JPH0681884A - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
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- JPH0681884A JPH0681884A JP25550192A JP25550192A JPH0681884A JP H0681884 A JPH0681884 A JP H0681884A JP 25550192 A JP25550192 A JP 25550192A JP 25550192 A JP25550192 A JP 25550192A JP H0681884 A JPH0681884 A JP H0681884A
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- JP
- Japan
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- piston
- chamber
- pressure
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 伸側減衰力と圧側減衰力とを同一にも異なる
ようにも自動的に且つ自由に設定でき、コストの安い緩
衝器を提供すること。 【構成】 ピストン部3で区画されたロッド側室Aがピ
ストン部に設けた第1のチェック弁と、電極部材1,1
0a,10bで区画された伸側制御用隙間S1とパイロ
ット圧で切換えられる分流弁27とを介してピストン側
室Bに開閉され、同じくロッド側室Aが電極部材で区画
された圧側制御用隙間S2と前記分流弁27を介してリ
ザーバ室R2に開閉され、ピストン側室は補給回路と伸
長時に開く第2のチェック弁を介してリザーバ室R2に
開閉されること。
ようにも自動的に且つ自由に設定でき、コストの安い緩
衝器を提供すること。 【構成】 ピストン部3で区画されたロッド側室Aがピ
ストン部に設けた第1のチェック弁と、電極部材1,1
0a,10bで区画された伸側制御用隙間S1とパイロ
ット圧で切換えられる分流弁27とを介してピストン側
室Bに開閉され、同じくロッド側室Aが電極部材で区画
された圧側制御用隙間S2と前記分流弁27を介してリ
ザーバ室R2に開閉され、ピストン側室は補給回路と伸
長時に開く第2のチェック弁を介してリザーバ室R2に
開閉されること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧緩衝器、又は電
気粘性流体が印加電圧によってその粘性を変化させる性
質を利用して発生減衰力の調整を可能にする緩衝器に関
する。
気粘性流体が印加電圧によってその粘性を変化させる性
質を利用して発生減衰力の調整を可能にする緩衝器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車に利用される緩衝器
としての油圧緩衝器にあっては、該自動車の走行路面の
状況に応じてその発生減衰力が調整されるように構成さ
れていることが望まれている。
としての油圧緩衝器にあっては、該自動車の走行路面の
状況に応じてその発生減衰力が調整されるように構成さ
れていることが望まれている。
【0003】そして、そのために従来から提案されてい
る油圧緩衝器にあっては、一般的には、シリンダに対し
てピストンロッドが出没されることでシリンダ内でピス
トン部が摺動する際に、減衰力発生部を作動油が通過す
ることで所定の減衰力が発生されると共に、該減衰力発
生部における減衰力発生の機構を例えば機械的に変更さ
せてあるいは該減衰力発生部を通過する作動油の流量を
増減させて、その発生減衰力を高低調整し得るように構
成さている。
る油圧緩衝器にあっては、一般的には、シリンダに対し
てピストンロッドが出没されることでシリンダ内でピス
トン部が摺動する際に、減衰力発生部を作動油が通過す
ることで所定の減衰力が発生されると共に、該減衰力発
生部における減衰力発生の機構を例えば機械的に変更さ
せてあるいは該減衰力発生部を通過する作動油の流量を
増減させて、その発生減衰力を高低調整し得るように構
成さている。
【0004】その結果、上記減衰力発生部が例えば絞り
やバルブ等の固有の減衰特性のもので構成されている場
合には、該固有の減衰特性の範囲内で発生された減衰力
が調整されることになり、従って、この減衰力発生部を
装備する油圧緩衝器が自動車に搭載される場合には、該
自動車が走行する路面の状況に応じてその発生減衰力を
調整するという当初の目的を充分に達成できなくなる危
惧がある。
やバルブ等の固有の減衰特性のもので構成されている場
合には、該固有の減衰特性の範囲内で発生された減衰力
が調整されることになり、従って、この減衰力発生部を
装備する油圧緩衝器が自動車に搭載される場合には、該
自動車が走行する路面の状況に応じてその発生減衰力を
調整するという当初の目的を充分に達成できなくなる危
惧がある。
【0005】そして、多様の特性の減衰力を発揮し得る
ように、減衰力発生部を多種の絞りやバルブ等を有する
構造に構成すると、該油圧緩衝器の構造が複雑になって
その生産性が低下されたりその保守管理が面倒になる等
の不都合が招来されるだけでなく、構造が複雑になるの
に呼応してその制御が複雑になり、その分高価な部品が
多用されることになる等して、その生産コストが上昇さ
れる等の不都合も招来され易くなる。
ように、減衰力発生部を多種の絞りやバルブ等を有する
構造に構成すると、該油圧緩衝器の構造が複雑になって
その生産性が低下されたりその保守管理が面倒になる等
の不都合が招来されるだけでなく、構造が複雑になるの
に呼応してその制御が複雑になり、その分高価な部品が
多用されることになる等して、その生産コストが上昇さ
れる等の不都合も招来され易くなる。
【0006】そこで、近年、印加電圧によってその粘性
が変化する性質を有する電気粘性流体が発見されている
ことを鑑案して、例えば、実公平3−5698号公報に
開示された図5に示すような構造の電気粘性流体利用の
緩衝器が提案されている。
が変化する性質を有する電気粘性流体が発見されている
ことを鑑案して、例えば、実公平3−5698号公報に
