JPH0683530U - 流体圧制御装置における制御弁 - Google Patents

流体圧制御装置における制御弁

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JPH0683530U
JPH0683530U JP2511093U JP2511093U JPH0683530U JP H0683530 U JPH0683530 U JP H0683530U JP 2511093 U JP2511093 U JP 2511093U JP 2511093 U JP2511093 U JP 2511093U JP H0683530 U JPH0683530 U JP H0683530U
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pressure
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一郎 小池
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自動車機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】制御フィーリングを低下させることなく、作動
後の非作動時に残圧を確実になくす。 【構成】通常制動後のブレーキ解除時、ブレーキブース
タ5の圧縮空気は、出口室22、保持用開閉弁24、入
口室21を通って大気に排出される。出口室22の圧力
低下により、弁シール部24cが弁座9cに着座する
が、弁シール部24cがほとんど変形しないので溝24
dが存在し、この溝24dを通して、ブレーキブースタ
の圧縮空気は完全に排出され、残圧は生じない。ABS
制御時、指示圧室28に入力圧が導入されると、弁体2
4aが弁座9cに着座する。このとき、弁シール部24
cは指示圧室28の圧力により大きく変形するので、溝
24dが消滅し、保持用開閉弁24が完全に閉じる。そ
の結果、入口室21の圧縮空気は出口室22およびブレ
ーキブースタに送給されない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車両の制動中におけるアンチスキッドブレーキ(以下、AB Sともいう)制御を行うABS制御装置等の流体圧制御装置における制御弁に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の制動時に制動車輪がロックして操縦が不安定になるとともに制動距離が 長くなってしまうことがあり、このために、従来から制動車輪のロック傾向が検 出されたとき、ABS制御を行うアンチスキッドブレーキ制御装置が種々提案さ れている。このABS制御は、制動時に車輪がロック傾向となったことを検出し たとき、その車輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消し、その後再びブレー キ力を大きくすることにより、車両の操縦を安定させると共に、制動距離ができ るだけ短くなるようにブレーキ制御を行うものである。
【0003】 空気圧によりブレーキ作動を行うエアブレーキ装置にもこのようなABS制御 を行うためのABS制御装置を適用することが従来から種々行われている。従来 のエアブレーキ装置におけるABS制御装置の中に、リレーバルブのないABS 制御用モジュレータを有するABS制御装置があり、例えば特開昭50ー967 73号公報等により提案されている。
【0004】 図9はこの種の従来のエアブレーキ装置におけるABS制御装置の一例を概略 的に示す図である。 図9に示すように、エアブレーキ装置におけるABS制御装置1は、圧縮空気 を収容するエアタンク2と、このエアタンク2内の圧縮空気の給排を制御するブ レーキバルブ3と、このブレーキバルブ3を制御するブレーキペダル4と、ブレ ーキバルブ3を通して送られてくる圧縮空気の空気圧により制動油圧を発生する 空気圧ー油圧変換ブレーキブースタであり、かつ本考案の駆動手段であるブレー キブースタ5と、このブレーキブースタ5によって変換された油圧が導入されて 車輪の制動を行うブレーキシリンダ6と、アンチスキッドブレーキ制御を行うコ ントローラ7と、車輪速度を検出してコントローラ7に送る車輪速センサ8と、 コントローラ7からの制御信号に基づいて作動してブレーキブースタ5に対する 圧縮空気の給排、保持等を行うことにより、ブレーキブースタ5に導入される空 気圧を調整するモジュレータ9とを備えている。
【0005】 モジュレータ9は、本考案の流体圧制御装置における制御弁に対応するもので あり、一例として、例えば図10に示すようにモジュレータ本体9aに設けられ 、ブレーキバルブ3に図示しない空気流通路を介して接続され、ブレーキバルブ 3の作動時エアタンク2の圧縮空気が供給される入口室21と、ブレーキブース タ5に出口側空気流通路9bを介して接続される出口室22と、大気に連通する 排気室23と、入口室21と出口室22間の連通、遮断を行う常閉の保持用開閉 弁24と、出口室22と排気室23間の連通、遮断を行う常閉の排気用開閉弁2 5と、保持用開閉弁24の指示圧室28と入口室21または大気との連通の切り 換えを行う保持用電磁弁26と、排気用開閉弁25の指示圧室29と入口室21 または排気室23との連通切り換えを行う排気用電磁弁27とを備えている。保 持用電磁弁26と排気用電磁弁27との各ソレノイドはともにコントローラ7に 接続されている。
