JPH068916Y2 - 車両のシート装置 - Google Patents

車両のシート装置

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JPH068916Y2
JPH068916Y2 JP1989017694U JP1769489U JPH068916Y2 JP H068916 Y2 JPH068916 Y2 JP H068916Y2 JP 1989017694 U JP1989017694 U JP 1989017694U JP 1769489 U JP1769489 U JP 1769489U JP H068916 Y2 JPH068916 Y2 JP H068916Y2
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JP
Japan
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seat
vehicle
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rail member
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JP1989017694U
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JPH02108622U (ja
Inventor
周三郎 木村
輝巳 佐藤
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池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のシート装置、特に車室内の前後にそれぞ
れシートを配してなる車両のシート装置に関する。
[従来の技術] 第5図は、従来のワンボックスカーにおける要部構成の
配置状態を概略的に示したものである。
図において、この車両では、車室内41内の前側に運転
用シート42aと補助用シート42bを設けるととも
に、中間と後側に後部シート42c,42dなどが配置
されている。また、前側には運転用シート42aと補助
用シート42bに対応してそれぞれドア43a,43b
で閉じられる乗降口が左右に設けられ、後側には片側の
中間部分に位置して引戸式のドア43cで閉じられる乗
降口が設けられている。そして、車両への乗り降りは、
運転用シート42aではドア43aを開放することによ
って得られ、補助用シート42bではドア43bを開放
することによって得られる。さらに、後部シート42
c,42dでの乗り降りはドア43cを開放することに
よって行われる。すなわち、各シート42a,42b,
42c,42dでは、それぞれ予め決められたドア43
a,43b,43c,を開放しないと乗り降りできな
い。
[考案が解決しようとする課題] したがって、例えば第5図に示すように、路肩部分に塀
などの障害物44が存在した場合には、ドア43b,4
3cの両方が障害物44から逃げた状態となる位置に駐
車して乗り降りしなければならない。このため、駐車位
置に制限を大きく受ける問題点があった。
なお、実開昭63−59043号公報には、シートをレ
ール部材に沿って回転かつ起立可能にして荷物用スペー
スの拡大を図るようにした内容が開示され、このシート
の移動技術を前述のような問題に応用することも考えら
れる。
しかしながら、前部乗降口に通じる通路を得る場合は、
荷物用スペースを確保するのと異なり一時的なことか
ら、回転したシートを確実に係止す必要がない反面、車
室中央側により大きく移動できることが好ましい。また
操作性もより簡単に行えることが必須であり、同公報の
ようなシートをフラット状態にしてボディサイドパネル
側に回転するというような構成は適用できない。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的は前部シート側の乗降口から後部シートへの乗降性
を向上させることのできる構造にした車両のシート装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、車室内にセパレート
タイプの前部シートが2席並設され、前部シートの後方
に後部シートが配置されるとともに、前記前部シートの
各シートに対応した乗降口がそれぞれ設けられている車
両のシート装置において、前記前部シートの内、少なく
とも一方は、フロアの車室中央側および車側部側に設置
されるレール部材の上に保持されて、前記レール部材を
介して車体前後方向に位置調整するシートスライド手段
と、長リンク片および2本の短リンク片とから略逆U形
リンクを形成して、U形リンクの両端を前記車室中央側
のレール部材側に枢支し、かつU形リンクの頂部を前記
シート側に枢支することにより、シートを車幅方向へ水
平移動可能にするとともに、起立方向へ回転可能に連結
支持する三節リンク手段と、前記車側部側のレール部材
とシートとにその係脱部材が設けられて、前記シートを
車側部側へ水平移動したときにロックを解除し、前記シ
ートを回転可能状態にするロック手段とを備えたもので
ある。
[作用] 上記構成によれば、前部シート側の乗降口から後部シー
