JPH06852B2 - ウレタンエラストマ−と金属との接着方法 - Google Patents

ウレタンエラストマ−と金属との接着方法

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JPH06852B2 JP19362985A JP19362985A JPH06852B2 JP H06852 B2 JPH06852 B2 JP H06852B2 JP 19362985 A JP19362985 A JP 19362985A JP 19362985 A JP19362985 A JP 19362985A JP H06852 B2 JPH06852 B2 JP H06852B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属に対し優れた接着性を有するウレタンエラ
ストマー用プライマー組成物に関するものである。
ウレタンエラストマーは機械的物性、耐摩耗性、耐薬品
性等が優れていることからベルト、ソリツドタイヤ等を
はじめ各種の工業材料に利用されている。
〔従来の技術〕
ウレタンエラストマーの用途によつてはロール等のよう
に金属と接着させて使用することも多く、例えばアジプ
レンで代表される加熱硬化型ウレタンエラストマーを金
属を接着させる場合には、Chemlok 218やConap 1146C
(いずれも商品名)のようなフエノール樹脂系プライマ
ーが従来より使用されている。
しかし、これらのプライマーを使用する際はウレタンエ
ラストマーの硬化とプライマーの接着力の双方を満足さ
せるために、エラストマー硬化時に100〜120℃の
温度で数時間ないし一昼夜の加熱が必要とされ、熱エネ
ルギー的に不経済であり作業性上も好ましくない。
室温ないし比較的低温で少ない加熱により硬化するウレ
タンエラストマーを使用すれば硬化時の熱エネルギーの
点では経済的であるが、その反面プライマーには低い温
度で接着可能なことが要求される。
前記のフエノール樹脂系プライマーは、それ自身が加熱
硬化型であり、接着時に焼き付けを必要とし、100℃
より低い加熱温度では満足な接着力が得にくいため適用
できなかつた。
室温硬化が可能なプライマーとしてはウレタン系やエポ
キシ系、その他シラン系等のプライマーが知られている
が、これらのプライマーをアジプレン並の高強度をもつ
室温硬化型のウレタンエラストマーと金属との接着に用
いた場合、室温で接着させても手で剥れる程度の弱い接
着力しか得られない。また、ウレタン系やエポキシ系の
プライマーの場合、接着時に加熱することにより初期の
接着力は良好なものも得られるが、耐水性や耐熱性を満
足するものはなかつた。
〔発明の目的〕
そこで本発明者等は室温ないし加熱により硬化するウレ
タンエラストマーを金属と接着させる場合において、初
期接着力の発現が早く、強固に接着し、なおかつ耐水
性、耐熱性を備えたプライマー組成物を得るため鋭意検
討した結果、ウレタン系プライマーに用いられるイソシ
アネート成分にエポキシ樹脂を配合した組成物を使用す
ることにより、比較的低温で少ない加熱で上記の目的に
対し、予想外に優れた接着性が得られることを見出し本
発明に到達した。
すなわち本発明は、プライマーとして、イソシアネート
基を5〜50重量%含有するポリイソシアネート化合物
又は末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリ
マーと、平均分子量200〜10,000のポリエポキシ化合
物との配合物を金属表面に塗布し、次いでその上にウレ
タンエラストマー原液を注入し、硬化させることを特徴
とするウレタンエラストマーと金属との接着方法に関す
る。
〔発明の構成〕
以下本発明を詳細に説明する。
本発明において用いられるプライマーは2液型のもので
あり、イソシアネート化合物又は末端にイソシアネート
基を有するウレタンプレポリマーを含む成分と、ポリエ
ポキシ化合物を含む成分から成る。
プライマーの成分であるイソシアネート基含有量(イソ
シアネート化合物中のイソシアネート基の重量%、以下
NCO%と言う)5〜50%、好ましくは10〜35%
のイソシアネート化合物としては、同一分子中に少なく
とも2個のNCO基を有する芳香族、脂肪族及び脂環族
