JPH0677473A - ダイヤモンド電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
ダイヤモンド電界効果トランジスタ及びその製造方法Info
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- JPH0677473A JPH0677473A JP4213078A JP21307892A JPH0677473A JP H0677473 A JPH0677473 A JP H0677473A JP 4213078 A JP4213078 A JP 4213078A JP 21307892 A JP21307892 A JP 21307892A JP H0677473 A JPH0677473 A JP H0677473A
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Abstract
の抵抗が低減され、高価な単結晶ダイヤモンド基板を要
しない絶縁ゲート型FETとその製造方法を提供する。 【構成】 絶縁ゲート型FETは所望のドープ濃度分布
をもつ活性ダイヤモンド層25を有するが、このドープ
濃度分布は室温か室温よりやや高い温度でのボロンイオ
ン注入により得られる。イオン注入後焼鈍してダイヤモ
ンド層の表面部に形成されたグラファイト層は、化学エ
ッチングにより除去され、ダイヤモンド層の露出表面に
比較的高いボロンドープ濃度を生じる。この高ドープ表
面にソースとドレイン電極31,32の形成により、低
抵抗のオーミック接触が容易に形成できる。このボロン
ドープ濃度はダイヤモンド層内で深さが増すにつれ減少
し、活性チャネルはFETの作動のために十分なドーピ
ング状態になる。絶縁ゲート電極36は高ドープ表面に
形成され、ゲートリーク電流は低下しダイヤ層表面は活
性化される。
Description
特に、高温ダイヤモンド電界効果トランジスタに関す
る。
として好ましい。ダイヤモンドは従来使用されているシ
リコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)又はゲルマニウ
ム砒素(GaAs)よりも優れた半導体特性を有してい
る。ダイヤモンドはこれらの従来の半導体材料よりも高
いエネルギギャップと、高いブレークダウン電圧と、高
い飽和速度を有する。
e又はGaAsを使用して製作したデバイスに比して、
設計時のカットオフ周波数及び最大動作電圧を実質的に
増加させることができる。Siは約200℃よりも高い
温度では使用できない。また、GaAsは300℃以上
では使用できない。これらの温度制限は、エネルギバン
ドギャップが、Siは室温で1.12eV、GaAsは室温で
1.42eVと比較的小さいことに起因する。これに対して、
ダイヤモンドは室温で5.47eVと大きなバンドギャップを
有し、約1400℃まで熱的に安定である。
も高い熱伝導度を有し、広範な温度範囲にわたって優れ
た熱伝導度を示す。このようにダイヤモンドが高い熱伝
導度を有することは、集積回路から発生する熱を除去し
やすいという利点があり、これは特に集積度が増加した
ときに極めて有益である。加えて、ダイヤモンドは放射
性環境下においてその品質が劣化する中性子断面積が小
さい材料、即ちダイヤモンドは「耐放射性が強い」材料
である。
ドが優れた特性を有することから、近時、高温及び耐放
射性電子デバイス用、特に、ダイヤモンドの成長及び最
近の集積回路の基本的な構成単位となっている電界効果
トランジスタへの使用が注目されている。例えば、ダイ
ヤモンドの2a型ダイヤモンド基板にボロンを注入し、
活性化するために急速熱処理(RTP)技術を使用して
ダイヤモンドMESFET(金属−半導体電界効果トラ
ンジスタ)を形成する技術が公知である。この技術は
「Tsaiらによる Ultrashallow RTP ボロンドープを使用
したダイヤモンドMESFET(IEEE Electron Device
Letters, Vol.12,No.4,157〜159頁.1991年4月)」に
開示されている。このMESFETはゲート電極として
金属−半導体整流接触を有する。Tsaiの技術は、高温
(即ち、約1400℃)におけるRTP技術を使用し、P型
ドーパントとしてボロンを導入するための熱拡散源とし
て、正方晶ボロン窒化物を使用するものである。残念な
がら、そのような高温処理は、最大でも約1200℃で動作
することができる程度の工業的に実施可能な処理チャン
