JPH0675593A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JPH0675593A
JPH0675593A JP4227006A JP22700692A JPH0675593A JP H0675593 A JPH0675593 A JP H0675593A JP 4227006 A JP4227006 A JP 4227006A JP 22700692 A JP22700692 A JP 22700692A JP H0675593 A JPH0675593 A JP H0675593A
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voice
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JP4227006A
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Hiroyuki Noto
広之 野戸
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源の再投入時にユーザ自身が音声合成処理
の開始位置を指定せずとも前回の続きから音声合成処理
を続行させることのできる音声合成装置を提供するこ
と。 【構成】 音声合成処理部140には、文章データ上の
音声合成処理が完了した位置を示す完了位置情報を合成
条件情報とともに不揮発性の記憶媒体に保存する音声合
成状態保存機能163と、電源投入直後に前記不揮発性
の記憶媒体に保存された完了位置情報に基づいて文章デ
ータ上の処理開始位置を指示する処理開始位置指示機能
164と、前記処理開始位置指示機能164からの指示
に基づいて音声合成処理を実行する合成処理実行機能1
65とを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、文章データを音声合成処理する
音声合成装置に関するものである。
【従来の技術】文章データを音声合成処理する従来の音
声合成装置では、ユーザが予め設定した合成条件情報に
基づいて、ユーザの指定した文章データを音声合成処理
して音声出力する。
【0003】前記合成条件情報は、音声合成処理の条件
となる情報で、例えば、発声速度や声の高低,アクセン
トの強弱,男性音女性音の区別,装置使用中に使うユー
ザ登録辞書等の情報を示す。従来の音声合成装置では、
これらの合成条件情報の設定値を不揮発性の記憶媒体に
保存するようにしたものも開発されており、そのような
装置では、合成条件情報は、一度設定すれば、内容に変
更が生じない限り、装置電源のON,OFFがあっても
再度の設定は不要となる。
【0004】また、従来の音声合成装置では、処理対象
の文章データ上の任意箇所を開始位置として予めユーザ
が指定することにより、指定された任意位置から音声合
成処理を開始するようにしているものも開発されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、文章データ
を音声合成処理する音声合成装置では、通常、文章デー
タのファイルから、一定量ずつデータを読み出して順に
処理しており、そのために、処理中には、ポインタ等で
文章データ上の読み出し位置を管理するが、従来の音声
合成装置では、文章データ上の読み出し位置の管理情報
が電源の切断によって消滅してしまう。
【0006】従って、例えば、長文の小説の朗読に音声
合成装置を利用した場合、その小説の途中まで音声出力
した段階で電源の切断があると、次の電源投入時には、
ユーザ自身が、前回の読み出し完了位置を文章データ上
から探して、新たに音声合成処理の開始位置として指定
しなければならず、前回の続きから音声合成処理を続行
させるには、非常に不便であった。
【0007】また、一般的に、従来の音声合成装置で
は、ユーザ別あるいは文章データ別等に柔軟かつ緻密に
合成条件情報を管理することができず、マルチユーザに
よって装置が共用される場合に、各ユーザが思い通りの
処理(音声再生)を得るには、各ユーザ自身がその都
度、合成条件情報を設定し直さなければならないといっ
た不便が生じる虞もあった。
【0008】また、従来の音声合成装置では、前述の合
成条件情報が装置に付属の記憶媒体に格納されるため、
