JPH0668554A - 磁気記録再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置 - Google Patents
磁気記録再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置Info
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- JPH0668554A JPH0668554A JP4217940A JP21794092A JPH0668554A JP H0668554 A JPH0668554 A JP H0668554A JP 4217940 A JP4217940 A JP 4217940A JP 21794092 A JP21794092 A JP 21794092A JP H0668554 A JPH0668554 A JP H0668554A
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- speed
- speed control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ巻取り側リールモータにてテープを定
速走行させる場合のテープ走行を安定にする。 【構成】 テープ走行開始時テープ巻取り側リールモー
タに供給する電圧を徐々に上昇させ所定の時間経過後通
常の速度制御に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテ
ープ走行制御方法。
速走行させる場合のテープ走行を安定にする。 【構成】 テープ走行開始時テープ巻取り側リールモー
タに供給する電圧を徐々に上昇させ所定の時間経過後通
常の速度制御に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテ
ープ走行制御方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカセットレコーダ、VT
R等の磁気記録再生装置に関し、更に詳しくはテープ巻
取り側リールモータにてテープを定速走行する磁気記録
再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置に関する
ものである。
R等の磁気記録再生装置に関し、更に詳しくはテープ巻
取り側リールモータにてテープを定速走行する磁気記録
再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テープレコーダやVTR等の磁気
記録再生装置ではキャプスタンとピンチローラでテープ
を狭持し、該キャプスタンの回転を一定に制御すること
によりテープ速度を一定制御していた。
記録再生装置ではキャプスタンとピンチローラでテープ
を狭持し、該キャプスタンの回転を一定に制御すること
によりテープ速度を一定制御していた。
【0003】またキャプスタン及びピンチローラを用い
ない磁気記録再生装置では、テープに接触回転するロー
タリーエンコーダの信号またはテープ上に記録された基
準信号、両リールの回転信号等を元に速度制御信号を作
り、テープ巻取り側リールモータにて定速制御される。
ない磁気記録再生装置では、テープに接触回転するロー
タリーエンコーダの信号またはテープ上に記録された基
準信号、両リールの回転信号等を元に速度制御信号を作
り、テープ巻取り側リールモータにて定速制御される。
【0004】また速度制御ゲインの調整については、例
えば特開昭62−204459号公報で示されているよ
うに両リールパルスを用いた定速制御では、サーボゲイ
ンが変化するのを抑制するためにテープ巻き径に応じて
ゲイン変動部分の逆数から導出した値で補正し、速度制
御ゲインを一定に保つ方法或いは例えば特開平1−30
8188号公報で示されているように速度誤差の大きさ
から一定の加算量ΔKを速度制御ゲインに加減算してゲ
インの適正化を図る方法が提案されている。
えば特開昭62−204459号公報で示されているよ
うに両リールパルスを用いた定速制御では、サーボゲイ
ンが変化するのを抑制するためにテープ巻き径に応じて
ゲイン変動部分の逆数から導出した値で補正し、速度制
御ゲインを一定に保つ方法或いは例えば特開平1−30
8188号公報で示されているように速度誤差の大きさ
から一定の加算量ΔKを速度制御ゲインに加減算してゲ
インの適正化を図る方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】テープ速度情報をロー
タリーエンコーダ、再生出力等から得て、該テープ速度
情報を一定に保つ制御においてはループゲインの変動は
ほとんど起こらない。
タリーエンコーダ、再生出力等から得て、該テープ速度
情報を一定に保つ制御においてはループゲインの変動は
ほとんど起こらない。
【0006】従って、従来技術のようにゲイン変動分の
逆数でループゲインを一定値に補正する必要はない。し
かしながら、テープ巻取り側リールモータでの速度制御
においては速度制御ループのサーボ特性がテープ巻き
径、リールイナーシャ、段巻き、巻きムラ等の変動要素
に敏感に反応してしまい、サーボ特性を悪化させワウフ
ラッタの悪化、また時にはサーボ系の発振を引き起こ
し、テープの走行が不安定となっていた。
逆数でループゲインを一定値に補正する必要はない。し
かしながら、テープ巻取り側リールモータでの速度制御
においては速度制御ループのサーボ特性がテープ巻き
径、リールイナーシャ、段巻き、巻きムラ等の変動要素
に敏感に反応してしまい、サーボ特性を悪化させワウフ
ラッタの悪化、また時にはサーボ系の発振を引き起こ
し、テープの走行が不安定となっていた。
【0007】また、特にテープの走行開始直後は供給側
リールイナーシャによる変動要素の影響が強く、サーボ
特性が悪化してしまっていた。上述のことをボード線図
を用いて説明すれば、以下のようになる。図12に従来
のサーボ特性のボード線図を示す。
リールイナーシャによる変動要素の影響が強く、サーボ
特性が悪化してしまっていた。上述のことをボード線図
を用いて説明すれば、以下のようになる。図12に従来
のサーボ特性のボード線図を示す。
【0008】(a)はリール負荷が変化しない状態でサ
ーボゲインを調整した状態であり、制御系の安定性を決
めるゲイン余裕、位相余裕ともに良好な値である。次に
(b)はテープ巻き径の変化、供給側リールイナーシ
