JPH0670102B2 - 含フッ素共重合体およびフッ素樹脂塗料 - Google Patents
含フッ素共重合体およびフッ素樹脂塗料Info
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- JPH0670102B2 JPH0670102B2 JP2229101A JP22910190A JPH0670102B2 JP H0670102 B2 JPH0670102 B2 JP H0670102B2 JP 2229101 A JP2229101 A JP 2229101A JP 22910190 A JP22910190 A JP 22910190A JP H0670102 B2 JPH0670102 B2 JP H0670102B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規含フッ素共重合体とこれを主成分とする
常温硬化型フッ素樹脂塗料に関する。
常温硬化型フッ素樹脂塗料に関する。
〔従来の技術〕 従来から炭素数が10程度のカルボン酸ビニルエステルと
フルオロオレフィンを主成分とする重合体を含有する高
温焼付を要しないフッ素樹脂塗料は、本技術分野で知ら
れている(米国特許第3,449,305号明細書および特開昭5
9−102962号公報参照)。上記従来のフッ素樹脂塗料
は、基材を保護し、これの耐候性の向上を図ることを主
目的として使用されている。しかし、これらは硬化部位
を持たなかったり、あってもヒドロキシエチルメタクリ
レート等が用いられたりしているため共重合性が悪かっ
たりで、いずれにしても硬化性が不十分であるため、こ
れら塗料を塗布して得られる塗膜は、耐溶剤性が不十分
であったり光沢が不足して被塗布物の見栄えが良くなっ
たりする。また塗布直後は光沢が良くても、その耐候性
が十分でないためすぐに光沢が低下してしまい、長期間
被塗布物の美観を保持することができない。
フルオロオレフィンを主成分とする重合体を含有する高
温焼付を要しないフッ素樹脂塗料は、本技術分野で知ら
れている(米国特許第3,449,305号明細書および特開昭5
9−102962号公報参照)。上記従来のフッ素樹脂塗料
は、基材を保護し、これの耐候性の向上を図ることを主
目的として使用されている。しかし、これらは硬化部位
を持たなかったり、あってもヒドロキシエチルメタクリ
レート等が用いられたりしているため共重合性が悪かっ
たりで、いずれにしても硬化性が不十分であるため、こ
れら塗料を塗布して得られる塗膜は、耐溶剤性が不十分
であったり光沢が不足して被塗布物の見栄えが良くなっ
たりする。また塗布直後は光沢が良くても、その耐候性
が十分でないためすぐに光沢が低下してしまい、長期間
被塗布物の美観を保持することができない。
本発明者らは、長期間高光沢を保持する塗膜を与えるこ
とができ、硬化性にすぐれた常温硬化型フッ素樹脂塗料
について鋭意検討したところ、パーハロオレフィン、特
定構造を有するカルボン酸ビニルエステルおよび水酸基
含有ビニルエーテルからなる(とくに後二者の採用によ
る)含フッ素共重合体がこれの材料に適していることを
見出し本発明に到達した。
とができ、硬化性にすぐれた常温硬化型フッ素樹脂塗料
について鋭意検討したところ、パーハロオレフィン、特
定構造を有するカルボン酸ビニルエステルおよび水酸基
含有ビニルエーテルからなる(とくに後二者の採用によ
る)含フッ素共重合体がこれの材料に適していることを
見出し本発明に到達した。
本発明の目的は、新規含フッ素共重合体とこれを主成分
とする常温硬化型フッ素樹脂塗料を提供することであ
る。
とする常温硬化型フッ素樹脂塗料を提供することであ
る。
本発明は、 式: (式中、Xは塩素原子、フッ素原子を示す。)で表わさ
れる構造単位35〜65モル%、式: (式中、R1、R2およびR3は同一または相異なって炭素数
1〜10のアルキル基を示す。) で表わされる構造単位5〜50モル%および式: (式中、R4は炭素数2〜5のアルキレン基を示す。) で表わされる構造単位1〜30モル%から構成される数平
均分子量10,000〜100,000の含フッ素共重合体(ただ
し、炭素数1〜8までのアルキル基を有するビニルエー
テルに基づく単位5〜70モル%含むものを除く。)なら
びにこの含フッ素共重合体を主成分とするフッ素樹脂塗
料である。そして、(ii)および(iii)の存在が目的
達成のため特に重要である。
れる構造単位35〜65モル%、式: (式中、R1、R2およびR3は同一または相異なって炭素数
