JPH067089U - 時計機械体の軸受装置 - Google Patents
時計機械体の軸受装置Info
- Publication number
- JPH067089U JPH067089U JP4649892U JP4649892U JPH067089U JP H067089 U JPH067089 U JP H067089U JP 4649892 U JP4649892 U JP 4649892U JP 4649892 U JP4649892 U JP 4649892U JP H067089 U JPH067089 U JP H067089U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軟質性樹脂を軸受部に部分的に用いることに
よって、歯車の噛み合い率や伝達効率を低下させないま
ま、時計機械体の地板に一体に形成される軸受と時計用
歯車との間で発生する刻音の低減を図る。 【構成】 地板3に一体に備わっている軸受1と、その
軸受1の外周部に被せる振動吸収体7からなり、軸受1
の回りは、当該軸受を取り囲むように複数の弧状透孔5
が形成してあり、軸受1はその複数の弧状透孔5によっ
て生成される複数のブリッジ部4を介して地板3と一体
に連結されており、振動吸収体7は、軟質エラストマに
て生成されていて、軸受外周部の弧状透孔5を貫通する
脚部5と、この脚部の先端に形成されている軸受外周部
の弧状透5孔の周縁部係止する係止突起とが一体に形成
されている。
よって、歯車の噛み合い率や伝達効率を低下させないま
ま、時計機械体の地板に一体に形成される軸受と時計用
歯車との間で発生する刻音の低減を図る。 【構成】 地板3に一体に備わっている軸受1と、その
軸受1の外周部に被せる振動吸収体7からなり、軸受1
の回りは、当該軸受を取り囲むように複数の弧状透孔5
が形成してあり、軸受1はその複数の弧状透孔5によっ
て生成される複数のブリッジ部4を介して地板3と一体
に連結されており、振動吸収体7は、軟質エラストマに
て生成されていて、軸受外周部の弧状透孔5を貫通する
脚部5と、この脚部の先端に形成されている軸受外周部
の弧状透5孔の周縁部係止する係止突起とが一体に形成
されている。
Description
【0001】
本考案は、時計機械体のケースに形成される軸受装置に関するものである。
【0002】
従来の時計用歯車の軸受は、時計機械体のケース(地板)に使用するABSや ポリカーボネイト等の構造用のエンジニアリングプラスチックをそのまま一体成 形して軸受を構成していた。
【0003】
従来の時計用歯車の軸受は、構造用のエンジニアリングプラスチックを用いた 時計機械体ケース(地板)との一体成形であったため、歯車軸部と軸受部との接 触による振動音が時計機械体の刻音発生という問題を起こしていた。特に、ステ ップ運針の時計機械体の場合は、ステップモータによって間欠的に駆動されるロ ータがその駆動時にスラスト方向の力も間欠的に受けて上下動するために、刻音 が大きくなる傾向にある。
【0004】 この刻音発生問題に対処するために歯車材料に軟質性の樹脂を用い、時計機械 体の刻音低減を図る対策も実施されているが、歯車全体を軟質性樹脂化すると、 歯車のラジアル方向の駆動力、噛み合い率、伝達効率に悪影響を及ぼしてしまう 。
【0005】 また、軸受に軟質性の樹脂を用いることにより、歯車軸と軸受間のスラスト方 向の振動が緩和され、刻音低減に効果があることが判っているが、一般に軸受は 、コストダウンの面から地板と一体に形成されており、地板の成形材料として軟 質性樹脂を使用するのは、時計機械体の構造的な問題によって適用が不可能であ る。
【0006】 そこで本考案は、軟質性樹脂を軸受部に部分的に用いることによって歯車の噛 み合い率や伝達効率を低下させないまま、地板に一体に形成される軸受と時計用 歯車との間で発生する刻音の低減を図ることを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するために、地板に一体に備わっている軸受と、その軸受の外 周部に被せる振動吸収体からなる軸受装置において、軸受の回りは、軸受を取り 囲むように複数の弧状透孔が形成してあり、軸受はその複数の弧状透孔によって 生成される複数のブリッジ部を介して地板と一体に連結されており、振動吸収体 は、軟質エラストマにて生成されていて、軸受外周部の弧状透孔を貫通する脚部 と、この脚部の先端に形成されている軸受外周部の弧状透孔の周縁部に係止する 係止突起とが一体に形成されている。
【0008】
以下、本考案の詳細を添付図面に示した好適な実施例にそって説明する。
【0009】 図1(a),(b)は、各々、時計機械体の地板に一体に備わっている時計用 歯車の軸受1の断面図および平面図を示す。図1(b)に示すように、軸受1は 、ポリカーボネイトやABS等の構造用エンジニアリングプラスチックにて形成 される地板3と一体に成形されており、その軸受1の回りには、当該軸受を取り 囲むように複数(本実施例では4個)の弧状透孔5が形成してあり、弧状透孔に よって形成される4本のブリッジ部4を介して軸受1が地板3に弾性的に連結さ れている。また、図1(a)に示すように、軸受の軸受面2側の裏面には、図2 に示す振動吸収体7中央部の突起8の収まるガイド穴6が設けられており、その 深さは、振動吸収体7の中央部の突起8の高さより若干大きく設けられている。
