JPH0683532U - 流体圧制御装置における制御弁 - Google Patents

流体圧制御装置における制御弁

Info

Publication number
JPH0683532U
JPH0683532U JP2511293U JP2511293U JPH0683532U JP H0683532 U JPH0683532 U JP H0683532U JP 2511293 U JP2511293 U JP 2511293U JP 2511293 U JP2511293 U JP 2511293U JP H0683532 U JPH0683532 U JP H0683532U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
chamber
brake
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2511293U
Other languages
English (en)
Inventor
道夫 出井
Original Assignee
自動車機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 自動車機器株式会社 filed Critical 自動車機器株式会社
Priority to JP2511293U priority Critical patent/JPH0683532U/ja
Publication of JPH0683532U publication Critical patent/JPH0683532U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御フィーリングを低下させることなく、作動
後の非作動時に残圧を確実になくす。 【構成】通常制動後のブレーキ解除時、ブレーキブース
タ5の圧縮空気は、出口室22、保持用開閉弁24、入
口室21を通って大気に排出される。その場合、保持用
開閉弁24は常開弁であるので、出口室22およびブレ
ーキブースタ5の圧縮空気は完全に排出される。その結
果、残圧は生じない。ABS制御時、保持用電磁弁26
が切り替わると、指示圧室28にエアタンク2の圧縮空
気が導入され、保持用開閉弁24が閉じる。また、AB
S制御の保持状態でブレーキ解除操作が行われると、出
口室22およびブレーキブースタ5の圧縮空気は、排気
用逆止弁38を通して迅速に排出される。これにより、
作動解除遅れが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車両の制動中におけるアンチスキッドブレーキ(以下、AB Sともいう)制御を行うABS制御装置等の流体圧制御装置における制御弁に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の制動時に制動車輪がロックして操縦が不安定になるとともに制動距離が 長くなってしまうことがあり、このために、従来から制動車輪のロック傾向が検 出されたとき、ABS制御を行うアンチスキッドブレーキ制御装置が種々提案さ れている。このABS制御は、制動時に車輪がロック傾向となったことを検出し たとき、その車輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消し、その後再びブレー キ力を大きくすることにより、車両の操縦を安定させると共に、制動距離ができ るだけ短くなるようにブレーキ制御を行うものである。
【0003】 空気圧によりブレーキ作動を行うエアブレーキ装置にもこのようなABS制御 を行うためのABS制御装置を適用することが従来から種々行われている。従来 のエアブレーキ装置におけるABS制御装置の中に、リレーバルブのないABS 制御用モジュレータを有するABS制御装置があり、例えば特開昭50ー967 73号公報等により提案されている。
【0004】 図4はこの種の従来のエアブレーキ装置におけるABS制御装置の一例を概略 的に示す図である。 図4に示すように、エアブレーキ装置におけるABS制御装置1は、圧縮空気 を収容するエアタンク2と、このエアタンク2内の圧縮空気によるブレーキ信号 を出力するブレーキバルブ3と、このブレーキバルブ3を制御するブレーキペダ ル3aと、後述するブレーキブースタ5に対する、エアタンク2内の圧縮空気の 給排を制御するリレーバルブ4と、リレーバルブ4を通して送られてくる圧縮空 気の空気圧により制動油圧を発生する空気圧ー油圧変換ブレーキブースタであり 、かつ本考案の駆動手段であるブレーキブースタ5と、このブレーキブースタ5 によって変換された油圧が導入されて車輪の制動を行うブレーキシリンダ6と、 図示しないコントローラからの制御信号に基づいて作動してブレーキブースタ5 に対する圧縮空気の給排、保持等を行うことにより、ブレーキブースタ5に導入 される空気圧を調整するモジュレータ9とを備えている。
