JPH0677792A - マルチプレクサ回路及びデマルチプレクサ回路 - Google Patents

マルチプレクサ回路及びデマルチプレクサ回路

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JPH0677792A
JPH0677792A JP4228493A JP22849392A JPH0677792A JP H0677792 A JPH0677792 A JP H0677792A JP 4228493 A JP4228493 A JP 4228493A JP 22849392 A JP22849392 A JP 22849392A JP H0677792 A JPH0677792 A JP H0677792A
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JP
Japan
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signal
signals
input
multiplexer
multiplexers
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JP4228493A
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Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電力で且つ信号の波形の劣化を抑制す
ることができ、さらに制御信号に急峻性を要求するマル
チプレクサの数を低減することができる高速動作に適し
たマルチプレクサ回路を提供する。 【構成】 マルチプレクサ回路1は9個のマルチプレク
サ11〜19と制御回路20とを備えている。マルチプ
レクサ11〜19は2つの入力端子A、Bと1つの出力
端子Zと制御信号端子Sとを有している。そして、マル
チプレクサ11〜19は、入力端子AまたはBと出力端
子Zとを接続する8本の接続線41〜48により、高さ
が3である二分木状に接続されている。制御回路20
は、制御信号c1〜c4をマルチプレクサ11〜19の
制御信号端子Sにそれぞれ出力することにより、10個
の信号d0〜d9からなる並列信号IDが10個の信号
d0〜d9からなる直列信号ODに変換されるようにマ
ルチプレクサ11〜19を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に用いら
れるマルチプレクサ回路及びデマルチプレクサ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来における並列信号を直列信号に変換
するマルチプレクサ回路としては、図6に示すようなシ
フトレジスタが用いられたものが知られている。同図に
おいて、従来のマルチプレクサ回路60は9個のマルチ
プレクサ70〜78と10個のフリップフロップ80〜
89とを備えており、マルチプレクサ70〜78は、2
つの入力端子A、Bと1つの出力端子Zと制御信号端子
Sとを有している。マルチプレクサ70〜78は、制御
信号端子Sに入力される制御信号cにより制御され、制
御信号cが“1”のときには入力端子Aに入力されてい
る信号d0、d1、…、d6、d7またはd8を出力端
子Zからそれぞれ出力する一方、制御信号cが“0”の
ときには入力端子Bに入力されているフリップフロップ
81、…、86、87、88または89の出力信号を出
力端子Zからそれぞれ出力する。
【0003】上記従来のマルチプレクサ回路60におい
て、制御信号cを“1”にすると、10個の信号d0〜
d9がフリップフロップ80〜89にそれぞれ取り込ま
れる。次に、制御信号を“0”にすると、基本クロック
clkの1サイクルごとに信号d0〜d9がシフトされ
マルチプレクサ回路60の出力信号としてフリップフロ
ップ80の出力端子Qから信号d0〜d9が順次出力さ
れる。
【0004】このように、上記マルチプレクサ回路60
は、10個の信号d0〜d9が並列に並んでなる並列信
号IDを入力して、10個の信号d0〜d9が直列に並
んでなる直列信号ODを出力する。
【0005】また、従来における直列信号を並列信号に
変換するデマルチプレクサ回路としては、上記従来のマ
ルチプレクサ回路のマルチプレクサが1つの入力端子と
2つの出力端子を有するデマルチプレクサに置き換えら