ャ、段巻き、巻きムラ等の変動要素の影響が強まり、位
相の−180°遅れ点が低域に存在した場合であり、こ
の時のゲイン余裕、位相余裕は少なく、制御系は不安定
となってしまう。従って、安定で良好なテープ走行は困
難となる。
ーボゲインを調整した状態であり、制御系の安定性を決
めるゲイン余裕、位相余裕ともに良好な値である。次に
(b)はテープ巻き径の変化、供給側リールイナーシ
ャ、段巻き、巻きムラ等の変動要素の影響が強まり、位
相の−180°遅れ点が低域に存在した場合であり、こ
の時のゲイン余裕、位相余裕は少なく、制御系は不安定
となってしまう。従って、安定で良好なテープ走行は困
難となる。
【0009】更に速度誤差量に応じて速度制御ゲインを
適正化する方法では、一定の加算量ΔKを加減算するた
め、該加算量ΔKが小さい値の場合はゲイン最適値に到
達するまでの時間が長くなり、変動要素の速い変化に対
応できないことがある。また加算量ΔKを大きい値にし
た場合はゲインの最適値を飛び越えてしまうことがあ
り、最適値へ常にゲインを調整することは困難である。
適正化する方法では、一定の加算量ΔKを加減算するた
め、該加算量ΔKが小さい値の場合はゲイン最適値に到
達するまでの時間が長くなり、変動要素の速い変化に対
応できないことがある。また加算量ΔKを大きい値にし
た場合はゲインの最適値を飛び越えてしまうことがあ
り、最適値へ常にゲインを調整することは困難である。
【0010】
【課題を解決するための手段】テープ巻取り側リールモ
ータにてテープを走行し、テープ走行速度を検出するこ
とにより、定速走行させるものにおいて、テープ走行開
始時、上記テープ巻取り側リールモータに供給する電圧
を徐々に上昇させ、所定の時間経過後、通常の速度制御
に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテープ走行制御
方法を提供するものである。また、本発明はテープ巻取
り側リールモータにてテープを走行し、テープ走行速度
を検出することにより定速走行させるものにおいてテー
プの走行開始時、速度制御ゲインを通常の速度制御時の
速度制御ゲインより低く設定し、所定の時間経過後、通
常の速度制御に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテ
ープ走行制御方法を提供するものである。
ータにてテープを走行し、テープ走行速度を検出するこ
とにより、定速走行させるものにおいて、テープ走行開
始時、上記テープ巻取り側リールモータに供給する電圧
を徐々に上昇させ、所定の時間経過後、通常の速度制御
に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテープ走行制御
方法を提供するものである。また、本発明はテープ巻取
り側リールモータにてテープを走行し、テープ走行速度
を検出することにより定速走行させるものにおいてテー
プの走行開始時、速度制御ゲインを通常の速度制御時の
速度制御ゲインより低く設定し、所定の時間経過後、通
常の速度制御に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテ
ープ走行制御方法を提供するものである。
【0011】また、本発明はテープ巻取り側リールモー
タにてテープを走行しテープ走行速度を検出することに
より定速走行させるものにおいて、テープの走行開始
時、上記テープ巻取り側リールモータに供給する電圧を
徐々に上昇させテープを若干量走行させた後、速度制御
ループの速度制御ゲインを通常の速度制御時の速度制御
ゲインより低く設定し、所定の時間経過後、通常の速度
制御に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテープ走行
制御方法を提供するものである。
タにてテープを走行しテープ走行速度を検出することに
より定速走行させるものにおいて、テープの走行開始
時、上記テープ巻取り側リールモータに供給する電圧を
徐々に上昇させテープを若干量走行させた後、速度制御
ループの速度制御ゲインを通常の速度制御時の速度制御
ゲインより低く設定し、所定の時間経過後、通常の速度
制御に持ち来たす磁気記録再生装置におけるテープ走行
制御方法を提供するものである。
【0012】また、本発明はテープ巻取り側リールモー
タにてテープを走行しテープ走行速度を検出することに
より定速走行させるものにおいて、リール回転検出手段
及びテープ巻取り側リールのテープ巻き径算出手段を設
け、テープ巻取り側リールのテープ巻き径に応じてテー
プ速度制御ループの速度制御ゲインを最適な値に自動調
整する磁気記録再生装置におけるテープ走行制御装置を
提供するものである。
タにてテープを走行しテープ走行速度を検出することに
より定速走行させるものにおいて、リール回転検出手段
及びテープ巻取り側リールのテープ巻き径算出手段を設
け、テープ巻取り側リールのテープ巻き径に応じてテー
プ速度制御ループの速度制御ゲインを最適な値に自動調
整する磁気記録再生装置におけるテープ走行制御装置を
提供するものである。
【0013】更に、本発明はテープ巻取り側リールモー
タにてテープを走行しテープ走行速度を検出することに
より定速走行させるものにおいて、所定時間内の速度ム
ラを算出する速度ムラ算出手段と、該手段から得られた
速度ムラと前回算出した速度ムラの差を算出する差算出
手段と、該差算出手段から得られる速度ムラの差と前回
の速度制御のゲイン加算量から速度制御のゲイン加算量
の絶対量及び符号を算出する手段と、該手段で得られた
ゲイン加算量の絶対量と前回設定した速度制御ゲインと
を加算する手段を備え、速度制御ゲインを自動的に調整
する磁気記録再生装置におけるテープ走行制御装置を提
供するものである。
タにてテープを走行しテープ走行速度を検出することに
より定速走行させるものにおいて、所定時間内の速度ム
ラを算出する速度ムラ算出手段と、該手段から得られた
速度ムラと前回算出した速度ムラの差を算出する差算出
手段と、該差算出手段から得られる速度ムラの差と前回
の速度制御のゲイン加算量から速度制御のゲイン加算量
の絶対量及び符号を算出する手段と、該手段で得られた
ゲイン加算量の絶対量と前回設定した速度制御ゲインと
を加算する手段を備え、速度制御ゲインを自動的に調整
する磁気記録再生装置におけるテープ走行制御装置を提
供するものである。
【0014】
【作用】本発明は上述のように構成されるものであるか