【0005】 モジュレータ9は、本考案の流体圧制御装置における制御弁に対応するもので あり、一例として、例えば図5に示すようにモジュレータ本体9aに設けられる とともに、リレーバルブ4に入口側空気流通路9eを介して接続されて、ブレー キバルブ3の作動時エアタンク2の圧縮空気がリレーバルブ4を通して供給され る入口室21と、ブレーキブースタ5に出口側空気流通路9bを介して接続され る出口室22と、大気に連通する排気室23と、入口室21と出口室22との間 の連通、遮断を行う常閉の保持用開閉弁24と、出口室22と排気室23との間 の連通、遮断を行う常閉の排気用開閉弁25と、保持用開閉弁24の指示圧室2 8と入口室21または大気との連通の切り換えを行う保持用電磁弁26と、排気 用開閉弁25の指示圧室29と入口室21または排気室23との連通切り換えを 行う排気用電磁弁27とを備えている。保持用電磁弁26と排気用電磁弁27と の各ソレノイドはともに図示しないコントローラに接続されている。
【0006】 図5に詳細に示すように、保持用電磁弁26はコントローラからの制御信号に より、通路32を介して指示圧室28と入口室21との間の連通、遮断を行う弁 26aと、通路33を介して指示圧室28と大気に連通する室30との間の連通 、遮断を行う弁26bとを備えており、非作動時は弁26aは閉、弁26bは開 となっており、指示圧室28が大気と連通している。
【0007】 一方、排気用電磁弁27は、コントローラからの制御信号により、通路34を 介して指示圧室29と排気室23との間の連通、遮断を行う弁27aと、通路3 5を介して指示圧室29と入口室21に常時連通している室31との間の連通、 遮断を行う弁27bとを備えており、非作動時は弁27aは閉、弁27bは開と なっており、指示圧室29が入口室21に連通している。
【0008】 図6に示すようにブレーキブースタ5は、ブレーキシリンダ6へ供給するブー スタ圧を発生するハイドロリックピストン5aと、このハイドロリックピストン 5a内に設けられ、図示しないリザーバとブレーキシリンダ6との連通遮断を制 御する弁5bと、モジュレータ9からのエア圧を受けてハイドロリックピストン 5aを作動するエアピストン5cと、このエアピストン5cを非作動位置の方へ 常時付勢するリターンスプリング5dとを備えている。
【0009】 制動時、ブレーキペダル3aを踏み込んでブレーキバルブ3を作動させること により、ブレーキ信号がリレーバルブ4に送給され、リレーバルブ4が作動する 。これにより、エアタンク2の圧縮空気がリレーバルブ4を通して入口室21に 供給される。すると、指示圧室28が大気と連通しているので、入口室21に供 給された圧縮空気の入力圧により、保持用開閉弁24は開となり、入口室21に 供給されたブレーキバルブ3からの圧縮空気は出口室22および出口側空気流通 路9bを通ってブレーキブースタ5に供給される。これにより、エアピストン5 cおよびハイドロリックピストン5aが作動するとともに弁5bが閉じ、ブレー キブースタ5は制動油圧を発生する。このとき、指示圧室29が入口室21と連 通しているので、指示圧室29には入口室21の圧力が導入され、排気用開閉弁 25は閉のままである。ブレーキブースタ5で発生した制動油圧は、ブレーキシ リンダ6に導入され、ブレーキシリンダ6がブレーキを作動する。
【0010】 制動を解除するために、ブレーキペダル3aを解放してブレーキバルブ3を非 作動位置にすると、ブレーキ信号が解除されるので、リレーバルブ4は非作動位 置となる。このため、入口室21に供給されている圧縮空気はリレーバルブ4を 通して大気へ排出される。すると、ブレーキブースタ5に供給されていた圧縮空 気も、出口室22、保持用開閉弁24、入口室21、リレーバルブ4を通って大 気に排出される。これにより、ブレーキブースタ5のエアピストン5cおよびハ イドロリックピストン5aが非作動位置の方へ移動するので、ブレーキシリンダ 6のブレーキ圧が低下してブレーキが解除される。