れ、上記マルチプレクサ回路と略同様の構造をしている
ものが知られており、基本クロックの1サイクルごとに
直列信号を構成する信号がシフトされることにより順次
入力され、デマルチプレクサの出力端子が一斉に切り換
えられることにより上記信号が同時に出力されるものが
知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマルチプレクサ回路及びデマルチプレクサ回路にお
いては、すべてのフリップフロップがシステム中で最も
高速の基本クロックでドライブされるためドライブ回路
の消費電力が大きいという欠点があり、また、高速の基
本クロックにより信号がシフトされるため信号の波形が
劣化してしまうという欠点がある。さらに、すべてのマ
ルチプレクサ(またはすべてのデマルチプレクサ)にお
いて、入力端子(または出力端子)の切り替えを高速で
行なう必要があるため、制御信号端子に与えられる制御
信号はその立ち上がり及び立ち下がりを急峻にしなけれ
ばならないという欠点がある。
【0007】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、低消費電力で且つ信号の波形の劣化を抑制する
ことができ、さらに制御信号に急峻性を要求するマルチ
プレクサまたはデマルチプレクサの数を低減することが
できる高速動作に適したマルチプレクサ回路及びデマル
チプレクサ回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、N個の信号からなる並列信号を
該N個の信号からなる直列信号に変換する場合に、2つ
の入力端子と1つの出力端子を有する(N−1)個のマ
ルチプレクサ同士を二分木状に且つ該二分木の高さが最
低となるように接続するものである。
【0009】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、N個の信号が並列に並んでなる並列信号を入力する
と該並列信号を構成するN個の信号が直列に並んでなる
直列信号を出力するマルチプレクサ回路を対象とし、上
記並列信号を構成するN個の信号のうちの1個の信号ま
たは直列に並んだ少なくとも2個の信号からなる入力信
号を入力するための2つの入力端子と、該2つの入力端
子からそれぞれ入力された2つの入力信号を構成するす
べての信号が直列に並んだ出力信号を出力するための出
力端子とを有する(N−1)個のマルチプレクサを備え
ており、該(N−1)個のマルチプレクサは、該(N−
1)個のマルチプレクサのうちの一のマルチプレクサの
出力端子と他のマルチプレクサの2つの入力端子のうち
の1つの入力端子とを接続する(N−2)本の接続線に
より、高さが(log2 N)−1≦h<log2 Nを満
たす整数hである二分木状に接続されている構成とする
ものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、10個の信号からなる並列信号を該10個の信号か
らなる直列信号に変換する場合であり、9個のマルチプ
レクサ同士を高さが3である二分木状に接続するもので
ある。
【0011】具体的請求項2の発明が講じた解決手段
は、10個の信号が並列に並んでなる並列信号を入力す
ると該並列信号を構成する10個の信号が直列に並んで
なる直列信号を出力するマルチプレクサ回路を対象と
し、上記並列信号を構成する10個の信号のうちの1個
の信号または直列に並んだ少なくとも2個の信号からな
る入力信号を入力するための2つの入力端子と、該2つ
の入力端子からそれぞれ入力された2つの入力信号を構
成するすべての信号が直列に並んだ出力信号を出力する
ための出力端子とを有する9個のマルチプレクサを備え
ており、該9個のマルチプレクサは、該9個のマルチプ
レクサのうちの一のマルチプレクサの出力端子と他のマ
ルチプレクサの2つの入力端子のうちの1つの入力端子
とを接続する8本の接続線により、高さが3である二分
木状に接続されている構成とするものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
に、上記9個のマルチプレクサのそれぞれを、当該マル
チプレクサが、上記並列信号を構成する10個の信号の
うちの1個の信号または直列に並んだ少なくとも2個の
信号からなる入力信号を2つの入力端子からそれぞれ入
力すると、該2つの入力端子からそれぞれ入力された2
