JPH0686071B2 - タイヤ滑り止めネットの製造方法 - Google Patents

タイヤ滑り止めネットの製造方法

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JPH0686071B2
JPH0686071B2 JP4115007A JP11500792A JPH0686071B2 JP H0686071 B2 JPH0686071 B2 JP H0686071B2 JP 4115007 A JP4115007 A JP 4115007A JP 11500792 A JP11500792 A JP 11500792A JP H0686071 B2 JPH0686071 B2 JP H0686071B2
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和男 國井
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高張力性合成繊維製芯
材を内設して表面形状く型に屈曲する金具掛止部を内外
両側縁に定間隔を置いて突設してなるタイヤ滑り止めネ
ットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のタイヤ滑り止めネットは、
高張力性合成繊維製芯材の周りに未加硫ゴムを被覆して
形成した線条材を、所望な予備成形型で編み組して表面
形状く型に屈曲する金具掛止部を内外両側縁に定間隔を
置いて突設した未加硫ネット体を予備成形し、そして該
未加硫ネット体をプレス成形型の滑り止めネット成形溝
内に嵌め込みプレス加硫して製造されていたものである
が、上記従来の製造方法においては、金具掛止部用の成
形溝における溝屈曲部分の溝幅が、直線部分の溝幅や他
のネット成形溝部分の溝幅と同一幅、即ち嵌め込まれる
線条材と略同一幅に形成されているプレス成形型を用い
て製造していたものであり、図12にその従来のタイヤ
滑り止めネットにおける使用状態を金具掛止部100 の部
分断面図にて示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、線条材中に内
設されいる高張力性の合成繊維製芯材200 は未加硫ネッ
ト体をプレス成形型内で加硫成形する際の熱で収縮する
性質があったため、上記従来の製造方法のように金具掛
止部用成形溝の溝屈曲部分の溝幅が、嵌め込まれる線条
材幅と同一幅のものとしたプレス成形型を使用するもの
であると、図に示すように成形されたタイヤ滑り止めネ
ットの各金具掛止部100 では、高張力性合成繊維製芯材
200 が屈曲部分101 の内側屈曲面102 側へ偏ってしまう
という問題点があり、その結果屈曲部分101 に掛止され
る締付けロープ等掛止用の金具300が使用中において外
方へ向けて引かれた際に、上記芯材200 が金具300 によ
って擦られて切断してしまう虞れがあった。
【0004】本発明は、従来技術の有する問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、表面形
状く型に屈曲する金具掛止部を内外両側縁に定間隔を置
いて突設すると共に、高張力性合成繊維製芯材を内設す
るタイヤ滑り止めネットをプレス加硫成形するにあた
り、加硫成形時に上記芯材が熱収縮しても屈曲部分の内
側屈曲面側に偏らず、使用時の金具によって芯材が損傷
することのないタイヤ滑り止めネットを成形することの
できる製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、高張力性合成繊維製芯
材の周りに未加硫ゴムを被覆して線条材を形成し、該線
条材を所望な予備成形型で編み組して表面形状く型に屈
曲する金具掛止部を内外両側縁に定間隔を置いて突設し
た未加硫ネット体を予備成形し、そして該未加硫ネット
体をプレス成形型の滑り止めネット成形溝内に嵌め込み
プレス加硫して表面形状く型に屈曲する金具掛止部を内
外両側縁に定間隔を置いて突設してなるタイヤ滑り止め
ネットを成形する製造方法において、滑り止めネット成
形溝の金具掛止部用成形溝の溝屈曲部分における溝内側
屈曲面の角度を上記予備成形された未加硫ネット体の金