1〜10のアルキル基を示す。) で表わされる構造単位5〜50モル%および式: (式中、R4は炭素数2〜5のアルキレン基を示す。) で表わされる構造単位1〜30モル%から構成される数平
均分子量10,000〜100,000の含フッ素共重合体(ただ
し、炭素数1〜8までのアルキル基を有するビニルエー
テルに基づく単位5〜70モル%含むものを除く。)なら
びにこの含フッ素共重合体を主成分とするフッ素樹脂塗
料である。そして、(ii)および(iii)の存在が目的
達成のため特に重要である。
本発明のフッ素樹脂塗料に用いられる共重合体の数平均
分子量(ゲルパーミエーション法による)は、通常10,0
00〜100,000である。
分子量(ゲルパーミエーション法による)は、通常10,0
00〜100,000である。
上記共重合体中の構造単位(i)の含有量が上記範囲よ
り多いと該共重合体の溶媒溶解性やこれを含有する塗料
組成物から得られる塗膜の光沢性が十分でなく、少ない
と該塗膜の耐候性が良くない。構造単位(i)の好まし
い範囲は、40〜60モル%である。
り多いと該共重合体の溶媒溶解性やこれを含有する塗料
組成物から得られる塗膜の光沢性が十分でなく、少ない
と該塗膜の耐候性が良くない。構造単位(i)の好まし
い範囲は、40〜60モル%である。
上記共重合体中の構造単位(ii)の含有量が上記範囲よ
り多いと該塗膜の耐候性が、少ないと光沢性(初期光沢
度および光沢保持率)が十分なものではない。構造単位
(ii)の好ましい範囲は、10〜45モル%である。
り多いと該塗膜の耐候性が、少ないと光沢性(初期光沢
度および光沢保持率)が十分なものではない。構造単位
(ii)の好ましい範囲は、10〜45モル%である。
上記共重合体中の構造単位(iii)の含有量が上記範囲
より多いと該共重合体が架橋しやすくなって該共重合体
を含む塗料組成物の保存安定性が悪くなり、少ないと塗
料組成物の硬化性、ひいては塗膜の耐溶剤性が低下して
しまう。構造単位(iii)の好ましい範囲は5〜25モル
%である。
より多いと該共重合体が架橋しやすくなって該共重合体
を含む塗料組成物の保存安定性が悪くなり、少ないと塗
料組成物の硬化性、ひいては塗膜の耐溶剤性が低下して
しまう。構造単位(iii)の好ましい範囲は5〜25モル
%である。
上記重合体は、 式: (式中、Xは前記と同じ。) 式: (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ。) で表わされる単量体および式: (式中、R4は前記と同じ。) で表わされる単量体を共重合して得ることができる。
パーハロオレフィン(i′)としては、代表的なものに
CTFEが挙げられ、テトラフルオロエチレン等の他のパー
ハロオレフィンを通常25重量%以下混合しても良い。
CTFEが挙げられ、テトラフルオロエチレン等の他のパー
ハロオレフィンを通常25重量%以下混合しても良い。
式(ii′)と(iii′)で表わされる単量体も上記式に
包含されるものの混合物であっても良い。上記式(i
i′)の単量体としては具体的にはピバリン酸ビニル、
バーサチック酸ビニル等が挙げられ、入手の容易さから
バーサチック酸ビニルが使用される。上記(iii′)の
単量体は、硬化性という点で前記構造のヒドロキシアル
キルビニルエーテルに特定される。硬化性の改善は塗膜
の耐溶剤性に寄与する。具体的には2−ヒドロキシエチ
ルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエー
テル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、5−ヒド
ロキシペンチルビニルエーテル等が挙げられる。入手の
容易さから、通常4−ヒドロキシブチルビニルエーテル
が使用される。
包含されるものの混合物であっても良い。上記式(i
i′)の単量体としては具体的にはピバリン酸ビニル、
バーサチック酸ビニル等が挙げられ、入手の容易さから
バーサチック酸ビニルが使用される。上記(iii′)の
単量体は、硬化性という点で前記構造のヒドロキシアル
キルビニルエーテルに特定される。硬化性の改善は塗膜
の耐溶剤性に寄与する。具体的には2−ヒドロキシエチ
ルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエー
テル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、5−ヒド
ロキシペンチルビニルエーテル等が挙げられる。入手の
容易さから、通常4−ヒドロキシブチルビニルエーテル
が使用される。
重合方法は、従来公知のビニル単量体を重合することが