つの入力信号を構成するすべての信号を直列に並べ変え
るように且つ該すべての信号が直列に並び変えられてな
る出力信号を出力端子から出力するように制御する制御
手段を備えている構成を付加するものである。
【0013】また、上記目的を達成するため、請求項4
の発明は、N個の信号からなる直列信号を該N個の信号
からなる並列信号に変換する場合に、1つの入力端子と
2つの出力端子を有する(N−1)個のデマルチプレク
サ同士を二分木状に且つ該二分木の高さが最低となるよ
うに接続するものである。
【0014】具体的に請求項4の発明が講じた解決手段
は、N個の信号が直列に並んでなる直列信号を入力する
と該直列信号を構成するN個の信号が並列に並んでなる
並列信号を出力するデマルチプレクサ回路を対象とし、
上記直列信号を構成するN個の信号のうちの少なくとも
2個の信号が直列に並んだ入力信号を入力するための入
力端子と、該入力端子から入力された入力信号を構成す
るすべての信号が2つに区分されたうちの一方の1個の
信号または直列に並んだ少なくとも2個の信号からなる
出力信号を出力するための第1の出力端子と、他方の1
個の信号または直列に並んだ少なくとも2個の信号から
なる出力信号を出力するための第2の出力端子とを有す
る(N−1)個のデマルチプレクサを備えており、該
(N−1)個のデマルチプレクサは、該(N−1)個の
デマルチプレクサのうちの一のデマルチプレクサの入力
端子と他のデマルチプレクサの第1または第2の出力端
子とを接続する(N−2)本の接続線により、高さが
(log2 N)−1≦h<log2 Nを満たす整数hで
ある二分木状に接続されている構成とするものである。
【0015】
【作用】請求項1または請求項2の構成により、高速で
動作させなければならないフリップフロップを使用する
ことなく並列信号を直列信号に変換することができるた
め、電力の消費を大幅に低減することができる。また、
信号はシフトされることなく出力されるため、信号の波
形の劣化を抑制することができる。さらに、例えば、8
個の信号からなる並列信号が該8個の信号からなる直列
信号に変換される場合において上記8個の信号のそれぞ
れの時間的長さが各マルチプレクサにより1/2に短縮
されていくとすると、最終段である第3段の1個のマル
チプレクサから出力される上記8個の信号のそれぞれの
時間的長さに対して、第2段の2個のマルチプレクサか
ら出力される上記8個の信号のそれぞれの時間的長さは
2倍であり、第1段の4個のマルチプレクサから出力さ
れる上記8個の信号のそれぞれの時間的長さは4倍であ
る。従って、制御信号に急峻性を要求するマルチプレク
サは最終段の1個のみであり、他の6個のマルチプレク
サの制御信号は急峻性が要求されない。
【0016】請求項3の構成により、制御手段は、9個
のマルチプレクサのそれぞれを制御するのに、例えば、
4(=二分木の高さ3+1)種類の制御信号を出力する
極めて簡単な回路により実現することができる。
【0017】また、請求項4の構成により、上記と同様
に、高速で動作させなければならないフリップフロップ
を使用することなく直列信号を並列信号に変換すること
ができるため、電力の消費を大幅に低減することができ
る。また、信号はシフトされることなく入力されるた
め、信号の波形の劣化を抑制することができる。さら
に、制御信号に急峻性を要求するデマルチプレクサは第
1段の1個のみとすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係るマルチプレ
クサ回路1を示している。同図において、上記実施例に
係るマルチプレクサ回路1は9個のマルチプレクサ11
〜19と制御手段としての制御回路20とを備えてお
り、マルチプレクサ11〜19は、2つの入力端子A、
Bと1つの出力端子Zと制御信号端子Sとを有してい
る。そして、9個のマルチプレクサ11〜19は、入力
端子AまたはBと出力端子Zとを接続する8本の接続線
41〜48により、高さが3である二分木状に接続され
ている。
【0020】信号をマルチプレクスするにはいくつかの
方法があるが、マルチプレクサ回路1は10本の信号d
0〜d9を2本ずつ順次束ねていく。ここで、「束ね
る」という言葉は、2本の信号を、該2本の信号の時間
的長さを約1/2にそれぞれ短縮して1本の直列信号に
することを意味している。
【0021】まず、10本の信号d0〜d9を5本に束
