2に接してい
るので、成形型2の崩壊後その構成材料であるシエル砂
が成形体素材6に付着して残留することがなく、したが
って成形体素材6内周面が平滑となる。
るので、成形型2の崩壊後その構成材料であるシエル砂
が成形体素材6に付着して残留することがなく、したが
って成形体素材6内周面が平滑となる。
第4図(h)および第5図において線(IV)に示すように、
今度は成形体素材6のみをアルゴン雰囲気に保たれた焼
成炉11内に設置し、成形体素材6に炉内温度800℃
にて60分間の焼成処理を施す。これによりアルミナゾ
ルにより混合繊維が部分的に結合されて第1図に示す繊
維成形体1が得られる。この場合、焼成処理をアルゴン
雰囲気中で行うので、炭素繊維の酸化が回避され、その
減量が防止される。なお、アルゴンに代えて他の不活性
ガスを用いてもよい。
今度は成形体素材6のみをアルゴン雰囲気に保たれた焼
成炉11内に設置し、成形体素材6に炉内温度800℃
にて60分間の焼成処理を施す。これによりアルミナゾ
ルにより混合繊維が部分的に結合されて第1図に示す繊
維成形体1が得られる。この場合、焼成処理をアルゴン
雰囲気中で行うので、炭素繊維の酸化が回避され、その
減量が防止される。なお、アルゴンに代えて他の不活性
ガスを用いてもよい。
本発明は炭素繊維のみを強化繊維とする繊維成形体の製
造にも当然に適用される。また前記薄膜体としては、薄
布の外に通気性を有する薄紙等を使用することも可能で
ある。
造にも当然に適用される。また前記薄膜体としては、薄
布の外に通気性を有する薄紙等を使用することも可能で
ある。
C.発明の効果 本発明によれば、成形型を成形体素材の加熱乾燥後完全
に崩壊するので、成形体素材の変形を防止して繊維成形
体の寸法精度を良好にすることができ、また成形型の引
抜き工程を省いて生産能率を向上させることができる。
に崩壊するので、成形体素材の変形を防止して繊維成形
体の寸法精度を良好にすることができ、また成形型の引
抜き工程を省いて生産能率を向上させることができる。
さらに、成形体素材と成形型との間に、成形型の崩壊処
理時に完全に焼失させ得る薄膜体を介在させることによ
り、成形型の熱膨脹に伴う成形体素材へのクラックの発
生を防止すると共に成形体素材への成形型構成材料の付
着残留を防止して品質の良い繊維成形体を得ることがで
きる。
理時に完全に焼失させ得る薄膜体を介在させることによ
り、成形型の熱膨脹に伴う成形体素材へのクラックの発
生を防止すると共に成形体素材への成形型構成材料の付
着残留を防止して品質の良い繊維成形体を得ることがで
きる。
さらにまた、成形型の崩壊処理を空気雰囲気中で行うの
で、その処理に伴うコストを安価にすることができ、そ
の上、崩壊処理における炉内温度に特定および不活性ガ
ス雰囲気における焼成処理により炭素繊維の減量を防止
することができる。
で、その処理に伴うコストを安価にすることができ、そ
の上、崩壊処理における炉内温度に特定および不活性ガ
ス雰囲気における焼成処理により炭素繊維の減量を防止
することができる。
第1図は繊維成形体の斜視図、第2図は炉内温度と成形
型の崩壊率との関係を示すグラフ、第3図は加熱温度と
炭素繊維の重量との関係を示すグラフ、第4図は繊維成
形体の製造工程図、第5図は乾燥、崩壊および焼成にお
ける時間と炉内温度との関係を示すグラフである。 F…薄膜体としての薄布、 1…繊維成形体、2…成形型、4…成形材料の水溶液、
5…揚水ポンプ、6…成形体素材、8…空圧源、10…
乾燥炉、11…焼成炉
型の崩壊率との関係を示すグラフ、第3図は加熱温度と
炭素繊維の重量との関係を示すグラフ、第4図は繊維成
形体の製造工程図、第5図は乾燥、崩壊および焼成にお
ける時間と炉内温度との関係を示すグラフである。 F…薄膜体としての薄布、 1…繊維成形体、2…成形型、4…成形材料の水溶液、
5…揚水ポンプ、6…成形体素材、8…空圧源、10…
乾燥炉、11…焼成炉
Claims (1)
- 【請求項1】通気性を有し、シエル砂を構成材料とする
筒状成形型の両端開口部を密封し、該成形型の外周面を
通気性を有する薄膜体で覆い、前記成形型を、少なくと
も炭素繊維および無機バインダを含む成形材料の水溶液
中に浸漬し、前記成形型内に吸引作用を施すことにより
前記成形材料を前記薄膜体を介し前記成形型の外周面に
付着させて成形体素材を成形する工程と;前記成形体素
材を前記成形型に押圧して該成形体素材の形状を整える
工程と;前記成形体素材を加熱乾燥する工程と;前記成
形型を空気雰囲気に保たれた焼結炉内に設置して炉内温
度を330〜480℃に設定することにより前記薄膜体
を完全に焼失させると共に該成形型を完全に崩壊する工
程と;前記成形体素材を不活性ガス雰囲気中にて焼成
し、前記無機バインダにより前記炭素繊維を部分的に結
合する工程と;を用いることを特徴とする強化用筒状繊
維成形体の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22741286A JPH0668143B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 強化用筒状繊維成形体の製造方法 |
| GB8701266A GB2187995B (en) | 1986-01-22 | 1987-01-21 | Process for producing cylindrical reinforcing fibrous molding |
| CA000527875A CA1290562C (en) | 1986-01-22 | 1987-01-21 | Process for producing cylindrical reinforcing fibrous molding |
| US07/006,697 US5135690A (en) | 1986-01-22 | 1987-01-22 | Process for producing cylindrical reinforcing fibrous molding |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22741286A JPH0668143B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 強化用筒状繊維成形体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6383238A JPS6383238A (ja) | 1988-04-13 |
| JPH0668143B2 true JPH0668143B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=16860434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22741286A Expired - Fee Related JPH0668143B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-09-26 | 強化用筒状繊維成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668143B2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP22741286A patent/JPH0668143B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6383238A (ja) | 1988-04-13 |
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