JPH0668830B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0668830B2
JPH0668830B2 JP60170871A JP17087185A JPH0668830B2 JP H0668830 B2 JPH0668830 B2 JP H0668830B2 JP 60170871 A JP60170871 A JP 60170871A JP 17087185 A JP17087185 A JP 17087185A JP H0668830 B2 JPH0668830 B2 JP H0668830B2
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JP
Japan
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lubricant
recording medium
magnetic recording
parts
acid
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JP60170871A
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JPS6231020A (ja
Inventor
勇三 檜垣
浩之 後藤
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日清製油株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、基材上に磁性層を形成した磁気記録媒体に関
し、特に高温での耐久性を向上せしめた磁気記録媒体に
関する。
(b)従来の技術 ビデオテープおよびフロッピーディスクで代表される磁
気記録媒体において耐久性を高める目的で、潤滑剤を磁
性層中に含有させることは公知である。かかる潤滑剤と
しては、シリコンオイル,弗素オイル,長鎖脂肪酸エス
テル,炭化水素化合物,長鎖脂肪酸,長鎖脂肪酸アミド
等が知られている。
ところで、近年磁気記録媒体の信頼性向上が重要となっ
てきており、特にフロッピーディスク等のディジタル記
録においては、各ビット毎の信頼性が大切であり、長期
間使用しても1ビットたりともドロップアウトを起こさ
ないような温度の耐久性が要求されている。
フロッピーディスクが汎用化するにつれ、装置が10℃以
下の低温でも40℃以上の高温ででも使用されるようにな
っている。
また一方では装置自体が薄型化および小型化しつつあ
り、モーターなどの発熱体からの発熱のため装置内の温
度上昇がますます大きくなりつつある。
このような背景から、フロッピーディスク媒体に要求さ
れる耐久性のレベルはより一層厳しくなってきており、
特に高温下での耐久性に格段の改良が望まれている。従
来、耐久性を高める目的で潤滑剤として長鎖脂肪酸エス
テル、特に単官能長鎖脂肪酸エステルがよく使用されて
おり、例えばブチルステアラート,ブトキシエチルステ
アラート等が公知である。また前記長鎖脂肪酸エステル
のほか、例えば特開昭57−138803号公報では、二塩基酸
のアルキルまたはアルケニルジエステルが前記長鎖脂肪
酸エステルよりも磁性層表面から消失しにくいため、常
温下での耐久性が優れていることを提案している。しか
しながら、高温雰囲気での耐久性を改善するには至って
いない。
(c)発明が解決しようとする問題点 かかる潤滑剤を用いたフロッピーディスクは常温下での
使用ではほぼ良好な耐久性を示すが高温雰囲気では耐久
性に大きな問題がある。
本発明の目的は、従って高温耐久性のよい磁気記録媒体
を提供することにある。
(d)問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究の結果、ある特定のジカルボン酸
エステルが、潤滑性に優れ、かつ高温耐久性が良く、こ
のものを磁気記録媒体の潤滑剤に用いると上記の目的が
達成されることを見出し、本発明に到達した。即ち、本
発明は磁性粉体とバインダーと潤滑剤とを含有する磁性
層を基剤上に形成した磁気記録媒体において、前記潤滑
油が、下記の一般式で表されるジカルボン酸エステルを
含むことを特徴とする磁気記録媒体である。
但し、X:炭素数2〜34の二塩基酸残基 R1:炭素数1〜12の脂肪族アルコール残基 R2、R3:HまたはCH3 n:1〜10の整数 本発明は、特にウレタン系,塩ビ系,エポキシ系の少な
くとも1種以上のバインダーを用いて磁性層を形成せし
めた磁気記録媒体において、高温耐久性を改良するた
め、上記のジカルボン酸エステルを含む新規な潤滑剤
を、磁性層を形成する磁性塗料に分散せしめるか、又は
磁性層の表面にオーバーコーティングするかの手段によ
り含有せしめるものである。
本発明の潤滑剤として使用するジカルボン酸エステルと
は、重合度が1〜10のモノないしポリアルキレングリコ
ールモノアルキルエーテルとジカルボン酸とのジエステ
ルであり、前記の一般式で示されるものをいう。具体的
に例えば、エチレングリコールモノブチルエーテルコハ
