JPH0681789B2 - 代替フロン用ゴム成形体およびその製造方法 - Google Patents

代替フロン用ゴム成形体およびその製造方法

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JPH0681789B2
JPH0681789B2 JP2166395A JP16639590A JPH0681789B2 JP H0681789 B2 JPH0681789 B2 JP H0681789B2 JP 2166395 A JP2166395 A JP 2166395A JP 16639590 A JP16639590 A JP 16639590A JP H0681789 B2 JPH0681789 B2 JP H0681789B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、代替フロンに対して優れた耐久性を示す代替
フロン用ゴム成形体およびその製造方法に関する。
発明の技術的背景 フロンは、低毒性、不燃性、化学的安定性に優れ、清浄
剤、冷媒、エアゾール噴射剤、プラスチック発泡剤など
として広く用いられてきた。しかしながら近年に至って
フロンは、成層圏オゾン層を破壊してしまう恐れがある
ことが指摘され、その使用が厳しく制限されようとして
いる。
このため従来用いられているフロンに代って、代替フロ
ンとして、塩素原子を含まないフロンあるいは水素原子
を含んだフロンが開発されている。
ところで従来用いられているフロンをシールするためな
どに使用されるゴム成形体としては、フッ素ゴムからな
る成形体が用いられてきた。しかしながら冷凍機油を含
む代替フロン(代替フロンとポリグリコール系冷凍機油
との混合)をシールするためにフッ素ゴム成形体を用い
ると、この代替フロンは約150℃から低温領域までの温
度範囲となるため、フッ素ゴム成形体の表面に発泡現象
が生じたり、また表面にひび割れが生じて強度が低下し
たり、さらには代替フロンによって膨潤したりすること
があり、シール特性が著しく低下してしまうという新た
な問題点が生じている。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、代替フロンと接触しても、表
面が発泡したり、あるいは表面にひび割れが生じたりし
て機械的強度が低下することがなく、また代替フロンに
よって大きな膨潤を生ずることがなく、しかも耐熱性に
優れるとともにシール特性にも優れた代替フロン用ゴム
成形体を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る代替フロン用ゴム成形体は、フッ素ゴムと
ニトリルゴムとからなるゴム組成物を架橋してなり、ゴ
ム組成物中のフッ素ゴムとニトリルゴムとの合計重量を
100重量部とした場合に、フッ素ゴムが65〜99.99重量部
の量で存在しており、ニトリルゴムが35〜0.01重量部の
量で存在していることを特徴としている。
また本発明に係る代替フロン用ゴム成形体の製造方法
は、上記のような量で存在するフッ素ゴムとニトリルゴ
ムとからなるゴム組成物を、過酸化物架橋剤により架橋
することを特徴としている。
本発明に係る代替フロン用ゴム成形体は、フッ素ゴムと
ニトリルゴムとからなるゴム組成物を架橋してなってい
るため、代替フロンと接触しても、表面が発泡したり、
表面にひび割れが生じたりして機械的強度が低下するこ
とがなく、また代替フロンによって大きな膨潤を生ずる
ことがなく、耐熱性およびシール性に優れている。
発明の具体的説明 以下本発明に係る代替フロン用ゴム成形体およびその製
造方法について具体的に説明する。
本明細書において代替フロンとは、塩素を含まないフル
オロカーボンあるいは水素を含むクロロフルオロカーボ
ンを意味する。具体的には、R−123、R−134a、R−1
41b、R−142bなどを意味する。
本発明に係る代替フロン用ゴム成形体は、上述のよう
に、フッ素ゴムとニトリルゴムとからなるゴム組成物を
架橋してなっている。
フッ素ゴムとしては、従来公知のフッ素ゴムが用いられ
るが、具体的には、フッ化ビニリデンと六フッ化ピロピ
レンとの共重合体ゴム(たとえばダイキン製ダイエル
G801)、フッ化ビニリデンと六フッ化プロピレンと四フ
ッ化エチレンとの共重合体ゴム(たとえばダイキン製ダ
イエルG−901H、G 901、G 1001)、四フッ化エチ
レンとプロピレンとの共重合体ゴム(たとえば旭硝子製
アフラス)などが用いられる。
ニトリルゴムとしては、アクリロニトリルとブタジエン
との共重合体である従来公知のニトリルゴムが用いられ
るが、耐熱性に優れていることが好ましい。またニトリ
ルゴムとして、水素化ニトリルゴム(ニトリル量36%、
ヨウ素価4、たとえば日本ゼオン製ゼットポール2000)
を用いることが好ましい。
本発明に係る代替フロン用ゴム成形体では、フッ素ゴム
とニトリルゴムとの合計重量を100重量部とした場合
に、フッ素ゴムが65〜99.99重量部好ましくは70〜95重
量部の量で、またニトリルゴムが35〜0.01重量部好まし
くは30〜5重量部の量で用いられることが望ましい。
本発明に係る代替フロン用ゴム成形体は、上記のような
フッ素ゴムおよびニトリルゴムからなるゴム組成物を架
橋してなるが、このゴム組成物は、フッ素ゴムおよびニ
トリルゴムに加えて過酸化物架橋剤を含んでいる。
過酸化物架橋剤としては、具体的には、α,α′−ビス
(t−ブチルペルオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン
(日本油脂製パーブチル P)、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン(日本油脂製パー
ヘキサ 25B)、ジクミルペルオキシド(日本油脂パー
クミル D)、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルペル
オキシ)ヘキシン−3(日本油脂製パーヘキシン 25
B)、ベンゾイルペルオキシド(日本油脂製ナイパー
B)などが用いれらる。
なお本発明では、架橋剤としては、フッ素ゴムおよびニ
トリルゴムをともに架橋するため、過酸化物架橋剤が特
に好ましく用いられる。
また上記ゴム組成物は、過酸化物架橋用架橋助剤たとえ
