JPH0685004B2 - 高耐久性赤外反射鏡 - Google Patents
高耐久性赤外反射鏡Info
- Publication number
- JPH0685004B2 JPH0685004B2 JP59176756A JP17675684A JPH0685004B2 JP H0685004 B2 JPH0685004 B2 JP H0685004B2 JP 59176756 A JP59176756 A JP 59176756A JP 17675684 A JP17675684 A JP 17675684A JP H0685004 B2 JPH0685004 B2 JP H0685004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- layer
- reflecting mirror
- film thickness
- high durability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Filters (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は赤外線波長領域における反射鏡に関する。
[従来技術] 従来、赤外線領域における反射鏡としてはガラス等の基
板上にアルミニウム、金、銀または銅等の金属の薄膜を
付したものが用いられている。しかしながら、これらの
金属膜反射鏡はいづれも耐摩耗性が低く、また金膜反射
鏡を除いては化学的安定性が低いという欠点がある。
板上にアルミニウム、金、銀または銅等の金属の薄膜を
付したものが用いられている。しかしながら、これらの
金属膜反射鏡はいづれも耐摩耗性が低く、また金膜反射
鏡を除いては化学的安定性が低いという欠点がある。
そこで、この欠点を補うため金属膜上に赤外線領域で透
明なMgF2やSiO等の保護膜を付与することが行なわれて
いる。しかして、この様な保護膜の付与にあっては、薄
い膜では不十分であり、かなり厚い膜を付与しないと耐
摩耗性及び化学的安定性等のの耐久性が十分とはならな
い。このため、比較的厚い膜を付与せざるを得ないが、
保護膜の膜厚が大きくなると分光反射率の低下のみなら
ず膜の内部応力が大きくなり基板を変形せしめ面精度等
の光学的性能が低下するという問題があった。
明なMgF2やSiO等の保護膜を付与することが行なわれて
いる。しかして、この様な保護膜の付与にあっては、薄
い膜では不十分であり、かなり厚い膜を付与しないと耐
摩耗性及び化学的安定性等のの耐久性が十分とはならな
い。このため、比較的厚い膜を付与せざるを得ないが、
保護膜の膜厚が大きくなると分光反射率の低下のみなら
ず膜の内部応力が大きくなり基板を変形せしめ面精度等
の光学的性能が低下するという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上記の如き従来技術に鑑み、十分な耐久性と
良好な光学的性能を有する赤外反射鏡を提供することを
目的とする。
良好な光学的性能を有する赤外反射鏡を提供することを
目的とする。
[発明の要旨] 本発明によれば、以上の様な目的は、基板上にCr、Ti、
Co及びNiのうちの1つ又はこれらの混合体からなる第1
層目の膜が形成されており、該第1層目の膜の上にTiN
からなる第2層目の膜が形成されており、上記第1層目
の膜の膜厚d1と上記第2層目の膜の膜厚d2との間に1≦
(d1/d2)≦10の関係をもたせることにより膜応力によ
る反射面の面精度低下を防止したことを特徴とする高耐
久性赤外反射鏡により達成される。
Co及びNiのうちの1つ又はこれらの混合体からなる第1
層目の膜が形成されており、該第1層目の膜の上にTiN
からなる第2層目の膜が形成されており、上記第1層目
の膜の膜厚d1と上記第2層目の膜の膜厚d2との間に1≦
(d1/d2)≦10の関係をもたせることにより膜応力によ
る反射面の面精度低下を防止したことを特徴とする高耐
久性赤外反射鏡により達成される。
[発明の実施例] 以下、添付図面を参照しながら本発明の具体的実施例を
説明する。
説明する。
第1図は本発明による高耐久性赤外反射鏡の概略断面図
である。図において、1はガラス基板であり、2は第1
層目の膜であり、3は第2層目のTiN膜である。本実施
例においては、第1層目の膜の材質としてはTiが用いら
れた。第1層目の第2の膜厚は0.8μmであり、第2層
目の膜の膜厚は0.3μmであった。
である。図において、1はガラス基板であり、2は第1
層目の膜であり、3は第2層目のTiN膜である。本実施
例においては、第1層目の膜の材質としてはTiが用いら
れた。第1層目の第2の膜厚は0.8μmであり、第2層
目の膜の膜厚は0.3μmであった。
上記第1層目の膜形成は通常の真空蒸着法により行なわ
れ、真空度1×10-6Torrに排気した後、基板温度約300
℃に保った状態で電子銃蒸発源により金属Tiを膜厚0.8
μm蒸着した。第2層目は、窒素ガスを反応ガスとして
4×10-4Torrまで導入し、プラズマ放電により活性化さ
れた状態で金属Tiを電子銃蒸発源により蒸発させイオン
プレーティングすることによりTiN膜を膜厚0.3μm形成
した。
れ、真空度1×10-6Torrに排気した後、基板温度約300
℃に保った状態で電子銃蒸発源により金属Tiを膜厚0.8
μm蒸着した。第2層目は、窒素ガスを反応ガスとして
4×10-4Torrまで導入し、プラズマ放電により活性化さ
れた状態で金属Tiを電子銃蒸発源により蒸発させイオン
プレーティングすることによりTiN膜を膜厚0.3μm形成
した。
第2図は本実施例反射鏡の分光特性のグラフである。こ
れにより、本実施例反射鏡が赤外線領域において90%程
度の良好な反射率を示し、長波長になるほど反射率が高
くなることが分る。
れにより、本実施例反射鏡が赤外線領域において90%程
度の良好な反射率を示し、長波長になるほど反射率が高
くなることが分る。
同様にして、第1層目の膜の材質としてTi以外のCr、C
o、Ni等の金属及びTiを含むこれら金属の混合体を用
い、その膜厚を0.8μmとし、第2層目のTiN膜の膜厚を
0.3μmとして反射鏡を作成したところ、いづれも第2
図と同様な分光特性を示し、赤外線領域において90%程
度の良好な反射率を得ることができた。
o、Ni等の金属及びTiを含むこれら金属の混合体を用
い、その膜厚を0.8μmとし、第2層目のTiN膜の膜厚を
0.3μmとして反射鏡を作成したところ、いづれも第2
図と同様な分光特性を示し、赤外線領域において90%程
度の良好な反射率を得ることができた。
第2層目のTiN膜3は化学的安定性及び耐摩耗性が優れ
ているため、本発明反射鏡は過酷な条件下においても使
用することができる。
ているため、本発明反射鏡は過酷な条件下においても使
用することができる。
本発明の反射鏡においては、第1層目の金属膜には真空