【0010】 図2(a),(b)は、各々、振動吸収体7の断面図および平面図を示す。振 動吸収体7は、軸受1の振動を抑制するためにシリコン樹脂等の軟質材料にて形 成してあり、図2に示すように、その中央部に軸受面の裏面側のガイド穴6に収 まる突起8、周辺部に軸受を取り囲む弧状透孔5(図1)を貫通する脚部9を有 し、その脚部の先端には、弧状透孔5の周縁部に係止する係止突起9aが設けら れている。係止突起9aの先端部には、振動吸収体7の装着を容易にするために テーパ面が形成されている。
【0011】 図3に、時計機械体の軸受1に振動吸収体7が装着された状態を示す。振動吸 収体7を軸受1に装着するには、振動吸収体7の脚部9を地板3の弧状透孔5と 位置合わせして上方より押し込む。そうすると、係止突起9aの先端テーパ面に よって脚部9は弧状透孔に侵入し、遂には脚部9の先端が弧状透孔5を貫通し、 このとき係止突起9aが弧状透孔5の裏面内周縁部に係止し、振動吸収体7が軸 受1の外周面に密着した状態に保持される。
【0012】 軸受1はブリッジ部4を介して弾性懸架された状態で地板1と一体に連結され ているから、軸受1に作用するスラスト力を吸収し耐衝撃性が高いことは勿論で あるが、軸受1の外周に密着保持された振動吸収体7がばね振動系の粘性減衰抵 抗として作用し、軸受1の振動を鎮静化させる。このため刻音も従来構造の軸受 に比して格段に小さくなる。
【0013】 また、軸受1中央のガイド穴6の深さは振動吸収体7の中央部の突起8より深 く設定してあることによって、ガイド穴6に突起8が収まった状態において、間 隙10が得られることになり、その間隙は、軸受1に供給された潤滑油の保持の ために有用なものとして存在している。
【0014】
上記実施例は、ケース軸受部の各々に振動吸収体を各々装着する例を示してい るが、一般に時計機械体には数個の歯車用軸受が存在するため、これらの軸受部 に装着する数個の振動吸収体を一体化させるようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】 本考案の構成によれば、本考案は、軟質性樹脂を歯車部分に用いるのではなく 、軸受の周縁部に用いるので、歯車間の噛み合い率や伝達効率に悪影響を及ぼす ことがなく、組立性の面からも構成品の増加によるコスト的な問題を最小限に抑 えながら、時計機械体の地板に一体に形成される軸受と時計用歯車の間で発生す る刻音の低減を図ることが可能であるという効果がある。また、軸受の回りに形 成させた弧状透孔は、振動吸収体脚部がその周縁部に係止されることによって密 封されるため、時計機械体内へ粉塵が侵入することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は地板の軸受部の断面図、(b)はその
平面図
平面図
【図2】(a)は振動吸収体の断面図、(b)はその平
面図
面図
【図3】(a)は軸受部と振動吸収体を装着状態の断面
図、(b)はその平面図
図、(b)はその平面図
1 軸受 3 地板 4 ブリッジ部 5 弧状透孔 7 振動吸収体 9 脚部 9a 係止突起
Claims (1)
- 【請求項1】 地板に一体に備わっている軸受の回りに
は、当該軸受を取り囲むように複数の弧状透孔が形成し
てあり、 上記軸受は、上記複数の弧状透孔によって生成される複
数のブリッジ部を介して上記地板と一体に連結してお
り、 上記軸受の外周部には、軟質エラストマにて形成した振
動吸収体が被せてあり、 上記振動吸収体には、上記弧状透孔を貫通する脚部と、
この脚部の先端部に形成され上記弧状透孔の周縁部に係
止する係止突起とが一体に形成されていることを特徴と
する時計機械体の軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4649892U JPH067089U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 時計機械体の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4649892U JPH067089U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 時計機械体の軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH067089U true JPH067089U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12748907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4649892U Pending JPH067089U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 時計機械体の軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067089U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52113020U (ja) * | 1976-02-19 | 1977-08-27 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4649892U patent/JPH067089U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52113020U (ja) * | 1976-02-19 | 1977-08-27 |
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