JPH0670937U - 鍛造用金型 - Google Patents

鍛造用金型

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JPH0670937U
JPH0670937U JP9328992U JP9328992U JPH0670937U JP H0670937 U JPH0670937 U JP H0670937U JP 9328992 U JP9328992 U JP 9328992U JP 9328992 U JP9328992 U JP 9328992U JP H0670937 U JPH0670937 U JP H0670937U
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molding die
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 歯形部を成形する歯形成形部を内周に備えた
歯成形型の外周に環状の第1リング32を焼ばめした上
下対称の成形下ダイ36と、フランジ部を成形するフラ
ンジ部成形型33の外周に環状の第2リング34を焼ば
めした成形上ダイ37とを有し、第2リングの一端端部
はフランジ部成形型の端部より軸線方向に延長する保持
部35が設けられ、保持部に成形下ダイがかん合され
る。 【効果】 上金型の下降変位により上方からの押圧力が
成形下ダイの段部にかかるが、分割された成形上ダイに
押圧力が直接影響することがなく成形下ダイに亀裂が発
生しないので、鍛造用金型の交換期間が短くなることは
ない。鍛造用金型全体を交換するに比べ軽量なため交換
を容易に行うことができる。歯形成形部の一端端部側が
成形疲労を起こして精度が低下しても成形下ダイを上下
反転して使用できるので、2つの成形下ダイで通常の略
2倍成形することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のオートマチックトランスミッション用ギア等に用いられる 比較的複雑な形状を有する段付歯車を成形する鍛造用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のオートマチックトランスミッション用ギアのような外周面に軸線方向 に沿う複数条の歯形部1を有する小径部3と、大径のフランジ部4からなる段付 歯車を成形する場合、図1の(ア)乃至(オ)に示す如き鍛造工程により成形す る。
【0003】 即ち、丸棒材を必要の長さに切断した円柱状の円柱素材W0(図1の(ア)) を、該円柱素材W0より拡径した平盤状の円盤材W1(図1の(イ))に成形し 、次に該円盤材W1を更に若干拡径するとともに円盤材W1軸線方向一端面に突 出した予備突部9と他端面にへこみ込んだ予備穴部10とを有する予備成形材W 2(図1の(ウ))に成形し、続いて該予備成形材W2をその軸心と同心円状で 軸線方向に貫通するピアス孔6を設けたピアス材W3(図1の(エ))に成形し 、更に該ピアス材W3を押し出し成形にて、予備突部9成形側端面は前記ピアス 孔6と同心円状で該ピアス孔6より外径側に周状にへこみ込んだ溝部2を有し予 備穴部10成形側端面は前記ピアス孔6に連続して大径なる平溝部8及び外周面 に軸線方向に沿う複数状の歯形部1を備えた小径部3を有する段付歯車W4(図 1の(オ))を成形する。このように成形された段付歯車W4は必要に応じてそ の後、仕上げとしてのサイジング加工が施される。
【0004】 以下、上記鍛造工程のうち、ピアス材W3を段付歯車W4に成形する金型及び その工程について説明する。
【0005】 まず、ピアス材W3を段付歯車W4に成形する鍛造用金型112を図6を基に 説明すると、内周面に軸線方向に沿う複数条の歯形成形部119を有する一体の 金型で、歯形成形部119の上部には歯形成形部119より大径なる壁部122 が形成され、歯形成形部119と壁部122との間は鍛造用金型112の上面1 23と略水平なる段部121が形成され、また、壁部122及び段部121によ り型彫空間118が形成される。鍛造用金型112の貫通孔120には、遊嵌す るマンドレル115とそのマンドレル115の外周に摺動自在に摺動部材116 ,117がかん合される。そして鍛造用金型112の上方にはマンドレル115 と同軸上に上パンチ113を有する上金型114が配置される。
【0006】 上記金型を用いて段付歯車W4を得るには、まず図6左半部に示す如く、ピア ス材W3を鍛造用金型112の型彫空間118内に配設して、上方より上パンチ 113を有する上金型114を下降変位させることにより、図6右半図に示す如 く、略閉塞状態にて大径のフランジ部4より軸線方向に突出する小径部3及びこ の小径部の外周面に軸線方向に沿う複数条の歯形部1が成形される。