蒸着法により形成した場合引っ張り応力が存在し、一方
第2層目のTiN膜にはイオンプレーティングまたはスパ
ッタリングにより作成した場合圧縮応力が存在するの
で、第1層目の膜の膜厚と第2層目の膜の膜厚とを適宜
設定することにより膜全体としての内部応力を小さくす
ることができ、これにより反射鏡の面精度低下を防止す
る効果がある。このためには、TiN膜の内部応力が金属
膜の内部応力の数倍の大きさがあることを考慮し、本発
明の反射鏡においては、第1層目の膜の膜厚と第2層目
の膜の膜厚との間には 1≦(d1/d2)≦10 の関係がある。
蒸着法により形成した場合引っ張り応力が存在し、一方
第2層目のTiN膜にはイオンプレーティングまたはスパ
ッタリングにより作成した場合圧縮応力が存在するの
で、第1層目の膜の膜厚と第2層目の膜の膜厚とを適宜
設定することにより膜全体としての内部応力を小さくす
ることができ、これにより反射鏡の面精度低下を防止す
る効果がある。このためには、TiN膜の内部応力が金属
膜の内部応力の数倍の大きさがあることを考慮し、本発
明の反射鏡においては、第1層目の膜の膜厚と第2層目
の膜の膜厚との間には 1≦(d1/d2)≦10 の関係がある。
[発明の効果] 以上の様な本発明によれば、耐摩耗性及び化学的安定性
等の耐久性が良好で且つ光学的性能の良好な赤外反射鏡
が提供される。
等の耐久性が良好で且つ光学的性能の良好な赤外反射鏡
が提供される。
第1図は本発明の赤外反射鏡の断面図であり、第2図は
その分光特性のグラフである。 1……基板、2……第1層目の膜、3……第2層目のTi
N膜
その分光特性のグラフである。 1……基板、2……第1層目の膜、3……第2層目のTi
N膜
Claims (1)
- 【請求項1】基板上にCr、Ti、Co及びNiのうちの1つ又
はこれらの混合体からなる第1層目の膜が形成されてお
り、該第1層目の膜の上にTiNからなる第2層目の膜が
形成されており、上記第1層目の膜の膜厚d1と上記第2
層目の膜の膜厚d2との間に1≦(d1/d2)≦10の関係を
もたせることにより膜応力による反射面の面精度低下を
防止したことを特徴とする高耐久性赤外反射鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59176756A JPH0685004B2 (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 高耐久性赤外反射鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59176756A JPH0685004B2 (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 高耐久性赤外反射鏡 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6155603A JPS6155603A (ja) | 1986-03-20 |
| JPH0685004B2 true JPH0685004B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=16019260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59176756A Expired - Lifetime JPH0685004B2 (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 高耐久性赤外反射鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0685004B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62240904A (ja) * | 1986-04-14 | 1987-10-21 | Hitachi Terekomu Technol:Kk | 集光装置 |
| JPH02225346A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-07 | Central Glass Co Ltd | 熱線反射ガラス |
| US5135808A (en) * | 1990-09-27 | 1992-08-04 | Diamonex, Incorporated | Abrasion wear resistant coated substrate product |
| US5637353A (en) * | 1990-09-27 | 1997-06-10 | Monsanto Company | Abrasion wear resistant coated substrate product |
| US5527596A (en) * | 1990-09-27 | 1996-06-18 | Diamonex, Incorporated | Abrasion wear resistant coated substrate product |
| US5190807A (en) * | 1990-10-18 | 1993-03-02 | Diamonex, Incorporated | Abrasion wear resistant polymeric substrate product |
| FR2679064A1 (fr) * | 1991-07-10 | 1993-01-15 | Philips Electronique Lab | Dispositif a neutrons incluant un miroir multicouches. |
| US6707610B1 (en) * | 2002-09-20 | 2004-03-16 | Huper Optik International Pte Ltd | Reducing the susceptibility of titanium nitride optical layers to crack |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2012943B (en) * | 1978-01-18 | 1982-08-18 | Heat Mirror Ass | Transparent infrared radiation reflection apparatus |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP59176756A patent/JPH0685004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6155603A (ja) | 1986-03-20 |
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