できる方法であれば特に制限されないが、重合後塗料と
してただちに使用することができる溶液重合法が好まし
い。
できる方法であれば特に制限されないが、重合後塗料と
してただちに使用することができる溶液重合法が好まし
い。
溶液重合法での溶媒は、メチルエチルケトン等のケトン
類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステル類
等である。重合開始剤は、アゾビスイソブチルニトリル
等のアゾ系化合物、イソブチリルパーオキシド、ジ−イ
ソ−プロピルパ−オキシ−ジ−カーボネート等の過酸化
合物等である。重合温度は、通常0〜150℃、好ましく
は5〜95℃、重合圧力は、通常1〜50kg/cm2Gである。
重合は、通常生成する共重合体の濃度が30〜60重量%に
なるまで行う。
類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステル類
等である。重合開始剤は、アゾビスイソブチルニトリル
等のアゾ系化合物、イソブチリルパーオキシド、ジ−イ
ソ−プロピルパ−オキシ−ジ−カーボネート等の過酸化
合物等である。重合温度は、通常0〜150℃、好ましく
は5〜95℃、重合圧力は、通常1〜50kg/cm2Gである。
重合は、通常生成する共重合体の濃度が30〜60重量%に
なるまで行う。
上記調製した共重合体は、そのままラッカー型塗料とし
て使用することができるが、共重合体に含有されるヒド
ロキシル基と反応することができる基を二以上有する化
合物(硬化剤)を添加して使用することができる。硬化
剤としては、例えばヘキサメチレン−ジ−イソシアネー
ト三量体、トリレン−ジ−イソシアネート等のイソシア
ネート類、ヘキサメチレン−ジ−カルボニルクロライド
等の酸ハロゲン化物等が挙げられる。硬化剤は、通常共
重合体のヒドロキシル基1当量に対し0.5〜2.0当量使
用。硬化剤を使用する際、硬化促進剤として、ジブチル
チンラウレート等を用いることがきる。硬化促進剤は、
通常硬化剤100重量部あたり0.001〜0.1重量部使用す
る。
て使用することができるが、共重合体に含有されるヒド
ロキシル基と反応することができる基を二以上有する化
合物(硬化剤)を添加して使用することができる。硬化
剤としては、例えばヘキサメチレン−ジ−イソシアネー
ト三量体、トリレン−ジ−イソシアネート等のイソシア
ネート類、ヘキサメチレン−ジ−カルボニルクロライド
等の酸ハロゲン化物等が挙げられる。硬化剤は、通常共
重合体のヒドロキシル基1当量に対し0.5〜2.0当量使
用。硬化剤を使用する際、硬化促進剤として、ジブチル
チンラウレート等を用いることがきる。硬化促進剤は、
通常硬化剤100重量部あたり0.001〜0.1重量部使用す
る。
本発明の含フッ素共重合体を含有する塗料組成物には、
粘度調節等の目的で、上記以外の溶媒例えばテトラヒド
ロフラン等のエーテル化合物、N−ジメチルホルムアミ
ド等のアミド化合物、トルエン、キシレン等の芳香族化
合物等を加えることができる。また、通常塗料に使用さ
れる顔料、粘度調製剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、
皮ばり防止剤、紫外線吸収剤等を添加することもでき
る。上記架橋剤は、通常本発明の材料から調製した塗料
を基材に塗布する直前に混合する。
粘度調節等の目的で、上記以外の溶媒例えばテトラヒド
ロフラン等のエーテル化合物、N−ジメチルホルムアミ
ド等のアミド化合物、トルエン、キシレン等の芳香族化
合物等を加えることができる。また、通常塗料に使用さ
れる顔料、粘度調製剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、
皮ばり防止剤、紫外線吸収剤等を添加することもでき
る。上記架橋剤は、通常本発明の材料から調製した塗料
を基材に塗布する直前に混合する。
本発明の含フッ素共重合体を含有する塗料組成物は、前
記公知のフッ素樹脂塗料を使用するのと同じ方法で金
属、木材、コンクリート、ガラス、プラスチック等に適
用することができる。
記公知のフッ素樹脂塗料を使用するのと同じ方法で金
属、木材、コンクリート、ガラス、プラスチック等に適
用することができる。
実施例1 撹拌機を備えた1000mlのオートクレーブに酢酸ブチル27
0g、酢酸エチル100g、バーサチック酸ビニル(シェル石
油化学株式会社製のベオバー10、以下、VAという)227g
および4−ヒドロキシブチルビニルエーテル(以下、HB
VEという)34gを仕込み、窒素ガスで空間部を置換した