ユーザが文章データを携帯して別の音声合成装置で音声
合成処理を継続しようする場合には、音声合成処理の開
始位置だけでなく、合成条件情報まで新たに設定し直す
必要なあるなどの不便もあった。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、電源の断を挟んで同一の文章データに対する音声合
成処理を継続する場合、電源の再投入時にユーザ自身が
音声合成処理の開始位置を指定せずとも前回の続きから
音声合成処理を続行させることができ、さらに、合成条
件情報等の保存をユーザや文章データ別に柔軟かつ緻密
に行うことができ、マルチユーザによって共用される場
合や文書データを携帯して別の装置で音声合成処理を継
続する場合などでにも、合成条件情報の設定のためにユ
ーザにかかる負担を最小限に抑えて、優れた操作性を得
ることのできる音声合成装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の音声合
成装置は、文章データを音声合成処理するもので、音声
合成状態保存機能と、処理開始位置指示機能と、合成処
理実行機能とを備えたことを特徴としている。
【0011】ここに、前記音声合成状態保存機能は、音
声合成処理の進行状態を監視していて、音声合成処理の
対象となっている文章データ上の音声合成処理が完了し
た位置を示す完了位置情報を、発声速度や声の高低等の
音声合成処理の条件となる合成条件情報とともに、所定
の不揮発性の記憶媒体に保存する機能である。
【0012】また、前記処理開始位置指示機能は、電源
が投入されると、前記音声合成状態保存機能によって不
揮発性の記憶媒体に保存された完了位置情報に基づい
て、前回の音声合成処理時に音声合成処理が完了した文
章データ上の位置を確認し、文章データ上の音声合成処
理の開始位置を前回の音声合成処理時の完了位置に応じ
て指示する機能である。
【0013】さらに、前記合成処理実行機能は、前記処
理開始位置指示機能からの指示に基づいて音声合成処理
を実行する機能である。
【0014】請求項2に記載の音声合成装置は、請求項
1に記載の音声合成装置の音声合成状態保存機能および
処理開始位置指示機能を一層充実させたものである。
【0015】前記音声合成状態保存機能は、前述の不揮
発性の記憶媒体上に複数個の音声合成状態情報を保存可
能に構成されるとともに、前記音声合成状態情報は前記
完了位置情報および合成条件情報にさらにユーザや文書
データの識別情報を付加した構成とされる。
【0016】一方、前記処理開始位置指示機能は、電源
投入時には、まずユーザや文書データの識別情報をユー
ザの入力操作に基づいて判別し、次いで、判別した識別
情報に基づいて該当する音声合成状態情報の読み出しを
行うことを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の音声合成装置は、前記請
求項1または請求項2に記載の音声合成装置において、
前記音声合成状態保存機能が前記完了位置情報および合
成条件情報を保存する不揮発性の記憶媒体として、音声
合成処理すべき文章データが格納されている記憶媒体を
使用する。
【0018】
【作用】請求項1に記載の音声合成装置では、稼働時に
は文章データのファイルから一定量ずつデータを読み出
して順に音声合成処理するが、その際、音声合成状態保
存機能が処理の進行状態を監視していて、音声合成処理
の対象となっている文章データ上の音声合成処理が完了
した位置を示す完了位置情報を、一定量のデータに対す
る音声合成処理が完了するたびに、不揮発性の記憶媒体
に保存する。そして、事故あるいはユーザの意図で一度
電源が切断され、再度、電源を投入した場合には、前記
音声合成状態保存機能によって不揮発性の記憶媒体に保
存された完了位置情報を処理開始位置指示機能が読み出
して、前回の処理時における処理完了位置に応じて処理
の開始位置を指示する。そのため、ユーザ自身が前回の
完了位置を探して開始位置を指定せずとも、速やかに前
回の続きから音声合成処理を続行させることができ、操
作性を向上させると同時に、処理を迅速化することがで
きる。
【0019】また、請求項2に記載の音声合成装置で
は、音声合成状態保存機能は、音声合成状態情報とし
て、完了位置情報だけでなく合成条件情報や文書データ
