JPH068176Y2 - 長尺プレキヤストコンクリ−ト部材 - Google Patents
長尺プレキヤストコンクリ−ト部材Info
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- JPH068176Y2 JPH068176Y2 JP1986170864U JP17086486U JPH068176Y2 JP H068176 Y2 JPH068176 Y2 JP H068176Y2 JP 1986170864 U JP1986170864 U JP 1986170864U JP 17086486 U JP17086486 U JP 17086486U JP H068176 Y2 JPH068176 Y2 JP H068176Y2
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Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、長尺プレキャストコンクリート部材に関す
る。
る。
本出願人は、先に、材質が稠密で大きな強度が得られ、
鉄筋コンクリート構造等において構造体の一部をなしな
がら型枠としても機能する部材として、遠心力成形した
長尺プレキャストコンクリート部材を提案した(例え
ば、実願昭60-191318号参照)。
鉄筋コンクリート構造等において構造体の一部をなしな
がら型枠としても機能する部材として、遠心力成形した
長尺プレキャストコンクリート部材を提案した(例え
ば、実願昭60-191318号参照)。
前述した遠心力成形品の長尺プレキャストコンクリート
部材は、強度が大きいことから、梁間に架設して床スラ
ブの構築用に用いる場合に、支保工を減少ないし全廃で
きる利点がある。しかし、上述した従来構成による場合
には、荷重に対する抵抗がコンクリートのみによって行
われるものであり、支保工なしでこの長尺プレキャスト
コンクリート部材を架設できる距離に限度があった。
部材は、強度が大きいことから、梁間に架設して床スラ
ブの構築用に用いる場合に、支保工を減少ないし全廃で
きる利点がある。しかし、上述した従来構成による場合
には、荷重に対する抵抗がコンクリートのみによって行
われるものであり、支保工なしでこの長尺プレキャスト
コンクリート部材を架設できる距離に限度があった。
また、この長尺プレキャストコンクリート部材と現場打
設のコンクリートとの合成で形成される床スラブが所要
の強度を発揮するためには、現場打設のコンクリートの
厚みが大きいものである必要があった。
設のコンクリートとの合成で形成される床スラブが所要
の強度を発揮するためには、現場打設のコンクリートの
厚みが大きいものである必要があった。
本考案の目的は、上記実情に鑑み、より耐力の大きい長
尺プレキャストコンクリート部材を提供することにあ
る。
尺プレキャストコンクリート部材を提供することにあ
る。
本考案による長尺プレキャストコンクリート部材の特徴
は、遠心力成形品の長尺なコンクリート部分を設け、そ
のコンクリート部分の長手方向に沿う姿勢の上下の弦材
を連結してなる補強部材を設け、その補強部材の一方の
弦材を前記コンクリート部分内に、そのコンクリート部
分と補強部材との全体が長手方向断面視において対称形
となるように、かつ、コンクリート部分内に配置した補
強体の配置面に位置するように埋設してある点にある。
は、遠心力成形品の長尺なコンクリート部分を設け、そ
のコンクリート部分の長手方向に沿う姿勢の上下の弦材
を連結してなる補強部材を設け、その補強部材の一方の
弦材を前記コンクリート部分内に、そのコンクリート部
分と補強部材との全体が長手方向断面視において対称形
となるように、かつ、コンクリート部分内に配置した補
強体の配置面に位置するように埋設してある点にある。
遠心力成形品から構成するとともに、鉄筋などの補強体
を設けてコンクリート部分をそれ自体で強化し、かつ、
全体が対称形となるように補強部材の一方の弦材をコン
クリート部分に埋め込み固定して長尺プレキャストコン
クリート部材に作用する荷重による曲げ及び剪断にこの
補強部材で抵抗するようにすることにより、耐力を増大
するのであるが、耐力増強の一環としてコンクリート部
分に補強体を設けることを利用して、補強部材の一方の
弦材を補強体の配置面に位置させてあるから、補強体と
補強部材との間での応力の伝達を効率良く行なわせて、
補強部材による補強を効果的に行えるように補強部材と
コンクリート部分とを確実かつ強力に一体化することが
でき、それと同時に、補強体を頼りにして遠心力成形に
よる作成時における補強部材の位置決め及び位置固定を
確実かつ正確に行うことが容易で精度面で優れたものに
できる。
を設けてコンクリート部分をそれ自体で強化し、かつ、
全体が対称形となるように補強部材の一方の弦材をコン
クリート部分に埋め込み固定して長尺プレキャストコン
クリート部材に作用する荷重による曲げ及び剪断にこの
補強部材で抵抗するようにすることにより、耐力を増大
するのであるが、耐力増強の一環としてコンクリート部
分に補強体を設けることを利用して、補強部材の一方の
弦材を補強体の配置面に位置させてあるから、補強体と
補強部材との間での応力の伝達を効率良く行なわせて、
補強部材による補強を効果的に行えるように補強部材と
コンクリート部分とを確実かつ強力に一体化することが
でき、それと同時に、補強体を頼りにして遠心力成形に
よる作成時における補強部材の位置決め及び位置固定を
確実かつ正確に行うことが容易で精度面で優れたものに
できる。
しかも、補強部材の他方の弦材側がコンクリート部分に
埋設されずに突出しているから、型枠としての使用形態
では、補強部材の突出側部分を現場打設されるコンクリ
ート中に埋設させることによりこの補強部材で剪断力を
伝達することができ、特別にシアーコネクタ等を設けな
くても、現場打設のコンクリートとの一体化が計れる。
埋設されずに突出しているから、型枠としての使用形態
では、補強部材の突出側部分を現場打設されるコンクリ
ート中に埋設させることによりこの補強部材で剪断力を
伝達することができ、特別にシアーコネクタ等を設けな
くても、現場打設のコンクリートとの一体化が計れる。
その上、現場打設のコンクリートとの合成で床スラブを