ばトリアリルイソシアヌレート(日本化成製タイク)、
エチレングリコール・ジメタクリレート(三新化学サン
エステルEG)、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート(三新化学サンエステル TMP)、多官能製メタク
リレートモノマー(精工化学ハイクロス M)、多価ア
ルコールメタクリレートおよびアクリレート、メタクリ
ル酸の金属塩あるいは通常のゴム充填剤たとえばカーボ
ン、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネ
シウム(タルク)、ケイ酸アルミニウム(クレー)など
を含んでいてもよい。
次に本発明に係る代替フロン用ゴム成形体の製造方法に
ついて説明する。
上記のようなフッ素ゴムおよびニトリルゴムを所定割合
で混合し、次いで過酸化物架橋剤、架橋助剤、充填剤な
どを添加して混練し、得られた混練物を金型内に装入し
て100〜200℃の温度で1〜60分間加熱して架橋反応を行
なう。次に得られた一次架橋物を100〜200℃の温度で1
〜24時間加熱して二次架橋すると、代替フロン用ゴム成
形体が得られる。
このような代替フロン用ゴム成形体は、硬度(JIS−
A)が60〜95であり、引張り強さが180〜300、伸び200
〜450、100%モジュラス30〜100である。
このようにして得られた代替フロン用ゴム成形体は、た
とえば代替フロンと接触する部材として用いられる。具
体的には、冷凍機油を含む代替フロンのシール材として
特に好ましく用いられる。なお冷凍機油は、通常、フロ
ンと相溶性のある油たとえばナフテン系鉱油、パルフイ
ン系鉱油、アルキルベンゼン、ポリ−α−オレフィンな
どとの油である。また代替フロンとしてR−134aを用い
る場合には、ポリアルキレングリコールが冷凍機油とし
て用いられる。
このような冷凍機油を含む代替フロンは、通常、圧縮
機、凝縮器、膨脹弁、蒸発器へと循環され、かなりの高
温から低温まで広い温度領域をとるが、このような代替
フロンをシールするため、従来公知のフッ素ゴム成形体
を用いると、表面が発泡したり、表面にひび割れが生じ
たり、代替フロンによって大きく膨潤したりしてシール
性が著しく低下してしまう。これに対して本発明に係る
代替フロン用ゴム成形体をシール材として用いると、表
面が発泡したり、表面にひび割れが生じたり、代替フロ
ンによって大きく膨潤したりすることがなく、シール性
に優れるとともに機械的強度にも優れており、また耐熱
性にも優れている。
発明の効果 本発明に係る代替フロン用ゴム成形体は、フッ素ゴム65
〜99.99重量部とニトリルゴム35〜0.01重量部とからな
るゴム組成物(フッ素ゴムとニトリルゴムとの合計重量
を100重量部とする)を架橋してなっているため、代替
フロンと接触しても、表面が発泡したり、表面にひび割
れが生じたりして機械的強度が低下することがなく、ま
た代替フロンによって大きな膨潤を生ずることがなく、
耐熱性およびシール性に優れている。
以下本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜5 フッ素ゴムおよびニトリルゴムを表1に示すような割合
(重量部)で混合した後、過酸化物架橋剤、架橋助剤、
充填剤(カーボンその他)を表1に示すような量で配合
して混練した。
得られた混練物を金型内で170℃の温度に15分間加熱し
て一次架橋させ、次いで150℃の温度に4時間加熱して
硬度70゜のゴム成形体を得た。
得られたゴム成形体を、代替フロンR−134aとグリコー
ル系油との混合物(R−134a:グリコール系油=1.5:1)
に浸漬した後、物性試験および発泡割れ状態試験を行な
った。
結果を表2に示す。
参考例1〜2 フッ素ゴムおよびニトリルゴムを表1に示すような割合
(重量部)で混合した以外は実施例1〜5と同様に行な
った。
結果を表2に示す。
比較例1 実施例1において、フッ素ゴムだけを用いた以外は、実
施例1と同様に行なった。
結果を表2に示す。
比較例2 実施例1において、ニトリルゴムだけを用いた以外は、
実施例1と同様に行なった。
結果を表2に示す。
[評価基準] 亀裂の数……A 5未満 B 5〜20未満 C 20以上 亀裂の大きさ……1.1mm未満 2.1〜3mm未満 3.3mm以上 ふくれ……b

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素ゴムとニトリルゴムとからなるゴム
    組成物を架橋してなり、前記ゴム組成物中のフッ素ゴム
    とニトリルゴムとの合計重量を100重量部とした場合
    に、フッ素ゴムが65〜99.99重量部の量で存在してお
    り、ニトリルゴムが35〜0.01重量部の量で存在している
    ことを特徴とする代替フロン用ゴム成形体。
  2. 【請求項2】ニトリルゴムが水添化ニトリルゴムである
    請求項第1項に記載の代替フロン用ゴム成形体。
  3. 【請求項3】フッ素ゴム65〜99.99重量部とニトリルゴ
    ム35〜0.01重量部とからなるゴム組成物(ただしフッ素
    ゴムとニトリルゴムとの合計重量を100重量部とする)
    を、過酸化物架橋剤により架橋することを特徴とする代
    替フロン用ゴム形成体の製造方法。
JP2166395A 1989-06-23 1990-06-25 代替フロン用ゴム成形体およびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0681789B2 (ja)

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JP2-160092 1990-06-19
JP1-161325 1990-06-19
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JPH01135846A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 Japan Synthetic Rubber Co Ltd フロンガス用ホース

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