JPH068102B2 - アンチスキツド制御装置 - Google Patents

アンチスキツド制御装置

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JPH068102B2
JPH068102B2 JP59115452A JP11545284A JPH068102B2 JP H068102 B2 JPH068102 B2 JP H068102B2 JP 59115452 A JP59115452 A JP 59115452A JP 11545284 A JP11545284 A JP 11545284A JP H068102 B2 JPH068102 B2 JP H068102B2
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wheel
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/58—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to speed and another condition or to plural speed conditions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定の車輪減速度に達した時にその時点での
検出車輪速に基づいて擬似的な車体速を発生し、この擬
似的な車体速と検出車輪速とで決まるスリップ率が予め
定めた設定値に達した場合に制動液圧の減圧制御を行な
うようにしたアンチスキッド制御装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
車両における車輪と路面の摩擦係数μは一般に第11図
に示すように、所定のスリップ率λo(第15%)の時に
最大μ(max)となり、この時に、車両における制動効率
が最大となる。
そこで、通常のアンチスキッド制御では、車両の制動時
において、車輪のスリップ率λが常時当該スリップ率λ
o付近の値となるように、制動液圧を増圧、減圧あるい
は保持に切り換え制御するものである。
その結果、制動時における停止距離の短縮が図れると共
に、操縦安定性の確保が可能となる。
ところで、実際のアンチスキッド制御装置にあっては、
上記スリップ率λは λ=1−Vw/Vc の関係から、車体速Vc、車輪速Vwを検出することに
よって求められるものであるが、制動時における車体速
Vcは直接検出することが技術的に困難であることか
ら、本発明者等は、当該制動時における検出車輪速に基
づいて擬似的な車体速(以後、擬似車速Viという)を
つくり出すことを提案している。
従来、この種のアンチスキッド制御装置では、例えば第
12図に示すような制動制御が行なわれていた(例えば
特公昭53−13751が特公昭50−24185な
ど)。
これは、制動時に車輪速Vwの減少と共に、車輪減速度
が増加して所定値b1に達した時に、その時点での検出
車輪速Vbから所定の傾きをもって減少する擬似車速V
iを発生する。
この擬似車速Viの傾きは、一般的な急制動時の減速傾
向を実験的に求め、その実験値、例えば0.4Gとなるよ
うに固定的なものでも良いし、更に、制動中における上
記所定車輪減速度b1に達する毎の複数の検出車輪速の
減少傾向に基づいて、順次可変にするようにしても良
い。
そして、検出車輪速Vwが制動効率が最大となるスリッ
プ率λ0 λ0=1−Vwo/Vi=15% に対応した目標車輪速Vwoを下回つた時に制動液圧Pの
減圧制御を行ない、車輪速Vwが目標車輪速Vwoから過
度に減少しないようにしている。
尚、本例では、更に車輪加減速度に基づいて制動液圧を
制御するようにしており、上記検出車輪速Vwが目標車
輪速Vwoを下回るまでは、車輪加減速度が所定値b
1(減速度)乃至a1(加速度)の範囲で増圧制御を行
ない、また、車輪減速度がb1に達するまでは保持制御
を行ない、車輪加速度が所定値a1以上では制動液圧の
保持制御を行なうようになっている(尚、第12図中V
cは真の車体速)。
このようなアンチスキッド制御装置にあっては、車輪減
速度が所定値b1に達した時に、その時点における検出
