JPH0683749B2 - 往復動式電気かみそりの内刃 - Google Patents

往復動式電気かみそりの内刃

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JPH0683749B2
JPH0683749B2 JP59171724A JP17172484A JPH0683749B2 JP H0683749 B2 JPH0683749 B2 JP H0683749B2 JP 59171724 A JP59171724 A JP 59171724A JP 17172484 A JP17172484 A JP 17172484A JP H0683749 B2 JPH0683749 B2 JP H0683749B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は往復動式電気かみそりの内刃に関する。
〔従来の技術〕
この種内刃の外周刃部を研摩する従来の技術としては,
例えば特開昭58-46981号公報や特開昭58-103482号公報
などに示されているように2つの同じ内刃を重ね合わせ
て円筒状の内刃組を構成し,この内刃組をセンタレス研
摩することにより,内刃の外周刃部を研摩するようにし
たものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに,内刃を構成する多数の内刃構成単体を並列状
に保持する内刃基台は,その軽量化(金属製のものに比
し)を図って往復動時に発生する振動や振動音を低減す
ると共にコストダウンを図る目的でプラスチック材で成
形されてなるが,このプラスチック製の内刃基台はセン
タレス研摩時に砥石から荷重を受けて撓み変形しやす
い。すなわち,上記した従来のもの(特開昭58-46981号
公報)では、第13図に示すように内刃基台3の略半円形
の左右枠5・5の一方には係合孔21を設け、他方には先
端に係合突起22を突設してなる弾性を有した係合脚片23
を形成してなり、他の内刃1の係合突起22に前記係合孔
21を、係合孔21に係合突起22をそれぞれ係合脚片23の弾
性に抗して係合させることにより一つの内刃ブロックを
形成する。その係合孔21と弾性を有する係合脚片23とは
互いに突き合わされる上下の内刃1・1どうしが上下方
向に分離するのを防ぐために両者を結合するものに過ぎ
ない。また内刃基台3の前後枠4・4の各下面は平坦面
に形成されていて、他の内刃の前後枠4・4の下面と単
に突き合わせるので前後方向へ滑り動き易い状態にあ
る。したがって,センタレス研摩中に,例えば,第8図
および第9図に示すように互いに重なり合った内刃基台
3・3の前後枠4・4・4・4が砥石16・17から矢印方
向の力Fを受けて相対的に前後方向A・Bにずれ動いて
撓み変形し,その結果,内刃構成単体2の真円度が出
ず,切れ味を低下する原因になっていた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この発明では、互いに平
行に対向する前後枠4・4を有するプラスチック製の内
刃基台3の前後枠4・4の上面に、外周刃部が略半円弧
状をなす内刃構成単体2をこれの前後両端部をそれぞれ
保持させた状態で左右方向に所定間隔をおいて多数平行
に列設してなり、上記内刃基台3の前後枠4・4の下面
に、他の同じ内刃基台3の前後枠4・4の下面を重ね合
わせ、センタレス研摩で内刃構成体2の外周刃部を研摩
するようにしてなる往復動式電気かみそりの内刃におい
て、両内刃基台3を重ね合わせ結合する為の結合手段を
備えるとともに、上記前後枠4・4の各下面には、上記
結合手段とは別に、その前後枠4・4の各下面に他の同
じ内刃基台3の前後枠4・4の下面を重ね合わせたとき
互いに凹凸嵌合し合って両者の前後枠4・4どうしの相
対的な前後方向のずれ動きを阻止し合うずれ止め手段を
設ける。
〔作用〕
しかるときは、2つの内刃1・1を上下に重ね合わせて
円筒状の内刃組を構成した状態下では、互いに重なり合
う内刃基台3・3の前後枠4・4どうしが、互いに凹凸
嵌合し合って前後方向のずれ動きを阻止し合うととも
に、いわば互いに束となって力を合わせて補強し合う形
となるため、第8図に示すような矢印方向の力Fにも十
分に対抗し得て第9図に二点鎖線で示すごとき前後枠4
・4の撓みを変形抑止することができる。
また、互いの前後枠4・4に形成されるずれ止め手段
は、両基台3・3を重ね合わせ結合させる結合手段とは
別に形成されるので、研摩時に基台のずれ方向に作用す
る砥石からの荷重は、ずれ止め手段により確実に受け止
められ、両者を結合させる結合手段への荷重の影響は阻
止もしくは極端に軽減され、センタレス研摩途中で重ね
合わせ状態の一対の基台が、結合がゆるんでぐらついた
り、外れたりすることもない。
〔実施例〕
