JPH0681952B2 - エンジンの点火制御装置 - Google Patents

エンジンの点火制御装置

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JPH0681952B2
JPH0681952B2 JP18810088A JP18810088A JPH0681952B2 JP H0681952 B2 JPH0681952 B2 JP H0681952B2 JP 18810088 A JP18810088 A JP 18810088A JP 18810088 A JP18810088 A JP 18810088A JP H0681952 B2 JPH0681952 B2 JP H0681952B2
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ignition
capacitor
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義男 森田
茂明 久和原
博 渡部
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は小型船舶用船外機等に使用されるエンジンの点
火制御装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 小型船舶等において、運転中エンジンが過熱状態になっ
たこと等を検出して自動停止させようとする場合、一気
にエンジンを停止させると船体が水面から受ける抵抗に
よって急激に減速されてショックが大きい場合がある。
そこで機関が過熱したことを検出して一部の気筒の点火
を停止することにより回転速度を低下させることが提案
されている(特開昭57−10772号参照)。しかしなが
ら、特に気筒数が少ない機関などの場合のごとく機関の
種類によっては回転速度が急激に低下して船の航走時に
スムーズに減速できないことがある。
そこでこの問題の解決のため、内燃機関の過熱を検出す
る温度検出器と、この温度検出器の出力にもとづき発振
する回路とを備え、前記内燃機関の過熱状態における前
記発振回路の出力に基づいて点火を間欠的に停止させつ
つ減速するように構成したものも提案されている(特開
昭58−2471号参照)。
このようにすればエンジンの減速をスムーズに行うこと
ができるが、この方式ではエンジンの減速を一様なパタ
ーンで行うため、小型船舶等のように船体抵抗(船体と
水面の抵抗)の大きさが種々異なるものに適用する場
合、船体の減速が早すぎたり、あるいは遅すぎたりする
場合があり、減速パターンの設定に十分な考慮を必要と
する難点がある。
(発明の目的) 本発明の1つの目的は、エンジンの減速の程度に応じ
て、エンジン回転速度の低下量を自動的に制御できるよ
うにした、新規にして改良されたエンジンの点火制御装
置を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、特にコンデンサ充放電式点
火回路を有する小型船舶用エンジン回転速度制御系にお
いて、エンジンの回転数検出手段によって検出された船
体の減速の程度に応じてエンジン回転速度の低下量を自
動的に制御することができる、エンジンの点火制御装置
を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、コンデンサ充放電式点火回
路を有するエンジンの点火制御装置において、必要以上
の急激な減速を行わないようにエンジン回転数が自動制
御される、エンジンの点火制御装置を提供することであ
る。
本発明のさらに1つの目的は、緩速運転開始スイッチが
動作した場合、必要以上の急速な減速を行わないように
エンジン回転速度が自動制御され、それにより船体抵抗
の大小には関わりなしにエンジンの減速をスムーズに行
うことのできる、小型船舶用エンジンの点火制御装置を
提供することである。
(課題点を解決するための本発明の手段) 本発明が指向する前述の目的は、その一実施例では、コ
ンデンサ充放電式点火回路を有するエンジンの点火制御
装置であって、該装置が特に下記の過速制御回路及び緩
速制御回路を含むことを特徴とすることによって、効果
的に達成される。
(i) 回転数検出回路の回転数に比例して交流信号を
送出するタイミング信号発生コイルからの回転数検出出
力信号レベルと、設定回転数に対応する第1の基準電圧
レベルとを比較する第1の比較手段と、第1の比較手段
の差出力と設定回転数に対応する第2の基準電圧レベル
とを比較する第2の比較手段を有し、第1の比較手段か
らの差出力が第2の基準電圧レベルを越えたとき点火を
停止させる過速制御回路、及び、 (ii) エンジンの緩速運転開始手段により動作して前
記過速制御回路の第1の比較手段の設定による第1の基
準電圧レベルを緩やか増大させて設定回転数を低下せし
めることによって、前記タイミング信号発生コイルから
の回転数検出出力信号レベルが実回転数より高い回転数
を検出したことと実質的に等価となるように点火を停止
させてエンジンを減速運転させる緩速制御回路。
本発明の前述の目的と特徴の意義、ならびにさらに他の
目的、特徴及び利点などは、以降における図示の実施例
についての詳細な記述を通じて一段と明らかになるので
あろう。
(実施例の構成) 第1図は本発明に従うエンジンの点火制御装置の実施例
について、その電気的構成の概要を示した電子回路図で
ある。第2図,第3図及び第4図は本実施例の動作説明
用波形図で第2図(a)〜(f)はそれぞれ、エンジン
回転数が設定値以下の場合に、その各主要部分に現われ
る信号の波形を示し、第3図(a)〜(f)はそれぞ
れ、エンジン回転数が設定値以上に上昇した場合に、そ
の各主要部分に現われる信号の波形を示し、第4図
(a),(b),(c)はエンジン回転数が設定値以下
の場合に緩速運転開始スイッチが投入された時におけ
る、その主要部分に現われる信号波形を示す。
第5図は、本実施例について、各4つの動作モード間の
相互関係を説明するための概念図である。
第1図は本発明の実施例の全体構成を示す電子回路図で
あって、図において120は周知のコンデンサ充放電式の
エンジンの点火制御装置の基本回路を示し、次の各部か
ら形成される。1はエキサイタ(EXT)の電圧発生コイ
ルであって、図示しない交流ジェネレータの出力電圧を
所要電圧値に変換して出力する。2はフライホイールダ
イオード(D0)、3は整流用ダイオード(D1)、4は点
火エネルギ取得用コンデンサとなる充放電コンデンサ
(C1)、5はイグニションコイル(IGN)、6は点火プ
ラグ(PG)、10は放電制御用サイリスタ(SCR)、7は
タイミング信号発生コイル(PC)であって、これは図示
しないエンジン回転数検出回路からの回転数に比例して
周期の変わる交流の検出出力信号を送出する。8は逆流
阻止用ダイオード(D2)、9はゲート抵抗(R1)であ
る。
次に130及び170はそれぞれ、本発明の要部であるエンジ
ンの過速制御回路及び緩速制御回路であって、それらは
次のように構成される。
過速制御回路130において、11は波形整形回路(WSC)で
あって、上記タイミング信号発生コイル7の信号発生時
間幅だけHレベルとなり、他の時間においてはLレベル
となる回転数検出出力信号を送出する。14は回転数検出
用コンデンサ(C2)、12はその充放電制御用の第1トラ
ンジスタ(Q1)、13は充電抵抗(R2)、Vccは直流電
源、15は第1の比較手段となるレベル比較器(COM)、1
6はスイッチングダイオード(D3)、19は失火回転数設
定用コンデンサ(C3)、17はその放電抵抗(R3)、18は
充電抵抗、(R4)、20は第2の比較手段となるレベル検
出器(LD2)、21はベース電流制限用抵抗(R5)、22は
点火回路のサイリスタ(SCR)10の制御用の第2トラン
ジスタ(Q2)である。
次に緩速制御回路170において、43はエンジンの緩速運
転開始スイッチ(SW)であって、例えばエンジン側に設
けられた図示しない過熱検出センサなどの出力により、
エンジンを緩速させる方が好ましい状態の時にのみオン
状態になる。41,42はベース電流制限用抵抗(R6,R7)、
47は上記レベル比較器(COM)15の検出レベル制御用の
コンデンサ(C4)、45,46はその充放電抵抗(R8,R9)、
44は検出レベル制御用コンデンサ47の充放電制御用の第
3トランジスタ(Q3)である。48,49はスイッチングダ
イオード(D4,D5)である。50,51はそれぞれ演算増幅器
(OP1),(OP2)、52,53,54及び55はそれぞれ検出レベ
ル可変用の電圧取得抵抗(R10,R11,R12,R13)であっ
て、電圧取得抵抗52,53は第1の電圧分割回路、電圧取
得抵抗54,55は第2の電圧分割回路をそれぞれ形成す
る。
即ち、レベル比較器15の端子に加えられる第1の基準
電圧レベルP2の下限値を電圧取得抵抗52,53の分圧電圧l
1でもって規定するとともに、電圧取得抵抗54,55の分圧
電圧l1′はl1よりも高く設定して、第1の基準電圧レベ
ルP2の上限値をこの分圧電圧l1′は規定する。次に第2
図,第3図及び第4図に示す回路各部の波形図を参照し
て実施例の作用を説明する。
(実施例の作用) 〔I〕 正常運転状態においてエンジン回転数が設定値
以下の時 点火回路120の充放電コンデンサ4は、エキサイタの電
圧発生コイル1の出力電圧を整流用ダイオード3により
整流して得られた直流電圧により図中の極性で充電され
る。一方、放電制御用サイリスタ10のゲートにはタイミ
ング信号発生コイル7から出力された第2図(a)の回
転数検出出力信号が加えられる。従って放電制御用サイ
リスタ10はゲートに信号が入るとオンとなって、[4
→10→接地→5→4]の放電回路を形成して充放電コ
ンデンサ4の放電を行い、イグニションコイル5の2次
コイルに高電圧を発生させて点火プラグ6の点火を行
う。
そして点火と同時にイグニッションコイル5と充放電コ
ンデンサ4とで形成される共振回路によって、充放電コ
ンデンサ4を充電時と逆の極性で充電して放電制御用サ
イリスタ10を逆バイアスして阻止状態とし、これにより
充放電コンデンサ4の電荷を[4→5→2→3→4
]の回路で放電させる。以下放電制御用サイリスタ10
のゲートに第2図(a)のゲート信号が加えられる都
度、上記の充放電動作が繰返され、エンジン回転数に対
応してプラグの点火が行われる。
一方、波形整形回路11はタイミング信号発生コイル7か
らの第2図(a)の回転数検出出力信号を受けて、第2
図(b)のように信号の入力時にのみHレベル、他の時
間においてはLレベルである信号を送出する。このため
第1トランジスタ12はHレベルの間オンとなって、第2
図(c)の時刻t0〜t1の間回転数検出用コンデンサ14の
短絡が行われ、時刻t、〜t3においてLレベルとなり第
1トランジスタ12がオフとなると、充電抵抗13を介して
の直流電源Vccによる充電が行われて充電電圧は上昇
し、再び第1トランジスタ12がオンになると零になる変
化を繰返す。このため回転数検出用コンデンサ14の電圧
が加えられるレベル比較器15の一方の端子の電圧レベ
ルも同様に変化する。
一方、正常運転であるためエンジンの緩速運転開始スイ
ッチ43はオフ、第3トランジスタ44はオンであるので検
出レベル制御用のコンデンサ47は充放電抵抗46を介して
短絡される。従って検出レベル制御用のコンデンサ47の
電圧は、演算増幅器50からスイッチングダイオード48を
介して出力されるところの、電圧取得抵抗52,53による
直流電源Vccの分圧電圧l1に維持れれる。それ故、今、
電圧取得抵抗52,53の分圧電圧l1の調整により、第2図
(c)に示すように検出レベル制御用のコンデンサ47の
電圧レベル、即ち、レベル比較器15の他方の端子に加
えられる第1の基準電圧レベルP2を前記の分圧電圧l1
選定すれば、レベル比較器15からは第2図(d)のよう
に回転数検出用コンデンサ14の電圧が検出レベル制御用
のコンデンサ47の電圧を越えたときはLレベル、それ以
外ではHレベルとなる第2図(d)の出力が生じる。こ
の分圧電圧l1は第1の基準電圧レベルP2の下限値を規定
する。
一方、失火回転数設定用コンデンサ19は直流電源Vccに
より充電抵抗18を介して充電されるが、レベル比較器15
の出力がLレベルであるときにはLレベルに抑制され、
レベル比較器15の出力レベルがHレベルとなってスイッ
チングダイオード16が逆バイアスによりオフ状態になる
と、充電抵抗18と失火回転数設定用コンデンサ19とで定
まる充電時定数にもとづいて充電が開始される。そして
失火回転数設定用コンデンサ19の電圧レベルは第2図
(e)のように次第に高くなり、時刻t2においてレベル
比較器15の出力レベルが第2図(d)のようにLレベル
になると零となる。
そこでレベル検出器20の検出レベルを第2図(e)に示
すようにl2に設定しておけば、レベル検出器20の出力レ
ベルはLレベルとなり、これによって制御される第2ト
ランジスタ22は第2図(f)のように連続的にオフとな
る。このため、放電制御用サイリスタ10のゲート入力の
バイパスは行われないため、回転数に対応したプラグの
点火が継続され設定値以下の回転数でもって運転が継続
される。
〔II〕 正常運転状態においてエンジン回転数が設定値
以上に上昇したとき 回転数が設定値以上に上昇して第3図(b)のように波
形整形回路11の出力信号の周期が短くなり、これに伴い
第3図(c)のように回転数検出用コンデンサ14の充電
時間が短くなると、その最終放電電圧レベルは低くな
る。そしてこの最終放電電圧レベルはレベル比較器15の
他方の端子に加えられる検出レベル制御用のコンデンサ
47による第1の基準電圧レベルP2よりも低くなる。この
ためレベル比較器15の出力は第3図(d)のように連続
的にHレベルとなり、スイッチングダイオード16が連続
的に逆バイアス状態になるため失火回転数設定用コンデ
ンサ19は第3図(e)のように連続的に充電され、遂に
は直流電源Vccの電圧とほぼ同等になる。そして失火回
転数設定用コンデンサ19の充電途中において充電電圧レ
ベルがレベル検出器20の第2の基準電圧レベルl2を越え
ると、レベル検出器20の出力レベルはHレベルとなる。
このため、その出力がベースに加えられる第2トランジ
スタ22は第3図(f)のようにオンとなり、これにより
放電制御用サイリスタ10のゲート入力をバイパスして充
放電コンデンサ4の放電回路の形成を阻止する。従って
点火プラグ6は失火状態となり、この状態は回転数が設
定値に戻るまで継続されるから、これにより過回転が防
止されることになる。
〔III〕 正常運転状態においてエンジン回転数が設定
値以下の時に緩速運転開始スイッチ43が投入されたとき エンジンに過熱状態が発生したこと等を検出して緩速運
転開始スイッチ43が投入されて、第4図(a)に示すよ
うに直ちにそれがオンとなると、それによって第3トラ
ンジスタ44はオフにされる。このため充放電抵抗45,46
を介して直流電源Vccによる検出レベル制御用のコンデ
ンサ47の充電が開始され、第4図(b)のようにそれま
で電圧取得抵抗52と53の分圧電圧により保持されていた
検出レベル制御用のコンデンサ47の電圧は緩速運転開始
スイッチ43のオン時から次第に大となる。そこで今、電
圧取得抵抗52と53による分圧電圧l1に比べて電圧取得抵
抗54と55による分圧電圧l1′の方が高くなるように設定
されているとすると、検出レベル制御用のコンデンサ47
の電圧は電圧取得抵抗54と55による分割電圧l1′まで緩
やかに上昇したのち第4図(b)のように一定となり、
レベル比較器15の端子に加えられる電圧レベルは先の
第1の基準電圧レベルP2は分圧電圧l1から例えば前記第
2図(c)中に2点鎖線で示すようにl1′に上昇する。
この場合、分圧電圧l1′はレベル比較器15への第1の基
準電圧レベルP2の上限値を規定する。このためレベル比
較器15の出力は連続的にHレベルとなって、失火回転数
設定用コンデンサ19の最終放電電圧レベルを高くする。
従ってレベル検出器20においては実回転数より高い回転
数を検出したと同等となり、第2の基準電圧レベルl2
越える状態を検出することになるため第2トランジスタ
22はオンとなり、この過速回転を防止すべく放電制御用
サイリスタ10のゲート入力をバイパスして充放電コンデ
ンサ4の放電回路の形成を阻止し、失火状態となる。そ
してこの失火状態における船体速度の減速時に、エンジ
ンが慣性流体から受ける回転力を含めてトータルとして
のエンジンの回転数検出出力信号レベルP1と、レベル検
出器20の第2の基準電圧レベルl2とが常時比較されなが
ら徐々に減速される。従って減速が速すぎる場合には失
火状態は一時的に中止されることになり、第4図(c)
のように低速で運転が行われる。
そして緩速運転開始スイッチ43が第4図(a)のように
オフになると、これに伴い第3トランジスタ44のオンに
より検出レベル制御用のコンデンサ47の電圧は電圧取得
抵抗52と53による分圧電圧l1に至るまで緩やかに放電す
るため、エンジン回転数は徐々に上昇を開始し第2図
(c)に示すような一定レベルとなった状態で正常運転
に戻る。このため例えばエンジン過熱時、これが解消さ
れるまで低速運転により回復を待ちながら走行できる。
また正常運転への復帰も急激な増速をさけて行うことが
できる。
〔IV〕正常運転の状態においてエンジン回転数が設定値
以上になった時に緩速運転開始スイッチ43が投入された
場合 先に〔II〕項で述べた通り点火プラグ6が失火状態にさ
れ、また緩速運転開始スイッチ43のオンにより先の〔II
I〕項で述べた通り検出レベル制御用のコンデンサ47の
端子に現われる電圧を高くして実回転数より高い回転数
を検出している如くエンジン回転数検出回路の検出出力
信号レベルP1を徐々に増大させてエンジン回転数を徐々
に低下させる。
上述の4つの動作モード〔I〕〜〔IV〕は、それらの相
互関係を概念的に図解した第5図を参照することによ
り、次のように要約される。第5図において、縦軸はレ
ベル比較器15の(−)及び(+)の入力レベルを示し、
また横軸はエンジンの実回転数を示している。先ず、設
定回転数Ns以下にあるモード〔I〕では、(+)入力と
なる第1の基準電圧レベルP2、即ち、検出レベル制御用
のコンデンサ47の電位は、電圧取得抵抗52,53の分圧電
圧l1による下限値に設定されている。他方、(−)入
力、即ち、回転数検出用コンデンサ14の回転数検出出力
信号レベルP1は、エンジンの実回転数が上昇するにつれ
て徐々に低下するが、常に検出レベル制御用のコンデン
サ47の電位よりも高いため、失火回転数設定用コンデン
サ19は常に放電状態であることから第2トランジスタ22
はオフ状態であって、失火は行われない。
次にモード〔II〕において実回転数が設定回転数Nsを越
えた時、(+)入力となる第1の基準電圧レベルP2は依
然として下限値を表わす電圧取得抵抗52,53の分圧電圧l
1に保持されているが、(−)入力となる回転数検出用
コンデンサ14の回転数検出出力信号レベルP1は、実回転
数が上昇することにより、第1の基準電圧レベルP2であ
る検出レベル制御用のコンデンサ47の電位よりも低くな
る結果、レベル比較器15を介して第2トランジスタ22が
オン状態になって、失火が行われる。
また、モード〔III〕では、実回転数が設定回転数Nsに
達する以前に、緩速運転開始スイッチ43が投入される
と、検出レベル制御用のコンデンサ47の第1の基準電圧
レベルP2は実回転数の上昇とともに徐々に上昇し
(P2-1,P2-2,P2-3,…P2- )、やがて回転数検出用コン
デンサ14の回転数検出出力レベル信号P1との交叉する実
回転数Ns′を越えると、第2トランジスタ22がオン状態
となって、失火が行われる。このことは、設定回転数Ns
に達する以前に、換言すれば実回転数Ns′においてそれ
より高い回転数Nsを検出したと見做して、失火すること
を意味する。なお、この時の検出レベル制御用のコンデ
ンサ47の第1の基準電圧レベルP2は、電圧取得抵抗54,5
5の分圧電圧l1′が規定する上限値で制限される。さら
に、モード〔IV〕においては、モード〔III〕と同様の
動作を行う。
(発明の効果) 以上の実施例の説明から明かなように、本発明によれ
ば、エンジンの回転数検出によって検出される船体の減
速の程度に応じてエンジン回転速度の低下量を自動的に
制御でき、特に緩速運転開始スイッチが作動した場合、
必要以上の急速な減速を行わないように自動制御できる
ので、船体抵抗の大小に関わらず減速をスムーズにでき
る等の利点が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例回路図、第2図,第3図,第
4図はその動作説明用の波形図、第5図は本発明の実施
例における4つの動作モードの相互関係を説明するため
の概念図である。 なお、実施例回路図における参照符号は次の通りであ
る。 1はエキサイタ(EXT)の電圧発生コイル、2はフライ
ホイールダイオード(D0)、3は整流用ダイオード
(D1)、4は点火エネルギ取得用コンデンサとなる充放
電コンデンサ(C1)、5はイグニッションコイル(IG
N)、6は点火プラグ(PG)、7はタイミング信号発生
コイル(PC)、8は逆流阻止用ダイオード(D2)、9は
ゲート抵抗(R1)、10は放電制御用サイリスタ(SC
R)、11は波形整形回路(WSC)、12は放電制御用の第1
トランジスタ(Q1)、13,18,45は充電抵抗(R2,R4,
R8)、14は回転数検出用コンデンサ(C2)、15は第1の
比較手段となるレベル比較器(COM)、16はスイッチン
グダイオード(D3)、17は放電抵抗(R3)、19は失火回