【0011】 制動中に、コントローラが図示しない車輪速センサからの車輪速信号に基づい て、車輪がロック傾向にあると判断すると、コントローラはロック傾向にある車 輪に対応するモジュレータ9の保持用電磁弁26を作動させる。
【0012】 これにより、弁26bは閉となり、弁26aが開となる。すると、指示圧室2 8に入口室21の入力圧が導入され、この指示圧室28の圧力により保持用開閉 弁24は閉となり、ブレーキ保持状態となる。しかし、まだロック傾向が解消さ れないと、次に排気用電磁弁27が作動される。これにより、弁27bは閉とな り、弁27aが開となる。すると、指示圧室29は排気室23と連通し、指示圧 室29の入力圧が排出され、排気用開閉弁25が開となる。これにより、ブレー キブースタ5に供給された圧縮空気は排気室23を通って排気され、ブレーキ減 圧状態となる。
【0013】 これにより、車輪のロック傾向が解消されると、コントローラからの制御信号 により、保持用電磁弁26と排気用電磁弁27とが非作動状態に戻される。する と、弁27aは閉、弁27bは開となり、指示圧室29に入口室21の圧力が導 入されて排気用開閉弁25が閉となり、また弁26aは閉、弁26bは開となり 、指示圧室28の圧力は大気に排出されて保持用開閉弁24が開となる。これに より、ブレーキブースタ5に圧縮空気が再び供給され、ブレーキ増圧状態となる 。
【0014】 このように、保持用電磁弁26、排気用電磁弁27はコントローラからの制御 信号に応じて作動し、ブレーキブースタ5の供給空気圧に対して、減圧、保持あ るいは増圧の制御が適宜繰り返し行われ、その車輪のロック傾向を解消するよう にアンチスキッドブレーキ制御が行われる。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この従来のエアブレーキ装置におけるABS制御装置1においては 、モジュレータ9における保持用開閉弁24のダイヤフラム弁体24aおよび排 気用開閉弁25のダイヤフラム弁体25aが、それぞれスプリング24bのばね 力および本考案の付勢手段に相当するスプリング25bのばね力により常時閉じ る方向に付勢されている。したがって、保持用開閉弁24および排気用開閉弁2 5は、非作動時には弁体24a,25aがそれぞれ弁座9c,9dに着座して閉状 態に保持されるようになっている。保持用開閉弁24および排気用開閉弁25の 閉状態では、出口室22が入口室21および排気室23と完全に遮断する。
【0016】 このように弁体24a,25aがスプリング24b,25bのばね力により常時 閉じる方向に付勢されていると、ブレーキ解除時に出口室22の圧力がある圧力 、すなわち保持用開閉弁24または排気用開閉弁25の開弁圧以下になると、保 持用開閉弁24と排気用開閉弁25がスプリング24b,25bのばね力により 閉じてしまう。このため、出口室22には、残圧が生じるようになる。すなわち 、このABS制御装置1におけるモジュレータ9の入出力特性は、図7に示すよ うにブレーキ解除時に所定の残圧が生じる特性となっている。
【0017】 しかしながら、このようにブレーキ解除時に出口室22に残圧が生じることに より、この出口室22に連通しているブレーキブースタ5にも残圧が生じる。ブ レーキブースタ5に残圧が生じると、ブレーキブースタ5のハイドロリックピス トン5aは非作動位置に完全には戻ることができなくなり、このハイドロリック ピストン5a内に設けられている弁5bが閉状態に保持されてしまう。このため 、ブレーキシリンダ6にも残圧が生じるようになり、この残圧の大きさによって はブレーキの引きずりを生じるおそれが考えられる。
【0018】 また、ハイドロリックピストン5aの弁5bが閉状態に保持されてしまうこと から、ブレーキブースタ5からブレーキシリンダ6までの間のオイル配管のエア 抜きができないという問題も生じる。
【0019】 これらの問題を解決する対策として、図6に示すブレーキブースタ5のエアピ ストン5cを非作動位置の方へ付勢するリターンスプリング5dのセット荷重を 高くすることにより、ブレーキシリンダ6に残圧が生じないようにすることが考 えられる。しかし、リターンスプリング5dのセット荷重を高くすると、ブレー キブースタ5の作動開始圧が上昇するので、ブレーキフィーリングが悪くなると いう問題がある。