車輪速Vbに基づき擬似車速Viを発生し、車輪速Vw
が当該擬似車速Viの85%値となる目標車輪速Vwoに達
する毎に(すなわちスリップ率λが所定値λ0に達する
毎に)、車輪加速度が所定値a1になるまでは、制動液
圧を減圧制御するようにしたため、当該車輪速Vwが目
標車輪速Vwoから過度に減少したものとはならず、車輪
ロックを防止した効率の良い制動が可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、例えば車両の制動中に摩擦係数μの大き
い高μ路面にさしかかった場合、上記制動液圧の減圧制
御により車輪速Vwが実際の車体速Vcよりも一時的に
高くなる。
このため、この高レベルの車輪速Vwが以後の制動液圧
の増圧制御等によって減少し、車輪減速度が所定値b1
に達した時に発生される擬似車速Viも、その時の検出
車輪速Vbが大きな値となることから全体として高レベ
ルのものとなる。
従って、目標車輪速Vwoもまた高レベルのものとなり、
本来車輪速Vwを更に減少させたいにもかかわらず、比
較的大きな車輪速Vwであっても上記目標車輪速Vwoを
下回ることから、制動液圧が減圧制御され、車両の停止
距離が目標停止距離よりも長くなっていた。
また、車両の発進時にホイルスピンが発生した場合にも
同様な状況となり、当該減圧制御によってその発進直後
はブレーキペダルを踏んでも制動がかからない虞があっ
た。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、高μ路面におけ
る制動液圧の減圧制御等により車輪速が急激に上昇した
場合、その直後に発生する高レベルの擬似的な車体速に
起因して、比較的大きい値の車輪速状態で制動液圧が減
圧制御されて停止距離が延びることを防止したアンチス
キッド制御装置を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、所定の車輪減速度b1に達した時に、その時
点における検出車輪速Vwに基づいて擬似的な車体速V
iを発生し、上記検出車輪速Vwが前記擬似的な車体速
Viから求められた目標車輪速Vwoを下回った場合に、
制動液圧の減圧制御を行なうようにしたアンチスキッド
制御装置において、 減圧制御後の車輪の加速度awを検出する手段(3)
と、予め定めた一定の車輪加速度a2を検出した後の所
定時間は上記目標車輪速Vwoを所定量低下させる手段
(61)とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
このように構成したことにより、手段(3)が予め定め
た一定車輪加速度a2を検出すると、手段(61)が所
定時間(t4〜t10間)につき、目標車輪速Vwoを強制
的に所定量低下させるようにするため、車輪速が急激に
上昇した場合でも、その直後に発生する高レベルの擬似
車速Viに起因して比較的大きい値の車輪速状態で制動
液圧が減圧制御されることにより制動時の停止距離が延
びるようになることを、効果的に防止することができる
ようになる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明に係るアンチスキッド制御装置の基本構
成を示すブロック図である。即ち、基本的にこのアンチ
スキッド制御装置(アンチスキッド制御回路100)
は、制動時に、車輪速センサ1から出力される車輪10
2の回転速に比例した周波数の検出信号に基づいて、制
動液圧系のマスタシリンダ101からホイルシリンダ1
03に至る経路に設けた流入弁14(以下、EV弁14
という)の切り換え制御と、ホイルシリンダ103から
リザーバタンク104、液圧回収用のポンプ17を介し
てマスタシリンダ101に至る液圧回収経路の上記リザ
ーバタンク104、ポンプ17の前段に設けた流出弁1
5(以後、AV弁15という)の切り換え制御とを行な
うものである。そして、EV弁17の切り換え信号(以
下、EV信号という)とAV弁15の切り換え信号(以
下、AV信号という)とによってホイルシリンダ103
の液圧、即ち制動液圧は次表のように制御されることに
なる。
ここで、アンチスキッド制御回路100の具体的な構成
は第2図に示すようになっている。同図において、2車