ねるために5個のマルチプレクサ11〜15が第1段目
に配置されている。5本に束ねられたマルチプレクサ1
1〜15の出力信号z1〜z5のうち4本の出力信号z
1〜z4は、第2段のマルチプレクサ16、17によ
り、さらに2本の出力信号z6、z7に束ねられる。次
に、第2段で束ねられなかったマルチプレクサ15の出
力信号z5とマルチプレクサ17の出力信号z7とを第
3段のマルチプレクサ18が束ねる。そして最後に、マ
ルチプレクサ16、18の2本の出力信号z6、z8を
第4段のマルチプレクサ19が1本に束ねて、マルチプ
レクサ19から出力信号z9が出力される。
【0022】このように、10本の信号d0〜d9が、
5本、3本、2本、1本と時分割的に順次束ねられてい
くので、信号d0〜d9の速度は各段を通過するごとに
約2倍ずつ速くなっていく、言い換えると、信号の時間
的長さは約1/2ずつ短縮されていく。
【0023】従って、マルチプレクサ回路1は、並列信
号IDとしての10本の信号d0〜d9を入力して、信
号d0〜d9がその時間的長さを1/10に短縮され直
列に並べ変えられてなる直列信号OD(=z9)を出力
する。
【0024】マルチプレクサ回路1が上記のように動作
するように、マルチプレクサ11〜19の制御信号端子
Sには、制御回路20から制御信号c1〜c4がそれぞ
れ入力される。マルチプレクサ11〜19は、制御信号
端子Sに入力される制御信号が“1”のときには、入力
端子Aに入力されている入力信号を出力信号として出力
端子Zから出力する一方、制御信号が“0”のときに
は、入力端子Bに入力されている入力信号を出力信号と
して出力端子Zから出力する。
【0025】以下、制御手段20の制御信号c1〜c4
によるマルチプレクサ11〜19の制御を図1、図2及
び図3に基づいて説明する。
【0026】図2は制御手段20の制御信号c1〜c4
を示すタイムチャート図であり、図3はマルチプレクサ
11〜19の出力信号z1〜z9を示すタイムチャート
図である。
【0027】第1段のマルチプレクサ11〜15は、基
本クロックclkの1/10の速度である制御信号c1
により制御される。マルチプレクサ11〜15の出力信
号z1、z2、z3、z4、z5としては、基本クロッ
クclkの前半5サイクルの間には制御信号c1が
“1”であるため、信号d0、d2、d1、d3、d4
がそれぞれ選択される一方、基本クロックclkの後半
5サイクルの間には制御信号c1が“0”であるため、
信号d6、d8、d5、d7、d9がそれぞれ選択され
る。従って、マルチプレクサ11は、10サイクルの信
号d0及びd6を入力して、信号d0及びd6がその時
間的長さを5サイクルに短縮され直列に並べられてなる
出力信号z1=[d0,d6]を出力することになる。
同様に、マルチプレクサ12、13、14、15は、制
御信号c1により制御され、出力信号z2=[d2,d
8]、z3=[d1,d5]、z4=[d3,d7]、
z5=[d4,d9]をそれぞれ出力する。
【0028】第2段のマルチプレクサ16及び17は制
御信号c2により制御される。マルチプレクサ16の出
力信号z6としては、基本クロックclkの最初の2サ
イクルの間においては制御信号c2が“1”であるため
マルチプレクサ11の出力信号z1における信号d0が
選択され、基本クロックclkの次の3サイクルの間に
おいては制御信号c2が“0”であるためマルチプレク
サ12の出力信号z2における信号d2が選択され、次
の2サイクルにおいては制御信号c2が“1”であるた
めマルチプレクサ11の出力信号z1における信号d6
が選択され、最後の3サイクルにおいては制御信号c2
が“0”であるためマルチプレクサ12の出力信号z2
における信号d8が選択される。従って、基本クロック
clkの10サイクルの間において、マルチプレクサ1
6は、マルチプレクサ11の出力信号z1=[d0,d
6]とマルチプレクサ12の出力信号z2=[d2,d
8]とを入力して、2サイクルの信号d0と3サイクル
の信号d2と2サイクルの信号d6と3サイクルの信号
d8とが直列に並べられてなる出力信号z6=[d0,
d2,d6,d8]を出力することになる。同様に、マ
ルチプレクサ17は、マルチプレクサ13の出力信号z
3=[d1,d5]とマルチプレクサ14の出力信号z
4=[d3,d7]とを入力して、2サイクルの信号d
1と3サイクルの信号d3と2サイクルの信号d5と3