識別情報やユーザ識別情報までも不揮発性の記憶媒体に
保存している。しかも、音声合成状態情報は複数個保存
可能にしている。したがって、ユーザ別あるいは文章デ
ータ別等に柔軟かつ緻密に合成条件情報を管理すること
ができ、マルチユーザによって装置が共用される場合に
も、各ユーザ自身が使用のたびに合成条件情報を設定し
直さなければならないといった不便を解消して、各ユー
ザに快適な操作環境を提供することが可能になる。
【0020】さらに、請求項3に記載の音声合成装置で
は、音声合成処理すべき文章データが格納されている記
憶媒体自体に合成条件情報や完了位置情報が保存される
ため、ユーザが文章データを携帯して別の音声合成装置
で音声合成処理を継続しようする場合にも、音声合成処
理の開始位置の指定や合成条件の新たな設定が不要にな
り、文章データの携帯による音声合成装置の利用という
便利な利用形態を拡張することも可能になる。
【0021】
【実施例】図3は本発明に係る音声合成装置の一実施例
の概略構成を示し、図4は図3に示した各構成の詳細を
示したものである。図示のように、一実施例の音声合成
装置は、文章データを音声合成処理するもので、ユーザ
が音声合成したい内容の文章データを文字コード列の形
式で蓄積した不揮発性の記憶媒体100と、この記憶媒
体100に対してデータの読み書きを実行する記憶媒体
読み書き処理部110と、当該音声合成装置に所定の音
声合成処理を実行させるために必要な指示をユーザが入
力するための操作スイッチ部120と、装置内の各部に
給電する電源部130と、前記記憶媒体読み書き処理部
110を介して記憶媒体100から読み出したデータに
対して所定の音声合成処理を実行して音声データを生成
する音声合成処理部140と、この音声合成処理部14
0によって生成された音声データを再生するスピーカ1
50と、ユーザの入力操作に必要なガイダンスや処理状
況あるいは処理する文書データの提示を行う図示略の表
示装置(ディスプレイ)とから構成されている。
【0022】この一実施例の音声合成装置は、前記記憶
媒体100としてはICメモリカードを使用し、前記ス
ピーカ150としてはイヤホンタイプのものを使用し、
前記電源部130としては電池駆動の電源回路を使用
し、記憶媒体読み書き処理部110および音声合成処理
部140はマイクロプロセッサシステムとして一枚の基
板上に構築するなど、各部のコンパクト化および軽量化
を追及して携帯性を確保している。
【0023】次に、各部の詳細を説明する。
【0024】前記記憶媒体100は、前述したように、
不揮発性の記憶媒体として利用されるICメモリカード
であり、音声合成対象の文書データを記述したファイル
を蓄積するとともに、図2に示す形態で後述の音声合成
状態情報を保時する。
【0025】前記記憶媒体読み書き処理部110は、図
4に示すように、前記記憶媒体100であるICメモリ
カードを接続するためのコネクタ111と、駆動バッフ
ァ112とで構成されている。この駆動バッファ112
は、前記記憶媒体100に対してデータの読み書きをす
る際に一時的なデータ保存を行うもので、記憶媒体10
0に対して読み書きする番地を指定したり、あるいは記
憶媒体100から読み出したデータ(文字コード列)を
音声合成処理部140のデータ・バスに渡したり、ある
いは記憶媒体100に書き込むデータを音声合成処理部
140のデータ・バスから受け取って記憶媒体100に
渡す役割をする。
【0026】前記操作スイッチ部120は、ボタンスイ
ッチ等が適宜数配置された構成で、音声合成処理に必要
な合成条件情報(発声速度や声の高低,アクセントの強
弱,男性音女性音の区別,装置使用中に使うユーザ登録
辞書等の情報)を設定したり、あるいは前記記憶媒体1
00から音声合成処理する文章データのファイルを選択
したり、あるいは選択した文書データ上の音声合成処理
の開始位置の指定、処理の終了の指示等に利用される。
また、当該音声合成装置を使用するユーザの識別情報
(ID)の入力等にも利用される。
【0027】前記電源部130は、携帯性を考慮したも
ので、単3電池2本で、所定の電力を各部に所定時間供
給し得る構成とされている。
【0028】前記音声合成処理部140は、図4に示す
ように、音声合成に必要な各種の処理を実行するための
32ビットの多機能のマイクロプロセッサ141と、こ