【0020】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、制御 フィーリングを低下させることなく、作動後の非作動時に残圧を確実になくすこ とのできる流体圧制御装置における制御弁を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の考案は、作動時流体圧源からの作動 圧力流体の入力圧が供給されるとともに非作動時入口圧が排出される入口室と、 駆動手段に接続される出口室と、前記出口室に接続され、この出口室の作動圧力 流体を外部に排出する排出通路と、所定時前記流体圧源からの作動圧力流体の指 示圧が導入される第1指示圧室と、所定時前記入口室の入力圧が導入される第2 指示圧室と、前記入口室および前記出口室間に配設され、前記第1指示圧室の圧 力により閉弁方向に付勢され、更に前記入口室の圧力および前記出口室の圧力に より開弁方向に付勢される常開の保持用開閉弁と、前記出口室および前記排出通 路間に配設され、付勢手段により常時閉弁方向に付勢されるとともに前記第2指 示圧室の圧力により閉弁方向に付勢され、更に前記出口室の圧力により開弁方向 に付勢される排出用開閉弁とを備えていることを特徴としている。
【0022】 また請求項2の考案は、前記保持用開閉弁の弁体がダイヤフラム弁により構成 されているとともに、非作動時、前記保持用開閉弁の弁体がそのダイヤフラムの 弾力により開状態に保持されていることを特徴としている。 更に請求項3の考案は、更に前記入口室と前記出口室との間を連通する通路が 設けられているとともに、この通路に、前記出口室の圧力と前記入口室の圧力と の圧力差が所定値以上となったとき開いて、前記出口室から前記入口室へ向かう 圧縮空気の流れのみを許容する排出用逆止弁が設けられていることを特徴として いる。
【0023】 更に請求項4の考案は、前記作動圧力流体がブレーキ作動圧力流体であり、ま た前記駆動手段が、ブレーキブースタであることを特徴としている。 更に請求項5の考案は、前記ブレーキ作動圧力流体が圧縮空気であり、前記ブ レーキブースタが空気圧ー油圧変換ブレーキブースタであることを特徴としてい る。
【0024】 更に請求項6の考案は、前記第1指示圧室に供給される圧縮空気を制御する保 持用電磁弁と、前記第2指示圧室に供給される入力圧を制御する排出用電磁弁と が設けられており、車輪のロック傾向検出時にこれらの保持用電磁弁および排出 用電磁弁を駆動制御することにより、アンチスキッドブレーキ制御におけるブレ ーキ圧調整を行うモジュレータであることを特徴としている。
【0025】
【作用】
このように構成された本考案にかかる流体圧制御装置における制御弁において は、保持用開閉弁が常開弁であるので、非作動時入口室と出口室とが連通してい る。したがって、制御弁の作動解除時に、出口室の作動流体の圧力が入口室を通 って完全に排出されるようになる。これにより、出口室内に残圧が発生するのが 確実に防止されるようになる。 また、出口室内に残圧が発生するのが確実に防止されることから、駆動手段の リターン用付勢手段のセット荷重を変更しなくてもよいので、制御フィーリング が低下するのが確実に防止されるようになる。
【0026】 特に、請求項3の考案においては、出口室の圧力保持状態で作動解除操作が行 われたとき、保持用開閉弁がすぐに開かなくても、排出用逆止弁が開くことによ り、出口室内の作動圧力流体は排出用逆止弁および入口室を通って迅速に排出さ れる。これにより、出口室の圧力保持状態での作動解除操作における解除遅れが 防止される。
【0027】 また、請求項4ないし6項の考案においては、ブレーキの解除時にブレーキが 完全に解除されるので、ブレーキの引きずりが確実に防止されるようになる。更 に、請求項5の考案では、ブレーキ解除時に空気圧ー油圧変換ブレーキブースタ のハイドロリックピストンが非作動位置に完全に戻ってハイドロリックピストン 内の弁が確実に開くので、エア抜き作業を確実に行うことができるようになる。
【0028】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案にかかる流体圧制御装置における制御弁の一実施例が適用され るモジュレータを備えたABS制御装置の回路図、図2は、この実施例における モジュレータの拡大詳細断面図である。なお、本実施例のABS制御装置は大部 分が前述した従来のABS制御装置と同じ構成であるので、構成の異なる部分の み説明し、構成の同じ部分は従来のABS制御装置と同じ符号を付すことにより 、その詳細な説明は省略する。