サイクルの信号d7とが直列に並べられてなる出力信号
z7=[d1,d3,d5,d7]を出力する。
【0029】第3段のマルチプレクサ18は制御信号c
3により制御される。マルチプレクサ18の出力信号z
8としては、基本クロックclkの最初の4サイクルの
間においては制御信号c3が“1”であるためマルチプ
レクサ17の出力信号z7における2サイクルの信号d
1及び2サイクルの信号d3が直列に並んだ信号[d
1,d3]が選択され、次の1サイクルの間においては
制御信号c3が“0”であるためマルチプレクサ15の
出力信号z5における信号d4が選択され、次の4サイ
クルにおいては制御信号c3が“1”であるためマルチ
プレクサ17の出力信号z7における2サイクルの信号
d5及び2サイクルの信号d7が直列に並んだ信号[d
5,d7]が選択され、最後の1サイクルにおいては制
御信号c3が“0”であるためマルチプレクサ15の出
力信号z5における信号d9が選択される。従って、基
本クロックclkの10サイクルの間において、マルチ
プレクサ18は、マルチプレクサ17の出力信号z7=
[d1,d3,d5,d7]とマルチプレクサ15の出
力信号z5=[d4,d9]とを入力して、2サイクル
の信号d1及びd3と1サイクルの信号d4と2サイク
ルの信号d5及びd7と1サイクルの信号d9とが直列
に並べられてなる出力信号z8=[d1,d3,d4,
d5,d7,d9]を出力することになる。
【0030】第4段のマルチプレクサ19は制御信号c
4により制御される。ここで、基本クロックclkの1
0サイクルにおける制御信号c4の1サイクルごとの値
は“1,0,1,0,0,0,1,0,1,0”であ
り、マルチプレクサ19の出力信号z9としては、制御
信号c4が“1”であるときにはマルチプレクサ16の
出力信号z6における信号d0、d2、d6またはd8
が選択される一方、制御信号c4が“0”であるときに
はマルチプレクサ18の出力信号z8における信号d
1、d3、d4、d5、d7またはd9が選択される。
従って、基本クロックclkの10サイクルの間におい
て、マルチプレクサ19は、マルチプレクサ16の出力
信号z6=[d0,d2,d6,d8]とマルチプレク
サ18の出力信号z8=[d1,d3,d4,d5,d
7,d9]とを入力して、1サイクルの信号d0〜d9
が直列に並べられてなる直列信号ODである出力信号z
9=[d0,d1,d2,d3,d4,d5,d6,d
7,d8,d9]を出力する。
【0031】このように、上記マルチプレクサ回路1
は、高速で動作させなければならないフリップフロップ
を使用することなく、10個の信号d0〜d9が並列に
並んでなる並列信号IDを、10個の信号d0〜d9が
直列に並んでなる直列信号ODに変換することができ
る。このため、従来のマルチプレクサ回路に比較して電
力の消費を大幅に低減することができる。また、信号d
0〜d9はシフトされることなく出力されるため、信号
d0〜d9の波形の劣化を抑制することができる。
【0032】また、時間的長さの短い即ち高速な信号d
0〜d9が通過するのは最終段のマルチプレクサ19の
みであり、一段ずつ前段に戻るに従って、信号d0〜d
9の速度は約1/2になっていき、第1段のマルチプレ
クサ11〜15を通過する信号d0〜d9の速度に至っ
ては、基本クロックclkの速度の1/10となる。従
って、急峻な立ち上がり及び立ち下がりを要求される制
御信号は最終段のマルチプレクサ19に入力される制御
信号c4のみであり、他の制御信号c1〜c3は急峻性
が要求されない。
【0033】さらに、制御信号c1〜c4を発生する制
御回路20は、極めて簡単な回路により実現することが
できる。以下、制御回路20の一例を図4及び図5に基
づいて説明する。
【0034】図4は制御回路20の一例を示しており、
同図において、制御回路20は、5進のシフトカウンタ
から構成されており、詳しくは、5つのフリップフロッ
プ31〜35と否定論理和素子51と2つの論理積素子
52、53と排他的論理和素子54と否定素子55とを
備えている。
【0035】図5は、基本クロック信号clkとフリッ
プフロップ31〜35の出力信号q1〜q5と制御信号
c1〜c4との関係を示すタイムチャート図である。同
図に示すように、制御信号c2は、フリップフロップ3
1の出力端子Qから出力される出力信号q1により得ら