作成する場合には、補強部材とこの補強部材が埋設され
るコンクリートとが一体になって梁として機能するか
ら、床スラブが所定の強度を発揮するために必要な現場
打設のコンクリートの厚みを、従来より小さくできる。
作成する場合には、補強部材とこの補強部材が埋設され
るコンクリートとが一体になって梁として機能するか
ら、床スラブが所定の強度を発揮するために必要な現場
打設のコンクリートの厚みを、従来より小さくできる。
以上、本考案によれば、構造面のみならず精度面、つま
り品質管理面からも強化することができて、長尺プレキ
ャストコンクリート部材の耐力を大幅に増強することが
できるようになった。その結果、この長尺プレキャスト
コンクリート部材を床スラブの型枠兼用部材として用い
る場合に、従来より長い距離に亘って支保工なしに架設
することができ、工事費のより一層の削減が計れるとと
もに、コンクリート打設直下階での他作業の早期着手が
より効果的に実現できるようになった。
り品質管理面からも強化することができて、長尺プレキ
ャストコンクリート部材の耐力を大幅に増強することが
できるようになった。その結果、この長尺プレキャスト
コンクリート部材を床スラブの型枠兼用部材として用い
る場合に、従来より長い距離に亘って支保工なしに架設
することができ、工事費のより一層の削減が計れるとと
もに、コンクリート打設直下階での他作業の早期着手が
より効果的に実現できるようになった。
また、床スラブにおいて現場打設のコンクリートの厚み
を小さくできることによって、材料費の削減並びに構造
体自身の軽量化に伴って柱や梁等の他の構造体を小型化
することも可能になった。
を小さくできることによって、材料費の削減並びに構造
体自身の軽量化に伴って柱や梁等の他の構造体を小型化
することも可能になった。
従って、全体として、より一層の工期の短縮及びコスト
ダウンを計れるようになった。
ダウンを計れるようになった。
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。
第1図に示すように、長尺プレキャストコンクリート部
材(1)は、遠心成形品の長尺なコンクリート部分(1a)を
主体とするものである。
材(1)は、遠心成形品の長尺なコンクリート部分(1a)を
主体とするものである。
このコンクリート部分(1a)は、横断面形状が半円筒形の
ものであり、その内部には、プレストレスを導入する複
数本の緊張鋼材(2)が補強体の一つとして長手方向に沿
って埋設されている。
ものであり、その内部には、プレストレスを導入する複
数本の緊張鋼材(2)が補強体の一つとして長手方向に沿
って埋設されている。
各緊張鋼材(2)は長尺プレキャストコンクリート部材(1)
の成形時に引張力が加えられ、コンクリートが硬化した
時点でその引張力が解除されており、長尺プレキャスト
コンクリート部材(1)に圧縮力が作用した状態になって
いる。従って、通常より大きな引張力に抵抗できるよう
になっている。
の成形時に引張力が加えられ、コンクリートが硬化した
時点でその引張力が解除されており、長尺プレキャスト
コンクリート部材(1)に圧縮力が作用した状態になって
いる。従って、通常より大きな引張力に抵抗できるよう
になっている。
この緊張鋼材(2)は、長尺プレキャストコンクリート部
材(1)の開放側の両端縁に1本づつ、そして、中央部に
5本配置されている。従って、こん長尺プレキャストコ
ンクリート部材(1)は、成形された時点で、第2図に示
すように、長手方向の中央部に開放側へのむくり(M)が
ある(条件によって異なるが、約20mm〜30mm)。そし
て、この長尺プレキャストコンクリート部材(1)が使用
される箇所において、その開放側から荷重等がかかるこ
とによって、このむくりが相殺されるようになってい
る。
材(1)の開放側の両端縁に1本づつ、そして、中央部に
5本配置されている。従って、こん長尺プレキャストコ
ンクリート部材(1)は、成形された時点で、第2図に示
すように、長手方向の中央部に開放側へのむくり(M)が
ある(条件によって異なるが、約20mm〜30mm)。そし
て、この長尺プレキャストコンクリート部材(1)が使用
される箇所において、その開放側から荷重等がかかるこ
とによって、このむくりが相殺されるようになってい
る。
更に、前記コンクリート部分(1a)の内部には、各緊張鋼
材(2)を繋ぐ状態に配設された鉄筋(3)がこれも補強体の
一つとして埋設されており、この鉄筋(3)が剪断応力を
負担することとなる。
材(2)を繋ぐ状態に配設された鉄筋(3)がこれも補強体の
一つとして埋設されており、この鉄筋(3)が剪断応力を
負担することとなる。
さらに、第1図ないし第3図に示すように、1本の上弦
材(4A)と、1本の下弦材(4B)と、それら上下の弦材(4
A),(4B)どうしを連結する複数の連結材(4C)とからなる
補強部材(4)が設けられている。
材(4A)と、1本の下弦材(4B)と、それら上下の弦材(4
A),(4B)どうしを連結する複数の連結材(4C)とからなる
補強部材(4)が設けられている。
1本の上弦材(4A)、及び1本の下弦材(4B)は、何れも異
形棒鋼、即ち、鉄筋材である。また、複数の連結材(4C)
は、平鋼、即ち、鉄骨材であり、その両端部によって、
上記の上下の弦材(4A),(4B)を巻込み挾持することで、
それらを連結固定している。そして、補強部材(4)は、
第4図に示すように、その側面視形状が梯子形を呈して
いる。
形棒鋼、即ち、鉄筋材である。また、複数の連結材(4C)
は、平鋼、即ち、鉄骨材であり、その両端部によって、
上記の上下の弦材(4A),(4B)を巻込み挾持することで、
それらを連結固定している。そして、補強部材(4)は、
第4図に示すように、その側面視形状が梯子形を呈して
いる。
この補強部材(4)は、その上弦材(4A)を遠心力成形時の
回転中心側に位置させる状態で、かつ、コンクリート部
分(1a)の長手方向に沿う姿勢に配置され、その下弦材(4
B)は、前記補強体の配置面に位置する状態でコンクリー
ト部分(1a)に埋設されている。更に、第1図に示すよう
に、補強部材(4)とコンクリート部分(1a)との全体は、
長手方向断面視においてほぼ対称形に形成されている。
回転中心側に位置させる状態で、かつ、コンクリート部