バーの能力を超えている。更に、MESFETで使用さ
れる2a型ダイヤモンドは窒素を含み、この窒素は窒素
ドナーを生成し、アクセプタの一部を補償する。この補
償現象は、ボロンドーパントの一部の有効性を減少させ
てしまう。
が、1991年6月にニューメキシコのアルバカーキ(Albu
querque)で開催された国際高温電極会議で発表した
「高温応用のための絶縁ゲートダイヤモンドFETの作
製」と題する論文に記載されたものがある。この絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ(以下、IGFETとい
う)は、多数のイオン注入工程でダイヤモンド層に均一
にドープすることにより、形成されたボロンドープダイ
ヤモンド層を含む。Hewettは、デバイスのソース及びド
レイン領域に、付加的なイオン注入工程を設けるなどの
方法により、この領域をより高濃度にドープすることに
よって、特定のコンタクト抵抗に顕著な改善が得られた
といっている。残念ながら、この多数の注入工程は極め
て低い温度(即ち、約77°K)で行う必要がある。この
ため、液体窒素により冷却する必要がある。
Letters,(Vol,12,No.2 37-39頁.1991年2月)に掲載され
た「選択的成長法を使用して作製した高温薄膜ダイヤモ
ンド電界効果トランジスタ」と題する論文の中で、基板
上に均一にダイヤモンド膜を蒸着することにより、ダイ
ヤモンドMOSFETを製作する方法を提案している。
ボロンドープ処理はダイヤモンド層の蒸着の前に、基板
ホルダ上にボロン粉末を載置することにより、その部分
に行うことができる。ダイヤモンド層の成長の間、プラ
ズマがボロン粉末をエッチングし、ボロンハイドライド
を形成する。ボロンはこのようにしてダイヤモンド層の
中に所望の均一な分布で導入される。MOSFETは、
ダイヤモンド層の活性チャネル領域からゲート電極を分
離するために二酸化シリコン絶縁層を有する。同様に、
ダイヤモンド層の形成と同時に、プラズマ蒸着用のガス
源として、ジボラン(diborane;B2H6ガス)を使用す
ることが提案されている(Fountain et al ;In situ ボ
ロン及びリチウムのドープを使用したホモエピタキシャ
ルダイヤモンド上へのIGFET製作、1991年5月にワ
シントンD.Cで開催された電気化学学会会議)。
トランジスタの技術が上述の利点をもつにも拘らず、従
来の半導体材料の限界を超える温度で動作する、工業的
に実用性がある半導体デバイスを製造するためには、な
お、改善が必要である。即ち、ダイヤモンド電界効果ト
ランジスタのソース及びドレイン電極のオーミックコン
タクトの低抵抗化が動作特性を改善するために必要であ
る。更に、電界効果トランジスタ用のボロンドープダイ
ヤモンド層を製造するための従来の処理工程は、複雑で
高価な液体窒素による冷却工程か、又は実用的に実施可
能な処理装置の限界を超える高温処理が必要である。加
えて、従来の電界効果トランジスタは、その構成要素と
して、高価な単結晶ダイヤモンドが必要である。
のであって、高温で動作可能であって、ソース及びドレ
イン電極が低電気抵抗を有し、極めて高価な単結晶ダイ
ヤモンド基板を必要としないダイヤモンド電界効果トラ
ンジスタ及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
縁ゲート型電界効果トランジスタは、所望のボロンドー
プ濃度を有する活性ダイヤモンド層を有する。このボロ
ンドープ濃度は前記ダイヤモンド層内に、その表面でド
ープ濃度が高いという、厚さ方向に広がった所望の濃度
分布を有する。このように表面ドープ濃度が高いという
ことは、トランジスタのソース及びドレイン電極間を低
抵抗で電気的に接続できることを意味する。加えて、こ
のボロンドープダイヤモンド層により、電界効果トラン
ジスタとしての活性チャネル領域が得られる。従って、
このボロンドープ濃度は、ダイヤモンド層内に、深さが
増すほど次第に減少し、電界効果トランジスタの適切な
作動のために必要な活性チャネル領域の全体的なドープ
を与える。
温又は市販のイオン注入機を使用できるような室温より
若干高い程度の温度でイオン注入することにより形成す
ることができる。本明細書で使用している「ほぼ室温」
とは、室温又は室温に近い温度で工程(例えば、注入工
程)が開始することをいい、この工程(例えば、イオン
注入工程)により、ダイヤモンドの温度が、例えば、約
100℃等の室温より若干高い温度に昇温する。
950℃乃至約1200℃の温度に加熱する焼鈍工程が