れる。基本クロックの1/10の速度の制御信号c1
は、フリップフロップ31の出力端子/Qから出力され
る出力信号/(q1)とフリップフロップ33の出力端
子/Qから出力される出力信号/(q3)との論理積の
演算結果が、フリップフロップ34及び排他的論理和素
子54により構成されるトグルフリップフロップに入力
され該トグルフリップフロップの出力信号q4により得
られる。制御信号c3は、フリップフロップ31の出力
信号/(q1)とフリップフロップ33の出力信号/
(q3)との論理積の演算結果が否定素子55を通過し
て得られる。最も高速の制御信号c4は、フリップフロ
ップ35の出力端子Qから出力される基本クロックcl
kの1/2の速度の出力信号q5と制御信号c3との論
理積が論理積素子53により行なわれることによって得
られる。
【0036】上記実施例はマルチプレクサ回路について
の実施例であるが、上記実施例に係るマルチプレクサ回
路の9個のマルチプレクサが1つの入力端子と2つの出
力端子を有する9個のデマルチプレクサに置き換えら
れ、該9個のデマルチプレクサが接続線により上記マル
チプレクサ回路と同様に高さが3である二分木状に接続
されることによってデマルチプレクサ回路が構成され
る。このようなデマルチプレクサ回路は、10個の信号
が直列に並んでなる直列信号を入力すると該直列信号を
構成する10個の信号が並列に並んでなる並列信号を出
力することができる。このため、上記デマルチプレクサ
回路によると、上記実施例に係るマルチプレクサ回路と
同様に、高速で動作させなければならないフリップフロ
ップを使用することなく直列信号を並列信号に変換する
ことができるため、電力の消費を大幅に低減することが
できる。また、信号はシフトされることなく入力される
ため、信号の波形が劣化することを抑制することができ
る。さらに、制御信号に急峻性を要求するデマルチプレ
クサは第1段の1個のみとすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または請
求項2の発明に係るマルチプレクサによると、システム
中で一番高速のクロックによりドライブしなければなら
ないフリップフロップを使用することなく並列信号を直
列信号に変換することができるため、電力の消費を大幅
に低減することができる。また、信号は何段にもわたっ
てシフトされるということがないため、信号の波形の劣
化を抑制することができる。さらに、立ち上がり及び立
ち下がりが急峻な制御信号により駆動しなければならな
いマルチプレクサは、最終段の1個のみにすることがで
きる。
【0038】請求項3の発明に係るマルチプレクサによ
ると、例えば、9個のマルチプレクサのそれぞれを4種
類の制御信号を出力する極めて簡単な制御回路により制
御することができる。
【0039】従って、低消費電力で且つ信号の波形の劣
化を抑制し、さらに制御信号に急峻性を要求するマルチ
プレクサの数を低減することができる高速動作に適した
マルチプレクサ回路を提供することができる。
【0040】また、請求項4の発明に係るデマルチプレ
クサによると、上記と同様に、高速で動作させなければ
ならないフリップフロップを使用することなく直列信号
を並列信号に変換することができるため、電力の消費を
大幅に低減することができる。また、信号はシフトされ
ることなく入力されるため、信号の波形が劣化すること
を抑制することができる。さらに、立ち上がり及び立ち
下がりが急峻な制御信号により駆動しなければならない
デマルチプレクサは第1段の1個のみとすることができ
る。
【0041】従って、低消費電力で且つ信号の波形の劣
化を抑制し、さらに制御信号に急峻性を要求するデマル
チプレクサの数を低減することができる高速動作に適し
たデマルチプレクサ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマルチプレクサ回路を
示す配線図である。
【図2】上記マルチプレクサ回路の制御信号を示すタイ
ムチャート図である。
【図3】上記マルチプレクサ回路のマルチプレクサの出
力信号を示すタイムチャート図である。
【図4】上記マルチプレクサ回路の制御回路を示す配線
図である。
【図5】上記マルチプレクサ回路の制御信号と上記制御
回路のフリップフロップの出力信号との関係を示すタイ
ムチャート図である。
