JPH0683701B2 - じゅうたん、たたみ等の床用振動式乾燥装置 - Google Patents

じゅうたん、たたみ等の床用振動式乾燥装置

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JPH0683701B2
JPH0683701B2 JP62150195A JP15019587A JPH0683701B2 JP H0683701 B2 JPH0683701 B2 JP H0683701B2 JP 62150195 A JP62150195 A JP 62150195A JP 15019587 A JP15019587 A JP 15019587A JP H0683701 B2 JPH0683701 B2 JP H0683701B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は湿った或いはぬれたじゅうたん等を乾燥させ
たり、じゅうたん等に塗布した溶液の溶剤を乾燥させる
乾燥装置に関するもので、被乾燥物はじゅうたんに限ら
ず、床、畳、ガラス等の平面状のものであり、また上記
塗布剤は帯電防止加工とか樹脂加工等に使用する種々の
化学剤や薬剤が含まれ、これらの塗布剤を乾燥させて均
一な塗膜を得る場合にも用いるものである。
(従来の技術) 従来じゅうたん等の乾燥はファン等による温風乾燥、熱
電球等によるヒーター乾燥が行われている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこれら従来の方法では、例えばじゅうたん
等の多数の毛から構成されているものは毛の根部までヒ
ーターの熱やファンの風が浸透しにくく、乾燥作業全体
の時間が長くなる欠点を有すると共に、乾燥すると毛が
硬化し易い欠点がある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明は被乾燥物たる、例えばじゅうたんに放
熱体を接触させ、熱により乾燥させ、この放熱体の接触
を振動により行って、熱接触面積を増大させることによ
り迅速に乾燥が行え、かつ被乾燥物を柔軟に仕上げる乾
燥装置を提供することにより上記問題点を解決せんとす
るものである。
そしてこの発明の具体的構成は以下のものである。
この発明の第1発明は適宜数の回転自在な車輪で支持し
た装置本体に振動駆動体を支持固定し、この振動駆動体
に支持した振動放熱体を装置本体の下方に設け、この振
動放熱体内にはヒーター等の熱源を設け、被乾燥物たる
床の上に車輪を介して装置本体を載せた際この振動放熱
体の下面は被乾燥物に接触せず、また上記振動駆動体に
よる振動により当該振動放熱体の下面が交互に被乾燥物
に接触、非接触となる構成としたもので、第2発明はこ
の第1発明の構成に加え、振動放熱体の下面にセラミッ
クス層を設けたものであり、第3発明は第1発明の構成
に加え振動放熱体に近接した箇所に吸引口を有する真空
吸引装置を設けたものである。
(作 用) 被乾燥物たる、例えばぬれたじゅうたんの上にこの装置
を載せ、振動駆動体を駆動させ、これと同時に振動放熱
体内の熱源をオンにする。これにより振動放熱体が振動
し乍らじゅうたんに圧接し、この振動放熱体の熱によ
り、また振動放熱体の振動圧接による摩擦熱によりじゅ
うたん内の水分は直ちに蒸発し、乾燥する。
この様に振動放熱体の振動により被乾燥物の熱接触面積
が大きくなっているため、一般有機溶剤より気化しにく
い水分をこれらの溶剤と同じように気化促進させること
ができる。そしてこの装置本体を手動で又は適宜の駆動
装置で移動させ、被乾燥物に沿って装置本体を順次動か
し、被乾燥物の隅々まで乾燥させることができる。
また帯電防止剤等の塗布膜の溶液を塗布した被乾燥物た
る、例えばじゅうたんを乾燥させる場合、この装置をじ
ゅうたんの上で駆動させると、塗布された溶液は振動放
熱体の振動、圧接によりじゅうたんに押し拡げられ、す
みずみまで広がり、上記熱により乾燥され、均一な塗膜
が形成される。
また第2発明では振動放熱体の下面に設けたセラミック
ス層が遠赤外線を照射するため、この遠赤外線は透過性
がよくじゅうたんの毛の根部まで達し、水分又は溶液の
乾燥をより速くする。この遠赤外線は1〜15ミクロン前
後の長波長が出るようにするのが理想的である。
さらに第3発明では上記被乾燥物の水分等の蒸発物を真
空吸引装置が吸引し、溶液や水分の乾燥を速めるととも
にじゅうたんのゴミやホコリさらにはダニ等の害虫をも
吸引する。