トに乗り降りする場合は、前部シートをロック解除方向
である水平方向へ押して移動する。すると、ロック手段
が解除される。次に、このシートを三節リンク手段を介
して回転させると、正規の位置より車室中央側に移動し
た状態で起立される。
そして、前記シートの回転した状態では、退かされた部
分に何も存在しない空間が形成され、この空間によって
後部シートと前部シート側の乗降口との間の通路が確保
される。これにより、例えば、後部乗降口が塀などの障
害物で邪魔されていても、前部乗降口が邪魔されていな
ければ後部シートを使用している人は、前部シート側の
乗降口を使用して自由に乗り降りすることができる。
また、前部シートを使用する場合は、前部シートを3節
リンク手段を介して回転させて正規の位置に戻すと同時
に、水平方向へ移動するとロック手段が再び係合され、
通常のシートとして使用することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第4図は、本考案の一実施例に係るシート装置を適用し
た車両における要部構成の概略配置図である。この車両
1はワンボックスカーを一例としており、車室2内の前
側に運転席となるシート3と補手席となるシート4を設
けるとともに、中間と後側に後部シート5,6などが配
置されている。また、前側にはシート3とシート4に対
応して、それぞれドア7,8で閉じられる乗降口が左右
に設けられ、後側には片側の中間部分に引戸式のドア9
で閉じられる乗降口が設けられている。
そして、この車両1おいて、ドア9で閉じられる乗降口
が塀などの障害物10によって乗り降りの邪魔になって
いる場合は、シート4を横方向に回転させると、ドア8
で閉じられる乗降口と後部シート5,6との間に通路1
1が確保でき、後部シート5,6を使用している者がこ
の通路11を通って前側の乗降口より乗り降りできるよ
うになっている。
また、このシート4は、第1図から第3図に示す如く、
左右一対のレール部材16,17とロックレバー18な
どを備えたシートスライド手段を介して取り付けられる
シートクッション部19と、このシートクッション部1
9にリクライニングデバイス20を介して前後に傾倒可
能に取り付けられたシートバック部21と、このシート
バック部21の上部に取り付けられたヘッドレスト22
などを備えている。
そして、このシート4は、リクライニングデバイス20
の操作レバー20aを操作すると、シートバック部21
をシートクッション部19と略平面的な状態が得られる
まで後方へ全転倒、すなわちフルリクライニング状態に
することができるとともに、第3図中に一点鎖線で示す
ようにシートバック部21がシートクッション部19上
に折り重ねられた状態となるまで前方へ転倒可能になっ
ている。
また、ロックレバー18を操作してロックを外すと、レ
ール部材16,17を介してスライド調整が行われ、シ
ート4全体の位置を前後に位置調整することができる。
このようなシートスライド手段は周知である。なお、レ
ール部材16は車室中央側に位置し、レール部材17は
車側部側に位置している。
さらに、前記フロアパネル13に固定されたレール部材
16,17の内、室内中央側のレール部材16上あって
その前後端部とシートクッション部19の対応部の間
は、三節リンク手段30で連結されている。
各三節リンク手段30は、第2図に示す如く、長リンク
片32および短リンク片33,34などで構成され、各
リンク片32,33,34により略逆U形リンクを形成
している。この内、リンク片32,34の一端側は支軸
35,36を介してブラケット31に回転可能に取り付
けられ、残りのリンク片33はリンク片32,34の他
端に異なる一端がそれぞれ支軸37,38を介して回転
可能に取り付けられている。なお、ブラケット31はレ
ール部材16上に固定されている。
また、支軸37は、シート4のフレームに固定された取
付座にねじ止めされて、シート4と回転可能な状態で連
結されている。そして、このように支軸37を介して各
三節リンク手段30と連結されているシート4は、この
各三節リンク手段30で車幅方向への移動を一部伴った
回転が得られるようにしてレール部材16上に連結支持
されている。
一方、ロック手段26は、レール部材17に固定された
ブラケット27と、ブラケット27上に固定された係止
ピン28と、この係止ピン28に対応してシート4から
垂れ下がった状態で設けられた係止片29とで構成され
ている。
係止ピン28の先端部は外側へ略直角に折り曲げられて
係合爪28aとなっている。これに対し、係止片29に
は係合爪28aが挿入係合される係止孔29aが設けら
れている。
このように構成されたシート4は、第2図中に実線で示
すようにシートクッション部19がレール部材16,1
7上に載置されているとき、係合爪28aが係止孔29
a内に係合されたロック状態になっている。また、この
状態では三節リンク手段30とロック手段26とでシー
トクッション部19の両端側を拘束し、シート4の回転
が阻止される。そして、このときの各リンク片32,3
3,34は同図中に実線で示す位置に配置され、支軸3
7は符号Cで示す縦線上に略位置し、支軸38は符号E
で示す縦線上の近傍に位置した状態になっている。
次に、係合爪28aと係止孔29aとの係合ないしはロ
ックを解除する場合は、シートクッション部19の全体
