JPH0673401U - アキュムレータ - Google Patents
アキュムレータInfo
- Publication number
- JPH0673401U JPH0673401U JP1487393U JP1487393U JPH0673401U JP H0673401 U JPH0673401 U JP H0673401U JP 1487393 U JP1487393 U JP 1487393U JP 1487393 U JP1487393 U JP 1487393U JP H0673401 U JPH0673401 U JP H0673401U
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- JP
- Japan
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- chamber
- accumulator
- porous body
- soft resin
- gas
- Prior art date
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- Pending
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- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】平衡室にガスのみを封入することにより伴う問
題を解消して、低コスト化及び耐久性の向上に貢献し得
るアキュムレータを提供する。 【構成】中空室1aをもつシェル1と、周縁部21がシ
ェル1に固定され、中空室1a内を平衡室30と油圧回
路に接続される作動室31とに仕切り、平衡室30と作
動室31との差圧に応じて弾性変形する膜状のダイヤフ
ラム2とを有するアキュムレータにおいて、平衡室30
には、軟質樹脂多孔質体4が充填されている。軟質樹脂
多孔質体4は、樹脂自体のゴム状弾性による弾性反力
と、収縮された気泡部内のガス圧による反力とにより、
作動室31内の圧力と対抗する。
題を解消して、低コスト化及び耐久性の向上に貢献し得
るアキュムレータを提供する。 【構成】中空室1aをもつシェル1と、周縁部21がシ
ェル1に固定され、中空室1a内を平衡室30と油圧回
路に接続される作動室31とに仕切り、平衡室30と作
動室31との差圧に応じて弾性変形する膜状のダイヤフ
ラム2とを有するアキュムレータにおいて、平衡室30
には、軟質樹脂多孔質体4が充填されている。軟質樹脂
多孔質体4は、樹脂自体のゴム状弾性による弾性反力
と、収縮された気泡部内のガス圧による反力とにより、
作動室31内の圧力と対抗する。
Description
【0001】
本考案は蓄圧機能や脈動吸収機能をもつアキュムレータに関する。このアキュ ムレータは例えば自動車、産業車両の油圧機器に利用できる。
【0002】
従来より、油圧機器の脈動吸収装置としてアキュムレータが用いられている。 このアキュムレータは、例えば図4に示すように、鋼板のプレス加工により形成 されたほぼ球状をなすシェル801と、膜状のダイヤフラム900とをもつもの が知られている。ダイヤフラム900の周縁部902は係合リング805とシェ ル801とで挟持され、これによりシェル801の中空室800は平衡室として のガス室802と作動室としての油室803とに仕切られている。ここで、ガス 室802に窒素等のガスが封入されている。
【0003】 上記したアキュムレータでは、油圧機器等の油圧回路に接続された油室803 の圧力が脈動により増大すると、これに応じてダイヤフラム900が弾性変形す る。つまり、上記脈動により、油室803の圧力がガス室802の圧力よりも増 すと、油室803の容積を大きくガス室802の容積を小さくするようにダイヤ フラム900が弾性変形し、これにより油圧の脈動を吸収することができる。
【0004】
上記従来のアキュムレータでは、ガス室802内の窒素ガスがダイヤフラム9 00を透過して油室803に進入し、これによりガス室802内の圧力が低下し て、アキュムレータとしての機能を果たさなくなったり、油圧機器の油中に窒素 ガスが気泡として混入したりする不都合がある。このため、ダイヤフラム900 は、ガス不透過性を高めるために、図5に示すように、最外層のゴム層903、 904の間にガス透過性の樹脂フィルム層905が挟持された構造とする等の工 夫がなされている。このような多層構造のダイヤフラム900は高価であり、ま た樹脂がゴムに比べて伸縮性に劣ることからダイヤフラム900の耐久性が低下 するといった問題がある。