のマイクロプロセッサ141に所定の動作をさせるため
のプログラムを格納したプログラムメモリ142と、前
記マイクロプロセッサ141が処理の途中結果を格納す
るための作業用メモリ143と、音声合成処理のときに
前記記憶媒体100から読み出した文字列データに対し
て読みとアクセントを決定するための辞書を格納した辞
書メモリ144と、音声合成処理のときに前記辞書メモ
リ144の読みとアクセントに対応する音声波形を計算
するための音声素片を格納した素片メモリ145と、音
声素片のデータに基づいて計算された音声波形データを
アナログの波形データに変換するD/A変換器146
と、このD/A変換器146の出力から折り返し歪みを
取り除くローパスフィルタ147と、ローパスフィルタ
147の出力を増幅してスピーカ150に出力するアン
プ148と、前記マイクロプロセッサ141とその周辺
機器(各メモリ142,143,144,145や記憶
媒体読み書き処理部110やD/A変換器146など)
との間のデータ伝送路となる外部バス149とから構成
されており、前記作業用メモリ143には小型で大容量
のダイナミックRAMが使用されている。
【0029】前記マイクロプロセッサ141は、1チッ
プの多機能マイクロプロセッサであり、図5に示すよう
に、マイクロプロセッサコア151と、DMA(direct
memory access )モジュール152と、タイマモジュ
ール153と、汎用入出力モジュール154と、前記外
部バス149に接続するための外部バスインターフェー
ス155などを備えた構成とされている。
【0030】ここに、前記マイクロプロセッサコア15
1は、マイクロプロセッサ141のコアとなる部分で、
モトローラ社の68010マイクロプロセッサに相当す
る演算処理機能を備えている。
【0031】また、DMAモジュール152は、音声合
成波形の数値データを作業用メモリ143からD/A変
換器146に転送する役割を果たす第1のDMAチャネ
ルと、ダイナミックRAMで構成される作業用メモリ1
43のリフレッシュを行う第2のDMAチャネルとを有
した構成とされている。
【0032】また、前記タイマモジュール153は、D
/A変換器146の波形出力のタイミング信号の発声に
使用する第1のタイマチャネルと、前記第1のDMAチ
ャネルに対する転送リクエスト信号の発声に使用する第
2のタイマチャネルとの2チャネルのタイマ機能を有し
ている。
【0033】また、前記汎用入出力モジュール154
は、前述の操作スイッチ部120に装備されたスイッチ
の内のどのスイッチが押されたかを検出してマイクロプ
ロセッサコア151に通知する機能を持つ。
【0034】以上に説明したマイクロプロセッサ141
がプログラムメモリ142に格納されたプログラムに従
って動作することによって、音声合成処理部140は、
図1に示すように、初期化機能161、入力操作制御機
能162、音声合成状態保存機能163、処理開始位置
指示機能164、合成処理実行機能165などの諸機能
を発揮する。
【0035】前記初期化機能161は、電源投入時に、
作業用メモリ143の状態を初期化したり、記憶媒体読
み書き処理部110の状態を初期化する機能である。
【0036】また、入力操作制御機能162は、操作ス
イッチ部120のスイッチ操作の有無を検出して、スイ
ッチ操作があった場合には、そのスイッチ操作に応じた
処理(例えば、音声合成する文章データの記憶媒体10
0からの選択等)を実行するもので、前記操作スイッチ
部120の操作に応じて、ユーザが入力したユーザ識別
情報の検出や、ユーザが入力した合成条件情報(発声速
度や声の高低,アクセントの強弱,男性音女性音の区
別,装置使用中に使うユーザ登録辞書等の情報)の検出
等も行う。
【0037】前記音声合成状態保存機能163は、図2
に示すように、前記記憶媒体100の空きエリアに、音
声合成状態情報として、ユーザ識別情報J1、文書デー
タ識別情報J2、合成条件情報J3、完了位置情報J4
を保存する機能である。この一実施例では、前記音声合
成状態情報はn個まで保存できることとしている。
【0038】ここに、前記ユーザ識別情報J1は、当該
装置を使用するユーザを特定するデータ(ユーザIDや
パスワード)に相当する。また、文書データ識別情報J
2は、前記記憶媒体100に格納されている文書データ
