JPH0689923B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0689923B2
JPH0689923B2 JP63285202A JP28520288A JPH0689923B2 JP H0689923 B2 JPH0689923 B2 JP H0689923B2 JP 63285202 A JP63285202 A JP 63285202A JP 28520288 A JP28520288 A JP 28520288A JP H0689923 B2 JPH0689923 B2 JP H0689923B2
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outdoor
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純次 植村
信一 金田
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一台の室外ユニットに複数の室内ユニットを
接続して構成する、いわゆるマルチタイプの空気調和機
に関するものである。
(従来の技術) 上記のようなマルチタイプの空気調和機の従来列として
は、例えば特開昭63−29160号公報記載の装置を挙げる
ことができる。その装置は、インバータ制御される圧縮
機と、室外熱交換器とを内装した1台の室外ユニット
に、それぞれ室内熱交換器を有する4台の室内ユニット
を互いに並列に接続した構成のもので、起動時や運転す
る室内ユニットの台数変更時には、運転する室内ユニッ
トの例えば各定格能力の合計と、各検出室温と設定室温
との温差で与えられる各空調負荷の合計とに対応させて
予め設定されている初期周波数を選定し、この周波数に
て上記圧縮機の駆動を開始する。その後は各空調負荷の
合計の変化に応じた圧縮能力の制御を行っていくように
なされている。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記室外ユニットは、これに4台の室内ユニッ
トが接続されることから、内部には各室内ユニットがそ
れぞれ接続される4系統の分流配管が形成されている訳
であるが、室内ユニットの接続台数は、それらの各定格
能力の合計が室外ユニット内の圧縮機や室外熱交換器の
能力に匹敵するまで増加させることが可能であり、定格
能力の小さな室内ユニットを接続する場合には、上記分
流配管の一つに、さらに外部で分流させる分岐配管を有
する拡張ユニットを接続し、この拡張ユニットに複数の
室内ユニットを接続する構成とすることで、4台を超え
る室内ユニットの接続を行うこともできる。そしてこの
ような拡張構成を可能とする場合に、上記した例えば圧
縮機の制御を行うためには、増設される室内ユニットの
台数に対応させて信号入力接続ポートと記憶容量とを増
加させ、また制御方式を変更することが必要となるため
に、構成が複雑になるという問題を生じてしまう。
この発明は上記に鑑みてなされたものであって、その目
的は、拡張ユニットを介して室内ユニットを増設する場
合にも、構成をより簡素になし得る空気調和機を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) そこでこの発明の空気調和機は、第1図に示すように、
圧縮能力可変な圧縮機1を有する室外ユニットXに室内
ユニットA〜Cと拡張ユニットYとを互いに並列に接続
すると共に、上記拡張ユニットYにさらに複数の室内ユ
ニットD〜Fを互いに並列に接続する一方、上記各室内
ユニットA〜Fの合計空調負荷に応じた圧縮能力で上記
圧縮機1を制御する運転制御手段54を上記室外ユニット
Xに、また上記拡張ユニットYに接続された複数の室内
ユニットD〜Fからの各空調負荷信号を合計して上記運
転制御手段54に送信する中間信号処理手段55を上記拡張
ユニットYにそれぞれ設けている。
(作用) 上記の空気調和機においては、拡張ユニットYに接続さ
れた複数の室内ユニットD〜Fからの各空調負荷信号を
合計して運転制御手段54に送信する中間信号処理手段55
を上記拡張ユニットYに設けているので、上記運転制御
手段54では、この拡張ユニットYに接続された複数の室
内ユニットD〜Fに対してはその全体を一つの室内ユニ
ットとみなして対応することが可能となり、したがって
