JPH0670306B2 - 異方性発泡構造を有する合成皮革の製造方法 - Google Patents

異方性発泡構造を有する合成皮革の製造方法

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JPH0670306B2 JP25448786A JP25448786A JPH0670306B2 JP H0670306 B2 JPH0670306 B2 JP H0670306B2 JP 25448786 A JP25448786 A JP 25448786A JP 25448786 A JP25448786 A JP 25448786A JP H0670306 B2 JPH0670306 B2 JP H0670306B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は合成皮革及びその製造方法に関し、詳しくは、
発泡層が、小さい径のセルがセル数密度で形成されてい
る上層と、大きい径のセルが大きいセル数密度で形成さ
れている下層とからなる異方性発泡構造を有し、従つ
て、折り曲げたときに表面に小じわが生じると共に、軽
量柔軟であつて、風合にすぐれるために、天然皮革に酷
似する合成皮革、及びかかる合成皮革を製造する方法に
関する。
従来の技術 一般に、合成皮革には、天然皮革と同様の感触及び外観
を有するためには、折り曲げたときに表面に小じわが生
じると共に、軽量柔軟であつて、風合にすぐれることが
要求される。しかし、従来、知られている合成皮革は、
基布上の樹脂発泡層が均質な発泡セルを有して、均質な
等方性の発泡構造を有するために、上記した両方の性質
を同時にもたせることが困難である。即ち、樹脂発泡層
における発泡セルを大きくすれば、合成皮革の風合はよ
くなる反面、合成皮革を折り曲げたとき、表面に大じわ
が生じる。他方、樹脂発泡層における発泡セルを小さく
すれば、合成皮革を折り曲げたとき、小じわが生じるも
のの、重さが増して、風合が著しく悪くなる。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明者は、従来の合成皮革における上記した
問題を解決するために鋭意研究した結果、発泡層を小さ
い径のセルが小さいセル数密度で形成されている上層
と、大きい径のセルが大きいセル数密度で形成されてい
る下層とから形成し、樹脂発泡層に異方性構造を有せし
めることによつて、上記したように、折り曲げたときに
表面に小じわを生じさせることができると同時に、軽量
柔軟であつて、風合にもすぐれることを見出して、本発
明に至つたものである。
問題点を解決するための手段 本発明による異方性発泡構造を有する合成皮革の製造方
法の第1は、基布の上に樹脂発泡層と表皮層とが積層さ
れてなる合成皮革の製造方法において、ポリ塩化ビニル
ペーストレジン100重量部に対して可塑剤50〜110重量
部、発泡剤2〜4重量部及び適宜量の安定剤を含有する
配合物から発泡層の上層を形成し、ポリ塩化ビニルペー
ストレジン100重量部に対して可塑剤50〜110重量部、発
泡剤3〜6重量部であつて、且つ、上層のための配合物
における発泡剤よりも多量、及び適宜量の安定剤を含有
する配合物から発泡層の下層を形成して、実質的に径10
0〜300μmのセルがセル数密度600〜1200個/cm2にて形
成されている上層と、実質的に径300〜800μmであつ
て、且つ、上層の径よりも大きい径を有するセルがセル
数密度1000〜3000個/cm2にて形成されている下層とから
なる樹脂発泡層を形成することを特徴とする。
また、本発明による異方性発泡構造を有する合成皮革の
製造方法の第2は、基布の上に樹脂発泡層と表皮層とが
積層されてなる合成皮革の製造方法において、ポリ塩化
ビニルペーストレジン100重量部に対して可塑剤50〜110
重量部、発泡剤2〜4重量部及び適宜量の安定剤を含有