のファイルに固有の識別情報である。
【0039】前記合成条件情報J3は、ユーザが操作ス
イッチ部120から発声速度や声の高低,アクセントの
強弱,男性音女性音の区別,装置使用中に使うユーザ登
録辞書等の情報を指定した場合にそれを保存するもの
で、この合成条件情報J3が保存される場合に、それと
ともに、前記ユーザ識別情報J1および文書データ識別
情報J2の保存も実行される。その場合に、ユーザ識別
情報J1は電源投入時にユーザ自身が入力したデータで
あり、文書データ識別情報J2は記憶媒体100内のフ
ァイル名等である。
【0040】前記完了位置情報J4は、音声合成処理の
対象となっている文章データ上の音声合成処理が完了し
た位置を示す情報である。音声合成状態保存機能163
は、電源投入後の音声合成処理の進行状態を監視してい
て、記憶媒体100から読み出した一定量の文字列に対
する音声合成処理が終了するたびに、完了位置情報J4
の書き込みを記憶媒体読み書き処理部110に指示す
る。
【0041】前記処理開始位置指示機能164は、電源
が投入された場合に、まずユーザや文書データの識別情
報をユーザの入力操作に基づいて判別し、次いで、判別
した識別情報に基づいて記憶媒体100に保存されてい
る音声合成状態情報を検索し、該当する音声合成状態情
報が存在する場合には、その音声合成状態情報に記述さ
れている完了位置情報J4に基づいて、前回の音声合成
処理時に音声合成処理が完了した文章データ上の位置を
確認し、文章データ上の音声合成処理の開始位置を前回
の音声合成処理時の完了位置に応じて指示する機能であ
る。
【0042】ここに、「開始位置を前回の音声合成処理
時の完了位置に応じて指示する」とは、前回の処理時に
おける完了位置が一つの文の途中である場合、あるいは
段落の途中である場合など、該当する文の先頭や段落の
先頭を開始位置として指示できる柔軟性を有しているこ
とを意味している。なお、音声合成処理の開始位置を文
の先頭に修正して指示するか、あるいは段落の先頭に修
正して指示するかは、予めユーザが選択指示できるもの
とする。
【0043】前記合成処理実行機能165は、前記処理
開始位置指示機能164からの指示に基づいて音声合成
処理を実行する機能である。
【0044】以上の機能を駆使した一実施例における音
声合成処理を、図6および図7に基づいて説明する。
【0045】電源が投入されると、音声合成処理が開始
され(ステップS0)、まず、前記初期化機能161に
よって所定の初期化処理が実行される(ステップS
1)。次いで、前記ユーザが入力したユーザ識別情報等
に基づいて前記処理開始位置指示機能164が作動し
て、記憶媒体100上に該当する完了位置情報J4が書
き込まれているか否かが判断され(ステップS2)、書
き込まれている場合には、その完了位置が読み出され
て、対応する処理開始位置が合成処理実行機能165に
指示される(ステップS3)。
【0046】すると合成処理実行機能165が、指示さ
れた開始位置に基づいて前記記憶媒体100上の文字列
データを一定量単位で読み出し(ステップS4)、図7
のステップS7に進む。
【0047】ステップS7では、辞書メモリ144や素
片メモリ145に格納されているデータを元に読み出し
た文字列データに対する音声波形を計算し、計算結果の
データをD/A変換器146に出力して音声合成出力を
する。このステップS7の処理が完了すると、その旨が
音声合成状態保存機能163に通知され、音声合成状態
保存機能163は、記憶媒体100に書き込まれている
完了位置情報を更新する(ステップS8)。
【0048】次いで、完了位置情報の更新が済むと、操
作スイッチ部120から開始位置の指示等が出されてい
るか否かが判断され(ステップS9)、何も指示が出さ
れていない場合には合成処理実行機能165が次の文字
列データを読み出して(ステップS10)、以下、前記
ステップS7,S8,S9,S10が繰り返される。
【0049】前記ステップS2で、該当する完了位置情
報J4が記憶媒体100の音声合成状態情報に書き込ま
れていないと判断された場合には、直ちに、図7のステ
ップS5に移行する。
【0050】ステップS5では、前記入力操作制御機能
162が作動し、操作スイッチ部120からの指示を待
つ。操作スイッチ部120から音声合成処理すべき文章