【0029】 前述の従来のモジュレータ9では、保持用開閉弁24のダイヤフラム弁体24 aを閉じる方向に常時付勢するスプリング24bが設けられているが、本実施例 においては、図1および図2に示すようにダイヤフラム弁体24aを閉弁方向に 常時付勢するスプリングは設けられていない。そして、非作動時、弁体24aは ダイヤフラムの弾力により弁座9cから離座するようになっており、したがって 保持用開閉弁24は常開弁とされている。
【0030】 また、本実施例では、保持用電磁弁26の弁体26aが、空気流通路36を介 して保持用開閉弁24の指示圧室28とエアタン2との間の連通、遮断を行うよ うにしている。
【0031】 更に本体9aに、入口室21と出口室22とを、保持用開閉弁24を迂回して 直接連通する通路37が設けられているとともに、この通路37に出口室22か ら入口室21に向かう圧縮空気の流れのみを許容する排気用逆止弁38が設けら れている。この排気用逆止弁38は、出口室22の圧力と入口室21の圧力との 圧力差が所定値以上となったとき、この圧力差によりスプリングのばね力に抗し て開き、これにより出口室22から入口室21へ圧縮空気が流れるようになって いる。本実施例のモジュレータ9のその他の構成は、前述の図5に示す従来のモ ジュレータ9とまったく同じである。
【0032】 このように構成された本実施例のABS制御装置は、前述の従来のABS制御 装置の作用と大部分同じ作用を行うが、一部のみ作用が異なる。したがって、こ の異なる部分の作用のみ説明し、同じ部分はその説明を省略する。
【0033】 通常制動時、ブレーキペダル3aを踏み込んでブレーキバルブ3を作動させる と、エアタンク2から圧縮空気がリレーバルブ4を通して入口室21に供給され るが、保持用開閉弁24が開いているので、この圧縮空気は更に出口室22およ び出口側空気流通路9bを通ってブレーキブースタ5に供給され、ブレーキが作 動する。
【0034】 一方、ブレーキ解除のため、ブレーキペダル3aを解放してブレーキバルブ3 を非作動にすると、ブレーキ信号が解除するのでリレーバルブ4が非作動となる 。このため、前述の従来のABS制御装置と同様にブレーキブースタ5の圧縮空 気は、出口側空気流通路9b、出口室22、開いている保持用開閉弁24、入口 室21およびリレーバルブ4を通って大気に排出される。その場合、保持用開閉 弁24が常開弁であるので、出口室22およびブレーキブースタ5の圧縮空気は 完全に排出されるようになる。
【0035】 その結果、ブレーキブースタ5のエアピストン5cおよびハイドロリックピス トン5aが非作動位置に完全に戻り、ブレーキブースタ5の弁5bが完全に開く ので、ブレーキ液圧が完全に0になるまで、ブレーキシリンダ6内のブレーキ液 がリザーバに排出される。これにより、ブレーキブースタ5、ブレーキシリンダ 6、およびモジュレータ9は完全に非作動状態に戻り、ブレーキは完全に解除さ れる。したがって、出口室22、ブレーキブースタ5およびブレーキシリンダ6 内には、ブレーキ解除時に残圧が生じることはない。 こうして、本実施例のABS制御装置のモジュレータ9は、図3に示すような 残圧の生じない入出力特性を有するようになる。
【0036】 ABS制御時においては、コントローラからの制御信号により保持用電磁弁2 6が作動すると、弁26aが開いて弁26bが閉じるので、指示圧室28にエア タンク2からの圧縮空気が供給される。この指示圧室28の圧縮空気が指示圧と してダイヤフラム弁体24aに作用するので、弁体24aは右方へ移動して弁座 9cに着座する。すなわち保持用開閉弁24が閉じ、入口室21と出口室22と が遮断する。保持用電磁弁26が非作動となると、弁26aが閉じて弁26bが 開くので、指示圧室28の圧縮空気が排出される。その結果、弁体24aの右側 の入口室21および出口室22の圧力およびダイヤフラムの弾力により、弁体2 4aが左方へ移動して弁座9cから離座する。これにより、保持用開閉弁24が 開いて、入口室21と出口室22とが連通する。
【0037】 そして、ABS制御におけるブレーキ圧の減圧および保持では、保持用電磁弁 26が作動状態に設定されるので、前述のように保持用開閉弁24は閉状態に設 定される。したがって、このABS制御のブレーキ圧の減圧および保持状態では 、エアタンク2からリレーバルブ4を通して送給される圧縮空気は、入力室21 から出口室22に、したがってブレーキブースタ5に供給されない。保持用開閉 弁24は指示圧室28に圧縮空気が供給されている間、閉状態に設定保持される 。
【0038】 また、ABS制御のブレーキ圧の再増圧では、保持用電磁弁26が非作動状態 に設定されるので、指示圧室28の圧縮空気が排出され、保持用開閉弁24は開 状態に設定される。この保持用開閉弁24の開状態では、エアタンク2から送給 される圧縮空気は入力室21から出口室22および出口側空気流通路9bを通っ てブレーキブースタ5に供給される。
【0039】 更にABS制御解除時には、保持用電磁弁26が非作動となるので、前述のよ うに指示圧室28の圧縮空気が排出され、保持用開閉弁24が開いて入口室21 と出口室22とが連通する。したがって、ABS制御解除後のブレーキ解除時に 出口室22に残圧が生じることはない。
【0040】 ところで、ABS制御におけるブレーキ圧の保持中にブレーキペダル3aを戻 した場合、保持用開閉弁24がすぐに開かなく、出口室22およびブレーキブー スタ5の圧縮空気が迅速に排出されないことがあり、このためブレーキ解除が遅 れてしまうことがある。しかし、本実施例では、入口室21の圧力が低下して出 口室22の圧力と入口室21の圧力との圧力差が所定値以上となると、排気用逆 止弁38が開くので、出口室22およびブレーキブースタ5の圧縮空気が、この 排気用逆止弁38を通して排出される。その後保持用開閉弁24が開くことによ り、出口室22の圧力低下により出口室22の圧力と入口室21の圧力との圧力 差が所定値より小さくなって排気用逆止弁38が閉じても、出口室22およびブ レーキブースタ5の圧縮空気は保持用開閉弁24を通して排出されるようになる 。こうして、ABS制御におけるブレーキ圧の保持中にブレーキ解除操作があっ ても、ブレーキは迅速に解除されるようになる。
【0041】 このように本実施例においては、ブレーキ解除時にブレーキシリンダ6内に残 圧が生じることはないので、ブレーキは完全に解除され、ブレーキの引きずりが 確実に防止されるようになる。また、ブレーキ解除時にハイドロリックピストン 5a内の弁5bが開くので、エア抜き作業を確実に行うことができるようになる 。
【0042】 更に、ブレーキブースタ5のリターンスプリング5dのばね力を大きくする必 要がないので、ブレーキブースタ5の制御、すなわち通常ブレーキ制御およびA BS制御の制御フィーリングが低下するのを確実に防止できる。
【0043】 なお、前述の実施例では、本考案を圧縮空気による制動装置のアンチスキッド ブレーキ制御装置に用いられるモジュレータに適用した場合について説明してい るが、本考案は必ずしもこれに限定されるものではなく、流体圧制御における制 御弁であれば、どのような制御弁にも適用することができる。
【0044】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の流体圧制御装置における制御弁によ れば、保持用開閉弁を常開弁として、制御弁の作動後の非作動時に作動流体の圧 力を完全に排出できるようにしているので、出口室内の残圧の発生を確実に防止 できる。
【0045】 また、出口室内に残圧が発生するのが確実に防止されることから、駆動手段の リターン用付勢手段のセット荷重を変更しなくてもよいので、制御フィーリング が低下するのが確実に防止されるようになる。 特に、請求項3の考案においては、出口室の圧力保持状態で作動解除操作が行 われたときに、解除遅れを確実に防止することができる。
【0046】 また、請求項4ないし6項の考案によれば、ブレーキの解除時にブレーキを完 全に解除できるので、ブレーキの引きずりを確実に防止できる。これにより、ブ レーキの摩耗を低減できるとともに、ブレーキ過熱によるブレーキ力の低下を防 止でき、更に走行燃費を改善することができる。
【0047】 更に、請求項5の考案によれば、ブレーキ解除時に空気圧ー油圧変換ブレーキ ブースタのハイドロリックピストンが非作動位置に完全に戻ってハイドロリック ピストン内の弁が確実に開くので、エア抜き作業を確実にかつ短時間で行うこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる流体圧制御装置における制御
弁の一実施例が適用されるモジュレータを備えたABS
制御装置の回路図である。
【図2】 この実施例におけるモジュレータの断面図で
ある。
【図3】 本考案の制御弁の入出力特性を示す図であ
る。
【図4】 従来の圧縮空気による制動装置のアンチスキ
ッドブレーキ制御装置の一例を示す回路図である。
【図5】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装置
用モジュレータの断面図である。
【図6】 この従来の圧縮空気による制動装置における
ブレーキブースタを示す断面図である。