ク酸ジエステル,エチレングリコールモノブチルエーテ
ルアジピン酸ジエシテル,エチレングリコールモノブチ
ルエーテルアゼライン酸ジエステル,エチレングリコー
ルモノブチルエーテルセバシン酸ジエステル,エチレン
グリコールモノブチルエーテルドデカンジカルボン酸ジ
エステル,エチレングリコールモノブチルエーテルブラ
シル酸ジエステル,エチレングリコールモノブチルエー
テルエイコサジカルボン酸ジエステル,エチレングリコ
ールモノブチルエーテルダイマー酸ジエステル,エチレ
ングリコールモノブチルエーテルリンゴ酸ジエステル,
エチレングリコールモノブチルエーテルマレンイン酸ジ
エステル,エチレングリコールモノブチルエーテルフタ
ル酸ジエステル,エチレングリコールモノブチルエーテ
ルテレフタル酸ジエステル等に代表されるものであり、
これらはエチレングリコールモノメチルエーテル,エチ
レングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコー
ルモノプロピルエーテル,エチレングリコールモノブチ
ルエーテル,エチレングリコールモノヘキシルエーテ
ル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,トリエ
チレングリコールモノメチルエーテル等のポリエチレン
グリコールモノアルキルエーテル,プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル等のポリプロピレングリコールモ
ノアルキルエーテルといったアルコールと、コハク酸,
アジピン酸,アゼライン酸,セバシン酸,ドデカンジカ
ルボン酸,ブラシル酸,エイコサジカルボン酸,ダイヤ
ー酸,マレイン酸,フマル酸,リンゴ酸,酒石酸等の脂
肪族二塩基酸,フタル酸,テレフタル酸等の芳香族二塩
基酸等とのエステル化反応によって合成することができ
る。
なお前記一般式において、Xが2未満の炭素数を有する
二塩基酸残基の場合、R1が炭素数12を超える脂肪族アル
コール残基の場合、およびnが10を超える場合は、いず
れも磁性層を形成する磁性塗料への分散性が劣り、又は
磁性層表面にオーバーコーティングすることが難しくな
る。したがって、これらの場合には磁気記録媒体の高温
耐久性が改善されない。また前記一般式において、Xが
34を超える場合の二塩基酸は工業的原料として入手しに
くい。
これらのジカルボン酸エステル潤滑剤は単独で用いても
よく、また従来の潤滑剤と混合して使用してもよい。混
合して使用する場合には、全潤滑剤成分中15重量%以上
含有させることが好ましく、さらに好ましくは、30重量
%以上含ませるのがよい。15重量%未満では所望の効果
が得られない。この潤滑剤の添加量は、磁性層全重量の
0.1〜15重量%好ましくは0.5〜10重量%である。
添加量が0.1重量%未満であると潤滑剤として耐久性の
効果に乏しく、また15重量%を越えると、潤滑剤が多す
ぎて、逆に塗膜が軟化する等の弊害がでて、耐久性が低
下するためである。
なお、本発明においてバインダーは、ウレタン系,塩ビ
系,エポキシ系の少なくとも1種以上の成分からなるも
のが好ましいが、これらに限定されるものではない。ま
た磁性粉体の他に、分散剤(レシチン等),帯電防止剤
(カーボン等),補強剤(α−Fe2O3,アルミナ等)等の
従来公知の添加剤を添加するようにしてもよい。
(e)実施例 次に本発明の実施例および比較例を述べる。なお、以下
の実施例および比較例において「部」はすべて「重量
部」を示す。
実施例1 コバルト酸化鉄 70部 ポリウレタンエラストマーと水酸基を有する塩ビ酢ビ共
重合体とエポキシ樹脂とからなる磁気記録用バインダー
17部 カーボンブラック 5部 分散剤 2部 ポリイソシアネートからなる架橋剤 2部 テトラヒドロフラン・シクロヘキサノン混合溶剤 180部 潤滑剤 エチレングリコールモノブチルエーテルセバシン酸ジエ
ステル 4部 上記組成物を混合分散した後、14μm厚のポリエステル
フィルム基体に乾燥厚さが約4.5μmとなるように塗布
し、乾燥後表面をカレンダー処理したうえで、加熱架橋
させ、1/2インチ巾にスリットし、ビデオテープを得
た。
比較例1−1 実施例1においてエチレングリコールモノブチルエーテ
ルセバシン酸ジエステルの代わりにステアリン酸ブチル
4部からなる潤滑剤を用い、実施例1と同様にしてビデ
オテープを得た。
比較例1−2 実施例1においてエチレングリコールモノブチルエーテ
ルセバシン酸ジエステルの代わりにコハク酸ジオクタデ
シル4部からなる潤滑剤を用い、実施例1と同様にして
ビデオテープを得た。
実施例1,比較例1−1、1−2のビデオテープについ
て、日本電子工業会規格VHS規格の方法により、40℃雰
囲気でスチル特性を評価した。結果を表−1に示す。
実施例2 γ−Fe2O3 70部 ポリウレタンエラストマーと水酸基を有する塩ビ酢ビ共
重合体とエポキシ樹脂とからなる磁気記録媒体用バイン
ダー 17部 カーボンブラック 5部 分散剤 2部 ポリイソシアネートからなる架橋剤テトラヒドロフラン
・シクロヘキサノン混合溶剤 180部 潤滑剤 ジエチレングリコールモノプロピルエーテルエイコサジ
カルボン酸ジエステル 4部 上記組成物を混合分散した後、75μmのポリエステルフ
ィルム基体に乾燥厚さが約3μmとなるように両面に塗
布し、乾燥後表面をカレンダー処理したうえで加熱架橋
し、円板状に打ち抜いてフロッピーディスクを得た。
実施例3 実施例2の潤滑剤の代わりにトリエチレングリコールモ
ノヘキシルエーテルコハク酸ジエステル5部を用いて、
実施例2と同様にフロッピーディスクを得た。
実施例4 実施例2の潤滑剤の代わりにテトラエチレングリコール
モノブチルエーテルフタル酸ジエステル2部、エチレン
グリコールモノオクチルエーテルアゼライン酸ジエステ
ル3部との混合物を用いて実施例2と同様にしてフロッ
ピーディスクを得た。
実施例5 実施例2の潤滑剤の代わりにジエチレングリコールモノ
プロピルエーテルリンゴ酸ジエステル3部、トリメチロ
ールプロパンデカン酸トリエステル1部との混合物を用
いて実施例2と同様にしてフロッピーディスクを得た。
実施例6 実施例2の潤滑剤の代わりにブチレングリコールモノブ
チルエーテルダイマー酸ジエステル4部を用いて実施例
2と同様にしてフロッピーディスクを得た。
実施例7 実施例2の潤滑剤の代わりにデカエチレングリコールモ
ノドデシルエーテルセバシン酸ジエステル45部を用いて
実施例2と同様にしてフロッピーディスクを得た。
実施例8 実施例2の潤滑剤の代わりにトリブチレングリコールモ
ノヘキシルエーテルコハク酸ジエステル4部およびステ
アリン酸2−エチルヘキシル21部を用いて実施例2と同
様にしてフロッピーディスクを得た。
比較例2−1〜2−8 実施例2の潤滑剤に代えて、表−2のエステルを使用し
て実施例2と同様にフロッピーディスクを得た。
これらのフロッピーディスクの耐久性の評価を8インチ
の市販フロッピーディスク装置を用いて行った。ヘッド
・テンション30gでヘッドロードを行い、同一トラック
で連続して回転させて、出力レベルが初期値の80%以下
になる時間をもって耐久時間とした。なお、通常のフロ
ッピーディスク装置のヘッドテンションは10〜20gであ
り、フロッピーディスクの耐久性の評価条件としては本
法はかなり厳しいものといえる。また耐久性測定温度は
25℃および50℃である。
耐久時間によって次の3つのランクに区分した。
耐久性ランクA:耐久時間 250時間超過 〃 B: 〃 150〜250時間 〃 C: 〃 150時間以下 上記実施例および比較例のフロッピーディスクの耐久性
の評価結果を表−3に示す。
また、上記実施例および比較例で使用した潤滑剤につい
て100℃、200時間後の揮発減量を測定した。その結果を
表−4に示す。
さらにまた、上記実施例および比較例で使用した組成物
を混合分散した塗料の安定性を分離時間で評価した。そ
の結果を表−5に示す。
分離時間によって次の3ランクに区分した。
安定性ランクa:分離時間 20時間超過 〃 b: 〃 10〜20時間 〃 c: 〃 10時間以下 (f)発明の効果 上述のとおり、本発明の磁気記録媒体はその耐久性、特
に高温での耐久性が向上するが、この理由は本発明に用
いる潤滑剤がポリマーバインダーと適度の親和性を有す
るため高温雰囲気においてもヘッドと磁性層との界面に
良好な潤滑膜が形成されるためと考えられる。また、本
発明の潤滑剤の大部分は、従来のものに比較して低揮発
性であり、高温雰囲気での減少量が小さいことも耐久性
向上に寄与している。
また、本発明においては磁性層を形成する磁性塗料の安
定性が向上し、分散の良好な塗料となるので、磁性塗料
の分離減少がおこり難く、磁性層の品質が改良され、製
品収率が向上するといった効果を奏することもできるも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性粉体とバインダーと潤滑剤とを含有す
    る磁性層を基材上に形成した磁気記録媒体において、前
    記潤滑剤が下記の一般式で表されるジカルボン酸エステ
    ルを含むことを特徴とする磁気記録媒体。 但し、X:炭素数2〜34の二塩基酸残基 R1:炭素数1〜12の脂肪族アルコール残基 R2、R3:HまたはCH3 n:1〜10の整数
JP60170871A 1985-08-02 1985-08-02 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0668830B2 (ja)

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JPS6231020A JPS6231020A (ja) 1987-02-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5928236A (ja) * 1982-08-09 1984-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録デイスク

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