分(1a)の長手方向に沿う姿勢に配置され、その下弦材(4
B)は、前記補強体の配置面に位置する状態でコンクリー
ト部分(1a)に埋設されている。更に、第1図に示すよう
に、補強部材(4)とコンクリート部分(1a)との全体は、
長手方向断面視においてほぼ対称形に形成されている。
そして、この補強部材(4)が長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)に作用する荷重による曲げ及び剪断に抵抗
することで、長尺プレキャストコンクリート部材(1)の
耐力を高めている。従って、後述する床スラブの構築用
にこの長尺プレキャストコンクリート部材(1)を型枠兼
用の部材として用いるにあたって、長い距離に亘って支
保工なしで架設することができる。
ート部材(1)に作用する荷重による曲げ及び剪断に抵抗
することで、長尺プレキャストコンクリート部材(1)の
耐力を高めている。従って、後述する床スラブの構築用
にこの長尺プレキャストコンクリート部材(1)を型枠兼
用の部材として用いるにあたって、長い距離に亘って支
保工なしで架設することができる。
また、補強部材(4)は、この長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)が型枠兼用の半既製部材として用いられた
場合には、溝空間(1b)内に打設されるコンクリート内に
埋設されることによって、長尺プレキャストコンクリー
ト部材(1)と現場打設のコンクリートとの一体化に与か
るシアーコネクタとして働く。
ート部材(1)が型枠兼用の半既製部材として用いられた
場合には、溝空間(1b)内に打設されるコンクリート内に
埋設されることによって、長尺プレキャストコンクリー
ト部材(1)と現場打設のコンクリートとの一体化に与か
るシアーコネクタとして働く。
そして、後述する床スラブにおいては、この補強部材
(4)とそれが埋設されるコンクリート部分(1a)とによっ
て、梁の機能が発揮されるから、床スラブの厚みを小さ
なものにできる。
(4)とそれが埋設されるコンクリート部分(1a)とによっ
て、梁の機能が発揮されるから、床スラブの厚みを小さ
なものにできる。
さらに、この長尺プレキャストコンクリート部材(1)を
クレーン等によって吊り下げ移動する際には、吊りフッ
クをこの補強部材(4)に掛けて吊ることができるように
なっている。
クレーン等によって吊り下げ移動する際には、吊りフッ
クをこの補強部材(4)に掛けて吊ることができるように
なっている。
次に、この長尺プレキャストコンクリート部材(1)の作
成方法を説明する。この長尺プレキャストコンクリート
部材(1)は、遠心力成形のコンクリート杭等を作る場合
に用いる、遠心力成形用の円形型枠(5)を用いて作成さ
れる。この円形型枠(5)は、第5図に示すように、鋼管
を長手方向に二分割した一対の溝型鋼材(5a),(5b)を対
向させて固定したものである。
成方法を説明する。この長尺プレキャストコンクリート
部材(1)は、遠心力成形のコンクリート杭等を作る場合
に用いる、遠心力成形用の円形型枠(5)を用いて作成さ
れる。この円形型枠(5)は、第5図に示すように、鋼管
を長手方向に二分割した一対の溝型鋼材(5a),(5b)を対
向させて固定したものである。
その固定構造を説明すると、それぞれの溝形鋼材(5a),
(5b)の端縁には、長手方向の適当箇所にフランジ(6a),
(6b)を溶接してあり、2つの溝形鋼材(5a),(5b)を向き
合わせて管状にした状態で、それぞれのフランジ(6a),
(6b)どうしをボルト接合してある。なお、第5図及び第
6図に示すように、一対の溝形鋼状(5a),(5b)の接合面
とフランジ(6a),(6b)の接合面とは、内部からのコンク
リートの漏洩を防止するために、若干、位置を異ならせ
てある。
(5b)の端縁には、長手方向の適当箇所にフランジ(6a),
(6b)を溶接してあり、2つの溝形鋼材(5a),(5b)を向き
合わせて管状にした状態で、それぞれのフランジ(6a),
(6b)どうしをボルト接合してある。なお、第5図及び第
6図に示すように、一対の溝形鋼状(5a),(5b)の接合面
とフランジ(6a),(6b)の接合面とは、内部からのコンク
リートの漏洩を防止するために、若干、位置を異ならせ
てある。
そして、この円形型枠(5)の内部に、その内部空間を横
断面視における周方向に二分割する一対の仕切部材(7)
を設けてある。この仕切部材(7)は、第6図に示すよう
に、それぞれ2枚の鋼板(7A)からなり、それら2枚の鋼
板(7A)は、その間にバネ鋼板(7B)を挟んだ状態でボルト
接合されている。そして、このバネ鋼板(7B)の一側端縁
を、円形型枠(5)を構成する一対の溝形鋼材(5a),(5b)の
接合部に挿入して係止してある。
断面視における周方向に二分割する一対の仕切部材(7)
を設けてある。この仕切部材(7)は、第6図に示すよう
に、それぞれ2枚の鋼板(7A)からなり、それら2枚の鋼
板(7A)は、その間にバネ鋼板(7B)を挟んだ状態でボルト
接合されている。そして、このバネ鋼板(7B)の一側端縁
を、円形型枠(5)を構成する一対の溝形鋼材(5a),(5b)の
接合部に挿入して係止してある。
つまり、バネ鋼板(17B)の持つ弾性力によって、遠心力
成形時に仕切部材(7)が受けるコンクリートの圧力に抵
抗するように構成されている。
成形時に仕切部材(7)が受けるコンクリートの圧力に抵
抗するように構成されている。
一対の仕切部材(7)は、それぞれ、その幅を、成形され
る長尺プレキャストコンクリート部材(1)の厚みにほぼ
等しく形成してある。つまり、遠心力成形時に、余分な
コンクリートはこの仕切部材(7)を乗り越えて円形型枠
(5)の内周に均等に分散され、最終的に厚みのほぼ一定
な長尺プレキャストコンクリート部材(1)が成形される
のである。
る長尺プレキャストコンクリート部材(1)の厚みにほぼ
等しく形成してある。つまり、遠心力成形時に、余分な
コンクリートはこの仕切部材(7)を乗り越えて円形型枠
(5)の内周に均等に分散され、最終的に厚みのほぼ一定
な長尺プレキャストコンクリート部材(1)が成形される
のである。
そして、第7図に示すように、この円形型枠(5)の長手
方向の両端部には、蓋(9A),(9B)が固定されている。ま