拡張ユニットYによって室内ユニットを増設する場合に
も制御仕様の変更を行う要がないので、構成を簡素なも
のにすることができる。
(実施例) 次にこの発明の空気調和機の具体的な実施例について、
図面を参照しつつ詳細に説明明する。
まず第2図には、この発明の一実施例における空気調和
機の冷媒回路図を示しており、同図において、Xは室外
ユニットであり、この室外ユニットXには、第1〜第3
の室内ユニットA〜Cと、拡張ユニットYを介して第4
〜第6の室内ユニットD〜Fとの計6台の室内ユニット
が接続されている。
上記室外ユニットXは圧縮機1を有しているが、この圧
縮機1は、回転速度、つまり圧縮能力を制御するための
インバータ2を有するものであって、その吐出配管3と
吸込配管4とはそれぞれ四路切換弁5に接続され、この
四路切換弁5にさらに第1ガス管6と第2ガス管7とが
接続されている。
上記第1ガス管6には室外熱交換器8が接続され、この
室外熱交換器8に、第1電動膨張弁9の介設された第1
液管10、受液器11、第2液管12が順次接続されている。
そして上記第2液管12の先端は、それぞれ第2電動膨張
弁13の介設された4本の液支管14・・14に分岐されてお
り、一方、上記第2ガス管7の先端も、上記に対応して
4本のガス支管15・・5に分岐されている。これらの液
支管14とガス支管15との間に、それぞれ連絡配管を介し
て室内ユニットの接続が可能であり、したがって対をな
す液支管14とガス支管15とを4組設けた上記室外ユニッ
トXは、4台の室内ユニットの接続が可能な構成となさ
れている訳であるが、上記実施例においては、図のよう
に、3組の液支管14とガス支管15との間に第1〜第3室
内ユニットA〜Cの各室内熱交換器16・・16(室内ユニ
ットAについてのみ図示する)を接続し、残り1組の液
支管14とガス支管15とには、室内ユニットに替えて、拡
張ユニットYを接続している。この拡張ユニットYは、
一端が上記液支管14に接続された拡張用液管17の他端
を、それぞれ第3の電動膨張弁18・・18の介設された3
本の拡張用液支管19・・19に分岐した液側拡張配管と、
一端が上記ガス支管15に接続された拡張用ガス管20の他
端を3本の拡張用ガス支管21・・21に分岐したガス側拡
張配管とで構成されている。そして上記各拡張用液支管
19・・19と拡張用ガス支管21・・21との間にに、第4〜
第6室内ユニットD〜Fの各室内熱交換器16・・16(室
内ユニットDについてのみ図示する)をそれぞれ接続
し、合計6台の室内ユニットを室外ユニットXに接続し
ている。なお同図において、22は室外熱交換器8に付設
している室外ファン、23は室内熱交換器16にそれぞれ付
設している室内ファン、また24は、吸込配管4に介設し
ているアキュームレータ、25、26は、第2ガス管7と第
2液管12とにそれぞれ介設しているガス閉鎖弁、液閉鎖
弁を示している。
上記構成の空気調和機においては、四路切換弁5を図中
実線で示す切換位置に位置させて、圧縮機1からの吐出
冷媒を、凝縮器となる室外熱交換器8から蒸発器となる
各室内熱交換器16・・16へと回流させることによって冷
房運転を行い、また四路切換弁5を図中実線で示す切換
位置に位置させて、圧縮機1からの吐出冷媒を、凝縮器
となる室内熱交換器16から蒸発器となる室外熱交換器8
へと回流させることによって暖房運転を行う。これらの
運転中における各電動膨張弁9、13、18の開度制御につ
いては、後で詳しく説明するが、このために、上記冷媒
回路にはサーミスタ等よりなる第1〜第7温度センサ31
〜37が設けられており、第1温度センサ31は冷房運転時
の蒸発冷媒温度を検出するために各室内熱交換器16に、
第2温度センサ32は冷房運転時の蒸発冷媒の過熱度を検
出するために各ガス支管15に、第3、第4温度センサ3
3、34は暖房運転時の蒸発冷媒温度及び蒸発冷媒の過熱
度を検出するために室外熱交換器8及び吸込配管4に、
第5温度センサ35は暖房運転時の各室内熱交換器16出口
での凝縮冷媒温度を検出するために各液支管14に、第6
及び第7温度センサ36、37は拡張ユニットYにおける各
拡張用液支管19及び拡張用ガス支管21にそれぞれ取着さ
れている。
次に上記空気調和機における運転制御について、第3図
の運転制御系統図を参照して説明する。図のように、各
室内ユニットA〜Fはそれぞれ室内制御装置51(室内ユ