後、クロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEという)
168gを加え、オートクレーブを65℃に加熱した。つい
で、酢酸ブチルと酢酸エチルの重量で1/1の混合溶媒35m
lにアゾビスイソブチロニトリル3.3gを溶解した溶液を
添加し重合を開始した。16時間該温度を保ちながら撹拌
した。重合前のオートクレーブの圧力は、4.4kg/cm2G、
該時間経過後のそれは1.7g/cm2Gであった。750gの共重
合体の透明なワニスを得た。
0g、酢酸エチル100g、バーサチック酸ビニル(シェル石
油化学株式会社製のベオバー10、以下、VAという)227g
および4−ヒドロキシブチルビニルエーテル(以下、HB
VEという)34gを仕込み、窒素ガスで空間部を置換した
後、クロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEという)
168gを加え、オートクレーブを65℃に加熱した。つい
で、酢酸ブチルと酢酸エチルの重量で1/1の混合溶媒35m
lにアゾビスイソブチロニトリル3.3gを溶解した溶液を
添加し重合を開始した。16時間該温度を保ちながら撹拌
した。重合前のオートクレーブの圧力は、4.4kg/cm2G、
該時間経過後のそれは1.7g/cm2Gであった。750gの共重
合体の透明なワニスを得た。
上記ワニスの一部をとり共重合体の数平均分子量の測
定、元素分析、核磁気共鳴分析(1Hおよび13F)、ガラ
ス転移温度の測定および熱分解温度の測定を行った。結
果を下に示す。
定、元素分析、核磁気共鳴分析(1Hおよび13F)、ガラ
ス転移温度の測定および熱分解温度の測定を行った。結
果を下に示す。
数平均分子量(ゲルパーミエーション法、ポリスチレン
標準):31,000。
標準):31,000。
元素分析:炭素55.0重量%、塩素9.9重量%およびフッ
素16重量%。
素16重量%。
核磁気共鳴分析:1H,δ;0.7〜2.0ppm(側鎖のメチル基お
よびメチン基の水素)、2.0〜3.0ppm(主鎖のメチル基
の水素)および5.0〜6.4ppm(主鎖のメチン基の水
素)、ならびに13F,δ;37〜48ppm(主鎖のフッ素)。
よびメチン基の水素)、2.0〜3.0ppm(主鎖のメチル基
の水素)および5.0〜6.4ppm(主鎖のメチン基の水
素)、ならびに13F,δ;37〜48ppm(主鎖のフッ素)。
ガラス転移温度(示差走査熱量計で窒素気流中20℃/分
で加熱):17℃ 熱分解温度(示差熱、熱重量測定装置で空気中10℃/分
で加熱):201℃ なお、上記の元素分析より、本実施例で調製した共重合
体は、CTFE44モル%、VA47モル%およびHBVE9モル%か
らなるものであることがわかった。
で加熱):17℃ 熱分解温度(示差熱、熱重量測定装置で空気中10℃/分
で加熱):201℃ なお、上記の元素分析より、本実施例で調製した共重合
体は、CTFE44モル%、VA47モル%およびHBVE9モル%か
らなるものであることがわかった。
上記得られたワニス100gにルチン型酸化チタン40gとキ
シレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合し
た。得られた混合物にヘキサメチレンジイソシアネート
三量体(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートEH)
5.2gとジブチルチンラウレート2mgを混合し、さらにキ
シレン45gを添加して粘度を300センチポイズにした。
シレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合し
た。得られた混合物にヘキサメチレンジイソシアネート
三量体(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートEH)
5.2gとジブチルチンラウレート2mgを混合し、さらにキ
シレン45gを添加して粘度を300センチポイズにした。
得られた混合物をアルミニウム板(日本テストパネル社
製、BT−712処理)に刷毛で塗布し25℃で7日間乾燥、
硬化させた。平均の厚みが35μmの塗膜が得られた。
製、BT−712処理)に刷毛で塗布し25℃で7日間乾燥、
硬化させた。平均の厚みが35μmの塗膜が得られた。
上記塗膜を有するアルミニウム板を試料にして次の試験
を行った。結果を後記の表に示す。
を行った。結果を後記の表に示す。
鉛筆硬度試験:JIS K 5400記載の方法で行った。
光沢保持試験:上記調製直後の試料のJIS Z 8741の6