【0005】 本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、平衡室にガスを封入して、こ のガス圧のみによって作動室との圧力と平衡させることにより伴う上記種々の問 題を解消して、低コスト化及び耐久性向上に貢献し得るアキュムレータを提供す ることを目的とする。
【0006】
上記課題を解決する本考案のアキュムレータは、中空室をもつシェルと、周縁 部が該シェルに固定され、該中空室内を平衡室と油圧回路に接続される作動室と に仕切り、該作動室と該平衡室との差圧に応じて弾性変形する膜状のダイヤフラ ムとを有するアキュムレータにおいて、前記平衡室には、軟質樹脂多孔質体が充 填されていることを特徴とするものである。
【0007】
本考案のアキュムレータでは、油圧機器等の油圧回路に接続された作動室の圧 力が変動して、作動室の圧力が平衡室の圧力よりも増すと、これに応じて作動室 の容積を大きく、かつ、平衡室の容積を小さくするようにダイヤフラムが弾性変 形する。このとき、平衡室に充填する軟質樹脂多孔質体は、それ自体の発泡倍率 に応じた圧縮性を示すので、樹脂自体のゴム状弾性による弾性変形を伴いながら 軟質樹脂多孔質体に内在、分散する気泡部が収縮され、全体として圧縮される。 そして、油圧回路に接続された作動室の圧力が平衡室の圧力よりも小さくなれば 、各室の容積が元に戻るようにダイヤフラムが弾性復元する。このとき、平衡室 に充填された軟質樹脂多孔質体も、樹脂自体の弾性反力と収縮された気泡部のガ ス圧の反力とにより、収縮された気泡部を復元しながら全体として復元する。こ れにより、本考案のアキュムレータは、油圧回路における脈動吸収作用や蓄圧作 用を果たす。
【0008】 このように本考案のアキュムレータは、平衡室に窒素ガス等を封入する代わり に軟質樹脂多孔質体を充填したものである。この軟質樹脂多孔質体中には、多数 の独立した気泡部にガスが封入されていたり、あるいは連続した気泡部にガスが 充填されている。ここで、軟質樹脂多孔質体において、連続した気泡部にあるガ スは、ダイヤフラムがガスバリヤ層を埋設していないと、ダイヤフラムを透過し て作動室へ進入することがあるが、この場合でも軟質樹脂多孔質体の樹脂自体の ゴム状弾性による弾性反発力が作動室の圧力と対抗する。このため、上記のよう に連続した気泡部に充填されたガスがたとえ作動室へ進入したとしても、特に低 荷重域においては、良好にアキュムレータとしての機能を果たす。一方、独立し た気泡部に封入されたガスが、軟質樹脂多孔質体の外部に放出されるは困難で長 時間を要する。このため、平衡室中のガスがダイヤフラムを透過して作動室へ進 入することが抑制される。したがって、軟質樹脂多孔質体として多数の独立した 気泡部を有するものを用いれば、平衡室中の圧力を長期にわたって維持すること が可能となり、特に高荷重域で使用されるアキュムレータとして好適に利用する ことができる。
【0009】
以下、本考案のアキュムレータの実施例を説明する。 (実施例1) 本実施例のアキュムレータは、油圧脈動吸収用に用いるものである。中空室1 aをもつシェル1は、溶接で連結された上シェル10と下シェル12とからなる 。上シェル10は「おわんのふたに近似した形状」をなしており、下シェル12 は「おわんに近似した形状」をなしている。上シェル10の天井部には注入孔1 7が形成され、注入孔17はプラグ18で閉止されている。下シェル12には油 ポート19aをもつ筒体19が溶接で固定されている。
【0010】 ダイヤフラム2はゴム単体よりなり、広面積の膜部20と周縁部21とからな る。ダイヤフラム2の周縁部21は係合リング15と下シェル12とで挟持され て固定されている。これによりダイヤフラム2は、中空室1a内を上側の平衡室 30と下側の作動室としての油室31とに仕切る。なお、膜部20の中央部には ポペット22が埋設されている。
【0011】 平衡室30内には、軟質樹脂多孔質体4が充填されている。この軟質樹脂多孔 質体4は、上シェル10の内周面との接触面は非接着状態とされ、ダイヤフラム 2との接触面は接着状態とされている。軟質樹脂多孔質体として、軟質発泡ウレ タンを用いている。この軟質発泡ウレタンはポリエステル系のもので、その密度 は0.08g/cm3 、発泡倍率は10倍のものである。そして、この軟質樹脂 多孔質体4を圧縮した際の荷重反力は1〜3kgf/cm2 とされている。なお 、この軟質樹脂多孔質体4は、独立した気泡部を多数有するものである。