(実施例) 以下この発明の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図はこの発明の第1実施例を示し、1は
箱型の装置本体、2はこの装置本体1内に固定したモー
タ、3は装置本体1の底板1aにあけた透孔、4はこの透
孔3を貫通して装置本体1内のモータ2の駆動軸2aに上
部を支持された振動板支持体、5は上記振動板支持体4
の上部に設けた円形孔、6はモータ2の駆動軸2aの外周
に固定した偏心カムで、この偏心カム6は上記振動板支
持体4の円形孔5内に挿入されている。7はこれらの円
形孔5の内周と偏心カム6の外周との間に介在したベア
リング、8は装置本体1下方へ垂下した振動板支持体4
の下端に固定した振動板、9は装置本体1の底板1a下面
に複数個設けたゴム等から成る振動支持体で、これらの
振動支持体9の下端は上記振動板8に当接している。10
はこの振動板8の下面に設けたアルミから成る振動放熱
体で、この振動放熱体10の下面は図示の如く緩やかな波
型を形成している。10aはこの振動放熱体10の下面に設
けたセラミックス層、11は上記振動板8下面にこの振動
放熱体10をわずかの間隔をあけて支持した複数のビス
で、これらの複数の各ビス11の外周は断熱用スペーサ12
が設けられている。13はこの振動放熱体10内に張りめぐ
らしたヒーター用熱線、14はこのヒータ用熱線13のリー
ド線、15は上記振動板支持体4の外周と上記透孔3の内
周縁との間に介在させた振動吸収用パッキン、16は上記
装置本体1の前後側から突出した脚体で、これらの各脚
体16の下端には車輪17が軸支されている。18は装置本体
1の上端後部から突出したハンドルである。
この実施例の場合、例えばじゅうたんに帯電防止剤の溶
液を予め塗布しておきこれを乾燥させて塗膜を得るに
は、まずこの装置を当該じゅうたん上に載せ、モータ2
を作動させるとともにヒーター用熱線13をオンにする。
これにより振動放熱体10は熱せられ、かつ振動し、じゅ
うたんを押圧する。そこでこの振動放熱体10と接したじ
ゅうたんは摩擦熱と上記ヒーター用熱線13の熱とにより
溶液中の溶剤が蒸発し、じゅうたんは直ちに乾燥する。
その際振動放熱体10の振動、押圧によりじゅうたんに塗
布された溶液はのばされ、すみずみまで薄く拡がり、上
述の如く乾燥する。またこの実施例では振動放熱体10の
下面にセラミックス層10aを有するため、該箇所から遠
赤外線が出て、じゅうたんの毛の根部まで浸透した溶液
をも乾かす。
この様にして装置を徐々に移動させていくことによりじ
ゅうたんの毛の根部まで帯電防止剤から成る薄膜が形成
され、これがじゅうたん全面に施される。
またぬれたじゅうたん等を乾かす場合も上記と同様この
装置を載せて徐々に移動させればよい。従ってクリーニ
ング後の水洗残水分の乾燥は従来3〜6時間かかってい
たが、この装置を用いれば極めて短時間で行える。
第3図はこの発明の第2実施例を示し、この実施例は上
記第1実施例の装置本体1下方の振動放熱体10の下面に
布19を設け、この布19の両端をロール状に巻き、装置本
体1の前後側から突出するロール支持体20でこれを支持
したものである。
この実施例の場合上記実施例と同様に振動放熱体10の被
乾燥物への振動、押圧により、被塗布物は乾燥するが、
その際布19が被塗布物へ直接接するため、被乾燥物に付
着した汚れを拭き取ることができる。そして布19が汚れ
ると、ロールを巻き取り、きれいな布19を引き出すこと
ができる。
また第4図はこの発明の第3実施例を示し、この実施例
は第1実施例の装置本体1の後部に真空吸引装置21を設
け、この装置21の吸引口21aを振動放熱体10の後部に近
接して設けたものである。
この実施例の場合上述の如く被乾燥物を乾燥させる際湿
った空気等の蒸発物を吸引し、乾燥を助けるとともに、
振動放熱体10の振動により被乾燥物の表面に浮き上った
チリやホコリやゴミ等を吸引する。
なおこれらの上記実施例では振動駆動用モータ2を用い
たが、振動源はこれに限らず、電磁式のもの、超音波振
動によるもの等、適宜のものでよく、振動数は10Hzから
超音波領域の10MHz位のものまで適用できる。
また上記実施例では振動放熱体10の下面にセラミックス
層10aを設けているが、遠赤外線の不要な場合はこれに
限らず、テフロン等の樹脂加工、金属メッキ加工等を施
してもよい。また振動放熱体10の素材は金属に限らず、
クッション材、プラスチックス、織布、不織布、ブラシ
状のもの等が適用できる。
また振動放熱体内の熱源もヒータに限らず、他の適宜の
ものでもよい。