0゜−60゜鏡面光沢度と該試料をサンシャインウエザー
メーター(スガ試験機株式会社製、降雨サイクル18分/1
20分、湿度60%、ブラックパネル温度63℃)で4000時間
暴露処理した後のものの光沢度を測定した。表には初期
光沢度と光沢保持率(処理後光沢度×100/初期光沢度)
を示す。光沢保持率の高いものほど、耐候性が良い。
0゜−60゜鏡面光沢度と該試料をサンシャインウエザー
メーター(スガ試験機株式会社製、降雨サイクル18分/1
20分、湿度60%、ブラックパネル温度63℃)で4000時間
暴露処理した後のものの光沢度を測定した。表には初期
光沢度と光沢保持率(処理後光沢度×100/初期光沢度)
を示す。光沢保持率の高いものほど、耐候性が良い。
実施例2,3 実施例1の単量体にかえ、実施例2でははじめオートク
レーブにCTFE340g、VA177gおよびHBVE32.4gを使用し、
実施例3ではCTFE185g、VA171gおよびHBVE67gをはじめ
に仕込んで使用した他は実施例1と同様の手順で共重合
体を調製した。実施例2では738g、実施例3では783gの
透明なワニスを得た。
レーブにCTFE340g、VA177gおよびHBVE32.4gを使用し、
実施例3ではCTFE185g、VA171gおよびHBVE67gをはじめ
に仕込んで使用した他は実施例1と同様の手順で共重合
体を調製した。実施例2では738g、実施例3では783gの
透明なワニスを得た。
実施例2と3の共重合体のガラス転移温度はそれぞれ33
℃と25℃、熱分解温度はそれぞれ223℃と218℃であっ
た。
℃と25℃、熱分解温度はそれぞれ223℃と218℃であっ
た。
実施例2の共重合体の元素分析値は、炭素47.9重量%、
塩素14.2重量%およびフッ素22.2重量%で実施例3の共
重合体のそれは、炭素50.3重量%、塩素12.4重量%およ
びフッ素19.4重量%であった。これらの値より、実施例
2の共重合体は、CTFE56モル%、VA33モル%およびHBVE
11モル%、実施例3の共重合体は、CTFE49モル%、VA32
モル%およびHBVE19モル%からなるものであることがわ
かった。
塩素14.2重量%およびフッ素22.2重量%で実施例3の共
重合体のそれは、炭素50.3重量%、塩素12.4重量%およ
びフッ素19.4重量%であった。これらの値より、実施例
2の共重合体は、CTFE56モル%、VA33モル%およびHBVE
11モル%、実施例3の共重合体は、CTFE49モル%、VA32
モル%およびHBVE19モル%からなるものであることがわ
かった。
上記得られた各ワニス100gにルチル型酸化チタン40gと
キシレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合
した。実施例2の混合物にはヘキサメチレジイソシアネ
ート三量体6.6gとジブチルチンラウレート3mg、実施例
3の混合物にはヘキサメチレジイソシアネート三量体1
1.5gとジブチルチンラウレート1mgを混合し、さらにキ
シレン50gを添加して粘度を300センチポイズにした。
キシレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合
した。実施例2の混合物にはヘキサメチレジイソシアネ
ート三量体6.6gとジブチルチンラウレート3mg、実施例
3の混合物にはヘキサメチレジイソシアネート三量体1
1.5gとジブチルチンラウレート1mgを混合し、さらにキ
シレン50gを添加して粘度を300センチポイズにした。
得られた混合物を実施例1と同種のアルミニウム板に刷
毛で塗布し25℃で7日間乾燥、硬化させた。
毛で塗布し25℃で7日間乾燥、硬化させた。
上記塗膜を有するアルミニウム板を試料にして測定した
実施例1と同じ試験の結果を後記の表に示す。
実施例1と同じ試験の結果を後記の表に示す。
実施例4 実施例1の単量体にかえ、CTFE133g、テトラフルオロエ
チレン(以下、TFEという)30g、ピバリン酸ビニル(以
下、VA−4という)135gおよびHBVE34gを、はじめにオ
ートクレーブに仕込んで使用した他は、実施例1と同様
の手順で共重合体を調製し、695gの透明なワニスを得
た。
チレン(以下、TFEという)30g、ピバリン酸ビニル(以
下、VA−4という)135gおよびHBVE34gを、はじめにオ
ートクレーブに仕込んで使用した他は、実施例1と同様
の手順で共重合体を調製し、695gの透明なワニスを得
た。
共重合体のガラス転移温度は35℃、熱分解温度は245℃
であった。
であった。
また、共重合体の元素分析値は、炭素44.7重量%、炭素