【図7】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装置
用モジュレータの入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1…ABS制御装置、2…エアタンク、3…ブレーキバ
ルブ、3a…ブレーキペダル、4…リレーバルブ、5…
ブレーキブースタ、5a…ハイドロリックピストン、5
b…弁、5c…エアピストン、5d…リターンスプリン
グ、6…ブレーキシリンダ、9…モジュレータ、9a…
モジュレータ本体、9b…出口側空気流通路、9c, 9
d…弁座、9e…入口側空気流通路、21…入口室、2
2…出口室、23…排気室、24…保持用開閉弁、24
a…ダイヤフラム弁体、25…排気用開閉弁、25a…
ダイヤフラム弁体、25b…スプリング、26…保持用
電磁弁、27…排気用電磁弁、28,29…指示圧室、
30,31…室、32,33,34,35,36,37…通
路、38…排気用逆止弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動時流体圧源からの作動圧力流体の入
    力圧が供給されるとともに非作動時入口圧が排出される
    入口室と、駆動手段に接続される出口室と、前記出口室
    に接続され、この出口室の作動圧力流体を外部に排出す
    る排出通路と、所定時前記流体圧源からの作動圧力流体
    の指示圧が導入される第1指示圧室と、所定時前記入口
    室の入力圧が導入される第2指示圧室と、前記入口室お
    よび前記出口室間に配設され、前記第1指示圧室の圧力
    により閉弁方向に付勢され、更に前記入口室の圧力およ
    び前記出口室の圧力により開弁方向に付勢される常開の
    保持用開閉弁と、前記出口室および前記排出通路間に配
    設され、付勢手段により常時閉弁方向に付勢されるとと
    もに前記第2指示圧室の圧力により閉弁方向に付勢さ
    れ、更に前記出口室の圧力により開弁方向に付勢される
    排出用開閉弁とを備えていることを特徴とする流体圧制
    御装置における制御弁。
  2. 【請求項2】 前記保持用開閉弁の弁体はダイヤフラム
    弁により構成されているとともに、非作動時、前記保持
    用開閉弁の弁体はそのダイヤフラムの弾力により開状態
    に保持されていることを特徴とする請求項1記載の流体
    圧制御装置における制御弁。
  3. 【請求項3】 更に前記入口室と前記出口室との間を連
    通する通路が設けられているとともに、この通路に、前
    記出口室の圧力と前記入口室の圧力との圧力差が所定値
    以上となったとき開いて、前記出口室から前記入口室へ
    向かう圧縮空気の流れのみを許容する排出用逆止弁が設
    けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
    流体圧制御装置における制御弁。
  4. 【請求項4】 前記作動圧力流体はブレーキ作動圧力流
    体であり、また前記駆動手段は、ブレーキブースタであ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載
    の流体制御装置における制御弁。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ作動圧力流体は圧縮空気で
    あり、前記ブレーキブースタは空気圧ー油圧変換ブレー
    キブースタであることを特徴とする請求項4記載の流体
    圧制御装置における制御弁。
  6. 【請求項6】 前記第1指示圧室に供給される圧縮空気
    を制御する保持用電磁弁と、前記第2指示圧室に供給さ
    れる入力圧を制御する排出用電磁弁とが設けられてお
    り、車輪のロック傾向検出時にこれらの保持用電磁弁お
    よび排出用電磁弁を駆動制御することにより、アンチス
    キッドブレーキ制御におけるブレーキ圧調整を行うモジ
    ュレータであることを特徴とする請求項4または5記載
    の流体圧制御装置における制御弁。