輪速センサ1からの出力信号に基づいて車輪速Vwを演
算する車輪速検出回路、3は車輪速検出回路2からの検
出車輪速信号を例えば微分処理して車輪の加速度及び減
速度(負の加速度)を検出する加減速度検出回路であ
る。4はスリップ率λを検出するうえで必要となる擬似
車速Vi(擬似的な車体速)を発生する擬似車速発生回
路、5は加減速度検出回路3からの検出減速度が基準減
速度b1以上となる時にHレベル信号(以下、b1信号
という)を出力する比較回路であり、上記擬似車速発生
回路4は、比較回路5からのb1信号が入力する毎に、
例えばその時車輪速検出回路2から出力される検出車輪
速値から予め定めた一定の傾きをもった速度直線となる
擬似車速Vi、又は前回上記b1信号が入力した時の検
出車輪速と今回の検出車輪速とを結ぶ速度直線となる擬
似車速Viを出力するようになっている。6は目標車輪
速発生回路であり、この目標車輪速発生回路6は後述す
るように例えば第3図に示すような構成となって、基本
的に擬似車速発生回路4からの擬似車速Viに基づいて
制動効率が最大となるスリップ率λ0 λ0=1−(Vwo/Vi) に対応した制御目標となる目標車輪速Vwoを出力するも
のである。
7は、目標車輪速発生回路6からの目標車輪速Vwoと車
輪速検出回路2からの検出車輪速Vwとを入力し、検出
車輪速Vwが目標車輪速Vwoを下回った時にHレベル信
号(以ィ下、スリップ信号という)を出力する比較回
路、8は加減速度検出回路3からの検出加速度が基準加
速度a1以上となる時にHレベル信号(以下、a1信号
という)を出力する比較回路、9は比較回路5と同様に
加減速度検出回路3からの検出減速度が、基準減速度b
1以上となる時にHレベル信号(b1信号)を出力する
比較回路である。そして、比較回路8からのa1信号の
反転信号と比較回路7からのスリップ信号とのアンドゲ
ート10によるアンド信号(AV信号)がドライバ13
を介してAV弁15に入力し、また、比較回路8からの
a1信号と比較回路9からのb1信号とアンドゲート1
0からの出力信号とのオアゲート11によるオア信号
(EV信号)がドライバ12を介してEV弁に入力する
ようになっている。
16はアンドゲート10からの出力信号(AV信号)が
入力する毎に、その立ち上がりで起動がかかり、所定時
間(例えば2秒程度)のHレベル信号(以後、MR信号
という)を出力するリトリガブルタイマであり、このリ
トリガブルタイマ16からのMR信号によって液圧回収
用のポンプ17が作動するようになる一方、上記擬似車
速発生回路4がこのMR信号によって更に制御されるよ
うになっている(MR信号がHレベルのときに、本来の
擬似車速Viを発生)。
ここで、上記目標車輪速発生回路6は、例えば第3図に
示すようになっている。同図において、60は擬似車速
発生回路4から順次出力される擬似車速値Viに0.85
を乗ずる乗算回路であり、この乗算回路60から出力さ
れる目標車輪速Vwoとしての0.85×Viは制動効率が
最大とみなされるスリップ率λ0(=15%)に対応した
ものである。61は上記擬似車速値Viに0.60を乗ず
る乗算回路であり、この乗算回路61から出力される目
標車輪速Vwoとしての0.60×Viはスリップ率λ=40
%に対応したものとなっている。
また62は第2図における比較回路7に対する目標車輪
速Vwo出力を、上記乗算回路60の出力又は乗算回路6
1の出力に切り換える切り換えスイッチ、63は加減速
度検出回路3から出力される車輪加速度αwと所定の基
準値a2、例えば10Gに相当する値を比較し、上記車輪
加速度αwが当該基準値a2以上となる時にHレベル信
号を出力する比較回路、64は比較回路63からの出力
がHレベルからLレベルに立ち下がってから所定時間
(100ms程度)のHレベル信号を出力するタイマであ
り、上記切り換えスイッチ62はタイマ64からの出力
信号Qによって制御され、当該出力信号QがLレベルの
時に乗算回路60側に、同出力信号QがHレベルの時に
乗算回路61側にそれぞれ切り換わるようになってい
る。
次に、本装置の作動について説明する。
運転者がブレーキペダルを踏み込んで制動液圧(ホイル
シリンダ103内の液圧)が上昇すると、それに伴って
車輪速が減少すると共に車輪速速度(負の加速度)が増