実施される。これにより、ダイヤモンド層の表面部の放
射損傷部にグラファイト層が形成される。このグラファ
イト層はその下層のダイヤモンド層との間に、明確な境
界を有している。このため、このグラファイト層は例え
ば熱酸によりエッチングすることにより、容易に除去す
ることができ、下層のボロンドープダイヤモンド層を露
出させることができる。
のダイヤモンド層内深さとの間に、一般的なガウス分布
を生起するので、露出されたダイヤモンド層は、表面で
高濃度となるボロンドープ濃度分布を有する。グラファ
イト層の形成及び除去工程の後において、ダイヤモンド
層の一部が除去されるので、ガウス分布のピーク近傍の
一部が切り取られた形状のボロンドープ濃度分布を有す
るダイヤモンド層が露出する。切り取られたガウス分布
は、表面でピーク濃度となり、ダイヤモンド層内の所定
の深さで、実質的に0濃度になる直線により近似され
る。
することにより所望のボロン濃度分布を形成することが
できるので、種々の製造工程により実施することができ
る。ボロンの注入エネルギ、ボロンドーズ量及び注入の
間のダイヤモンド層の温度は、従って、所望のドープ濃
度分布を形成するように選択される。従って、ボロンド
ープ濃度のガウス形状のすそ野の部分及びピークは、ガ
ウス分布におけるグラファイトエッチングにより除去さ
れる部分と同様に、調整することができる。
度を直線で近似することにより、表面濃度が約1021原
子/cm2であり、約0.25μm(2500Å)の深
さで、ボロンドープが実質的に無視できるもの、即ち、
二次イオン質量分析計(SIMS)の測定限界の約10
15原子/cm3になる濃度分布が得られる。また、表面
濃度が約1019原子/cm3であり、濃度が実質的に0
になる深さが約1.0μm(10,000Å)であるよ
うな濃度分布を形成することもできる。当業者であれば
容易に理解できるように、所望の濃度分布の表面のピー
ク濃度及び深さは、プロセスパラメータを制御すること
により選択することができる。
は、高融点金属(例えば、チタン)のような第1層を蒸
着した後、その上に前記高融点金属を酸化から保護する
ための金からなる第2層を蒸着することにより、形成す
ることができる。2層構造の電極は、その後焼鈍するこ
とができる。ソース及びドレイン電極は、ダイヤモンド
層の表面のボロンドープ濃度が高いために、電気抵抗が
低い。本発明の他の実施態様においては、ダイヤモンド
層のソース及びドレイン領域に、付加的にボロンをイオ
ン注入し、焼鈍し、グラファイトエッチングすることに
より、これらの領域に若干高いボロン濃度を形成するこ
とができる。これは基本的に均一なボロンドープ濃度分
布を有する従来技術のトランジスタと全く異なる。
で高くして低抵抗のソース及びドレイン電極を形成する
ので、電界効果トランジスタとしては、絶縁ゲートを設
ける必要がある。従来のMESFETは、即ち、チャネ
ル領域上に直接形成されたゲート電極を有する電界効果
トランジスタは、かなり高いゲートリーク電流が存在
し、本発明のように、表面が高濃度のボロン濃度分布を
形成すると動作しない。
ン電極の位置の間のダイヤモンド層上に絶縁層を蒸着す
ることにより形成することができる。代表的な絶縁層と
しては、ダイヤモンド、二酸化シリコン、シリコン窒化
物、アルミニウム酸化物等がある。これらの絶縁層は、
従来の技術を使用して形成することができる。また、従
来の技術を使用して、金属コンタクト層をゲート絶縁層
上に蒸着し、パターニングすることができ、これにより
ゲート電極が完成する。この絶縁ゲート電極は、ゲート
電極としてショットキーコンタクトを有するような他の
ダイヤモンド電界効果トランジスタに発生し易いリーク
電流を低減する。この絶縁層もまたダイヤモンド層の表
面を不動態化する。
参照して説明する。なお、本発明は種々の変形が可能で
あり、本明細書に記載した実施例に限定されるものでは
ない。
電界効果トランジスタ10を示す断面図である。このト
ランジスタ10は基板15とこの基板上のダイヤモンド
層20とを有する。このダイヤモンド層20はボロンが
ドープされた外側部分25と基板15の近傍の非ドープ
の絶縁部分30とを有する。ダイヤモンド層20は好ま
しくは窒素濃度が低いものであり、その結果、窒素ドナ
ーはアクセプタとして補償しない。
より形成することができ、また、ダイヤモンド層20は
ホモエピタキシャルダイヤモンド層により構成すること
ができる。単結晶ダイヤモンド基板は、好ましくは約25
0μmの厚さを有し、ホモエピタキシャル層は好ましく
