JPH0680458A - 弾性モルタル及びその製造方法 - Google Patents

弾性モルタル及びその製造方法

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JPH0680458A
JPH0680458A JP25223092A JP25223092A JPH0680458A JP H0680458 A JPH0680458 A JP H0680458A JP 25223092 A JP25223092 A JP 25223092A JP 25223092 A JP25223092 A JP 25223092A JP H0680458 A JPH0680458 A JP H0680458A
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cement
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elastic mortar
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Masateru Nozokido
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性を有する任意形状の厚手のモルタル製品
及びその製造方法を提供する。 【構成】 骨材と水性ポリマーとを混合するステップ
と、上記骨材と水性ポリマーとの混合物を所定温度、所
定風量の空気を流入させた状態で攪拌するステップと、
該混合物の水分が所定量となったときにセメントを混合
するステップ、及び上記セメント、骨材、水性ポリマー
からなる混合物を所定圧力により押出し成形するステッ
プとからなるセメント骨材及び水性ポリマーを混合した
弾性モルタルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振・遮音材として使
用されるモルタル製品及びその製造方法に関し、特にセ
メントに砂等の骨材及び水性ポリマーを混合した弾性を
有する厚手のモルタル製品に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道線路や住宅、工場など振動・騒音が
発生し、かつそれらを防止する必要のある場所において
は、防振・遮音のため防振・遮音材を用いたシート等が
使用されることが多い。ここで、これらの防振・遮音材
としては従来、ゴム製品や発泡ウレタン等の石油系製品
が主として使用されていた。また、一部にはテニスコー
ト等において用いられているような弾性を持った舗装材
によるものも防振・遮音を目的として使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防振・遮音材にあっては、石油系製品の場合
にはその価格が非常に高価であり、特に広範囲に亘って
や多数箇所において防振等を行う必要がある場合にはコ
ストの面で大きな障害となっていた。また、石油系製品
は、その性質上コンクリートなどの区体との接着が困難
であり、施工時及び施工後の耐久性等に問題が生じてい
た。
【0004】さらに、弾性舗装材にあっては、その表面
に皮膜が形成されることの影響により、厚みのあるもの
は内部まで乾燥できず硬化しないという欠点があった。
従って、弾性舗装材による場合には薄手のものしか実施
され得ず、厚手のものを作るためには、1〜2mmずつ重
ね塗りする他方法がなく、cm単位の一体成形は困難であ
った。加えて、厚手のものを作るためには極めて大きな
工数を必要とし、その実用化は非現実的であった。
【0005】一方、モルタル製品は、セメントと砂を配
合して水で練合せたものであり、従来塗装や煉瓦タイル
の接合に使用され、それ自体は弾性を有さないのが通例
であった。従って、モルタル製品としては厚手の物は製
造できるものの、それ自体を防振・遮音材としては使用
するには不適当であった。本発明はかかる課題を解決す
べくなされたものであり、防振・遮音材として、弾性を
有する任意形状の厚手のモルタル製品を提供すること、
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の弾性モルタルは、セメント、骨材、水性ポリマ
ーから構成されることを特徴とする。また、その製造方
法は、骨材と水性ポリマーとを混合するステップと、上
記骨材と水性ポリマーとの混合物を所定温度、所定風量
の空気を流入させた状態で攪拌するステップと、該混合
物の水分が所定量となったときにセメントを混合するス
テップ、及び上記セメント、骨材、水性ポリマーからな
る混合物を所定圧力により押出し成形するステップとか
らなることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について説明す
る。本発明は、セメントに砂等の骨材と水性ポリマー
(エマルジョン)とを混合させた厚手の弾性モルタル及
びその製造方法である。ここで、本発明に係る弾性モル
タルは、容量比にしてセメント1:骨材1:水性ポリマ
ー2の比率でこれらを混合することにより製造する。本
実施例においては骨材には砂を、水性ポリマーにはポリ
ゾールAE810(商品名、昭和高分子製)を用いる。
【0008】ところで、モルタル製品を製造するべく、
セメントを水和反応させ硬化させるためには、一般に水
分がセメントの30%以下となる必要がある。しかしな
がら、本実施例においては、水性ポリマーに含まれる水
分がその比率1が場合でも固型分45%、水分55%で
あることから、本実施例のように比率1:1:2という
ように混合した場合には固型分90%、水分110%相
当となり、セメントは硬化しない。即ち、セメント硬化
のためには余分な70%の水分を除去する必要があるこ
とになる。
【0009】ここで、上述のような混合比においてもセ
メントを硬化させるためには水分の含有率の低いポリマ
ーがあれば余分な水分の問題は解決する。しかしなが
ら、含有水分率30%以下の水性ポリマーは、界面活性
剤の安定性の面で問題があり、かかる水性ポリマー製造
は不可能であり、水性ポリマーの面から余分な水分の問
題を解決することはできない。
【0010】従って、本発明にあっては、まず骨材と水
性ポリマーを混合し、その水分を一定量まで除去した後
にセメントを混合することによりセメントを硬化直前の
状態とし、これを型により押出し成形して任意形状の弾
性モルタルを製造することとして余分な水分の問題を解
決している。