加する。ここで、車輪減速度が更に増加して所定値b1
に達すると、比較回路9からb1信号が出力し、オアゲ
ート11を介した当該b1信号(EV信号)によってE
V弁14が作動し、制動液圧がその時点で保持される。
この時、上記車輪減速度が所定値b1に達した時点で、
擬似車速発生回路4からその時点での検出車輪速から所
定の傾きをもった擬似車速Viが出力し、と同時に、目
標車輪速発生回路6における切り換えスイッチ62が、
乗算回路60に保持されることから、当該目標車輪速発
生回路6からスリップ率λ0に対応した目標車輪速Vwo
(=0.85×Vi)が順次出力する。
そして、上記のような制動液圧の高液圧での保持によっ
て車輪速が更に減少して上記目標車輪速Vwoを下回る
と、比較回路7からスリップ信号が出力し、アンドゲー
ト10を介した当該スリップ信号(AV信号)によって
AV弁15が作動すると共に、オアゲート11を介した
同スリップ信号(EV信号)によってEV弁14の作動
状態を保持し、制動液圧が減圧される。
このように制動液圧が減圧されると、それに伴って車輪
速及び車輪加速度が復帰し、当該車輪加速度が所定値a
1に達すると、比較回路8からa1信号が出力し、オア
ゲート11を介した当該a1信号(EV信号)によって
EV弁14の作動が更に持続する一方、同a1信号によ
ってアンドゲート10が禁止状態となることからAV弁
15が初期状態に復帰し、制動液圧が保持される。この
ように制動液圧が比較的低い液圧ながらも保持される
と、車輪速が上記目標車輪速を超えて(この時点で上記
スリップ信号はなくなる)ある程度増加した時点で再び
減少を開始すると共に、車輪加速度もまた、上記所定値
a1以上の値から減少していく。ここで、この車輪加速
度が所定値a1を下回ると、比較回路8からのa1信号
が立ち下がり、その時点での各比較回路7,9からの出
力がLレベルであることと相俟ってEV信号、AV信号
がLレベルとなり、制動液圧は再び増圧される。そし
て、車輪速及び車輪加速度が更に減少し、以後、上記と
同様な制動液圧の制御が順次繰り返されることになる。
即ち、上記制動時における制動液圧の切り換え制御は第
4図に示すように車輪加減速度αwとスリップ率λ(実
際にはVw/Vi)とに基づいて定めた制御モードに従
って行なわれる。
上記のような制動液圧の切り掻え制御の過程では、例え
ば第5図に示すように、時刻t1で車輪速Vwが目標車
輪速Vwo(=0.85×Vi)に達し、制動液圧Pが減圧
制御され、その後時刻t2で車輪加速度がa1に達して
制動液圧Pが比較的低い液圧で保持されている時に、高
μ路面等のために車輪速が急激に上昇して、車輪加速度
が予め定めた一定基準値a2に達すると(時刻t3)比
較回路63の出力がHレベルとなる。
そして、車輪加速度がピークに達した後、減少して時刻
t4で基準値a2を下回ると、比較回路63からの出力
信号がLレベルに立ち下がり、それに伴ってタイマ64
の出力QがHレベルとなって切り換えスイッチ62が乗
算回路61側に切り換わる。すると、目標車輪速V
woは、乗算回路61から出力される0.60×Viとな
る。その後、車輪加速度が更に減少して所定値a1を下
回り、制動液圧Pが増圧制御され、車輪速Vwがピーク
に達した後再び減少を始め、車輪減速度が時刻t5で所
定値b1に達すると新たな擬似車輪速Viが発生すると
共に、制動液圧Pが保持される。
そして、当該制動液圧Pの保持により車輪減速度がピー
クに達した後、回復するものの、車輪速Vwは減少を続
け、当該車輪速Vwが0.85×Viに達する時刻t6で
は(従来はここで減圧制御となる)、タイマ64の出力
QがHレベルを保持していることから、目標車輪速発生
回路6の出力が0.60×Viを保持し、比較回路7から
のスリップ信号は出力されず、制動液圧Pは、当該保持
液圧を維持する。
この液圧保持によって車輪減速度が時刻t7で所定値b
1に復帰すると、制動液圧が増圧制御され、更に車輪速
Vwが減少すると共に車輪減速度も減少して再び所定値
b1に達し、また新たな擬似車速Viが発生すると共に
制動液圧Pが比較的高い液圧で保持される。
ここで、車輪速が更に減少して0.85×Viに達する時
刻t9では前記同様、タイマ64の出力QがHレベルを