データや開始位置等が指定されると、入力操作制御機能
162によって開始位置等の情報が合成処理実行機能1
65に通知され、合成処理実行機能165は操作スイッ
チ部120から指示された開始位置に基づいて、まず、
該当する文字列データを100から読み出し(ステップ
S6)、次いで、ステップS7に進んで音声合成出力を
実行する。
【0051】前記ステップS9で、操作スイッチ部12
0から開始位置の指示等が出されていると判断された場
合には、ステップS6に戻り、操作スイッチ部120か
ら指示された開始位置に基づいて、次に音声合成処理す
る文字列データの読み出しがなされる。
【0052】以上に詳述した一実施例の音声合成装置で
は、稼働時には文章データのファイルから一定量ずつデ
ータを読み出して順に音声合成処理するが、その際、音
声合成状態保存機能163が処理の進行状態を監視して
いて、音声合成処理の対象となっている文章データ上の
音声合成処理が完了した位置を示す完了位置情報J4
を、一定量のデータに対する音声合成処理が完了するた
びに、不揮発性の記憶媒体100に保存する。そして、
事故あるいはユーザの意図で一度電源が切断され、再
度、電源を投入した場合には、前記音声合成状態保存機
能163によって記憶媒体100に保存された完了位置
情報J4を処理開始位置指示機能164が読み出して、
前回の処理時における処理完了位置に応じて処理の開始
位置を指示する。そのため、ユーザ自身が前回の完了位
置を探して開始位置を指定せずとも、速やかに前回の続
きから音声合成処理を続行させることができ、操作性を
向上させると同時に、処理を迅速化することができる。
【0053】また、前述の一実施例では、音声合成状態
保存機能163は、音声合成状態情報として、完了位置
情報J4だけでなく合成条件情報J3や文書データ識別
情報J2やユーザ識別情報J1までも不揮発性の記憶媒
体100に保存している。しかも、音声合成状態情報は
複数個保存可能にしている。したがって、ユーザ別ある
いは文章データ別等に柔軟かつ緻密に合成条件情報を管
理することができ、マルチユーザによって装置が共用さ
れる場合にも、各ユーザ自身が使用のたびに合成条件情
報を設定し直さなければならないといった不便を解消し
て、各ユーザに快適な操作環境を提供することが可能に
なる。
【0054】さらに、音声合成処理すべき文章データが
格納されている記憶媒体100自体に合成条件情報J3
や完了位置情報J4が保存されるため、ユーザが文章デ
ータを携帯して別の音声合成装置で音声合成処理を継続
しようする場合にも、音声合成処理の開始位置の指定や
合成条件の新たな設定が不要になり、文章データの携帯
による音声合成装置の利用という便利な利用形態を拡張
することも可能になる。
【0055】なお、前記一実施例では、音声合成状態保
存機能163は、文章データを格納している記憶媒体1
00上に音声合成状態情報を保存することとした。この
ようにすると、前述のように、記憶媒体100を携帯し
て別の装置で音声合成処理を続ける場合でも、開始位置
の指定等の煩わしい操作が不要になるが、記憶媒体10
0を別の装置で処理することがない場合には、音声合成
状態情報は音声合成装置内に装備される不揮発性の記憶
媒体に保存するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の音声合成装置では、稼
働時には文章データのファイルから一定量ずつデータを
読み出して順に音声合成処理するが、その際、音声合成
状態保存機能が処理の進行状態を監視していて、音声合
成処理の対象となっている文章データ上の音声合成処理
が完了した位置を示す完了位置情報を、一定量のデータ
に対する音声合成処理が完了するたびに、不揮発性の記
憶媒体に保存する。そして、事故あるいはユーザの意図
で一度電源が切断され、再度、電源を投入した場合に
は、前記音声合成状態保存機能によって不揮発性の記憶
媒体に保存された完了位置情報を処理開始位置指示機能
が読み出して、前回の処理時における処理完了位置に応
じて処理の開始位置を指示する。そのため、ユーザ自身
が前回の完了位置を探して開始位置を指定せずとも、速
やかに前回の続きから音声合成処理を続行させることが
でき、操作性を向上させると同時に、処理を迅速化する
ことができる。
【0057】また、請求項2に記載の音声合成装置で