ニットA及びDについてのみ図示する)をそれぞれ備え
ており、各室内制御装置51には、運転操作用リモコン52
と室温を検出する室温センサ53とがそれぞれ接続されて
いる。上記各運転操作用リモコン52は運転スイッチと、
希望室温を設定するための温度設定スイッチとを有して
おり、上記運転スイッチがONであり、かつ室温センサ53
での検出温度が設定温度に達していないとき(室内サー
モONのとき)に、運転要求信号と、上記検出温度と設定
温度との温度差信号ΔTと、次に説明するS値とが各室
内制御装置51から出力される。
上記S値は、各室内ユニットA〜Fにおける室内熱交換
器16の定格能力に対応する数値であって、例えば室内熱
交換器16の定格能力がが2240kcal/hのものでは、“1"、
2800kcal/hでは“1.25"、3550kcal/hでは“1.5"、4500k
cal/hでは“2"の各数値がS値としてそれぞれの室内制
御装置51に記憶されている。
上記室外ユニットXに直接接続されている第1〜第3室
内ユニットA〜Cの各室内制御装置51から出力される信
号は、室外ユニットX内に設けられている室外制御装置
(運転制御手段)54に入力される一方、拡張ユニットY
を介して上記室外ユニットXに接続されている第4〜第
6室内ユニットD〜Fにおける各室内制御装置51から出
力される信号は、上記拡張ユニットY内に設けられてい
る拡張制御装置(中間信号処理手段)55に入力され、こ
の拡張制御装置55を介して上記室外制御装置54に入力さ
れるようになされている。
上記室外制御装置54は、各室内ユニットA〜Fからの上
記各信号に基づく圧縮機1の運転制御、第1、第2の電
動膨張弁9、13の開度制御等の機能を有し、また上記拡
張制御装置55は、第4〜第6室内ユニットD〜Fからの
上記各信号を変換して上記室外制御装置54に送信すると
共に、第3電動膨張弁18の開度制御を行う機能を有して
いるが、初めに上記第4〜第6室内ユニットD〜Fから
は運転要求がなく、第1〜第3室内ユニットA〜Cから
の信号のみが発生されている場合についての制御を例に
挙げて、上記室外制御装置54の構成と機能について説明
する。
上記室外制御装置54には、上記運転要求信号を発してい
る室内ユニットを把握するると共に同時に送信されてく
る各S値を積算してΣSを求める合計負荷容量把握部56
と、運転要求のある室内ユニットからの各温度差信号Δ
Tを積算してΣΔTを求める合計温度差把握部57と、こ
れらの把握部56、57での把握内容に基づいて圧縮機1の
運転を制御するための運転周波数設定部58と、第1、第
2の電動膨張弁9、13の各開度を制御するための弁制御
部59とが設けられている。前記した第1〜第5温度セン
サ31〜35での各検出温度は上記弁制御部59に入力され
る。
まず上記運転周波数設定部58による圧縮機1の運転制御
について説明する。上記合計負荷容量把握部56で把握さ
れるΣSに変化を生じた時、すなわち全停止状態でいず
れかの室内ユニットにおける運転スイッチがON操作され
た時の起動時や、運転中においていずれかの室内ユニッ
トにおける運転スイッチのON/OFF操作、或いは室内サー
モのON/OFF切換わりで、運転要求信号を発する室内ユニ
ット数に変更を生じた時に、上記運転周波数設定部58で
はまず初期周波数の設定を行う。これは、種々のΣSと
ΣΔTとの組合せ毎に予め適正運転周波数が初期周波数
記憶部60にデータテーブルとして記憶されており、上記
変化後のΣSとΣΔTとに対応する運転周波数を上記デ
ータテーブルから読出すことによって行われる。そして
この設定周波数をインバータ制御装置61に出力すること
によって、上記初期周波数を目標周波数とする圧縮機1
の運転が行われる。そして上記初期周波数に応じる回転
数に達した後は、上記ΣΔTのその後の変化に応じて、
P制御、I制御によりΣΔTを0にするように逐次運転
周波数の変更を行って上記圧縮機1の運転を継続する。
この制御中に、上記ΣSの変化を生じた場合には、新た
に上記初期周波数の設定からの制御を行う。
このようにΣΔTの変化に合わせて圧縮機1の圧縮能力
を制御していくことで、室内側の空調負荷変化に応じた
きめの細かい制御がなされると共に、運転部屋数の変更
により大きな空調負荷変化を生じる場合には、予め定め
た初期設定周波数での運転に変更することで変化に迅速
に対応させることが可能となり、これにより空調快適性