は約0.25乃至2.5μmの厚さを有する。多結晶ダイヤモ
ンド層を基板上に形成することもできる。代表的な基板
としては、シリコン、シリコン窒化物、アルミニウム酸
化物並びにシリコン窒化物及びアルミニウム酸化物の複
合物がある。シリコン基板としては、シリコンの好まし
い厚さは、約250乃至約500μmである。多結晶ダイヤモ
ンド層の好ましい厚さは約10μmである。当業者であれ
ば容易に理解できるように、基板15及び分離されたダ
イヤモンド層20の替わりに、等価的に、単結晶ダイヤ
モンド基板をボロンがドープされた外側部分にのみ使用
することができる。
ンド層25の表面上にこの表面に沿って相互に離隔した
状態で形成されたソース電極31及びドレイン電極32
を有する。ソース電極31及びドレイン電極32は、好
ましくは、1又は複数の高融点金属からなる第1金属層
31a,32aと、この下層の高融点金属層を酸化から
保護するための金からなる第2金属層31b,32bと
により形成されている。高融点金属層31a,32aは
好ましくは約200乃至約400Åの厚さを有する。第2金属
層31b,32bは好ましくは約1000乃至1500Åの厚さ
を有する。この2層電極はその後、焼鈍されてソース電
極31及びドレイン電極32が形成される。代表的な高
融点金属は遷移金属元素であり、好ましくは、第4,5
及び6族の遷移金属元素(CRCハンドブック第71版)
からなる群から選択されたものである。この中には、チ
タン、タルタル、タングステン、モリブデン、ハフニウ
ム及びニオビウムが含まれる。上述の如くソース電極3
1及びドレイン電極32を形成する工程はMoazed等によ
り提案されたようにダイヤモンド上にオーミックコンタ
クトを形成する工程に類似する。前記Moazed等の提案
は、「半導体ダイヤモンドにオーミックコンタクトを形
成するための熱活性固体状態反応プロセス(J.Appl.Phy
s vol.68, No.5, 1990年9月号)」に記載されている。
25は、ダイヤモンド層20内にその厚さ方向に広がる
ボロンドープ濃度の所望の分布を有する。ボロンドープ
ダイヤモンド層25の表面は高ボロンドープの濃度にな
っていて、ソース電極31及びドレイン電極32の電気
抵抗を低減している。
ソース電極31とドレイン電極32との間のドープされ
たダイヤモンド層25内の領域であり、約0.25μm(25
00Å)乃至約1.0μm(10,000Å)の深さまで延びてい
る。トランジスタ10のこの活性チャネル領域における
ボロンドープ濃度が高過ぎる場合は、チャネル領域は半
導体特性をもたず、従って、このデバイスは電界効果ト
ランジスタとして機能しない。従って、ドープされたダ
イヤモンド層25は、ソース及びドレイン電極31,3
2のコンタクトを低抵抗化するために、表面では比較的
高いボロンドープ濃度分布を有している。また、電界効
果トランジスタとしての作動のために必要なチャネル領
域のボロンドープ濃度は、以下に詳述するように、ダイ
ヤモンド層25内に、深くなるにつれて濃度が次第に低
下するボロン濃度分布を形成することによって選択する
ことがでできる。
傍のボロンドープダイヤモンド層25上の絶縁層35
と、このゲート絶縁層35上のゲート電極36と有す
る。ゲート絶縁層35は絶縁ダイヤモンド層により構成
することができ、また、二酸化シリコン、シリコン窒化
物又はアルミニウム酸化物の層で構成することもでき
る。
がる。これにより、ショットキゲートをもつ他のダイヤ
モンド電界効果トランジスタに比して、高温(例えば、
約300℃)でもリーク電流が比較的小さい。絶縁ゲート
もまたチャネル領域の表面を不動態化するように機能す
る。
果トランジスタ10の製造方法について図2乃至5を参
照して説明する。図2は図1に示す絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ10の製造工程における中間構造体11
の一部を示す。更に詳述すれば、この中間構造体11は
ボロンイオンが注入され、その後焼鈍された後のダイヤ
モンド層20を有する。この注入工程は図4に概略示す
ようなボロンドープ濃度の分布を生成する。この濃度分
布は濃度を対数スケールでとり、図4のグラフの横軸に
示すように表面からの距離をBとした場合に一般的にガ
ウス分布に従う。
び格子欠陥)をダイヤモンド層内に生成する。この照射
損傷は、通常ガウス分布のボロン濃度分布のピークより
も前にピークを持つ分布を有する[半導体ダイヤモンド
へのオーミックコンタクトの調整(J. Prins, J,Phys.