開示された図5に示すような構造の電気粘性流体利用の
緩衝器が提案されている。
【0007】即ち、該緩衝器は、従来の油圧緩衝器の態
様に形成されてなるもので、シリンダ1に対して出没自
在に挿通されるピストンロッド2の先端には、上記シリ
ンダ1内で摺動すると共に該シリンダ1内にロッド側室
Bを区画形成するピストン部3を有してなる。
様に形成されてなるもので、シリンダ1に対して出没自
在に挿通されるピストンロッド2の先端には、上記シリ
ンダ1内で摺動すると共に該シリンダ1内にロッド側室
Bを区画形成するピストン部3を有してなる。
【0008】そして、ロッド側室Aとピストン側室Bに
は電気粘性流体が充満されてなり、該ロッド側室Aとピ
ストン側室Bは、ピストン部3に配設の伸側チェック弁
3aとこれに並列する絞り3bを介して連通されるとし
ている。
は電気粘性流体が充満されてなり、該ロッド側室Aとピ
ストン側室Bは、ピストン部3に配設の伸側チェック弁
3aとこれに並列する絞り3bを介して連通されるとし
ている。
【0009】また、シリンダ1は、その上端部にポート
1a及び下端部にポート1bをそれぞれ有しており、該
各ポート1a,1bを介して各室A,Bがそれぞれ外部
に連通するとしている。
1a及び下端部にポート1bをそれぞれ有しており、該
各ポート1a,1bを介して各室A,Bがそれぞれ外部
に連通するとしている。
【0010】尚、シリンダ1の外部には、リザーバタン
クTが配設されており、該リザーバタンクTを形成する
タンクハウジングT1内にはそこに容室T2とガス室T
3とを区画形成フリーピストンT4が摺動可能に収装さ
れている。
クTが配設されており、該リザーバタンクTを形成する
タンクハウジングT1内にはそこに容室T2とガス室T
3とを区画形成フリーピストンT4が摺動可能に収装さ
れている。
【0011】そして、容室T2は、配管Pを介してシリ
ンダ1内のピストン側室Bに連通されるとしている。
ンダ1内のピストン側室Bに連通されるとしている。
【0012】一方、シリンダ1の外周側には容室Rを形
成するように所謂外筒が配設されてなるとするが、該外
筒は、ヘッド側筒状体4と、ボトム側筒状体5と、中間
部筒状体6と、からなる。
成するように所謂外筒が配設されてなるとするが、該外
筒は、ヘッド側筒状体4と、ボトム側筒状体5と、中間
部筒状体6と、からなる。
【0013】尚、容室Rは、シリンダ1に開穿の各ポー
ト1a,1bを介して各側室A,Bに連通するとしてい
る。
ト1a,1bを介して各側室A,Bに連通するとしてい
る。
【0014】ヘッド側筒状体4は、その上端内周にベア
リング部材7を螺着させてなり、該ベアリング部材7の
中央部にはピストンロッド2が摺動可能に挿通されてい
る。
リング部材7を螺着させてなり、該ベアリング部材7の
中央部にはピストンロッド2が摺動可能に挿通されてい
る。
【0015】そして、該ヘッド側筒状体4は、その下端
にフランジ部4aを有してなり、該フランジ部4aを介
して中間部筒状体6の上端に連設されるとしている。
にフランジ部4aを有してなり、該フランジ部4aを介
して中間部筒状体6の上端に連設されるとしている。
【0016】ボトム側筒状体5は、その下端肉厚部に圧
側チェック弁5aとこれに並列する絞り5bを有してな
り、該圧側チェック弁5a及び絞り5bは、前記リザー
バタンクT内の容室T2をピストン側室Bに連通させて
いる。
側チェック弁5aとこれに並列する絞り5bを有してな
り、該圧側チェック弁5a及び絞り5bは、前記リザー
バタンクT内の容室T2をピストン側室Bに連通させて
いる。
【0017】そして、該ボトム側筒状体5は、その上端
にフランジ部5cを有してなり、該フランジ部5cを介
して中間部筒状体6の下端に連設されるとしている。
にフランジ部5cを有してなり、該フランジ部5cを介
して中間部筒状体6の下端に連設されるとしている。
【0018】中間部筒状体6は、その上下端にそれぞれ
フランジ部6a,6bを有しており、該各フランジ部6
a,6bがそれぞれが対向するヘッド側筒状体4のフラ
ンジ部4a及びボトム側筒状体5のフランジ部5cにそ
れぞれ絶縁材8を介してボルトナット9で連設されてい
る。
フランジ部6a,6bを有しており、該各フランジ部6
a,6bがそれぞれが対向するヘッド側筒状体4のフラ
ンジ部4a及びボトム側筒状体5のフランジ部5cにそ
れぞれ絶縁材8を介してボルトナット9で連設されてい
る。
【0019】そして、中間部筒状体6は、その内周と前
記シリンダ1の外周との間に、前記容室Rの一部を所謂
巾狭にするように、間隔が約1mm程度となる制御用隙
間Sを形成するとしている。
記シリンダ1の外周との間に、前記容室Rの一部を所謂
巾狭にするように、間隔が約1mm程度となる制御用隙
間Sを形成するとしている。
【0020】該制御用隙間Sは、ここに電場が発現され
る際に該電場に介在される電気粘性流体の粘性を印加電
圧量に応じて硬化傾向に変化させるように機能する。
る際に該電場に介在される電気粘性流体の粘性を印加電
圧量に応じて硬化傾向に変化させるように機能する。
【0021】そしてまた、この従来例にあっては、シリ
ンダ1が一方の電極部材とされるに対して、中間部筒状
体6が他方の電極部材とされ、外部に配設のコントロー
ラCから延長される電線E1が一方の電極部材、即ち、
シリンダ1に電気的に接続される上端側筒状体4に接続
され、コントローラCから延長される電線E2が他方の
電極部材とされる中間部つつたいじょう6に接続される
としている。
ンダ1が一方の電極部材とされるに対して、中間部筒状
体6が他方の電極部材とされ、外部に配設のコントロー
ラCから延長される電線E1が一方の電極部材、即ち、
シリンダ1に電気的に接続される上端側筒状体4に接続
され、コントローラCから延長される電線E2が他方の
電極部材とされる中間部つつたいじょう6に接続される
としている。
【0022】それ故、この従来提案としての電気粘性流
体利用の緩衝器によれば、シリンダ1に対してピストン
ロッド2が出没されることでシリンダ1内をピストン部
3が摺動するときに、該シリンダ1の外部に配設されて
いる制御用隙間Sを電気粘性流体が通過することになる
が、このとき両方の電極部材に所定の電圧を印加して制
