JPH0677444B2 - 放電管の極性表示部形成方法 - Google Patents

放電管の極性表示部形成方法

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JPH0677444B2
JPH0677444B2 JP1219868A JP21986889A JPH0677444B2 JP H0677444 B2 JPH0677444 B2 JP H0677444B2 JP 1219868 A JP1219868 A JP 1219868A JP 21986889 A JP21986889 A JP 21986889A JP H0677444 B2 JPH0677444 B2 JP H0677444B2
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克彦 花岡
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、封止されたガラス管球からなる外囲器を有す
る放電管における極性表示部の形成方法に係り、特に封
止部の形成と同時に極性表示部を設けることにより、極
性表示部を確実かつ極めて容易に形成することのできる
技術に関する。
〔従来の技術〕
ネオンランプあるいはその他の放電管等の直流電源で作
動させる管球素子にあっては、管球の外部に導出された
電極端子が陽極であるか陰極であるかを示すために、極
性表示マークを施すことが知られている。
第5図はこの種の従来技術における放電管1を示してい
る。上記放電管1はガラスで構成された外囲器2内に一
対の電極3a,3bが対向配置されており、この電極3a,3b
は、各々その途中部分を外囲器2の封止部4で固定され
たリード線5a,5bによって所定位置に支持されている。
上記封止部4の一方のリード線5aの封止表面には油性イ
ンキあるいは塗料等によって極性表示マーク6が付させ
ており、この極性表示マーク6によって、陽極もしくは
陰極へのリード線5aが外部から識別可能となり、基板実
装あるいはソケット実装等の際の便宜となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述のように、油性インキによって極性表示
マーク6を施した場合、当該放電管1を基板実装した際
に、フラックス除去の洗浄工程で極性表示マーク6が消
失してしまう恐れがあり、極性の識別が困難になる可能
性が高かった。また、塗料等による極性表示マーク6の
形成は、塗着後ある程度の時間の乾燥工程が必要となる
ため、工程数および作業時間を増大させるばかりか乾燥
機構も新たに必要となり、コスト高となる欠点があっ
た。
上記のような点に鑑みて、実公昭63−21894号公報に記
載されているように、鉛ガラスよりなる管球の封止部に
還元性のバーナー炎を照射し、鉛ガラス中の酸化鉛を還
元して鉛を析出させ、鉛の黒味がかった色調を利用して
極性表示部を形成する技術も提案されている。しかし、
上記公報に記載された技術では、封止部の表面に鉛を析
出させることは可能であっても、その析出位置および寸
法を極性表示に必要な範囲に安定して維持することが技
術的に困難であった。
本発明の目的は、工程数を増やすことなく簡易な手段で
かつ確実に極性表示部を設けることのできる技術を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ガラスからなる管球の内部空間にそれぞれが
独立したリード線と接続された電極を配置した後、上記
管球の一端を上記リード線の軸方向の略垂直方向より一
対の挟持部を備えた治具によって挟持して上記管球の一
端に封止部を形成する際に、上記挟持部の挟持面を異形
状に形成しておくことにより、これに対応する管球の封
止部上において一方のリード線が封止されている近傍表
面を異形状に加工し、これを極性表示部とするものであ
る。
〔作用〕
上記した手段によれば、放電管の製造工程において、封
止部の形成と同時に極性表示部が設けられる。また、こ
のようにして得られた極性表示部は封止部の一部を異形
状にしたものであるため、洗浄等等の後続工程を経ても
消失するおそれがない。したがって、上記手段では簡易
な方法で確実に極性表示部を設けることができる。
さらに、異形状の態様として凹部を形成し、上記凹部の
内底面に着色を施すことによって目視による極性の識別
がさらに容易となる。また着色は封止部に設けられた凹
部の内底面に施されるため、後続の洗浄工程等を経ても
消失しにくい。
また、上記異形状は放電管の封止部の平面方向の一端の
みを突出または引込形状として形成してもよい。
〔実施例〕
第1図は、本発明による一実施例である放電管の封止工
程を順次示す工程図、第2図は上記工程によって得られ
た放電管を示す図である。
本実施例の放電管1は、第2図に示すように、ガラスで
構成された外囲器2内に一対の電極3a,3bが対向配置さ
れており、上記電極3a,3bは、各々その途中部分を外囲
器2の封止部4で固定されたリード線5a,5bによって所
定位置に支持されている。本実施例の特徴的な点とし
て、上記外囲器2の封止部4の偏平形状に加工された一
面に凹状の極性表示部6が形成されており、上記凹形状
の内底面には油性インク等で着色が施され、外部から目
視した場合、この極性表示部6の認識が極めて容易とな
っている。
このような放電管1の極性表示部6の形成手順について
説明すると下記の通りである。
まず、第1図に示すように、外囲器2を構成するための
ガラス管を用意し、その一端(図中上端)よりリード線
5a,5bと一連に形成された電極3a,3bを挿入して、この電
極3a,3b部分が外囲器2内空間の所定位置となるように
する(第1図(a))。次に、上記外囲器2の一端側
(図中上方)にバーナ炎Fの照射を行い、上記一端を半
溶融状態とする(第1図(b))。この状態で封止治具
7を用いて上記外囲器2の一端をリード線の軸方向の略
垂直方向より挟持して(第1図(c))偏平状の封止部