する配合物から発泡層の上層を形成し、上記上層のため
のポリ塩化ビニルペーストレジンよりも重合度の小さい
ポリ塩化ビニルペーストレジン100重量部に対して可塑
剤50〜110重量部、発泡剤3〜6重量部であつて、且
つ、上層のための配合物における発泡剤よりも多量、及
び適宜量の安定剤を含有する配合物から発泡層の下層を
形成して、実質的に径100〜300μmのセルがセル数密度
600〜1200個/cm2にて形成されている上層と、実質的に
径300〜800μmであつて、且つ、上層の径よりも大きい
径を有するセルがセル数密度1000〜3000個/cm2にて形成
されている下層とからなる樹脂発泡層を形成することを
特徴とする。
本発明において、セル数密度とは、発泡構造の断面にお
いて、1cm2当たりの発泡セルの数をいう。
本発明によれば、上記したように、ポリ塩化ビニルペー
ストレジン、可塑剤、安定剤と共に所定量の発泡剤を含
有する配合物を加熱発泡させて上層とし、ポリ塩化ビニ
ルペーストレジン、可塑剤、安定剤と共に上層における
よりも多量の発泡剤を含有する配合物を加熱発泡させて
下層とし、このように、配合物における発泡剤量を異な
らしめることによつて、発泡剤によつて上層に小さい径
のセルを形成させると共に、下層に大きい径のセルを形
成させて、異方性発泡構造を有する合成皮革を得ること
ができる。
但し、上記において発泡剤は、同一の粒径を有し、同一
の加熱条件下では同一の発泡倍率を有する発泡剤を意味
し、通常は、上層のための配合物と下層のための配合物
における発泡剤は同一のものが用いられる。
上記発泡剤としては、比較的高温にて分解するものが好
ましく、例えば、アゾジカーボンアミドが好ましい。発
泡剤は、市販品を用いることができるが、特に、分解温
度約200℃、平均粒径3〜9μm程度の微粒子状発泡剤
が好ましい。かかる発泡剤は、上層のための配合物には
ポリ塩化ビニルペーストレジン100重量部について、2
〜4重量部配合され、下層のための配合物には3〜6重
量部であつて、且つ、上層のための配合物における配合
量よりも多量配合される。
本発明においては、ポリ塩化ビニルペーストレジンとし
ては、通常、重合度600〜3500のものが好適に用いられ
る。塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合体ペーストレジンも
ポリ塩化ビニルペーストレジンに含めることとし、これ
は必要に応じてポリ塩化ビニルペーストレジンに代えて
単独で、又はポリ塩化ビニルペーストレジンと共に用い
られる。
本発明においては、可塑剤としては、例えば、フタル酸
エステル系可塑剤が好ましく用いられる。かかる可塑剤
の具体例として、例えば、フタル酸ジブチルやフタル酸
ジオクチルを挙げることができる。また、可塑剤として
は、上記フタル酸エステル系以外にも、エポキシ系可塑
剤も用いられる。かかる可塑剤は、通常、ポリ塩化ビニ
ルペーストレジン100重量部に対して50〜110重量部の範
囲で用いられる。
更に、本発明によれば、前述したように、上層と下層の
ためのポリ塩化ビニルペーストレジン配合物における発
泡剤量を異ならせるのみならず、 (a)上層のための配合物により少量の可塑剤を配合
し、下層のための配合物により多量の可塑剤を配合する
ことによつて、配合物の加熱溶融時に上層により大きい
溶融粘度を有せしめる方法、 (b)上層のための配合物に重合度のより大きいポリ塩
化ビニルペーストレジンを用い、下層のための配合物に
重合度のより小さいポリ塩化ビニルペーストレジンを用
いることによつて、配合物の加熱溶融時に上層により大
きい溶融粘度を有せしめる方法、 (c)上層のための配合物により多量のセル調整剤を配
合し、下層のための配合物に少量のセル調整剤を配合す
ることによつて、配合物の加熱溶融時に上層により大き
い溶融粘度を有せしめる方法、 及び (d)上層のための配合物により小さい粒径の発泡剤を
配合し、下層のための配合物により大きい粒径の発泡剤