D;Appl.Phys,vol.22.第1562-64頁、1989年7月)と題す
る論文参照]。本願発明者らは、特定の理論に依存する
ことを望むものではないが、格子間原子は所定の注入温
度で確実に拡散すると考えられており、空孔を充足しな
いものが、イオン損傷領域から移動することを助長す
る。従って、注入工程において、この領域内の不動の空
孔密度はイオンドーズ量と共に増加し、最終的には、そ
の選択された温度及び注入条件における臨界限界値を超
える。この限界値以上では、ダイヤモンドの格子はグラ
ファイト化され、つまり、特に高温で焼鈍されたとき
に、アモルファスカーボン構造に変化する。従って、注
入及び焼鈍の後に、グラファイト層40が、図2に示す
ように、ドープダイヤモンド層25の表面から深さAま
で延びる部分に形成される。
ンド層25との間の境界は、明確に区分けされている。
従って、グラファイト層40は次工程の熱酸エッチング
により容易に除去することができる。エッチング用の代
表的な酸としては、沸騰塩酸及び沸騰硫酸溶液があり、
また、過塩素酸と、硫酸と、硝酸とを1:4:3に配合
した沸騰溶液も使用できる。グラファイト層40がエッ
チングされた後、図3に示す中間構造体12が形成され
る。
参照してわかるように、ボロンドープ濃度分布はドープ
されたダイヤモンド層25の露出面が比較的高いボロン
ドープ濃度を有するように決めることができる。グラフ
ァイトエッチングの後に、ドープダイヤモンド層25の
部分のボロンドープ分布は、図4のグラフの深さAと深
さBとの間の部分で示される。このA,Bは図3の深さ
A,Bに対応する。二次イオン質量分析計(SIMS)によ
り測定されたように、露出したドープダイヤモンド層2
5(深さA)の表面において、好ましくは、少なくとも
約1020原子/cm3のボロン濃度を持つ。これは、ソー
ス及びドレイン電極31,32の低抵抗化を確実にする
ために十分高いドープレベルを与える。
を制御することにより、所望のボロンドープ濃度分布を
形成する。例えば、ボロンドープ濃度は約5×1015イ
オン/cm2乃至約5×1017イオン/cm2の範囲から選択
される。ボロンイオンのエネルギは約20KeV乃至80K
eVの範囲内で制御される。基板温度は制御される。例え
ば、ダイヤモンドは名目上の室温に保持されるか、又
は、約200℃の温度に保持される。上述の名目上の室
温とは、注入工程が室温又はそれに近い温度で開始さ
れ、イオン注入によりダイヤモンドの温度が例えば約1
00℃等の室温より若干高い温度に昇温するものであ
る。イオン注入工程の間のダイヤモンドの好ましい温度
は、約100℃である。加えて焼鈍時間及び焼鈍温度は
所望の分布を形成するために調整される。例えば、ボロ
ンが注入されたダイヤモンドは約950乃至約1200
℃の温度で、約30分乃至約2時間の時間、焼鈍され
る。所望のボロン濃度分布を得るための正確な処理パラ
メータは、実験による試行錯誤で求めることができる。
分布1,2の直線近似を示す。この図において、濃度分
布1,2は理解の容易のために直線で近似した。1で示
す濃度分布は表面のボロンドープ濃度が約1021原子/
cm3であり、ダイヤモンド層内に約0.25μm(2500Å)
の深さまで延びている。濃度分布2は表面のボロンドー
プ濃度が約1019原子/cm3であり、約1.0μm(10.000
Å)の深さまで延びる。所望のボロンドープ濃度分布
は、上述の範囲内の処理パラメータを適切に選択するこ
とによって、分布1,2にて示される範囲内に略々納ま
る。
イン電極31,32は露出されたドープダイヤモンド層
25上に高融点金属層31a,32a(第1層)を蒸着
することにより形成することができる。この第1層上に
金属層31b,32bが蒸着され、焼鈍される。特に、
電極31,32の接合性は、金属層を約800乃至85
0℃の温度に約15乃至90分間焼鈍することにより改
善することができる。加えて、ゲート絶縁層35は、化
学蒸着(CVD)又はプラズマ化学蒸着(PECVD)
のような通常の技術によりダイヤモンド層25上に蒸着
することができる。絶縁層35として代表的な材料は、
絶縁ダイヤモンド、二酸化シリコン、シリコン窒化物及
びアルミニウム酸化物がある。ゲート電極36も、CV
D又はPECVDのような従来の技術により、絶縁層3
5上に形成される。
スタ10′を示す。ソース及びドレイン電極31′,3
2′の抵抗値を低下させるための次の改善手段は、ダイ
ヤモンド層25′のソース領域37′及びドレイン領域
38′に対する第2のボロン注入、焼鈍及びグラファイ
トエッチングである。この第2の注入は、第1のイオン
注入よりも高いボロンドーズ量で行うことが好ましい。
第2のイオン注入のドーズ量は好ましくは約1016乃至
約5×1017イオン/cm2である。第2のイオン注入の
間の温度は、第1のイオン注入の間の温度よりも高い。
第2のイオン注入の好ましい温度範囲は約100乃至約
300℃、エネルギは約30乃至約80KeVである。
ド電界効果トランジスタを製造した実施例について更に
説明する。
によりシリコン基板上に蒸着される。ボロンの注入は市
販のイオン注入機において適当な加速速度である約60
KeV、約3.5×1016原子/cm2のオーダーのドーズ量
で実施される。このイオン注入は前述したように名目上
の室温で基板に実施され、このイオン注入工程の間に発
生する熱により、ダイヤモンド層は約100℃に昇温す
る。
0℃の温度に約30分間焼鈍する。グラファイト化され
た表面層は、基板を熱塩酸及び硫酸中で処理することに
より除去される、図7は、二次イオン質量分析計(SI
MS)を使用して測定したシリコン基板上のダイヤモン
ド層中の注入ボロンドープ濃度分布と、深さとの関係を
示すグラフ図である。このグラフは露出されたダイヤモ
ンド層内に形成されているガウス分布のドープ濃度分布
を示し、この層の表面にて1021原子/cm3に近い比較
的高いボロン濃度を有する。このグラフから明かなよう
に、このボロン濃度はダイヤモンド層内で減少し、0.