をより向上し得る制御を行っていくようになされてい
る。
次に上記弁制御部59による第1、第2の電動膨張弁9、
13‥13の開度制御について説明する。まず冷房運転時に
は、第1電動膨張弁9を全開、冷房停止部屋における室
内ユニットに対応する第2電動膨張弁13を全閉にし、運
転要求のある室内ユニットに対応する各第2電動部膨張
弁13にて各室内熱交換器16…16内で蒸発する冷媒の過熱
度を略一定となるように制御する。この過熱度制御にお
いても、上記ΣSの変化時には、圧縮機1の圧縮能力の
変化により迅速に追従させるために、予め定めた初期開
度の設定を行うこととしている。これは、起動時や新た
に運転要求を発した室内ユニットに対応する第2電動膨
張弁13においては目標開度Pを、 P=A×f0+B0 ……(1)式 によって、またそれまで開度制御が行われており、引き
続き制御を行う第2電動膨張弁13においては増分量ΔP
を、 ΔP=A×Δf+(B0−B1) ……(2)式 によってそれぞれを求める。ここでAは定数、f0は上記
運転周波数設定部58で設定された初期周波数、Δfは上
記f0から変更直前の運転周波数を引いた周波数変化分、
B0及びB1はそれぞれ変化後のΣS及び変化前のΣSと各
第2電動膨張弁13に対応する室内ユニットのS値との比
(S/ΣS)に応ずる定数で、種々のSとΣSとの組合せ
に対して予め初期開度記憶部62にデータテーブルとして
記憶されており、このデータテーブルから読出される。
そしてこれらのP、ΔPで各第2電動膨張弁13に対する
開度制御を行い、所定時間経過後に、第1、第2温度セ
ンサ31、32での各検出温度に基づく追従制御に移行す
る。
上記追従制御は、前記した各第1温度センサ31で検出さ
れる各室内熱交換器16での冷媒蒸発温度T1を第2温度セ
ンサ32で検出される蒸発後の温度T2から引いた過熱度
(T2−T1)と、基準過熱度SHOとの偏差E=(T2−T1)
−SHOにに比例する開度P=C・E(Cは正の定数)だ
け各第2電動膨張弁13…13の開度を増減(P>0は開、
P<0は閉)する比例制御によって行われる。
一方、暖房運転時は、暖房停止部屋における室内ユニッ
トに対応する第2電動膨張弁13は停止開度(圧縮機1へ
の液戻りを防止するため、自然放熱に見合うだけのわず
かな量の冷媒を流し得る開度)にし、室外熱交換器8内
で蒸発する冷媒の過熱度を第1電動膨張弁9にてPID制
御すると共に、運転要求のある各室内ユニットに対応す
る各第2電動膨張弁13では、運転中の各室内熱交換器16
…16の出口での凝縮冷媒温度が互いに等しくするような
制御(FD制御と言う)を行う。これらの制御において
も、上記ΣSの変化時には、上記した(1)式及び
(2)式と類似の算出式により第1、第2電動膨張弁
9、13に初期開度の設定を行い、その後、以下のよう
に、第3〜第5温度センサ33〜35での各検出温度に基づ
く追従制御に移行する。
まず第1電動膨張弁9に対する追従制御は、第3温度セ
ンサ33で検出される室外熱交換器8での蒸発冷媒温度T3
を、第4温度センサ34で検出される蒸発後の温度T4から
引いた過熱度(T4−T3)と、基準過熱度SHOとの偏差E
=(T4−T3)−SHOを所定のサンプリング時間毎に求
め、各サンプリング毎の偏差E0、E1、E2、…に基づい
て、以下の式にて開度を制御する。
P=K0・E0+K1・(E0−E1)+K2・(E0−2・E1+E2) (但し、K0、K1、K2は定数) すなわちP>0ならばPパルスだけ第1電動膨張弁9を
開弁し、P<0ならば|P|パルスだけ閉弁する制御を行
うのである。
また各第2電動膨張弁13…13に対するFD制御は、各第5
温度センサ35で各室内熱交換器16出口での凝縮冷媒の温
度T5を検出すると共に、これら検出温度T5…T5の平均温
度Tmを求め、各第2電動膨張弁13…13の開度を、上記平
均温度Tmと検出温度T5…T5との温度差に比例する量P=
D・(Tm−T5)(但し、Dは正の定数)だけ増減するこ
とによって行う。
上記のような各電動膨張弁9、13の制御を行うことによ
って、冷暖いずれの運転時にも圧縮機1での圧縮機能力
の変化に対し、迅速の各電動膨張弁9、13の開度円を
従、変化させることができるので、冷房運転時には過熱
度を、また暖房運転時に過熱度と過冷却度との両者を適
正値に近い状態に維持することが可能となり、そのため