を配合することによつて、発泡剤の発泡時に下層により
大きい径の発泡セルを形成させる方法、 の一つ又は二つ以上を前記した発泡剤の変量による方法
と組み合わせることもできる。
但し、上記方法(a)において用いる可塑剤は、同一の
ポリ塩化ビニルペーストレジンに同一量を配合したと
き、同一の加熱条件下に同じ溶融粘度を与える可塑剤を
意味し、通常は、上層と下層のための配合物において、
同一の可塑剤が用いられる。この上記方法(a)を採用
するときは、例えば、上層のための配合物における可塑
剤は、ポリ塩化ビニルペーストレジン100重量部に対し
て50〜90重量部、特に、60〜80重量部の範囲であること
が好ましく、下層のための配合物における可塑剤は、ポ
リ塩化ビニルペーストレジン100重量部に対して70〜110
重量部、特に、80〜100重量部の範囲であることが好ま
しい。
上記方法(b)を採用するときは、例えば、上層のため
の配合物におけるポリ塩化ビニルペーストレジンは、10
00〜3000程度の重合度を有することが好ましく、下層の
ための配合物におけるポリ塩化ビニルペーストレジン
は、700〜1500程度であつて、且つ、上記上層のための
配合物におけるポリ塩化ビニルペーストレジンの重合度
よりも小さい重合度を有することが好ましい。
上記方法(c)において用いるセル調整剤は、同一のポ
リ塩化ビニルペーストレジンに同一量を配合したとき、
同一の加熱条件下に同一の溶融粘度を与えるセル調整剤
を意味し、通常は、上層と下層のための配合物におい
て、同一のセル調整剤が用いられる。この方法(c)を
採用するときは、例えば、上層のための配合物における
セル調整剤は、ポリ塩化ビニルペーストレジン100重量
部に対して1〜3重量部であることが好ましく、下層の
ための配合物におけるセル調整剤は、上層のための配合
物における量よりも少量であつて、且つ、ポリ塩化ビニ
ルペーストレジン100重量部に対して0.5〜2重量部であ
ることが好ましい。
セル調整剤も、種々のものが市販されており、任意のも
のを用いることができる。例えば、アルキルメタアクリ
レートオリゴマー、エポキシ化脂肪酸グリセリンエステ
ル及び溶剤を主成分とするBAP-1(アデカ・アーガス化
学(株)製)を好適に用いることができる。
また、上記方法(d)を採用するときは、通常、上層の
ための配合物には平均粒子径3〜6μm程度の発泡剤
が、下層のための配合物には平均粒子径5〜9μm程度
であつて、且つ、上記上層のための配合物における発泡
剤よりも大きい平均粒子径を有する発泡剤がそれぞれ用
いられる。発泡剤の配合量と平均粒子径は、本発明の目
的に応じて適宜に選択される。
更に、一般に、ポリ塩化ビニルペーストレジンに用いら
れる種々の安定剤が発泡剤の分解促進剤又は抑制剤とし
て作用することが知られているので、適当な安定剤をそ
れぞれの配合物に配合することによつて、配合物の加熱
溶融時の発泡剤の発泡を制御し、異方性発泡構造の形成
を容易ならしめることができる。例えば、Ba-Zn系安定
剤は発泡剤の分解を促進するので、下層を形成する配合
物により多量に配合することによつて、下層における発
泡セルを大きくすることができる。このようなBa-Zn系
安定剤として、例えば、芳香族カルボン酸バリウム塩、
脂肪族カルボン酸亜鉛塩及び溶剤を主成分とする市販安
定剤FL-54(アデカ・アーガス化学(株)製)を好まし
く用いることができる。
本発明においては、必要に応じてポリ塩化ビニルペース
トレジン配合物に増粘剤が配合されてもよい。増粘剤
は、ゾル粘度を高めて、基布上に塗布する際に塗布性を
高めるために用いられる。かかる増粘剤も種々のものが
市販されている。
更に、配合物は、必要に応じて、充填剤、酸化防止剤、
着色剤等の通常の配合剤を適宜量含有していてもよい。
本発明による合成皮革は、例えば、先ず、離型紙上に表
皮層を形成するための樹脂を塗布、乾燥し、次いで、こ