らテープ走行開始直後の供給側リールのイナーシャの変
動要素による悪影響に対しては、モータ制御電圧を徐々
に上昇させ、テープを若干量走行させることにより打ち
消すことができ、その後通常の速度制御を行うことで安
定な走行が可能となる。
らテープ走行開始直後の供給側リールのイナーシャの変
動要素による悪影響に対しては、モータ制御電圧を徐々
に上昇させ、テープを若干量走行させることにより打ち
消すことができ、その後通常の速度制御を行うことで安
定な走行が可能となる。
【0015】或いは、テープ走行開始直後は通常の速度
制御ゲインより低く設定してテープ走行させることによ
り、供給側リールのイナーシャの影響による悪影響はな
くなり、一定時間経過後に通常の速度制御を行うことで
安定な走行が可能となる。
制御ゲインより低く設定してテープ走行させることによ
り、供給側リールのイナーシャの影響による悪影響はな
くなり、一定時間経過後に通常の速度制御を行うことで
安定な走行が可能となる。
【0016】またテープ走行開始直後はモータ制御電圧
を徐々に上昇させ、テープを若干量走行させ、その後通
常の速度制御ゲインより低く設定してテープを走行さ
せ、一定時間経過後に通常の速度制御を行えば更に安定
した走行が可能である。また、リール直接駆動において
はテープ巻き径の変化、即ち巻取り側リールのイナーシ
ャの影響によってサーボ特性が変化するので、各々のテ
ープ巻き径ごとに速度制御ゲインの最適値が変化して存
在することが知られている。そこでリール回転検出器等
によりリール回転数を検出しテープ巻き径を求め、テー
プ巻き径に応じて最適な速度制御ゲインを与えることに
よりテープ巻き径の変化に伴うサーボ特性の不安定さは
なくなり、常に安定で良好なテープ走行が可能となる。
を徐々に上昇させ、テープを若干量走行させ、その後通
常の速度制御ゲインより低く設定してテープを走行さ
せ、一定時間経過後に通常の速度制御を行えば更に安定
した走行が可能である。また、リール直接駆動において
はテープ巻き径の変化、即ち巻取り側リールのイナーシ
ャの影響によってサーボ特性が変化するので、各々のテ
ープ巻き径ごとに速度制御ゲインの最適値が変化して存
在することが知られている。そこでリール回転検出器等
によりリール回転数を検出しテープ巻き径を求め、テー
プ巻き径に応じて最適な速度制御ゲインを与えることに
よりテープ巻き径の変化に伴うサーボ特性の不安定さは
なくなり、常に安定で良好なテープ走行が可能となる。
【0017】更にテープ巻き径の変化や段巻き、巻きム
ラ等の変動要素に対応するには速度制御ゲインを常に適
正な値に調整する必要がある。そこで速度ムラに比例し
た値を求め、これと前回求めた速度ムラに比例した値と
の差を求め、これと前回のゲイン加算量とにより速度制
御最適化することができる。
ラ等の変動要素に対応するには速度制御ゲインを常に適
正な値に調整する必要がある。そこで速度ムラに比例し
た値を求め、これと前回求めた速度ムラに比例した値と
の差を求め、これと前回のゲイン加算量とにより速度制
御最適化することができる。
【0018】つまり、前回に比べ今回の誤差量が小さか
った場合では、前回のゲイン加算量がプラスの場合は速
度制御ゲインを上げる(プラス)ようにし、前回のゲイ
ン加算量がマイナスの場合は速度制御ゲインを下げる
(マイナス)ようにする。次に前回に比べ今回の誤差量
が大きかった場合では、前回のゲイン加算量がプラスの
場合は速度制御ゲインを下げる(マイナス)ようにし、
前回のゲイン加算量がマイナスの場合は、速度制御ゲイ
ンを上げるようにする。
った場合では、前回のゲイン加算量がプラスの場合は速
度制御ゲインを上げる(プラス)ようにし、前回のゲイ
ン加算量がマイナスの場合は速度制御ゲインを下げる
(マイナス)ようにする。次に前回に比べ今回の誤差量
が大きかった場合では、前回のゲイン加算量がプラスの
場合は速度制御ゲインを下げる(マイナス)ようにし、
前回のゲイン加算量がマイナスの場合は、速度制御ゲイ
ンを上げるようにする。
【0019】前述のようにゲイン加算量の符号を設定
し、ゲイン加算量の絶対量は速度ムラの差の絶対量に応
じて、例えば差の絶対量がしきい値Eより大きければゲ
イン加算絶対量はGHとし、差の絶対量がしきい値Eよ
り小さければゲイン加算絶対量GHより小さい値GLと
する等のように可変して設定する。
し、ゲイン加算量の絶対量は速度ムラの差の絶対量に応
じて、例えば差の絶対量がしきい値Eより大きければゲ
イン加算絶対量はGHとし、差の絶対量がしきい値Eよ
り小さければゲイン加算絶対量GHより小さい値GLと
する等のように可変して設定する。
【0020】以上のように求まったゲイン加算量を前回
の速度制御ゲインに加算することで、ゲイン最適値に敏
速に、また確実に自動調整することができ、良好で安定
なテープ走行が可能となる。
の速度制御ゲインに加算することで、ゲイン最適値に敏
速に、また確実に自動調整することができ、良好で安定
なテープ走行が可能となる。
【0021】
【実施例】本発明に係る磁気記録再生装置におけるテー
プ走行制御方法及び装置の実施例を図面を参照にして詳
細に説明する。 <第1の実施例>図1は本発明に係るテープ走行制御装
置の第1の実施例の構成図を示すものである。
プ走行制御方法及び装置の実施例を図面を参照にして詳
細に説明する。 <第1の実施例>図1は本発明に係るテープ走行制御装
置の第1の実施例の構成図を示すものである。
【0022】図中1はテープ駆動メカニズム等を内蔵し
た装置本体、2は磁気ヘッド、3は上記装置本体上に装
填されたテープカセット、4はテープ巻取りリールモー
タである。5は上記装置本体1より導出されたテープ速
度信号出力端子にして磁気テープ6に記録された信号を
磁気ヘッド2で読み取った速度信号、或いは磁気テープ
6に接触回転するロータリーエンコーダ(図示しない)
の信号等のテープ速度に関連するテープ速度信号を出力
する。
た装置本体、2は磁気ヘッド、3は上記装置本体上に装
填されたテープカセット、4はテープ巻取りリールモー
タである。5は上記装置本体1より導出されたテープ速
度信号出力端子にして磁気テープ6に記録された信号を
磁気ヘッド2で読み取った速度信号、或いは磁気テープ
6に接触回転するロータリーエンコーダ(図示しない)
の信号等のテープ速度に関連するテープ速度信号を出力
する。
【0023】8は演算部8で、テープ速度信号と、別途
図示しない記憶回路より端子7を通じて供給される速度
基準値とを比較することにより速度誤差信号を作り、モ