のイソシアネート単量体及びこれらの混合物、これらの
変性物が使用される。
具体例としてはトリレンジイソシアネート(TDI、
2,4−体単独、又は2,6−体との混合物)、キシリ
レンジイソシアネート(XDI)、ナフタレンジイソシ
アネート(NDI)、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、アニリンとホルムアルデヒドとの低重縮
合物とホスゲンとの反応によつて得られる多核体ポリイ
ソシアネート(クルード−MDI)、カルポジイミド変
性MDI、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、
イソホロンジイソシアネート(IPDI)、水添MDI等が
あげられる。
また、これらのイソシアネート化合物をポリヒドロキシ
化合物と反応させて得られるNCO%が5〜50%の末
端にNCO基を有するウレタンプレポリマーを使用する
こともできる。(なお、ウレタンプレポリマーはイソシ
アネート化合物との反応生成物であり未反応のイソシア
ネート化合物を含む。この場合、NCO%は混合物中に
含まれるNCO基の重量%である。)ポリヒドロキシ化
合物としては、通常ポリウレタンの製造に使用されてい
るポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールが
使用される。例えば、エレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール、シユークローズ等の多価アルコールにエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド等のアルキレンオキサイドを付加して得られる平均分
子量300〜10,000のポリアルキレンエーテルポリオー
ル、テトラヒドロフランを開環重合して得られる平均分
子量600〜10,000をポリテトラメチレンエーテルグリ
コール等のポリエーテルホリオール、又は、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール等の二官能アルコールとアジピン
酸、コハク酸、アゼライン酸、フタル酸等の二官能カル
ボン酸との縮合反応によつて得られる平均分子量300
〜6,000をポリエステルポリオール及びカプロラク
トンを開環重合して得られる平均分子量300〜100,00
0の末端にヒドロキシル基を有するポリカプロラクトン
ポリエステルポリオールがあげられる。
通常、NCO%が5〜50%のイソシアネート化合物又
はウレタンプレポリマーが使用可能であるが、NCO%
が10〜35%のものを用いると更に良好な接着物が得
られる。また、早い接着力の発現性を得るためには芳香
族ポリイソシアネート、例えばMDI、クルードMD
I、カルボジイミド変性MDI、あるいはそれらのイソ
シアネートの単独又は混合物から得られるウレタンプレ
ポリマーが好ましい。
更に本発明においてはプライマーの成分として平均分子
量200〜10,000のポリエポキシ化合物を必須とする
が、これらの具体例としては、ビスフエノールAにエピ
クロルヒドリンを付加させて得られる平均分子量200
〜10,000の末端エポキシ基含有化合物、フエノール、ク
レゾール、レゾルシン等のフエノール化合物とホルムア
ルデヒド、グリオキサール、アクロレイン等のアルデヒ
ドとの縮合によつて得られるポリフエノール系樹脂にエ
ピクロルヒドリンを付加させて得られる多価エポキシ化
合物等があげられる。
ポリエポキシ化合物は市販品を使用することができ、例
えば、油化シエルエポキシ社製のエピコート828、1
001、1004、1007、1009またはエピコー
ト152、154(エピコートは商標)、あるいはチバ
ガイギー社製のアラルダイトEPN−1138、113
9、ECN−1235、1273、1280(アラルダ
イトは商標)等があげられる。これらは単独、又は混合
して使用される。より耐熱性が必要な場合は、多官能ポ
リフエノール系エポキシ化合物が好ましい。
これらのポリエポキシ化合物はイソシアネート化合物又
はウレタンプレポリマー100重量部に対し1〜300
重量部、好ましくは5〜100重量部の割合で使用され
る。
プライマー溶剤としては、イソシアネート化合物、ウレ
タンプレポリマー及びポリエポキシ化合物をそれぞれ溶