保持していることから、目標車輪速発生回路6からの出
力が0.60×Viを保持しており、制動液圧Pは当該比
較的高い液圧で保持された状態を持続する。その後車輪
速Vwが更に減少して時刻t10で0.60×Viに達する
と、比較回路7からスリップ信号が出力し、制動液圧P
はこの時点で減圧制御される。
上記のように本実施例によれば、車輪加速度が例えば10
Gを超えた後に再び復帰した時点から所定時間だけ目標
車輪速Vwoの設定を擬似車速Viに対して85%から同60
%に切り換えるようにしたため、車輪速が急激に上昇し
た後に発生する高レベルの擬似車速Viに起因した比較
的車輪速値の大きな状態での減圧制御を禁止することが
できるようになる。
第6図は目標車輪速発生回路6の他の構成を示すブロッ
ク図であり、この例は、車輪速Vwが急激に立ち上がっ
て次に発生する擬似車速Viに対する目標車輪速Vwoの
み、その設定値を変更するものである。
同図において、60,61は第3図に示すものと同様
に、それぞれ擬似車速Viに0.85、0.60を乗ずる乗
算回路であり、これら乗算回路60,61の出力信号
は、それら各出力の切り換えを行なう切り換えスイッチ
62′を介して比較回路7に入力するようになってい
る。63もまた、第3図に示すものと同様に、車輪加速
度が例えば10Gに相当する所定値以上となる時にHレベ
ル信号を出力する比較回路、64′は比較回路63の出
力がHレベルからLレベルに立ち下がってから所定時間
(第3図に示すタイマ64での設定時間より短い)Hレ
ベル信号を出力するタイマ、65は車輪減速度が所定値
b1を超える時とHレベル信号を出力する比較回路、6
6はRSフリップフロップ(以下、単にFFという)で
あり、このFF66はタイマ64′からの出力と比較回
路65からの出力とのアンドゲートG1によるアンド信
号の立ち上がりでセットされる一方、タイヤ64′から
の出力反転信号と比較回路65からの出力とのアンドゲ
ートG2によるアンド信号の立ち上がりでリセットされ
るようになっている。
そして、上記切り換えスイッチ62′は、FFの出力Q
によって制御され、該出力QがLレベルの時に乗算回路
60側となり、同出力QがHレベルの時に乗算回路61
側に切り換わるようになっている。
このような実施例では、第5図において、時刻t4でタ
イマ64′の出力QがHレベルとなった後、b1信号が
出力される時刻t5でFF66がセットされ、その出力
Q(Hレベル)によって切り換えるスイッチ62′が乗
算回路61側に切り換わる。
そして、当該時刻t5で発生する擬似車速Viに対して
目標車輪速VwoがVwo=0.60×Viとなり、前記実施
例と同様な制動液圧の切り換え制御が行なわれる。
その後、時刻t8で車輪減速度が所定値b1に達して更
に新たな擬似車速Viが発生すると、その時点で既にタ
イマ64′の出力QがLレベルとなっており、当該b1
信号によってFF66がリセットされて、切り換えスイ
ッチ62′が乗算回路60側に切り換わる。
従って時刻t8以降では、擬似車速V1に対して目標車
輪速VwoがVwo=0.85×Viとなって通常の制動制御
が行なわれるようになり、例えば、時刻t9で車輪速V
wが当該目標差輪速Vwo(=0.85×Vi)を下回る
と、制動液圧が減圧制御される。
この実施例によっても、車輪速が急激に上昇した直後に
発生する高レベルの擬似車速Viに起因した、比較的車
輪速値の大きな状態での減圧制御を、前記実施例とほぼ
同等に、禁止することができる。
尚、スリップ率λの設定値変更、即ち擬似車速Viに対
する目標車輪速Vwoの設定変更は、上記の擬似車速Vi
への乗算値の変更以外にも、例えば第7図に示すよう
に、通常の目標車輪速Vwo(=0.85×Vi)から減算
回路67によって所定値(例えば5Km/h)を減ずるよう
にしても良い。
また、上記減算すべき所定値を、例えば第8図に示すよ
うに車輪加速度に基づいて可変にすることも可能であ
る。
ここで、第8図に示す目標車輪速発生回路6の構成を簡
単に説明すると、車輪加速度αwが例えば5Gとなる所
定値a3以上になると比較回路63がHレベルとなり、
この比較回路63の立ち下がりから所定時間タイマ64
からHレベル信号が出力されるようになっている。
そして、比較回路63の出力とタイマ64からの出力Q