具掛止部における屈曲部分の内側屈曲面の角度よりも拡
開状として、上記溝屈曲部分の溝幅を他のネット成形溝
部分の溝幅よりも幅広状に形成してなるプレス成形型を
用いて成形することである。
【0006】
【作用】上記技術的手段により、各金具掛止部と他のネ
ット構成部とを同一幅に予備成形した未加硫ネット体を
プレス成形型のネット成形溝内に嵌め込むと、該未加硫
ネット体の各金具掛止部は、その屈曲部分の内側屈曲面
が金具掛止部用成形溝の溝屈曲部分における溝内側屈曲
面との間に所望な範囲で空隙を形成して備えられ、その
後プレス成形すると、内設されている芯材が熱収縮する
よりも先に上記空隙へとゴムが流れ込んで所望な肉厚部
を形成する。
【0007】
【実施例】本発明タイヤ滑り止めネットの製造方法の概
要は、線条材A成形(図1)→未加硫ネット体B′の予
備成形(図1,2,3,4)→成形型Cにてプレス成形
(図5,6,7,8,9)→離型の順に従って成型品た
るタイヤ滑り止めネットB(図10,11)を製造する
ものである。
【0008】上記概要に沿って本発明の一実施例を以下
に説明すると、まず所望な高張力性合成繊維からなる芯
材1の周りに未加硫ゴム2を被覆して所望太さ(例えば
後述する成形溝12の横方向の溝幅と略同一幅で、かつ
高さ方向に突出する程度に肉厚状となる程度の太さ)の
線条材A(未加硫)を形成し、この線条材Aを図1及び
図2に示す様に予備成形型3に凹設した予備成形溝4に
沿って編み組すると共に、各未加硫線条材A…の交差部
を図3に示す如くプレス板5の押圧ピン5a…によって
押圧することにより線条材A…同士を未加硫ゴム2の粘
着力で接着して表面形状略く型に屈曲する金具掛止部6
を所望網目状の本体7の内外両側縁に定間隔を置いて所
望数突設した未加硫ネット体B′を予備成形する(図4
参照)。尚、図示せる線条材Aは一例を示すにすぎず、
ゴム被覆厚さ及び芯材1の本数、太さ等は任意であり限
定はされない。
【0009】次に、上記形成された未加硫ネット体B′
を図5に示すプレス成形型Cのネット成形溝12内に連
結バンド14と共に嵌め込んで一体的にプレス加硫す
る。
【0010】図6には、未加硫ネット体B′が成形型C
に嵌め込まれた状態で、成形型Cの金具掛止部用成形溝
12′に嵌め込まれた金具掛止部6を拡大して示してお
り、該未加硫ネット体B′の金具掛止部6は図示せるよ
うにその屈曲部分8における内側屈曲面9が金具掛止部
用成形溝12′の溝内側屈曲面12′bとの間に所望範
囲で空隙13が形成されるように嵌め込まれている。
【0011】即ち、本製造方法に使用される成形型C
は、凹設されるネット成形溝12の金具掛止部用成形溝
12′の溝屈曲部分12′aにおける溝内側屈曲面1
2′bの角度を、上記予備成形された未加硫ネット体
B′の金具掛止部6の屈曲部分8における内側屈曲面9
の角度よりも拡開状(鈍角状)とすると共に、その成形
溝12′の溝幅を他のネット成形溝12″部分の溝幅
(上記線条材Aと略同一幅)よりも幅広状に形成してい
る。
【0012】そして、上記成形型C内の未加硫ネット体
B′を加熱しながらプレス成形(図7)すると、線条材
Aの未加硫ゴム2は成形溝12(12′,12″)内で
加硫されながら所定の形状に成形され、芯材1はその加
硫時の熱によって収縮を開始する。
【0013】この時、金具掛止部用成形溝12′内に嵌
め込まれている金具掛止部6における屈曲部分8内の芯
材1は、内側へ向けて引き込まれるように収縮して未加
硫ネット体B′の内側屈曲面9側にずれようとするが、
芯材1の収縮よりも先に未加硫ゴム2が上記成形溝1
2′の溝内側屈曲面12′bとの間に形成されている空
隙13に流れ込んで内側屈曲面9に所望厚みの肉厚部1
0を形成するため、この肉厚部10によって実質的に内
側屈曲面9が内方に伸び、かつ屈曲部分8全体は幅広状
に形成されて芯材1の内側屈曲面9側への寄りを阻止す
る(図8,図9参照)。
【0014】そして上記加硫成形後に離型され、表面形
状く型に屈曲する金具掛止部6を内外両側縁に定間隔を
置いて突設すると共に、高張力性合成繊維製芯材1を内
設したタイヤ滑り止めネットBが形成され、図10に示
すように各金具掛止部6…の屈曲部8に夫々金具11…