解し、イソシアネート基及びエポキシ基に対し不活性な
溶剤が使用される。例えば、トルエン、キシレン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチレンク
ロライド、トリクレン、セロソルブアセテート、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等である。溶剤の使用量は樹脂固形分
の合計量に対し0.4〜30重量倍、好ましくは0.5
〜10重量倍である。
更に、強い膨潤作用のある溶剤、例えばジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N−メチルピロリドン等の極性溶剤を併用すること
もできる。
プライマー組成物には必要に応じ、触媒として一般にウ
レタン化反応の促進に用いられるジアザジシクロオクタ
ン等の三級アミンやジブチルチンジラウレート、オクチ
ル酸鉛等の有機金属化合物を用いることができる。
また、必要に応じ、炭酸カルシウム、タルク等の体質顔
料、酸化チタン、カーボンブラツク等の着色顔料、珪酸
鉛、鉛酸カルシウムの防錆顔料、微粉シリカ等の流れ調
整剤、その他、シランカツプリング剤、可塑剤等を配合
することもできる。
本発明で用いるウレタンエラストマーは、通常、ポリエ
ーテルポリオール又はポリエステルポリオールとイソシ
アネート化合物との反応によつて得られるイソシアネー
ト基含有ウレタンプレポリマー(以後、主剤と呼ぶ)
と、ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオー
ルと鎖延長剤、触媒等を含有する混合液(以後、硬化剤
と呼ぶ)を混合して注型、硬化することによつて製造さ
れる。(主剤と硬化剤をウレタンエラストマーの原液と
言う。) 主剤及び硬化剤におけるポリエーテルポリオールとは、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン等
にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド等を付加させて得た化合物、あるいは、テ
トロヒドロフランを開環重合させて得た化合物が好まし
く、平均分子量が700〜10,000のものが好適で用いら
れる。
ポリエステルポリオールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ヘ
キシレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール等の二官能アルコールとアジピン酸、コ
ハク酸、アゼライン酸、フタル酸等の二官能カルボン酸
との縮合反応で得られる平均分子量700〜6,000
の末端ヒドロキシ基の化合物、及びカプロラクトンを開
環重合して得られる平均分子量700〜6,000の末
端ヒドロキシ基の化合物が好適に用いられる。
ポリエステルポリオールの原料となるこれらのグリコー
ル及びジガルボン酸は単独又は混合して用いてもよい。
ポリエーテルポリオールとポリエステルポリオールは、
単独又は二種類以上混合してもかまわない。
主剤の原料となるポリイソシアネート化合物としては、
トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフエニルメタ
ンジイソシアネート(MDI)、ナフタレンジイソシア
ネート(NDI)、及びMDIを一部カルボジイミド化
させた化合物が好ましい。
主剤のNCO%は2〜25%、作業性、硬化物性等の点
から3〜15%が好ましい。
鎖延長剤としては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリコー
ル等の短鎖ジオール、メチレンビス(O−クロロアニリ
ン)、メチレンジアニリン等の芳香族ジアミンが使用で
きる。
触媒としては、一般にウレタン化反応の促進に用いられ
るジアザビシクロオクタン等の三級アミン類、あるいは
スタナスオクテート、ジブチルチンジラウレート、オク
チル酸鉛等の有機金属化合物が使用できる。
また、場合によりウレタンエラストマー原液に各種無機
充填剤、着色剤、可塑剤等を配合することもできる。
ウレタンエラストマーを接着させる金属としては鉄、ス