11.9重量%、フッ素25.0重量%であった。これらの値に
より、共重合体の組成は、CTFE39モル%、TFE10モル
%、VA−441モル%、HBVE10モル%からなるものである
とがわかった。
11.9重量%、フッ素25.0重量%であった。これらの値に
より、共重合体の組成は、CTFE39モル%、TFE10モル
%、VA−441モル%、HBVE10モル%からなるものである
とがわかった。
数平均分子量(ゲルパーミエーション法、ポリスチレン
標準)は、12,000であった。
標準)は、12,000であった。
上記得られたワニスを実施例1と同じ処方で塗料化し、
アルミニウム板に刷毛で塗布し、25℃で7日間乾燥、硬
化した試料を試験した。
アルミニウム板に刷毛で塗布し、25℃で7日間乾燥、硬
化した試料を試験した。
上記塗膜を有するアルミニウム板を試料にして測定した
実施例1と同じ試験の結果を後記の表に示す。
実施例1と同じ試験の結果を後記の表に示す。
比較例1 実施例1と同じオートクレーブに重量で1/1のトルエン
/メチルイソブチルケトンの混合物300gを入れ、空間部
を窒素で置換した後、CTFE90gを加え、温度が60℃にな
るまで加熱し、VA154g、メチルメタクリレート(以下、
MMAという)135g、β−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト20gおよびアゾビスバレロニトリル6.7gの混合物を高
圧定流量マイクロポンプで4.5時間かけて仕込んだ。そ
の後、30時間撹拌しながら該温度に保った。614gの白濁
したワニスを得た。
/メチルイソブチルケトンの混合物300gを入れ、空間部
を窒素で置換した後、CTFE90gを加え、温度が60℃にな
るまで加熱し、VA154g、メチルメタクリレート(以下、
MMAという)135g、β−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト20gおよびアゾビスバレロニトリル6.7gの混合物を高
圧定流量マイクロポンプで4.5時間かけて仕込んだ。そ
の後、30時間撹拌しながら該温度に保った。614gの白濁
したワニスを得た。
上記得られた各ワニス100gにルチル型酸化チタン40gと
キシレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合
した。得られた混合物にヘキサメチレンジイソシアネー
ト三量体4gとジブチルチンラウレート5mgを混合し、さ
らにキシレン30gを添加して粘度を300センチポイズにし
た。
キシレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合
した。得られた混合物にヘキサメチレンジイソシアネー
ト三量体4gとジブチルチンラウレート5mgを混合し、さ
らにキシレン30gを添加して粘度を300センチポイズにし
た。
得られた混合物を実施例1と同種のアルミニウム板に刷
毛で塗布し25℃で7日間乾燥、硬化させた。
毛で塗布し25℃で7日間乾燥、硬化させた。
上記塗膜を有するアルミニウム板を試料にして測定した
実施例1と同じ試験の結果を後記の表に示す。
実施例1と同じ試験の結果を後記の表に示す。
比較例2 実施例1と同じオートクレーブに重量で1/1のトルエン
/メチルイソブチルケトンの混合物250gを入れ、空間部
を窒素で置換した後、CTFE135gを加え、温度が60℃にな
るまで加熱し、VA100g、MMA85g、アリルグリシジルエー
テル17gおよびアゾビスバレロニトリル6.7gの混合物を
高圧定流量マイクロポンプで4.5時間かけて仕込んだ。
その後、26時間撹拌しながら該温度に保った。462gのワ
ニスを得た。
/メチルイソブチルケトンの混合物250gを入れ、空間部
を窒素で置換した後、CTFE135gを加え、温度が60℃にな
るまで加熱し、VA100g、MMA85g、アリルグリシジルエー
テル17gおよびアゾビスバレロニトリル6.7gの混合物を
高圧定流量マイクロポンプで4.5時間かけて仕込んだ。
その後、26時間撹拌しながら該温度に保った。462gのワ
ニスを得た。
上記得られたワニス100gにルチル型酸化チタン40gとキ
シレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合し
た。得られた混合物にトリメリット酸とε−カプロラク
トンのモル比で1/6のポリカルボン酸3gを混合した。得
られた混合物を実施例1と同種のアルミニウム板に刷毛
で塗布し、170℃で20分間加熱した。
シレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間混合し
た。得られた混合物にトリメリット酸とε−カプロラク
トンのモル比で1/6のポリカルボン酸3gを混合した。得
られた混合物を実施例1と同種のアルミニウム板に刷毛
で塗布し、170℃で20分間加熱した。
上記塗膜を有するアルミニウム板を試料にして実施例1
と同じ試験を行った。結果を後記の表に示す。
と同じ試験を行った。結果を後記の表に示す。
比較例3 酢酸ブチル、酢酸エチル、CTFE、VAおよびHBVEの使用量
をそれぞれ220g、80g、54g、320gおよび26gにかえた他
は実施例1と同じ手順で16時間重合を行い、682gの透明
なワニスを得た。共重合体の元素分析の結果は、炭素6
5.7%、塩素3.8%およびフッ素5.8%で、共重合体はCTF
E18モル%、VA72モル%およびHBVE10モル%からなるも
のであった。
をそれぞれ220g、80g、54g、320gおよび26gにかえた他
は実施例1と同じ手順で16時間重合を行い、682gの透明
なワニスを得た。共重合体の元素分析の結果は、炭素6
5.7%、塩素3.8%およびフッ素5.8%で、共重合体はCTF
E18モル%、VA72モル%およびHBVE10モル%からなるも
のであった。
上記得られたワニス100gにルチル型酸化チタン40gとキ
シレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間撹拌し
た。この混合物にヘキサメチレンジイソシアネート三量
体5.3gとジブチルチンラウレート2mgを混合し、さらに
キシレン100gを添加して粘度を300センチポイズにし
た。
シレン20gを加え、ペイントシェーカーで1時間撹拌し
た。この混合物にヘキサメチレンジイソシアネート三量
体5.3gとジブチルチンラウレート2mgを混合し、さらに
キシレン100gを添加して粘度を300センチポイズにし
た。
得られた混合物を実施例1と同種のアルミニウム板に刷
毛で塗布し、25℃で7日間乾燥、硬化させた。このアル
ミニウム板を試料にして測定した実施例1と同じ試験の
結果を後記の表に示す。
毛で塗布し、25℃で7日間乾燥、硬化させた。このアル
ミニウム板を試料にして測定した実施例1と同じ試験の
結果を後記の表に示す。
〔発明の効果〕 本発明のフッ素樹脂塗料から得られる塗膜は、従来知ら
れているクロロトリフルオロエチレン、バーサチック酸
ビニル、メチルメタクリレート等より構成される共重合
体を主成分にする塗料から得られる塗膜に比べ、塗布直
後の光沢がよく、しかも長期間この光沢を保持すること
ができる。
れているクロロトリフルオロエチレン、バーサチック酸
ビニル、メチルメタクリレート等より構成される共重合
体を主成分にする塗料から得られる塗膜に比べ、塗布直
後の光沢がよく、しかも長期間この光沢を保持すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08F 214/24 218:10 216:14) (C08F 214/26 218:10 216:14)
Claims (2)
- 【請求項1】式: (式中、Xは塩素原子またはフッ素原子を示す。)で表
わされる構造単位35〜65モル%、 式: (式中、R1、R2およびR3は同一または相異なって炭素数
1〜10のアルキル基を示す。) で表わされる構造単位5〜50モル%および 式: (式中、R4は炭素数2〜5のアルキレン基を示す。)で
表わされる構造単位1〜30モル%から構成される数平均
分子量10,000〜100,000の含フッ素共重合体(ただし、
炭素数1〜8までのアルキル基を有するビニルエーテル
に基づく単位5〜70モル%含むものを除く。)。 - 【請求項2】式: (式中、Xは塩素原子またはフッ素原子を示す。)で表
わされる構造単位35〜65モル%、 式: (式中、R1、R2およびR3は同一または相異なって炭素数
1〜10のアルキル基を示す。) で表わされる構造単位5〜50モル%および 式: (式中、R4は炭素数2〜5のアルキレン基を示す。)で
表わされる構造単位1〜30モル%から構成される含フッ
素共重合体(ただし、炭素数1〜8までのアルキル基を
有するビニルエーテルに基づく単位5〜70モル%含むも
のを除く。)を主成分とするフッ素樹脂塗料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23045085 | 1985-10-15 | ||