御用隙間Sに電場を発現させるようにすれば、該電場で
電気粘性流体の粘性が印加電圧量に応じて硬化傾向に変
化されることになる。
体利用の緩衝器によれば、シリンダ1に対してピストン
ロッド2が出没されることでシリンダ1内をピストン部
3が摺動するときに、該シリンダ1の外部に配設されて
いる制御用隙間Sを電気粘性流体が通過することになる
が、このとき両方の電極部材に所定の電圧を印加して制
御用隙間Sに電場を発現させるようにすれば、該電場で
電気粘性流体の粘性が印加電圧量に応じて硬化傾向に変
化されることになる。
【0023】従って、上記印加電圧が維持されることを
条件に、以降、制御用隙間Sにおける電気粘性流体の流
通性が妨げられる傾向になり、その結果、ピストン部3
のシリンダ1内での摺動性が妨げられる、即ち、減衰作
用が発言されることになり、両方の電極部材への印加電
圧量を適宜に選択すれば、発言される減衰作用の度合を
任意に調整し得ることになる。
条件に、以降、制御用隙間Sにおける電気粘性流体の流
通性が妨げられる傾向になり、その結果、ピストン部3
のシリンダ1内での摺動性が妨げられる、即ち、減衰作
用が発言されることになり、両方の電極部材への印加電
圧量を適宜に選択すれば、発言される減衰作用の度合を
任意に調整し得ることになる。
【0024】そして、上記従来提案としての緩衝器が自
動車に搭載されれば、該自動車の走行路面の状況に応じ
て減衰作用の度合を調整することが可能になり、該自動
車における例えば乗り心地を好ましい状態に改善し得る
ことになる。
動車に搭載されれば、該自動車の走行路面の状況に応じ
て減衰作用の度合を調整することが可能になり、該自動
車における例えば乗り心地を好ましい状態に改善し得る
ことになる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実公平3−5698号公報に示す従来例としての電気粘
性流体利用の緩衝器にあっては、伸側時と圧側時とで同
一の制御用隙間Sを使用しているために発生する減衰力
を伸長時と圧縮時とで別々に制御することが困難であ
る。
実公平3−5698号公報に示す従来例としての電気粘
性流体利用の緩衝器にあっては、伸側時と圧側時とで同
一の制御用隙間Sを使用しているために発生する減衰力
を伸長時と圧縮時とで別々に制御することが困難であ
る。
【0026】これを変更するためには印加電圧を伸長時
と圧縮時とで変えなければならないが、この際、伸行程
にあるのか圧行程にあるかは外部からは分らないから、
これを検出するセンサーが必要となり、コストアップに
もなる。
と圧縮時とで変えなければならないが、この際、伸行程
にあるのか圧行程にあるかは外部からは分らないから、
これを検出するセンサーが必要となり、コストアップに
もなる。
【0027】この発明は、前記した事情を鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは伸側減衰力
と圧側減衰力とを同一にも異なるようにも自動的に且つ
自由に設定でき、コストの安い緩衝器を提供することで
ある。
れたものであって、その目的とするところは伸側減衰力
と圧側減衰力とを同一にも異なるようにも自動的に且つ
自由に設定でき、コストの安い緩衝器を提供することで
ある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため
に、本発明の第1の構成はシリンダ内にピストン部を介
してピストンロッドが移動自在に挿入され、シリンダ内
にはピストン部によってロッド側室とピストン側室とを
区画し、二つの油室はピストン部に設けられて圧縮時に
開く第1のチェック弁を介して開閉され、シリンダの外
側にはリザーバ室が区画されている緩衝器において、ロ
ッド側室は陰極と陽極とからなる電極部材でそれぞれ区
画された伸側制御用隙間と圧側制御用隙間に接続され、
ピストン側室は補給回路と当該補給回路中に設けられて
伸長時に開く第2のチェック弁を介してリザーバ室に開
閉され、前記補給回路にはピストン側室の圧力変動をパ
イロット圧として導くパイロット回路が接続され、更に
前記伸側制御用隙間と圧側制御用隙間は前記パイロット
回路のパイロット圧で切換えられる分流弁を介してピス
トン側室とリザーバ室とにそれぞれ開閉されることを特
徴とするものである。
に、本発明の第1の構成はシリンダ内にピストン部を介
してピストンロッドが移動自在に挿入され、シリンダ内
にはピストン部によってロッド側室とピストン側室とを
区画し、二つの油室はピストン部に設けられて圧縮時に
開く第1のチェック弁を介して開閉され、シリンダの外
側にはリザーバ室が区画されている緩衝器において、ロ
ッド側室は陰極と陽極とからなる電極部材でそれぞれ区
画された伸側制御用隙間と圧側制御用隙間に接続され、
ピストン側室は補給回路と当該補給回路中に設けられて
伸長時に開く第2のチェック弁を介してリザーバ室に開
閉され、前記補給回路にはピストン側室の圧力変動をパ
イロット圧として導くパイロット回路が接続され、更に
前記伸側制御用隙間と圧側制御用隙間は前記パイロット
回路のパイロット圧で切換えられる分流弁を介してピス
トン側室とリザーバ室とにそれぞれ開閉されることを特
徴とするものである。
【0029】さらに第2の構成はシリンダ内にピストン
部を介してピストンロッドが移動自在に挿入され、シリ
ンダ内にはピストン部によってロッド側室とピストン側
室とを区画し、二つの油室はピストン部に設けられ圧縮
時に開く第1のチェック弁を介して開閉され、シリンダ
の外側にははリザーバ室が区画されている緩衝器におい
て、ロッド側室は陰極と陽極とからなる電極部材でそれ
ぞれ区画された伸側制御用隙間と圧側制御用隙間に接続
され、ピストン側室は補給回路と当該補給回路中にそれ
ぞれ設けられた絞りと伸長時に開く第2のチェック弁を
介してリザーバ室に開閉され、前記補給回路には前記絞
りの前後に発生する圧力差をパイロット圧として導くパ
イロット回路が接続され、更に前記伸側制御用隙間と圧
側制御用隙間は前記ハイロット回路のパイシット圧で切
換えられる分流弁を介してピストン側室とリザーバ室と
にそれぞれ開閉されることを特徴とするものである。
部を介してピストンロッドが移動自在に挿入され、シリ