ータ駆動回路9に供給する。該モータ駆動回路9はこれ
に従ってリールモータ4を駆動し、テープの速度制御が
実現される(通常の速度制御)。ここでテープの走行開
始直後では上述のような通常の速度制御は行われず演算
部8は図2のaで示す領域にみられるように徐々に上昇
するような電圧を出力する。
図示しない記憶回路より端子7を通じて供給される速度
基準値とを比較することにより速度誤差信号を作り、モ
ータ駆動回路9に供給する。該モータ駆動回路9はこれ
に従ってリールモータ4を駆動し、テープの速度制御が
実現される(通常の速度制御)。ここでテープの走行開
始直後では上述のような通常の速度制御は行われず演算
部8は図2のaで示す領域にみられるように徐々に上昇
するような電圧を出力する。
【0024】これと同時に演算部8はリール回転センサ
11の出力パルスを検知しており、サプライ側リール1
0が若干量回転してリール回転パルスが所定回数入力さ
れ(図2のb点)、走行開始直後における該サプライ側
リールのイナーシャの影響が解消された所で通常の速度
制御(図2のc)に移行し、テープ走行される。
11の出力パルスを検知しており、サプライ側リール1
0が若干量回転してリール回転パルスが所定回数入力さ
れ(図2のb点)、走行開始直後における該サプライ側
リールのイナーシャの影響が解消された所で通常の速度
制御(図2のc)に移行し、テープ走行される。
【0025】本発明において演算部8の処理を図3のフ
ローチャートで示す。まず出力の初期値を設定し、これ
を出力する(図2のe点)。待ち時間後、リールパルス
が所定回数入力されたかを検知しながら出力値を+1づ
つ上昇させ出力している(図2のa部分)。リールパル
スが所定回数入力されたら通常の速度制御に移行し、制
御がなされる。尚、出力初期値、待ち時間、出力上昇値
は各装置において設定することで定速走行までの時間は
短縮できる。以上のように構成することでテープ走行開
始直後での速度制御系の不安定さはなくなり、安定で良
好なテープ走行が可能となる。
ローチャートで示す。まず出力の初期値を設定し、これ
を出力する(図2のe点)。待ち時間後、リールパルス
が所定回数入力されたかを検知しながら出力値を+1づ
つ上昇させ出力している(図2のa部分)。リールパル
スが所定回数入力されたら通常の速度制御に移行し、制
御がなされる。尚、出力初期値、待ち時間、出力上昇値
は各装置において設定することで定速走行までの時間は
短縮できる。以上のように構成することでテープ走行開
始直後での速度制御系の不安定さはなくなり、安定で良
好なテープ走行が可能となる。
【0026】<第2の実施例>図4に本発明の第2の実
施例の演算部8の処理をフローチャートで示す。本実施
例においても装置の構成は上記第1の実施例と同様であ
るが本実施例ではリールセンサ11は特に必要としな
い。
施例の演算部8の処理をフローチャートで示す。本実施
例においても装置の構成は上記第1の実施例と同様であ
るが本実施例ではリールセンサ11は特に必要としな
い。
【0027】図4の通りテープの走行開始直後のプリサ
ーボ部では、通常の速度制御に比べ速度制御ゲインを低
く設定し速度制御を行う。このように速度制御ゲインを
低くするのは、テープ走行開始直後のサプライ側リール
のイナーシャの影響で図12bのように制御系が不安定
となるのを避け、速度制御ゲインを低くすることで良好
なゲイン余裕、位相余裕を得るためである。
ーボ部では、通常の速度制御に比べ速度制御ゲインを低
く設定し速度制御を行う。このように速度制御ゲインを
低くするのは、テープ走行開始直後のサプライ側リール
のイナーシャの影響で図12bのように制御系が不安定
となるのを避け、速度制御ゲインを低くすることで良好
なゲイン余裕、位相余裕を得るためである。
【0028】その後、所定時間プリサーボを続け、その
後通常の速度制御に移行しテープ走行させる。該所定時
間は前記サプライ側リールイナーシャの影響が解消され
る時間に設定する。以上のように構成することでテープ
走行開始直後での速度制御系の不安定はなくなり、安定
で良好なテープ走行が可能となる。
後通常の速度制御に移行しテープ走行させる。該所定時
間は前記サプライ側リールイナーシャの影響が解消され
る時間に設定する。以上のように構成することでテープ
走行開始直後での速度制御系の不安定はなくなり、安定
で良好なテープ走行が可能となる。
【0029】<第3の実施例>図6に本発明の第3の実
施例の演算部8の処理のフローチャートを、図5に演算
部8の出力信号並びにリールセンサ11の出力信号を示
す。本実施例においても装置の構成は第1の実施例と同
様である。図5、6の通りテープの走行開始直後はリー
ルセンサ11の出力パルスが所定回数入力される(b
点)まで出力を徐々に上昇させている(a)。
施例の演算部8の処理のフローチャートを、図5に演算
部8の出力信号並びにリールセンサ11の出力信号を示
す。本実施例においても装置の構成は第1の実施例と同
様である。図5、6の通りテープの走行開始直後はリー
ルセンサ11の出力パルスが所定回数入力される(b
点)まで出力を徐々に上昇させている(a)。
【0030】これは第1の実施例で述べたように、テー
プ走行開始直後のサプライ側リールのイナーシャの影響
を該サプライリールを若干量回転させて解消させるため
である。しかし、該サプライ側リールのイナーシャの影
響が残留していることもあるので、次のプリサーボ部に
おいて所定時間(d)速度制御ゲインを低くしてテープ
走行することで制御系が不安定になるのを防止する。
プ走行開始直後のサプライ側リールのイナーシャの影響
を該サプライリールを若干量回転させて解消させるため
である。しかし、該サプライ側リールのイナーシャの影
響が残留していることもあるので、次のプリサーボ部に
おいて所定時間(d)速度制御ゲインを低くしてテープ
走行することで制御系が不安定になるのを防止する。
【0031】所定時間(d)をテープ走行開始直後のサ
プライ側リールイナーシャの影響が解消されるまでの時
間に設定することで、通常の速度制御(c)に確実に移
行できる。以上のように構成することでテープ走行開始
直後での速度制御系の不安定さはなくなり、安定で良好
なテープ走行が可能となる。
プライ側リールイナーシャの影響が解消されるまでの時
間に設定することで、通常の速度制御(c)に確実に移
行できる。以上のように構成することでテープ走行開始
直後での速度制御系の不安定さはなくなり、安定で良好
なテープ走行が可能となる。