【0006】 また、保持用電磁弁26はコントローラ7からの制御信号により指示圧室28 と入口室21との間の連通、遮断を行う弁26aと、指示圧室28と大気に連通 する室30との間の連通、遮断を行う弁26bとを備えており、非作動時は弁2 6aは閉、弁26bは開となっており、指示圧室28が大気と連通している。
【0007】 一方、排気用電磁弁27は、コントローラ7からの制御信号により指示圧室2 9と排気室23との間の連通、遮断を行う弁27aと、指示圧室29と入口室2 1に連通している室31との間の連通、遮断を行う弁27bとを備えており、非 作動時は弁27aは閉、弁27bは開となっており、指示圧室29が入口室21 に連通している。
【0008】 図11に示すようにブレーキブースタ5は、ブレーキシリンダ6へ供給するブ ースタ圧を発生するハイドロリックピストン5aと、このハイドロリックピスト ン5a内に設けられ、図示しないリザーバとブレーキシリンダ6との連通遮断を 制御する弁5bと、モジュレータ9からのエア圧を受けてハイドロリックピスト ン5aを作動するエアピストン5cと、このエアピストン5cを非作動位置の方 へ常時付勢するリターンスプリング5dとを備えている。
【0009】 制動時、ブレーキペダル4を踏み込んでブレーキバルブ3を作動させることに より、ブレーキバルブ3を通してエアタンク2の圧縮空気が入口室21に供給さ れる。すると、指示圧室28が大気と連通しているので、入口室21に供給され た圧縮空気の入力圧により、保持用開閉弁24は開となり、入口室21に供給さ れたブレーキバルブ3からの圧縮空気は出口室22および出口側空気流通路9b を通ってブレーキブースタ5に供給される。これにより、エアピストン5cおよ びハイドロリックピストン5aが作動するとともに弁5bが閉じ、ブレーキブー スタ5は制動油圧を発生する。このとき、指示圧室29が入口室21と連通して いるので、指示圧室29には入口室21の圧力が導入され、排気用開閉弁25は 閉のままである。ブレーキブースタ5で発生した制動油圧は、ブレーキシリンダ 6に導入され、ブレーキシリンダ6がブレーキを作動する。
【0010】 制動を解除するために、ブレーキペダル4を解放してブレーキバルブ3を非作 動位置にすると、入口室21に供給されている圧縮空気はブレーキバルブ3を通 して大気へ排出される。すると、ブレーキブースタ5に供給されていた圧縮空気 も、出口室22、保持用開閉弁24、入口室21、ブレーキバルブ3を通って大 気に排出される。これにより、ブレーキブースタ5のエアピストン5cおよびハ イドロリックピストン5aが非作動位置の方へ移動するので、ブレーキシリンダ 6のブレーキ圧が低下してブレーキが解除される。
【0011】 制動中に、コントローラ7が車輪速センサ8からの車輪速信号に基づいて、車 輪がロック傾向にあると判断すると、コントローラ7はロック傾向にある車輪に 対応するモジュレータ9の保持用電磁弁26を作動させる。 これにより、弁26bは閉となり、弁26aが開となる。すると、指示圧室2 8に入口室21の圧力が導入され、この指示圧室28の圧力により保持用開閉弁 24は閉となり、ブレーキ保持状態となる。しかし、まだロック傾向が解消され ないと、次に排気用電磁弁27が作動される。これにより、弁27bは閉となり 、弁27aが開となる。すると、指示圧室29は排気室23と連通し、指示圧室 29の圧力が排出され、排気用開閉弁25が開となる。これにより、ブレーキブ ースタ5に供給された圧縮空気は排気室23を通って排気され、ブレーキ減圧状 態となる。
【0012】 これにより、車輪のロック傾向が解消されると、保持用電磁弁26と排気用電 磁弁27とが非作動状態に戻される。すると、弁27aは閉、弁27bは開とな り、指示圧室29に入口室21の圧力が導入されて排気用開閉弁25が閉となり 、また弁26aは閉、弁26bは開となり、指示圧室28の圧力は大気に排出さ れて保持用開閉弁24が開となる。これにより、ブレーキブースタ5に圧縮空気 が再び供給され、ブレーキ増圧状態となる。
【0013】 このように、保持用電磁弁26、排気用電磁弁27はコントローラ7からの制 御信号に応じて作動し、ブレーキブースタ5の供給空気圧に対して、減圧、保持 あるいは増圧の制御が適宜繰り返し行われ、その車輪のロック傾向を解消するよ うにアンチスキッドブレーキ制御が行われる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この従来のエアブレーキ装置におけるABS制御装置1においては 、モジュレータ9における保持用開閉弁24の弁体24aおよび排気用開閉弁2 5の弁体25aがともにダイヤフラム弁から構成されており、まったく同一の形 状構造とされている。図12に示すように、これらの弁体24a,25aにはそ れぞれ環状の突出部からなる弁シール部24c,25cが形成されており、これ らの弁シール部24c,25cが、それぞれモジュレータ9の本体9aに形成さ れている弁座9c,9dに着座するようになっている。