以下,この発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図ないし第4図において,1は往復動式電気かみそり
の内刃で,外周刃部が略半円弧状をなす多数の内刃構成
単体2と,その内刃構成単体2群を保持する内刃基台3
とからなる。
内刃基台3はこれ全体がプラスチック材で四角形枠状に
一体成形されて前後枠4・4と左右枠5・5とを有し,
また左右枠5・5の上部間にわたって前後中間枠6を前
後枠4・4と平行に架設し,さらに前後枠4・4と前後
中間枠6とにわたってそれら各枠4・4・6の撓み防止
用の左右中間桟7・8・9を左右枠5・5と平行に架設
してなる。
前後中間枠6の下面には左右1対の支持脚10・10を下向
きに突設するが,その支持脚10・10はこの強度アップを
図るべく前記左右中間桟7・9と一体に成形してなる。
因に,その支持脚10・10は,内刃1が往復動式電気かみ
そりに組込まれるにあたって,左右方向に振動する振動
軸上に装着した内刃取付台に取り付けられる。
前後枠4・4および前後中間枠6の上面には,前記内刃
構成単体2がその左右方向に所定間隔を置いて多数平行
に列設される。
左右枠5・5には角形の結合孔11をそれぞれ形成する。
そして2つの内刃1・1が互いに前後を逆にして各内刃
基台3の下面どうしを突き合わせ状に重ね合わして1つ
の円筒状の内刃組を構成したときに,第3図に示すよう
に一方の内刃1の左枠5と他方の内刃1の右枠5とが,
また一方の内刃1の右枠5と他方の内刃1の左枠5とが
それぞれ左右に重なり合うとともに,結合孔11・11どう
しが合致するようにしてある。互いに合致する結合孔11
・11には断面四角形状の軸部12を有する結合ピース13の
軸部12が圧入され,これにて内刃1・1の重ね合わせ状
態が保持される。このさい,軸部12の稜部分にリブ12a
を軸方向に設けておいて,これを結合孔11に対し集中荷
重を加える形で圧入することが好ましい。したがって、
本実施例においては、結合孔11およびこれに圧入される
結合ピース13の軸部12によって、内刃基台同士を重ね合
わせ結合する為の結合手段を構成している。
前後中間枠6の下面上の左枠5と左右中間桟7との間,
および右枠5と左右中間桟9との間にはそれぞれ,左右
方向ずれ止め用の突起14を設ける。その左右の突起14・
14の配置関係は,2つの内刃1・1を前述したように重ね
合わせて円筒状の内刃組を構成したときに一方の内刃1
の左または右枠5の下端部が他方の内刃1の右または左
枠5とこれに隣り合う突起14との間に係合し合って内刃
基台3・3が相対的に左右方向にずれ動くことのないよ
うにする。
前後枠4・4の各下面には,互いに前後に少し位置ずれ
した左右方向に長い左右1対の前後方向位置ずれ止め用
のリブ15・15をそれぞれ形成する。そのリブ15・15は,2
つの内刃1・1を前述のように重ね合わせて円筒状の内
刃組を構成したときに一方の内刃1側の前後リブ15・15
が他方の内刃1側のそれに対し係合して相対的な前後方
向のすべり移動を阻止すべき配置関係に位置設定する。
なお,前後枠4・4の各下面上において右端寄りに突出
状のゲート跡Gが存在するため,内刃1・1を前述のよ
うに重ねたときそのゲート跡Gから逃げるためのゲート
逃げ孔Hをその左端寄りに凹設して内刃1・1がゲート
跡Gに邪魔されることなく密着状に重合できるようにし
てある。
しかるときは,前述のように2つの内刃1・1が内刃基
台3の下面どうしを突き合わせ状に重ね合わせ,左右の
結合孔11・11に結合ピース13を圧入して円筒状の内刃組
を構成し,この内刃組を第5図に示すように互いに同方
向に回転する研摩砥石16と調整砥石17との間に入れてセ
ンタレス研摩するが,このさい,砥石16・17からの力が
内刃基台3・3に加わってもその内刃基台3・3の重ね
合わせ面間においては互いに係合し合ったリブ15・15に
より前後枠4・4どうしの相対的な前後方向のずれ動き
が阻止されるので,その砥石16・17からの力にも十分対
抗できて第8図に示すように撓むことがなく,内刃構成
単体2の真円度を良好に出すことができる。
なお,研摩後は結合ピース13を抜き出して内刃1・1を
再度分離し,往復動電気かみそりの内刃として使用され
る。
〔別実施例〕
前後方向ずれ止め手段であるリブ15は,前後枠4・4の
各下面にその左右方向にわたって連続して形成するもよ
く,そうした場合は前後枠4・4の上下方向の撓みも防
止できることになる。例えば,第10図および第11図に示
すように内刃基台3・3に砥石16・17から矢印方向の力
Fが加わって該基台3が同図中仮想線で示すように上下
方向に撓んだ状態で研摩されることがあり,その結果,
第12図に示すように研摩後の内刃1全体をみた場合その
左右方向中央が凸状に研摩されていて内刃構成単体2の