5μm(5000Å)の深さ以上では、殆ど無視できる位に
小さくなる。
直接蒸着された金属層は、オーミックコンタクトとして
機能する。そして、所定の領域をメタライズすることに
より、ソース電極及びドレイン電極を形成する。電界効
果トランジスタの動作は、二酸化シリコン層及びこの上
に蒸着された金属膜からなる絶縁ゲート電極を蒸着形成
すると共に、ソース、ゲート及びドレイン電極に適切な
バイアス電圧を印加することにより得られる。
トランジスタ10,10′は、高温特性が改善され、ソ
ース電極31,31′及びドレイン電極32,32′の
抵抗が低い。
の変形及び他の実施例が当業者に可能である。
るものではなく、本発明の特許請求の範囲の記載に基づ
く本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
体窒素による冷却とか、通常のチャンバーが作動するこ
とができる温度を超える温度に加熱する等の手段をとる
ことなく、所望のボロンドープ分布を得ることにより、
ソース及びドレイン電極のコンタクト抵抗が低く、高温
動作可能であると共に、高価な単結晶ダイヤモンドを必
要としないダイヤモンド電界効果トランジスタを得るこ
とができる。また、本発明方法は、所望のボロンドープ
濃度を得るために種々の工程を適用することができ、ボ
ロンイオン注入を、室温か又は従来の処理チャンバ及び
装置の処理限界内の室温よりわずかに高い温度での実施
を可能にする。
ランジスタを示す縦断面拡大図である。
の中間構造体を示す縦断面拡大図である。
の他の中間構造体を示す縦断面拡大図である。
ープ濃度とダイヤモンド層内の深さとの関係を示す理論
グラフ図である。
ボロンドープ濃度分布の範囲を示し、直線により近似さ
れた論理グラフ図である。
果トランジスタを示す縦断面拡大図である。
ダイヤモンド層内の深さとの関係を示すグラフ図であ
る。
Claims (33)
- 【請求項1】 基板と、この基板上のボロンドープダイ
ヤモンド層と、このダイヤモンド層上にその表面に沿っ
て相互に離隔するように配置されたドレイン電極及びソ
ース電極と、前記ダイヤモンド層上の前記ドレイン電極
とソース電極との間に設けられた絶縁ゲート電極とを有
するダイヤモンド電界効果トランジスタにおいて、前記
ボロンドープダイヤモンド層は、その表面から厚さ方向
に向けてドープされたボロンの濃度分布を有し、このボ
ロンのドープ濃度は、前記ダイヤモンド層の表面側が高
く、このダイヤモンド層内に深くなるにつれて減少する
ものであり、前記ドレイン電極及びソース電極は、前記
ダイヤモンド層の高濃度ドープ表面と低抵抗オーミック
コンタクトを形成し、前記絶縁ゲート電極は、前記ダイ
ヤモンド層の高濃度ドープ表面上のゲート絶縁層と、こ
のゲート絶縁層上のゲート電極とを有することを特徴と
するダイヤモンド電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】 前記ダイヤモンド層における前記ソース
電極とゲート電極との間の部分において、前記絶縁ゲー
ト電極の直下の部分が、トランジスタのチャネルとなる
部分であり、このチャネル内の前記ボロンの所定の濃度
分布が、電界効果トランジスタとしての作動に十分なも
のであることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモン
ド電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】 ボロンドープ濃度が高い前記ダイヤモン
ド層表面のボロンドープ濃度が、約1020原子/cm3以
上であることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモン
ド電界効果トランジスタ。 - 【請求項4】 前記所定のボロンドープ濃度分布は、ド
ープ濃度を対数表示し、深さを線形表示した場合に、一
部が切り取られた形状の一般的なガウス分布をなすこと
を特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド電界効果ト
ランジスタ。 - 【請求項5】 前記切り取られた形状のガウス分布が前
記ダイヤモンド層の表面のピーク濃度と前記ダイヤモン
ド層内の所定深さの実質的に0濃度位置との間に延びる
直線によって近似されるものであることを特徴とする請
求項4に記載のダイヤモンド電界効果トランジスタ。 - 【請求項6】 前記表面ピーク濃度が、約1019乃至1
021原子/cm3であり、前記実質的な0濃度が約1015
原子/cm3であり、前記実質的に0濃度の前記所定深さ
位置が、約2,500乃至10,000オングストロームであるこ
とを特徴とする請求項5に記載のダイヤモンド電界効果
トランジスタ。 - 【請求項7】 前記ソース電極及びドレイン電極は、夫
々前記ダイヤモンド層上の高融点金属層及びこの高融点
金属層上の金層により構成され、焼鈍された2層構造を
なすことを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド電