を側部から同図中の符号F方向に押す。すると、シート
クッション部19が同図中のF方向に示す一点鎖線位置
まで水平方向へ移動される。また、この移動で係合爪2
8aと係止孔29aとの係合が外れてロック解除状態に
なる。なお、このときにおける支軸37の位置は、符号
Dで示す縦線上に略位置する。
さらに、このロック解除状態からシートクッション部1
9のレール部材17側に位置する部分を持ち上げると、
支軸37を支点にしてシート4の全体を同図中反時計回
り方向、すなわち運転席におけるシート3側に回転させ
ることができる。そして、この回転時に各三節リンク手
段30も動作され、支軸37が符号Fで示す縦線上の近
傍に位置した状態(リンク片32が2点鎖線の位置)に
なり、支軸38が符号Dで示す縦線上近傍に位置した状
態(リンク片34が2点鎖線の位置)になる。これによ
って、支軸37の外側にシート4全体の重心が移動し
て、このシート4の回転移動が2点鎖線の位置に維持さ
れ、上記通路11を確保することができる。
また、再びシート4を正規の位置に戻す場合は、シート
4の上部を逆に押し戻して回転させる。次いで、シート
4の全体を符号Gで示す方向に押して水平移動させる
と、同図中で実線で示す状態に復帰し、係止孔29aに
係合爪28aが係合されてロック状態になる。
したがって、このシート装置は、必要に応じてシート4
を水平方向へ押して、回転させることにより、前側の乗
降口と後部シート5,6との間の通路を簡単に確保する
ことができる。
なお、上記実施例では、ワンボックスカーに適用した場
合について説明したが、本考案はワンボックスカーに限
らず使用できるものである。その他、本考案はその要旨
の範囲内で種々変形実施可能であることは勿論のことで
ある。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る車両のシート装置に
よれば、シートを三節リンク手段を介して水平に移動さ
せるとロック手段が解除され、さらに三節リンク手段を
介して回転させると、シートは三節リンク手段により室
内中央側に回転起立しつつ移動されるので、その移動量
に応じて何も存在しない空間を大きく形成でき、この空
間によって後部シートと前部乗降口との間の通路を容易
に確保することができる。
したがって、本考案は、例えば、後部乗降口が塀などの
障害物で邪魔されていている場合、または、2ドアタイ
プのときに手足の不自由な老人などが前部乗降口から後
部シートに乗り降りする場合等、極めて便利となり、実
用性を向上できる。
なお、実開昭63−59043号公報に記載のシートを
回転する技術に対し、本考案は、回転機構的に三節リン
ク手段を利用したので水平方向の移動も得られる結果、
車室中央側へ効率的に移動でき、ロック手段のロック解
除がシート側部を水平方向へ押すだけでよいので操作性
も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を適用した車両の要部構成を
一部分解して示した斜視図、第2図は同上車両における
シートの要部構成を示した正面図、第3図は同上シート
の使用状態を説明する概略側面図、第4図は同上車両に
おける要部構成の概略配置図、第5図は従来の車両にお
ける要部構成の概略配置図である。 1……車両 2……車室 3,4……前部シート 5,6……後部シート 11……通路 16,17……レール部材 26……ロック手段 30……三節リンク手段 32……長リンク片 33,34……短リンク片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内にセパレートタイプの前部シートが
    2席並設され、前部シートの後方に後部シートが配置さ
    れるとともに、前記前部シートの各シートに対応した乗
    降口がそれぞれ設けられている車両のシート装置におい
    て、 前記前部シートの内、少なくとも一方は、フロアの車室
    中央側および車側部側に設置されるレール部材の上に保
    持されて、前記レール部材を介して車体前後方向に位置
    調整するシートスライド手段と、 長リンク片および2本の短リンク片とから略逆U形リン
    クを形成して、U形リンクの両端を前記車室中央側のレ
    ール部材側に枢支し、かつU形リンクの頂部を前記シー
    ト側に枢支することにより、シートを車幅方向へ水平移
    動可能にするとともに、起立方向へ回転可能に連結支持
    する三節リンク手段と、 前記車側部側のレール部材とシートとにその係脱部材が
    設けられて、前記シートを車側部側へ水平移動したとき
    にロックを解除し、前記シートを回転可能状態にするロ
    ック手段とを備えたことを特徴とする車両のシート装
    置。
JP1989017694U 1989-02-17 1989-02-17 車両のシート装置 Expired - Lifetime JPH068916Y2 (ja)

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JPH02108622U JPH02108622U (ja) 1990-08-29
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