ンダ内にはピストン部によってロッド側室とピストン側
室とを区画し、二つの油室はピストン部に設けられ圧縮
時に開く第1のチェック弁を介して開閉され、シリンダ
の外側にははリザーバ室が区画されている緩衝器におい
て、ロッド側室は陰極と陽極とからなる電極部材でそれ
ぞれ区画された伸側制御用隙間と圧側制御用隙間に接続
され、ピストン側室は補給回路と当該補給回路中にそれ
ぞれ設けられた絞りと伸長時に開く第2のチェック弁を
介してリザーバ室に開閉され、前記補給回路には前記絞
りの前後に発生する圧力差をパイロット圧として導くパ
イロット回路が接続され、更に前記伸側制御用隙間と圧
側制御用隙間は前記ハイロット回路のパイシット圧で切
換えられる分流弁を介してピストン側室とリザーバ室と
にそれぞれ開閉されることを特徴とするものである。
【0030】
【作用】伸長時と圧縮時にはそれぞれ伸側制御用隙間と
圧側制御用隙間を流れるから、それぞれの隙間で独立し
た減衰力を発生し、減衰力の大きさはそれぞれの隙間を
制御する電極部材への印加電圧で制御する。
圧側制御用隙間を流れるから、それぞれの隙間で独立し
た減衰力を発生し、減衰力の大きさはそれぞれの隙間を
制御する電極部材への印加電圧で制御する。
【0031】
【実施例】以下、図示した実施例に基いてこの発明を詳
細に説明すると、図1に示す請求項1の発明に係る実施
例はこれが自動車用とされる電気粘性流体を利用した緩
衝器であって、該緩衝器は、シリンダ1と、2本のイン
ナーチューブ10a,10bと、アウターチューブ11
と、を有してなり、所謂複筒型に対する四重筒型に形成
されてなる。緩衝器は通常の三重筒等からなる多重式の
油圧緩衝器であってもよい。
細に説明すると、図1に示す請求項1の発明に係る実施
例はこれが自動車用とされる電気粘性流体を利用した緩
衝器であって、該緩衝器は、シリンダ1と、2本のイン
ナーチューブ10a,10bと、アウターチューブ11
と、を有してなり、所謂複筒型に対する四重筒型に形成
されてなる。緩衝器は通常の三重筒等からなる多重式の
油圧緩衝器であってもよい。
【0032】図1のシリンダ1は、所謂単管構造に形成
されてその内部にピストンロッド2を出没自在に挿通さ
せると共に、その内部に摺動可能に収装されたピストン
部3によって区画形成されたロッド側室Aとピストン側
室Bとを有してなる。
されてその内部にピストンロッド2を出没自在に挿通さ
せると共に、その内部に摺動可能に収装されたピストン
部3によって区画形成されたロッド側室Aとピストン側
室Bとを有してなる。
【0033】そして、ロッド側室Aとピストン側室Bに
は電圧印加時にその粘性が変化される電気粘性流体が充
満されている。
は電圧印加時にその粘性が変化される電気粘性流体が充
満されている。
【0034】また、シリンダ1は、その上端がその中央
部にピストンロッド2を挿通させるベアリング部材12
に絶縁材8を介して接続された状態で閉塞されてなり、
該ベアリング部材12は、インナーチューブ10a,1
0bの上端をも絶縁材8の配在下に閉塞するとしてい
る。
部にピストンロッド2を挿通させるベアリング部材12
に絶縁材8を介して接続された状態で閉塞されてなり、
該ベアリング部材12は、インナーチューブ10a,1
0bの上端をも絶縁材8の配在下に閉塞するとしてい
る。
【0035】尚、ベアリング部材12は、シール部材1
6を保持すると共にピストンロッド2を挿通させるキャ
ップ部材13の下端側内周に接続されている。
6を保持すると共にピストンロッド2を挿通させるキャ
ップ部材13の下端側内周に接続されている。
【0036】キャップ部材13は、その下端側にアウタ
ーチューブ11の上端を接続させている。
ーチューブ11の上端を接続させている。
【0037】そしてまた、シリンダ1は、その下端がベ
ースバルブ部14によって閉塞される、即ち、ベースバ
ルブ部14を形成するバルブボディ14aの外周に絶縁
材8aを介して接続された状態で閉塞されている。
ースバルブ部14によって閉塞される、即ち、ベースバ
ルブ部14を形成するバルブボディ14aの外周に絶縁
材8aを介して接続された状態で閉塞されている。
【0038】そして、このバルブボディ14aは、イン
ナーチューブ10の下端をも絶縁材8aの配在下に閉塞
するとしている。
ナーチューブ10の下端をも絶縁材8aの配在下に閉塞
するとしている。
【0039】尚、バルブボディ14aは、その下方に配
在されたボトム部材15に接続された状態で支持されて
なるとし、該ボトム部材15は、その上端側にアウター
チューブ11の下端を連設させている。
在されたボトム部材15に接続された状態で支持されて
なるとし、該ボトム部材15は、その上端側にアウター
チューブ11の下端を連設させている。
【0040】ベースバルブ部14は、バルブボディ14
aに開穿された補給回路たるポート14b及び該ポート
14bの上端側を閉塞するように配設された第2の圧側
チェック弁14cを介してピストン側室Bをインナーチ
ューブ10bとアウターチューブ11との間に形成され
るリザーバ室R2に開閉させている。
aに開穿された補給回路たるポート14b及び該ポート
14bの上端側を閉塞するように配設された第2の圧側
チェック弁14cを介してピストン側室Bをインナーチ
ューブ10bとアウターチューブ11との間に形成され
るリザーバ室R2に開閉させている。
【0041】チェック弁14cは伸側時に開口する。
【0042】ピストン部3は、そのピストンボディ3c
に開穿されたポート3d及び該ポート3dの上端側を閉
塞するように配設された第1の伸側チェック弁3aを介
してピストン側室Bをロッド側室Aに開閉させている。
第1のチェック弁3dは圧縮時に開口する。
に開穿されたポート3d及び該ポート3dの上端側を閉
塞するように配設された第1の伸側チェック弁3aを介
してピストン側室Bをロッド側室Aに開閉させている。
第1のチェック弁3dは圧縮時に開口する。
【0043】シリンダ1の上部とインナーチューブ10
aの上部には半径方向のポート21,22がそれぞれ形
成されてロッド側室Aに開口している。
aの上部には半径方向のポート21,22がそれぞれ形
成されてロッド側室Aに開口している。
【0044】シリンダ1とインナチューブ10a,10