空気調和機の運転効率(EER)を向上することが可能と
なる。
次に上記した拡張ユニットYに接続されている第4〜第
6室内ユニットD〜Fでも運転要求信号が発せられる場
合の制御について説明する。この場合、上記第4〜第6
室内ユニットD〜Fからの運転要求信号、S値、ΔT
は、上記した拡張制御装置55に入力されるようになされ
ており、この拡張制御装置55には、上記室外制御装置54
における合計負荷容量把握部56及び合計温度差把握部57
とそれぞれ同様の機能を有する合計負荷容量算出部66及
び合計温度差算出部67とが設けられている。つまり上記
第4〜第6室内ユニットD〜Fの中で運転要求信号を発
している室内ユニットからの各S値は上記合計負荷容量
算出部66でそれらの積算値Stotalが求められ、また運転
要求のある室内ユニットからの各温度差信号ΔTは上記
合計温度差算出部67でそれらの積算温度差ΔTtotalが求
められる。そして上記拡張制御装置55から室外制御装置
54に対して、上記第4〜第6室内ユニットD〜Fの少な
くともいずれか一つで運転要求信号が発生されている場
合に、運転要求信号と上記Stotal及びΔTtotalとが送信
される。
これらの信号は、上記室外制御装置54においては第1〜
第3室内ユニットA〜Cからの入力信号と同様の取扱い
を行う。すなわち上記拡張制御装置55を一つの室内制御
装置とみなし、第1〜第3室内ユニットA〜Cからの各
S値と上記Stotalとを合計してΣSを合計負荷容量把握
部56で求め、また第1〜第3室内ユニットA〜Cからの
各ΔTと上記ΔTtotalとを合計してΣΔTを合計温度差
把握部57で求めるのである。そしてこれらのΣSとΣΔ
Tとに基づき、上記と同様に、圧縮機1の圧縮能力制御
を行う。したがって拡張ユニットYに接続された第4〜
第6室内ユニットD〜Fにおける運転台数の変更や各運
転中の室内でのΔTの変化にも対応した圧縮機1の制御
がなされることとなる。
このように上記構成においては、拡張制御装置55で上記
のような中間処理をして室外制御装置54に入力するよう
にしていることで、室外制御装置54側では、拡張制御装
置55に複数の室内制御装置51が接続されていることを考
慮せずに、第1〜第3室内ユニットA〜Cと同様にさら
に一つの室内ユニットが接続されているものとして信号
処理を行うことができる。すなわち4台の室内ユニット
を接続し得る室外ユニットXに、拡張ユニットYを用い
てさらに多くの室内ユニットを接続する場合にも、各室
内側の空調負荷を把握して圧縮機1の運転を制御する室
外ユニットX側の制御仕様に、例えば信号入力ポート数
や記憶容量等の変更を加えることなく適用することがで
きる。
一方、第4〜第6室内ユニットD〜Fの運転も行う場合
の第3電動膨張弁18の開度制御を行うために、上記拡張
制御装置55には、上記室外制御装置54における弁制御部
59及び初期開度記憶部62と略同様の機能を有する拡張弁
制御部68及び拡張初期開度記憶部69が設けられており、
上記拡張弁制御部68には、第4〜第6室内ユニットD〜
Fにおける各室内熱交換器16に取着されている第1温度
センサ31と前記した第6、第7温度センサ36、37での各
検出温度が入力されるようになされている。そして上記
拡張弁制御部68において、上記第4〜第6室内ユニット
D〜Fの中で運転中の室内ユニットでの各第1温度セン
サ31‥31での検出温度の平均値T1meanが算出され、この
T1meanが室外制御装置54の弁制御部59に入力される一
方、上記室外制御装置54から拡張弁制御部68にΣS及び
圧縮機1の運転周波数が入力されるようになされてい
る。
まず冷房運転時には、第1電動膨張弁9と各第2電動膨
張弁13とは、室外制御装置54の弁制御部59によって前記
と同様に、初期開度設定及び追従制御が行われる。なお
拡張ユニットYに対応する第2電動膨張弁13に対する追
従制御は、蒸発温度として上記平均値T1meanの値を採用
して行われる。そして第3電動膨張弁18の開度制御は、
上記拡張弁制御部68によって、上記の(1)及び(2)
式に基づいてΣSの変化時毎に初期開度設定がなされ、
またその間は、第4〜第6室内ユニットD〜Fの各第1
温度センサ31での検出温度T1を第6温度センサ36での各
検出温度T6から引いて過熱度を求めて、前記弁制御部59
による第2電動膨張弁13に対する過熱度制御と同様に、