半径のばらつきが生じるが,前記のようにリブ15により
前後枠4・4がこの上下方向に撓むことのないようにし
ておけば,左右方向全体にわたって半径を均一にする研
摩が可能となる。
また,前後方向ずれ止め手段としては,第6図および第
7図に示すように前後枠4・4の一方の下面に左右方向
にわたって形成される凹溝18と,他方の下面に左右方向
にわたって形成されて該凹溝18に合致する形状の凸条19
との組み合わせでもって構成するものでもよく,また,
図示省略するが,互いに嵌合し合う形状のピンと穴との
組み合わせであってもよい。
なお,内刃基台3は内刃構成単体2の前後端部のみを保
持する前後枠4・4のみで構成するものであってもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の往復動式電気かみそり
の内刃は、プラスチック製の内刃基台3の互いに平行に
対向する前後枠4・4の各下面には、その前後枠4・4
の各下面に他の同じ内刃基台3の前後枠4・4を重ね合
わせたとき互いに凹凸嵌合し合って両者の前後枠4・4
どうしの相対的な前後方向のずれ動きを阻止し合うずれ
止め手段を形成したものである。したがって、2つの同
じ内刃どうしを重ね合わせてセンタレス研摩する時に
は、互いに相手側の前後枠4・4の前後方向のずれ動き
を阻止し合うばかりか、自己の前後枠4・4のみなら
ず、重なり合う相手方の前後枠4・4の剛性も加わって
両者の前後枠4・4は互いに補強し合うため、砥石から
受ける荷重による撓み変形をよく防止でき、刃部の真円
度を出す高精度なセンタレス研摩に仕上げることがで
き、切れ味の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので,
第1図は2つの内刃を分離した状態で示す斜視図,第2
図は内刃の底面図,第3図は2つの内刃を重ね合わせた
状態で示す縦断面図,第4図はその横断面図である。 第5図は内刃のセンタレス研摩状態図である。 第6図および第7図は本発明の別実施例を示すもので,
第6図は内刃の底面図,第7図はその2つの内刃を重ね
合わせた状態の横断面図である。 第8図は従来例の内刃のセンタレス研摩状態の作動説明
図,第9図はその内刃の底面図である。 第10図は別の従来例の内刃のセンタレス研摩状態の作動
説明図,第11図はその内刃の正面図,第12図はその内刃
の不具合な研摩態様を示す概略図である。第13図は更に
別の従来例の内刃の分離状態を示す斜視図である。 1……内刃, 2……内刃構成単体, 3……内刃基台, 4……内刃基台の前後枠, 5……内刃基台の左右枠, 15……前後方向ずれ止め用のリブ, 18・19……前後方向ずれ止め用の凹溝および凸条。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に対向する前後枠(4・4)を
    有するプラスチック製の内刃基台(3)の前後枠(4・
    4)の上面に、外周刃部が略半円弧状をなす内刃構成単
    体(2)をこれの前後両端部をそれぞれ保持させた状態
    で左右方向に所定間隔をおいて多数平行に列設してな
    り、 上記内刃基台(3)の前後枠(4・4)の下面に、他の
    同じ内刃基台(3)の前後枠(4・4)の下面を重ね合
    わせ、センタレス研摩で内刃構成体(2)の外周刃部を
    研摩するようにしてなる往復動式電気かみそりの内刃に
    おいて、 両内刃基台(3)を重ね合わせ結合する為の結合手段を
    備えるとともに、上記前後枠(4・4)の各下面には、
    上記結合手段とは別に、その前後枠(4・4)の各下面
    に他の同じ内刃基台(3)の前後枠(4・4)の下面を
    重ね合わせたとき互いに凹凸嵌合し合って両者の前後枠
    (4・4)どうしの相対的な前後方向のずれ動きを阻止
    し合うずれ止め手段が形成されていることを特徴とする
    往復動式電気かみそりの内刃。
  2. 【請求項2】ずれ止め手段の凸部が、前後枠(4・4)
    の各下面にその左右方向に延在するリブ(15)である特
    許請求の範囲第1項記載の往復動式電気かみそりの内
    刃。
  3. 【請求項3】ずれ止め手段が、前後枠(4・4)の各下
    面にその左右方向に形成された凹溝(18)とこれに係合
    する凸条(19)とからなる特許請求の範囲第1項記載の
    往復動式電気かみそりの内刃。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5846981A (ja) * 1981-09-16 1983-03-18 三洋電機株式会社 往復式電気かみそりの内刃

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