【0007】 このような鍛造用金型としては、特開昭57−14440号、特開昭63−2 78632号公報など多数ある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き金型によりピアス材W3から段付歯車W4を成形するとき、ピアス 材W3には上金型114の下降変位により軸線方向上方からの押圧力がかかるた めピアス材W3とともに段部121にも押圧力がかかる。そこでこのような段付 歯車W4成形の繰り返しにより段部121に押圧力の負担がかかり、壁部122 と段部121との間から鍛造用金型112内部に向けて亀裂127が発生して歯 形成形部119の成形疲労による交換時期より早い時期に鍛造用金型112を交 換しなければならず、金型費用が増大するということがある。
【0009】 また、上記鍛造用金型112はスチール製で重量が重いため、歯形成形部11 9の成形疲労等による鍛造用金型112の交換において交換時間がかかり、その 間段付歯車W4の成形ができないということがある。
【0010】 従って本考案は上述の如き課題を解決し、成形により亀裂が発生するというこ とがなく、交換時間を短縮した鍛造用金型を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は以下の通りである。
【0012】 歯形部を成形する歯形成形部を内周に備えた歯成形型の外周に環状の第1リン グを焼ばめした上下対称の成形下ダイと、フランジ部を成形するフランジ部成形 型の外周に環状の第2リングを焼ばめした成形上ダイとを有し、第2リングの一 端端部はフランジ部成形型の端部より軸線方向に延長する保持部が設けられ、保 持部に成形下ダイがかん合される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の鍛造用金型の実施例を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0014】 まず本考案の鍛造用金型12を使用して成形する段付歯車W4の全体の鍛造工 程を図1を基に説明すると、予め丸棒材を必要の長さに切断した円柱状の円柱素 材W0(図1の(ア))を、該円柱素材W0より拡径した平盤状の円盤材W1( 図1の(イ))に成形し、次に該円盤材W1を更に若干拡径するとともに円盤材 W1軸線方向一端面に突出した予備突部9と他端面にへこみ込んだ予備穴部10 とを有する予備成形材W2(図1の(ウ))に成形し、続いて該予備成形材W2 をその軸心と同心円状で軸線方向に貫通するピアス孔6を設けたピアス材W3( 図1の(エ))に成形し、更に該ピアス材W3を押し出し成形にて、予備突部9 成形側端面は前記ピアス孔6と同心円状で該ピアス孔6より外径側に周状にへこ み込んだ溝部2を有し予備穴部10成形側端面は前記ピアス孔6に連続して大径 なる平溝部8及び外周面に軸線方向に沿う複数条の歯形部1を備えた小径部3を 有する段付歯車W4(図1の(オ))を成形する。このように成形された段付歯 車W4は必要に応じてその後、仕上げとしてのサイジング加工が施される。
【0015】 以下、上記鍛造工程のうち、ピアス材W3を段付歯車W4に成形する金型及び その工程について説明する。
【0016】 まず、ピアス材W3を段付歯車W4に成形する鍛造用金型12を図6を基に説 明すると、36は内周面に軸線方向に沿う複数条の歯形成形部19を備えた環状 の歯成形型31の外周に環状の第1リング32を焼ばめした上下対称の成形下ダ イである。37は歯形成形部19の内周より大径な壁部22を備えた環状のフラ ンジ部成形型33の外周に環状の第2リング34を焼ばめした成形上ダイである 。成形上ダイ37は、第2リング34の一端下端部がフランジ部成形型33の一 端下端部より軸線方向下方に延長する保持部35が設けられ、その保持部35の 内周に成形下ダイ36がかん合され、これにより歯形成形部19と壁部22との 間に連続し鍛造用金型12の上面23と略水平なる段部21が形成される。また 、壁部22及び段部21により型彫空間18が形成される。この鍛造用金型12 は図示せぬ下型により保持される。
【0017】 鍛造用金型12の中心に設けられた貫通20には、遊嵌するマンドレル15と そのマンドレル15の外周に摺動自在に摺動部材16,17がかん合される。そ してその上方にはマンドレル15と同軸上に、上下方向に移動可能な上パンチ1 3を有する上金型14が配置されている。