【0032】<第4の実施例>図7及び図8に本実施例
を示している。尚、本実施例の構成は上記第1の実施例
に示すものと同様であり、演算部8は前述の機能と共に
リールセンサ11の信号を元に巻取りテープ巻き径を算
出している。
を示している。尚、本実施例の構成は上記第1の実施例
に示すものと同様であり、演算部8は前述の機能と共に
リールセンサ11の信号を元に巻取りテープ巻き径を算
出している。
【0033】図7にボード線図を示すように、巻取り側
リールのテープ巻き径が小さい時は、同図(イ)のよう
に巻取り側リール負荷による変動要素は低域に存在する
ので、速度制御ループの位相の−180°遅れ点も低域
に存在する。
リールのテープ巻き径が小さい時は、同図(イ)のよう
に巻取り側リール負荷による変動要素は低域に存在する
ので、速度制御ループの位相の−180°遅れ点も低域
に存在する。
【0034】逆に巻取り側リールのテープ巻き径が大き
い時は、同図(ロ)のように巻取り側リール負荷による
変動要素は高域に存在し、速度制御系の−180°遅れ
点も高域へ移行する。このようにテープ巻き径によって
サーボ特性が変化し、速度制御ゲインの最適値も変化す
る。従って、各テープ巻き径で速度制御ゲインを調整す
る必要がある。つまり演算部8で算出した巻取り側テー
プ巻き径が小さい場合には速度制御ゲインを低くするこ
とで安定で良好な制御系を実現する。
い時は、同図(ロ)のように巻取り側リール負荷による
変動要素は高域に存在し、速度制御系の−180°遅れ
点も高域へ移行する。このようにテープ巻き径によって
サーボ特性が変化し、速度制御ゲインの最適値も変化す
る。従って、各テープ巻き径で速度制御ゲインを調整す
る必要がある。つまり演算部8で算出した巻取り側テー
プ巻き径が小さい場合には速度制御ゲインを低くするこ
とで安定で良好な制御系を実現する。
【0035】また、算出された巻取り側テープ巻き径が
大きい場合は、速度制御ゲインを高くすることで安定で
良好な制御系を実現する。本実施例の演算部8の処理を
フローチャートで示せば図8のようになる。まず初め
に、ゲイン初期値を設定するのは制御開始直後に対応す
るためである。最適ゲインの設定は、各テープ巻き径に
おいての速度制御ゲインの最適値をシミュレーション等
で求めてROM等に書き込んでおき、巻き径算出部で算
出されたテープ巻き径に対応した最適ゲインを該ROM
から読み出すこと等で行われる。
大きい場合は、速度制御ゲインを高くすることで安定で
良好な制御系を実現する。本実施例の演算部8の処理を
フローチャートで示せば図8のようになる。まず初め
に、ゲイン初期値を設定するのは制御開始直後に対応す
るためである。最適ゲインの設定は、各テープ巻き径に
おいての速度制御ゲインの最適値をシミュレーション等
で求めてROM等に書き込んでおき、巻き径算出部で算
出されたテープ巻き径に対応した最適ゲインを該ROM
から読み出すこと等で行われる。
【0036】テープ速度信号と速度基準値を元に、演算
部8内の速度誤差量算出部で算出された速度誤差は前記
設定したゲインを乗じられ、フィルタ部を通過し出力さ
れる。上記のようにROMを用いることはあらゆる装置
に対応でき、また演算時間の短縮が可能となり有効的な
手段である。このように速度制御ゲインをテープ巻き径
によって時々刻々変化するゲイン最適値に自動設定する
ことで良好で安定な制御系が実現でき、テープ走行も安
定となる。
部8内の速度誤差量算出部で算出された速度誤差は前記
設定したゲインを乗じられ、フィルタ部を通過し出力さ
れる。上記のようにROMを用いることはあらゆる装置
に対応でき、また演算時間の短縮が可能となり有効的な
手段である。このように速度制御ゲインをテープ巻き径
によって時々刻々変化するゲイン最適値に自動設定する
ことで良好で安定な制御系が実現でき、テープ走行も安
定となる。
【0037】尚、テープ巻き径はループごとに算出しな
くてもよく、所定時間、所定回数ごとに算出してもよ
い。テープ巻き径を算出しない時は前回設定したゲイン
を用いればよい。また本実施例では巻取り側リール負荷
による変動要素について説明したが、供給側リール負荷
による変動要素についても対応することも可能であるこ
とは言うまでもない。また装置によってテープ巻き径に
対する変動要素の周波数位置は異なるが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
くてもよく、所定時間、所定回数ごとに算出してもよ
い。テープ巻き径を算出しない時は前回設定したゲイン
を用いればよい。また本実施例では巻取り側リール負荷
による変動要素について説明したが、供給側リール負荷
による変動要素についても対応することも可能であるこ
とは言うまでもない。また装置によってテープ巻き径に
対する変動要素の周波数位置は異なるが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0038】<第5の実施例>図9、図10及び図11
に本実施例を示す。尚、本実施例の構成は上記第1の実
施例と同様であるが、本実施例ではリールセンサ11は
特に必要としない。図12のボード線図に示すゲイン余
裕、位相余裕には一般的に最適値が存在する。ゲイン余
裕、位相余裕はループゲインを調整することによって決
まるので、ループゲイン(速度制御ゲイン)にも最適値
が存在する。
に本実施例を示す。尚、本実施例の構成は上記第1の実
施例と同様であるが、本実施例ではリールセンサ11は
特に必要としない。図12のボード線図に示すゲイン余
裕、位相余裕には一般的に最適値が存在する。ゲイン余
裕、位相余裕はループゲインを調整することによって決
まるので、ループゲイン(速度制御ゲイン)にも最適値
が存在する。
【0039】例えば、ループゲイン(速度制御ゲイン)
を最適値から高くすると、制御系は振動的となり、やが
て発振してしまう。これを速度ムラで観察するとループ
ゲイン(速度制御ゲイン)を最適値から高くすると速度
ムラは増大していくことが分かる。
を最適値から高くすると、制御系は振動的となり、やが
て発振してしまう。これを速度ムラで観察するとループ
ゲイン(速度制御ゲイン)を最適値から高くすると速度
ムラは増大していくことが分かる。
【0040】また逆にループゲイン(速度制御ゲイン)
を最適値から低くした場合は、制御系は充分なムラの抑
制が行えなくなり、速度ムラは増大する。つまり、ルー
プゲイン(速度制御ゲイン)と速度ムラには図10、図