【図6】従来のマルチプレクサ回路を示す配線図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチプレクサ回路 11〜19 マルチプレクサ 20 制御回路(制御手段) 41〜48 接続線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個の信号が並列に並んでなる並列信号
    を入力すると該並列信号を構成するN個の信号が直列に
    並んでなる直列信号を出力するマルチプレクサ回路であ
    って、 上記並列信号を構成するN個の信号のうちの1個の信号
    または直列に並んだ少なくとも2個の信号からなる入力
    信号を入力するための2つの入力端子と、該2つの入力
    端子からそれぞれ入力された2つの入力信号を構成する
    すべての信号が直列に並んだ出力信号を出力するための
    出力端子とを有する(N−1)個のマルチプレクサを備
    えており、 該(N−1)個のマルチプレクサは、該(N−1)個の
    マルチプレクサのうちの一のマルチプレクサの出力端子
    と他のマルチプレクサの2つの入力端子のうちの1つの
    入力端子とを接続する(N−2)本の接続線により、高
    さが (log2 N)−1≦h<log2 N を満たす整数hである二分木状に接続されていることを
    特徴とするマルチプレクサ回路。
  2. 【請求項2】 10個の信号が並列に並んでなる並列信
    号を入力すると該並列信号を構成する10個の信号が直
    列に並んでなる直列信号を出力するマルチプレクサ回路
    であって、 上記並列信号を構成する10個の信号のうちの1個の信
    号または直列に並んだ少なくとも2個の信号からなる入
    力信号を入力するための2つの入力端子と、該2つの入
    力端子からそれぞれ入力された2つの入力信号を構成す
    るすべての信号が直列に並んだ出力信号を出力するため
    の出力端子とを有する9個のマルチプレクサを備えてお
    り、 該9個のマルチプレクサは、該9個のマルチプレクサの
    うちの一のマルチプレクサの出力端子と他のマルチプレ
    クサの2つの入力端子のうちの1つの入力端子とを接続
    する8本の接続線により、高さが3である二分木状に接
    続されていることを特徴とするマルチプレクサ回路。
  3. 【請求項3】 上記9個のマルチプレクサのそれぞれ
    を、当該マルチプレクサが、上記並列信号を構成する1
    0個の信号のうちの1個の信号または直列に並んだ少な
    くとも2個の信号からなる入力信号を2つの入力端子か
    らそれぞれ入力すると、該2つの入力端子からそれぞれ
    入力された2つの入力信号を構成するすべての信号を直
    列に並べ変えるように且つ該すべての信号が直列に並び
    変えられてなる出力信号を出力端子から出力するように
    制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    2記載のマルチプレクサ回路。
  4. 【請求項4】 N個の信号が直列に並んでなる直列信号
    を入力すると該直列信号を構成するN個の信号が並列に
    並んでなる並列信号を出力するデマルチプレクサ回路で
    あって、 上記直列信号を構成するN個の信号のうちの少なくとも
    2個の信号が直列に並んだ入力信号を入力するための入
    力端子と、該入力端子から入力された入力信号を構成す
    るすべての信号が2つに区分されたうちの一方の1個の
    信号または直列に並んだ少なくとも2個の信号からなる
    出力信号を出力するための第1の出力端子と、他方の1
    個の信号または直列に並んだ少なくとも2個の信号から
    なる出力信号を出力するための第2の出力端子とを有す
    る(N−1)個のデマルチプレクサを備えており、 該(N−1)個のデマルチプレクサは、該(N−1)個
    のデマルチプレクサのうちの一のデマルチプレクサの入
    力端子と他のデマルチプレクサの第1または第2の出力
    端子とを接続する(N−2)本の接続線により、高さが (log2 N)−1≦h<log2 N を満たす整数hである二分木状に接続されていることを
    特徴とするデマルチプレクサ回路。
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