JPH0669253B2 - ケーブルのペンシリング方法及び該方法に用いるカッター支持部移動装置 - Google Patents

ケーブルのペンシリング方法及び該方法に用いるカッター支持部移動装置

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JPH0669253B2
JPH0669253B2 JP1070540A JP7054089A JPH0669253B2 JP H0669253 B2 JPH0669253 B2 JP H0669253B2 JP 1070540 A JP1070540 A JP 1070540A JP 7054089 A JP7054089 A JP 7054089A JP H0669253 B2 JPH0669253 B2 JP H0669253B2
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孝夫 南井
周作 宮川
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三英電業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、プラスティックやゴムなどで絶縁被覆され
たケーブルの絶縁被覆層をテーパ状に削り取るペンシリ
ング方法、および当該方法を実施する際に用いる、カッ
ター支持部移動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来この種のペンシリングについては多種多様な工具、
装置が提案され製品化されているが、それらはいずれも
基本的に、内部がテーパ状のガイドの中にケーブルを差
し込み、工具全体を回転させることによって、ガイド内
の稜線に沿って設けられた切削刃でケーブルの絶縁被覆
層を削り取っていくものか、あるいは外周がテーパ状で
かつ切削刃を螺旋状に有する回転(自転)自在なドラム
状の回転刃体を自転させながら、これをさらに筒状のガ
イドに差し込んだケーブルの周囲に回転(公転)させて
いくものであった。
いずれにしても従来は、刃の公転軸を導体の中心軸かあ
るいは絶縁被覆層外径の中心軸のいずれかに合わせてい
るものであった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらそのような手段では以下のような問題点が
ある。即ち絶縁被覆層が真円であり、かつ導体が当該絶
縁被覆層の中心に位置している場合は問題がないが、例
えばCVケーブルの製造上絶縁被覆層は必ずしも真円と
はなり得ず、また導体が偏心してしまうこともあるの
で、結果として絶縁被覆層の所謂偏肉が生ずることがあ
る。
そのような場合、上述のペンシリング手段では、第6図
に示したように、削り終わりにズレxができ、傾斜が生
じてしまう。
そのため外見上見苦しいのみならず、その後のスリーブ
圧縮加工に悪影響を与えることもあった。したがって、
従来既存のペンシリング手段は満足できるものではなか
ったのである。
(課題を解決するための手段) この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、公転
の中心軸自体を、絶縁被覆層の偏肉の度合いに応じて絶
縁被覆層の中心軸に対して直角の方向(軸心を中心とし
た放射方向)に強制的に移動させることによって、上記
課題の解決を図ろうとするものである。
この場合、具体的にはカッターの自転軸端部がその周囲
を回転する支持部をその軸心から上記放射方向に移動さ
せるか、あるいはガイド体によって案内されるケーブル
自身をその軸心から前記放射方向に移動させるかすれば
よい。
そこでこの発明では、カッター自身を自転させながら、
これをケーブルの外周に公転させてケーブルの外側絶縁
被覆層をテーパ状に削り取る方法において、ケーブルの
絶縁被覆層並びに導体が挿入される各々のガイド体の外
周にて、各ガイド体の軸心を中心として回転自在かつ軸
方向に対しても回動自在になるように、カッターの自転
軸の両端を夫々各ガイド体の外周に支持させ、さらに前
記ケーブルの絶縁被覆層が挿入される側のガイド体の前
記支持部分の軸方向中心を、ケーブルの偏肉に応じて絶