界効果トランジスタ。 - 【請求項8】 前記ゲート絶縁層は、絶縁性ダイヤモン
ド、シリコン酸化物、シリコン窒化物及びアルミニウム
酸化物からなる群から選択された材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド電界効
果トランジスタ。 - 【請求項9】 基板と、この基板上のボロンドープダイ
ヤモンド層と、このダイヤモンド層の表面上にこの表面
に沿って相互に離隔するように配置されたドレイン電極
及びソース電極と、前記ダイヤモンド層における前記ソ
ース電極及びドレイン電極間のチャネル領域と、前記チ
ャネル領域近傍の前記ダイヤモンド層上に設けられた絶
縁ゲート電極とを有するダイヤモンド電界効果トランジ
スタにおいて、前記チャネル領域が、前記チャネル内に
おいて、その表面から内部に向かって深さ方向に延びる
所定のボロンドープ濃度分布を有し、前記ボロンドープ
濃度が、前記チャネルの表面で高く、前記チャネル内に
向かって深くなるにつれて減少するものであり、前記所
定のボロンドープ濃度分布が、電界効果トランジスタの
作動のために十分なものであり、前記絶縁ゲート電極は
前記ダイヤモンド層の表面上のゲート絶縁層と、前記ゲ
ート絶縁層上のゲート電極とを有することを特徴とする
ダイヤモンド電界効果トランジスタ。 - 【請求項10】 前記ダイヤモンド層における前記ソー
ス電極及びドレイン電極の近傍の各領域は、前記チャネ
ル領域の前記表面よりもボロンドープ濃度が高く、これ
により前記ソース電極及びドレイン電極と、夫々前記ダ
イヤモンド層の前記ソース及びドレイン領域との間に低
抵抗のオーミックコンタクトが形成されることを特徴と
する請求項9に記載のダイヤモンド電界効果トランジス
タ。 - 【請求項11】 前記チャネル近傍のボロンドープ濃度
が高い前記ダイヤモンド層表面におけるボロンドープ濃
度が、約1020原子/cm3以上であることを特徴とする
請求項9に記載のダイヤモンド電界効果トランジスタ。 - 【請求項12】 前記所定のボロンドープ濃度分布が、
ドープ濃度を対数で表示し、深さを線形表示した場合
に、一部が切り取られた形状の一般的なガウス分布をな
すことを特徴とする請求項9に記載のダイヤモンド電界
効果トランジスタ。 - 【請求項13】 前記切り取られた形状のガウス分布は
前記ダイヤモンド層の表面のピーク濃度と前記ダイヤモ
ンド層内の所定深さの実質的に0濃度位置との間に延び
る直線によって近似されるものであることを特徴とする
請求項12に記載のダイヤモンド電界効果トランジス
タ。 - 【請求項14】 前記表面ピーク濃度が、約1019乃
至1021原子/cm3であり、前記実質的な0濃度は約1
015原子/cm3であり、前記実質的に0濃度の前記所定
深さ位置が、約2,500乃至10,000オングストロームであ
ることを特徴とする請求項13に記載のダイヤモンド電
界効果トランジスタ。 - 【請求項15】 前記ソース電極及びドレイン電極は、
夫々前記ダイヤモンド層上の高融点金属層及びこの高融
点金属層上の金層により構成され、焼鈍された2層構造
をなすことを特徴とする請求項9に記載のダイヤモンド
電界効果トランジスタ。 - 【請求項16】 前記ゲート絶縁層は、絶縁性ダイヤモ
ンド、シリコン酸化物、シリコン窒化物及びアルミニウ
ム酸化物からなる群から選択された材料で形成されてい
ることを特徴とする請求項9に記載のダイヤモンド電界
効果トランジスタ。 - 【請求項17】 ダイヤモンド層上に電界効果トランジ
スタを形成するダイヤモンド電界効果トランジスタの製
造方法において、前記ダイヤモンド層内にボロンイオン
を注入し、前記ダイヤモンド層内にその表面から深さ方
向に所定のボロンドープ濃度分布を形成する工程と、前
記ボロン注入ダイヤモンド層を焼鈍する工程と、前記ダ
イヤモンド層の一部に注入及び焼鈍工程によって形成さ
れたグラファイト層を除去し、前記ダイヤモンド層の高
いドープ濃度表面を露出させる工程と、ソース電極、ド
レイン電極及び絶縁ゲート電極を前記ボロンドープダイ
ヤモンド層上に形成する工程とを有することを特徴とす
るダイヤモンド電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項18】 ボロンイオンを注入して、所定のボロ
ンドープ濃度分布を形成する工程が、所定のエネルギ、
所定のドーズ量及び所定のダイヤモンド層温度でボロン
イオンを注入する工程を有することを特徴とする請求項
17に記載のダイヤモンド電界効果トランジスタの製造
方法。 - 【請求項19】 前記ダイヤモンド層内に所定のドーズ
量のボロンイオンを注入する工程が、前記ダイヤモンド
層内に約5×1015乃至約5×1017イオン/cm2のド
ーズ量で注入するものであることを特徴とする請求項1
8に記載のダイヤモンド電界効果トランジスタの製造方
法。 - 【請求項20】 前記ダイヤモンド層内に所定のエネル
ギでボロンイオンを注入する工程が、約20乃至約80