【0015】 そして、保持用開閉弁24のダイヤフラム弁体24aが、本考案の第1付勢手 段に相当するスプリング24bのばね力により、また排気用開閉弁25のダイヤ フラム弁体25aが本考案の第2付勢手段に相当するスプリング25bのばね力 により、それぞれ常時閉じる方向に付勢されている。したがって、保持用開閉弁 24および排気用開閉弁25は、非作動時には弁シール部24c,25cがそれ ぞれ弁座9c,9dに着座して閉状態に保持されるようになっている。保持用開 閉弁24および排気用開閉弁25の閉状態では、出口室22が入口室21および 排気室23と完全に遮断する。
【0016】 このように弁体24a,25aがスプリング24b,25bのばね力により常時 閉じる方向に付勢されていると、ブレーキ解除時に出口室22の圧力がある圧力 、すなわち保持用開閉弁24または排気用開閉弁25の開弁圧以下になると、保 持用開閉弁24と排気用開閉弁25がスプリング24b,25bのばね力により 閉じてしまう。このため、出口室22には、残圧が生じるようになる。すなわち 、このABS制御装置1におけるモジュレータ9の入出力特性は、図13に示す ようにブレーキ解除時に所定の残圧が生じる特性となっている。
【0017】 しかしながら、このようにブレーキ解除時に出口室22に残圧が生じることに より、この出口室22に連通しているブレーキブースタ5にも残圧が生じる。ブ レーキブースタ5に残圧が生じると、ブレーキブースタ5のハイドロリックピス トン5aは非作動位置に完全には戻ることができなくなり、このハイドロリック ピストン5a内に設けられている弁5bが閉状態に保持されてしまう。このため 、ブレーキシリンダ6にも残圧が生じるようになり、この残圧の大きさによって はブレーキの引きずりを生じるおそれが考えられる。 また、ハイドロリックピストン5aの弁5bが閉状態に保持されてしまうこと から、ブレーキブースタ5からブレーキシリンダ6までの間のオイル配管のエア 抜きができないという問題も生じる。
【0018】 これらの問題を解決する対策として、図11に示すブレーキブースタ5のエア ピストン5cを非作動位置の方へ付勢するリターンスプリング5dのセット荷重 を高くすることにより、ブレーキシリンダ6に残圧が生じないようにすることが 考えられる。しかし、リターンスプリング5dのセット荷重を高くすると、ブレ ーキブースタ5の作動開始圧が上昇するので、ブレーキフィーリングが悪くなる という問題がある。
【0019】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、制御 フィーリングを低下させることなく、作動後の非作動時に残圧を確実になくすこ とのできる流体圧制御装置における制御弁を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の考案は、作動時流体圧源からの作動 圧力流体の入力圧が供給されるとともに非作動時入口圧が排出される入口室と、 駆動手段に接続される出口室と、前記出口室に接続され、この出口室の作動圧力 流体を外部に排出する排出通路と、所定時前記入口室の入力圧が導入される第1 指示圧室および第2指示圧室と、前記入口室および前記出口室間に配設され、第 1付勢手段により常時閉弁方向に付勢されかつ前記第1指示圧室の圧力により閉 弁方向に付勢されるとともに、前記入口室の圧力および前記出口室の圧力により 開弁方向に付勢される保持用開閉弁と、前記出口室および前記排出通路間に配設 され、第2付勢手段により常時閉弁方向に付勢されかつ前記第2指示圧室の圧力 により閉弁方向に付勢されるとともに、前記出口室の圧力により開弁方向に付勢 される排出用開閉弁とをその本体に備え、前記保持用開閉弁の弁体に、前記本体 に形成された弁座に着座可能な弁シール部を備えているとともに、この弁シール 部に、前記第1付勢手段の付勢力のみにより前記弁シール部が前記弁座に着座す るときは前記弁シール部と前記弁座との間に所定の間隙を形成して前記入口室と 前記出口室とをこの間隙を通して連通するとともに、前記第1付勢手段の付勢力 および前記第1指示圧室の圧力により前記弁シール部が前記弁座に着座するとき は変形することにより前記弁シール部全体を前記弁座に着座させて前記入口室と 前記出口室とを遮断する連通制御部を備えていることを特徴としている。
【0021】 また請求項2の考案は、前記保持用開閉弁の弁体がダイヤフラムから形成され ているとともに、前記弁シール部が、ゴム等の弾性材からなる環状の突出部によ り形成されていることを特徴としている。 更に請求項3の考案は、前記連通制御部が、前記環状の突出部に形成された、 幅が比較的大きく深さの比較的浅い溝であることを特徴としている。
【0022】 更に請求項4の考案は、前記連通制御部が、前記環状の突出部に形成された、 幅が比較的小さく深さの比較的浅い溝を所定数集中して形成した溝の組であるこ とを特徴としている。 更に請求項5の考案は、前記連通制御部が、前記環状の突出部に形成された、 幅が比較的小さく深さの比較的深い溝であることを特徴としている。