【0012】 本実施例のアキュムレータは以下のように製造することができる。まず、上シ ェル10及び下シェル12をプレス加工により形成し、係合リング15を介して 下シェル12にダイヤフラム2をかしめ固定する。このダイヤフラム2の上面全 面に接着剤を塗布したあと、下シェル12と上シェル10とを電子ビーム溶接に より接合する。そして、上シェル10の注入孔17から、ポリオール成分、触媒 、発泡剤、シリコン系界面活性剤、及びイソシアネートを混合したものを所定量 注入した後、注入孔17をプラグ18により閉止して、本実施例のアキュムレー タを完成する。
【0013】 このアキュムレータの使用の際には油ポート19aを油圧回路に接続する。油 圧回路中の脈動により、油室31の圧力が増すと、これに応じて油室31の容積 を大きく、かつ平衡室30の容積を小さくするようにダイヤフラム2が弾性変形 する。このとき、平衡室30に充填された軟質樹脂多孔質体4は、それ自体の発 泡倍率に応じた圧縮性を示すので、樹脂自体のゴム状弾性による弾性変形を伴い ながら軟質樹脂多孔質体4に内在、分散する気泡部が収縮され、全体として圧縮 される。そして、油圧回路に接続された油室31の圧力が平衡室30の圧力より も小さくなれば、各室の容積が元に戻るようにダイヤフラム2が弾性復元する。 このとき、平衡室30に充填された軟質樹脂多孔質体4も、樹脂自体の弾性反力 と収縮された気泡部のガス圧の反力とにより、収縮された気泡部を復元しながら 全体として復元する。これにより本実施例のアキュムレータは、油圧回路におけ る脈動吸収作用を良好に果たす。
【0014】 また、本実施例のアキュムレータでは、軟質樹脂多孔質体4がダイヤフラム2 に接着されているので、平衡室30が元の容積に戻るようにダイヤフラム2が弾 性復元し、これに応じて平衡室30に充填された軟質樹脂多孔質体4が復元する 際、ダイヤフラム2の弾性復元力の助長により軟質樹脂多孔質体4の応答性が向 上する。
【0015】 そして、本実施例のアキュムレータは、平衡室30に窒素ガス等を封入する代 わりに軟質樹脂多孔質体4を充填したものである。この軟質樹脂多孔質体4中に は、独立した多数の気泡部内にガスが封入されている。この独立した気泡部内に 封入されたガスが軟質樹脂多孔質体4の外部に放出されることは、困難で長時間 を要する。このため、平衡室30中のガスがダイヤフラム2を透過して油室31 へ進入することが抑制される。
【0016】 したがって、本実施例のアキュムレータは、平衡室30内の圧力を長期にわた って維持することが可能であり、耐久性が向上する。また、油室31の油中にガ スが気泡として混入する不都合を回避することができる。さらにダイヤフラム2 として樹脂よりなるガスバリヤ層を埋設することなく、平衡室30から作動室3 1へのガスの進入を効果的に抑制することができるので、ダイヤフラム2の低コ スト化及び耐久性向上に貢献し得る。
【0017】 (評価) 上記本実施例のアキュムレータについて、ポンプ、パワーステアリングホース 、ラックアンドピニオン、リターンホース、及びタンクが順に配設された循環油 圧回路中における脈動吸収効果を評価した。これは、上記循環油圧回路のポンプ とパワーステアリングホースとの間に本実施例のアキュムレータとセンサーを設 置し、ポンプ回転数が700rpmの時の負荷圧力が5kgf/cm2 となる条 件で調べた。その結果を、アキュムレータを設置しなかった場合の結果とともに 図2に示す。なお、図2中、実線が本実施例のアキュムレータを設置した場合の 結果を示し、点線が本実施例のアキュムレータを設置しなかった場合の結果を示 す。
【0018】 図2からも明らかなように、本実施例のアキュムレータは、油圧回路中の脈動 吸収作用を良好に果たすことがわかる。 (実施例2) 図3に示す本実施例2のアキュムレータは、上記実施例1のアキュムレータに おいて、軟質樹脂多孔質体4中にコイルスプリング5を埋設したもので、その他 の構成は上記実施例1と同様である。このコイルスプリング5は、上シェル10 の天井部の内周面に一端が固定され、他端側の自由端に押圧板51が固定されて いる。
【0019】 本実施例2のアキュムレータも上記実施例1と同様に良好な脈動吸収作用を果 たす。そして、本実施例2のアキュムレータでは、平衡室30が元の容積に戻る ようにダイヤフラム2が弾性復元し、これに応じて平衡室30に充填された軟質 樹脂多孔質体4が復元する際、ダイヤフラム2の弾性復元力とともにコイルスプ リング5の弾性復元力が軟質樹脂多孔質体4に作用するので、軟質樹脂多孔質体 4の応答性がさらに向上する。
【0020】