の上に前述したような上層と下層とのための配合物を上
層及び下層の順序で塗布した後、直ちに基布と貼り合わ
せ、配合物を加熱発泡させ、冷却後、離型紙を剥ぎ取る
ことによつて得ることができる。尚、配合物の加熱温度
は、通常、180〜220℃程度が適当である。
このようにして得られる本発明による合成皮革において
は、上層が実質的に径100〜300μmのセルがセル数密度
600〜1200個/cm2にて形成されていると共に、下層が実
質的に径300〜800μmであつて、且つ、上層の径よりも
大きい径を有するセルがセル数密度1000〜3000個/cm2に
て形成されている。好ましくは、上層においては、セル
径が実質的に150〜250μm、セル数密度が800〜1000個/
cm2であり、下層においては、セル径が実質的に400〜70
0μm、セル数密度2000〜3000個/cm2である。
発明の効果 以上のように、本発明による合成皮革は、その発泡層
が、小さい径のセルが小さいセル数密度で形成されてい
る上層と、大きい径のセルが大きいセル数密度で形成さ
れている下層とからなる異方性発泡構造を有するので、
折り曲げたときに表面に小じわが生じると共に、軽量柔
軟であつて、風合にすぐれるために、天然皮革に酷似す
る。本発明によるかかる合成皮革は、例えば、胛被に好
適である。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1 上層のために下記配合物Aを用い、下層のために下記配
合物Bを用いた。部数は重量部を示す。
離型紙上にリバースコーターにて乾燥後に厚みが10μm
になるように、適度に着色したポリウレタン樹脂(大日
精化(株)、レザミン2825LP)を塗布し、100℃で2分
間加熱乾燥した後に、PVCゾル(配合物A)をナイフコ
ーターにて200μm厚さに塗布し、140℃で2分間加熱し
て半ゲル化させ、更に、その上にPVCゾル(配合物B)
をナイフコーターにて200μm厚さに塗布し、直ちに基
布を貼り合せた。200℃で1分30秒間加熱発泡させ、冷
却した後、離型紙を剥ぎ取つた。
得られたセミ合成皮革は、上層の発泡セル径が200〜250
μm、セル数密度1000個/cm2であり、下層の発泡セル径
が400〜500μm、セル数密度2500個/cm2であつた。これ
は折り曲げたときに、表面に小じわが発生すると共に、
軽量柔軟であつて、風合いにすぐれるものであつた。
実施例2 上層のために下記配合物Cを用い、下層のために下記配
合物Dを用いた。部数は重量部を示す。
これら配合物を用いて、実施例1と同じ方法にてセミ合
成皮革を得た。このセミ合成皮革は、上層の発泡セル径
が150〜200μm、セル数密度800〜1000個/cm2であり、
下層の発泡セル径が500〜600μm、セル数密度2500〜28
00個/cm2であつた。これは折り曲げたときに、表面に小
じわが発生すると共に、軽量柔軟であつて、風合いにす
ぐれるものであつた。
実施例3 上層のために下記配合物Bを用い、下層のために下記配
合物Fを用いた。部数は重量部を示す。
これら配合物を用いて、実施例1と同じ方法にてセミ合
成皮革を得た。このセミ合成皮革は、上層の発泡セル径
が200〜250μm、セル数密度1000個/cm2であり、下層の
発泡セル径が500〜700μm、セル数密度2800個/cm2であ
つた。これは折り曲げたときに、表面に小じわが発生す
ると共に、軽量柔軟であつて、風合いにすぐれるもので
あつた。
実施例4 上層のために実施例1と同じ配合物Aを用い、下層のた
めに下記配合物Gを用いた。
これら配合物を用いて、実施例1と同じ方法にてセミ合
成皮革を得た。このセミ合成皮革においては、上層の発
泡セル径が200〜250μm、セル数密度1000個/cm2であ
り、下層の発泡セル径が500〜700μm、セル数密度2800
個/cm2であつた。これは折り曲げたときに、表面に小じ
わが発生すると共に、軽量柔軟であつて、風合いにすぐ