bの上下端は絶縁材8,8aの外周段部に嵌合し、シリ
ンダ1とインナーチューブ10bとの間には軸方向に沿
う伸側制御用隙間S1が形成され、同じくインナーチュ
ーブ10a,10bの間には軸方向に沿う圧側制御用隙
間S2が形成されている。
bの上下端は絶縁材8,8aの外周段部に嵌合し、シリ
ンダ1とインナーチューブ10bとの間には軸方向に沿
う伸側制御用隙間S1が形成され、同じくインナーチュ
ーブ10a,10bの間には軸方向に沿う圧側制御用隙
間S2が形成されている。
【0045】各伸側・圧側制御用隙間S1,S2はポー
ト21,22を介してロッド側室Aに接続されている。
ト21,22を介してロッド側室Aに接続されている。
【0046】バルブボディ14aにはピストン側室Bに
開口する第1の伸側通路23と、伸側制御用隙間S1に
接続する第2の伸側通路24とが形成されている。
開口する第1の伸側通路23と、伸側制御用隙間S1に
接続する第2の伸側通路24とが形成されている。
【0047】同じバルブボディ14aにはリザーバ室R
2に接続される第1の圧側通路25と圧側制御用隙間S
2に接続される第2の圧側通路26とが形成されてい
る。
2に接続される第1の圧側通路25と圧側制御用隙間S
2に接続される第2の圧側通路26とが形成されてい
る。
【0048】補給回路たるポート14こにはパイロット
回路31が第2のチェックバルブ14cより下流側にお
いて接続され、パイロット回路31にはピストン側室B
の圧力変動をパイロット圧として導かれる。
回路31が第2のチェックバルブ14cより下流側にお
いて接続され、パイロット回路31にはピストン側室B
の圧力変動をパイロット圧として導かれる。
【0049】バルブボディ14a内には分流弁27たる
切換弁が切換自在に設けられている。
切換弁が切換自在に設けられている。
【0050】分流弁27や前記の回路、通路手段は外部
に設けてもよい。
に設けてもよい。
【0051】分流弁27は右側の伸ポート29と、左側
の圧ポート28と、スプリング30とからなり、スプリ
ング30に対向してパイロット回路31が導かれてい
る。
の圧ポート28と、スプリング30とからなり、スプリ
ング30に対向してパイロット回路31が導かれてい
る。
【0052】分流弁27は通常スプリング30のばね力
で伸ポート29を第1の伸側通路23と第2の伸側通路
24とを連通させている。
で伸ポート29を第1の伸側通路23と第2の伸側通路
24とを連通させている。
【0053】しかし、圧縮時において、ピストン側室B
の内圧が上昇するとこの内圧がパイロット圧としてパイ
ロット回路31に導かれ、このパイロット圧がスプリン
グ30のばねに打ち勝ち、分流弁27を左側の圧ポート
28に切換え、第1、第2の伸側通路23,24を遮断
すると共に第1、第2の圧側通路25,26を接続させ
る。
の内圧が上昇するとこの内圧がパイロット圧としてパイ
ロット回路31に導かれ、このパイロット圧がスプリン
グ30のばねに打ち勝ち、分流弁27を左側の圧ポート
28に切換え、第1、第2の伸側通路23,24を遮断
すると共に第1、第2の圧側通路25,26を接続させ
る。
【0054】要するに、伸長時にはロッド側室Aががポ
ート21−伸側制御用隙間S1−第2の伸側通路24−
分流弁27の伸側ポート29−第1の伸側通路23を介
してピストン側室Bに接続される。
ート21−伸側制御用隙間S1−第2の伸側通路24−
分流弁27の伸側ポート29−第1の伸側通路23を介
してピストン側室Bに接続される。
【0055】同じく圧縮時にはロッド側室Aがポート2
1−伸側制御用隙間S1−ポート22−圧側制御用隙間
S2−第2の圧側通路26−分流弁27の圧側ポート2
8−第1の圧側通路31を介してリザーバ室R2に連通
させるものである。
1−伸側制御用隙間S1−ポート22−圧側制御用隙間
S2−第2の圧側通路26−分流弁27の圧側ポート2
8−第1の圧側通路31を介してリザーバ室R2に連通
させるものである。
【0056】ところで、伸側及び圧側制御用隙間S1,
S2に電界を発現させるには、プラス側及びマイナス側
の両方の電極部材に所定の電圧を印加することによる
が、この実施例にあっては、一方の例えば陽極の電極部
材とされるシリンダ1とインナーチューブ10bを例え
ばプラス側に設定すると共に、他方の陰極の電極部材と
されるインナーチューブ10aをマイナス側に設定する
としている。
S2に電界を発現させるには、プラス側及びマイナス側
の両方の電極部材に所定の電圧を印加することによる
が、この実施例にあっては、一方の例えば陽極の電極部
材とされるシリンダ1とインナーチューブ10bを例え
ばプラス側に設定すると共に、他方の陰極の電極部材と
されるインナーチューブ10aをマイナス側に設定する
としている。
【0057】そして、シリンダ1、インナーチューブ1
0bに外部のコントローラC又は電源から延長された電
線E1が接続されてなると共に、インナーチューブ10
aにコントローラCから延長された電線E2が接続され
てなるとしている。
0bに外部のコントローラC又は電源から延長された電
線E1が接続されてなると共に、インナーチューブ10
aにコントローラCから延長された電線E2が接続され
てなるとしている。
【0058】尚、電線E1,E2がアウターチューブ1
1を貫通するにあっては、該アウターチューブ11に開
穿の挿通用孔に液密状態下に嵌挿された絶縁材を液密状
態下に貫通してなるとしている。
1を貫通するにあっては、該アウターチューブ11に開
穿の挿通用孔に液密状態下に嵌挿された絶縁材を液密状
態下に貫通してなるとしている。
【0059】電線E1,E2は絶縁されながらインナー
チューブ10a,10bを貫通して接続されている。
チューブ10a,10bを貫通して接続されている。
【0060】結線の方法はこれに限定されるものではな
い。
い。
【0061】又、制御用隙間S1,S2はアウターチュ
ーブ11の外部に電極部材で形成されたパイプ、ホース
で形成してもよい。
ーブ11の外部に電極部材で形成されたパイプ、ホース
で形成してもよい。
【0062】この実施例にあっては、コントローラCに
は自動車に搭載される車高センサからの信号が入力され
るとしており、緩衝器が自動車に搭載されて路面走行を