【0011】その方法について具体的に説明すると、本
発明においては、先述のようにまず骨材と水性ポリマー
とを混同する。次に、この混合物から水分を除去すべく
温度と酸素を与える。即ち、この混合物を温度40〜5
0℃、風量2〜3m3/min の空気を流入させる条件下に
おいて攪拌する。この場合、混合物を攪拌するのは表面
に皮膜が形成されるのを防ぎ、さらに水分の発散を促進
するためである。
【0012】このような攪拌は混合物の水分含有量率が
約35%となるまで行う。そして、水分含有率が約35
%となった段階でセメントを混合する。この場合、水分
はセメントの硬化点の30%より若干多いため、このセ
メントを含む混合物は直ちに硬化することなく、硬化直
前のいわゆるダンゴ状の様相を呈する。
【0013】そして、このダンゴ状の混合物を押出し成
形することにより所望形状の弾性モルタル製品が得られ
ることになる。即ち、この硬化直前の混合物を型枠を使
用することなく所望の形状の型に10〜12kg/cm2 の
圧力を加えて押出すことにより弾性モルタルが連続成型
される。この場合、この押出し時の加圧により混合物内
部の気泡は除去される。また、混合物に含まれていたセ
メント硬化点を超えた分の水分はわずかな量であること
から成型時や成型後放置することにより発散される。そ
して、水性ポリマ−とセメントにより定形性と所定硬度
を有する、弾性のあるモルタル製品が出来上がる。
【0014】なお、本発明により製造される弾性モルタ
ルにおける成分比率は上述のものには限られず、例えば
弾性の小さいモルタルを得たい場合にはセメントの混合
比率を大きくし、逆に弾性の大きいモルタルを得たい場
合にはセメントの混合比率を小さくするなど任意の比率
をとることができる。また、製造上の温度や風量等の種
々の条件も上記の例には限られず、水性ポリマ−の種類
や、骨材の材質により種々の値を設定することができ
る。
【0015】さらに、骨材の材質も砂には限られず、加
えて図1に示すように骨材の粒形を小さくすれば弾性は
小さくなり、粒形を大きくすれば、弾性は大きくなるこ
とから骨材の粒形も種々のものを採用し得る。一方、押
出し型の形状は四角形、三角形、円形等種々の形状を採
用し得ることは勿論であり、その他種々の条件も実施例
のものには限られない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による弾性
モルタルにあってはセメントと骨材及び水性ポリマーに
よる構成としたことにより弾性を有する任意形状の厚手
のモルタル製品が得られるという効果がある。また、本
発明による弾性モルタルの製造方法にあっては、まず骨
材と水性ポリマーを混同し、これを所定温度、風量下に
おいて攪拌して水分を所定量まで発散させてセメントを
加えこの混合物を押出し成形する構成としたことによ
り、防振・遮音材として弾性を有する任意形状の厚手の
モルタルが連続一体成形できるという効果がある。
【0017】さらに、その材料として価格の安いセメン
トを使用することにより、本発明による弾性モルタル
は、従来のゴム製品等と比して10分の1以下の価格で
防振・遮音材を提供できるという効果がある。加えて、
本発明による弾性モルタルはセメントを主成分とするこ
とから、それ自体がコンクリート区体と接着・密着容易
であり、施工容易かつ、弾性枕木、PC枕木の弾性シー
トやフローリング床の遮音シート、内部に熱源を配した
融雪舗装用シート等の幅広い用途を持った防振・遮音材
を提供することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性モルタルの骨材粒形と弾性の
関係とを表わすグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:24 Z 2102−4G 14:02) Z 2102−4G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント、骨材、水性ポリマーから構成さ
    れることを特徴とする弾性モルタル。
  2. 【請求項2】セメント、骨材、水性ポリマーの容量比が
    セメント1:骨材1:水性ポリマー2であることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性モルタル。
  3. 【請求項3】 セメント骨材及び水性ポリマーを混合し
    た弾性モルタルの製造方法であって以下のステップから
    なるもの。 a)骨材と水性ポリマーとを混合するステップ。 b)上記骨材と水性ポリマーとの混合物を所定温度、所
    定風量の空気を流入させた状態で攪拌するステップ。 c)該混合物の水分が所定量となったときにセメントを
    混合するステップ。 d)上記セメント、骨材、水性ポリマーからなる混合物
    を所定圧力により押出し成形するステップ。
  4. 【請求項4】 上記骨材と水性ポリマーとの混合物を攪
    拌する状態が温度40〜50℃、風量2〜3m3/min で
    あることを特徴とする請求項3に記載の弾性モルタルの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 上記骨材と水性ポリマーとの混合物にセ
    メントを混合する際の当該混合物の水分が約35%であ
    ることを特徴とする請求項3又は4に記載の弾性モルタ
    ルの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記にセメント、骨材、水性ポリマーか
    らなる混合物を押出し成形する圧力が10〜12kg/cm
    2 であることを特徴とする請求項3〜5に記載の弾性モ
    ルタルの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021103222A1 (zh) * 2019-11-29 2021-06-03 中国建筑标准设计研究院有限公司 可再溶散的砂浆固结体及其制备方法以及砂浆产品和应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136153A (ja) * 1984-07-30 1986-02-20 菊水化学工業株式会社 モルタル組成物
JPS6355143A (ja) * 1986-08-22 1988-03-09 昭和電工株式会社 弾性モルタル組成物

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