【0023】 更に請求項6の考案は、前記連通制御部が、前記環状の突出部に形成された、 幅が比較的大きい高さの比較的低い突起であることを特徴としている。 更に請求項7の考案は、前記作動圧力流体がブレーキ作動圧力流体であり、前 記駆動手段がブレーキブースタであり、前記流体圧制御装置がブレーキ制御装置 であることを特徴としている。
【0024】 更に請求項8の考案は、ブレーキ作動圧力流体が圧縮空気であり、前記ブレー キブースタが空気圧ー油圧変換ブレーキブースタであることを特徴としている。 更に請求項9の考案は、前記第1指示圧室に供給される入力圧を制御する保持 用電磁弁と、前記第2指示圧室に供給する入力圧を制御する排出用電磁弁とを備 え、車輪のロック傾向検出時にこれらの保持用電磁弁および排出用電磁弁を駆動 制御することにより、アンチスキッドブレーキ制御におけるブレーキ圧調整を行 うモジュレータであることを特徴としている。
【0025】
【作用】
このように構成された本考案にかかる流体圧制御装置における制御弁において は、制御弁の作動後の作動解除時に、保持用開閉弁の弁体の弁シール部が弁座に 着座したときにも、弁シール部に形成された連通制御部により前記入口室と前記 出口室とを連通するようにしているので、作動流体の圧力が完全に排出されるよ うになる。これにより、残圧の発生が確実に防止される。
【0026】 また、残圧の発生が防止されることから、駆動手段のリターン用付勢手段のセ ット荷重を変更しなくてもよいので、制御フィーリングが低下するのが確実に防 止されるようになる。
【0027】 特に、請求項7ないし9の考案においては、ブレーキの解除時にブレーキが完 全に解除されるので、ブレーキの引きずりが確実に防止されるようになる。更に 、請求項8の考案では、ブレーキ解除時に空気圧ー油圧変換ブレーキブースタの ハイドロリックピストンが非作動位置に完全に戻ってハイドロリックピストン内 の弁が確実に開くので、エア抜き作業を確実に行うことができるようになる。
【0028】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案にかかる流体圧制御装置における制御弁の一実施例を、前述の 従来のABS制御装置におけるモジュレータに適用した場合を示す、図10にお けるP部拡大断面図、図2は、この実施例のモジュレータ9の保持用開閉弁24 に用いられる弁体24aを示す平面図である。更に、図3は図2における矢印B 方向から見た部分拡大図、図4は図3における矢印C方向から見た部分拡大図で ある。
【0029】 なお、本実施例のABS制御装置は大部分が前述した従来のABS制御装置と 同じ構成であるので、構成の異なる部分のみ説明し、構成の同じ部分は従来のA BS制御装置と同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0030】 本実施例においては、図1に示すようにモジュレータ9における保持用開閉弁 24における弁体24aの環状の弁シール部24cに、この弁シール部24cの 内側と外側とを連通する径方向の溝24dが、4個周方向に等間隔に形成されて いる。図3に示すように、これらの溝24dの断面形状は台形に形成されている とともに、図4に示すように溝24dの底部24eの径方向の長さαが弁シール 部24cの径方向の長さβより大きく設定されている。また、溝24dの幅、す なわち周方向の長さは比較的長く設定されている。
【0031】 そして、溝24dの深さは、非作動時、弁体24aがスプリング24bのばね 力のみで付勢されて、弁シール部24cが弁座9cに着座している状態では、ス プリング24bのばね力のみによる弁シール部24cのつぶれ変形が小さく、溝 24dの底部24eが弁座9cに着座することはない、すなわち溝24dが消滅 することはないが、ABS制御におけるブレーキ圧の減圧時および保持時、弁体 24aがスプリング24bのばね力および指示圧室28の指示圧で付勢されて、 弁シール部24cが弁座9cに着座している状態では、スプリング24bのばね 力および指示圧室28の指示圧による弁シール部24cのつぶれ変形が大きく、 溝24dの底部24eが弁座9cに着座する、すなわち溝24dが消滅するよう な深さに設定されている。この溝24dは、本考案の連通制御部を構成している 。本実施例のモジュレータ9のその他の構成は、前述の図10に示す従来のモジ ュレータ9とまったく同じである。
【0032】 このように構成された本実施例のABS制御装置は、前述の従来のABS制御 装置の作用と大部分同じ作用を行うが、一部のみ作用が異なる。したがって、こ の異なる部分の作用のみ説明し、同じ部分はその説明を省略する。
【0033】 通常制動時、ブレーキペダル4を踏み込んでブレーキバルブ3を作動させると 、ブレーキバルブ3から圧縮空気が入口室21に供給されるが、保持用開閉弁2 4が開いているので、この圧縮空気は更に出口室22および出口側空気流通路9 bを通ってブレーキブースタ5に供給され、ブレーキが作動する。
【0034】 一方、ブレーキ解除のため、ブレーキペダル4を解放してブレーキバルブ3を 非作動にすると、前述の従来のABS制御装置と同様にブレーキブースタ5の圧 縮空気は、出口側空気流通路9b、出口室22、開いている保持用開閉弁24、 入口室21およびブレーキバルブ3を通って大気に排出される。これにより、ブ レーキブースタ5の圧力が低下するので、ブレーキシリンダ6のブレーキ圧も低 下し、ブレーキが解除する。こうして、モジュレータ9は非作動状態となる。
【0035】 このモジュレータ9の非作動状態では、弁シール部24cが弁座9cに着座し ているが、弁体24aの付勢力がスプリング24bのばね力のみであり、弁シー ル部24cの変形が小さいので、底部24eが弁座9cに着座しなく、溝24d は消滅していない。したがって、モジュレータ9の非作動時には、出口室22と 入口室21とが溝24dを通して常時連通している。これにより、ブレーキブー スタ5の圧縮空気は、出口室22、溝24dおよび入口室21を通って、ブレー キバルブ3から完全に大気に排出される。その結果、ブレーキブースタ5のエア ピストン5cおよびハイドロリックピストン5aが非作動位置に完全に戻り、ブ レーキブースタ5の弁5bが完全に開くので、ブレーキ液圧が完全に0になるま で、ブレーキシリンダ6内のブレーキ液がリザーバに排出される。したがって、 出口室22、ブレーキブースタ5およびブレーキシリンダ6内には、ブレーキ解 除時に残圧が生じることはない。 こうして、本実施例のABS制御装置のモジュレータ9は、図5に示すような 残圧の生じない入出力特性を有するようになる。
【0036】 ABS制御時においては、保持用電磁弁26が作動すると、弁26aが開いて 弁26bが閉じるので、指示圧室28に入口室21の入力圧が導入される。この 指示圧室28の入力圧が指示圧としてダイヤフラム弁体24aに作用するので、 図1および図10において弁体24aの左右両側には同じ入力圧が作用するよう になり、空気圧による弁体24aに作用する左右方向の力は相殺される。これに より、弁体24aはスプリング24bのばね力により右方へ移動し、弁シール部 24cが弁座9cに着座する。これにより、入口室21と出口室22とが溝24 dのみによって連通した状態となる。
【0037】 この状態で、更に入口室21の入口圧が大きくなると、指示圧室28の指示圧 が入口室21の入口圧上昇とともに上昇するが、出口室22の圧力は溝24dに よって大きく絞られるため、きわめてゆっくりと上昇し、指示圧室28と出口室 22との間に圧力差が生じる。この圧力差により、弁体24aが弁シール部24 dを弁座9cに押圧する力が大きくなり、その結果弁シール部24cがつぶれて 大きく変形し、溝24dが消滅して、底部24eが弁座9cに着座する。これに より、開閉用保持弁24が完全に閉じ、入口室21と出口室22とが完全に遮断 し、入口室21から出口室22へは圧縮空気が送られない。その場合、底部24 eの径方向の長さαが拡大されているので、底部24eと弁座9cとの間のシー ル長さが十分に確保されているので、弁シール部24cの弾性復元力により底部 24eと弁座9cとの面圧が比較的小さくても、底部24eと弁座9cとの間の シール性は良好なものとなっている。
【0038】 保持用電磁弁26が非作動となると、弁26aが閉じて弁26bが開くので、 指示圧室28の入力圧が排出される。その結果、弁体24aの右側の入口室21 および出口室22の圧力により、弁体24aがスプリング24bのばね力に抗し て左方へ移動し、保持用開閉弁24が開いて、入口室21と出口室22とが連通 する。
【0039】 そして、ABS制御のブレーキ圧の減圧および保持では、保持用電磁弁26が 作動状態に設定されるので、前述のように保持用開閉弁24は完全な閉状態に設 定される。この保持用開閉弁24の閉状態では、ブレーキバルブ3から送給され る圧縮空気は入力室21から出口室22に、したがってブレーキブースタ5に供 給されない。保持用開閉弁24は指示圧室28に入力圧が導入されている間、閉 状態に設定保持される。また、ABS制御のブレーキ圧の再増圧では、保持用電 磁弁26が非作動状態に設定されるので、指示圧室28の入力圧が排出され、保 持用開閉弁24は開状態に設定される。この保持用開閉弁24の開状態では、ブ レーキバルブ3から送給される圧縮空気は入力室21から出口室22出口側空気 流通路9bを通ってブレーキブースタ5に供給される。
【0040】 このように本実施例においては、ブレーキ解除時にブレーキシリンダ6内に残 圧が生じることはないので、ブレーキは完全に解除され、ブレーキの引きずりが 確実に防止されるようになる。また、ブレーキ解除時にハイドロリックピストン 5a内の弁5bが開くので、エア抜き作業を確実に行うことができるようになる 。
【0041】 更に、ブレーキブースタ5のリターンスプリング5dのばね力を大きくする必 要がないので、ブレーキブースタ5の制御、すなわち通常ブレーキ制御およびA BS制御の制御フィーリングが低下するのを確実に防止できる。 なお、弁シール部24cに設けられる溝24dは、4個以外、適宜数だけ弁シ ール部24cの適当な場所に設けることができる。
【0042】 図6は本考案の他の実施例を示す、図3と同様の部分拡大図である。なお、前 述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省 略する。