以上詳述したように本考案のアキュムレータは、平衡室に窒素ガス等を封入す る代わりに軟質樹脂多孔質体を充填したものである。この軟質樹脂多孔質体とし て、連続した気泡部を多数有するものを用いた場合は、たとえ該気泡部内のガス がダイヤフラムを介して作動室へ進入することにより平衡室内の圧力が低下して も、軟質樹脂多孔質体を構成する樹脂自体がもつゴム状弾性による弾性反発力に より、特に低荷重域におけるアキュムレータとして良好に機能を果たすことがで きる。
【0021】 一方軟質樹脂多孔質体として、独立した気泡部を多数有するものを用いた場合 は、該気泡部内のガスが軟質樹脂多孔質体の外部に放出され難いことから、平衡 室内の圧力を長期にわたって維持することができ、特に高荷重域におけるアキュ ムレータとして長期にわたって良好に機能を果たすことができる。また、ダイヤ フラムとして樹脂よりなるガスバリヤ層を埋設することなく、平衡室から作動室 へのガスの進入を効果的に抑制することができるので、ダイヤフラムの低コスト 化及び耐久性向上に貢献し得る。
【図1】本実施例1のアキュムレータの右半分を断面に
して示す正面図である。
して示す正面図である。
【図2】本実施例1に係るアキュムレータの脈動吸収の
評価結果を示す線図である。
評価結果を示す線図である。
【図3】本実施例2のアキュムレータの右半分を断面に
して示す正面図である。
して示す正面図である。
【図4】従来のアキュムレータの右半分を断面にして示
す正面図である。
す正面図である。
【図5】従来のアキュムレータのダイヤフラムを示す拡
大断面図である。
大断面図である。
1はシェル、10は上シェル、12は下シェル、2はダ
イヤフラム、20は膜部、21は周縁部、4は軟質樹脂
多孔質体である。
イヤフラム、20は膜部、21は周縁部、4は軟質樹脂
多孔質体である。
Claims (1)
- 【請求項1】中空室をもつシェルと、周縁部が該シェル
に固定され、該中空室内を平衡室と油圧回路に接続され
る作動室とに仕切り、該作動室と該平衡室との差圧に応
じて弾性変形する膜状のダイヤフラムとを有するアキュ
ムレータにおいて、 前記平衡室には、軟質樹脂多孔質体が充填されているこ
とを特徴とするアキュムレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1487393U JPH0673401U (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | アキュムレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1487393U JPH0673401U (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | アキュムレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673401U true JPH0673401U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=11873142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1487393U Pending JPH0673401U (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | アキュムレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0673401U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012514172A (ja) * | 2008-12-29 | 2012-06-21 | アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ | アキュムレータ膜ユニット、アキュムレータ膜ユニットの製造法及びかかるアキュムレータ膜ユニットを含む削岩機 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1487393U patent/JPH0673401U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012514172A (ja) * | 2008-12-29 | 2012-06-21 | アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ | アキュムレータ膜ユニット、アキュムレータ膜ユニットの製造法及びかかるアキュムレータ膜ユニットを含む削岩機 |
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