テンレス鋼、アルミニウム、真鍮等があげられる。これ
らの金属はウレタンエラストマーと接着させる際、強固
な接着力及び耐久性を得るため通常は被着面を脱脂し、
サンドブラストやグリツドブラスト又は各種の化学処理
を行なつた後に使用する。
上記プライマー組成物を用いた金属とウレタンエラスト
マーとの接着方法を以下に示す。まず、表面処理を行な
つた金属被着面に、本発明のプライマー組成物を溶剤で
均一に溶解して、乾燥時の厚さが5〜200μ、好まし
くは10〜100μとなる量を塗布し、室温では通常3
時間以内風乾し、好ましくは温風乾燥により溶剤を除去
する。被着鋼板は室温でも良いが、予熱しておいてもか
まわない。
次いで、ウレタンエラストマー原液の主剤と硬化剤を混
合してその上に所定の厚さとなるよう注入し硬化させ
る。
その後、60〜120℃、好ましくは70〜100℃で
1時間程度、後加熱し、室温で約一週間放置するとウレ
タンエラストマーの物性が安定すると共に強固な接着力
が得られる。
以上詳述したように、前記プライマー組成物を用いるこ
とにより、室温ないし加熱により硬化するウレタンエラ
ストマーを金属と接着させる場合において、比較的少な
い加熱により接着力の良好な接着物を得ることができ、
しかも得られた接着物は良好な耐水性、耐熱性を備えて
いる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。
製造例−1〜6 (プライマーの製造) 三ツ口セパラブルフラスコ中でポリイソシアネート化合
物とポリヒドロキシ化合物を溶剤中又は無溶剤で乾燥窒
素封入のもとで70℃で4時間反応させてウレタンプレ
ポリマーを製造した。
ポリイソシアネート化合物又はウレタンプレポリマーを
含む成分をA液とした。A液に用いた原料の種類と量
(g)及び固形分中のイソシアネート基含有量(NCO
%と表記する)を表−1に示す。
また、ポリエポキシ化合物を溶剤で均一に溶解した成分
をB液とした。B液に用いた原料の種類と量(g)は同
様に表−1に示す。
製造例−7 (ウレタンエラストマー原液の製造) 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール(以下、PTMG1000という)10kgと80/20−
TDI5kgとを混合し、70℃で4時間反応させ、NC
O%が10.3%のウレタンプレポリマーを得た。この
原液をT液と呼ぶ。
一方、PTMG1000、7.5kgとメチレンビス(O
−クロロアニリン)2.5kgとジアザビシクロオクタン
30gとを混合し、100℃に加熱し均一な液を得た。
この原液をR液と呼ぶ。
製造例−8 (ウレタンエラストマー原液の製造) PTMG1000、10kgとジフエニルメタンジイソシ
アネート(アツプジヨン社製、商品名Isonate125
M)10kgを混合し、製造例−7と同様に反応させてN
CO%が12.5%のウレタンプレポリマーを得た。こ
の原液をM液と呼ぶ。
一方、PTMG1000、870gと1,4−ブタンジ
オール130gとジブチルチンジラウレート0.1gを
混合し、50℃に加熱し均一な液を得た。この原液をG
液と呼ぶ。
実施例−1 トリクレンで脱脂した70×150×3.2mmの鋼板を
サンドブラストで表面処理した後、製造例−1で得たA
液100g、B液180gを均一に混合してバーコータ
ーNO.60を用いて均一な厚さに塗布し、室温で10分
放置後80℃のオーブン中で約10分溶剤除去を行なつ
た。この時のプライマーの乾燥膜厚は約30μであつ
た。
鋼板を放冷した後、製造例−7で得たウレタンエラスト
マー原液、T液300gとR液200gをそれぞれ30
℃で10mmHgの減圧下で約20分脱泡して、撹拌機で空
気を巻込まないよう約1分間混合し、混合液を先に塗布
したプライマーの上に厚さが約6mmとなるよう注入し、
硬化させ1時間後に80℃で1時間、後加熱した。
その後、接着物は23℃、60%RH(相対湿度)1週
間養生させた。
<初期接着力の測定方法> 接着物の初期接着力の測定に際しては、試験片縦方向の
中央に巾20mmで鋼板面に達するまで平行に2本切込み
を入れ、一端を剥してつかみ部を作り90゜の角度で5
0mm/分の速度で引張り、剥離強度を測定した。
<耐水性着力の試験方法> 接着物の耐水性の試験は以下の方法により行なつた。