は、音声合成状態保存機能は、音声合成状態情報とし
て、完了位置情報だけでなく合成条件情報や文書データ
識別情報やユーザ識別情報までも不揮発性の記憶媒体に
保存している。しかも、音声合成状態情報は複数個保存
可能にしている。したがって、ユーザ別あるいは文章デ
ータ別等に柔軟かつ緻密に合成条件情報を管理すること
ができ、マルチユーザによって装置が共用される場合に
も、各ユーザ自身が使用のたびに合成条件情報を設定し
直さなければならないといった不便を解消して、各ユー
ザに快適な操作環境を提供することが可能になる。
【0058】さらに、請求項3に記載の音声合成装置で
は、音声合成処理すべき文章データが格納されている記
憶媒体自体に合成条件情報や完了位置情報が保存される
ため、ユーザが文章データを携帯して別の音声合成装置
で音声合成処理を継続しようする場合にも、音声合成処
理の開始位置の指定や合成条件の新たな設定が不要にな
り、文章データの携帯による音声合成装置の利用という
便利な利用形態を拡張することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能構成図である。
【図2】本発明の一実施例の音声合成状態保存機能によ
って保存される情報の構成図である。
【図3】本発明の一実施例の音声合成装置の概略構成図
である。
【図4】本発明の一実施例の音声合成装置の詳細構成図
である。
【図5】本発明の一実施例に使用されるマイクロプロセ
ッサの内部構成図である。
【図6】本発明の一実施例における音声合成処理の流れ
図である。
【図7】本発明の一実施例における音声合成処理の流れ
図である。
【符号の説明】 100 記憶媒体 110 記憶媒体読み書き処理部 120 操作スイッチ部 130 電源部 140 音声合成処理部 141 マイクロプロセッサ 150 スピーカ 161 初期化機能 162 入力操作制御機能 163 音声合成状態保存機能 164 処理開始位置指示機能 165 合成処理実行機能 J1 ユーザ識別情報 J2 文書データ識別情報 J3 合成条件情報 J4 完了位置情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文章データを音声合成処理する音声合成
    装置であって、 音声合成処理の進行状態を監視していて、音声合成処理
    の対象となっている文章データ上の音声合成処理が完了
    した位置を示す完了位置情報を、発声速度や声の高低等
    の音声合成処理の条件となる合成条件情報とともに、所
    定の不揮発性の記憶媒体に保存する音声合成状態保存機
    能と、 電源が投入されると、前記音声合成状態保存機能によっ
    て不揮発性の記憶媒体に保存された完了位置情報に基づ
    いて、前回の音声合成処理時に音声合成処理が完了した
    文章データ上の位置を確認し、文章データ上の音声合成
    処理の開始位置を前回の音声合成処理時の完了位置に応
    じて指示する処理開始位置指示機能と、 前記処理開始位置指示機能からの指示に基づいて音声合
    成処理を実行する合成処理実行機能とを装備したことを
    特徴とする音声合成装置。
  2. 【請求項2】 前記音声合成状態保存機能は前述の不揮
    発性の記憶媒体上に複数個の音声合成状態情報を保存可
    能に構成されるとともに、前記音声合成状態情報は前記
    完了位置情報および合成条件情報にさらにユーザや文書
    データの識別情報を付加した構成とされ、 前記処理開始位置指示機能は、電源投入時には、まずユ
    ーザや文書データの識別情報をユーザの入力操作に基づ
    いて判別し、次いで、判別した識別情報に基づいて該当
    する音声合成状態情報の読み出しを行うことを特徴とし
    た請求項1に記載の音声合成装置。
  3. 【請求項3】 前記音声合成状態保存機能が前記完了位
    置情報および合成条件情報を保存する不揮発性の記憶媒
    体として、音声合成処理すべき文章データが格納されて
    いる記憶媒体を使用することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の音声合成装置。
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