KeVのエネルギでボロンイオンを注入するものであるこ
とを特徴とする請求項18に記載のダイヤモンド電界効
果トランジスタの製造方法。 - 【請求項21】 前記ダイヤモンド層内の所定の温度で
ボロンイオンを注入する工程が、約100乃至約300
℃の温度に保持されたダイヤモンド層にイオンを注入す
るものであることを特徴とする請求項18に記載のダイ
ヤモンド電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項22】 前記ダイヤモンド層を焼鈍する工程
が、前記ダイヤモンド層を約950乃至1200℃の温
度に約30分乃至約2時間加熱するものであることを特
徴とする請求項17に記載のダイヤモンド電界効果トラ
ンジスタの製造方法。 - 【請求項23】 前記グラファイトを除去する工程は、
注入され焼鈍されたダイヤモンド層を熱酸溶液中で処理
するものであることを特徴とする請求項17に記載のダ
イヤモンド電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項24】 前記ソース及びドレイン電極を形成す
る工程は、前記ダイヤモンド層上に高融点金属の第1層
を蒸着する工程と、前記高融点金属からなる第1層上に
金の第2層を蒸着する工程とを有することを特徴とする
請求項17に記載のダイヤモンド電界効果トランジスタ
の製造方法。 - 【請求項25】 ダイヤモンド層上に電界効果トランジ
スタを形成するダイヤモンド電界効果トランジスタの製
造方法において、前記ダイヤモンド層内にボロンイオン
を注入して前記ダイヤモンド層内にその表面から深さ方
向に所定のボロンドープ濃度分布を形成する工程と、こ
のボロン注入されたダイヤモンド層を焼鈍する工程と、
注入及び焼鈍工程によって前記ダイヤモンド層の一部に
形成されたグラファイト層を除去して前記ダイヤモンド
層の表面の高ドープ面を露出させる工程と、前記ダイヤ
モンド層のソース及びドレイン領域の表面に第2の注
入、焼鈍及びグラファイト除去を行う工程と、このよう
にしてドープされたダイヤモンド層上に、ソース電極、
ドレイン電極及び絶縁ゲート電極を形成する工程とを有
することを特徴とするダイヤモンド電界効果トランジス
タの製造方法。 - 【請求項26】 前記ダイヤモンド層内にボロンイオン
を注入する第1の工程が、前記ダイヤモンド層内に約5
×1015乃至約5×1017イオン/cm2のドーズ量で注
入するものであることを特徴とする請求項25に記載の
ダイヤモンド電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項27】 前記ダイヤモンド層のソース及びドレ
イン領域内にボロンイオンを注入する第2の工程が、前
記ソース及びドレイン領域内に約1×1016乃至約5×
1017イオン/cm2のドーズ量で注入するものであるこ
とを特徴とする請求項25に記載のダイヤモンド電界効
果トランジスタの製造方法。 - 【請求項28】 前記タイヤモンド層内にボロンイオン
を注入する第1の工程が、約20乃至約80KeVのエネ
ルギでボロンイオンを注入するものであることを特徴と
する請求項25に記載のダイヤモンド電界効果トランジ
スタの製造方法。 - 【請求項29】 前記ダイヤモンド層の前記ソース及び
ドレイン領域内にボロンイオン注入する第2の工程が、
約30乃至約80KeVのエネルギでボロンイオンを注入
するものであることを特徴とする請求項25に記載のダ
イヤモンド電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項30】 前記ダイヤモンド層内にボロンイオン
を注入する第1の工程は、約100乃至約300℃の温
度に保持されたダイヤモンド層にイオンを注入するもの
であることを特徴とする請求項25に記載のダイヤモン
ド電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項31】 前記ダイヤモンド層の前記ソース及び
ドレイン領域内にボロンイオンを注入する第2の工程
は、約100乃至約300℃の温度に保持された前記ダ
イヤモンド層にイオンを注入するものであることを特徴
とする請求項25に記載のダイヤモンド電界効果トラン
ジスタの製造方法。 - 【請求項32】 ダイヤモンド層を焼鈍する第1及び第
2の工程は、夫々前記ダイヤモンド層を約950乃至1
200℃の温度に約30分乃至約2時間加熱するもので
あることを特徴とする請求項25に記載のダイヤモンド
電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項33】 グラファイトを除去する第1及び第2
の工程は、注入され焼鈍されたダイヤモンド層を熱酸溶
液中で処理するものであることを特徴とする請求項25
に記載のダイヤモンド電界効果トランジスタの製造方
法。
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