試験片の端部をシーリング材でシールした後、50℃の
温水中に浸漬し、均一温度下で30日間放置後、前記の
方法で90゜剥離強度を測定した。
以上の方法で測定した結果を表−2に示す。
実施例−2〜8 表−2に示すプライマー組成物及びウレタンエラストマ
ーを用いて実施例1と同様にしてウレタンエラストマー
を鋼板に接着させた。結果は表−2に示す。
なお、各配合成分の使用量(g)は以下の通りである。
<プライマー組成物> A 液 B 液 実施例−2 100g 164g 〃 3 〃 50g 〃 4 〃 〃 〃 5 〃 〃 〃 6 〃 60g 〃 7 〃 50g 〃 8 〃 〃 <ウレタンエラストマー> 主 剤 硬化剤 実施例−2 300g 200g 〃 3 〃 〃 〃 4 〃 〃 〃 5 〃 〃 〃 6 〃 〃 〃 7 〃 180g 〃 8 〃 〃 なお、実施例−7、8で用いたウレタンエラストマー原
液は、注入前に実施例−1〜6と同様の脱泡処理を行な
つた。
表−2に接着試験結果を示すが、いずれも初期密着力は
室温7日放置後20kg/cm以上でエラストマーが凝集破
壊を起こすほどの強固な接着性を示した。また室温1日
放置後でも比較的良好な接着力が得られた。
一方、耐水接着力においても50℃温水浸漬試験の30
日後で10kg/cmないし20kg/cm以上の良好な接着力
を保持していた。20kg/cm以上の耐水接着力を示すも
のは、初期接着時と同様にエラストマーの凝集破壊であ
つた。
比較例−1 実施例と同様に処理した鋼板に、製造例−3〜5で共通
に用いたプライマー組成物のA液(ウレタンプレポリマ
ー溶液)100gに対しPP−200(三洋化成社製、
ポリエーテルポリオール、分子量200)65gをメチ
ルエチルケトン145gに溶解した溶液の50gを加え
均一に混合して、バーコーター#60を用いて均一な厚
さに塗布し、室温で10分放置後、80℃のオーブン中
で約10分溶剤除去を行なつた。この時のプライマーの
乾燥膜厚は約30μであつた。
鋼板を放冷後、このプライマーの上に製造例−7で得た
T液とR液から成るウレタンエラストマーを実施例と同
じ方法で注入、硬化して1時間後に100℃で1時間、
後加熱して接着物を得た。初期接着力は室温放置7日後
では20kg/cm以上であつたが、1日後では2kg/cmし
か得られず、手で剥すこともできる程度であつた。この
接着物で50℃温水浸漬試験30日後の接着力を測定し
たところ、5kg/cmにまで低下していた。
比較例−2 実施例と同様に処理した鋼板にエピコート828(油化
シエルエポキシ社製、エポキシ当量182〜194)1
00gとバーサミド125(日本ゼネラルミルズ化学社
製、エポキシ樹脂硬化剤、アミン価345)100gを
混合し、メチルエチルケトン200gで希釈した組成物
をプライマーとして、バーコーターNO.80を用い均一
な厚さに塗布し、60℃で30分乾燥した。その上に製
造例−7で得た二液型のウレタンエラストマーを前記と
同様にして注入し、硬化させ、1時間後に100℃で1
時間、後加熱を行ない接着物を得た。この時のプライマ
ーの乾燥膜厚は約50μであつた。
接着物の初期接着力は7日後で8kg/cmしか得られず、
50℃温水浸漬試験で30日後の接着力は2kg/cmに低
下していた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によると、比較的低温で硬化するウ
レタンエラストマーを金属と接着させる場合、強固に接
着し、なおかつ耐水性、耐熱性を備えたプライマー組成
物を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プライマーとして、イソシアネート基を5
    〜50重量%含有するポリイソシアネート化合物又は末
    端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーと
    平均分子量200〜10,000のポリエポキシ化合物との配
    合物を金属表面に塗布し、次いでその上にウレタンエラ
    ストマー原液を注入し、硬化させることを特徴とするウ
    レタンエラストマーと金属との接着方法。
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