【0043】 前述の図3に示す実施例では、比較的幅が大きく底の浅い径方向の溝24dが 弁シール部24cに設けられるようになっているが、本実施例では、図6に示す ように幅が小さく底の浅い径方向の溝24fを適宜数(図6では5個)集中して 形成した溝の組24gが、適宜の組数だけ弁シール部24cに周方向に設けられ ている。これらの溝24fの組24gは、前述の実施例の溝24dとほぼ同様に 機能する。すなわち、非作動時での弁シール部24cの弁座9cへの着座状態で は、弁シール部24cがあまり変形しなく、溝24fが消滅しないことにより、 この溝24fを通して入口室21と出口室22とが連通する。また、指示圧室2 8に指示圧が導入されたABS制御におけるブレーキ圧の減圧および保持時での 弁シール部24cの弁座9cへの着座状態では、弁シール部24cの大きなつぶ れ変形により底部24eが弁座9cに着座して溝24fが消滅することにより、 入口室21と出口室22とが遮断する。これらの溝24fの組24gは、本考案 の連通制御部を構成している。
【0044】 したがって、本実施例のモジュレータ9も、前述の実施例のモジュレータ9と ほぼ同じ作用を行い、図5に示す残圧の生じない入出力特性を有するようになる 。また、本実施例のモジュレータ9の効果も前述の実施例と同じ効果が得られる 。
【0045】 図7は本考案の更に他の実施例を示す、図3と同様の部分拡大図である。なお 、前述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明 は省略する。 前述の図3に示す実施例では、幅が大きく底の浅い径方向の溝24dが設けら れているが、本実施例では、図7に示すように幅が比較的小さく底の比較的深い 径方向の溝24hが、適宜数弁シール部24cに形成されている。
【0046】 非作動時での弁シール部24cの弁座9cへの着座状態では、弁シール部24 cがあまり変形しなく、溝24hが消滅しないことにより、この溝24hを通し て入口室21と出口室22とが連通する。また、指示圧室28に指示圧が導入さ れたABS制御におけるブレーキ圧の減圧および保持時での弁シール部24cの 弁座9cへの着座状態では、弁シール部24cの大きなつぶれ変形により溝24 fが消滅する。その場合、溝24fは、弁シール部24cの変形により溝24h の両側壁24i,24jが互いに衝突することにより消滅する。この溝24fの 消滅により、入口室21と出口室22とが遮断する。この溝24hは、本考案の 連通制御部を構成している。
【0047】 したがって、本実施例のモジュレータ9も、前述の実施例のモジュレータ9と ほぼ同じ作用を行い、図5に示す残圧の生じない入出力特性を有するようになる 。また、本実施例のモジュレータ9の効果も前述の実施例と同じ効果が得られる 。
【0048】 図8は本考案の更に他の実施例を示す、図3と同様の部分拡大図である。なお 、前述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明 は省略する。
【0049】 前述の図3に示す実施例では、幅が大きく底の浅い径方向の溝24dが設けら れているが、本実施例では、図8に示すように幅が比較的高く高さの比較的低い 径方向に延びる突起24kが弁シール部24cに設けられている。突起24kは 、断面形状が台形に形成されているとともに、対にして所定数対だけ弁シール部 24cに設けられている。したがって、本実施例においては、弁体24aが弁座 9cに着座するときは、まず突起24kの頂部24mが弁座9cに着座し、その 後で弁シール部24cが着座するようになる。
【0050】 突起24kの高さは、非作動時、弁体24aがスプリング24bのばね力のみ で付勢されて、突起24kの頂部24mが弁座9cに着座している状態では、ス プリング24bのばね力のみによる突起24kのつぶれ変形が小さく、弁シール 部24cが弁座9cに着座することはない、すなわち突起24kが消滅すること はないが、ABS制御におけるブレーキ圧の減圧時および保持時、弁体24aが スプリング24bのばね力および指示圧室28の指示圧で付勢されて、突起24 kの頂部24mが弁座9cに着座している状態では、スプリング24bのばね力 および指示圧室28の指示圧による突起24kのつぶれ変形が大きく、弁シール 部24cが弁座9cに着座する、すなわち突起24kが消滅するような高さに設 定されている。この突起24kは、本考案の連通制御部を構成している。
【0051】 この実施例も前述の図1ないし図4に示す実施例と大部分ほぼ同じ作用を行う ので、作用の異なる部分についてのみ説明する。 通常制動後のブレーキ解除操作により、ブレーキブースタ5の圧縮空気は、出 口側空気流通路9b、出口室22、開いている保持用開閉弁24、入口室21お よびブレーキバルブ3を通って大気に排出される。これにより、ブレーキが解除 するとともに、モジュレータ9は非作動状態となる。
【0052】 このモジュレータ9の非作動状態では、突起24kの頂部24mが弁座9cに 着座しているが、弁体24aの付勢力がスプリング24bのばね力のみであり、 突起24kの変形が小さいので、溝24dは消滅しなく、弁シール部24cが弁 座9cに着座しない。したがって、モジュレータ9の非作動時には、出口室22 と入口室21とが弁シール部24cと弁座9cとの間の間隙を通して常時連通す る。これにより、ブレーキブースタ5の圧縮空気は、出口室22、弁シール部2 4cと弁座9cとの間の間隙および入口室21を通って、ブレーキバルブ3から 完全に大気に排出される。これにより、出口室22、ブレーキブースタ5および ブレーキシリンダ6内には、ブレーキ解除時に残圧が生じることはない。 こうして、本実施例のABS制御装置のモジュレータ9も、図5に示すような 残圧の生じない入出力特性を有するようになる。