11に示すような関係が成り立つので、演算部8に図9
に示すような処理を行わせることにより速度制御ゲイン
を最適値に調整する。
を最適値から低くした場合は、制御系は充分なムラの抑
制が行えなくなり、速度ムラは増大する。つまり、ルー
プゲイン(速度制御ゲイン)と速度ムラには図10、図
11に示すような関係が成り立つので、演算部8に図9
に示すような処理を行わせることにより速度制御ゲイン
を最適値に調整する。
【0041】図9を順に説明すると、まずループの開始
直後に対応するため速度ムラ、ゲイン加算量及び速度制
御ゲインをストアするメモリM1、M2、M3に適当な
値を入れる。これらメモリは演算部8中に含まれてい
る。次に演算部8は装置本体1の出力端子5から得られ
るロータリーエンコーダ、磁気ヘッド等のテープ速度検
出手段の出力信号及び端子7から得られる速度基準値か
ら速度誤差を算出する。該速度誤差は演算部8中のゲイ
ン部で速度制御ゲインに応じて増幅され、フィルタ部で
処理されてモータ駆動回路9へ出力される。
直後に対応するため速度ムラ、ゲイン加算量及び速度制
御ゲインをストアするメモリM1、M2、M3に適当な
値を入れる。これらメモリは演算部8中に含まれてい
る。次に演算部8は装置本体1の出力端子5から得られ
るロータリーエンコーダ、磁気ヘッド等のテープ速度検
出手段の出力信号及び端子7から得られる速度基準値か
ら速度誤差を算出する。該速度誤差は演算部8中のゲイ
ン部で速度制御ゲインに応じて増幅され、フィルタ部で
処理されてモータ駆動回路9へ出力される。
【0042】次に速度制御ゲインの設定方法を説明す
る。速度制御ゲインは前回にメモリM3に設定した速度
制御ゲインと後で説明するゲイン加算量との和で求め
る。ゲイン加算量は今回算出した速度ムラと前回算出
し、メモリM1にストアされた速度ムラの差の絶対量並
びに符号(プラスまたはマイナス)を用いて導出する。
る。速度制御ゲインは前回にメモリM3に設定した速度
制御ゲインと後で説明するゲイン加算量との和で求め
る。ゲイン加算量は今回算出した速度ムラと前回算出
し、メモリM1にストアされた速度ムラの差の絶対量並
びに符号(プラスまたはマイナス)を用いて導出する。
【0043】まず速度ムラの算出は上記速度誤差を所定
時間記憶し、その間の誤差振幅に比例した値を算出する
ことで行う。次段で前回のメモリM1にストアされた速
度ムラと減算され求まった差は、その符号を用いてゲイ
ン加算量の符号設定を、絶対量を用いてゲイン加算量の
絶対量の設定を行う。ゲイン加算量の符号設定は次のよ
うに行う。
時間記憶し、その間の誤差振幅に比例した値を算出する
ことで行う。次段で前回のメモリM1にストアされた速
度ムラと減算され求まった差は、その符号を用いてゲイ
ン加算量の符号設定を、絶対量を用いてゲイン加算量の
絶対量の設定を行う。ゲイン加算量の符号設定は次のよ
うに行う。
【0044】前述の減算結果がプラスである状態は図1
0の(1)で示すように速度制御ゲインをa1→a2に
した時と、b1→b2にした時の2状態が考えられる。
次に前回のメモリM2にストアされたゲイン加算量を符
号に注目して見ると、a1→a2は符号がプラスであ
り、b1→b2は符号がマイナスであることが分かる。
以上より分かる通り、減算差がプラスで前回のゲイン加
算符号がプラスの時はゲイン加算符号をマイナスとし、
前回のゲイン加算符号がマイナスの時はゲイン加算符号
をプラスとするように制御すればよい。
0の(1)で示すように速度制御ゲインをa1→a2に
した時と、b1→b2にした時の2状態が考えられる。
次に前回のメモリM2にストアされたゲイン加算量を符
号に注目して見ると、a1→a2は符号がプラスであ
り、b1→b2は符号がマイナスであることが分かる。
以上より分かる通り、減算差がプラスで前回のゲイン加
算符号がプラスの時はゲイン加算符号をマイナスとし、
前回のゲイン加算符号がマイナスの時はゲイン加算符号
をプラスとするように制御すればよい。
【0045】また逆に、前述の減算結果がマイナスであ
る状態は図10の(2)に示すように速度制御ゲインを
c1→c2にした時と、d1→d2にした時の2つの状
態があり、両者のゲイン加算量の符号に注目して分かる
通り、減算差がマイナスで前回のゲイン加算符号がプラ
スの時はゲイン加算符号をプラスとし、前回のゲイン加
算符号がマイナスの時はゲイン加算符号をマイナスとす
れば良い。
る状態は図10の(2)に示すように速度制御ゲインを
c1→c2にした時と、d1→d2にした時の2つの状
態があり、両者のゲイン加算量の符号に注目して分かる
通り、減算差がマイナスで前回のゲイン加算符号がプラ
スの時はゲイン加算符号をプラスとし、前回のゲイン加
算符号がマイナスの時はゲイン加算符号をマイナスとす
れば良い。
【0046】上記のような処理によって、ゲイン加算符
号は常にゲイン最適値に向かって制御されている。しか
しながら以上求まった符号と一定のゲイン絶対量を用い
て速度制御ゲインを設定すると、図10の(1)に示す
ようにゲイン最適値を飛び越えてしまい、最適値への設
定がなされない場合があり、またゲイン絶対量を小さい
値にするとゲイン最適値に到達するまでに時間を要して
しまう。
号は常にゲイン最適値に向かって制御されている。しか
しながら以上求まった符号と一定のゲイン絶対量を用い
て速度制御ゲインを設定すると、図10の(1)に示す
ようにゲイン最適値を飛び越えてしまい、最適値への設
定がなされない場合があり、またゲイン絶対量を小さい
値にするとゲイン最適値に到達するまでに時間を要して
しまう。
【0047】そこで本発明では以下に説明するように、
ゲイン加算量絶対量を状態に応じて設定している。ゲイ
ン加算量の絶対量は前述の速度ムラ→M1の結果の絶対
量から求める。図11を用いて説明すると、まず実験ま
たはシミュレーション等で求めた速度ムラ差の絶対量の
しきい値Eを設定する。
ゲイン加算量絶対量を状態に応じて設定している。ゲイ
ン加算量の絶対量は前述の速度ムラ→M1の結果の絶対
量から求める。図11を用いて説明すると、まず実験ま
たはシミュレーション等で求めた速度ムラ差の絶対量の
しきい値Eを設定する。
【0048】該しきい値Eよりも速度ムラ減算結果の絶
対量が大きい時はゲイン加算量絶対量はGHとし、前述
のゲイン加算符号を考慮すると図の、、と速度制
御ゲインを+GHづつ加算し、ゲイン最適値に近づくと
次にのように減算差絶対量がしきい値Eよりも小さく
算出されると、ゲイン加算量絶対量をGHより小さい値