縁被覆層の軸心から、強制的に軸方向と直角に方向に移
動させることを特徴とした、ケーブルのペンシリング方
法を提供するものである。
かかる構成を第1図に基づいて具体的に説明すると、ケ
ーブル1の絶縁被覆層2、並びに導体3が挿入される夫
々のガイド体4、5の外方にて、各ガイド体4、5の外
周を回転自在(図中の矢印A、B)かつ当該ガイド体
4、5の軸方向に対しても回動自在(図中の矢印C、
D)となるようにカッター6の自転軸7の両端8、9を
夫々各ガイド体4、5の外方で支持させる。そしてさら
にケーブル1の絶縁被覆層2が挿入される側のガイド体
4におけるカッター自転軸支持部10を、ケーブル1の偏
肉に応じて、絶縁被覆層2の軸方向に対して直角の方向
(例えば図中の矢印EやF)に適宜の手段で強制的に移
動させるものである。
かかる移動はケーブル1と支持部分10との相対的移動で
足りるので、具体的には、ケーブル1はそのまま固定し
てカッター自転軸支持部10を図中の矢印EやFの方向に
に移動させるか、あるいはカッター自転軸支持部10をそ
のままにしてケーブル1を図中の矢印FやEの方向に移
動させればよい。
そして適宜手段で強制的に移動させるには、例えば前者
の場合、ガイド体4とカッター自転軸支持部10とを別体
にし、カッター自転軸支持部10をガイド体4から独立し
て移動させることが提案できる。また後者の場合には、
ガイド体4とカッター自転軸支持部10を一体にし、さら
にガイド体4の内側にケーブル1を直接把持する把持部
材をガイド体4内壁から適宜の空隙をおいて設け、この
把持部材の軸方向中心がガイド体4の中で偏心自在とな
るように構成することが提案できる。
さらにこの発明ではガイド体とカッター自転軸支持部と
を別体にし、支持部分をガイド体から独立してそのよう
に強制的に移動させる具体的な装置として、相互に回転
自在の関係にある2枚の偏心円盤を用いて、これをガイ
ド体とカッターの自転軸支持部との間に介在させ、当該
偏心円盤を適宜回転させることによって、カッターの自
転軸支持部を強制的に軸方向と直角に方向に移動させ
る、支持部移動装置をも提供するものである。
而してその具体的な構成を第2図、第3図に基づいて具
体的に説明すると、自体の偏心位置にてケーブル21が挿
入されるガイド体22の外方をその軸周りに回転自在とな
る一の円盤23を、他の円盤24の偏心位置にて同一平面上
で回転自在となるように嵌め込むとともに、当該他の円
盤の外側適宜箇所にて、当該他の円盤24の軸心を中心と
して回転自在かつ軸方向に対しても回動自在になるよう
にペンシリングのカッターの自転軸(図外)の両端を支
持させる、頂部が凸湾曲した環状突起25を他の円盤24に
設け、さらに前記一の円盤23を回転させたときに他の円
盤24の中心がガイド体22の中心(軸心)と一致する箇所
が存在するように各円盤23、24を構成したことを特徴と
する、カッター支持部移動装置である。
なお各円盤23、24は同一平面にて相互に回転させなけれ
ばならず、しかもその状態を強固に維持させる必要があ
る。そのためには例えば第2図、第3図に示すように、
ガイド体22の端部に環状溝26を設け、この中に一の円盤
23の内側端部を回転自在に収め、さらに環状突起25を略
ラッパ状の適宜の保持金具27の一端部外周に設け、この
保持金具27の他端部にて内側に向けた環状溝28を設け、
他の円盤24の外側端部を該環状溝28の中に回転自在に収
め、さらに各環状溝26、28を形成する二つの壁体が、常
時各円盤23、24の両面を覆い、かつ各円盤23、24の相互の
回転を全周囲に渡って許容するごとく構成すればよい。
かかる構成を採ることにより、各円盤23、24の同一平面
上での回転自在性は確保され、しかもそれは強固に保持
されるものである。この場合に各円盤23、24を夫々独立
に回転させるには、例えば各環状溝26、28を形成する二
つの壁体に適宜の窓を設け、その窓から露出する各円盤
23、24と該窓との間にウォームギア等の適宜の回転伝達
機構を設置するなどして容易に実現できる。
(作用) 例えば第1図に示したように、図中の上側に絶縁被覆層
2が偏っている偏肉があった場合、これを従来既存の手
段でペンシリングしていくと、既述のように第6図に示