4を形成する(第1図(d))。
この封止工程に用いられる封止治具7は、支持アーム7
a,7bの先端にブロック状の挟持部7c,7dが取付けられた
構造を有している。この挟持部7c,7dの互いに対向面は
挟持面7e,7fを構成しており、両挟持面7e,7fで外囲器2
の一端が押圧されることによって、半溶融状態となった
一端部分が潰されて外囲器2内の一端側が封止される
(第1図(d))。
上記構造の封止治具7には、一方の挟持面7eに挟持面7e
からの高さが0.5mm程度の凸部8が設けられている。こ
のような凸部は、図示しない金型を用いて上記挟持部7c
を形成する際に、あらかじめ金型内に凹部を設けておく
ことにより容易に形成できる。また、上記凸部は、あら
かじめ平坦な挟持面を形成した後に、この平坦面上で所
定位置に位置決めしてペレット状の凸状部材を溶接等の
手段を用いて取り付けてもよい。
上記封止治具7を用いた封止工程において、外囲器2に
形成される封止部4には上記挟持面7eの凸部8に対応し
た部分に凹状の極性表示部6が形成される。
最後にネオンガス等の所定ガスを外囲器2の内部空間に
供給しながらこの外囲器2の他端側を先細り状に封止す
ることによって、第2図に示す放電管1を得ることがで
きる。
このように、本実施例では封止工程で封止処理と同時に
極性表示部6の形成が可能であるため、工程数を増加す
ることなく極性表示部6を備えた放電管を得ることがで
きる。
また、本実施例の極性表示部6は封止部4に直接凹部を
設けているため、後続の半田フラックスの洗浄工程等を
経ても消失するおそれがない。
以上のように上記凹部構造による極性表示部6によって
も、放電管1の実施時における極性の識別が極めて容易
になるが、さらに上記で形成された封止部4の凹部の内
底面に着色を施すことにより、外部からの目視による極
性識別をより確実に行なうことができる。このときに用
いられる着色料としては油性のインキあるいは塗料等が
あげられる。本実施例ではこのように凹部の内底面に着
色を施すために、着色が消失しにくいという効果があ
る。
以上本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発
明は上記実施例には限定されない。
たとえば、バーナ炎Fの照射と封止治具7の挟持とによ
るガラス管一端の封止は、それぞれ1回の工程で封止部
4を形成する場合について説明したが、内部の気密信頼
性を高めるために、上記照射工程と挟持工程とを2回あ
るいはそれ以上行なうようにしてもよい。この場合には
最後の挟持工程に上記異形状に加工する工程があればよ
い。
また、実施例では極性表示部6として封止部4に凹部を
設けた構造としたが、凹部に限られず凸部であってもよ
い。凸部を極性表示部6とした場合には、実装の際に作
業者が手に触れた感触で極性の認識をより確実に行える
という効果がある他、自動実装における機械的あるいは
光学的な自動認識にも適するという効果がある。
さらに、上記極性表示部6の平面形状は第2図では円形
状のものとしたが、このような単純形状に限られず、た
とえば第3図に示すようにアルファベット,数字,記号
(図では英文字の「A」)等の形状としてもよい。な
お、上記極性表示部6は放電管1の品種毎に異なった形
状に形成しておけば、品種識別表示部として機能するも
のである。
以上の説明では、いずれも封止部4の表面上に異形状と
して断面的に凹凸形状を設けた場合で説明したが、封止
部4の表面の平面方向に一端を異形状としてこれを極性
表示部としてもよい。第4図はこの一例を示しており、
封止部4の図中左方向のみが平面方向に突出された形状
を有しておりこれが極性表示部6となっている。
〔発明の効果〕
本発明によれば、封止部の形成と同時に極性表示部を設
けることができるため、工程数を追加することなく極性
の識別が容易な放電管を提供できる。
また、簡易な方法で消失のおそれがない確実な極性表示
部を備えた放電管を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による一実施例である放電管の封止工
程を順次示す工程図、 第2図は、上記工程によって得られた放電管を示す図、 第3図および第4図は、実施例の変形例を示す図、 第5図は、従来技術における説明のための放電管を示す
図である。 1……放電管、2……外囲器、3a,3b……電極、4……
封止部、5a,5b……リード線、6……極性表示部、7…
…封止治具、7a,7b……支持アーム、7c,7d……挟持部、
7e,7f……挟持面、8……凸部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスからなる管球の内部空間にそれぞれ
    が独立したリード線と接続された電極を配置した後、上
    記管球の一端を、上記リード線の軸方向の略垂直方向よ
    り一対の挟持部を備えた治具によって挟持して上記管球
    の一端に封止部を形成する際に、上記挟持部の挟持面を
    異形状に形成しておくことにより、これに対応する管球
    の封止部上において一方のリード線が封止されている近
    傍表面を異形状に加工し、これを極性表示部とすること
    を特徴とする放電管の極性表示部形成方法。
  2. 【請求項2】上記挟持面の異形状は凹部または凸部であ
    り、これに対応する管球の封止部上において一方のリー
    ド線が封止されている近傍表面には凸部または凹部が形
    成されることを特徴とする請求項1記載の放電管の極性
    表示部形成方法。
  3. 【請求項3】上記封止部には凹部を設けた後、上記凹部
    の内底面に着色を施すことを特徴とする請求項2記載の
    放電管の極性表示部形成方法。
  4. 【請求項4】上記封止部の平面方向の一端のみを異形状
    に形成することを特徴とする請求項1記載の放電管の極
    性表示部形成方法。
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