【0018】 上記金型を用いてピアス材W3から段付歯車W4を成形するには、まず図2左 半部に示す如くピアス材W3を鍛造用金型12の型彫空間18内に配置して、上 方より上パンチ13を有する上金型14を下降変位されることにより、図2右半 部に示す如く略閉塞状態で、ピアス材W3の上面にピアス孔6と同心円状でピア ス孔6より外径側に周状にへこみ込んだ溝部2を成形し、ピアス材W4の下面に フランジ部4より軸線方向に突出する小径部3及びこの小径部3の外周面に軸線 方向に沿う複数条の歯形部1を成形することができる。
【0019】 従って、段付歯車W4を成形するとき、上金型14の下降変位によりピアス材 W3には軸線方向上方からの押圧力がかかり、ピアス材W3とともに段部21に も押圧力がかかるが、鍛造用金型12の成形上ダイ37と成形下ダイ36とが分 割され成形上ダイ37の保持部35に成形下ダイ36がかん合されているので、 段部21に押圧力がかかっても分割された成形上ダイ37に押圧力が直接影響す ることがなく成形下ダイ36に亀裂が発生することはない。
【0020】 また、鍛造用金型12はスチール製で重量が重いが、歯形成形部19の成形疲 労等による鍛造用金型12の交換において分割した成形下ダイ36のみ交換すれ ば良い。
【0021】 更に、鍛造用金型の交換において、成形下ダイ36は上下対称に形成されてい るので、歯形成形部19の一端端部側が成形疲労を起こして精度が低下したとき 、図3乃至図5に示す如く、成形下ダイ36を上下反転させて再度使用すること ができる。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、歯形部を成形する歯形成形部を内周に備えた歯 成形型の外周に環状の第1リングを焼ばめした上下対称の成形下ダイと、フラン ジ部を成形するフランジ部成形型の外周に環状の第2リングを焼ばめした成形上 ダイとを有し、第2リングの一端端部はフランジ部成形型の端部より軸線方向に 延長する保持部が設けられ、保持部に形成下ダイがかん合されるので、上金型の 下降変位により上方からの押圧力が成形下ダイの段部にかかるが、分割された成 形上ダイに押圧力が直接影響することがなく成形下ダイに亀裂が発生しないので 、鍛造用金型の交換期間が短くなることはない。また、歯形成形部の成形疲労等 による鍛造用金型の交換において分割した成形ダイのみ交換すれば良いので、鍛 造用金型全体を交換するに比べ軽量なため交換を容易に行うことができる。更に 、成形下ダイは上下対称に形成されているため、歯形成形部の一端端部側が成形 疲労を起こして精度が低下しても成形下ダイを上下反転して使用できるので、2 つの成形下ダイで通常の略2倍成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】段付歯車を成形する鍛造工程を順次説明する平
面図、又は断面平面図である。
【図2】本考案の鍛造用金型を表し、左半部は成形前、
右半部は成形後の状態を表す部分断面平面図である。
【図3】本考案の鍛造用金型の交換前の状態を表す断面
平面図である。
【図4】本考案の鍛造用金型の交換中の状態を表す断面
平面図である。
【図5】本考案の鍛造用金型の交換後の状態を表す断面
平面図である。
【図6】従来の鍛造用金型を表し、左半部は成形前、右
半部は成形後の状態を表す部分断面平面図である。
【符号の説明】
1 歯形部 4 フランジ部 19 歯形成形部 31 歯成形型 32 第1リング 33 フランジ部成形型 34 第2リング 35 保持部 36 成形下ダイ 37 成形上ダイ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に軸線方向に沿う複数条の歯形部
    (1)を有する小径部(3)と、大径のフランジ部
    (4)からなる段付歯車を成形する鍛造用金型におい
    て、前記歯形部(1)を成形する歯形成形部(19)を
    内周に備えた歯成形型(31)の外周に環状の第1リン
    グ(32)を焼ばめした上下対称の成形下ダイ(36)
    と、前記フランジ部(4)を成形するフランジ部成形型
    (33)の外周に環状の第2リング(34)を焼ばめし
    た成形上ダイ(37)とを有し、前記第2リング(3
    4)の一端端部はフランジ部成形型(33)の端部より
    軸線方向に延長する保持部(35)が設けられ、該保持
    部(35)に成形下ダイ(36)がかん合されることを
    特徴とする鍛造用金型。
JP9328992U 1992-12-25 1992-12-25 鍛造用金型 Expired - Lifetime JP2559378Y2 (ja)

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