する場合に、該走行路面の状況に応じて両方の電極部材
への印加電圧量が適宜に調整されるとしている。
は自動車に搭載される車高センサからの信号が入力され
るとしており、緩衝器が自動車に搭載されて路面走行を
する場合に、該走行路面の状況に応じて両方の電極部材
への印加電圧量が適宜に調整されるとしている。
【0063】従って、以上のように形成されたこの実施
例に係る電気粘性流体利用の緩衝器においては、シリン
ダ1に対してピストンロッド2が出没される緩衝器の伸
縮作動時には、ロッド側室Aにある電気粘性流体が制御
用隙間S1又はS2を介してリザーバ室R2又はピスト
ン側室Bに流入することになる。
例に係る電気粘性流体利用の緩衝器においては、シリン
ダ1に対してピストンロッド2が出没される緩衝器の伸
縮作動時には、ロッド側室Aにある電気粘性流体が制御
用隙間S1又はS2を介してリザーバ室R2又はピスト
ン側室Bに流入することになる。
【0064】即ち、緩衝器は、その伸縮作動時には、常
に、ロッド側室Aからの電気粘性流体が制御用隙間S1
又はS2を流通することになり、所謂ワンウェイタイプ
として機能することになる。
に、ロッド側室Aからの電気粘性流体が制御用隙間S1
又はS2を流通することになり、所謂ワンウェイタイプ
として機能することになる。
【0065】この際、圧縮時にはピストン側室Bの内圧
が上昇してパイロット圧で分流弁27を圧側の圧ポート
28に切換え、伸長時にはピストン側室Bの内圧が低い
のでスプリング30で分流弁27は右側のポート29の
ポジションに切換えられる。
が上昇してパイロット圧で分流弁27を圧側の圧ポート
28に切換え、伸長時にはピストン側室Bの内圧が低い
のでスプリング30で分流弁27は右側のポート29の
ポジションに切換えられる。
【0066】緩衝器の圧側作動時にロッド側室Aにおい
て余剰になる電気粘性流体は、制御用隙間S2を介して
リザーバ室R2に流入され、緩衝器の伸側作動時にピス
トン側室Bにおいて不足する電気粘性流体は、補強回路
14bを介してリザーバ室R2から補充される。
て余剰になる電気粘性流体は、制御用隙間S2を介して
リザーバ室R2に流入され、緩衝器の伸側作動時にピス
トン側室Bにおいて不足する電気粘性流体は、補強回路
14bを介してリザーバ室R2から補充される。
【0067】即ち、伸長時にはロッド側室Aの電気粘性
流体はポート21−制御用隙間S1−第2の伸側通路2
4−分流弁27の伸ポート29−第1の伸側通路23を
介してピストン側室Bに流出し、ロッド排出体積分の流
体はリザーバ室R2より補給回路14bと第2のチェッ
ク弁14cを介してピストン側室Bに補充される。
流体はポート21−制御用隙間S1−第2の伸側通路2
4−分流弁27の伸ポート29−第1の伸側通路23を
介してピストン側室Bに流出し、ロッド排出体積分の流
体はリザーバ室R2より補給回路14bと第2のチェッ
ク弁14cを介してピストン側室Bに補充される。
【0068】他方圧縮時はピストン側室B内の流体が一
部第1のチェック弁3aを介してロッド側室Aに流出
し、更にポート21−伸側制御用隙間S1−ポート22
−圧側制御用隙間S2−第2の圧側通路26−分流弁2
7の圧側ポート28−第1の圧側通路25を介してリザ
ーバ室R2に流出する。
部第1のチェック弁3aを介してロッド側室Aに流出
し、更にポート21−伸側制御用隙間S1−ポート22
−圧側制御用隙間S2−第2の圧側通路26−分流弁2
7の圧側ポート28−第1の圧側通路25を介してリザ
ーバ室R2に流出する。
【0069】緩衝器の伸縮作動時に、一方の電極部材た
るシリンダ1及びインナーチューブ10bと他方の電極
部材たるインナーチューブ10aに所定の電圧が印加さ
れると、両方の電極部材間に形成されている制御用隙間
S1,S2に電界が発現される。
るシリンダ1及びインナーチューブ10bと他方の電極
部材たるインナーチューブ10aに所定の電圧が印加さ
れると、両方の電極部材間に形成されている制御用隙間
S1,S2に電界が発現される。
【0070】該電界の発現は、そこに介在している、即
ち、そこを流通している電気粘性流体の粘性が硬化傾向
に瞬時に変化されることになり、それ故、該粘性が変化
された電気粘性流体は、以降、該制御用隙間S1,S2
を電気粘性流体が流通することを妨げる傾向に作用す
る。
ち、そこを流通している電気粘性流体の粘性が硬化傾向
に瞬時に変化されることになり、それ故、該粘性が変化
された電気粘性流体は、以降、該制御用隙間S1,S2
を電気粘性流体が流通することを妨げる傾向に作用す
る。
【0071】その結果、ロッド側室Aからの電気粘性流
体の流出性が妨げられることになって、ピストン部3の
シリンダ1内での摺動性が妨げられることになり、これ
が減衰作用として発言されて、ピストンロッド2のシリ
ンダ1内への没入性及びピストンロッド2のシリンダ1
内からの突出性が妨げられ、緩衝器が所謂緩衝器として
機能することになる。
体の流出性が妨げられることになって、ピストン部3の
シリンダ1内での摺動性が妨げられることになり、これ
が減衰作用として発言されて、ピストンロッド2のシリ
ンダ1内への没入性及びピストンロッド2のシリンダ1
内からの突出性が妨げられ、緩衝器が所謂緩衝器として
機能することになる。
【0072】従って、印加電圧量を適宜に制御すれば、
減衰作用を印加電圧量に応じて直ちに、しかも所定の減
衰力調整を段差なく円滑に実行することが可能になり、
緩衝器が自動車に搭載される場合には、該自動車の走行
路面の状況に応じた減衰作用の調整が可能になり、該自
動車における例えば乗り心地を好ましい状態に改善し得
ることになる。
減衰作用を印加電圧量に応じて直ちに、しかも所定の減
衰力調整を段差なく円滑に実行することが可能になり、
緩衝器が自動車に搭載される場合には、該自動車の走行
路面の状況に応じた減衰作用の調整が可能になり、該自
動車における例えば乗り心地を好ましい状態に改善し得
ることになる。
【0073】尚インナーチューブは複数設けて多重式に
し、制御用隙間の巾を広くしたり、長さを長くしてもよ
いし、狭くしたり、短かくしてもよい。
し、制御用隙間の巾を広くしたり、長さを長くしてもよ
いし、狭くしたり、短かくしてもよい。