た、それら一対の蓋(9A),(9B)のさらに外側には、一対
の円板(11A),(11B)が設けられている。一方の円板(11A)
にはロッド(10)が固定されている。
方向の両端部には、蓋(9A),(9B)が固定されている。ま
た、それら一対の蓋(9A),(9B)のさらに外側には、一対
の円板(11A),(11B)が設けられている。一方の円板(11A)
にはロッド(10)が固定されている。
そして、この一対の円板(11A),(11B)どうしに亘って、
この長尺プレキャストコンクリート部材(1)にプレスト
レスを導入するための緊張鋼材(2)が架設され、ナット
(12)によって係止固定されている。なお、ロッド(10)を
固定した側の円板(11A)には、第8図に示すように、前
述した一対の仕切部材(7)との相対移動を可能にするた
めに、スリット(11a)が形成されている。
この長尺プレキャストコンクリート部材(1)にプレスト
レスを導入するための緊張鋼材(2)が架設され、ナット
(12)によって係止固定されている。なお、ロッド(10)を
固定した側の円板(11A)には、第8図に示すように、前
述した一対の仕切部材(7)との相対移動を可能にするた
めに、スリット(11a)が形成されている。
長尺プレキャストコンクリート部材(1)の成形時には、
ロッド(10)とともに円板(11A)を外方側に(第7図にお
いて右方に)移動させることによって、緊張鋼材(2)に
初期張力を与える。そして、円形型枠(5)の内部のコン
クリートが遠心力成形によって固化した後に、初期張力
を解除する。これにより、長尺プレキャストコンクリー
ト部材(1)にプレストレスが導入される。
ロッド(10)とともに円板(11A)を外方側に(第7図にお
いて右方に)移動させることによって、緊張鋼材(2)に
初期張力を与える。そして、円形型枠(5)の内部のコン
クリートが遠心力成形によって固化した後に、初期張力
を解除する。これにより、長尺プレキャストコンクリー
ト部材(1)にプレストレスが導入される。
長尺プレキャストコンクリート部材(1)の作成工程は、
上述した円形型枠(5)を構成する一方の溝形鋼材(5a)を
水平に位置させ、この溝形鋼材(5a)に、緊張鋼材(2)を
保持した一対の円板(11A),(11B)と両側の蓋(9A),(9B)と
を取り付ける。この時に、緊張鋼材(2)に鉄筋(3)を結束
するとともに補強部材(4)をセットする。
上述した円形型枠(5)を構成する一方の溝形鋼材(5a)を
水平に位置させ、この溝形鋼材(5a)に、緊張鋼材(2)を
保持した一対の円板(11A),(11B)と両側の蓋(9A),(9B)と
を取り付ける。この時に、緊張鋼材(2)に鉄筋(3)を結束
するとともに補強部材(4)をセットする。
その後、この溝形鋼材(5a)内に、予め、長尺プレキャス
トコンクリート部材(1)の厚み及び長さから求められた
所定量のコンクリートを投入する。そして、この溝形鋼
材(5a)の縁に仕切部材(7)をセットし、他方の溝形鋼材
(5b)を合わせてボルト固定する。その後、ロッド(10)に
所定の引張荷重を加え、緊張鋼材(2)に初期張力を与え
る。
トコンクリート部材(1)の厚み及び長さから求められた
所定量のコンクリートを投入する。そして、この溝形鋼
材(5a)の縁に仕切部材(7)をセットし、他方の溝形鋼材
(5b)を合わせてボルト固定する。その後、ロッド(10)に
所定の引張荷重を加え、緊張鋼材(2)に初期張力を与え
る。
この状態で、円形型枠(5)を、長手方向の中心線(X)のま
わりに回転させる。回転速度は条件によって異なるが、
200rpmないし600rpmの範囲で行い、最初は低速で、順次
回転速度を早め、10分ないし30分間回転させる。成形が
完了すれば、ロッド(10)に加えた引張荷重を解除し、円
形型枠(5)から長尺プレキャストコンクリート部材(1)を
脱型させる。その後、必要に応じて、オートクレーブ養
生を行う。
わりに回転させる。回転速度は条件によって異なるが、
200rpmないし600rpmの範囲で行い、最初は低速で、順次
回転速度を早め、10分ないし30分間回転させる。成形が
完了すれば、ロッド(10)に加えた引張荷重を解除し、円
形型枠(5)から長尺プレキャストコンクリート部材(1)を
脱型させる。その後、必要に応じて、オートクレーブ養
生を行う。
これにより、稠密でかつ密度が均一で、強度の大きい長
尺プレキャストコンクリート部材(1)が得られる。
尺プレキャストコンクリート部材(1)が得られる。
また、長尺プレキャストコンクリート部材(1)の断面形
状は、先の実施例で説明した半円筒形、即ち、円を二分
割したもの、に替えて、円を3つ以上の複数個に分割し
たものであってもよい。例えば、第9図(イ)に示すよう
に、円を3分割した断面形状を有するものであってもよ
く、また、第9図(ロ)に示すように、円を18分割したほ
ぼ台形の断面形状を有するものであってもよい。
状は、先の実施例で説明した半円筒形、即ち、円を二分
割したもの、に替えて、円を3つ以上の複数個に分割し
たものであってもよい。例えば、第9図(イ)に示すよう
に、円を3分割した断面形状を有するものであってもよ
く、また、第9図(ロ)に示すように、円を18分割したほ
ぼ台形の断面形状を有するものであってもよい。
さらに、遠心力成形用型枠としての円形型枠(5)に替え
て、断面形状が多角形の型枠や平皿状の型枠を用いれ
ば、種々の断面形状の長尺プレキャストコンクリート部
材(1)を作ることができる。次に、その数例を説明す
る。
て、断面形状が多角形の型枠や平皿状の型枠を用いれ
ば、種々の断面形状の長尺プレキャストコンクリート部
材(1)を作ることができる。次に、その数例を説明す
る。
<1>第10図(イ)に示すものは、断面形状がほぼ正方形
である遠心力成形用型枠(5)である。そして、図中(7)が
仕切部材であり、先の実施例で説明したものとほぼ同様
の構成により、取り付けられている。この型枠(5)を用
いて形成された長尺プレキャストコンクリート部材(1)
は、第11図(イ)に示す断面形状を有している。
である遠心力成形用型枠(5)である。そして、図中(7)が
仕切部材であり、先の実施例で説明したものとほぼ同様
の構成により、取り付けられている。この型枠(5)を用
いて形成された長尺プレキャストコンクリート部材(1)