【0053】 ABS制御時においては、保持用電磁弁26の作動により、指示圧室28に入 口室21の入力圧が導入されるので、弁体24aはスプリング24bのばね力に より右方へ移動し、突起24kが弁座9cに着座する。これにより、入口室21 と出口室22とが弁シール部24cと弁座9cとの間の間隙のみによって連通し た状態となる。
【0054】 この状態で、更に入口室21の入口圧が大きくなることにより、指示圧室28 の指示圧が比較的速く上昇し、出口室22の圧力は、弁シール部24cと弁座9 cとの間の間隙によって大きく絞られるため、きわめてゆっくりと上昇するので 、指示圧室28と出口室22との間に圧力差が生じる。この圧力差により、弁体 24aが突起24kを弁座9cに押圧する力が大きくなり、その結果突起24k がつぶれて大きく変形し、突起24kが消滅して、弁シール部24cが弁座9c に着座する。これにより、開閉用保持弁24が完全に閉じ、入口室21と出口室 22とが完全に遮断し、入口室21から出口室22へは圧縮空気が送られない。
【0055】 保持用電磁弁26の非作動により、指示圧室28の入力圧が排出されると、弁 体24aの右側の入口室21および出口室22の圧力により、弁体24aがスプ リング24bのばね力に抗して左方へ移動し、保持用開閉弁24が開いて、入口 室21と出口室22とが連通する。
【0056】 なお、突起24kは、台形に限らなく円弧状等の任意の断面形状に形成するこ とができる。また、突起24kは必ずしも対にして設けることはなく、個別に適 宜数設けることもでき、また図6に示す溝24fと同様に所定数の突起を一組に して所定数の組を設けることもできる。所定数の突起を組にして設ける場合には 、突起の幅を小さく設定することが望ましい。
【0057】 また、前述の実施例では、本考案を圧縮空気による制動装置のアンチスキッド ブレーキ制御装置に用いられるモジュレータに適用した場合について説明してい るが、本考案は必ずしもこれに限定されるものではなく、流体圧制御における制 御弁であれば、どのような制御弁にも適用することができる。
【0058】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の流体圧制御装置における制御弁によ れば、制御弁の作動後の非作動時に、作動流体の圧力を完全に排出できるように しているので、残圧の発生を確実に防止できる。 また本考案によれば、残圧の発生を防止できることから、駆動手段のリターン 用付勢手段を変更しなくてもよいので、制御フィーリングが低下するのを確実に 防止できる。
【0059】 更に、請求項5ないし7項および9項の考案によれば、ブレーキの解除時にブ レーキを完全に解除できるので、ブレーキの引きずりを確実に防止できる。これ により、ブレーキの摩耗を低減できるとともに、ブレーキ過熱によるブレーキ力 の低下を防止でき、更に走行燃費を改善することができる。
【0060】 更に、請求項6の考案によれば、ブレーキ解除時に空気圧ー油圧変換ブレーキ ブースタのハイドロリックピストンが非作動位置に完全に戻ってハイドロリック ピストン内の弁が確実に開くので、エア抜き作業を確実にかつ短時間で行うこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる流体圧制御装置における制御
弁の一実施例を、ABS制御装置におけるモジュレータ
に適用した場合を部分的に示す、拡大断面図である。
【図2】 この実施例のモジュレータの保持用開閉弁に
用いられるダイヤフラム弁体を示す平面図である。
【図3】 図2における矢印B方向から見た部分拡大図
である。
【図4】 図3における矢印C方向から見た部分拡大図
である。
【図5】 本考案の制御弁の入出力特性を示す図であ
る。
【図6】 本考案の他の実施例を示す、図3と同様の断
面図である。
【図7】 本考案の更に他の実施例を示す、図3と同様
の断面図である。
【図8】 本考案の更に他の実施例を示す、図3と同様
の断面図である。
【図9】 従来の圧縮空気による制動装置のアンチスキ
ッドブレーキ制御装置の一例を示す回路図である。
【図10】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装
置用モジュレータの断面図である。
【図11】 この従来の圧縮空気による制動装置におけ
るブレーキブースタを示す断面図である。
【図12】 従来のモジュレータの保持用開閉弁に用い
られるダイヤフラム弁体を示す平面図である。
【図13】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装
置用モジュレータの入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1…ABS制御装置、2…エアタンク、3…ブレーキバ
ルブ、4…ブレーキペダル、5…ブレーキブースタ、5