GLに設定し、ゲイン最適値を目指して微調整を行うよ
うに処理する。
対量が大きい時はゲイン加算量絶対量はGHとし、前述
のゲイン加算符号を考慮すると図の、、と速度制
御ゲインを+GHづつ加算し、ゲイン最適値に近づくと
次にのように減算差絶対量がしきい値Eよりも小さく
算出されると、ゲイン加算量絶対量をGHより小さい値
GLに設定し、ゲイン最適値を目指して微調整を行うよ
うに処理する。
【0049】このようにゲイン最適値に近づくか或いは
飛び越えた場合は、メモリM1にストアされた速度ムラ
との減算結果の絶対量は小さくなることを利用して、ゲ
イン加算量絶対量を切り換えることにより、敏速にまた
確実にゲイン最適値に調整することができる。尚、前記
説明ではしきい値Eとしたが、しきい値をE1、E2、
・・・、Enと多数用いることでより敏速に確実にゲイ
ン最適値に調整することができる。
飛び越えた場合は、メモリM1にストアされた速度ムラ
との減算結果の絶対量は小さくなることを利用して、ゲ
イン加算量絶対量を切り換えることにより、敏速にまた
確実にゲイン最適値に調整することができる。尚、前記
説明ではしきい値Eとしたが、しきい値をE1、E2、
・・・、Enと多数用いることでより敏速に確実にゲイ
ン最適値に調整することができる。
【0050】また速度ムラの差に比例した値をゲイン加
算量絶対量とすることで敏速にゲイン最適値に調整でき
る。この時、ゲイン加算量の絶対量によって速度ムラの
差は変化するが、前回のゲイン加算量→M2の値より補
正することで正確な値が求められる。
算量絶対量とすることで敏速にゲイン最適値に調整でき
る。この時、ゲイン加算量の絶対量によって速度ムラの
差は変化するが、前回のゲイン加算量→M2の値より補
正することで正確な値が求められる。
【0051】以上の処理で得られたゲイン加算量の絶対
量と符号とを組み合わせ、ゲイン加算量を設定し、前回
の速度制御ゲイン→M3と加算することで速度制御ゲイ
ンが設定され、これがゲイン部で扱う速度制御ゲインと
なる。尚、得られた速度ムラ、ゲイン加算量、速度制御
ゲインはメモリM1、M2、M3にストアされ、次回の
算出時に参照される。
量と符号とを組み合わせ、ゲイン加算量を設定し、前回
の速度制御ゲイン→M3と加算することで速度制御ゲイ
ンが設定され、これがゲイン部で扱う速度制御ゲインと
なる。尚、得られた速度ムラ、ゲイン加算量、速度制御
ゲインはメモリM1、M2、M3にストアされ、次回の
算出時に参照される。
【0052】尚、速度ムラの計算が終了していない速度
誤差の記憶段階では、最新の速度制御ゲインにて対応す
れば良い。以上のような構成で速度制御を行うことで速
度制御ゲインが敏速に最適化され、良好で安定なテープ
走行が可能となる。特に変動要素の影響を受けやすいリ
ール直接駆動においては本発明は有効な手段である。
誤差の記憶段階では、最新の速度制御ゲインにて対応す
れば良い。以上のような構成で速度制御を行うことで速
度制御ゲインが敏速に最適化され、良好で安定なテープ
走行が可能となる。特に変動要素の影響を受けやすいリ
ール直接駆動においては本発明は有効な手段である。
【0053】以上各実施例で述べたように本発明によ
り、特に巻取り側リールモータの直接駆動、制御による
テープ走行は安定且つ良好なものが実現できる。
り、特に巻取り側リールモータの直接駆動、制御による
テープ走行は安定且つ良好なものが実現できる。
【0054】尚、演算部8はマイクロコンピュータ、D
SP等によりプログラムで構成されていれば回路規模も
増大することはないが、特に制限はなく、回路部品等、
ハードで構成していても効果は同様ある。また、マイク
ロコンピュータ、DSP等を2個以上用いて並列処理す
ることにより、遅延時間の短縮化が図られ効果的であ
る。
SP等によりプログラムで構成されていれば回路規模も
増大することはないが、特に制限はなく、回路部品等、
ハードで構成していても効果は同様ある。また、マイク
ロコンピュータ、DSP等を2個以上用いて並列処理す
ることにより、遅延時間の短縮化が図られ効果的であ
る。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テープカ
セットをテープ巻取り側リールモータにて直接駆動、直
接制御する場合に問題であったテープ走行開始直後の速
度制御系の不安定を解消することができる。またテープ
巻き径の変化に伴う速度制御系のサーボ特性も適正な特
性にすることができ、良好で安定したテープ走行が実現
できる。
セットをテープ巻取り側リールモータにて直接駆動、直
接制御する場合に問題であったテープ走行開始直後の速
度制御系の不安定を解消することができる。またテープ
巻き径の変化に伴う速度制御系のサーボ特性も適正な特
性にすることができ、良好で安定したテープ走行が実現
できる。
【0056】またテープ巻き径変化をはじめ、リールイ
ナーシャ、巻きムラ、段巻き等の変動要素に対応し、常
に速度制御ゲインを最適値に自動調整し、良好で安定し
たテープ走行が実現できる。
ナーシャ、巻きムラ、段巻き等の変動要素に対応し、常
に速度制御ゲインを最適値に自動調整し、良好で安定し
たテープ走行が実現できる。
【図1】 本発明に係る磁気記録再生装置におけるテー
プ走行制御方法及び装置の第1の実施例を示す構成図。
プ走行制御方法及び装置の第1の実施例を示す構成図。
【図2】 上記第1の実施例における演算部出力とリー
ルパルス信号の関係を示す図。
ルパルス信号の関係を示す図。
【図3】 上記第1の実施例のテープ走行制御方法及び
装置の動作説明に供されたフローチャート。
装置の動作説明に供されたフローチャート。
【図4】 本発明に係る磁気記録再生装置におけるテー
プ走行制御方法及び装置の第2の実施例の動作説明に供
されたフローチャート。
プ走行制御方法及び装置の第2の実施例の動作説明に供
されたフローチャート。
【図5】 本発明に係る磁気記録再生装置におけるテー
プ走行制御方法及び装置の第3の実施例の演算部出力と
リールパルス信号の関係を示す図。
プ走行制御方法及び装置の第3の実施例の演算部出力と
リールパルス信号の関係を示す図。
【図6】 上記第3の実施例の動作説明に供されたフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図7】 本発明に係る磁気記録再生装置におけるテー
プ走行制御方法及び装置の第4の実施例の動作説明に供
されたボード線図。
プ走行制御方法及び装置の第4の実施例の動作説明に供