は、第11図(イ)に示す断面形状を有している。
<2>第10図(ロ)に示すように、断面形状がほぼ正方形
である遠心力成形用型枠(5)を用い、比較的肉厚の仕切
部材(7)を用いた場合には、第11図(ロ)に示す、ほご矩
形の断面形状を有する長尺プレキャストコンクリート部
材(1)が得られる。
である遠心力成形用型枠(5)を用い、比較的肉厚の仕切
部材(7)を用いた場合には、第11図(ロ)に示す、ほご矩
形の断面形状を有する長尺プレキャストコンクリート部
材(1)が得られる。
<3>第10図(ハ)に示すものは、断面形状がほぼ八角形
である遠心力成形用型枠(5)である。そして、この型枠
(5)の各隅部に仕切部材(7)を取り付けてある。この型枠
(5)を用いて形成された長尺プレキャストコンクリート
部材(1)は、第11図(ハ)に示す断面形状を有している。
である遠心力成形用型枠(5)である。そして、この型枠
(5)の各隅部に仕切部材(7)を取り付けてある。この型枠
(5)を用いて形成された長尺プレキャストコンクリート
部材(1)は、第11図(ハ)に示す断面形状を有している。
<4>第10図(ニ)に示すものは、平皿状の遠心力成形型
枠(5)である。そして、この型枠(5)は、支持アーム(5A)
により、遠心力成形時の回転中心となる回転軸(5B)に回
転自在に取り付けられている。この型枠(5)を用いて形
成された長尺プレキャストコンクリート部材(1)は第11
図(ニ)に示す平板状の断面形状を有している。
枠(5)である。そして、この型枠(5)は、支持アーム(5A)
により、遠心力成形時の回転中心となる回転軸(5B)に回
転自在に取り付けられている。この型枠(5)を用いて形
成された長尺プレキャストコンクリート部材(1)は第11
図(ニ)に示す平板状の断面形状を有している。
また、補強部材(4)の構成も適宜変更自在である。次に
その数例を説明する。
その数例を説明する。
<5>第12図(イ)に示すものは、第4図に示したものを
変形したもので、上下の弦材(4A),(4B)を連結固定する
連結材(4C)を、それら上下の弦材(4A),(4B)の夫々に対
して傾斜させ、ラチス材となしたものである。この実施
例では、側面視において補強部材(4)の全体がトラスを
なすこととなる。なお、上下の弦材(4A),(4B)は何れも
鉄筋材で、連結材(4C)は鉄骨材である。また、連結材(4
C)による上下弦材(4A),(4B)の巻き込み挾持は、先の実
施例の場合と同様に行わえる。
変形したもので、上下の弦材(4A),(4B)を連結固定する
連結材(4C)を、それら上下の弦材(4A),(4B)の夫々に対
して傾斜させ、ラチス材となしたものである。この実施
例では、側面視において補強部材(4)の全体がトラスを
なすこととなる。なお、上下の弦材(4A),(4B)は何れも
鉄筋材で、連結材(4C)は鉄骨材である。また、連結材(4
C)による上下弦材(4A),(4B)の巻き込み挾持は、先の実
施例の場合と同様に行わえる。
<6>第12図(ロ)に示すものは、上弦材(4A)を1本設
け、下弦材(4B)を2本設け、それら2本の下弦材(4B)と
上弦材(4A)とを、それら上下の弦材(4A),(4B)の夫々に
対してほぼ直交する姿勢の連結材(4C)によって連結固定
したものである。そして、上弦材(4A)と一方の下弦材(4
B)とを連結する連結材(4C)、及び、上弦材(4A)と他方の
下弦材(4B)とを連結する連結材(4C)を交互に配設してあ
る。なお、上下の弦材(4A),(4B)は何れも鉄筋材で、連
結材(4C)は鉄骨材である。
け、下弦材(4B)を2本設け、それら2本の下弦材(4B)と
上弦材(4A)とを、それら上下の弦材(4A),(4B)の夫々に
対してほぼ直交する姿勢の連結材(4C)によって連結固定
したものである。そして、上弦材(4A)と一方の下弦材(4
B)とを連結する連結材(4C)、及び、上弦材(4A)と他方の
下弦材(4B)とを連結する連結材(4C)を交互に配設してあ
る。なお、上下の弦材(4A),(4B)は何れも鉄筋材で、連
結材(4C)は鉄骨材である。
<7>第12図(ハ)に示すものは、第12図(ロ)に示すものを
変形したもので、上弦材(4A)と一方の下弦材(4B)とを連
結する連結材(4C)、及び、上弦材(4A)と他方の下弦材(4
B)とを連結する連結材(4C)を、ひとつの平鋼の折曲げに
より一体的に形状したものである。なお、上下の弦材(4
A),(4B)は何れも鉄筋材で、連結材(4C)は鉄骨材であ
る。
変形したもので、上弦材(4A)と一方の下弦材(4B)とを連
結する連結材(4C)、及び、上弦材(4A)と他方の下弦材(4
B)とを連結する連結材(4C)を、ひとつの平鋼の折曲げに
より一体的に形状したものである。なお、上下の弦材(4
A),(4B)は何れも鉄筋材で、連結材(4C)は鉄骨材であ
る。
<8>第12図(ニ)に示すものは、第12図(ロ)に示すものを
変形したもので、連結材(4C)を上下の弦材(4A),(4B)の
夫々に対して傾斜させ、ラチス材となしたものである。
なお、上下の弦材(4A),(4B)は何れも鉄筋材で、連結材
(4C)は鉄骨材である。
変形したもので、連結材(4C)を上下の弦材(4A),(4B)の
夫々に対して傾斜させ、ラチス材となしたものである。
なお、上下の弦材(4A),(4B)は何れも鉄筋材で、連結材
(4C)は鉄骨材である。
<9>第12図(ホ)に示すものは、第12図(イ)に示す補強部
材(4)の構成において、上下の弦材(4A),(4B)として鉄骨
材であるアングル鋼を用いたものである、また、連結材
(4C)は鉄骨材で、連結材(4C)と上下の弦材(4A),(4B)と
は溶接により連結固定されている。なお、第4図或いは
第12図(ロ)ないし(2)に示す補強部材(4)においても同様
の構成をとることができる。
材(4)の構成において、上下の弦材(4A),(4B)として鉄骨
材であるアングル鋼を用いたものである、また、連結材
(4C)は鉄骨材で、連結材(4C)と上下の弦材(4A),(4B)と
は溶接により連結固定されている。なお、第4図或いは
第12図(ロ)ないし(2)に示す補強部材(4)においても同様
の構成をとることができる。
<10>第12図(ヘ)に示すものは、第12図(イ)に示す補強
部材(4)の構成において、連結材(4C)として、鉄筋材で