a…ハイドロリックピストン、5b…弁、5c…エアピ
ストン、5d…リターンスプリング、6…ブレーキシリ
ンダ、7…コントローラ、8…車輪速センサ、9…モジ
ュレータ、9a…モジュレータ本体、9b…出口側空気
流通路、9c, 9d…弁座、21…入口室、22…出口
室、23…排気室、24…保持用開閉弁、24a…ダイ
ヤフラム弁体、24b…スプリング、24c…環状の弁
シール部、24d,24f,24h…溝、24e…底部、
24g…溝の組、24i,24j…溝24hの側壁、2
4k…突起、24m…突起24mの頂部、25…排気用
開閉弁、25a…ダイヤフラム弁体、25b…スプリン
グ、25c…環状の弁シール部、26…保持用電磁弁、
27…排気用電磁弁、28,29…指示圧室、30,31
…室

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動時流体圧源からの作動圧力流体の入
    力圧が供給されるとともに非作動時入口圧が排出される
    入口室と、駆動手段に接続される出口室と、前記出口室
    に接続され、この出口室の作動圧力流体を外部に排出す
    る排出通路と、所定時前記入口室の入力圧が導入される
    第1指示圧室および第2指示圧室と、前記入口室および
    前記出口室間に配設され、第1付勢手段により常時閉弁
    方向に付勢されかつ前記第1指示圧室の圧力により閉弁
    方向に付勢されるとともに、前記入口室の圧力および前
    記出口室の圧力により開弁方向に付勢される保持用開閉
    弁と、前記出口室および前記排出通路間に配設され、第
    2付勢手段により常時閉弁方向に付勢されかつ前記第2
    指示圧室の圧力により閉弁方向に付勢されるとともに、
    前記出口室の圧力により開弁方向に付勢される排出用開
    閉弁とをその本体に備え、前記保持用開閉弁の弁体に、
    前記本体に形成された弁座に着座可能な弁シール部を備
    えているとともに、この弁シール部に、前記第1付勢手
    段の付勢力のみにより前記弁シール部が前記弁座に着座
    するときは前記弁シール部と前記弁座との間に所定の間
    隙を形成して前記入口室と前記出口室とをこの間隙を通
    して連通するとともに、前記第1付勢手段の付勢力およ
    び前記第1指示圧室の圧力により前記弁シール部が前記
    弁座に着座するときは変形することにより前記弁シール
    部全体を前記弁座に着座させて前記入口室と前記出口室
    とを遮断する連通制御部を備えていることを特徴とする
    流体圧制御装置における制御弁。
  2. 【請求項2】 前記保持用開閉弁の弁体はダイヤフラム
    から形成されているとともに、前記弁シール部は、ゴム
    等の弾性材からなる環状の突出部により形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の流体圧制御装置におけ
    る制御弁。
  3. 【請求項3】 前記連通制御部は、前記環状の突出部に
    形成された、幅が比較的大きく深さの比較的浅い溝であ
    ることを特徴とする請求項2記載の流体圧制御装置にお
    ける制御弁。
  4. 【請求項4】 前記連通制御部は、前記環状の突出部に
    形成された、幅が比較的小さく深さの比較的浅い溝を所
    定数集中して形成した溝の組であることを特徴とする請
    求項2記載の流体圧制御装置における制御弁。
  5. 【請求項5】 前記連通制御部は、前記環状の突出部に
    形成された、幅が比較的小さく深さの比較的深い溝であ
    ることを特徴とする請求項2記載の流体圧制御装置にお
    ける制御弁。
  6. 【請求項6】 前記連通制御部は、前記環状の突出部に
    形成された、幅が比較的大きい高さの比較的低い突起で
    あることを特徴とする請求項2記載の流体圧制御装置に
    おける制御弁。
  7. 【請求項7】 前記作動圧力流体はブレーキ作動圧力流
    体であり、前記駆動手段はブレーキブースタであり、前
    記流体圧制御装置はブレーキ制御装置であることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1記載の流体圧制御
    装置における制御弁。
  8. 【請求項8】 ブレーキ作動圧力流体は圧縮空気であ
    り、前記ブレーキブースタは空気圧ー油圧変換ブレーキ
    ブースタであることを特徴とする請求項7記載の流体圧
    制御装置における制御弁。
  9. 【請求項9】 前記第1指示圧室に供給される入力圧を
    制御する保持用電磁弁と、前記第2指示圧室に供給する
    入力圧を制御する排出用電磁弁とを備え、車輪のロック
    傾向検出時にこれらの保持用電磁弁および排出用電磁弁
    を駆動制御することにより、アンチスキッドブレーキ制
    御におけるブレーキ圧調整を行うモジュレータであるこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の流体圧制御装置
    における制御弁。
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