れるものであつた。
比較例1 離型紙上にリバースコーターにて乾燥後に厚みが10μm
になるように、適度に着色したポリウレタン樹脂(大日
精化(株)、レザミン2825LP)を塗布し、100℃で2分
間加熱乾燥した後に、PVCゾル(配合物A)をナイフコ
ーターにて200μm厚さに塗布し、140℃で2分間加熱し
て半ゲル化させ、直ちに基布を貼り合せた。次いで、20
0℃で1分30秒間加熱発泡させ、冷却した後、離型紙を
剥ぎ取つた。
得られたセミ合成皮革は、発泡層全体が均質であつて、
発泡セル径200〜250μm、セル数密度1000個/cm2であつ
た。これは、折り曲げたとき、天然皮革に近似した小じ
わを生じたが、柔軟性に欠け、風合いに劣るものであつ
た。
比較例2 比較例1において、配合物Aに代えて、配合物Bを用い
た以外は、比較例1と全く同様にしてセミ合成皮革を得
た。このセミ合成皮革は、全体が均質であつて、発泡セ
ル径400〜500μm、セル数密度2500個/cm2であつた。こ
れは、天然皮革に近似して、柔軟軽量であつたが、折り
曲げたときに表面に小じわが発生しなかつた。
比較例3 比較例1において、配合物Aに代えて、配合物F又はG
を用いた以外は、比較例1と全く同様にしてセミ合成皮
革を得た。これのセミ合成皮革はいずれも、全体が均質
であつて、発泡セル径500〜700μm、セル数密度2800個
/cm2であつた。これは、天然皮革に近似して、柔軟軽量
であつたが、折り曲げたときに表面に小じわが発生しな
かつた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布の上に樹脂発泡層と表皮層とが積層さ
    れてなる合成皮革の製造方法において、ポリ塩化ビニル
    ペーストレジン100重量部に対して可塑剤50〜110重量
    部、発泡剤2〜4重量部及び適宜量の安定剤を含有する
    配合物から発泡層の上層を形成し、ポリ塩化ビニルペー
    ストレジン100重量部に対して可塑剤50〜110重量部、発
    泡剤3〜6重量部であつて、且つ、上層のための配合物
    における発泡剤よりも多量、及び適宜量の安定剤を含有
    する配合物から発泡層の下層を形成して、実質的に径10
    0〜300μmのセルがセル数密度600〜1200個/cm2にて形
    成されている上層と、実質的に径300〜800μmであつ
    て、且つ、上層の径よりも大きい径を有するセルがセル
    数密度1000〜3000個/cm2にて形成されている下層とから
    なる樹脂発泡層を形成することを特徴とする異方性発泡
    構造を有する合成皮革の製造方法。
  2. 【請求項2】基布の上に樹脂発泡層と表皮層とが積層さ
    れてなる合成皮革の製造方法において、ポリ塩化ビニル
    ペーストレジン100重量部に対して可塑剤50〜110重量
    部、発泡剤2〜4重量部及び適宜量の安定剤を含有する
    配合物から発泡層の上層を形成し、上記上層のためのポ
    リ塩化ビニルペーストレジンよりも重合度の小さいポリ
    塩化ビニルペーストレジン100重量部に対して可塑剤50
    〜110重量部、発泡剤3〜6重量部であつて、且つ、上
    層のための配合物における発泡剤よりも多量、及び適宜
    量の安定剤を含有する配合物から発泡層の下層を形成し
    て、実質的に径100〜300μmのセルがセル数密度600〜1
    200個/cm2にて形成されている上層と、実質的に径300〜
    800μmであつて、且つ、上層の径よりも大きい径を有
    するセルがセル数密度1000〜3000個/cm2にて形成されて
    いる下層とからなる樹脂発泡層を形成することを特徴と
    する異方性発泡構造を有する合成皮革の製造方法。
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