とのオアゲートG3によるオア信号が、Hレベルの時
に、ピークホールド回路69が、第10図に示すように
その期間(オアゲートG3の出力がHレベルとなる期
間)における車輪加速度のピーク値αw(max)を検出す
るようになっており、このピークホールド回路69で検
出したピーク値αw(max)データを減算値決定回路70
が入力し、例えば予め定めた第9図に示すような、当該
ピーク値αw(max)と減算値δとの関係に従って、通常
の目標車輪速Vwo(=0.85×Vi)から、減算回路6
8によって減ずるべき減算値δを決定するようになって
いる。
この第8図に示す目標車輪速発生回路6によれば、車輪
速の上昇程度の度合(車輪加速度の増大具合)が大きい
ほど、出力される目標車輪速Vwoの値が小さくなり、そ
れだけ制動液圧が減圧制御される時期が遅れることとな
り、車輪速をより早く減少させることが可能となる。
尚、第3図又は第6図に示す例であっても、車輪加速度
に基づいて当該乗算値を可変にすることは可能である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、所定の車輪
減速度に達した時にその時点での検出車輪速に基づいて
擬似的な車体速を発生し、検出車輪速が擬似的な車体速
から求められた目標車輪速を下回った場合に、制動液圧
の減圧制御を行なうようにしたアンチスキッド制御装置
において、予め定めた一定車輪加速度を手段(3)が検
出した後の所定時間は、手段(61)によつて上記目標
車輪速を所定量低下させるようにしたため、車輪速が急
激に上昇した場合でも、その直後に発生する高レベルの
擬似的な車体速に基づく制御によって、比較的車輪速値
の大きな状態で制動液圧が減圧制御されるようなことが
なくなり、車両の停止距離が不要に長くなるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るアンチスキッド制御装置における
制動液圧系の一例を示すブロック図、 第2図は本発明に係るアンチスキッド制御装置の一例の
基本構成を示すブロック図、 第3図は第2図における目標車輪速発生回路の具体的構
成の一例を示すブロック図、 第4図は第2図に示す装置による制動液圧の制御モード
を示す説明図、 第5図は第2図及び第3図並びに後述する第6図に示す
装置の作動状態を示すタイミングチャート、 第6図乃至第8図は、第2図における目標車輪速発生回
路のその他の具体的構成を示すブロック図、 第9図は第8図における減算値決定回路での減算値決定
パターンを示す説明図、 第10図は第8図におけるピークホールド回路の作動を
示す説明図、 第11図は車輪と路面との摩擦係数μとスリップ率λと
の関係を示すグラフ図、 第12図は従来のアンチスキッド制御装置による制動時
の車輪速、制動液圧、車輪加減速度の状態を示す説明図
である。 1…車輪速センサ 2…車輪速検出回路 3…車輪加減速度検出回路 4…擬似車速発生回路 5,7,8,9…比較回路 12,13…ドライバ 14…流入弁(EV弁) 15…流出弁(AV弁) 16…リトリガブルタイマ 17…ポンプ 60…乗算回路(×0.85) 61…乗算回路(×0.60) 62,62′…切り換えスイッチ 63…比較回路 64,64′…タイマ 65…比較回路 66…RSフリップフロップ(FF)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の車輪減速度b1に達した時に、その
    時点における検出車輪速Vwに基づいて擬似的な車体速
    Viを発生し、上記検出車輪速Vwが上記擬似的な車体
    速Viから求められた目標車輪速Vwoを下回つた場合
    に、制動液圧の減圧制御を行なうようにしたアンチスキ
    ッド制御装置において、 減圧制御後の車輪の加速度awを検出する手段(3)
    と、 予め定めた一定の車輪加速度a2を検出した後の所定時
    間は上記目標車輪速Vwoを所定量低下させる手段(6
    1)と を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
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