した如く、削り終わりの切削面が導体方向上方に向いた
傾斜が生ずる。これは同図中上側の絶縁被覆層を、結果
として削りすぎていることを意味する。
この発明にかかるペンシリング方法では、そのような偏
肉の場合にカッターの自転軸支持部10を第1図中の矢印
E方向に強制的に移動させればよい。そのとき、カッタ
ー6の自転軸7の両端8、9は各ガイド体4、5の外周を回転
自在かつ当該ガイド体4、5の軸方向に対しても回動自在
となるように支持されているから、カッターの自転軸支
持部10の矢印E方向への移動に、カッター6並びにその
自転軸7は追随できるものである。
そしてそのようにカッター6が矢印E方向へ移動すれ
ば、カッター6が絶縁被覆層2を削り取る量は場所によ
って変化する。具体的には、カッター6が移動した側、
即ち図中の上側の絶縁被覆層2の削り取られる量が減少
する。逆に図中の下側の絶縁被覆層2は、移動前よりも
多く削り取られるのである。その結果、削り終わりのズ
レは補正されるのである。
次にカッター支持部移動装置の作用について説明する
と、一の円盤23はその偏心位置でガイド体22外周を回転
自在であるから、この一の円盤23のみを回転させると、
それに伴って他の円盤24全体は、偏心運動する。その結
果保持金具27を介して他の円盤24に設けた環状突起25は
放射方向、即ち軸方向と直角の方向に移動するのであ
る。
そして他の円盤24はその偏心位置にて、一の円盤23を回
転自在に有しかつ、一の円盤23を回転させたときに他の
円盤24の中心がガイド体22の中心(軸心)と一致する箇
所が存在するように各円盤23、24は構成されているか
ら、結局特定の箇所で環状突起25の軸心とガイド体22の
軸心とを一致させることができる。即ち、各円盤23、24
の回転操作により、通常のペンシリング手段と同様に、
カッターの公転軸をケーブル21の絶縁被覆層と一致させ
ることができるのである。
次に具体的な作業手順の一例を説明すると、一の円盤23
を回転させたときに他の円盤24の中心がガイド体22の中
心と一致する箇所が存在するから、まずその地点で各円
盤23、24を固定する。この場合第2図に示したように、
予め各円盤23、24に夫々合致指標29、30を設けておけば、
それを目標として回転させるだけでよい。
その状態でケーブル21をガイド体22に挿入してペンシリ
ングを行っていき、絶縁被覆層の偏肉の状況やペンシリ
ング途中での切削面の傾斜の状況から偏心の程度を判断
して、まず一の円盤23を回転させてその幅が一番大きい
場所を、切削の公転軸を移動させたい所、即ちカッター
の自転軸を支持する環状突起25を移動させたい所に移動
させて固定する。
次に再びペンシリングを再び行いつつ、切削面の削り終
わりがケーブル21の軸と直角になるまで他の円盤24を回
転させる。そして直角になった段階で、各円盤23、24を
固定して、ペンシリングを続行していけばよい。
(実施例) 以下、この発明の実施例に係るカッター支持部移動装置
を第4図、第5図について説明する。
31は筒状のガイド体であり、この中にケーブル32が挿入
され、適宜の把持部材(図示せず)でガイド体31のセン
ターにて固定されている。ガイド体31の先端(図中の左
側)には、フランジ33、34によって両者間に環状溝35が
形成されている。この環状溝35内には一の偏心円盤36の
内側端部が回転自在に収められて、該偏心円盤36は結果
としてガイド体31の外周を回転自在である。
偏心円盤36の外周には他の偏心円盤37が、その偏心位置
にて回転自在に嵌められており、さらに当該偏心円盤37
の外側端部は、保持金具38の一端部に形成された環状溝
39の中に回転自在に収められている。この保持金具38は
略ラッパ形状であり、その他端部にはカッターの自転軸
(図示せず)を支持する、頂部が凸湾曲の環状突起40を
有するものである。
そして一端部において前記環状溝39を形成する環状膨出
部41の一部は第5図にに示したように開削されて、偏心
円盤37の外周端部は該開削部から露出している。この偏
心円盤37の外周端部にはネジが切ってある。また前記開
削部の周縁には相対向して支持金具42、43が固着されて
おり、両者間にピン44が回転自在に渡され、さらにこの