ある異形棒鋼を用いたものである。また、連結材(4C)は
鉄筋材で、連結材(4C)と上下の弦材(4A),(4B)とは溶接
により連結固定されている。なお、第4図或いは第12図
(ロ)ないし(ニ)に示す補強部材(4)においても、同様の構
成をとることができる。
部材(4)の構成において、連結材(4C)として、鉄筋材で
ある異形棒鋼を用いたものである。また、連結材(4C)は
鉄筋材で、連結材(4C)と上下の弦材(4A),(4B)とは溶接
により連結固定されている。なお、第4図或いは第12図
(ロ)ないし(ニ)に示す補強部材(4)においても、同様の構
成をとることができる。
<11>第12図(ト)に示すものは、1本の上弦鉄筋(1a)
と2本の下弦鉄筋(1b)とを、鉄筋材からなる連結材(4C)
の溶接により連結固定したものであり、いわゆる、オム
ニア筋と呼ばれるものである。
と2本の下弦鉄筋(1b)とを、鉄筋材からなる連結材(4C)
の溶接により連結固定したものであり、いわゆる、オム
ニア筋と呼ばれるものである。
次に、本考案による長尺プレキャストコンクリート部材
(1)の使用例を説明する。まず、第1図ないし第3図に
示すように、長手方向断面視形状が半円筒状の長尺プレ
キャストコンクリート部材(1)を、床型枠兼用の半既製
部材として使用する場合を説明する。
(1)の使用例を説明する。まず、第1図ないし第3図に
示すように、長手方向断面視形状が半円筒状の長尺プレ
キャストコンクリート部材(1)を、床型枠兼用の半既製
部材として使用する場合を説明する。
第13図(イ)ないし(ニ)は、鉄骨鉄筋コンクリート構造の建
築物における床スラブ(S)を構築する工程を示す概略図
である。
築物における床スラブ(S)を構築する工程を示す概略図
である。
工程順に説明すると、まず、従来と同様の方法で、鉄骨
柱(13)の周囲に柱筋(14)を配筋し、この柱筋(14)を囲ん
で柱型枠(15)をおこす(第13図(イ)参照)。次に、隣り
合う柱型枠(15)の頂部どうしに亘って、鉄骨梁(16)を下
から覆う状態の梁型枠(17),(18)を架設する(第13図(ロ)
参照)。
柱(13)の周囲に柱筋(14)を配筋し、この柱筋(14)を囲ん
で柱型枠(15)をおこす(第13図(イ)参照)。次に、隣り
合う柱型枠(15)の頂部どうしに亘って、鉄骨梁(16)を下
から覆う状態の梁型枠(17),(18)を架設する(第13図(ロ)
参照)。
その後、4つの梁型枠(17),(18)によって囲まれた部分
に、床型枠(F)を形状する(第13図(ハ)参照)。床型枠
(F)は、桁行方向に架設した梁型枠(17)どうしに亘って
架設された複数の長尺プレキャストコンクリート部材
(1)と、隣接する長尺プレキャストコンクリート部材(1)
どうしの間に敷設された堰板(19)とからなっている。
に、床型枠(F)を形状する(第13図(ハ)参照)。床型枠
(F)は、桁行方向に架設した梁型枠(17)どうしに亘って
架設された複数の長尺プレキャストコンクリート部材
(1)と、隣接する長尺プレキャストコンクリート部材(1)
どうしの間に敷設された堰板(19)とからなっている。
長尺プレキャストコンクリート部材(1)は遠心力成形さ
れたもので、横断面形状をほぼU字状に形成し、その開
放側が上方を向く状態に架設されている。また、堰板(1
9)は、具体的にはキーストンプレートである。そして、
この堰板(19)は、第14図に示すように、長尺プレキャス
トコンクリート部材(1)の外側縁に形成した切欠部(1c)
に載置されている。
れたもので、横断面形状をほぼU字状に形成し、その開
放側が上方を向く状態に架設されている。また、堰板(1
9)は、具体的にはキーストンプレートである。そして、
この堰板(19)は、第14図に示すように、長尺プレキャス
トコンクリート部材(1)の外側縁に形成した切欠部(1c)
に載置されている。
また、長尺プレキャストコンクリート部材(1)と桁行方
向に架設された梁型枠(17)との取り合いを説明すると、
第15図に示すように、長尺プレキャストコンクリート部
材(1)の両側部分に、丸鋼(20)を溶接した鋼板(21)が埋
込固定されていて、長尺プレキャストコンクリート部材
(1)の両端から突出したこの丸鋼(20)と鉄骨梁(16)とを
溶接固定してある。そして、桁行方向に架設された梁型
枠(17)の側板(17a)は、長尺プレキャストコンクリート
部材(1)の外周の形状に合わせて切り欠いてある。
向に架設された梁型枠(17)との取り合いを説明すると、
第15図に示すように、長尺プレキャストコンクリート部
材(1)の両側部分に、丸鋼(20)を溶接した鋼板(21)が埋
込固定されていて、長尺プレキャストコンクリート部材
(1)の両端から突出したこの丸鋼(20)と鉄骨梁(16)とを
溶接固定してある。そして、桁行方向に架設された梁型
枠(17)の側板(17a)は、長尺プレキャストコンクリート
部材(1)の外周の形状に合わせて切り欠いてある。
上述のように床型枠(F)を形成した後、梁や床の鉄筋を
配筋し、この床型枠(F)、及び、梁型枠(17),(18)と柱型
枠(15)との内部にコンクリートを打設する。床型枠(F)
においては、コンクリートは長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)に形成された溝空間(1b)に入り込み、この
溝空間(1b)内に位置する補強部材(4)を埋没させる。
配筋し、この床型枠(F)、及び、梁型枠(17),(18)と柱型
枠(15)との内部にコンクリートを打設する。床型枠(F)
においては、コンクリートは長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)に形成された溝空間(1b)に入り込み、この
溝空間(1b)内に位置する補強部材(4)を埋没させる。
これにより、長尺プレキャストコンクリート部材(1)を
構成する既製のコンクリート部分(1a)と、現場打設され
たコンクリート(C)とが一体となって、床スラブ(S)を構
成することとなる(第13図(ニ)参照)。
構成する既製のコンクリート部分(1a)と、現場打設され
たコンクリート(C)とが一体となって、床スラブ(S)を構
成することとなる(第13図(ニ)参照)。
つまり、遠心力成形によって得られた強度の大きい長尺