JP2511293U 1993-05-14 1993-05-14 流体圧制御装置における制御弁 Pending JPH0683532U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2511293U JPH0683532U (ja) 1993-05-14 1993-05-14 流体圧制御装置における制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2511293U JPH0683532U (ja) 1993-05-14 1993-05-14 流体圧制御装置における制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0683532U true JPH0683532U (ja) 1994-11-29

Family

ID=12156849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2511293U Pending JPH0683532U (ja) 1993-05-14 1993-05-14 流体圧制御装置における制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683532U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112425A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Voith Turbo Gmbh & Co Kg 制御空気システムおよびこの種のシステム内で制御空気圧を制御する方法
JP2021102430A (ja) * 2019-11-19 2021-07-15 ヴァブコ・ヨーロッパ・ベスローテン・フェンノートシャップ Abs制御弁を制御する方法及び制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112425A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Voith Turbo Gmbh & Co Kg 制御空気システムおよびこの種のシステム内で制御空気圧を制御する方法
JP2021102430A (ja) * 2019-11-19 2021-07-15 ヴァブコ・ヨーロッパ・ベスローテン・フェンノートシャップ Abs制御弁を制御する方法及び制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3350050B2 (ja) 車両用ブレーキシステム
EP1090821B1 (en) Brake booster
CA2360162C (en) Relay valve with integral biased double check valve
JP2548747B2 (ja) 液圧ブレーキ装置
JPH0683532U (ja) 流体圧制御装置における制御弁
JP4255038B2 (ja) 坂道発進補助装置を備えたブレーキ制御システムおよびこのシステムに用いられる電磁デュアルリレーバルブ
JPH0683531U (ja) 流体圧制御装置における制御弁
JPH03557A (ja) ブレーキ圧力発生装置
JPH0685162U (ja) 流体圧制御装置
JPH0683533U (ja) 流体圧制御装置における制御弁
JP2002211370A (ja) トレーラの誤発進防止システム
JPS62187640A (ja) 車輪ロツク防止装置
JPH11124018A (ja) 坂道発進補助装置を備えたブレーキ制御システム
JPH06278597A (ja) 流体圧制御装置
JP3716484B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JPH06312659A (ja) 流体圧制御装置における制御弁
US11230274B2 (en) Vehicular integrated braking system
JP2007176384A (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4802706B2 (ja) 電子制御液圧ブレーキシステム
JPH0683530U (ja) 流体圧制御装置における制御弁
JPH1178833A (ja) ブレーキ圧制御装置
JPH1134835A (ja) ブレーキ圧制御装置
JP3546893B2 (ja) 坂道発進補助装置を備えたブレーキ制御システム
JP2023131756A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JPH06278596A (ja) 流体圧制御装置における制御弁