| JP60-230450 | 1985-10-15 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP402786A Division JPS62174213A (ja) | 1985-10-15 | 1986-01-10 | 含フツ素共重合体およびフツ素樹脂塗料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03121107A JPH03121107A (ja) | 1991-05-23 |
| JPH0670102B2 true JPH0670102B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=16908067
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP402786A Granted JPS62174213A (ja) | 1985-10-15 | 1986-01-10 | 含フツ素共重合体およびフツ素樹脂塗料 |
| JP2229101A Expired - Fee Related JPH0670102B2 (ja) | 1985-10-15 | 1990-08-29 | 含フッ素共重合体およびフッ素樹脂塗料 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP402786A Granted JPS62174213A (ja) | 1985-10-15 | 1986-01-10 | 含フツ素共重合体およびフツ素樹脂塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPS62174213A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH0757854B2 (ja) * | 1986-10-28 | 1995-06-21 | 旭硝子株式会社 | 塗料用組成物 |
| JPH07119260B2 (ja) * | 1989-11-02 | 1995-12-20 | 旭硝子株式会社 | 含フッ素共重合体 |
| US20100180938A1 (en) | 2005-11-30 | 2010-07-22 | Daikin Industries, Ltd. | Coating composition for protection cover of solar cell |
| US9176474B2 (en) | 2009-09-11 | 2015-11-03 | Daikin Industries, Ltd. | Light-concentrating film, method for producing same, focusing element, solar cell, and focusing method |
| JP5131791B2 (ja) | 2011-03-14 | 2013-01-30 | 学校法人 関西大学 | 集光フィルム及び太陽電池モジュール |
| WO2012133828A1 (ja) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | ダイキン工業株式会社 | 溶剤型塗料用組成物および含フッ素共重合体 |
| JP5494771B2 (ja) | 2011-09-30 | 2014-05-21 | ダイキン工業株式会社 | 集光フィルム、太陽電池モジュール、及び、転写モールド |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0662719B2 (ja) * | 1984-12-18 | 1994-08-17 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 硬化可能なフルオロオレフイン共重合体及びその製造法 |
-
1986
- 1986-01-10 JP JP402786A patent/JPS62174213A/ja active Granted
-
1990
- 1990-08-29 JP JP2229101A patent/JPH0670102B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03121107A (ja) | 1991-05-23 |
| JPS62174213A (ja) | 1987-07-31 |
| JPH0569121B2 (ja) | 1993-09-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |