JPH0683612B2 - コンバインの扱深制御装置 - Google Patents

コンバインの扱深制御装置

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JPH0683612B2
JPH0683612B2 JP62305262A JP30526287A JPH0683612B2 JP H0683612 B2 JPH0683612 B2 JP H0683612B2 JP 62305262 A JP62305262 A JP 62305262A JP 30526287 A JP30526287 A JP 30526287A JP H0683612 B2 JPH0683612 B2 JP H0683612B2
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繁樹 林
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、脱穀装置を搭載して農地内を走行し刈り取
った作物の穀稈から穀粒を分離して収穫するコンバイン
に関し、特に脱穀装置に対する穀稈の搬送状態を変更す
るコンバインの扱深制御装置に関する。
(b)従来の技術 コンバインに搭載される脱穀装置は第7図に示すよう
に、扱室53内に扱胴52を軸支し、扱室53内に搬送された
穀稈の穂部に扱胴52が有する扱歯54を当接させて、穂部
から穀粒を離脱する。穀稈から離脱した穀粒は受網51か
ら下方に落下する。扱室53の下方には揺動選別装置55,5
6およびトウミ57が備えられている。揺動選別装置55,56
は稈屑とともに落下した穀粒を機械選別し、トウミ57は
ファン57aからの送風によってこれらを風力選別する。
以上の機械選別および風力選別により比重の大きい精粒
のみがオーガ58により収穫され、稈屑は排塵ファン59に
より外部に排出される。
このような脱穀装置において、穀稈の穂部から全ての穀
粒を完全に離脱するとともに精粒のみを効率良く収穫す
るためには扱室53内には穀稈の穂部のみが導かれなけれ
ばならない。ところが、同一農地内の同一作物であって
も穀稈の長さは微妙に異なる場合があり、搬送手段によ
り刈り取った穀稈の同一位置を挟持して脱穀装置内に導
くと、作物の穀稈の長短により扱室53内に穂部以外の部
分まで導かれたり、穂部の一部が扱室53内に導かれなか
ったりする場合があった。扱室53内に穂部以外の部分ま
で導かれてしまうと扱胴52に作用する負荷トルクが増加
し、回転速度の低下にともなって穀粒の離脱能力が低下
し、脱穀作業能率の低下を招く。また、穂部の一部が扱
室53内に導かれない場合にはその部分の穀粒が穀稈から
離脱されず、脱穀作業精度が低下する。
このため、従来のコンバインでは刈り取った穀稈の長さ
を検出する穀稈検出手段を備え、作物の穀稈の長短に応
じて穀稈搬送手段における挟持位置を上下に変更するよ
うにしていた。また、オペレータが作業能率を重視する
かまたは作業精度を重視するかによって浅扱傾向または
深扱傾向に設定できるようにしたものがあった。この搬
送状態設定手段より穀稈の長さが適当である場合にも搬
送手段における挟持位置を所定量だけ上側または下側に
変更するようにしていた。これによって脱穀装置には作
物の穀稈が浅扱ぎみまたは深扱ぎみに搬送され、脱穀作
業能率または脱穀作業精度のいずれかが尊重される。
(c)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のコンバインの扱深制御装置で
は、搬送状態設定手段により深扱傾向または浅扱傾向に
設定された際には、穀稈検出手段が適当な穀稈の長さを
検出している際に常に同一時間間隔で同一量だけ穀稈の
挟持位置を深扱側または浅扱側に移動していた。この挟
持位置の移動量は穀稈検出手段において穀稈の長さが不
適正にならない範囲でなければならず、搬送状態設定手
段によって設定された方向への挟持位置の移動量はあま
り大きくとることはできない。このため、搬送状態設定
手段により深扱傾向または浅扱傾向に設定された直後に
も挟持位置があまり大きく変化せず、オペレータは挟持
位置の変化を認識することができなかった。
この発明の目的は、搬送状態設定手段により深扱傾向ま
たは浅扱傾向が設定された直後に穀稈の挟持位置を深扱
側または浅扱側に変更することにより、穀稈の搬送状態
が深扱傾向または浅扱傾向に正しく設定されたことをオ
ペレータが認知できるコンバインの深扱制御装置を提供
することにある。
(d)問題点を解決するための手段 この発明のコンバインの扱深制御装置は、作物の穀稈長
さを検出する穀稈検出手段と、穀稈検出手段の検出結果
にしたがって穀稈の挟持位置を変更する挟持位置変更手
段と、脱穀位置に対する穀稈の搬送状態を深扱傾向また
は浅扱傾向に設定する搬送状態設定手段と、を備え、穀
稈検出手段が適正値を検出している際に搬送状態設定手
段により設定された方向に挟持位置変更手段を所定時間
間隔で第1の設定時間ずつ動作させるコンバインの扱深
制御装置において、 搬送状態設定手段が有効にされた時に挟持位置変更手段
を前記第1の設定時間より長い第2の設定時間だけ直ち
に動作させる即時変更手段を設けたことを特徴とする。
(e)作用 この発明においては、搬送状態設定手段により搬送状態
が深扱傾向または浅扱傾向に設定された際に、即時変更
手段により挟持位置変更手段が直ちに動作する。この時
の挟持位置変更手段の動作時間は、通常の扱深制御にお
ける動作時間として設定された第1の設定時間よりも長
い第2の設定時間にされている。したがって、オペレー
タが搬送状態設手段により搬送状態の設定操作を行うと
同時に、その設定方向に穀稈の挟持位置が比較的大きく
変化する。
(f)実施例 第2図は、この発明の実施例である扱深制御装置を備え
たコンバインの外観斜視図である。
コンバイン11は、クローラ15の回転により農地内を走行
し、刈取部12によって作物を株元から刈り取る。刈取部
12において刈り取られた作物の穀稈は搬送チェーン1,8
により脱穀装置14に導かれる。この脱穀装置14は従来技
術において説明した第7図に示す脱穀装置の構成と同様
である。また、コンバイン11の上面前方には操縦部13が
設けられている。この操縦部13には操向レバー16および
後述する設定スイッチSW1が備えられている。
第1図は、上記コンバインの扱深制御装置の構成を示す
ブロック図である。
CPU31にはI/Oインタフェース34を介して刈取部12の内部
に設けられた穂先センサSE1,SE2のオン/オフデータが
入力される。この穂先センサSE1,SE2がこの発明の穀稈
検出手段に相当する。また、CPU31には操縦部13に設け
られた設定スイッチSW1のステータスが入力される。設
定スイッチSW1はこの発明の搬送状態設定手段であり、
中立位置から矢印EまたはF方向に操作することによ
り、脱穀装置14に対する穀稈の搬送状態を深扱傾向また
は浅扱傾向に設定できる。
穂先センサSE1,SE2の取付位置は搬送チェーン1の後端
部近傍の上方に一致する。この搬送チェーン1は前端部
を支点に矢印AまたはB方向に揺動自在にされている。
搬送チェーン1にはリンク6を介してレバー5の動作が
伝達される。このレバー5にはこの発明の挟持位置変更
手段であるモータM1の回転が変更装置3および軸4を介
して伝達される。したがって、モータM1が矢印Cまたは
D方向に回転すると、レバー5も矢印CまたはD方向に
回転する。レバー5の矢印CまたはD方向の回転はリン
ク6を介して搬送チェーン1に伝達され、搬送チェーン
1は矢印AまたはB方向に揺動する。搬送チェーン1が
矢印A方向に揺動すると搬送チェーン1における穀稈40
の挟持位置は上側に移動し、脱穀装置14への搬送状態は
浅扱傾向になる。反対に、モータ1が矢印D方向に回転
し、搬送チェーン1が矢印B方向に揺動すると搬送チェ
ーン1における穀稈40の挟持位置が下方に移動し、脱穀
装置14に対する穀稈の搬送状態は深扱傾向に変化する。
CPU31はROM32に予め書き込まれたプログラムにしたがっ
て処理を実行し、穂先センサSE1,SE2および設定スイッ
チSW1からのデータに基づいてモータドライバ35に制御
データを出力する。モータドライバ35はこの制御データ
にしたがってモータM1を駆動する。また、第3図に示す
ように、CPU31に接続されたRAM33のメモリエリアMA1〜M
A3のそれぞれはタイマT1、タイマT2およびカウンタCに
割り当てられている。
第4図および第5図は、上記コンバインの扱深制御装置
の処理手順を示すフローチャートである。
刈取作業が開始されるとCPU31は穂先センサSE1,SE2のオ
ン/オフ状態をチェックする(n1,n2)。下側の穂先セ
ンサSE1がオンしていない場合には搬送中の穀稈の長さ
が短すぎると判断し、モータM1を矢印D方向に回転する
(n3)。これによって搬送チェーン1は矢印B方向に揺
動し脱穀装置14への搬送状態は深扱側に変化する。
また、穂先センサSE1,SE2の両方がオンした場合には穀
稈の長さが長すぎると判断し、モータM1を矢印C方向に
回転し(n4)、搬送チェーン1を矢印A方向に移動す
る。これによって穀稈の挟持位置が上側に移動し、脱穀
装置14に対する搬送状態が浅扱側に変化する。以上のn
3,n4においてモータM1は、後述する駆動時間S1だけ継続
して駆動される。この駆動時間S1が、この発明の第1の
設定時間である。穀稈の穂先が下側の穂先センサSE1と
上側の穂先センサSE2との間に位置する場合には、穀稈
の長さが適正であると判断し、スイッチSW1がオンされ
ているか否かのチェックを行う(n5)。設定スイッチSW
1がオフされており、オペレータが中立状態での穀稈の
搬送を指示している場合にはメモリエリアMA1に割り当
てられたタイマT1をオフしてn1に戻る(n9)。以上のよ
うにして設定スイッチSW1がオンされていない状態ではn
1→n2→n5→n9→n1の処理を繰り返し行い、穂先センサS
E1,SE2のオン/オフ状態のみに基づいてモータM1を駆動
する。
穂先が穂先センサSE1,SE2の中間に位置している状態で
設定スイッチSW1がオンしている場合にはタイマT1がタ
イムアップしたか否かのチェックを行い(n6)、このタ
イマT1がタイムアップしている場合には設定スイッチSW
1の操作状態に応じてモータM1を深扱側または浅扱側に
駆動し(n7)、さらにタイマT1をクリアする(n8)。n6
においてタイマT1がタイムアップしていない場合にはn1
に戻る。したがって、設定スイッチSW1が深扱側または
浅扱側に操作されている場合にはn1→n2→n5→n6→n1の
処理によりタイマT1のタイムアップを待機し、タイマT1
がタイムアップする毎にモータM1に深扱側または浅扱側
の出力を行う。このタイマT1が計時する時間は第6図に
示す時間S4であり通常2〜3秒程度の時間である。
n1→n2→n5→n9→n1の処理を実行中にスイッチSW1が操
作されると第5図に示す割込処理を実行する。すなわ
ち、スイッチSW1が深扱側に操作されている場合にはモ
ータM1を矢印D方向に第6図に示す時間S1だけ駆動する
(n11→n12)。この時間S1はこの発明の第2の設定時間
であり、n7における駆動時間S3の略2倍の時間であり、
搬送チェーン1の矢印B方向の移動量は略2倍になる。
また、設定スイッチSW1が浅扱側に操作された場合には
モータM1を矢印C方向に移動する(n11→n13)。この浅
扱側への駆動時間も第6図に示す時間S1である。n12ま
たはn13においてモータM1が駆動された後、タイマT2を
オンする(n14)。このタイマT2は第6図に示す時間S2
を計時する。タイマT2のタイムアップを待ってメインル
ーチンに戻る(n15)。
以上の処理においてn11〜n13がメモリエリアMA1に割り
当てられたタイマT1とともにこの発明の即時変更手段に
相当する。以上のようにして、刈取作業中に設定スイッ
チSW1が中立状態(オフ時)から深扱傾向または浅扱傾
向に操作されると、直ちに比較的長時間(時間S1)にわ
たってモータM1が深扱側または浅扱側に駆動される。こ
れによってオペレータは挟持位置変更手段であるモータ
M1の実行を確認できる。こののち時間S2の経過後、時間
S3/時間S4のデューティ比でモータ1が駆動される。こ
のときの駆動時間S3は、時間(S3+S4)おきに複数回出
力しても中立状態にある穂先が上側センサのSE2を上回
ったり、下側センサSE1を下回ったりすることがない時
間である。したがってこの実施例によれば、脱穀装置14
への作物の搬送状態が中立状態から深扱傾向または浅扱
傾向の何れかに設定されたとき直ちに比較的大きく穀稈
挟持位置を変更し、それ以後は微少量づつ一定時間間隔
で穀稈挟持位置を深扱側または浅扱側に変更することが
できる。
(g)発明の効果 この発明によれば、搬送状態設定手段によって穀稈の搬
送状態が深扱傾向または浅扱傾向に設定されたときに、
即時変更手段により直ちに穀稈の挟持位置が変更され
る。このためオペレータは搬送状態設定手段および挟持
位置変更手段が有効に動作したことを容易に確認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例であるコンバインの扱深制
御装置の構成を示すブロック図、第2図は同扱深制御装
置を備えたコンバインの外観図、第3図は同扱深制御装
置の一部を構成するRAMの要部のメモリマップ、第4図
および第5図は同扱深制御装置の処理手順を示すフロー
チャート、第6図は同扱深制御装置における搬送状態設
定手段と挟持位置変更手段との動作状態を示すタイミン
グチャートである。また、第7図はこの発明の実施例を
含む一般的なコンバインに搭載される脱穀装置の構成を
示す側面断面の略図である。 1……搬送チェーン、 14……脱穀装置、 M1……モータ、 SE1,SE2……穂先センサ、 SW1……設定スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作物の穀稈長さを検出する穀稈検出手段
    と、穀稈検出手段の検出結果にしたがって穀稈の挟持位
    置を変更する挟持位置変更手段と、脱穀装置に対する穀
    稈の搬送状態を深扱傾向または浅扱傾向に設定する搬送
    状態設定手段と、を備え、穀稈検出手段が適正値を検出
    している際に搬送状態設定手段により設定された方向に
    挟持位置変更手段を所定時間間隔で第1の設定時間ずつ
    動作させるコンバインの扱深制御装置において、 搬送状態設定手段が有効にされた時に挟持位置変更手段
    を前記第1の設定時間より長い第2の設定時間だけ直ち
    に動作させる即時変更手段を設けてなるコンバインの扱
    深制御装置。
JP62305262A 1987-12-02 1987-12-02 コンバインの扱深制御装置 Expired - Lifetime JPH0683612B2 (ja)

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JP62305262A JPH0683612B2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02 コンバインの扱深制御装置

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JPH01144906A JPH01144906A (ja) 1989-06-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139428U (ja) * 1984-02-27 1985-09-14 三菱農機株式会社 コンバインにおける扱深さ制御装置
JPH0785688B2 (ja) * 1984-12-17 1995-09-20 井関農機株式会社 コンバインに於ける扱深調節装置

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JPH01144906A (ja) 1989-06-07

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