【0074】図2は請求項2に係る発明の他の実施例を
示す。
示す。
【0075】これはピストン部3にロッド側室Aとピス
トン側室Bとを接続する通路32を設け、この通路32
にオリフィス、板バルブからなる絞り33を設け、更に
バルブボディ14aにピストン側室Bとリザーバ室R2
を接続する通路34を設け、この通路34にオリフィ
ス、板バルブからなる絞り35を設けたものである。そ
の他の構造,作用,効果は図1の実施例と同じである。
トン側室Bとを接続する通路32を設け、この通路32
にオリフィス、板バルブからなる絞り33を設け、更に
バルブボディ14aにピストン側室Bとリザーバ室R2
を接続する通路34を設け、この通路34にオリフィ
ス、板バルブからなる絞り35を設けたものである。そ
の他の構造,作用,効果は図1の実施例と同じである。
【0076】図2の実施例では絞り33,35を設けた
ことにより伸側制御用隙間S1、圧側制御用隙間S2と
組み合わされて減衰力の設定自由度を大きくできる。
ことにより伸側制御用隙間S1、圧側制御用隙間S2と
組み合わされて減衰力の設定自由度を大きくできる。
【0077】図3は請求項2の発明の実施例を示すもの
である。
である。
【0078】これは補給回路14bの第2のチェック弁
14cより下流側においてオリフィス、板バルブ等から
なる絞り37を設け、この絞り37の前側と後側にパイ
ロット回路36,31を接続し、前側のパイロット回路
36を分流弁27の右側に導き、他方のパイロット回路
31を分流弁27の左側に導き、更にスプリング30a
を分流弁27の左側に配置したものである。
14cより下流側においてオリフィス、板バルブ等から
なる絞り37を設け、この絞り37の前側と後側にパイ
ロット回路36,31を接続し、前側のパイロット回路
36を分流弁27の右側に導き、他方のパイロット回路
31を分流弁27の左側に導き、更にスプリング30a
を分流弁27の左側に配置したものである。
【0079】この実施例では通常の中立時にはスプリン
グ30aのばね力で分流弁27は左側の圧ポート28の
ポジションに切換えられる。
グ30aのばね力で分流弁27は左側の圧ポート28の
ポジションに切換えられる。
【0080】伸長時にはリザーバ室R2から補給回路1
4bと第2のチェック弁14cと絞り37を介して流体
がピストン側室Bに補給され、この時、絞り37の前後
に差圧が発生し、高い圧力はパイロット回路36から分
流弁27の右側に導かれ、これがスプリング30aのば
ね力とパイロット回路31のパイロット圧に打ち勝つて
分流弁27を伸側ポート29に切換え、これにより第
1、第2の伸側通路24,23を連通させる。
4bと第2のチェック弁14cと絞り37を介して流体
がピストン側室Bに補給され、この時、絞り37の前後
に差圧が発生し、高い圧力はパイロット回路36から分
流弁27の右側に導かれ、これがスプリング30aのば
ね力とパイロット回路31のパイロット圧に打ち勝つて
分流弁27を伸側ポート29に切換え、これにより第
1、第2の伸側通路24,23を連通させる。
【0081】他方、圧縮時には第2のチェック弁14c
で補給回路14bの流れが遮断されているから絞り37
の前後には差圧が発生せず、中立時と同じく分流弁27
は圧側ポート28に切換えられ、第1、第2の圧側通路
25,26を連通させる。
で補給回路14bの流れが遮断されているから絞り37
の前後には差圧が発生せず、中立時と同じく分流弁27
は圧側ポート28に切換えられ、第1、第2の圧側通路
25,26を連通させる。
【0082】その他の構成,作用,効果は図1の実施例
と同じであり、同一の構造は同一の符号を付すことで詳
細は省略する。
と同じであり、同一の構造は同一の符号を付すことで詳
細は省略する。
【0083】図4は請求項2の発明の他の実施例を示
し、これは図2の実施例と同じくピストン部3とバルブ
ボディ14aに通路32,34と絞り33,35を設け
たもので、作用,効果は図2と同じである。
し、これは図2の実施例と同じくピストン部3とバルブ
ボディ14aに通路32,34と絞り33,35を設け
たもので、作用,効果は図2と同じである。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1と請求項2の発
明によれば、次の効果がある。
明によれば、次の効果がある。
【0085】ロッド側室とピストン側室とが伸側制御
用隙間と分流弁とを介して開閉され、同じくロッド側室
とリザーバ室とが圧側制御用隙間と分流弁とを介して開
閉されているから伸側減衰力と圧側減衰力がそれぞれの
制御用隙間を介して独立に制御される。
用隙間と分流弁とを介して開閉され、同じくロッド側室
とリザーバ室とが圧側制御用隙間と分流弁とを介して開
閉されているから伸側減衰力と圧側減衰力がそれぞれの
制御用隙間を介して独立に制御される。
【0086】この為減衰力の大きさを同じにも出来、異
なるようにも制御できる。
なるようにも制御できる。
【0087】しかも圧行程、伸行程を検出するセンサー
等が不要であるからコストダウンを図れる。
等が不要であるからコストダウンを図れる。
【0088】シリンダとインナーチューブとが電極部
材とされる場合、流体が電気粘性流体を使用した緩衝器
であるから印加電圧量を適宜に制御することで、所定の
減衰作用を直ちにしかも円滑に実行することが可能にな
り、これを自動車に搭載する緩衝器とする場合には該自
動車の走行路面の状況に応じた減衰力調整が可能になっ
て該自動車の例えば乗り心地が良好に改善されることに
なる。
材とされる場合、流体が電気粘性流体を使用した緩衝器
であるから印加電圧量を適宜に制御することで、所定の
減衰作用を直ちにしかも円滑に実行することが可能にな
り、これを自動車に搭載する緩衝器とする場合には該自
動車の走行路面の状況に応じた減衰力調整が可能になっ
て該自動車の例えば乗り心地が良好に改善されることに
なる。
【0089】制御用隙間が外部からの衝撃が直接作用
しないようにシリンダとインナーチューブとで形成した
場合には制御用隙間を形成する電極部材の外周への衝撃
等の外力作用を予め阻止し得て、該制御用隙間の間隔を
設定通りに維持することが可能になると共に両方の電極
部材が外部に露出されなくなり、感電や漏電が防止され
る。
しないようにシリンダとインナーチューブとで形成した
場合には制御用隙間を形成する電極部材の外周への衝撃
等の外力作用を予め阻止し得て、該制御用隙間の間隔を
設定通りに維持することが可能になると共に両方の電極
部材が外部に露出されなくなり、感電や漏電が防止され
る。
【0090】更にシリンダとインナーチューブの各端部
を絶縁されておけばベアリング等の他の部材を介して電
流が直流であっても交流であっても他の部材に流れず、
漏電が防止され電力損失を防止できる。
を絶縁されておけばベアリング等の他の部材を介して電
流が直流であっても交流であっても他の部材に流れず、
漏電が防止され電力損失を防止できる。
【図1】請求項1の発明の一実施例に係る電気粘性流体
利用の緩衝器を示す断面図である。
利用の緩衝器を示す断面図である。
【図2】請求項1の発明の他の実施例に係る緩衝器の断
面図である。
面図である。
【図3】請求項2の発明の実施例に係る緩衝器の断面図
である。
である。
【図4】請求項2の発明の他の実施例に係る緩衝器の断
面図である。
面図である。
【図5】従来例としての電気粘性流体利用の緩衝器を示
す断面図である。
す断面図である。
1 電極部材たるシリンダ 2 ピストンロッド 3 ピストン部 3a 第1のチェック弁 8,8a 絶縁材 10a,10b 電極部材たるインナーチューブ 11 アウターチューブ 14 ベースバルブ部 14b 補給回路たる第2のチェック弁 23 第1の伸側通路 24 第2の伸側通路 25 第1の圧側通路 26 第2の圧側通路 27 分流弁 28 圧側ポート 29 伸側ポート 31 パイロット回路 33,34 通路 33,35 絞り A ロッド側室 B ピストン側室 R2 リザーバ室 S1 伸側制御用隙間 S2 圧側制御用隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ内にピストン部を介してピスト
ンロッドが移動自在に挿入され、シリンダ内にはピスト
ン部によってロッド側室とピストン側室とを区画し、二
つの油室はピストン部に設けられて圧縮時に開く第1の
チェック弁を介して開閉され、シリンダの外側にはリザ
ーバ室が区画されている緩衝器において、ロッド側室は
陰極と陽極とからなる電極部材でそれぞれ区画された伸
側制御用隙間と圧側制御用隙間に接続され、ピストン側
室は補給回路と当該補給回路中に設けられて伸長時に開
く第2のチェック弁を介してリザーバ室に開閉され、前
記補給回路にはピストン側室の圧力変動をパイロット圧
として導くパイロット回路が接続され、更に前記伸側制
御用隙間と圧側制御用隙間は前記パイロット回路のパイ
ロット圧で切換えられる分流弁を介してピストン側室と
リザーバ室とにそれぞれ開閉されることを特徴とする緩
衝器。 - 【請求項2】 シリンダ内にピストン部を介してピスト
ンロッドが移動自在に挿入され、シリンダ内にはピスト
ン部によってロッド側室とピストン側室とを区画し、二
つの油室はピストン部に設けられて圧縮時に開く第1の
チェック弁を介して開閉され、シリンダの外側にははリ
ザーバ室が区画されている緩衝器において、ロッド側室
は陰極と陽極とからなる電極部材でそれぞれ区画された
伸側制御用隙間と圧側制御用隙間に接続され、ピストン
側室は補給回路と当該補給回路中にそれぞれ設けられた
絞りと伸長時に開く第2のチェック弁を介してリザーバ
室に開閉され、前記補給回路には前記絞りの前後に発生
する圧力差をパイロット圧として導くパイロット回路が
接続され、更に前記伸側制御用隙間と圧側制御用隙間は
前記ハイロット回路のパイロット圧で切換えられる分流
弁を介してピストン側室とリザーバ室とにそれぞれ開閉
されることを特徴とする緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25550192A JPH0681884A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25550192A JPH0681884A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 緩衝器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681884A true JPH0681884A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17279631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25550192A Pending JPH0681884A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681884A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014190403A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Kayaba Ind Co Ltd | 磁気粘性流体緩衝器及びフロントフォーク |
| US20150285326A1 (en) * | 2012-08-28 | 2015-10-08 | Inventus Engineering Gmbh | Damper |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP25550192A patent/JPH0681884A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150285326A1 (en) * | 2012-08-28 | 2015-10-08 | Inventus Engineering Gmbh | Damper |
| JP2014190403A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Kayaba Ind Co Ltd | 磁気粘性流体緩衝器及びフロントフォーク |
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