プレキャストコンクリート部材(1)を適当間隔を隔てて
梁型枠(17)どうしに亘って架設し、それら長尺プレキャ
ストコンクリート部材(1)どうしの間に、堰板(19)とし
てのキーストンプレートを敷設することで、支保工とし
ての端太材やパイプサポートの使用を簡略化ないし皆無
にすることも可能となる。
プレキャストコンクリート部材(1)を適当間隔を隔てて
梁型枠(17)どうしに亘って架設し、それら長尺プレキャ
ストコンクリート部材(1)どうしの間に、堰板(19)とし
てのキーストンプレートを敷設することで、支保工とし
ての端太材やパイプサポートの使用を簡略化ないし皆無
にすることも可能となる。
従って、床スラブ(S)のコンクリートの打設後に、直下
階での次工程を早期に着手することが可能となり、ま
た、使用する型枠材料の減少に伴って、資材費並びに労
務費等を削減することができるようになる。
階での次工程を早期に着手することが可能となり、ま
た、使用する型枠材料の減少に伴って、資材費並びに労
務費等を削減することができるようになる。
次に、第11図(ロ)或いは第11図(ハ)に示す断面形状を有す
る長尺プレキャストコンクリート部材(1)を、壁型枠兼
用の半既製部材として使用する場合を簡単に説明する。
る長尺プレキャストコンクリート部材(1)を、壁型枠兼
用の半既製部材として使用する場合を簡単に説明する。
第16図に示すように、構築すべき壁部分に、この平板状
の長尺プレキャストコンクリート部材(1)を、凹入部(1
b)が対向するように二列に並べて立設する。隣接する長
尺プレキャストコンクリート部材(1)どうしは、成形時
に遠心力成形用型枠(5)或いは仕切部材(7)が有する凹凸
により形状された、実と小穴とからなる接合部(J)によ
り連結されている。
の長尺プレキャストコンクリート部材(1)を、凹入部(1
b)が対向するように二列に並べて立設する。隣接する長
尺プレキャストコンクリート部材(1)どうしは、成形時
に遠心力成形用型枠(5)或いは仕切部材(7)が有する凹凸
により形状された、実と小穴とからなる接合部(J)によ
り連結されている。
そして、この対向する長尺プレキャストコンクリート部
材(1)を壁型枠(W)とし、その間にコンクリートを打設し
て壁が形成される。この時、長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)の凹入部(1b)に設けられた、先の実施例で
説明した補強部材(4)が、現場打設のコンクリート(C)中
に埋設されることにより、長尺プレキャストコンクリー
ト部材(1)のコンクリート部分(1a)と現場打設のコンク
リート(C)とを一体化するように働く。
材(1)を壁型枠(W)とし、その間にコンクリートを打設し
て壁が形成される。この時、長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)の凹入部(1b)に設けられた、先の実施例で
説明した補強部材(4)が、現場打設のコンクリート(C)中
に埋設されることにより、長尺プレキャストコンクリー
ト部材(1)のコンクリート部分(1a)と現場打設のコンク
リート(C)とを一体化するように働く。
このようにして構築された壁は、その表面層が稠密で遮
蔽効果に優れ、しかも、中性化の進行が遅くて外気によ
る影響を受けにくいので、海岸沿いの建築物、或いは、
放射能を扱う建築物の外壁等に用いると効果的である。
蔽効果に優れ、しかも、中性化の進行が遅くて外気によ
る影響を受けにくいので、海岸沿いの建築物、或いは、
放射能を扱う建築物の外壁等に用いると効果的である。
さらに、図示はしないが、第11図(イ)や第11図(ロ)に示す
ほぼ矩形の断面形状を有する長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)は、建築物において、比較的長いスパンに
亘って架設することの可能な既製ないし半既製の梁とし
て、使用することができる。
ほぼ矩形の断面形状を有する長尺プレキャストコンクリ
ート部材(1)は、建築物において、比較的長いスパンに
亘って架設することの可能な既製ないし半既製の梁とし
て、使用することができる。
なお、先の実施例では、長尺プレキャストコンクリート
部材(1)に予めプレストレスが導入されたものを説明し
たが、本考案による長尺プレキャストコンクリート部材
(1)としては、必ずしもプレストレスが導入されていな
いものであってもよい。
部材(1)に予めプレストレスが導入されたものを説明し
たが、本考案による長尺プレキャストコンクリート部材
(1)としては、必ずしもプレストレスが導入されていな
いものであってもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係る長尺プレキャストコンクリート部材
の実施例を示し、第1図は長尺プレキャストコンクリー
ト部材の横断面図、第2図は長尺プレキャストコンクリ
ート部材の側面図、第3図は長尺プレキャストコンクリ
ート部材の平面図、第4図は補強部材の斜視図、第5図
は円形型枠の横断面図、第6図は溝形鋼材の接合面の拡
大断面図、第7図は円形型枠の縦断面図、第8図は円板
の平面図、第9図(イ)及び(ロ)は夫々長尺プレキャストコ
ンクリート部材の別の実施例を示す第1図に相当する概
略の横断面図、第10図(イ)ないし(ニ)は夫々遠心力成形用
型枠の変形例を示す第5図に相当する横断面図、第11図
(イ)ないし(ニ)は夫々第10図(イ)ないし(ニ)の遠心力成形用
型枠を用いて得られる長尺プレキャストコンクリート部
材のさらに別の実施例を示す第1図に相当する概略の横
断面図、第12図(イ)ないし(ト)は夫々補強部材の別の実施
例を示し、(イ)は側面図、(ロ)ないし(ト)は斜視図、第13
図(イ)ないし(ニ)は床スラブの構築工程を示す概略斜視
図、第14図は床型枠の断面図、第15図は第14図における
XV−XV線断面図、第16図は壁型枠の水平断面図である。 (1a)……コンクリート部分、(4)……補強部材、(4A)…
…上弦材、(4B)……下弦材、(4C)……連結材。
の実施例を示し、第1図は長尺プレキャストコンクリー
ト部材の横断面図、第2図は長尺プレキャストコンクリ
ート部材の側面図、第3図は長尺プレキャストコンクリ