(発明の効果) この発明は以上の構成であり、この装置を被乾燥物の上
に載せて、装置を作動させると、湿った又はぬれた或い
は溶液を塗布した被乾燥物の上で振動放熱体が振動し、
断続的に押圧する。これにより被乾燥物は振動放熱体の
熱に接し、水分又は溶液は蒸発し、直ちに乾燥する。こ
の様にこの発明では振動放熱体を被乾燥物に振動接触さ
せて乾燥させるため、単位時間当りの接触面積及び接触
角を増やし、乾燥を迅速にする。
またこの発明は上述の如く振動放熱体を熱してこれを被
乾燥物に接近させて溶液又は水分を蒸発、乾燥させてい
るが、振動によってこれを行うため、被乾燥物の表層加
熱となり、熱に弱い被乾燥物にも使用出来、被乾燥物を
いためない。むしろこの振動により被乾燥物の表面は硬
化せず、柔軟な仕上りと成る。また振動放熱体によって
溶液の溶剤である水、アルコール類が蒸発、気化する
が、この気化した溶剤の蒸発熱又は殺菌力により被乾燥
物に付着した菌や害虫を殺す効果をも有する。
しかも装置本体を車輪を回転させて被乾燥物上でまんべ
んなく移動させるが、その際も被乾燥物に接する振動放
熱体が振動によって自然と一定方向に動き、従って作業
者はこの装置のハンドル等をもって容易に動かすことが
できる。
またセラミックス層を設けた振動放熱体を用いる場合は
遠赤外線が透過性がよく、被乾燥物の内部にまで熱が浸
透し、被乾燥物内部まで浸透した溶液の乾燥が促進され
る。またこの発明の装置に真空吸引装置を設けたもの
は、溶液中の蒸発物を吸引して乾燥を速めるとともに被
乾燥物のチリやゴミ等を吸引し、被乾燥物をきれいな仕
上りにする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の一部断面側面図、第2
図は同実施例の要部拡大断面図、第3図はこの発明の第
2実施例の要部拡大断面図、第4図はこの発明の第3実
施例の一部断面側面図である。 なお図中1は装置本体、2はモータ、4は振動板支持
体、6は偏心カム、8は振動板、10は振動放熱体、13は
ヒーター用熱線、18はハンドル、10aはセラミックス
層、21は真空吸引装置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜数の回転自在な車輪で支持した装置本
    体に振動駆動体を支持固定し、この振動駆動体に支持し
    た振動放熱体を装置本体の下方に設け、この振動放熱体
    内にはヒーター等の熱源を設け、被乾燥物たる床の上に
    車輪を介して装置本体を載せた際この振動放熱体の下面
    は被乾燥物に接触せず、また上記振動駆動体による振動
    により当該振動放熱体の下面が交互に被乾燥物に接触、
    非接触となる構成としたことを特徴とする、じゅうた
    ん、たたみ等の床用振動式乾燥装置。
  2. 【請求項2】適宜数の回転自在な車輪で支持した装置本
    体に振動駆動体を支持固定し、この振動駆動体に支持し
    た振動放熱体を装置本体の下方に設け、この振動放熱体
    内にヒーター等の熱源を設け、この振動放熱体の下面に
    はセラミックス層を設け、被乾燥物たる床の上に車輪を
    介して装置本体を載せた際このセラミックス層は被乾燥
    物に接触せず、また上記振動駆動体による振動により上
    記セラミックス層は交互に被乾燥物に接触、非接触とな
    る構成としたことを特徴とする、じゅうたん、たたみ等
    の床用振動式乾燥装置。
  3. 【請求項3】適宜数の回転自在な車輪で支持した装置本
    体に振動駆動体を支持固定し、この振動駆動体に支持し
    た振動放熱体を装置本体の下方に設け、この振動放熱体
    内にはヒーター等の熱源を設け、被乾燥物たる床の上に
    車輪を介して装置本体を載せた際この振動放熱体の下面
    は被乾燥物に接触せず、また上記振動駆動体による振動
    により当該振動放熱体の下面が交互に被乾燥物に接触、
    非接触となる構成とし、かつこの振動放熱体に近接した
    箇所に吸引口を有する真空吸引装置を設けたことを特徴
    とする、じゅうたん、たたみ等の床用振動式乾燥装置。
JP62150195A 1987-06-18 1987-06-18 じゅうたん、たたみ等の床用振動式乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0683701B2 (ja)

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