を掛止すると共に、内側の締付けロープ15を掛け渡し
て完了する。尚、図示せしめないが外側の各金具掛止部
6…にも金具11…を掛止するものである。
【0015】従って、金具掛止部6の屈曲部分8に掛止
した金具11が使用中において外方(図11にてxで示
す方向)へ向けて引かれたとしても、図11に示すよう
に屈曲部分8の芯材1が直接金具11によって擦られる
という虞れがない。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記せる如き構成を有し、予備
成形された未加硫ネット体をプレス成形型のネット成形
溝内に嵌め込むと、該未加硫ネット体の各金具掛止部
は、その屈曲部分の内側屈曲面が金具掛止部用の成形溝
の屈曲部分における内側屈曲面との間に所望な範囲で空
隙を形成して備えられ、その後プレス成形すれば、内設
されている芯材が熱収縮するよりも先に上記空隙へとゴ
ムが流れ込んで所望な肉厚部を形成し、該肉厚部によっ
て内側屈曲面が実質的に内方に伸びると共に、屈曲部分
が幅広となる。
【0017】従って、表面形状く型に屈曲する金具掛止
部を内外両側縁に定間隔を置いて突設すると共に、高張
力性合成繊維製芯材を内設するタイヤ滑り止めネットを
プレス加硫成形するにあたり、金具掛止部における屈曲
部分内の芯材が加硫時の熱によって上記屈曲部分の内側
屈曲面側に向けて収縮する時の偏りを防止し、使用時の
金具によって芯材を損傷することのないタイヤ滑り止め
ネットを成形することのできる製造方法を提供でき大変
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 予備成型板への線条材編み込み状態を部分的
に示す斜視図。
【図2】 線条材の編み込み状態を示す全体平面図。
【図3】 未加硫ネット体のプレス状態を示す正面図。
【図4】 未加硫ネット体を示す一部切欠き平面図。
【図5】 成形型の一実施例を示す平面図。
【図6】 成形型に未加硫ネット体を嵌め込んだ状態を
部分的に示す斜視図。
【図7】 加硫状態を示す正面図。
【図8】 加硫状態の縦断側面図。
【図9】 本発明の製造方法によって形成されたタイヤ
滑り止めネットの金具掛止部を示す一部切り欠き平面
図。
【図10】 本発明の製造方法によって形成されたタイ
ヤ滑り止めネットの一実施例を一部省略して示す平面
図。
【図11】 金具掛止部の縦断平面図。
【図12】 従来の滑り止めネットの金具掛止部を示す
縦断平面図。
【符号の説明】
A:線条材 1:芯材 2:未加硫ゴム B:タイ
ヤ滑り止めネット B′:未加硫ネット体 3:予備
成形型 6:金具掛止部 8:屈曲
部分 9:内側屈曲面 C:成形
型 11:金具 12′:
金具掛止部用成形溝 12′a:溝屈曲部分 12′
b:溝内側屈曲面 12″:他のネット成形溝 13:空
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 28:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高張力性合成繊維製芯材の周りに未加
    硫ゴムを被覆して線条材を形成し、該線条材を所望な予
    備成形型で編み組して表面形状く型に屈曲する金具掛止
    部を内外両側縁に定間隔を置いて突設した未加硫ネット
    体を予備成形し、そして該未加硫ネット体をプレス成形
    型の滑り止めネット成形溝内に嵌め込みプレス加硫して
    表面形状く型に屈曲する金具掛止部を内外両側縁に定間
    隔を置いて突設してなるタイヤ滑り止めネットを成形す
    る製造方法において、滑り止めネット成形溝の金具掛止
    部用成形溝の溝屈曲部分における溝内側屈曲面の角度を
    上記予備成形された未加硫ネット体の金具掛止部におけ
    る屈曲部分の内側屈曲面の角度よりも拡開状として、上
    記溝屈曲部分の溝幅を他のネット成形溝部分の溝幅より
    も幅広状に形成してなるプレス成形型を用いて成形する
    ことを特徴とするタイヤ滑り止めネットの製造方法。
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