各第3電動膨張弁18‥18に対する追従制御を行う。した
がってこの場合、拡張ユニットYを介して第4〜第6室
内ユニットD〜Fを流れる冷媒量はその全体量がまず拡
張ユニットYに対応する第2電動膨張弁13で制御される
と共に、個々の室内ユニットD〜Fへの分流冷媒量は各
第3電動膨張弁18で制御されることとなる。
一方、暖房運転時には、第1電動膨張弁9と各第2電動
膨張弁13とは、室外制御装置54の弁制御部59によって前
記と同様に、初期開度設定及び追従制御が行われる。そ
して第3電動膨張弁18の開度制御は、上記拡張弁制御部
68によって、上記の(1)及び(2)式に基づいてΣS
の変化時毎に初期開度設定がなされ、またその間は、各
第7温度センサ37での各室内熱交換器16での凝縮冷媒の
温度T7を検出すると共に、これら検出温度T7‥T7の平均
温度T7meanを求め、各第3電動膨張弁18‥18の開度を、
上記平均温度T7meanと各検出温度T7‥T7との温度差に比
例する量増減することによって、前記弁制御部59による
第2電動膨張弁13に対する制御と同様に、各第3電動膨
張弁18‥18に対する追従FD制御を上記拡張弁制御部68に
より行う。したがってこの場合にも、拡張ユニットYを
介して第4〜第6室内ユニットD〜Fを流れる冷媒量は
その全体量が拡張ユニットYに対応する第2電動膨張弁
13で制御されると共に、個々の室内ユニットD〜Fへの
分流冷媒量は各第3電動膨張弁18で制御されることとな
る。
このように拡張ユニットYを介して室外ユニットXに接
続される各室内ユニットD〜Fへの循環冷媒量を制御す
るために、上記拡張ユニットY内の配管に第3電動膨張
弁18を設ける構成とすることで、室外ユニットXにおけ
る構造上の変更を必要とせず、また制御構成において
も、上記各第3電動膨張弁18の制御部を上記拡張ユニッ
トY内に設けているので、室外制御装置54にはΣS、運
転周波数、T1meanの各信号交信を行うための少ない追加
接続のみで制御を行うことが可能となっており、したが
って拡張ユニットYを用いて室内ユニツトを増設する場
合にも仕様変更を最小限に抑え得るものとなっている。
以上、この発明の一実施例についての説明を行ったが、
上記実施例はこの発明を限定するものではなくこの発明
の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば拡張ユニッ
トYにおける一対の拡張用液支管19と拡張用ガス支管21
とにさらに別の拡張ユニットを接続してさらに室内ユニ
ットを増設する構成とすることもできる。
(発明の効果) 上記のようにこの発明の空気調和機においては、拡張ユ
ニットに接続された複数の室内ユニットに対してはその
全体を一つの室内ユニットとみなして空調負荷を把握
し、したがって拡張ユニットによって室内ユニットを増
設する場合にも制御仕様の変更を行う必要がないので、
構成を簡素なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能ブロック図、第2図はこの発明
の一実施例における空気調和機の冷媒回路図、第3図は
上記空気調和機における運転制御系統図である。 1……圧縮機、54……室外制御装置(運転制御手段)、
55……拡張制御装置(中間信号処理手段)、X……室外
ユニット、A〜F……室内ユニット、Y……拡張ユニッ
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮能力可変な圧縮機(1)を有する室外
    ユニット(X)に室内ユニット(A)〜(C)と拡張ユ
    ニット(Y)とを互いに並列に接続すると共に、上記拡
    張ユニット(Y)にさらに複数の室内ユニット(D)〜
    (F)を互いに並列に接続する一方、上記各室内ユニッ
    ト(A)〜(F)の合計空調負荷に応じた圧縮能力で上
    記圧縮機(1)を制御する運転制御手段(54)を上記室
    外ユニット(X)に、また上記拡張ユニット(Y)に接
    続された複数の室内ユニット(D)〜(F)からの各空
    調負荷信号を合計して上記運転制御手段(54)に送信す
    る中間信号処理手段(55)を上記拡張ユニット(Y)に
    それぞれ設けていることを特徴とする空気調和機。
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