されたボード線図。
【図8】 上記第4の実施例の動作説明に供されたフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図9】 本発明に係る磁気記録再生装置におけるテー
プ走行制御方法及び装置の第5の実施例の動作説明に供
されたフローチャート。
プ走行制御方法及び装置の第5の実施例の動作説明に供
されたフローチャート。
【図10】 上記第5の実施例の磁気記録再生装置にお
けるテープ走行制御方法及び装置の速度ムラとループゲ
インの関係を示す図。
けるテープ走行制御方法及び装置の速度ムラとループゲ
インの関係を示す図。
【図11】 上記第5の実施例の磁気記録再生装置にお
けるテープ走行制御方法及び装置の速度ムラとループゲ
インの関係を示す図。
けるテープ走行制御方法及び装置の速度ムラとループゲ
インの関係を示す図。
【図12】 従来のテープ速度制御方法の動作説明に供
されたボード線図。
されたボード線図。
1 装置本体 2 磁気ヘッド 3 テープカセット 4 リールモータ 8 演算部 9 モータ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 テープ巻取り側リールモータにてテープ
を走行し、テープ走行速度を検出することにより、定速
走行させるものにおいて、 テープの走行開始時上記テープ巻取り側リールモータに
供給する電圧を徐々に上昇させ、所定の時間経過後、通
常の速度制御に持ち来たすことを特徴とする磁気記録再
生装置におけるテープ走行制御方法。 - 【請求項2】 テープ巻取り側リールモータにてテープ
を走行し、テープ走行速度を検出することにより定速走
行させるものにおいて、 テープの走行開始時、速度制御ゲインを通常の速度制御
時の速度制御ゲインより低く設定し、所定の時間経過
後、通常の速度制御に持ち来たすことを特徴とする磁気
記録再生装置におけるテープ走行制御方法。 - 【請求項3】 テープ巻取り側リールモータにてテープ
を走行しテープ走行速度を検出することにより定速走行
させるものにおいて、 テープの走行開始時、上記テープ巻取り側リールモータ
に供給する電圧を徐々に上昇させテープを若干量走行さ
せた後、速度制御ループの速度制御ゲインを通常の速度
制御時の速度制御ゲインより低く設定し、所定の時間経
過後、通常の速度制御に持ち来たすことを特徴とする磁
気記録再生装置におけるテープ走行制御方法。 - 【請求項4】 テープ巻取り側リールモータにてテープ
を走行しテープ走行速度を検出することにより定速走行
させるものにおいて、 リール回転検出手段及びテープ巻取り側リールのテープ
巻き径算出手段を設け、 テープ巻取り側リールのテープ巻き径に応じてテープ速
度制御ループの速度制御ゲインを最適な値に自動調整す
ることを特徴とする磁気記録再生装置におけるテープ走
行制御装置。 - 【請求項5】 テープ巻取り側リールモータにてテープ
を走行しテープ走行速度を検出することにより定速走行
させるものにおいて、 所定時間内の速度ムラを算出する速度ムラ算出手段と、 該手段から得られた速度ムラと前回算出した速度ムラの
差を算出する差算出手段と、 該差算出手段から得られる速度ムラの差と前回の速度制
御のゲイン加算量から速度制御のゲイン加算量の絶対量
及び符号を算出する手段と、 該手段で得られたゲイン加算量の絶対量と前回設定した
速度制御ゲインとを加算する手段を備え、 速度制御ゲインを自動的に調整することを特徴とする磁
気記録再生装置におけるテープ走行制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4217940A JPH0668554A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 磁気記録再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4217940A JPH0668554A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 磁気記録再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0668554A true JPH0668554A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16712095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4217940A Pending JPH0668554A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 磁気記録再生装置におけるテープ走行制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668554A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7008885B1 (ja) * | 2021-04-21 | 2022-01-25 | 三菱電機株式会社 | モータ制御装置、モータ制御システムおよびモータ制御方法 |
| CN120722755A (zh) * | 2025-08-22 | 2025-09-30 | 国网山西省电力公司太原供电公司 | 一种动态工况下电缆卷放速度自适应控制系统 |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP4217940A patent/JPH0668554A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7008885B1 (ja) * | 2021-04-21 | 2022-01-25 | 三菱電機株式会社 | モータ制御装置、モータ制御システムおよびモータ制御方法 |
| WO2022224370A1 (ja) * | 2021-04-21 | 2022-10-27 | 三菱電機株式会社 | モータ制御装置、モータ制御システムおよびモータ制御方法 |
| CN120722755A (zh) * | 2025-08-22 | 2025-09-30 | 国网山西省电力公司太原供电公司 | 一种动态工况下电缆卷放速度自适应控制系统 |
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