ピン44に回転ネジ45が固着されて、そのネジ山は偏心円
盤37の外周端部と噛合して一種のウォームギアを構成し
ている。
一方環状膨出部41の内側端部とガイド体31の各フランジ
33、34の端部との間には空隙があり、該空隙の部分で偏
心円盤36は露出しており、当該露出部分に環状凸部46を
設け、さらにこの環状凸部46の先端にはネジが切ってあ
る。そしてフランジ34後方のガイド体31の外周には適宜
間隔をおいて支持金具47、48を相対向して設け、両者間
にピン49を回転自在に渡し、さらにこのピン49には前記
環状凸部46と噛合する回転ネジ50が固着されている。従
って、この回転ネジ50と環状凸部46で一種のウォームギ
アを構成している。
本実施例は以上のように構成されており、各偏心円盤3
6、37を回転させるには、各々回転ネジ45、50を回すだけ
でよい。またトルク、摩擦力等により、逆に各偏心円盤
36、37自身からは、回転することはない。従って、本実
施例では回転ネジ45、50の操作だけで、偏心円盤36、37の
回転、任意の位置での固定が自在である。
(発明の効果) この発明にかかるペンシリング方法によれば、偏肉のあ
るケーブルであっても、削り終わりのズレをゼロにして
ペンシリングを行うことができ、その後の各種作業が適
切に行えるものである。
またこの発明にかかるカッター支持部移動装置によれ
ば、少なくとも、一の円盤を回転させるだけで、カッタ
ー支持部を軸方向と直角の方向に移動させることがで
き、しかもその移動量はあらかじめ設定した範囲内にお
いては任意である。したがって極めてスムーズにこの発
明にかかるペンシリング方法を実施することができるも
のである。
もちろん偏肉がないケーブルについても従来同様のペン
シリングを実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るペンシリング方法の基本的原理
を示す説明図、第2図、第3図は夫々この発明にかかる
カッター支持部移動装置の構成を示す説明図、第4図は
実施例にかかるカッター支持部移動装置要部側面断面
図、第5図は同要部背面図、第6図は従来技術によって
ペンシリングされた偏肉ケーブルの状態を示す当該ケー
ブルの側面図である。 なお図中、1はケーブル、2は絶縁被覆層、3は導体、
4、5は夫々ガイド体、6はカッター、7は自転軸、8、9は
夫々自転軸の端部、10は支持部、21はケーブル、22はガ
イド体、23は一の円盤、24は他の円盤、25は環状突起、
26、28は夫々環状溝、27は保持金具である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッター自身を自転させながら、これをケ
    ーブルの外周に公転させてケーブルの外側絶縁被覆層を
    テーパ状に削り取る方法において、ケーブルの絶縁被覆
    層並びに導体が挿入される各々筒状のガイド体の外方に
    て、各ガイド体の外周を回転自在かつ軸方向に対しても
    回動自在になるように、カッターの自転軸の両端を夫々
    各ガイド体の外方で支持させ、さらに前記ケーブルの絶
    縁被覆層が挿入される側のガイド体外方の前記カッター
    自転軸支持部を、ケーブルの偏肉に応じて適宜手段で強
    制的に軸方向と直角の方向に移動させることを特徴とす
    る、ケーブルのペンシリング方法。
  2. 【請求項2】自体の偏心位置にて筒状のガイド体の外方
    をその軸周りに回転自在となる一の円盤を、他の円盤の
    偏心位置に同一平面にて回転自在となるように嵌めると
    ともに、当該他の円盤の外側適宜箇所にて、当該他の円
    盤の軸心を中心として回転自在かつ軸方向に対しても回
    動自在になるように、ペンシリングのカッターの自転軸
    の両端を支持させる、頂部が凸湾曲した環状突起を当該
    他の円盤に設け、さらに前記一の円盤を回転させたとき
    に他の円盤の中心がガイド体の中心と一致する箇所が存
    在するように各円盤を構成したことを特徴とする、カッ
    ター支持部移動装置。
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