ート部材の平面図、第4図は補強部材の斜視図、第5図
は円形型枠の横断面図、第6図は溝形鋼材の接合面の拡
大断面図、第7図は円形型枠の縦断面図、第8図は円板
の平面図、第9図(イ)及び(ロ)は夫々長尺プレキャストコ
ンクリート部材の別の実施例を示す第1図に相当する概
略の横断面図、第10図(イ)ないし(ニ)は夫々遠心力成形用
型枠の変形例を示す第5図に相当する横断面図、第11図
(イ)ないし(ニ)は夫々第10図(イ)ないし(ニ)の遠心力成形用
型枠を用いて得られる長尺プレキャストコンクリート部
材のさらに別の実施例を示す第1図に相当する概略の横
断面図、第12図(イ)ないし(ト)は夫々補強部材の別の実施
例を示し、(イ)は側面図、(ロ)ないし(ト)は斜視図、第13
図(イ)ないし(ニ)は床スラブの構築工程を示す概略斜視
図、第14図は床型枠の断面図、第15図は第14図における
XV−XV線断面図、第16図は壁型枠の水平断面図である。 (1a)……コンクリート部分、(4)……補強部材、(4A)…
…上弦材、(4B)……下弦材、(4C)……連結材。
Claims (11)
- 【請求項1】遠心力成形品の長尺なコンクリート部分(1
a)を設け、そのコンクリート部分(1a)の長手方向に沿う
姿勢の上下の弦材(4A),(4B)を連結してなる補強部材(4)
を設け、その補強部材(4)の一方の弦材(4B)を前記コン
クリート部分(1a)内に、そのコンクリート部分(1a)と補
強部材(4)との全体が長手方向断面視において対称形と
なるように、かつ、コンクリート部分(1a)内に配置した
補強体の配置面に位置するように埋設してある長尺プレ
キャストコンクリート部材。 - 【請求項2】前記コンクリート部分(1a)の長手方向断面
視形状が半円筒状である実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の長尺プレキャストコンクリート部材。 - 【請求項3】前記コンクリート部分(1a)が、長手方向に
沿った平面を有するものである実用新案登録請求の範囲
第1項に記載の長尺プレキャストコンクリート部材。 - 【請求項4】前記コンクリート部分(1a)の長手方向断面
視形状が平板状である実用新案登録請求の範囲第3項に
記載の長尺プレキャストコンクリート部材。 - 【請求項5】前記補強部材(4)が、1本の上弦材(4A)と
1本の下弦材(4B)とそれら上下の弦材(4A),(4B)どうし
を繋ぐ複数の連結材(4C)とからなるものである実用新案
登録請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項のいず
れか一つに記載の長尺プレキャストコンクリート部材。 - 【請求項6】前記連結材(4C)がラチス材である実用新案
登録請求の範囲第5項に記載の長尺プレキャストコンク
リート部材。 - 【請求項7】前記補強部材(4)が、1本の上弦材(4A)と
2本の下弦材(4B)とそれら上下の弦材(4A),(4B)どうし
を繋ぐ複数の連結材(4C)とからなるものである実用新案
登録請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項のいず
れか一つに記載の長尺プレキャストコンクリート部材。 - 【請求項8】前記連結材(4G)がラチス材である実用新案
登録請求の範囲第7項に記載の長尺プレキャストコンク
リート部材。 - 【請求項9】前記上弦材(4A)と下弦材(4B)と連結材(4C)
とが、鉄骨材である実用新案登録請求の範囲第5項、第
6項、第7項、第8項のいずれか一つに記載の長尺プレ
キャストコンクリート部材。 - 【請求項10】前記上弦材(4A)と下弦材(4B)と連結材(4
C)とが、鉄筋材である実用新案登録請求の範囲第5項、
第6項、第7項、第8項のいずれか一つに記載の長尺プ
レキャストコンクリート部材。 - 【請求項11】前記上弦材(4)と下弦材(4B)とが鉄筋材
であり、前記連結材(4C)が鉄骨材である実用新案登録請
求の範囲第5項、第6項、第7項、第8項のいずれか一
つに記載の長尺プレキャストコンクリート部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986170864U JPH068176Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | 長尺プレキヤストコンクリ−ト部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986170864U JPH068176Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | 長尺プレキヤストコンクリ−ト部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6376123U JPS6376123U (ja) | 1988-05-20 |
| JPH068176Y2 true JPH068176Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31105969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986170864U Expired - Lifetime JPH068176Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | 長尺プレキヤストコンクリ−ト部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068176Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0443526Y2 (ja) * | 1986-11-05 | 1992-10-14 |
-
1986
- 1986-11-06 JP JP1986170864U patent/JPH068176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6376123U (ja) | 1988-05-20 |
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