転数設定用コンデンサ(C3)、20は第2の比較手段とな
るレベル検出器(LD2)、21,41,42,はベース電流制限用
抵抗(R5,R6,R7)、22はサイリスタ10の制御用の第2ト
ランジスタ(Q2)、43はエンジンの緩速運転開始スイッ
チ(SW)、44は第3トランジスタ(Q3)、46は充放電抵
抗(R9)、47はレベル比較器15の検出レベル制御用のコ
ンデンサ(C4)、48,49はスイッチングダイオード(D4,
D5)、50,51は演算増幅器(OP1,OP2)、52,53,54,55は
検出レベル可変用の電圧取得抵抗(R10,R11.R12,
R13)、120はエンジンの点火回路、130は過速制御回
路、170は緩速制御回路、l1,l1′は分圧電圧,l2は設定
回転数に対応する第2の基準電圧レベル、P1は回転数検
出出力信号レベル、P2は設定回転数に対応する第1の基
準電圧レベル、P3は差出力(P1−P2
フロントページの続き (72)発明者 渡部 博 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−262370(JP,A) 特開 平1−262371(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン回転数検出回路により検出された
    実回転数に比例して交流信号を送出するタイミング信号
    発生コイルにより点火エネルギ取得用コンデンサの充放
    電周期を制御して点火タイミングが決定されるコンデン
    サ充放電式点火回路を有するエンジンの点火制御装置で
    あって、 前記回転数検出回路からの検出出力信号レベル(P1
    と、設定回転数に対応する第1の基準電圧レベル(P2
    とを比較してその間の差出力(P3)を発生する第1の比
    較手段及び、この第1の比較手段からの前記差出力
    (P3)と前記設定回転数に対応する第2の基準電圧レベ
    ル(l2)とを比較して、前記差出力が前記第2の基準電
    圧レベル(l2)を越えたとき出力を発生する第2の比較
    手段を有し、この第2の比較手段から出力が生じたとき
    前記コンデンサ充放電式点火回路の点火を停止させる過
    速制御回路と、 前記設定回転数を表す前記第1の基準電圧レベル(P2
    において、エンジン緩速運転開始スイッチのオフ時に対
    応して前記第1の基準電圧レベル(P2)の下限値(l1
    と、前記エンジン緩速運転開始スイッチのオンに対応し
    て上限値(l1′)とを設定し、前記エンジン緩速運転開
    始スイッチにより作動せしめられ、前記過速制御回路の
    第1の比較手段の前記第1の基準電圧レベル(P2)を前
    記下限値(l1)と上限値(l1′)との間で緩やかに増大
    もしくは減少させる検出レベル可変回路によって前記第
    1の基準電圧レベル(P2)を徐々に低下もしくは上昇さ
    せて、前記第1の比較手段の差出力(P3)を出力せしめ
    ることにより、前記コンデンサ充放電式点火回路の点火
    を停止させ実回転数値が徐々に低下もしくは上昇するよ
    うに前記過速制御回路を動作せしめる緩速制御回路とを
    備えたことを特徴とするエンジンの点火制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1の比較手段の基準入力端子に接続
    された検出レベル制御用のコンデンサと、前記エンジン
    緩速運転開始スイッチのオン又はオフに応じて前記コン
    デンサの充電回路又は放電回路をそれぞれ形成するよう
    に接続された第3のトランジスタと、前記コンデンサの
    端子に前記第1の基準電圧レベル(P2)の下限値を規定
    する第1の分圧電圧(l1)及び上限値を規定する第2の
    分圧電圧(l1′)をそれぞれ与える、第1の電圧分割回
    路及び第2の電圧分割回路とを備えている請求項(1)
    記載のエンジンの点火制御装置。
  3. 【請求項3】前記エンジンが小型船舶の推進機を駆動す
    るためのエンジンである、請求項(1)記載のエンジン
    の点火制御装置。
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